JPS634107Y2 - - Google Patents

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JPS634107Y2
JPS634107Y2 JP1983183106U JP18310683U JPS634107Y2 JP S634107 Y2 JPS634107 Y2 JP S634107Y2 JP 1983183106 U JP1983183106 U JP 1983183106U JP 18310683 U JP18310683 U JP 18310683U JP S634107 Y2 JPS634107 Y2 JP S634107Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、空気流通層を内部に形成した屋根に
関するものである。
[従来の技術] 従来、特開昭53−32920号公報に示すように、
垂木の上、下に上、下内層材を配設し、上内層材
上に屋根材を葺き、上、下内層材間に空気流通層
を形成し、空気流通層を大気に連通させる空気入
口を軒先端部下面に設け、空気流通層の空気出口
側を棟部換気装置を介して大気に連通させた屋根
があつた。そして、前記換気装置は、屋根の棟側
端部と換気装置屋根の軒先端部との間に形成した
空気出口を棟の両側にそれぞれ配設し、これらの
空気出口に、第14図に示すように、斜め下向き
に延びる傾斜部41aの内側端に短い垂直部41
bを立上らせた案内板41を上下多段に配設した
ものであつた。
[考案が解決しようとする問題点] 以上のように構成された従来の屋根を、畜舎な
どの面積が広い屋根に適用すると、垂木を母屋に
支持する必要があり、金属製の屋根材、垂木およ
び母屋が用いられることが多く、上、下内層材の
間に空気流通層を設けても、金属どうしの接触面
が大きくなり、遮音性、断熱性が十分でなく、ま
た、前記のような案内板を備えた棟部換気装置で
は、第14図の矢印に示すように、風が案内板間
を通つてへ字状に換気装置を横断したり、風の一
部が案内板の内側で上下方向に曲がつたりするた
め、空気流通層内の空気を大気に送出しにくくな
ると共に、風雨時には案内板の間から換気装置内
部に雨水が吹込んで雨漏りが起る恐れがあるとい
う問題点があつた。
本考案は、前述した問題点を解決して、金属製
の屋根材や垂木を用いても遮音性、断熱性が良好
であり、また、棟部換気装置から風がある時でも
空気流通層内の空気を大気に送出すことができ、
風雨時にも雨漏りが生じない屋根を提供すること
を目的としている。
[問題点を解決するための手段] 本考案による屋根は、母屋上に下内層材を敷設
し、下内層材上に断面がフランジ付溝形の金属垂
木を前記母屋と直交させて支持し、前記垂木を母
屋に固定し、垂木上に上内層材を敷設固定し、下
内層材と上内層材との間に空気流通層を形成し、
上内層材上に金属板からなる屋根材を葺き、前記
空気流通層を大気に連通させる空気入口を軒先端
部下面に配設し、空気流通層の空気出口側を棟部
換気装置を介して大気に連通させ、この換気装置
は、屋根の棟側端部と換気装置屋根の軒先端部と
の間に形成した空気出口に、取付部材の内、外面
に固定した案内板を上下多段に内、外相対向させ
て配設し、各案内板は、前記取付部材に固定した
下垂直部と、下垂直部上端から上向きに傾斜して
取付部材と離れる方向に延びる傾斜部と、傾斜部
の先端から立上りかつ上段の案内板の下垂直部と
上下方向に上部が重なる上垂直部とを一体に形成
してなるものである。
[作用] 本考案による屋根は、前述したように、金属垂
木の上、下に上、下内層材がそれぞれ敷設され、
前記垂木と屋根材および母屋との接触を上、下内
層材で遮断しているため、金属どうしの接触面が
ほとんどなく、したがつて、上、下内層材間に形
成された空気流通層による断熱性および遮音性が
良好である。また、本考案によれば、棟部換気装
置の空気出口に設けた案内板が、内、外2重であ
ると共に、上向きに傾斜して取付部材から離れる
方向に傾斜部が延び、傾斜部から上垂直部が立上
つて上段の案内板の下垂直部と一部が重なつてい
るため、外側の案内板の上垂直部と傾斜部とに案
内されて、風が第12図の実線矢印のように上方
に曲がつて流れ、案内板の内側に吹込まないの
で、風雨時に雨水が外側の案内板の内側に入りに
くく、また少量の雨水が外側の案内板の内側に第
12図の破線矢印に示すように入つても、内、外
案内板の横断面が漏斗状になつていることで、傾
斜部に沿つて雨水が下方に流れ、屋根の棟側端部
上に排出されて軒側に流れることにより、内側の
案内板より内部に雨水が入つて、換気装置部分か
ら雨漏りすることを防止でき、さらに、風は第1
3図の矢印に示すように換気装置を迂回してその
上方に流れることにより、風下側の空気出口から
空気流通層内の空気を吸出すような働きをするこ
とで、風のある時でも、空気流通層内の換気が良
好にできる。
[実施例] 以下、本考案の実施例につき図面を参照して説
明する。
第1図乃至第4図、第12図、第13図は本考
案の一実施例を示す。第1図、第2図中、1はC
形鋼からなる母屋であり、母屋1上には硬質木毛
板などの断熱材からなる下内層材2が敷設され、
下内層材2上にはフランジ付溝形すなわちハツト
形断面の鋼板製の垂木3が母屋1と直交して支持
され、垂木3のフランジ部3aおよび下内層材2
を上方から貫通したボルト4が母屋1の上辺に挿
通されて下方に突出し、突出部にナツト5が締付
けられていることにより、母屋1上に下内層材2
と垂木3とが固定されている。垂木3上に板状の
吸音材、断熱材などからなる上内層材6が支持さ
れ、接着、ねじ止めなどの手段で固定されて垂木
3上に敷設されている。下内層材2と上内層材6
の間に空気流通層7が形成されている。上内層材
6上に長尺の亜鉛メツキ鋼板からなる屋根材8が
横葺きされ、屋根材8は垂木3に適宜の手段で固
定され、棟軒方向に隣接する屋根材8の対向端部
が係合されている。なお、第3図AまたはBに示
すように、垂木3の側壁3bには長手方向に沿つ
て丸穴3cまたは丸穴3cと横長穴3dが相互間
隔を設けて形成されている。
軒側端の母屋1の建屋外側面に断面倒立溝形の
空気入口部材9が固定され、空気入口部材9の一
側壁9aで下内層材2の軒側端面が覆われ、空気
入口部材9の上底9bに形成されたスリツト状の
空気入口9cで空気流通層7が大気に連通されて
いる。空気入口部材9の他側壁9dに軒先部材1
0が固定され、軒先部材10は空気流通層7の軒
先端を塞いで上内層材6の軒側端面を覆い、軒先
部材10の上端部外面が屋根材8の軒先端部で覆
われている。なお、図示省略したが、軒先部材1
0の両端部は垂木3に固定され、空気入口部材
9、軒先部材10は屋根の左、右方向の全体にわ
たつて設けられている。
第1図、第4図、第12図、第13図に示すよ
うに、垂木3の棟側端部には棟部換気装置11が
固定され、この装置11に設けた空気出口11a
で空気流通層7の上端部が大気と連通されてい
る。前記換気装置11は、両側支柱12の下端部
が取付杆13を介して垂木3の上部にボルト締め
固定され、両側支柱12の上端部に垂木3と平行
に棟垂木14がボルト締め固定され、棟垂木14
に設けた長穴14aに挿通したボルトと図示しな
いナツトでステー15の上端部が棟垂木14に位
置調整可能に固定され、ステー15はX字形に交
差して下端部が両側支柱12の下端部にボルトに
よつて前記取付杆13と共締めされている。棟垂
木14上を覆つて換気装置屋根板16が棟垂木1
4に固定されて換気装置屋根が構成されている。
棟垂木14の軒先端部に連結柱17の上端部がボ
ルト締め固定され、連結柱17の上下方向中間部
が連結杆18を介して両側支柱12に固定されて
いる。棟垂木14の軒側端部に唐草19が固定さ
れ、唐草19と棟垂木14の間に水切板20の上
部が介装され、水切板20の下部が連結柱17の
上部外面に固定され、唐草19と水切板24で換
気装置11の上部が覆われている。両側の棟垂木
14の上端部が蝶番21で連結されていると共
に、蝶番21の上方で両側の屋根板16が漏水し
ないように連結固定されている。両側支柱12の
下部外面に屋根材8の棟立上り部8aが支持固定
されている。連結柱17の外面にスペーサ22を
介して角パイプからなる取付部材23がボルト、
ナツトで締付け固定され、取付部材23に内、外
側案内板24の下垂直部24aが上下多段にボル
ト、ナツトで締付け固定されている。前記案内板
24は、取付部材23と共に屋根の棟側端部と換
気装置屋根の軒先端部との間に設けられた空気出
口11aに配設され、前記下垂直部24aの上端
部から傾斜部24bが上向きに傾斜して取付部材
23から離れる方向に延び、傾斜部24b先端か
ら上垂直部24cが立上つた一体成形品で構成さ
れ、上垂直部24cの上部が上段の案内板24の
下垂直部24aの下部と重なつている。前記取付
部材23の下端部に固定されたゴムシート25が
屋根材8上に圧接されている。なお、図示省略し
たが屋根および棟部換気装置の左、右端面は適宜
の手段で閉塞される。
以上のように構成された一実施例の屋根は、
上、下内層材6,2間に空気流通層7が形成さ
れ、この空気流通層7が軒先部下面に配設した空
気入口9cと、棟側端部に設けた換気装置11の
空気出口11aとで大気に連通されているので、
夏期の風の影響がほとんどない晴天時などの日照
によつて、金属製の屋根材8が熱せられて空気流
通層7内の空気が暖められると、暖められた空気
が棟側に流れることで、換気装置11の空気出口
11aから大気に放出されると共に、大気が軒先
部下面に設けた空気入口9cを経て空気流通層7
に導入され、軒側から棟側に空気が自然対流で流
れて換気が行われる。このため、本実施例のもの
は、夏期の晴天時でも空気流通層7内の空気を低
温に保つことができ、建屋内の温度も低くでき
る。そして、垂木3の側壁3bに多数の丸穴3c
または丸穴3cと長穴3dが形成されているの
で、これらに通して電気配線等が容易にできるだ
けではなく、屋根の左右方向の一部だけが日照に
よつて熱せられた場合でも、前記丸穴3c,3d
を経て左右方向にも空気流通層7に空気が流通す
るので、幅広く空気の対流によつて空気流通層7
の熱せられた空気を棟側の空気出口11aから放
出できる。
さらに、本実施例では、風が棟部換気装置11
の一側に吹付けると、第12図の実線矢印に示す
ように、外側の案内板24の上垂直部24cと傾
斜部24bとに案内されることで、上方に曲がつ
て、案内板24の内側に吹込まれず、第13図の
矢印に示すように換気装置11を迂回してその上
方を流れるので、空気流通層7から空気を吸出す
ような働きをし、風がある時でも空気流通層7内
の空気の流通が良好であり、風雨時には、雨が外
側の案内板24の内側に入りにくく、雨が入つて
も、第12図の破線矢印に示すように、外側、内
側の案内板24の傾斜部24bに沿つて雨水が下
方に流れ、屋根材8の棟側端部上に導かれて軒側
に流れることにより、換気装置11部分から雨漏
りすることがない。
また、本実施例は、従来のこの種の屋根に、空
気入口部材9と換気装置11を追加すればよく、
変更する部分が少ない簡単な構造であるため、安
価に提供できると共に、上、下内層材6,2の材
質を吸音材、断熱材、耐火材などにすることによ
り、遮音性、断熱性にもすぐれている。そして、
本実施例の屋根は、第5図に示すように、部分的
に2階のある建物の1階の屋根に用いても、この
屋根の上端部である2階の外壁面26に第3図の
換気装置を半截した構成の換気装置27を設ける
ことにより、必ずしも平屋や2階など最上階の屋
根に限定されることなく適用できる。なお、第5
図中、第1図乃至第4図と同一符号はこれらの部
分と対応する部分を示す。
第6図乃至第10図は本考案の他の実施例を示
す。本実施例は、第6図、第7図に示すように、
天窓28を屋根の厚さ内に配設したものである。
前記天窓28は、第6図、第7図乃至第10図に
示すように、断面ほぼアングル状の金属製押出形
材または合成樹脂製成形品からなる棟側枠29、
軒側枠30および左、右側枠31で平面矩形状の
枠体32が構成され、前記棟側枠29の左、右端
部に左、右側枠31の棟側側部が突合せられ、軒
側枠30の左、右端面が左、右側枠31の軒側側
部に突合せられ、前記突合せ部がそれぞれ固着さ
れている。前記枠体32の棟側枠29および左、
右側枠31の周壁部29a,31a内周側に透明
な上窓パネル33が張られ、この上窓パネル33
の軒側端部が軒側枠30のフランジ部30b上に
これを近接して覆うように配設されている。前記
上窓パネル33の下方に間隙35を設けて配置し
た透明な下窓パネル34は、棟側枠29は、軒側
枠30、左、右側枠31の周壁部29a,30
a,31aの内周側に張られている。棟側枠2
9、左、右側枠31のフランジ部29b,31b
の上にそれぞれ屋根材8が重ね合され、軒側枠3
0のフランジ部30bと上内層材6の間に屋根材
8の係合端部8bが挿入される。そして屋根材8
と枠体32上端および上窓パネル33とがほぼ平
坦に配置され、また上、下窓パネル33,34間
の間隙35が空気流通層7と屋根の厚さ、即ち、
下内層材2底部から屋根材8に至る高さにほぼ一
致して、天窓28が屋根の厚さ内に配設されてい
る。そして天窓28は第7図に示すように屋根の
左右方向の数個所に配設されている。また、棟側
枠29、左、右側枠31に形成した係合突条29
c,31cに屋根材8の天窓開口縁部が係合され
ていると共に、上窓パネル33と屋根材8の係合
端部8bとの間はシール材36でシールされてい
る。左、右側枠30のフランジ部30bが上内層
材6を介して垂木3上に支持されてビス止め固定
されている。第9図中、37は軒側枠30に固定
されて上窓パネル33の下端部を支持するパネル
ホルダ、第10図中、38,39は上窓パネル3
3の上方および下窓パネル34の下方を覆つて枠
体32に張られた保護網である。さらに、第6図
に示すように屋根の棟側端部で空気流通層7が下
内層部材2に設けた連通口40によつて建屋内と
連通されている。なお、本実施例の前述した以外
の構成は、第1図乃至第4図、第12図、第13
図に示す実施例の屋根と同様であるから、第6図
乃至第10図中の第1図乃至第4図と対応する部
分に同一符号をつけて説明を省略する。
以上のように構成された第6図乃至第10図に
示すものは、第1図乃至第4図に示すものの前述
した作用に加えて、屋根に天窓28を設けたこと
により、建屋内を明るくすることができ、天窓2
8を屋根の厚さ内に設置したので外観がよく、ま
た天窓28の上端を屋根材8とほぼ平坦にしたの
で、屋根が軒側が低く傾斜していることと相まつ
て、天窓28の枠体32などに雪や塵埃などが引
掛つて溜まることが少ない。さらに、本実施例で
は、空気流通層7の上端部を建屋内と連通させた
ので、建屋上部の空気も換気装置11を経て空気
出口11aから大気に放出させることができて建
屋内の換気もできることにより、畜舎の屋根に用
いるのに好適する。
そして、本実施例では、第7図に示すように、
空気流通層7内の空気は天窓28を迂回して軒先
側から棟側に流れるが、垂木3の側壁3bに穴3
c,3dが設けてあるため、前記垂木3間の空気
が穴3c,3dを経て連通し、空気の流れを垂木
3によつて阻害することはない。
なお、本実施例において、天窓28の軒側枠3
0、棟側枠29の周壁部30a,29aなどに複
数に連通穴を設けて、上、下窓パネル33,34
間の間隙35を空気流通層7と連通させ、天窓2
8を迂回せずに前記間隙35を通して空気が流れ
るようにしてもよい。
本考案において、第1図乃至第4図に示す実施
例の屋根でも、空気流通層の上端部を建屋内と連
通させてもよく、また、下内層材上にはアスフア
ルトルーフイングを敷くことが好ましい。本考案
において、垂木は第11図に示すように開口を上
にして使用してもよい。なお、第11図に示すも
のの前述した以外の構成は、第2図に示すものと
同様であるから、第11図中の第2図と対応す部
分に同一符号をつけて説明を省略する。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案は、母屋上に下内
層材を敷設し、下内層材上に断面がフランジ付溝
形の金属垂木を前記母屋と直交させて支持し、前
記垂木を母屋に固定し、垂木上に上内層材を敷設
固定し、下内層材と上内層材との間に空気流通層
を形成し、上内層材上に金属板からなる屋根材を
葺き、前記空気流通層を大気に連通させる空気入
口を軒先端部下面に配設し、空気流通層の空気出
口側を棟部換気装置を介して大気に連通させたの
で、金属垂木の上、下に上、下内層材がそれぞれ
敷設され、前記垂木と屋根材および母屋の接触を
上、下内層材で遮断し、金属どうしの接触面がほ
とんどないことにより、上、下内層材間に形成さ
れた空気流通層による断熱性および遮音性が良好
である。また、本考案は、空気流通層の空気出口
側に設けた棟部換気装置は、屋根の棟側端部と換
気装置屋根の軒先端部との間に形成した空気出口
に、取付部材の内、外面に固定した案内板を上下
多段に内、外相対向させて配設し、各案内板は、
前記取付部材に固定した下垂直部と、下垂直部上
端から上向きに傾斜して取付部材と離れる方向に
延びる傾斜部と、傾斜部の先端から立上りかつ上
段の案内板の下垂直部と上下方向に上部が重なる
上垂直部とを一体に形成してあるので、風が外側
の案内板の上垂直部と傾斜部とに案内されて上方
に曲がつて流れ、案内板の内側に吹込まないこと
により、風雨時に雨水が外側の案内板の内側に入
りにくい上に、一部の雨水が外側の案内板の内側
に入つても、この雨水は、内、外案内板の横断面
が漏斗状になつていることにより、傾斜部に沿つ
て屋根の棟側端部上に排出され、雨水が内側の案
内板より内部に入つて換気装置部分が雨漏りする
ことを防止でき、さらに風が換気装置上を迂回す
ることにより、風下側の空気出口から空気流通層
内の空気を吸出すような働きをすることで、風の
ある時でも空気流通層内の換気が良好であるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の屋根を示す垂直断
面側面図、第2図は同部分断面正面図、第3図A
およびBは垂木の互に異つた例を示す部分側面
図、第4図は換気装置の側面説明図、第5図は前
記実施例の変形例を示す概略斜視図、第6図は本
考案の他の実施例の屋根を示す垂直断面側面図、
第7図は同概略斜視図、第8図は天窓の枠体の概
略斜視図、第9図は天窓部の垂直断面側面図、第
10図は天窓部の部分垂直断面正面図、第11図
は垂木の変形使用例を示す屋根の部分断面正面
図、第12図は本考案の棟部換気装置の作用説明
用拡大部分断面図、第13図は同棟部換気装置上
の風の流れを示す断面図、第14図は従来の棟部
換気装置の作用説明用部分断面図である。 1……母屋、2……下内層材、3……金属垂
木、3a……フランジ、6………上内層材、7…
…空気流通層、8……屋根材、9c……空気入
口、11……棟部換気装置、11a……空気出
口、12……支柱、14……棟垂木、15……換
気装置屋根板、17……連結柱、23……取付部
材、24……案内板、24a……下垂直部、24
b……傾斜部、24c……上垂直部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 母屋上に下内層材を敷設し、下内層材上に断
    面がフランジ付溝形の金属垂木を前記母屋と直
    交させて支持し、前記垂木を母屋に固定し、垂
    木上に上内層材を敷設固定し、下内層材と上内
    層材との間に空気流通層を形成し、上内層材上
    に金属板からなる屋根材を葺き、前記空気流通
    層を大気に連通させる空気入口を軒先端部下面
    に配設し、空気流通層の空気出口側を棟部換気
    装置を介して大気に連通させ、この換気装置
    は、屋根の棟側端部と換気装置屋根の軒先端部
    との間に形成した空気出口に、取付部材の内、
    外面に固定した案内板を上下多段に内、外相対
    向させて配設し、各案内板は、前記取付部材に
    固定した下垂直部と、下垂直部上端から上向き
    に傾斜して取付部材と離れる方向に延びる傾斜
    部と、傾斜部の先端から立上りかつ上段の案内
    板の下垂直部と上下方向に上部が重なる上垂直
    部とを一体に形成してなることを特徴とする屋
    根。 (2) 下内層材は硬質の断熱材である実用新案登録
    請求の範囲第1項記載の屋根。 (3) 上内層材は吸音材または断熱材である実用新
    案登録請求の範囲第1項または第2項記載の屋
    根。
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