JPH0721232B2 - 屋根構造における雨樋支持部構造 - Google Patents

屋根構造における雨樋支持部構造

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JPH0721232B2
JPH0721232B2 JP2083014A JP8301490A JPH0721232B2 JP H0721232 B2 JPH0721232 B2 JP H0721232B2 JP 2083014 A JP2083014 A JP 2083014A JP 8301490 A JP8301490 A JP 8301490A JP H0721232 B2 JPH0721232 B2 JP H0721232B2
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元旦 舩木
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、建築物の屋根軒先部に設置される雨樋支持
部構造に関し、更に詳しくは、屋根軒先部に設置される
雨樋の上方開口部を通水性蓋板により閉蓋する構成の雨
樋支持部において、当該通水性蓋板の被蓋受支構造の改
良に係るものである。
〔従来の技術〕
従来から、一般家屋などにおける金属屋根構造の建築構
造物にあっては、構造物躯体の所定の屋根勾配を与えて
組み上げられた小屋組み構成に対し、棟側から軒先側に
かけて、複数本の垂木部材を所定間隔で差し掛けて配設
させ、これらの各垂木部材上に金属屋根板を葺き上げて
屋根構造を構成させ、その軒先部に、各垂木部材の先端
部を利用してそれぞれ樋受け金具を吊下して取付け、こ
れらの各樋受け金具を通して上方を開口した雨樋を設置
させている。
そして、前記軒先雨樋の構成では、当該雨樋とその流路
終端部に接続される排水管を通した雨水の排水を円滑か
つ、良好に行わせ、かつ、流路に塵芥,落葉などの夾雑
物が流れ込んで流路障害が発生しないようにするため、
パンチングメタルなどのように、通孔やスリット孔を形
成したものを適宜にフレームに固定させた通水性蓋板を
設ける一方、前記樋受け金具の前,後上方の各部には、
内部への雨樋の装入を阻害しないようにしてそれぞれに
受け金具を取付けておき、これらの各受け金具間上に前
記通水性蓋板を連続的に受支させて、当該雨樋の上方開
口部を閉蓋させているのである。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、このような従来の雨樋の上方開口部を通
水性蓋板により閉蓋する雨樋支持部構造においては、樋
受け金具の前,後上方の各部に設けられて当該通水性蓋
板を受支する各受け金具の構成が、樋受け金具の内部へ
の雨樋の装入を阻害しないようにするために、極めて繁
雑化するのを避けられなかった。その上、製作が面倒で
あるばかりか、部品点数も増加して、高所作業による建
築施工現場での取付け設置に頗る不便であり、特に、樋
受け金具の後方上部における受支構造に関しては、建物
の躯体側への漏水防止を必須の条件にしていることか
ら、一層の考慮を必要とするなどの問題点があった。
又、実開昭57−124542号に開示された雨樋構造が知られ
ている。この雨樋構造は、軒先の鼻隠し板から突設され
た箱樋と内樋からなる二重樋と、この内樋の上方面を被
覆でき、かつ、開閉自在であって始端が野地板の突板の
突端に取付けられ、その終端が立てパネル内面の通し柱
に係止できる落葉防止用ネットとからなっている。
このうち、前記落葉防止用ネットは、その始端の固定
を、唐草に相当する係止具の下端へ引掛けるに留ってい
るが、実際にはいわゆる「つかみ込み」等の作業により
事実上固定した取付けでない限り、ネットを開閉させる
ことはできないという問題がある。又、構造的にも複雑
で施工性にも劣っており、更に、ネット自体を脱着させ
る点についても開示されていなかった。
この発明は、従来のこのような問題点を改善するために
なされたものであり、その目的とするところは、雨樋の
上方開口部を通水性蓋板により閉蓋する雨樋支持部構造
にあって、当該通水性蓋板の被蓋受支態様を可及的に簡
略化し得るようにした屋根構造における雨樋支持部構造
を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
前記目的を達成させるために、この発明に係る屋根構造
における雨樋支持部構造は、樋支持部材に支持される各
樋受け金具組立て体上を通して、上方を開口した雨樋を
一連に設置して保持させる雨樋支持部構造において、前
記各樋支持部材の雨樋上部に臨ませた先端面に、同各先
端面部を通して、前記各樋受け金具組立て体又は雨樋の
前端側上部に対向して突出する段部状の受支部を一体的
に設けた軒先唐草部材を一連に止着させ、前記樋受け金
具組立て体又は雨樋の前端側上部の内側に、段部状に突
出する軒側受支部を形成し、この軒側受支部と前記軒先
唐草部材の受支部との間に跨って、雨樋の上方開口部を
閉蓋する通水性蓋板部材を支架させたことを特徴とする
ものである。
〔作用〕
即ち,この発明においては、垂木などの各樋支持部材の
先端部に吊下して固定させ、かつ、上方を開口した雨樋
を一連に設置して保持する樋受け金具組立て体又は雨樋
の前端側上部の内側に、段部状に突出する軒側受支部を
形成し、この軒側受支部と、各樋支持部材の雨樋上部に
臨ませた先端面に一連に止着され、各樋受け金具組立て
体又は雨樋の前端側上部に対向して突出する段部状の受
支部を一体的に設けた軒先唐草部材とを設けて構成した
ので、各樋受け金具組立て体又は雨樋の前端側上部の軒
側受支部と、軒先唐草部材での段部状の受支部との間
に、通水性蓋板部材を極めて簡単に支架させることがで
きる。従って、当該通水性蓋板部材によって、雨樋の上
方開口部を容易に被蓋することができる。このため、高
所作業を楽に行くことができると共に、木の葉等による
ごみ詰りを容易に解消させることができかつ、通水性蓋
板部材の交換も簡単に行うことができる。
〔実施例〕
以下,この発明に係る屋根構造における雨樋支持部構造
の実施例につき、第1図ないし第4図を参照して詳細に
説明する。
第1図及び第2図はそれぞれこの発明の第1実施例によ
る雨樋支持部構造を適用した建築構造物での屋根軒先部
の概要構成を示す側面図と要部平面図、第3図は同上第
2実施例による雨樋支持部構造を適用した建築構造物で
の屋根軒先部の概要構成を示す側面図、第4図は第3図
IV−IV線部の拡大断面図である。
これらの第1図と第3図において、第1実施例、第2実
施例を適用する建築構造物は、構造物躯体(100)と横
葺き屋根板を用いて葺き上げられる横葺き屋根構造(11
0)とからなっている。
即ち,前記構造物躯体(100)上には、C型鋼材による
複数本の母屋部材(101)を屋根勾配に直交するように
所定間隔毎に配置して適宜に固定すると共に、各母屋部
材(101)上の全面に、目地部材(102)などを介在し
て、野地板としての断熱ボード(103)などが敷設され
ている。
この断熱ボード(103)上には、屋根勾配に平行する棟
側から軒先側にかけて、両側フランジ付きで、中空内部
(104a)を有する各屋根垂木部材(104)を等間隔毎に
差し掛けて適宜に固定させてある。
第1図及び第2図に示す第1実施例の場合には、樋支持
部材としての樋垂木部材(105)を用い、各屋根垂木部
材(104)の中空内部(104a)内に軒先部側への突出長
さを調整設定して取付け、各樋垂木部材(105)の軒先
側突出端に対し、それぞれ取付け金具組立て体(11)を
介して、各雨樋支持部(10)を構成する上方が開口され
た樋受け金具組立て体(21)を設置固定させる。
一方、第3図及び第4図に示す第2実施例の場合には、
各屋根垂木部材(104)を樋支持部材として用い、当該
各屋根垂木部材(104)の軒先側突出端に対し、軒先部
側への突出長さを調整設定した上で、前記と同様に、そ
れぞれ取付け金具組立て体(11)を介して、各雨樋支持
部(10)を構成する上方が開口された樋受け金具組立て
体(21)を設置固定させておく。
そして、これらの各状態において、当該樋受け金具組立
て体(21)内に、上方開口部から雨樋(121)を装着さ
せる。
又、前記横葺き屋根構造(110)としては、段角型の横
葺き屋根板(111)を用い、前記各垂木部材(105)上に
下地材(112)を介した上で図示省略した吊子部材によ
り止着させるようにする。
更に、各屋根垂木部材(104)の軒先端部には、当該各
軒先端部を通して、軒先金具(113)を一連に取付ける
と共に、当該軒先金具(113)に対し、後述する軒先唐
草部材(91)を一連に止着させる。
このようにして、横葺き屋根構造(110)を軒先側から
棟側へ,或いは棟側から軒先側へかけて所期通りに葺き
上げる。
この場合,前記軒先金具(113)は、下地材(112)を介
して横葺き屋根板(111)を段角型に葺き上げる関係上
設けられるもので、段角型の横葺き屋根板(111)を採
用しないときには、必ずしも当該軒先金具(113)を用
いなくともよく、各屋根垂木部材(104)の軒先端部を
通して、直接,軒先唐草部材(91)を一連に止着させる
場合がある。
この発明は、前記各雨樋支持部(10)の構成において、
各樋受け金具組立て体(12)の設置固定状態との関連の
もとに、当該樋受け金具組立て体(12)又は雨樋(12
1)の前端側上部、即ち、前記構造物躯体(100)に対し
外側の前端側上部の内側に、段部状に突出する後述の軒
側受支部(130)を形成し、この軒側受支部(130)と、
軒先唐草部材(91)の後述する受支部(92)との間に跨
って、雨樋(121)の上方開口部を閉蓋する通水性蓋板
部材(95)を支架させることを要旨とする。
第1実施例において、各雨樋支持部(10)は、各樋垂木
部材(105)の軒先側突出端に対し、取付け金具組立て
体(11)を介して設置固定される。即ち、雨樋支持部
(10)は、軒先部への樋受け金具組立て体(21)の取付
け位置調整部(A)と、樋受け金具組立て体(21)内に
装着される雨樋(121)の設置レベル調整部(B)と、
樋受け金具組立て体(21)の取付け角度調整部(C)
と、雨樋(121)の上方開口部を被蓋する通水性蓋体部
材(95)の通水性蓋体設置部(D)とのそれぞれによっ
て構成されている。
これらの各部の内,取付け位置調整部(A)は、前記樋
垂木部材(105)の軒先側への突出長さを調整設定した
取付けがこれに該当し、かつ、当該樋垂木部材(105)
の下面に取付け金具組立て体(11)が吊下状態で固定さ
れる。尚、この発明と直接関係はしないが、別に、軒
先,軒裏での化粧パネル板としての幕板,軒天板などの
それぞれを付設させる。
前記取付け金具組立て体(11)は、第1図に示すよう
に、鋼板を横断面コ字状に成形することによって、一組
の対向する軸孔(13)付き軸受け板部(12)及び貫通孔
(15)付きの固定腕部(14)を形成したものであり、前
記の如く、軒先側への突き出し長さを調整設定した樋垂
木部材(105)の軒先側突出端下面に溶接などの適宜手
段で固定される。
前記軸受け板部(12)は、軸ピン(20)を用いて、その
軸孔(13)に前記樋受け金具組立て体(21)を垂直方向
前後に揺動可能に枢支すると共に、固定腕部(14)の貫
通孔(15)に対し、軸孔(18)付き軸受け部(17)を有
する角度調整ボルト(16),一組の調整ナット(19),
及び軸ピン(20)を用いて、この樋受け金具組立て体
(21)の傾斜角度を調整可能に固定し得るようにされて
おり、このようにして、前記した取付け角度調整部
(C)を構成する。
又、前記樋受け金具組立て体(21)は、それぞれに角パ
イプを用いた十分な高さの後方竪枠(22)と、この後方
竪枠(22)の下部側から前方に延びる基準横枠(23)
と、この基準横枠(23)の前端部に設けられて比較的低
い高さの前方竪枠(24)とからなっている。そして、基
準横枠(23)は垂直方向の上下レベルを調整設定して取
付けられるレベル金具(41)を、前方竪枠(24)は垂直
方向の上下位置,及び前後傾斜角度をそれぞれに調整設
定して取付けられる幕板受け金具(51)を、それに、基
準横枠(23)の下方に水平方向の前後位置,及び上下傾
斜角度をそれぞれに調整設定して取付けられる軒天板受
け金具(61)とを有している。
前記後方竪枠(22)には、上端部,及びその下部にあっ
て前記各軸ピン(20)をそれぞれ挿通させるための軸孔
(25),(26)と、下端部に下部固定孔(27)とをそれ
ぞれ穿孔してある。
又、前記基準横枠(23)の中間部に、上部の挿通孔(2
8)を穿孔し、下部に調整ナット(29)を適宜固定す
る。更に、前後両端部に上下に貫通する挿通孔(30)を
穿孔する。
前記前方竪枠(24)には、上半部に上下一組の各上部固
定孔(31)を、下端部に下部固定孔(32)をそれぞれ穿
孔する。
尚、この前方竪枠(24)の高さを低くした理由は、後述
する幕板受け金具(51)との関連において、この樋受け
金具組立て体(21)内へ前方から雨樋(121)を装入設
置する作業を容易にするためであるが、特に、各部の構
成が、この雨樋(121)の装入設置作業に困難をきたさ
ない態様のものであれば、必ずしもこのように前方竪枠
(24)の高さを低くする必要はない。
前記レベル金具(41)は、後方竪枠(22)と前方竪枠
(24)間に収まる長さに形成され、中間部下側から延長
される高さ調整ボルト(42)を、基準横枠(23)の上部
挿通孔(28)を通して下部調整ナット(29)に螺合させ
ると共に、前後両端部に、当該基準横枠(23)の各挿通
孔(30)に対応して各挿通孔(43)を穿孔し、又別に、
これらの各挿通孔(30),(43)のそれぞれに挿通させ
る固定ピン(44)を備えている。
従って、このように構成されるレベル金具(41)では、
これを螺合状態のまま回動させて螺進退調整することに
より、基準横枠(23)に対する当該レベル金具(41)の
上下位置,つまり、後述する雨樋(121)のレベルを任
意に設定することができる。しかも、この調整後に、固
定ピン(44)を何れか一方の挿通孔(43)から同側の挿
通孔(30)に落し込むことによって、当該設定位置を確
保することができる。このようにして、前記雨樋(12
1)の設置レベル調整部(B)を構成する。
前記幕板受け金具(51)は、前記前方竪枠(24)の外側
に前方から被嵌し得る程度の幅と後方竪枠(22)に匹敵
する十分な長さとで、鋼板を横断面コ字状に成形したも
のであって、その下部には前記一組の各上部固定孔(3
1)に対応する上下一組の垂直方向の各主調整長孔(5
2)を形成する一方、下端部には前記下部固定孔(32)
に対応する垂直方向の下部調整長孔(53)を形成してあ
る。
この幕板受け金具(51)を、前方竪枠(24)に前方から
被嵌させた上で、少なくとも何れか一方の主調整長孔
(52)と上部固定孔(31)とには取付けボルト・ナット
(54)を挿通させ、下部調整長孔(53)と下部固定孔
(32)とには取付けボルト・ナット(55)を挿通させる
と共に、上下調整して緊締することにより、前方竪枠
(24)に対し幕板受け金具(51)を取付けることができ
る。
前記軒天板受け金具(61)は、前記後方竪枠(22)側と
前方竪枠(24)側との外側に下方から被嵌し得るよう
に、鋼板を横断面コ字状に成形したものであり、その両
側板部には、所定のピッチ間隔(ここでは、前記後方竪
枠(22)の下端部の下部固定孔(27)と、前記幕板受け
金具(51)の下端部の下部固定孔(32)との間隔に対
応)で前後方向の各調整固定孔(62)を穿孔してある。
この軒天板受け金具(61)は、これらの各下部固定孔
(27),(32)に対し、所要の各調整固定孔(62)を選
択した上で合わせ、それぞれに各取付けボルト・ナット
(63)を用いて取付けるようにし、その各取付け位置を
勘案することにより、水平方向の前後位置を任意に調整
して確保し得るのである。
前記各樋受け金具組立て体(21)に対する雨樋(12
1),その他の化粧パネルなどの装着による受支態様の
一例としては、前記前方竪枠(24)に上下位置設定して
取付けた幕板受け金具(51)に対し、その上端部に笠木
材(122)と上部内側にに段部状をなす受支金具(123)
をそれぞれ軒方向全長に亘って一連に取付けておく。
又、(130)は、樋受け金具組立て体又は雨樋の前端側
上部の内側に、段部状に突出する軒側受支部であって、
この軒側受支部(130)は上記笠木材(122)、受支金具
(123)、或は雨樋の前端側上部に、内側へ段部状に一
体的に突出形成される受支部からなる。
この状態において、先ず、前記後方竪枠(22)と、基準
横枠(23)上のレベル金具(41)と、それに、前方竪枠
(14),及び幕板受け金具(51)とによって囲まれた内
側に接するようにして、当該雨樋(121)を一連に受け
入れて装着させる。
ついで、前記幕板受け金具(51)の前面に、軒先前面化
粧パネル板としての幕板(124)を、同上部前面から前
記笠木材(122)と受支金具(123)にかけて上部装飾板
(125)を同下部前面から前記軒天板受け金具(61)の
前部天井面にかけて下部化粧板(126)を、当該軒天板
受け金具(61)の天井面に軒裏化粧パネルとしての軒天
板(127)を、それぞれ適宜に止め付けて装着させると
共に、これらの各板相互間の目地部(128)を適宜に目
地材によって埋め込んで仕上げるのである。
又、前記通水性蓋体設置部(D)を構成する前記各屋根
垂木部材(104)の軒先端部を通し、軒先金具(113)を
介して一連に止着される軒先唐草部材(91)には、第1
図と第2図に示すように、アルミ押出し成形により図示
通りの断面形状に形成されて、前記樋受け金具組立て体
(11)の前端側上部、即ち、幕板受け金具(51)の内側
上部に取付けられた受支金具(123)に対向して段部状
に突出する受支部(92)を一体的に形成してある。
そして、前記樋受け金具組立て体(21)の上方開口部、
即ち、雨樋(121)の上方開口部を被蓋する通水性蓋板
部材(95)は、所定の形状と大きさによる多数の通孔或
いはスリット孔(97)を形成したパンチングメタル板
(96)などを用い、このパンチングメタル板(96)を所
定の長さ毎に適宜にフレーム(98)で固定させて形成す
る。
前記構成による通水性蓋体設置部(D)は、第2図に示
すように前記樋受け金具組立て体(21)内に対し雨樋
(121)を受け入れ設置させた状態で、当該樋受け金具
組立て体(21)の幕板受け金具(51)の内側上部に取付
けられた受支金具(123)と、前記軒先唐草部材(91)
の受支部(92)とに跨って、個個の通水性蓋板部材(9
5)を相互に連接するように受支させて、当該雨樋(12
1)の上方開口部を極めて簡単に被蓋することができ
る。
次に、第3図及び第4図に示す第2実施例について述べ
る。
第2実施例の場合には、樋受け金具組立て体(21a)
は、高さを比較的短くした後方竪枠(22a)と、下方横
枠(23a)と、高さを所要程度まで高くした前方竪枠(2
4a)とを一体化結合することで、雨樋を装入し得るよう
に上方を開口させた枠状に構成されている。そして、後
方竪枠(22a)の上部には、前方竪枠(24a)の高さ対応
に前記取付け位置調整部(Aa),及び雨樋設置レベル調
整部(Ba)が順次上下位置に設けられ、かつ、当該後方
竪枠(22a)の下部には、下方横枠(23a)側に向けた前
後方向に前記取付け角度調整部(Ca)が設けられる。
前記取付け位置調整部(Aa)は、第4図に示したよう
に、下方にレベル調整ボルト(73)を吊下固定させた基
板部(72)を有し、かつ、当該基板部(72)を上方に折
曲延長して上端部に支持孔(75)を穿孔させた支持板部
(74)からなる取付け金具(71)と、相互に対向し得る
ように正面コ字状に折曲形成させた一対の挟持板部(7
7),(77)をそれぞれに有し、かつ、当該各挟持板部
(77),(77)を共に下方に折曲形成して前記支持孔
(75)に対応する各取付け孔(79),(79)をそれぞれ
穿孔させた一対の取付け板部(78),(78)からなる一
組の挟持金具(76),(76)とにより構成される。
この取付け位置調整部(Aa)においては、前記垂木部材
(104)の軒先突出部に対し、上面側の軒先金具(11
3),下面側の当て金(114)を介在させたままで、一組
の挟持金具(76),(76)の各挟持板部(77),(77)
を選択調整された位置に挟持させると共に、一対の取付
け板部(78),(78)間に取付け金具(71)の支持板部
(74)を介在させた状態で、これらの各部の孔(79),
(75),(79)を通して取付けボルト・ナット(80)で
締着させることにより、当該垂木部材(104)の軒先突
出部の所定位置にこれら一組の挟持金具(76)と取付け
金具(71)とを前後位置調整して一体的に取付け固定さ
せ得る。
又、前記雨樋設置レベル調整部(Ba)についても、第4
図から明らかなように、前記取付け金具(71)の下方に
吊下されたレベル調整ボルト(73)に一組の調整ナット
(81),(81)を螺合させておき、かつ、前記樋受け金
具組立て体(21a)の後方竪枠(22a)の上部端板(25
a)に穿孔された取付け孔(26a)に対し、当該レベル調
整ボルト(73)を上下方向に挿通させると共に、この上
部端板(25a)を挟むようにして各調整ナット(81),
(81)を螺着させたものである。そして、これらの各調
整ナット(81),(81)を螺進退調整して締着させるこ
とにより、前記垂木部材(104)に対する樋受け金具組
立て体(21a)の上下方向取付け位置,ひいては当該樋
受け金具組立て体(21a)内に配設させる雨樋(121)の
設置レベルを上下位置調整して一体的に取付け固定させ
ることができる。
更に、前記取付け角度調整部(Ca)は、角度調整ボルト
(83)を前方に突出させるように溶着固定した当て金
(82)を有し、当該角度調整ボルト(83)に一組の調整
ナット(84),(84)を螺合させ、かつ、当該当て金
(82)を前記構造物躯体(100)の側壁面に適宜に突き
当てて取付け得るように構成したものである。そして、
前記樋受け金具組立て体(21a)の後方竪枠(22a)の下
部側方に穿孔された取付け孔(27a)に対し、当該レベ
ル調整ボルト(83)を前後方向に挿通させると共に、こ
の下部側方を挟むようにして各調整ナット(84),(8
4)を螺着させておき、これらの各調整ナット(84),
(84)を螺進退調整して締着させることにより、前記垂
木部材(104)に対する樋受け金具組立て体(21a)の前
後方向取付け角度を調整して一体的に取付け固定させる
ことができる。
この第2実施例構造では、前記樋受け金具組立て体(21
a)への各取付け位置調整部(Aa),雨樋設置レベル調
整部(Ba)及び取付け角度調整部(Ca)による調整によ
って、前記垂木部材(104)に対する樋受け金具組立て
体(21a)の軒先側突出位置,雨樋設置レベル位置,及
び軒先側突出角度のそれぞれを設定して、これを極めて
容易に一体化することができる。
この第2実施例構造の場合、前記樋受け金具組立て体
(21a)に対する雨樋(121),その他の化粧パネルなど
の設置,装着による受支態様の一例としては、前記第1
実施例構造の場合とほぼ同様に、予め前方竪枠(24a)
の上端部に笠木材(122)と、上部内側にあって段部状
の受支金具(123)をそれぞれ軒方向全長に亘って一連
に取付けておき、この状態で、後方竪枠(22a)、下方
横枠(23a)、及び前方竪枠(24a)によって囲まれた内
側に接するように、雨樋(121)を設置させる。そし
て、前方竪枠(24a)の上部前面から下方横枠(23a)の
前部天井面にかけて軒先化粧パネルとしての幕板(124
a)、同上部側の上部装飾板(125a)を装着させ、下方
横枠(23a)の前部天井面から当て金(82)の下面にか
けて軒裏化粧パネルとしての軒天板(127a)を装着させ
ると共に、各板相互間の目地部(128a)を目地材により
埋め込んで仕上げるのである。尚、前記軒側受支部(13
0)は、第1実施例に関し説明したものと同様である。
この第2実施例構造の場合、前記通水性蓋体設置部(D
a)を構成する軒先唐草部材(91)と通水性蓋板部材(9
5)とについては、前記第1実施例構造の場合と全く同
様であり、前記樋受け金具組立て体(21a)内に対して
雨樋(121)を受け入れ設置させた状態で、当該樋受け
金具組立て体(21a)の前方竪枠(24a)の内側上部に取
付けられた受支金具(123)と、軒先唐草部材(91)の
受支部(92)とに跨って、個個の通水性蓋板部材(95)
を相互に連接するように受支させて設置し、このように
して、当該雨樋(121)の上方開口部を極めて簡単に被
蓋することができる。
前記第1,第2の各実施例の通水性蓋板部材(95)による
雨樋(121)の上方開口部の被蓋構造について、雨樋(1
21)の前部側では、樋受け金具組立て体(21)又は(21
a)の幕板受け部材(51)又は前方竪枠(24a)の内側上
部に取付けられている受支金具(123)に、同上後部側
では、軒先唐草部材(91)の受支部(92)に対してそれ
ぞれに受支させるようにしているが、この雨樋(121)
の上方開口部を被蓋する通水性蓋板部材(95)の受支態
様については、必ずしもこのような構成にのみ限定され
るものではなく、後部側の受支については、軒先唐草部
材(91)の受支部(92)を利用することを条件とする
が、前部側での受支については、前記樋受け金具組立て
体(21)又は(21a)もしくは雨樋(121)の前端側上部
自体を受支に好適な形状に形成して直接,受支させるよ
うにしてもよく、そのほか、同前部側での受支態様につ
いては、次のように変形構成させることができる。即
ち, (a)笠木材(122)と受支金具(123)とを各別に設け
ずに、これらの両者を一体化させて用いること, (b)受支金具(123)に関して、各樋受け金具組立て
体(21),(21a)の全体を通して一連に取付けずに、
これらの各樋受け金具組立て体(21),(21a)の選択
された所要部毎の前端側上部に対し、当該受支金具(12
3)を個個に取付けると共に、これら個個の各受支金具
(123)のすべてを通して、これを一連化させるように
すること, などのそれぞれであり、これらの各場合にあっては、同
各受支部からの雨水などの浸入を避けるために、しかる
べき構成を付与することは勿論である。
〔発明の効果〕
以上詳述したように、この発明によれば、屋根勾配に沿
わせた垂木などの各樋支持部材の先端部に、それぞれ樋
受け金具組立て体を吊下して固定させると共に、当該各
樋受け金具組立て体上を通して、上方を開口した雨樋を
一連に設置して保持させるようにし、かつ、各樋支持部
材の雨樋上部に臨ませた先端面部を通して、各樋受け金
具組立て体又は雨樋の前端側上部に対向して突出する段
部状の受支部を一体的に設けた軒先唐草部材を一連に止
着させ、各樋受け金具組立て体又は雨樋の前端側上部の
内側に、段部状に突出する軒側受支部を形成し、この軒
側受支部と軒先唐草部材の受支部との間に跨って、通水
性蓋板部材を支架させるようにしたので、通水性蓋板部
材によって雨樋の上方開口部を容易に被蓋することがで
きる。
その結果、雨樋の上方開口部に対する通水性蓋板部材の
被蓋受支態様を簡略化することが出来ると共に、通水性
蓋板部材の被蓋に必要な所要部品点数を削減することが
できる。しかも製作が容易であり、躯体側への雨仕舞い
も良好となる。
又、構造的にも簡単で取扱い易いため、建築施工現場に
おける作業性を向上させ、かつ、安全な作業を行い得る
などの優れた特長がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の第1実施例による雨樋支持部構造を
適用した建築構造物の屋根軒先部の概要構成を示す側面
図、第2図は同上の要部平面図、第3図は同上第2実施
例による雨樋支持部構造を適用した建築構造物での屋根
軒先部の概要構成を示す側面図、第4図は第3図IV−IV
線部の拡大断面図である。 (10)……雨樋支持部 (A)……取付け位置調整部 (C)……取付け角度調整部 (11)……取付け金具組立て体 (12)……軸受け板部 (13)……軸孔 (14)……固定腕部 (15)……貫通孔 (16)……角度調整ボルト (17)……軸受け部 (18)……軸孔 (19)……調整ナット (20)……軸ピン (Aa)……取付け位置調整部 (76)……挟持金具 (77)……挟持板部 (78)……取付け板部 (79)……取付け孔 (80)……取付けボルト・ナット (21)……樋受け金具組立て体 (22),(22a)……後方竪枠 (23),(23a)……基準横枠,下方横枠 (24),(24a)……前方竪枠 (25),(26)……軸孔 (27)……下部固定孔 (31)……上部固定孔 (32)……下部固定孔 (51)……幕板受け金具 (52)……主調整長孔 (53)……下部調整長孔 (54),(55)……取付けボルト・ナット (61)……軒天板受け金具 (62)……調整固定孔 (63)……取付けボルト・ナット (B)……設置レベル調整部 (28)……挿通孔 (29)……調整ナット (30)……挿通孔 (41)……レベル金具 (42)……高さ調整ボルト (43)……挿通孔 (44)……固定ピン (Ba)……設置レベル調整部 (Ca)……取付け角度調整部 (25a)……上部端板 (26a),(27a)……取付け孔 (71)……取付け金具 (72)……基板部 (73)……レベル調整ボルト (74)……支持板部 (75)……支持孔 (76)……挟持金具 (77)……挟持板部 (78)……取付け板部 (79)……取付け孔 (81)……調整ナット (82)……当て金 (83)……角度調整ボルト (84)……調整ナット (D)……通水性蓋体設置部 (91)……軒先唐草部材 (92)……軒先唐草部材の受支部 (95)……通水性蓋板部材 (96)……パンチングメタル板 (97)……スリット孔 (98)……フレーム (100)……構造物躯体 (101)……母屋部材 (102)……目地部材 (103)……断熱ボード (104)……屋根垂木部材(樋支持部材) (104a)……屋根垂木部材の中空内部 (105)……樋垂木部材(樋支持部材) (110)……横葺き屋根構造 (111)……横葺き屋根板 (112)……下地材 (113)……軒先金具 (114)……当て金 (121)……雨樋 (122)……笠木材 (123)……受支金具 (124),(124a)……幕板 (125),(125a)……上部装飾板 (126)……下部装飾板 (127),(127a)……軒天板 (128),(128a)……目地部 (130)……軒側受支部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】樋支持部材に支持される各樋受け金具組立
    て体上を通して、上方を開口した雨樋を一連に設置して
    保持させる雨樋支持部構造において、 前記各樋支持部材の雨樋上部に臨ませた先端面に、前記
    各樋受け金具組立て体又は雨樋の前端側上部に対向して
    突出する段部状の受支部を一体的に設けた軒先唐草部材
    を一連に止着させ、 前記樋受け金具組立て体又は雨樋の前端側上部の内側
    に、段部状に突出する軒側受支部を形成し、 この軒側受支部と前記軒先唐草部材の受支部との間に跨
    って、雨樋の上方開口部を閉蓋する通水性蓋板部材を支
    架させた ことを特徴とする屋根構造における雨樋支持部構造。
  2. 【請求項2】前記軒側受支部は、受支金具からなり、 当該受支金具と前記軒先唐草部材の受支部との間に通水
    性蓋板部材を支架させた ことを特徴とする請求項1記載の屋根構造における雨樋
    支持部構造。
  3. 【請求項3】前記各樋受け金具組立て体の前端側上部を
    通して笠木材を取付けると共に、 当該笠木材と一体化された受支金具を形成し、 当該受支金具と前記軒先唐草部材の受支部との間に通水
    性蓋板部材を支架させた ことを特徴とする請求項1記載の屋根構造における雨樋
    支持部構造。
  4. 【請求項4】前記軒側受支部は、前記各樋受け金具組立
    て体の選択された所要部毎の前端側上部に形成されると
    共に、当該軒側受支部は受支金具からなり、 当該各受支金具と前記軒先唐草部材の受支部との間に通
    水性蓋板部材を支架させた ことを特徴とする請求項1記載の屋根構造における雨樋
    支持部構造。
  5. 【請求項5】前記軒側受支部は、前記雨樋の前端側上部
    に内側へ段部状に突出する受支部を一体的に形成したも
    のからなり、 当該雨樋の受支部と前記軒先唐草部材の受支部との間に
    通水性蓋板部材を支架させた ことを特徴とする請求項1記載の屋根構造における雨樋
    支持部構造。
  6. 【請求項6】前記各樋支持部材の先端部に対して、前記
    樋受け金具組立て体を前後方向角度調整可能に吊下して
    固定させた ことを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の
    屋根構造における雨樋支持部構造。
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