JPH07241889A - 射出成形金型 - Google Patents

射出成形金型

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Publication number
JPH07241889A
JPH07241889A JP3123094A JP3123094A JPH07241889A JP H07241889 A JPH07241889 A JP H07241889A JP 3123094 A JP3123094 A JP 3123094A JP 3123094 A JP3123094 A JP 3123094A JP H07241889 A JPH07241889 A JP H07241889A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slide core
mold
injection molding
undercut portion
molded product
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3123094A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Takeda
慎一 武田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP3123094A priority Critical patent/JPH07241889A/ja
Publication of JPH07241889A publication Critical patent/JPH07241889A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 傾斜ブロックを用いずにアンダーカット部の
処理のできる射出成形金型を提供する。 【構成】 第一のスライドコア2と、第一のスライドコ
ア2内に第二のスライドコア3が設けられ、第一のスラ
イドコア2を作動させることにより、第二のスライドコ
ア3が第一のスライドコア2と連動して、異なった方向
に作動されてアンダーカット部1cが成形される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、射出成形金型であっ
て、特にアンダーカット部を有する成形品を成形する射
出成形金型に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の射出成形金型においては、アンダ
ーカット部を有する成形品を成形する場合、多くは傾斜
ブロックを用い、この傾斜ブロックをエジェクタープレ
ートの作動を利用して傾斜移動させて、成形品のアンダ
ーカット部から離型させる手段が採られてきた。
【0003】上記の例を図面を参照して説明する。図6
は、従来の傾斜ブロックを有する射出成形金型の断面図
である。図6において、100は固定側型板であり、2
00は可動側型板である。201は可動側型板200に
設けられた突出部である。300は成形品であり、この
成形品300には外壁301があり、その奥に内壁30
2が設けられ、この内壁302にアンダーカット部30
3が設けられている。
【0004】400は傾斜ブロックであり、この傾斜ブ
ロック400の端部は、エジェクタープレート500に
接続され、このエジェクタープレート500の作動によ
り、傾斜ブロック400が移動されてアンダーカット部
303が離型されるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
射出成形金型においては、傾斜ブロック400が用いら
れることにより、以下のような問題が発生する。 1)図7は、図6に示す突出部201が入れ子202の
一部に設けられた射出成形金型の例を示す断面図であ
り、この射出成形金型の例のように、可動側型板200
の突出部201が入れ子202の一部に設けられている
場合には、傾斜ブロック400と固定ボルト204が入
れ子側に食い込んだ構造(図に示すダブルハッチング部
分)となるため、金型の製作が困難となる。
【0006】2)図8は、傾斜ブロックとエジェクター
ピンよりなる射出成形金型の例を示す断面図であり、こ
の射出成形金型の例のように、成形品310のアンダー
カット部311に近接して複雑構造の側壁312があ
り、この側壁312の離型抵抗が大きい場合、エジェク
ターピン510を傾斜ブロック410側に隣接して設け
る必要があるが、エジェクターピン510と傾斜ブロッ
ク410が重複(図に示すダブルハッチング部分)する
ため、エジェクターピン510は実際には設けることが
できず、成形品310の形状変更等の問題がでてくる。
【0007】本発明は、このような上記の問題点に着目
してなされたものであり、その目的とするところは、こ
れらの問題点を解消し、傾斜ブロックを用いずにアンダ
ーカット部の処理のできる射出成形金型を提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の射出成形金型に
おいては、アンダーカット部を有する成形品を成形する
ためのスライドコアの設けられた射出成形金型であっ
て、第一のスライドコアと、第一のスライドコア内に第
二のスライドコアが設けられ、第一のスライドコアを作
動させることにより、第二のスライドコアが第一のスラ
イドコアと連動して異なった方向に作動されてアンダー
カット部が成形されるようになされていることを特徴と
する。
【0009】
【作用】本発明の射出成形金型においては、第一のスラ
イドコアと、第一のスライドコア内に第二のスライドコ
アが設けられ、第一のスライドコアを作動させると、第
二のスライドコアが第一のスライドコアと連動して異な
った方向に作動されるので、同時に2箇所のアンダーカ
ット部の処理ができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は、本発明の射出成形金型の一例を示す上面
図であり、金型の閉型時のアンダーカット部を示し、図
2は、図1の側面図である。図1、及び図2において、
1は成形品であり、この成形品1は、外壁1aと、この
外壁1aの内側に内壁1bを有しており、この内壁1b
にアンダーカット部1cが設けられている。
【0011】2は第一のスライドコアであり、この第一
のスライドコア2内に第二のスライドコア3が設けら
れ、それぞれレール2a、2a、及びレール3aにより
スライドして移動するようになっている。第二のスライ
ドコア3のレール3aは、成形品1と平行する方向であ
って、第一のスライドコアのレール2a、2aに対して
ほぼ直角方向に設けられている。
【0012】4は固定側型板、5は可動側型板であり、
この間に第一のスライドコア2が設けられている。6は
アンギュラピンであり、開型に入るとこのアンギュラピ
ン6により第一のスライドコアがスライドする仕組みと
なっている。更に、第一のスライドコア2が成形品1よ
り離れる方向にスライドすると、第二のスライドコア3
が傾斜面3bに案内され、レール3aに沿ってスライド
することにより、第二のスライドコア3はアンダーカッ
ト部1bより離脱することができる仕組みとなってい
る。
【0013】図3は、図1の開型時のアンダーカット部
を示す上面図であり、図4は、図3の側面図である。可
動側型板5の開型により、傾斜して設けられたアンギュ
ラピン6により、第一のスライドコア2が成形品1より
離脱して後退してゆき、この第一のスライドコア2の後
退につれて、第二のスライドコ3は傾斜面3bに案内さ
れて、レール3aに沿ってスライドし、成形品1のアン
ダーカット部のある内壁1bより離脱することができ
る。
【0014】図5は、本発明の射出成形金型の他の例を
示す上面図であり、金型の開型時のアンダーカット部を
示す上面図である。図5において、10は成形品であ
り、この成形品10には外壁11と、この外壁11の内
側に内壁12を有しており、この内壁12にアンダーカ
ット部13が設けられている。このアンダーカット部1
3は、成形品10に対して、図示のように角度θだけ傾
斜して設けられている。
【0015】20は第一のスライドコアであり、この第
一のスライドコア20内に第二のスライドコア30が設
けられている。第一のスライドコア20のレール32
は、アンダーカット部13の傾斜角度と同じ角度θだけ
傾斜して設けられている。
【0016】金型の開型に入って、第一のスライドコア
20が後退を開始すると、第二のスライドコ30は、傾
斜面31に案内され、レール32に沿って移動すること
になり、傾斜角度のあるアンダーカット部13は、円滑
に第二のスライドコア30より離脱されて、アンダーカ
ット処理が行われる。
【0017】本発明の射出成形金型において設けられる
第一のスライドコアの作動は、実施例においては、アン
ギュラピンによるものであるが、これに限定されるもの
ではなく、例えば、油圧機構を用いるなど、他の手段で
あってもよい。
【0018】
【発明の効果】本発明の射出成形金型においては、第一
のスライドコアと、第一のスライドコア内に第二のスラ
イドコアが設けられ、第一のスライドコアを作動させる
と、第二のスライドコアが第一のスライドコアと連動し
て異なった方向に作動されるので、同時に2箇所のアン
ダーカット部の処理ができ、確実に支障なく成形品を成
形することができる。更に、アンダーカット部に、傾斜
ブロックでは困難であった入れ子や突き出しピンを設け
ることができ、成形品の形状の自由度が拡大され、トラ
ブルのない金型を設計することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の射出成形金型の一例を示す上面図。
【図2】図1の側面図。
【図3】図1の開型時のアンダーカット部を示す上面
図。
【図4】図3の側面図。
【図5】本発明の射出成形金型の他の例を示す上面図。
【図6】従来の傾斜ブロックを有する射出成形金型の断
面図。
【図7】図6に示す突出部201が入れ子202の一部
に設けられた射出成形金型の例を示す断面図。
【図8】傾斜ブロックとエジェクターピンよりなる射出
成形金型の例を示す断面図。
【符号の説明】
1、10 成形品 1a、11 外壁 1b、12 内壁 1c、13 アンダーカット部 2、20 第一のスライドコア 2a、3a、32 レール 3、30 第二のスライドコア 3b、31 傾斜面 4 可動側型板 5 固定側型板 6 アンギュラピン 6a ガイド孔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アンダーカット部を有する成形品を成形
    するためのスライドコアの設けられた射出成形金型であ
    って、第一のスライドコアと、第一のスライドコア内に
    第二のスライドコアが設けられ、第一のスライドコアを
    作動させることにより、第二のスライドコアが第一のス
    ライドコアと連動して異なった方向に作動されるように
    なされていることを特徴とする射出成形金型。
JP3123094A 1994-03-01 1994-03-01 射出成形金型 Pending JPH07241889A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3123094A JPH07241889A (ja) 1994-03-01 1994-03-01 射出成形金型

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3123094A JPH07241889A (ja) 1994-03-01 1994-03-01 射出成形金型

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07241889A true JPH07241889A (ja) 1995-09-19

Family

ID=12325621

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3123094A Pending JPH07241889A (ja) 1994-03-01 1994-03-01 射出成形金型

Country Status (1)

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JP (1) JPH07241889A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7209414B1 (ja) * 2022-12-01 2023-01-20 ユウキ産業株式会社 射出成形金型及び射出成形方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7209414B1 (ja) * 2022-12-01 2023-01-20 ユウキ産業株式会社 射出成形金型及び射出成形方法

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