JPH0751607A - 塗布装置 - Google Patents

塗布装置

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JPH0751607A
JPH0751607A JP20638693A JP20638693A JPH0751607A JP H0751607 A JPH0751607 A JP H0751607A JP 20638693 A JP20638693 A JP 20638693A JP 20638693 A JP20638693 A JP 20638693A JP H0751607 A JPH0751607 A JP H0751607A
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Yoshio Tomizawa
喜男 富沢
Toshiyuki Kurihara
敏行 栗原
Yutaka Honma
裕 本間
Kazuhiro Nagao
和浩 長尾
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明はシリンジ内の塗布剤の残量を任意に
検出可能とすることを目的とする。 【構成】 算出装置は供給圧力検出センサ(44)によ
り検出される供給圧を所定時間かけた後のシリンジ内圧
力検出センサ(43)により検出されるシリンジ内圧力
の該供給圧に対する到達率を算出する。判断装置は、予
めROM(16)に記憶されている到達率と残量との関
係に基づいて前記算出装置により算出された到達率から
現在のシリンジ内の接着剤の残量を判断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、塗布ノズルを介してプ
リント基板にシリンジ内の塗布剤を塗布する塗布装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】此種の従来技術としては、本出願人が先
に出願した特開平4−196288号公報に開示された
技術がある。これは、シリンジの下部に取り付けた近接
センサによりシリンジ内の塗布剤がその位置まで減少し
たことを検出している。
【0003】しかし、近年塗布剤の残量を任意に検出し
たいという要望がでてきた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明はシリ
ンジ内の塗布剤の残量を任意に検出可能とすることを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は塗布ノ
ズルを介してプリント基板にシリンジ内の塗布剤を塗布
する塗布装置に於いて、ある供給圧をかけてから所定時
間後のシリンジ内圧力の供給圧に対する到達率と前記シ
リンジ内の塗布剤の残量との関係を記憶する記憶装置
と、エア源から供給されるエア供給圧を検出する供給圧
力検出装置と、該エアが供給されたシリンジ内の圧力を
検出するシリンジ内圧力検出装置と、該シリンジ内圧力
検出装置により検出される所定時間後のシリンジ内圧力
の供給圧力検出装置により検出される供給圧に対する到
達率を算出する算出装置と、前記記憶装置に記憶されて
いる到達率と残量との関係に基づいて該算出装置により
算出された到達率から現在のシリンジ内の塗布剤の残量
を判断する判断装置とを設けたものである。
【0006】
【作用】以上の構成から、算出装置は供給圧力検出装置
により検出される供給圧を所定時間かけた後のシリンジ
内圧力検出装置により検出されるシリンジ内圧力の該供
給圧に対する到達率を算出する。判断装置は、予め記憶
装置に記憶されている到達率と残量との関係に基づいて
前記算出装置により算出された到達率から現在のシリン
ジ内の塗布剤の残量を判断する。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図2に示す(1)はX軸モータ(2)及びY軸
モータ(3)の駆動によりXY移動されるXYテーブル
(4)上に載置されるプリント基板である。尚、該XY
テーブル(4)には後述する接着剤が捨打ちされる図示
しない捨打ち板が設置されている。
【0008】(5)はノズル(6)を介してシリンジ
(7)内に貯蔵された塗布剤としての接着剤を前記基板
(1)上に塗布する塗布ユニットで、ノズル(6)とシ
リンジ(7)から塗布ヘッドを構成し、該塗布ヘッドを
4本備えている。該4本のヘッドの内所望の1本のヘッ
ドが塗布ユニット(5)に選択固定され、該塗布ユニッ
ト(5)が図示しないノズル上下機構による上下動によ
り基板(1)上に下降されて、ノズル(6)先端に吐出
した接着剤が塗布される。
【0009】尚、ヘッドは図示しないホルダに保持され
た状態で図示しない回動機構により回動される。(1
0)は前記基板(1)上に塗布された接着剤の塗布径を
撮像するCCDカメラである。(11)は図示しない上
流側装置から受け取った基板(1)を前記XYテーブル
(4)へ供給する供給コンベアで、(12)は該テーブ
ル(4)上で接着剤が塗布された基板(1)を下流側装
置へ排出する排出コンベアである。
【0010】図1に示す(15)は塗布動作に関するN
Cデータ等の各種データを記憶する記憶装置としてのR
AMで、(16)は塗布動作に関する各種プログラムを
記憶する記憶装置としてのROMである。(17)は塗
布装置を統括制御する制御装置としてのCPUである。
(18)は各種操作キーで、例えば始動キー、作動キ
ー、停止キー、休止キー、復帰キー、実行キー、全原点
復帰キー等を備えている。
【0011】(24)はインターフェース(26)に接
続されたタッチパネルスイッチで、図示しない取り付け
具を介してCRT(25)の画面上に取り付けられてい
る。また、該タッチパネルスイッチ(24)はガラス基
板の表面全体に透明導電膜がコーティングされ、四辺に
電極が印刷されている。そのため、タッチパネルスイッ
チ(24)の表面に極微少電流を流し、作業者がタッチ
すると四辺の電極に電流変化を起こし、電極と接続した
回路基板によりタッチした座標値が計算される。従っ
て、その座標値がRAM(15)内に、ある作業を行わ
せるスイッチ部として予め記憶された座標値群の中の座
標値と一致すれば、当該作業が行われることとなる。
【0012】(40)は圧力供給源としてのエア源(3
9)のエアをシリンジ(7)に送る圧力供給弁としての
エアバルブで、前記CPU(17)からの命令によりエ
ア源(39)に連結された図示しないエア吸入口(開動
作)とシリンジ(7)内のエアを大気開放する図示しな
い大気開放口(閉動作)とのどちらか一方をシリンジ
(7)とつないで、シリンジ(7)へのエアの供給ある
いはシリンジ(7)へのエアの供給を停止しシリンジ
(7)内のエアを大気開放する。尚、該エアバルブ(4
0)とエア源(39)との間には異なるエア圧のエアを
シリンジ(7)に供給するための複数のエア圧調整レギ
ュレータ(41)が介在し、ステップ毎に設定されてい
る所望のエア圧に切換えるため、該エア圧調整レギュレ
ータ(41)を選択するように前記CPU(17)で制
御されるエア圧切換バルブ(42)が介在している。本
実施例では、各ノズル(6)毎に2種類のエア圧を供給
する。
【0013】(43)はシリンジ(7)内の圧力を検知
するためにシリンジ(7)近傍に配置されたシリンジ内
圧力検出センサで、(44)は元圧を検知するために前
記エア圧切換バルブ(42)近傍に配置された供給圧力
検出センサである。以下、各種設定動作について説明す
る。先ず、電源を投入すると、CRT(25)は図3に
示す初期画面を表示する。
【0014】初期画面には、「生産運転」、「段取作
業」、「データ編集」、「装置メンテナンス」及び「環
境設定」の各項目別の操作スイッチ部が表示される。
尚、各操作スイッチ部は項目別に色分けされていると共
に二重枠で表示されていて、その上面にタッチパネルス
イッチ(24)が取り付けられている。「生産運転」の
操作スイッチ部は、生産運転始動・生産運転ステップ指
定・生産機種データ修正・教示・・・等の操作を行う場
合にタッチする。該操作スイッチ部は、緑色で表示され
る。
【0015】「段取作業」の操作スイッチ部は、機種切
替え・原点復帰動作・手動作業・インチング動作・・・
等の操作を行う場合にタッチする。該操作スイッチ部
は、黄緑色で表示される。「データ編集」の操作スイッ
チ部は、NCデータ編集・装置設定データ編集・オフセ
ットデータ編集・・・等の操作を行う場合にタッチす
る。該操作スイッチ部は、青色で表示される。
【0016】「装置メンテナンス」の操作スイッチ部
は、装置稼働情報・情報再表示・装置診断・テスト確認
・ティーチング・・・等の操作を行う場合にタッチす
る。該操作スイッチ部は、黄色で表示される。「環境設
定」の操作スイッチ部は、タワー灯設定・ブザー設定・
カレンダー設定・・・等の操作を行う場合にタッチす
る。該操作スイッチ部は、灰色で表示される。
【0017】ここで、図3に示す「データ編集」の操作
スイッチ部をタッチし、図6に示す「データ編集」の画
面が表示される。この画面には、「NCデータ」、「装
置設定データ」、「テスト運転データ」及び「オフセッ
トデータ」の各項目別の操作スイッチ部が表示される。
「NCデータ」の操作スイッチ部は、オペレーションデ
ータ・塗布条件データ・塗布データ・・・等の設定の操
作を行う場合にタッチする。
【0018】「装置設定データ」の操作スイッチ部は、
装置タイマー設定・前後工程モード設定・装置アドレス
設定・カレンダー設定・・・等の設定操作を行う場合に
タッチする。「テスト運転データ」の操作スイッチ部
は、ヘッド回転動作選択・前後工程信号無視選択・・・
等の設定の操作を行う場合にタッチする。
【0019】「オフセットデータ」の操作スイッチ部
は、装置オフセット・ノズルオフセット・ノズルホルダ
オフセット・・・等の設定の操作を行う場合にタッチす
る。この図6の画面で、「NCデータ」の操作スイッチ
部をタッチし、図7に示す「NCデータ編集」の画面を
表示させる。この画面には、「オペレーションデータ」
及び「段取りデータ」の各操作スイッチ部があり、後述
する塗布条件データ、捨打ちデータ及び塗布データの各
使用ステップ数が表示されている。
【0020】そして、「オペレーションデータ」の操作
スイッチ部をタッチすると、図8に示す塗布径認識動作
に関する「オペレーションデータ」の画面が表示され
る。この画面には、各ノズル(6)毎に塗布径認識動作
を行わせる条件が設定されている。例えば、ノズル番号
1のノズル(6)は、「動作条件」が「実塗布回数」
(該ノズル(6)による塗布回数を基にしている。)と
設定されている。即ち、該ノズル(6)に対する動作条
件が設定される操作スイッチ部(図8の斜線が施されて
いるスイッチ部)をタッチすると該スイッチ部が点灯さ
れ画面左下のデータ設定用の表示部に「ノズル1 動作
条件: −−−−(今までの設定動作条件が表示さ
れる。現在はデータが設定されていない。)」と表示さ
れると共に画面右下に各条件の項目毎の操作スイッチ部
が表示される。これらのうちの所望(実塗布回数)の操
作スイッチ部をタッチすると前記表示部の「−−−−」
部分が「実塗布回数」と表示され、右下の「設定」キー
をタッチすることにより「実塗布回数」と設定され、前
記点灯していた操作スイッチ部が「実塗布回数」と表示
される。そして、該実塗布回数が1000回と設定され
ている。即ち、ノズル番号1のノズル(6)に対する実
塗布回数が設定される操作スイッチ部をタッチすると該
スイッチ部が点灯され前記表示部に「ノズル1 実塗布
回数:−−−−(今までの設定回数が表示される。現在
はデータが設定されていない。)」と表示されると共に
画面右下にそれまで表示されていた各項目毎の動作条件
の操作スイッチ部に替わって図9に示す「テンキー」の
操作スイッチ部が表示される。この「テンキー」を操作
して所望の実塗布回数(1000)を入力すると、前記
表示部の「−−−−」部分が「1000」と表示され、
右下の「設定」キーをタッチすることにより「100
0」回と設定され、前記点灯していた操作スイッチ部が
1000と表示される。また、「捨打ち動作」の設定に
ついて以下述べる。同様にノズル番号1のノズル(6)
に対する捨打ち回数が設定される操作スイッチ部をタッ
チすると該スイッチ部が点灯され前記表示部に「ノズル
1 捨打ち動作: −−−(今までの設定が表示さ
れる。現在はデータが設定されていない。)」と表示さ
れると共に画面右下にそれまで表示されていた「テンキ
ー」の操作スイッチ部に替わって図示しない「する」、
「しない」の各操作スイッチ部が表示され、「する」と
入力すると、前記表示部の「−−−」部分が「する」と
表示され、右下の「設定」キーをタッチすることにより
「する」と設定され、前記点灯していた操作スイッチ部
が「する」と表示される。
【0021】つまり、該ノズル(6)の実塗布回数が1
000回となったことをRAM(15)の図示しないカ
ウンタがカウントしたら、基板(1)の余白部あるいは
捨打ち板に捨打ち動作を行った後塗布径認識動作を行う
ものである。以下、他のノズル(6)に対しても同様に
してデータを設定して行く。即ち、ノズル番号2のノズ
ル(6)は、「動作条件」が「実塗布時間」(図示しな
いタイマにより計時される使用時間を基にしている。)
で、該時間が120秒、「捨打ち動作」がすると設定さ
れている。つまり、該ノズル(6)の実塗布時間が12
0秒となったことをタイマが計時したら、捨打ち動作を
行った後塗布径認識動作を行うものである。
【0022】ノズル番号3のノズル(6)は、「動作条
件」が「基板枚数」で、該枚数が10枚、「捨打ち動
作」がすると設定されている。即ち、該ノズル(6)は
塗布動作された基板(1)がXYテーブル(4)上から
排出コンベア(12)側に排出されたことを図示しない
基板有無センサが確認しRAM(15)内の図示しない
カウンタが10回カウントしたら、捨打ち動作を行った
後塗布径認識動作を行うものである。尚、図14で示す
最終ステップまで塗布動作が行われたことをCPU(1
7)が確認しRAM(15)内の図示しないカウンタが
全ステップ数カウントしたら、捨打ち動作を行った後塗
布径認識動作を行うようにしても良い。
【0023】更に、ノズル番号4のノズル(6)は、
「動作条件」が「全条件」(「実塗布回数」、「実塗布
時間」、「基板枚数」に夫々設定された条件のいずれか
が満たされたら塗布径認識動作を行う。)で、実塗布回
数が500回、未塗布時間が60秒、基板枚数が5枚、
「捨打ち動作」がしないと設定されている。即ち、該ノ
ズル(6)はこれら動作条件の内どれかが満たされた
ら、捨打ち動作を行わずに基板(1)の余白部に捨打ち
された1点目の塗布径認識動作を行うものである。
【0024】また、「認識しない」の操作スイッチ部を
タッチして塗布径認識動作を行わないようにすることも
できる。次に、図9の「ページ送り」の操作スイッチ部
をタッチすると図10に示す捨打ち塗布動作に関する
「オペレーションデータ」の画面が表示される。この画
面には、各ノズル(6)毎に捨打ちを行わせる条件が設
定されている。例えば、ノズル番号1のノズル(6)
は、「動作条件」が「未塗布回数」(該ノズル(6)を
使用しないで他のノズル(6)による塗布回数を基にし
ている。)と設定されている。即ち、該ノズル(6)に
対する動作条件が設定される操作スイッチ部(斜線が施
されているスイッチ部)をタッチすると該スイッチ部が
点灯され画面左下のデータ設定用の表示部に「ノズル1
動作条件: −−−−(今までの設定動作条件が
表示される。現在はデータが設定されていない。)」と
表示されると共に画面右下に各条件の項目毎の操作スイ
ッチ部が表示される。これらのうちの所望(未塗布回
数)の操作スイッチ部をタッチすると前記表示部の「−
−−−」部分が「未塗布回数」と表示され、右下の「設
定」キーをタッチすることにより「未塗布回数」が設定
され、前記点灯していたスイッチ部が「未塗布回数」と
表示される。そして、該未塗布回数が100回と設定さ
れている。即ち、ノズル番号1のノズル(6)に対する
未塗布回数が設定される操作スイッチ部をタッチすると
該スイッチ部が点灯され前記表示部に「ノズル1 未塗
布回数: −−−−(今までの設定回数が表示され
る。現在はデータが設定されていない。)」と表示され
ると共に画面右下にそれまで表示されていた各項目毎の
動作条件の操作スイッチ部に替わって図示しない「テン
キー」の操作スイッチ部が表示される。この「テンキ
ー」を操作して所望の未塗布回数(100)を入力する
と、前記表示部の「−−−−」部分が「100」と表示
され、右下の「設定」キーをタッチすることにより「1
00」回が設定され前記点灯していたスイッチ部が「1
00」と表示される。また、「捨打ち回数」が3回と設
定されており、同様にノズル番号1のノズル(6)に対
する捨打ち回数が設定される操作スイッチ部をタッチす
ると該スイッチ部が点灯され前記表示部に「ノズル1
捨打ち回数: −−−−(今までの設定回数が表示
される。現在はデータが設定されていない。)」と表示
される。そして、「テンキー」を操作して所望の捨打ち
回数(3)を入力すると、前記表示部の「−−−−」部
分が「3」と表示され、右下の「設定」キーをタッチす
ることにより「3」回が設定され、前記点灯していたス
イッチ部が「3」と表示される。
【0025】つまり、該ノズル(6)の未塗布回数が1
00回となったことをRAM(15)の図示しないカウ
ンタがカウントしたら、その後の本来の塗布動作の前に
捨打ち動作を3回行うものである。以下、他のノズル
(6)に対しても同様にしてデータを設定して行く。即
ち、ノズル番号2のノズル(6)は、「動作条件」が
「未塗布時間」(図示しないタイマにより計時される不
使用時間を基にしている。)で、該時間が60秒、「捨
打ち回数」が2回と設定されている。即ち、該ノズル
(6)の未塗布時間が60秒となったことをタイマが計
時したら、前述の如く捨打ち動作を2回行うものであ
る。
【0026】ノズル番号3のノズル(6)は、「動作条
件」が「基板枚数」で、該枚数が5枚、「捨打ち回数」
が4回と設定されている。即ち、該ノズル(6)は塗布
動作された基板(1)がXYテーブル(4)上から排出
コンベア(12)側に5回排出されたことをRAM(1
5)内の図示しないカウンタがカウントしたら、捨打ち
動作を4回行うものである。更に、ノズル番号4のノズ
ル(6)は、「動作条件」が「全条件」(「未塗布回
数」、「未塗布時間」、「基板枚数」に夫々設定された
条件のいずれかが満たされたら捨打ちを行う。)で、未
塗布回数が50回、未塗布時間が30秒、基板枚数が2
枚、捨打ち回数が1回と設定されている。即ち、該ノズ
ル(6)はこれら動作条件の内どれかが満たされたら、
捨打ち動作を1回行うものである。
【0027】また、「捨打ちしない」の操作スイッチ部
をタッチして捨打ち動作を行わないようにすることもで
きる。次に、この図10の画面左下の「画面復帰」の操
作スイッチ部をタッチし「NCデータ編集」の画面(図
7参照)に復帰させる。この画面で、「塗布条件デー
タ」の操作スイッチ部をタッチすると、図14に示す
「塗布条件データ」の画面が表示される。また、図14
の「表示切替」の操作スイッチ部をタッチすると、図1
5に示す塗布条件データの続きのデータが画面に表示さ
れる。これらの画面が表示されている時に、画面右下の
「データ編集」の操作スイッチ部をタッチすると、図1
6に示す「塗布条件データ」のデータ設定用の画面が表
示される。この画面には、先ず塗布条件データの番号0
01に対応する「ノズル番号指定」、「ゲージ番号指
定」、「塗布時間」、「塗布直径」、「角度補正」、
「塗布径認識機能選択」、「コントロールコマンド」、
「コメント」のデータ入力用の操作スイッチ部がある。
例えば、「ノズル番号指定」の操作スイッチ部をタッチ
すると該スイッチ部が点灯され画面左下に表示されるデ
ータ設定用の表示部に「ノズル番号指定: −−−
−(今までの設定番号が表示される。現在はデータが設
定されていない。)」と表示されると共に画面右下に
「ノズル1」、「ノズル2」、「ノズル3」、「ノズル
4」の各操作スイッチ部が表示される。ここで、所望の
操作スイッチ部(「ノズル1」)をタッチすると、前記
表示部の「−−−−」部分が「ノズル1」と表示され、
右下の「設定」キーをタッチすることにより「ノズル
1」が設定され前記点灯していたスイッチ部が「ノズル
1」と表示される(図16参照)。
【0028】また、「ゲージ番号指定」の操作スイッチ
部をタッチすると該スイッチ部が点灯され画面左下の表
示部に「ゲージ番号指定: −−−−(今までの設
定番号が表示される。現在はデータが設定されていな
い。)」と表示されると共に画面右下に「ゲージ1」、
「ゲージ2」、「ゲージ3」、「ゲージ4」の各操作ス
イッチ部が表示される。ここで、所望の操作スイッチ部
(「ゲージ1」)をタッチすると、前記表示部の「−−
−−」部分が「ゲージ1」と表示され、右下の「設定」
キーをタッチすることにより「ゲージ1」が設定され前
記点灯していたスイッチ部がゲージ1と表示される。こ
れにより、ノズル番号1のノズル(6)の塗布圧力は後
述する図12に示すように設定される塗布圧力設定の画
面で設定された圧力となる。即ち、塗布圧が1.00k
gf/cm2となる。
【0029】次に、「塗布時間」の操作スイッチ部をタ
ッチすると該スイッチ部が点灯され画面左下の表示部に
「塗布時間: −−−−ms(今までの設定番号が
表示される。現在はデータが設定されていない。)」と
表示されると共に図17に示すように画面右下に「テン
キー」の各操作スイッチ部が表示される。そして、「テ
ンキー」を操作して所望の塗布時間(T1)を入力する
と、前記表示部の「−−−−」部分が「T1」と表示さ
れ、右下の「設定」キーをタッチすることにより設定さ
れ前記点灯していたスイッチ部が「T1」(図17等で
は便宜的な数字として「999」と表示されている。)
と表示される。
【0030】尚、ここでの「塗布時間」とはエアバルブ
(40)が開動作されて、圧縮エアをシリンジ(7)に
供給している時間で、吐出時間を意味する。次の「塗布
直径」の操作スイッチ部には、前記「ゲージ番号指定」
(塗布圧)及び「塗布時間」の設定の際に入力したデー
タを基にCPU(17)内の計算装置によりRAM(1
5)に記憶された計算式
【0031】
【数1】
【0032】(A、B、C、Dは実験値から求まるが、
各値が「0」の場合があり、Xは塗布直径、tは塗布時
間である。)から計算された塗布直径のデータ(D1m
m)が自動的に表示される。即ち、ゲージ圧(塗布
圧)、塗布時間及び塗布直径の3つのデータのうち2つ
が設定されると、後の1つは自動的に計算されて、図1
7に示すように「ゲージ番号指定」、「塗布時間」、
「塗布直径」の各操作スイッチ部の右記の( )に表示
される。このことは、データ入力するうえで参考データ
となり、前述のように「テンキー」を用いて作業者はこ
のデータを参照して所望のデータ(参考データと同一ま
たは近似した値)を設定することができる。以下、他の
データについても同様にして設定される。また、前述し
た計算結果を直接データとして設定させるようにしても
良い。
【0033】また、塗布径認識に関する項目に対しても
同様に夫々設定される。即ち、「機能選択」の操作スイ
ッチ部をタッチすると該スイッチ部が点灯され画面左下
に表示されるデータ設定用の表示部に「塗布径認識 機
能選択: −−−−(今までの設定条件が表示され
る。現在はデータが設定されていない。)」と表示され
ると共に画面右下に「認識する」、「認識しない」の各
操作スイッチ部が表示される。そして、所望の操作スイ
ッチ部(「認識する」)をタッチすると、前記表示部の
「−−−−」部分が「認識する」と表示され、右下の
「設定」キーをタッチすることにより「認識する」が設
定され前記点灯していたスイッチ部が「認識する」と表
示される。
【0034】続いて、図17の画面で「画面復帰」の操
作スイッチ部をタッチして、図14に示す「塗布条件デ
ータ」の画面に復帰させる。そして、上下の「矢印」の
操作スイッチ部の下の「矢印」の操作スイッチ部をタッ
チして塗布条件データの番号002に関するデータ設定
の位置を指定した後、「データ編集」の操作スイッチ部
をタッチして塗布条件データの番号002に対するデー
タを前述した如く設定する。以下、同様にして全ての塗
布条件データ(ここでは、使用ステップ数200)が設
定される。
【0035】次に、この画面左下の「画面復帰」の操作
スイッチ部をタッチし図7に示す「NCデータ編集」の
画面に復帰させる。次に、該「NCデータ編集」の画面
の同じく「画面復帰」の操作スイッチ部をタッチして図
6に示す「データ編集」の画面に復帰させる。この画面
で、「装置設定データ」の操作スイッチ部をタッチする
と、図11に示す「装置設定データ」の画面が表示され
る。この画面には、「装置タイマー設定」、「前後工程
モード設定」、「装置アドレス設定」、「塗布ノズル設
定」、「塗布圧力設定」、「ノズル加速・減速設定」の
各操作スイッチ部が表示される。
【0036】この画面に於いて、「塗布圧力設定」の操
作スイッチ部をタッチすると、図12に示す「塗布圧力
設定」の画面が表示される。この画面には、シリンジ
(7)に加圧する圧力を設定するもので、「ゲージ
1」、「ゲージ2」、「ゲージ3」、「ゲージ4」の各
操作スイッチ部が表示され、前述したように所望の操作
スイッチ部をタッチすると表示部にデータ設定用の画面
が表示されると共に「テンキー」が表示され、作業者が
エア圧調整レギュレータを調整した塗布圧力に合わせて
該「テンキー」により所望の設定値が設定される。尚、
画面を用いて設定した塗布圧力に自動的に連動して調整
可能なレギュレータを用いても良い。
【0037】以下、自動運転中の残量検出の判断基準と
なる残量と到達率との関係を決定する動作について説明
する。ここで、作業者はノズル(6)先端を密閉したシ
リンジ(7)にある既知の量の液体、例えば水(接着剤
でも良い。)を入れ、そのときのエア供給開始時点から
ある微小時間後におけるエア供給圧(この圧は供給圧力
検出センサ(44)により検出される。)に対するシリ
ンジ(7)内エア圧(この圧はシリンジ内圧力検出セン
サ(43)により検出される。)の到達率のデータを各
供給圧毎に記録する。また、同様に液体の量を種々変化
させて前記測定を繰り返し、各々記録する。この記録デ
ータを解析して、各供給圧毎にエア供給圧とシリンジ
(7)内の接着剤の残量と到達率との関係を求める。こ
の過程で、大気圧の変化による校正用のデータが記録さ
れていれば、それも解析し、前記関係に代入しても良
い。
【0038】そして、これらの関係を設定し、ROM
(16)に記憶させる。また、形状(径等)の異なるノ
ズル(6)を備えた他の塗布ヘッドのシリンジ(7)に
対しても同様の動作を行う。以下、動作について説明す
る。先ず、電源を投入すると、CRT(25)は図3に
示す初期画面を表示する。
【0039】この初期画面で緑色の「生産運転」の操作
スイッチ部をタッチすると、図4に示す生産運転(塗
布)」の画面が表示される。そして、この画面のとき始
動キー(19)を押すと、図4に示す「停止中」の画面
が図5に示す「運転中」の画面に代わり、塗布装置によ
る生産運転が開始される。図示しない上流側装置からシ
ュート上に基板(1)が搬送されてきて、該基板(1)
の位置決めが行われる。
【0040】このとき、運転開始時には通常図10の
「オペレーションデータ」の捨打ちを行う条件である各
ノズル(6)のカウンタに設定された未塗布回数や捨打
ちタイマに設定された未塗布時間やカウンタにより検出
される基板枚数のいずれも設定値に達していないため、
そのまま塗布作業を開始する。尚、運転開始時には無条
件で捨打ちを行うようにしても良い。
【0041】塗布作業は、図13に示す塗布動作に関す
るNCデータに基づき行われる。即ち、ステップ000
1ではX座標データ[mm]やY座標データ[mm]で
示す基板(1)上の座標位置(X1,Y1)に角度デー
タZで示す角度Z1で接着剤を図14で示す塗布条件デ
ータで示される塗布条件で塗布する。尚、図13の「X
1」、「Y1」、「Z1」は全て便宜的な数字として
「1.00」と表示されている。以下、同様である。図
13のNCデータのD(塗布条件データ番号)が001
と設定されており、図14の塗布条件データの対応する
001に設定されたノズル番号1、ゲージ1、塗布時間
T1、塗布直径D1を基にノズル番号1のノズル(6)
にゲージ1の圧力で接着剤を塗布時間T1だけシリンジ
(7)に図示しないエアチューブを介して供給源からエ
アを送り込んでノズル(6)から所定量の接着剤を吐出
させて、基板(1)上に塗布直径D1で接着剤を塗布す
るのであるが、更に該塗布条件データには塗布径認識を
させるか否かの選択データ(「する」、「しない」)が
設定されており、この場合「する」と設定されているた
め、このステップ0001の本塗布動作前に試し塗布動
作がされ塗布径認識動作が行われる。従って、図18に
示す捨打ちデータ内の基板内認識データ(R)宣言(ス
テップ0010)してある次のステップ0011に設定
された基板(1)上の余白部のX、Y座標位置(図18
では便宜的な数字として11.00,11.00が表示
されており、ステップ0011乃至ステップ0014が
試し打ちが行える基板(1)上の余白部の位置を示すス
テップである。)に接着剤が塗布される。尚、ステップ
0014まで試し打ちが行われると、次からの試し打ち
は捨打ち板に行われる。この塗布された接着剤上方にC
CDカメラ(10)が位置されるようにX軸モータ
(2)及びY軸モータ(3)の駆動によりXYテーブル
(4)を移動させる。そして、この塗布された接着剤を
CCDカメラ(10)で撮像する。この撮像結果を基に
CPU(17)内の図示しない計算装置が接着剤の直径
を算出する。この直径が予めRAM(15)内に記憶さ
れている例えば±20%の許容範囲(固定値)内(0.
8D1≦算出直径≦1.2D1)に入っているか否かC
PU(17)により判断される。そして、前記許容範囲
内に入っていないと判断された場合には、CPU(1
7)はステップ0001の本塗布動作時に前記許容範囲
からのズレ量を考慮して、接着剤を塗布する。即ち、塗
布時間T1で加圧したら目標の塗布直径D1となる予定
であったが、認識により現実の直径がDNであった場合
には、CPU(17)は前述の計算式のXにDNを代入
して得られたtの値であるTNを算出し、T1+(T1
−TN)の塗布時間となるようにステップ0001の本
塗布動作時に吐出バルブの開放時間を制御し、図13の
NCデータで示す基板(1)上の座標位置(X1,Y
1)にZ1に図15に示す角度補正データ(−−−−
(零))を加味して接着剤を塗布する。また、前記許容
範囲内に入っていると判断された場合には、そのままス
テップ0001の本塗布作業を開始する。
【0042】また、前述した第1回目の塗布動作(試し
打ち)時にシリンジ(7)内の接着剤の残量検出動作が
行われる。以下、残量検出動作について説明する。ノズ
ル番号1のノズル(6)に対応するシリンジ(7)に所
望のエア圧調整レギュレータ(41)を介して供給され
るあるエア圧(この圧は供給圧力検出センサ(44)に
より検出されている。)のエアによりノズル(6)先端
に接着剤を吐出する際の吐出開始時点からある微小時間
かけた後のシリンジ(7)内の圧力をシリンジ内圧力検
出センサ(43)により検出する。そして、該シリンジ
内圧力の供給圧に対する到達率を算出し、RAM(1
5)に記憶させる。CPU(17)は、予めROM(1
6)に記憶されているこのときの供給圧における当該シ
リンジ(7)の到達率と残量との関係に基づいて前記算
出装置により算出された到達率から、現在の残量を判断
する。
【0043】次に、ステップ0002では塗布径認識選
択データには「しない」と設定されているため、塗布径
認識をしないでそのまま本塗布動作が行われる。即ち、
図13のNCデータで示す基板(1)上の座標位置(X
2,Y2)に角度データZで示す角度Z2に図15に示
す角度補正データに設定された値を加味した角度でノズ
ル番号1のノズル(6)にゲージ2の圧力で塗布時間T
2だけシリンジ(7)を加圧して、吐出された接着剤を
塗布する。このとき、前述したようにして残量検出動作
が行われる。また、所定間隔毎(例えば塗布回数、塗布
作業時間、基板枚数等)に残量検出を行わせても良い。
【0044】以下、同様にしてステップ0003以降の
塗布作業が続けられる。ここで、このステップ0003
では図13及び図14に示すようにノズル番号2のノズ
ル(6)を初めて使用するので、吐出動作中に当該ノズ
ル(6)に対応するシリンジ(7)の残量検出が前述の
如く行われる。また、始動時に捨打ちを行わせる場合に
はこの捨打ち動作時に残量検出が行われる。
【0045】以下、捨打ち動作について説明する。今度
使用するノズル(6)が例えばノズル番号2のノズル
(6)である場合、図10に示すようにその「未塗布時
間」が設定された未塗布時間60秒に達したら、次の本
塗布動作前に「捨打ち回数」に設定された回数である2
回捨打ちを行う。このとき、X軸モータ(2)及びY軸
モータ(3)の駆動によりXYテーブル(4)を移動さ
せて、ノズル(6)の下方位置に基板(1)上の余白部
を位置させて、エアチューブを介して供給されるエアに
よりシリンジ(7)内の接着剤がノズル(6)から吐出
された状態で、該ノズル(6)を下降させて、図18に
示す捨打ちデータ内の基板内捨打ちデータ(W)宣言
(ステップ0005)してある次のステップ0006に
設定された基板(1)上の余白部のX、Y座標位置(図
18では便宜的な数字として6.00,6.00が表示
されており、ステップ0006乃至ステップ0009が
捨打ちが行える基板(1)上の余白部の位置を示すステ
ップである。)に接着剤が塗布される。この塗布された
接着剤上方にCCDカメラテップカウンタで示されるス
テップ0006に設定された位置に1回目の捨打ちが行
われる。このとき例えば「捨打ち回数」が2回と設定さ
れていればステップ0007に2回目の捨打ちが行われ
る。他のノズル番号のノズル(6)も同様に各条件に基
づいて捨打ちが行われる。そして、ステップ0009ま
で捨打ちが行われると、次からの捨打ちは捨打ち板に行
われる。
【0046】次に、順次塗布動作が行われて、以下、ノ
ズル(6)の塗布径の認識動作について説明する。各ス
テップに基づき本塗布動作が行われて、今度使用するノ
ズル(6)が例えばノズル番号1のノズル(6)である
場合、図8に示すようにその「実塗布回数」が設定され
た実塗布回数1000回に達したら、前述したようにし
て塗布径認識を行う。このとき、画面左上の「捨打ち動
作」に「する」と設定されているため本塗布動作の前に
捨打ち動作を前記図10の画面に設定された「捨打ち回
数」3回だけ捨打ちさせ、この捨打ち動作の後基板内認
識データ(R)宣言してあれば、前述したように基板内
試し打ちステップカウンタ(図示せず)で示されるステ
ップ0012に設定された基板(1)上の余白部のX、
Y座標位置に接着剤が試し打ちされる。この試し打ちさ
れた接着剤の塗布径をCCDカメラ(10)で撮像させ
る。この接着剤が試し打ちされた基板(1)の余白部上
方にCCDカメラ(10)が位置されるようにXYテー
ブル(4)を移動させる。
【0047】そして、この試し打ちされた接着剤をCC
Dカメラ(10)で撮像する。この撮像結果を基に前述
したようにCPU(17)内の図示しない計算装置が接
着剤の直径を算出する。この直径がRAM(15)内に
記憶されている許容範囲内に入っているか否かCPU
(17)により判断される。そして、前記許容範囲内に
入っていると判断された場合には、そのまま本塗布動作
に戻る。また、許容範囲内に入っていないと判断された
場合には、CPU(17)は本塗布動作時に前記許容範
囲からのズレ量を考慮して、接着剤を塗布する。また、
今度使用するノズル(6)が例えばノズル番号4のノズ
ル(6)である場合、図8に示すように塗布径認識動作
条件が「全条件」であるため、「実塗布回数」、「実塗
布時間」、「基板枚数」のいずれかが条件を満たした場
合に塗布径認識動作が行われる。このとき、「捨打ち動
作」に「しない」と設定されているため本塗布動作の前
に捨打ち動作をしないで該基板位置の余白部あるいは捨
打ち板に試し打ちを行い、この試し打ちされた接着剤の
塗布径を認識させ、この認識結果を基に前述したように
して本塗布動作が続けられる。また、塗布径認識の結果
許容範囲内に入っていないと判断され、本塗布動作時に
塗布径の自動補正をしているが、これに限らず塗布径が
許容範囲内に入ったのを確認した後本塗布動作に移るよ
うにしても良い。即ち、試し打ちを繰り返しても良い。
以下、他のノズル番号のノズル(6)も同様に各条件に
基づいて塗布径認識が行われ、その結果を基に自動補正
が行われる。
【0048】以下、塗布動作が続けられて現在の残量が
所定量まで減少したことが検出された場合、CPU(1
7)は例えば図示しない報知装置を介して作業者に残量
切れ報知をしたり、装置を停止させたりする。また、残
量切れ予告報知をするようにしても良く、作業者は接着
剤の補填作業の準備が始められる。更に、自動搬送機に
より冷蔵庫から接着剤を持ってこさせるような機能のあ
る装置については、それへの対応がスムーズに行える。
また、装置を停止することなしに、4本のノズル(6)
のうち同じ形状のノズル(6)が搭載されている場合
は、接着剤の補填が済むまで他のノズル(6)で代替さ
せても良い。
【0049】また、予め設定された各残量の範囲内の塗
布回数、基板枚数、塗布時間等を把握するようにして、
それらを画面表示させたり、それらが予め設定されてい
る許容範囲を越えた場合には装置を停止させたり、異常
報知させても良い。これにより、例えばこの範囲内の塗
布回数が許容範囲より多い場合にはノズル(6)につま
りが発生して、所望の塗布径が塗布できていなかったの
ではないか、また、同様に塗布回数が許容範囲より少な
い場合には接着剤の使い過ぎであり圧力の設定ミス等が
あったのではないか等の判断材料として、使用できる。
【0050】更に、図5に示す「運転中」の画面の中に
例えば各シリンジ(7)の残量を表示させたり、図示し
たり、また表示部に材料切れ予告の場合は黄色、材料切
れの場合は赤色等に表示させて作業者に報知するように
しても良い。また、供給圧力検出センサ(44)により
実際にシリンジ(7)へ供給している供給圧を検出して
いるので、その検出された供給圧の設定圧に対する誤差
を考慮して、大気圧への大気開放時のシリンジ(7)内
の残圧(シリンジ内圧力検出センサ(43)により検出
される。)の設定値も変更することができる。更に、特
開平4−196288号公報に開示されている技術のよ
うに、近接センサによりフロートの位置を検出して接着
剤の残量切れ、あるいは残量切れ予告後設定回数塗布動
作を行った後に別のノズルに代替させるものでは、シリ
ンジの下端に設置されたセンサが残量切れと検出しても
実際にはフロートが入っていけない該シリンジとノズル
とを結合させるノズルボディが介在する関係上接着剤が
残る、また残量切れ予告後設定回数塗布動作を行わせる
場合でもその数値はノズル径の大小、塗布径の大小等の
違いを考慮して安全を見越して設定されているので接着
剤が残ることがあった。これに対し、近接センサ等の検
出手段を使用しない本発明を適用すれば接着剤の使い切
りが可能となる。
【0051】
【発明の効果】以上、本発明によれば従来の近接センサ
等による検出が不要になると共にシリンジ内の塗布剤の
残量が任意に検出可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】塗布装置の構成回路図である。
【図2】塗布装置の正面図である。
【図3】タッチパネルスイッチを介して表示された画面
である。
【図4】タッチパネルスイッチを介して表示された画面
である。
【図5】タッチパネルスイッチを介して表示された画面
である。
【図6】タッチパネルスイッチを介して表示された画面
である。
【図7】タッチパネルスイッチを介して表示された画面
である。
【図8】タッチパネルスイッチを介して表示された画面
である。
【図9】タッチパネルスイッチを介して表示された画面
である。
【図10】タッチパネルスイッチを介して表示された画
面である。
【図11】タッチパネルスイッチを介して表示された画
面である。
【図12】タッチパネルスイッチを介して表示された画
面である。
【図13】タッチパネルスイッチを介して表示された画
面である。
【図14】タッチパネルスイッチを介して表示された画
面である。
【図15】タッチパネルスイッチを介して表示された画
面である。
【図16】タッチパネルスイッチを介して表示された画
面である。
【図17】タッチパネルスイッチを介して表示された画
面である。
【図18】タッチパネルスイッチを介して表示された画
面である。
【符号の説明】
(1) プリント基板 (4) XYテーブル (5) 塗布ユニット (6) ノズル (7) シリンジ (16) ROM (17) CPU (24) タッチパネルスイッチ (25) CRT (40) エアバルブ (43) シリンジ内圧力検出センサ (44) 供給圧力検出センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長尾 和浩 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三洋 電機株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塗布ノズルを介してプリント基板にシリ
    ンジ内の塗布剤を塗布する塗布装置に於いて、ある供給
    圧をかけてから所定時間後のシリンジ内圧力の供給圧に
    対する到達率と前記シリンジ内の塗布剤の残量との関係
    を記憶する記憶装置と、エア源から供給されるエア供給
    圧を検出する供給圧力検出装置と、該エアが供給された
    シリンジ内の圧力を検出するシリンジ内圧力検出装置
    と、該シリンジ内圧力検出装置により検出される所定時
    間後のシリンジ内圧力の供給圧力検出装置により検出さ
    れる供給圧に対する到達率を算出する算出装置と、前記
    記憶装置に記憶されている到達率と残量との関係に基づ
    いて該算出装置により算出された到達率から現在のシリ
    ンジ内の塗布剤の残量を判断する判断装置とを設けたこ
    とを特徴とする塗布装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100794641B1 (ko) * 2006-10-27 2008-01-14 주식회사 탑 엔지니어링 디스펜서의 액체 잔량 검출방법
KR100841621B1 (ko) * 2002-03-21 2008-06-27 엘지디스플레이 주식회사 액정잔량의 확인이 가능한 액정적하장치
JP2012076128A (ja) * 2010-10-04 2012-04-19 Fuji Mach Mfg Co Ltd フラックス供給装置
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