JPH0722491Y2 - 電磁連結装置 - Google Patents

電磁連結装置

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JPH0722491Y2
JPH0722491Y2 JP1986080422U JP8042286U JPH0722491Y2 JP H0722491 Y2 JPH0722491 Y2 JP H0722491Y2 JP 1986080422 U JP1986080422 U JP 1986080422U JP 8042286 U JP8042286 U JP 8042286U JP H0722491 Y2 JPH0722491 Y2 JP H0722491Y2
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JP
Japan
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electromagnetic coupling
coupling device
exciting coil
bobbin
yoke
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JP1986080422U
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JPS62190306U (ja
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勝己 西井
美良 宮元
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は電磁連結装置に関し、更に詳細には電磁連結装
置のリード線引き出し部の改良に関する。
(従来の技術) 従来、電磁連結装置における励磁装置は電磁石装置で構
成されていた。従来の電磁連結装置を簡単に説明する
と、該電磁連結装置は第3図(a)に示されるように被
動軸(図示せず)に接続される中空の軸1にキー等で固
着された断面コ字状のロータ2を有し、該ロータ2の一
側部の軸1上にはモータ(図示せず)等の駆動力を受け
る歯車3が軸に対して相対回転可能に遊嵌され、ロータ
2の他側部の軸1上には励磁装置4が配置されている。
歯車3のロータ側ボス部にはアマチュア5が板ばね6を
介して取付けられており、このアマチュア5は励磁装置
4による磁気吸引力によりロータ2に磁気吸着されて連
結される。符号7は、磁気吸引力発生の際ロータ2から
アマチュア5へ磁束を流すためにロータ2に形成された
磁気遮断用の窓であってアマチュア側にはアマチュア5
との接触面積減少を避けるためにライニングが配置され
ている。
励磁装置4はボビン8に巻装された励磁コイル9を収納
した環状のヨーク10を備えて構成されている。この環状
のヨーク10は軸1の大径部1aに相対回転可能に遊嵌さ
れ、その内周部の先端(第3図(a)でみて右端)は小
径部1bに固定されたロータ2のボス状内周部上に僅かな
ギャップをあけて張り出しオーバーラップして磁気回路
の一部を構成しており、且つ先端面とロータ2の内面と
の間には直接接触を避けるためにスペーサ11が介在され
ている。なお、符号12は励磁コイル9から延びるリード
線、13は該リード線12の端部に接続されたピンコンタク
ト部、14は軸1の回転時にヨーク10の連れ回りを防止す
べく適所固定部に係止させる回り止め突起を示してい
る。
このような構成の従来の電磁連結装置は次のように動作
する。すなわち、励磁装置4の励磁コイル9が付勢され
ると、第3図(a)中に示されるように磁束Φが生じて
磁気回路が形成され、アマチュア5は板ばね6の弾性力
に抗してロータ2に磁気吸着される。これにより、駆動
源(図示せず)の回転力は歯車3、板ばね6、アマチュ
ア5、ロータ2および軸1を介して被動軸(図示せず)
に伝達され、被動軸が回転される。
また、励磁コイル9の消勢時には磁束Φが消失し、アマ
チュア5は板ばね6の弾性力によってロータ2から離間
し、ギャップを保持して対向するため歯車3とロータ2
との連結は解除され、回転力の伝達経路は遮断される。
なお、励磁コイル9の付勢時にはヨーク10もロータ2に
磁気吸引されるが、スペーサ11によって軸方向に分離さ
れ且つヨーク10とロータ2とはそれぞれスペーサ11に摺
接して相対回転を可能としている。
ところで、この電磁連結装置に用いられる励磁装置4は
電磁石装置そのものであり、該電磁石装置はヨーク10に
収納され且つ励磁コイル9を巻装したボビン8を含む
が、従来のボビン8は第3図(b),第4図および第5
図に示されるように筒状の胴部8aの両端に仕切壁8b,8c
を備え、更に1つの仕切壁8bに隣接し且つ僅かな間隔を
あけて中間仕切壁8dを形成して構成されていた。これら
の仕切壁のうち、仕切壁8b,8dで区画される胴部廻りの
空間8eはリード線の巻き込みスペースであり、仕切壁8
d,8cで区画される胴部廻りの空間8fは励磁コイル9の巻
装部であった。リード線巻き込みスペース8eは、仕切壁
8bの外方側面に設けられた口出し部8gの導出孔8hに連通
している。このようなリード線巻き込みスペース8eはリ
ード線12が外部から強く引っ張られた時ボビン8との接
触抵抗を高めて励磁コイル9との接続部に直接引張力を
及ぼさないようにするためのもので、口出し部8gの導出
孔8hから当該スペース8eに導入された2本のリード線12
はそれぞれ左右方向に分れて胴部8aに半周だけ巻き付け
られ、一方のリード線12の端部は仕切壁8dに形成された
穴を介して励磁コイル9の一端に接続され、他方のリー
ド線端部は仕切壁8dの外周縁を越えて励磁コイル9の他
端である巻き終り部に半田付けなどで接続されている。
(考案が解決しようとする問題点) 上述のように、従来の電磁連結装置は、ヨークの内部に
配置されるボビンがリード線巻き込み用のスペースを形
成してリード線の容易な抜け外れを防止しようとしてい
るため、ボビンの励磁コイル巻装部が小さくなり、全体
的大きさの割には磁気吸引力が弱い、という欠点と共に
ヨークからリード線が伸びているため製造組立て時にお
ける取り扱いがめんどうであるという欠点があった。
本考案の目的は、かかる従来の欠点に鑑み、ボビンの励
磁コイル巻装部を大きくし且つリード線を廃止した電磁
連結装置を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本考案の電磁連結装置は、ボビンの一端のつば部にコネ
クタピンを埋め込み、該コネクタピンの一端を励磁コイ
ルに接続し且つ他端をヨークから突出させたことを特徴
とする。
(作用) 本考案の電磁連結装置によると、ボビンの一端に形成さ
れたつば部に埋め込まれたコネクタピンの一方の端部
は、ボビンのヨーク内への収納時ヨークに形成された開
口から外部へ突出される。また、コネクタピンがつば部
に埋め込まれて形成されているため該ボビンの両端間の
大部分が励磁コイル巻装部として利用でき、そのため当
該部分にコイルが巻き付けられる。これにより、この電
磁連結装置の使用時、電源又は制御部から伸長するコネ
クタ部をヨークから突出するコネクタピンに差し込むだ
けでよく、従来に比べて強い磁気吸引力を発生する。
(実施例) 以下、本考案の電磁連結装置を添付図面に示された好適
な実施例について更に詳細に説明する。
第1図には本考案の第1の実施例に係る電磁連結装置が
示されている。この電磁連結装置の構成において、励磁
装置以外の構成部分は第3図(a)に示された従来の電
磁連結装置のものと機能的には同一であるので同一の参
照符号を付してその説明を省略する。
第1図に示された電磁連結装置に利用された励磁装置20
は、環状の溝部21を形成したヨーク22を備え、該ヨーク
22自体も中心部に軸等を挿通させるべく環状に形成され
ている。該ヨーク22の溝部21内にはボビン23が収納さ
れ、該ボビン23は筒状の胴部23aの両端に仕切壁23b,23c
を備え、一方の仕切壁即ちつば部23bには2本のコネク
タピン24を径方向に埋め込んでなる端子部25が形成され
ている。各コネクタピン24の一端側はそれぞれ直角に屈
曲されていてその端部が両仕切壁23b,23c間で区画され
る励磁コイル巻装部26側で励磁コイルの巻き厚(径方向
高さ)以下の位置に露出されている。励磁コイル9の一
端は当該巻装部26に巻き始める時胴部23a寄りに位置す
る1つのコネクタピン24の一端に半田付けなどで接続さ
れ、巻き終りの他端はボビンの径方向外側に位置する他
の1つのコネクタピン24の一端に半田付けされて接続さ
れる。
端子部25の上端はヨーク22に設けられた開口に嵌合して
僅かに外部に突出し、該端子部25上端からコネクタピン
24の各他端が突出している。この突出したコネクタピン
の他端には当該電磁連結装置が取付けられる例えば複写
機などの電源部又は制御部から伸長する配線のソケット
(図示せず)が差し込まれて接続される。
上述した励磁装置20におけるボビン23は、コネクタピン
24をモールドした端子部25のみを予め成形しておき、こ
れをボビン成形時に成形型の所定位置に保持しておいて
一体的に結合成形することができる。
このような励磁装置20によれば、端子部25が従来の一端
仕切壁に比べて多少厚くなるものの、リード線巻き込み
スペースを廃止できることから励磁コイル巻装部26の軸
方向長さを長くでき、その結果、従来と同じ大きさの励
磁装置よりも非常に大きな磁気吸引力を発生させること
ができる。
第2図には本考案の第2の実施例に係る励磁装置30を備
える電磁連結装置が示されている。この励磁装置30は端
子部31を軸方向へ伸長して一体に形成したボビン32を備
えるもので、機能的には第1図に示された第1の実施例
のものと同じである。しかし、この励磁装置30では端子
部31が軸方向へ形成されているため第1の実施例のもの
より励磁コイル巻装部を大きくすることができる。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案の電磁連結装置によれば、
コネクタピンをボビンのつば部に埋め込み、このコネク
タピンの一端側を励磁コイル巻装部側で励磁コイルの巻
き厚以下の位置に露出させて前記励磁コイルに接続し、
他端側をヨークから突出させた端子部を備えることによ
り、従来設けていたリード線巻き込みスペースを廃止で
きるためコイル巻装部の軸方向長さを長くでき、その結
果非常に大きな磁気吸引力を発生させることができる。
また、本考案の電磁連結装置によれば、コネクタピンの
励磁コイルとの接続側端部がコイル巻装部側で励磁コイ
ルの巻き厚以下の位置にあるためコネクタピンとコイル
との接続が容易で且つ外力などによる接続部損傷や断線
のおそれがなく、極めて高い信頼性を与えることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1の実施例に係る電磁連結装置を中
心軸線より上半分について示す断面図、第2図は本考案
の第2の実施例に係る電磁連結装置を示す第1図と同様
な断面図、第3図(a)は従来の電磁連結装置をその上
半分を破断して示す断面図、第3図(b)は第3図
(a)の電磁石装置を拡大して示す断面図、第4図は第
3図(b)のIV−IV線に沿って得た電磁連結装置の縦断
面図、第5図は従来の電磁連結装置におけるボビンを示
す斜視図である。 9…励磁コイル、20,30…励磁装置(電磁石装置)、21
…溝部、22…ヨーク、23,32…ボビン、24…コネクタピ
ン、25,31…端子部、26…励磁コイル巻装部。 なお、図中同一符号は同一部分又は相当する部分を含
む。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭54−82264(JP,U) 実開 昭51−144755(JP,U) 実開 昭57−78604(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボビン(23)に巻装された励磁コイル
    (9)を収納したヨーク(22)を備え、前記ボビンのつ
    ば部(23b)にコネクタピン(24)を埋設し、該コネク
    タピンの一端側を励磁コイル巻装部(26)側で前記励磁
    コイルの巻き厚以下の位置に露出させて前記励磁コイル
    に接続し、他端側を前記ヨークから突出させてなる端子
    部(25)を備えて構成されてなる電磁連結装置。
JP1986080422U 1986-05-26 1986-05-26 電磁連結装置 Expired - Lifetime JPH0722491Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1986080422U JPH0722491Y2 (ja) 1986-05-26 1986-05-26 電磁連結装置

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JP1986080422U JPH0722491Y2 (ja) 1986-05-26 1986-05-26 電磁連結装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62190306U JPS62190306U (ja) 1987-12-03
JPH0722491Y2 true JPH0722491Y2 (ja) 1995-05-24

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ID=30931213

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JP1986080422U Expired - Lifetime JPH0722491Y2 (ja) 1986-05-26 1986-05-26 電磁連結装置

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51144755U (ja) * 1975-05-15 1976-11-20
JPS6116646Y2 (ja) * 1980-10-30 1986-05-22

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62190306U (ja) 1987-12-03

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