JPH0721437U - ターンシグナルのキャンセル装置 - Google Patents

ターンシグナルのキャンセル装置

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JPH0721437U
JPH0721437U JP052402U JP5240293U JPH0721437U JP H0721437 U JPH0721437 U JP H0721437U JP 052402 U JP052402 U JP 052402U JP 5240293 U JP5240293 U JP 5240293U JP H0721437 U JPH0721437 U JP H0721437U
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    • B60Q1/26Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor the devices being primarily intended to indicate the vehicle, or parts thereof, or to give signals, to other traffic
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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Lighting Device Outwards From Vehicle And Optical Signal (AREA)
  • Steering Controls (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 オーバーキャンセルおよびキャンセルミスの
双方を同時に解決する。 【構成】 ボディ13には操作レバー19,バックプレ
ート25を有するブラケット17が回動可能に取付けら
れている。このブラケット17にはボール22が設けら
れており、ブラケット17は、ボール22が節度部材2
0に係合されることにより右折方向位置に保持されてい
る。また、ボディ13にはラチエット23が設けられて
おり、ラチエット23が回動すると、バックプレート2
5の被押圧面26aが押圧され、ブラケット17が中立
位置に復帰する。この場合、ラチエット23には傾斜状
の押圧面23dが形成されており、ラチエット23の回
動に伴い、ラチエット23の押圧面23dとバックプレ
ート25の被押圧面26aとの接触部がラチエット23
のα点からα´点へ移動するようになっている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車両のターン方向を指示するために操作した操作レバーを自動的に 中立位置へ回動復帰させるターンシグナルのキャンセル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種ターンシグナルのキャンセル装置の従来構成を図11に基づいて説明す る。即ち、ボディ1にはブラケット2が軸2aを中心に回動可能に取付けられ、 このブラケット2には操作レバー3およびバックプレート4が取付けられている 。しかも、ブラケット2にはボール5が取付けられ、このボール5はボディ1の 凹凸面1aに係合されている。これにより、操作レバー3の操作部側が、水平な 中立位置,下方へ傾斜した右折方向位置,上方へ傾斜した左折方向位置に選択的 に保持される。尚、図11は、ブラケット2が右折方向位置に保持された状態を 示す。
【0003】 また、ボディ1にはラチェット6が回動可能に取付けられており、ブラケット 2が右折方向位置に保持された状態で、ステアリングホイール(図示せず)が回 動されると、キャンセルカム7が矢印A方向へ回動して、ラチェット6の先端部 に係合し、そのラチエット6を矢印B方向へ押圧回動させる。すると、ラチエッ ト6の基端部側にある押圧部6aによりバックプレート4の凸部4aが押圧され 、ブラケット2が中立位置に回動復帰する。この構成の場合、ラチエット6の押 圧部6aがバックプレート4の凸部4aに面接触した状態から回動されるように なっている。従って、バックプレート4の凸部4aはラチエット6の押圧部6a の端部6bからも押圧力を受けることになる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、押圧部6aの端部6bは回動速度が速く、ステアリングホイールの 回動が急速度で行われた場合には、それに伴って、端部6bが高速度で回動する ことになる。従って、速度の速い端部6bでバックプレート4を押圧する従来構 成では、ステアリングホイールの急回動がブラケット2の回動動作に反映され易 く、ひいては、ブラケット2が中立位置を越えて左折方向位置まで回動されてし まう、いわゆるオーバーキャンセルの生じる虞れがあった。
【0005】 これを防止するには、図11に二点鎖線で示すように、ラチエット6の先端部 を切欠いて傾斜部6cを形成し、ラチエット6に対するキャンセルカム7の係合 代を小さくすることが考えられる。すると、ブラケット2の回動量が小さくなり 、オーバーキャンセルを防止できるが、逆に、ブラケット2が右折方向位置に保 持されたまま中立位置へ回動されない、いわゆるキャンセルミスの生じる虞れが ある。
【0006】 本考案は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、オーバーキャン セルおよびキャンセルミスの双方を同時に解決し得るタ―ンシグナルのキャンセ ル装置を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本考案は、回動可能に設けられ、操作レバーおよ びバックプレートが取付けられたブラケットと、このブラケットを中立位置また は右折方向位置あるいは左折方向位置に選択的に保持する選択保持手段と、ステ アリングホイールにより回動され、その回動に伴い右折方向位置または左折方向 位置に保持されたブラケットのバックプレートを押圧するラチエットとを備え、 このラチエットによる押圧操作に基づいて前記ブラケットを中立位置に回動復帰 させる構成のターンシグナルのキャンセル装置において、前記ラチエットの押圧 面または前記バックプレートの被押圧面は、両者間の接触位置が該ラチエットの 回動に伴いラチエットの回動中心側から離間する方向へ移動する形態に形成され ているところに特徴を有する。
【0008】
【作用】 上記手段によれば、バックプレートに対する押圧動作は、比較的速度の遅いラ チエットの回動中心側で行われ後に回動速度の速い端部側で行われる。このため 、バックプレートを回動速度の速い端部側で押圧していた従来とは異なり、ステ アリングホイールの急回動がブラケットの回動動作に反映され難くなり、その結 果、オーバーキャンセルの発生を防止できる。しかも、ラチエットの回動量は変 更されないので、キャンセルミスの発生も防止できる。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図1ないし図10に基づいて説明する。まず、図1 において、カム筒部材11はステアリングホイール(図示せず)に連結され、ス テアリングホイールと一体的に回転するようになっている。このカム筒部材11 の外周部にはキャンセルカム12a,12bが形成されており、ステアリングホ イールが回転すると、キャンセルカム12a,12bは二点鎖線12cで示す軌 跡を描いて回転する。
【0010】 カム筒部材11の右側にはボディ13が配設されている。このボディ13は、 図2に示すように、基板14と基板14の上面に載置されたケース15とケース 15の上面を覆うカバー16とから構成されており、基板14とケース15との 間には空間部13aおよび13bが形成されている。そして、空間部13aには ディマ・パッシングスイッチ(図示せず)が収納され、また、空間部13bには ターンシグナルスイッチ(コンタクトホルダ13cのみ図示する)が収納されて いる。
【0011】 ケース15内には、図1に示すように、ブラケット17が収容されている。こ のブラケット17の上面にはピン17aが突設されており、図2に示すように、 このピン17aはカバー16に形成された孔16aに嵌合されている。これによ り、ブラケット17がピン17aを中心に回動するようになっている。そして、 ブラケット17がピン17aを中心に回動することに伴い、空間部13bに収納 されたターンシグナルスイッチの状態が切替わり、車両の方向指示器が通断電さ れる。
【0012】 ブラケット17には、図1に示すように、脚部17b,17bが形成されてお り、脚部17b,17b間には、図2に示すように、ピン18により操作レバー 19が取付けられている。これにより、操作レバー19が、ピン18を軸に図2 の上下方向へ回動するようになっている。そして、操作レバー19が同方向へ回 動することに伴い、空間部13aに収納されたディマ・パッシングスイッチの状 態が切替わる。
【0013】 ケース15内には、図1に示すように、凹凸面20aを有する節度部材20が 設けられている。一方、ブラケット17には、図3に示すように、収納孔17c ,17cが形成され、各収納孔17cには、図5に示すように、圧縮コイルばね 21およびボール22が収納されている。そして、各ボール22は、図1に示す ように、凹凸面20aに圧接係合され、これにより、ブラケット17および操作 レバー19が中立位置に保持されている。しかも、操作レバー19を下方へ傾斜 した右折方向位置(図6参照)または上方へ傾斜した左折方向位置へ回動すると 、ボール22の凹凸面20aに対する係合位置が移動し、ブラケット17および 操作レバー19が同位置に選択的に保持される。即ち、節度部材20およびボー ル22は選択保持手段として機能する。
【0014】 ブラケット17とカバー16との間には、図2に示すように、ラチェット23 が設けられ、このラチェット23の上面には案内ピン23aが形成されている。 一方、カバー16には細長な溝部16bが形成されており、ラチェット23の案 内ピン23aは溝部16bに嵌合されている。これにより、ラチェット23が溝 部16bに沿って前進,後退および回動するようになっている。
【0015】 ラチェット23の下面には、図3に示すように、係止ピン23bおよび段部2 3cが形成されている。この段部23cには突出ばね24が引掛けられ、この突 出ばね24は、カバー16に形成されたピン16d,16dに掛け渡される。一 方、ブラケット17には三角柱状の係止部17dが形成されており、ブラケット 17が中立位置にあるときには、図2に示すように、ラチェット23の係止ピン 23bがブラケット17の係止部17dに係止される。これにより、図1に示す ように、ラチエット17がキャンセルカム12の回転軌跡12c内へ侵入するこ とを規制している。従って、この状態で、キャンセルカム12a,12bが回動 しても、キャンセルカム12a,12bはラチエット23に係合しない。
【0016】 しかも、この状態では、突出ばね24がく字状となり、ラチェット23が前方 へ付勢されている。従って、ブラケット17が右折方向位置または左折方向位置 へ回動されると、ブラケット17の係止部17dが移動し、図6に示すように、 突出ばね24の復元力によりラチェット23が回転軌跡12c内に侵入する。従 って、この状態で、キャンセルカム12a,12bが回動すると、キャンセルカ ム12a,12bはラチエット23の先端部に係合し、ラチエット23はキャン セルカム12a,12bにより押圧回動される。
【0017】 ブラケット18の上面にはバックプレート25が設けられている。このバック プレート25の下面中央部には、図3に示すように、径大な凹部25aが形成さ れ、凹部25aの両端には径小な溝部25b,25bが形成されている。一方、 ブラケット17の上面には凸部17e,17eが形成され、図5に示すように、 バックプレート25の各溝部25bは凸部17eに嵌合されている。これにより 、バックプレート25がブラケット17に対してスライド可能にされている。
【0018】 バックプレート25の上面には、図4に示すように、台形柱状をなす凸部26 ,27が形成されている。一方、ラチエット23の基端部下側は傾斜状に切欠か れ、これにより、傾斜状をなす押圧面23dが形成されている。そして、ブラケ ット17が右折方向位置に保持された状態では、(a)に示すように、押圧面2 3dの回動中心側にあるα点がバックプレート25の被押圧面26aに接触する ようになっている。
【0019】 また、ラチエット23の基端部上側も切欠かれ、これにより、傾斜状をなす押 圧面23eが形成されている。そして、図示はしないが、ブラケット17が左折 方向位置に保持された状態では、押圧面23eの回動中心側にあるβ点がバック プレート25の被押圧面27aに接触するようになっている。尚、ラチエット2 3の押圧面23d,23eはその傾斜角度が異なっており、α点がβ点より右側 (案内ピン23aより離間する側)に位置している。
【0020】 ブラケット17の上面には、図3に示すように、凹部17fが形成され、バッ クプレート25の凹部25aおよびブラケット17の凹部17f内には、図2に 示すように、圧縮コイルばね28が収納されている。これにより、ラチエット2 3からバックプレート25に作用した押圧力がブラケット17に伝達され、ブラ ケット17および操作レバー19が回動するようになっている。
【0021】 次に上記構成の作用について説明する。まず、図1において、中立位置にある 操作レバー19を矢印B方向へ回動操作すると、ブラケット17が回動されてブ ラケット17の係止部17dが移動し、ラチェット23の係止ピン23bを係止 する部材がなくなるので、突出ばね24のばね力により、ラチェット23がカバ ー16の溝部16bに沿って前進突出する。
【0022】 そして、図5に示すように、ラチエット23の案内ピン23aが溝部16bの 端面に当接することにより、ラチェット23の突出位置が規制され、図6に示す ように、ラチェット23の先端部が回転軌跡12c内に侵入する。しかも、凹凸 面20aに対する各ボール22の係合位置が移動してブラケット17および操作 レバー19が右折方向位置に保持される。これと共に、押圧面23dの回動中心 側にあるα点がバックプレート25の被押圧面26aに接触する。図4の(a) は、この状態を拡大して示すものである。
【0023】 この状態において、ステアリングホイールを右折方向へ回転操作すると、キャ ンセルカム12a,12bが矢印A´方向へ回動され、図7に示すように、ラチ ェット23の先端部が、最初に遭遇するキャンセルカム12bに乗上げて後退す るので、ブラケット17および操作レバー19は右折方向位置に保持される。さ らに、ステアリングホイールを右折方向へ回転操作すると、図8に示すように、 キャンセルカム12aがラチェット23の先端部に係合し、ラチェット23が反 矢印B方向へ回動する。しかしながら、ラチェット23の回動力がバックプレー ト25に及ばないので、ブラケット17および操作レバー19は右折方向位置に 保持される。
【0024】 一方、図6に示す状態から、ステアリングホイールが左折方向へ回転操作され 、キャンセルカム12a,12bが矢印A方向へ回転された場合、ラチェット2 3と最初に遭遇するキャンセルカム12aはラチエット23に係合せず、従って 、ブラケット17および操作レバー19は右折方向位置に保持される。
【0025】 この状態から、キャンセルカム12a,12bがさらに矢印A方向へ回転され ると、図9に示すように、キャンセルカム12bがラチェット23に係合する。 そして、ラチェット23の先端部が矢印B方向へ回動され、図4の(b)に示す ように、ラチエット23の押圧面23dとバックプレート25の被押圧面26a との接触部がラチエット23のα点から基端部側のα´点へ順次移動する。これ と共に、ラチェット23によりバックプレート25が押圧され、その押圧力が圧 縮コイルばね28を介してブラケット17に伝達される。これにより、ブラケッ ト17および操作レバー19が中立位置に回動復帰する。
【0026】 尚、操作レバー19が運転者の手によって固定されたまま、キャンセルカム1 2a,12bが矢印A方向へ回動された場合には、図10に示すように、ラチェ ット23がバックプレート25を押圧しても、圧縮コイルばね28が収縮してバ ックプレート25のみが摺動する。
【0027】 また、以上の作用説明は、操作レバー19を右折方向位置に回動した場合につ いてのものであるが、操作レバー19を左折方向位置に回動した場合についても 同様である。即ち、ブラケット17が左折方向位置に保持された状態で、キャン セルカム12a,12bが回動すると、ラチエット23が回動され、ラチエット 23の押圧面23eとバックプレート25の被押圧面27aとの接触部がβ点か ら、基端部側のβ´点へ移動する。これと共に、バックプレート25が押圧され 、ブラケット17および操作レバー19が中立位置に回動復帰する。
【0028】 上記実施例によれば、ラチエット23の押圧面23dおよび23eを傾斜状に 形成したので、ラチエット23によるバックプレート25の押圧動作は、比較的 速度の遅いラチエット23の回動中心側(αまたはβ点)で行われた後に回動速 度の速い端部側(α´またはβ´点)で行われるようになる。このため、ステア リングホイールの急回動がブラケット17の回動動作に反映され難くなり、その 結果、オーバーキャンセルの発生を防止できる。しかも、ラチエット23の回動 量を変更する必要がないので、キャンセルミスの発生も防止できる。
【0029】 ところで、操作レバー19の内部には図示しないスイッチ等が収容されており 、ブラケット17と操作レバー19とを比較した場合、操作レバー19の方が重 いという事情がある。このため、ブラケット17は上方向(時計回り方向)に付 勢されている。従って、ブラケット17を右折方向位置(図6に示す)から中立 位置に復帰させる場合と左折方向位置から中立位置に復帰させる場合とを比較す ると、後者の方がオーバーランし易い状況にある。
【0030】 この点、本実施例では、ラチエット23の押圧面23d,23eの傾斜角度を 相違させることにより、β点をα点より回動中心23a側に位置させているので 、左折方向位置から中立位置への回動時に、回動速度の遅いラチエット23のβ 点でバックプレート25が押圧されるようになり、その結果、前記オーバーラン の発生を防止できる。
【0031】 尚、上記実施例においては、ラチエット23の押圧面23dおよび23eを傾 斜平面状に形成したが、押圧面23dおよび23eの形状はこれに限定されるも のではなく、例えば円弧面状に形成することもできる。要は、ラチエット23の 押圧面とバックプレート25の被押圧面との接触部がラチエット23の回動中心 側から先端側へ移動する形状であれば良い。
【0032】 また、上記実施例においては、ラチエット23の押圧面23cおよび23dを 傾斜状に形成することにより、ラチエット23の押圧面23cおよび23dとバ ックプレート25の被押圧面26aおよび27aとの接触部をラチエット23の 先端側へ移動させたが、バックプレート25の被押圧面26aおよび27aを傾 斜状に形成しても良い。
【0033】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、本考案のターンシグナルのキャンセル装置に よれば、バックプレートの押圧動作を、比較的速度の遅いラチエットの回動中心 側で行った後に回動速度の速い端部側で行うことができる。このため、ステアリ ングホイールの急回動がブラケットの回動動作に反映され難くなり、その結果、 オーバーキャンセルの発生を防止できる。しかも、ラチエットの回動量を変更す る必要がないので、キャンセルミスの発生も防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すカバーを取除いた状態
の上面図
【図2】要部の縦断側面図
【図3】要部の分解斜視図
【図4】ラチエットとバックプレートとの接触状態を拡
大して示す上面図
【図5】操作レバーが右折方向位置へ回動操作されたと
きの図2相当図
【図6】操作レバーが右折方向位置へ回動操作されたと
きの図1相当図
【図7】ラチェットがキャンセルカムに乗上げた状態を
示す図1相当図
【図8】ラチェットが回動されたときの状態を示す図1
相当図
【図9】ラチェットがキャンセルカムに係合した状態を
示す図1相当図
【図10】操作レバーを固定した状態でステアリングホ
イールが回転操作されたときの図1相当図
【図11】従来例を示す上面図
【符号の説明】
12a,12bはキャンセルカム、17はブラケット、
19は操作レバー、20は節度部材(選択保持手段)、
22はボール(選択保持手段)、23はラチェット、2
3d,23eは押圧面、25はバックプレート、26
a,27aは被押圧面を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回動可能に設けられ、操作レバーおよび
    バックプレートが取付けられたブラケットと、 このブラケットを中立位置または右折方向位置あるいは
    左折方向位置に選択的に保持する選択保持手段と、 ステアリングホイールにより回動され、その回動に伴い
    右折方向位置または左折方向位置に保持されたブラケッ
    トのバックプレートを押圧するラチエットとを備え、 このラチエットによる押圧操作に基づいて前記ブラケッ
    トを中立位置に回動復帰させる構成のものにおいて、 前記ラチエットの押圧面または前記バックプレートの被
    押圧面は、両者間の接触位置が該ラチエットの回動に伴
    いラチエットの回動中心側から離間する方向へ移動する
    形態に形成されていることを特徴とするターンシグナル
    のキャンセル装置。
JP1993052402U 1993-09-28 1993-09-28 ターンシグナルのキャンセル装置 Expired - Lifetime JP2585025Y2 (ja)

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