JPH0711174B2 - 樋支持装置及び樋支持方法 - Google Patents

樋支持装置及び樋支持方法

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JPH0711174B2
JPH0711174B2 JP1340392A JP34039289A JPH0711174B2 JP H0711174 B2 JPH0711174 B2 JP H0711174B2 JP 1340392 A JP1340392 A JP 1340392A JP 34039289 A JP34039289 A JP 34039289A JP H0711174 B2 JPH0711174 B2 JP H0711174B2
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元旦 舩木
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    • E04DROOF COVERINGS; SKY-LIGHTS; GUTTERS; ROOF-WORKING TOOLS
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    • E04D13/04Roof drainage; Drainage fittings in flat roofs, balconies or the like
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、建築構造物の屋根軒先部に設置されて雨樋
を支持する樋支持装置及び樋支持方法に関し、さらに詳
しくは、屋根軒先部に設置される被支持雨樋を、屋根軒
先部の納り具合などに対応して、その設置角度および設
置レベルなどを任意に調整可能に設定して取付け支持し
得るようにした樋支持装置及び樋支持方法の改良に係る
ものである。
〔従来の技術〕
従来から、一般家屋などにおける金属屋根構造の建築構
造物にあっては、構造物躯体の所定の屋根勾配を与えて
組み上げられた小屋組み構成に対し、棟側から軒先側に
かけて、複数本の垂木部材を所定間隔で差し掛けて配設
させ、これらの各垂木部材上に金属屋根板を葺き上げて
屋根構造を構成させ、その軒先部に、各垂木部材の先端
部を利用して樋受け金具をそれぞれに装着させ、これら
の各樋受け金具を通して雨樋を設置させるようにしてい
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、このような従来の樋支持装置において
は、建築施工現場での各樋受け金具による雨樋の支持条
件、例えば、種々の形態による軒先部構造に対応して、
軒先部での微妙な寸法の不揃いの問題、雨樋の支持角度
の問題、雨樋の流れ勾配の問題、高所作業であるための
雨樋の取付け設置に対する作業性および安全性向上の問
題などの各支持条件が、相互に絡み合い極めて多岐に亘
ることになるために、これら諸問題を一挙に解決し、そ
れぞれ満足させ得る雨樋の支持構造の提案が要望されて
いる。
この発明は、従来のこのような要望に応えようとするも
のであり、従って、その目的とするところは、建築施工
現場での軒先部構造としての各樋受け金具による雨樋支
持の全ての条件を充足し得るようにすると共に、可及的
に単一化構成にして雨樋の設置支持作業、ならびに取扱
い作業を容易に行えるようにした、この種の樋支持装置
及び樋支持方法を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
前記目的を達成させるために、この発明に係る樋支持装
置は、母屋部材上に野地板などを介在して樋垂木金具組
立て体を固定させ、かつ、樋垂木金具組立て体の先端部
に樋受け金具組立て体を保持させ、樋受け金具組立て体
上に雨樋を設置支持させるようにした樋支持装置におい
て、前記樋垂木金具組立て体を構成する樋垂木金具の軒
先への突出長さを調整可能に取付け固定する取付け調整
手段と、前記樋受け金具組立て体を構成する樋受け金具
の前記樋垂木金具に対する取付け角度を調整可能に取付
ける角度調整手段と、前記樋受け金具組立て体を構成す
る樋受けレベル出し金具の雨樋支持高さを調整可能にす
るレベル調整手段とを備えて構成したことを特徴とする
ものである。
更に、この発明に係る樋支持方法は、母屋部材上に野地
板などを介在して樋垂木金具組立て体を固定させ、か
つ、樋垂木金具組立て体の先端部に樋受け金具組立て体
を保持させ、樋受け金具組立て体上に雨樋を配置支持さ
せる樋支持方法において、 前記樋垂木金具組立て体を構成する樋垂木金具の軒先へ
の突出長さを調整して、軒先部の樋垂木金具組立て体の
水平方向前後位置を設定確保する工程と、 前記水平方向前後位置を設定した樋垂木金具組立て体の
樋垂木金具に対し、前記樋受け金具組立て体を構成する
樋受け金具の取付け角度を調整して、軒先部の樋受け金
具組立て体の前後方向角度を設定確保する工程と、 前記水平方向前後位置及び前後方向角度を設定した樋受
け金具組立て体での樋受けレベル出し金具の雨樋支持高
さを調整して、実質的に樋受け金具組立て体における水
捌けのための流れ勾配を設定確保する工程と、 前記水平方向前後位置,前後方向角度,および流れ勾配
を設定した樋受け金具組立て体に対して、雨樋を設置支
持させる工程とを含むようにしたことを特徴とするもの
である。
請求項(8)の発明は、請求項(7)に記載の樋支持方
法であって、軒先部の樋垂木金具組立て体の水平方向前
後位置を設定確保する工程が、 母屋部材に係合して独立的に固定される固定係合金具
に、垂木部材の下面に敷き込まれる固定座金具を一体的
に連結させ、 前記樋垂木金具を前記垂木部材の中空内部に装入させる
と共に、 この樋垂木金具を前記固定座金具によって、軒先への突
出長さ調整可能なように独立的に固定させる取付け調整
手段を有し、 前記固定座金具による固定を一旦解いた状態で、樋垂木
金具の軒先への突出長さを調整して行なうようにしたこ
とを特徴とするものである。
請求項(9)の発明は、請求項(7)に記載の樋支持方
法であって、軒先部の樋受け金具組立て体の前後方向角
度を設定確保する工程が、 樋垂木金具の軒先側端部に垂下された軸受け板に、樋受
け金具を可回動的に軸支持させると共に、 固定腕に角度調整可能なように固定させる角度調整手段
を有し、 前記固定腕に対する樋受け金具の取付け角度を調整して
行なうようにしたことを特徴とするものである。
請求項(10)の発明は、請求項(7)に記載の樋支持方
法であって、樋受け金具組立て体における水捌けのため
の流れ勾配を設定確保する工程が、 後方竪枠,この後方竪枠の下部側から前方に延びる基準
横枠,およびこの基準横枠の前端部に設けられる前方竪
枠からなる樋受け金具を設け、 前記基準横枠に高さ調整バーを高さ方向螺進退調整可能
に螺装させると共に、 前記後方,前方の各竪枠に案内係合されて、前記高さ調
整バー上に樋受けレベル出し金具を嵌装支持させたレベ
ル調整手段を有し、 前記高さ調整バーに対する樋受けレベル出し金具の雨樋
設置高さを調整して行なうようにしたことを特徴とする
ものである。
〔作用〕
すなわち、樋支持装置の発明においては、樋垂木金具の
取付け調整手段により、樋垂木金具組立て体の樋垂木金
具の軒先への突出長さを調整可能に取付けることができ
る。
また、樋受け金具の角度調整手段により、樋受け金具組
立て体の樋受け金具の樋垂木金具に対する取付け角度を
調整可能に取付けることができる。
さらに、樋受けレベルの調整手段により、樋受け金具組
立て体における樋受けレベル出し金具の雨樋支持高さを
調整可能にすることができるもので、このようにして、
屋根軒先部における雨樋の設置支持を所期通りに正確、
かつ、効果的に実行し得るのである。
又、樋支持方法の発明によれば、樋垂木金具の取付け調
整工程においては、樋垂木金具組立て体の樋垂木金具の
軒先への突出長さを調整するようにしたので、軒先部の
樋垂木金具組立て体の水平方向前後位置を、極めて簡単
に調整設定し、かつこれを確保した取付けができる。
また、樋受け金具の角度調整工程においては、樋受け金
具組立て体の樋受け金具の樋垂木金具に対する取付け角
度を調整するようにしたので、軒先部の樋受け金具組立
て体の前後方向角度を、極めて簡単に調整設定し、かつ
これを確保することができる。
さらに、樋受けレベルの調整工程においては、樋受け金
具組立て体における樋受けレベル出し金具の雨樋設置高
さを調整するようにしたので、水捌けのための流れ勾配
を、極めて簡単に調整設定し、かつこれを確保すること
ができる。このようにして、この発明方法によるとき
は、結果的に、雨樋の軒先部における水平方向位置,角
度,ならびに垂直方向レベルなどのそれぞれを、過不足
なく充足して適正に保持することが出来ると共に、この
種の建築構造物における軒先部での雨樋の設置支持を、
所期通り正確かつ効果的に実行できるという利点を有す
る。
更に、建築施工現場での各樋受け金具による雨樋の各支
持条件が容易に満足されることから、作業性も良好に改
善されて能率的な作業を行うことができる。
〔実施例〕
以下、この発明に係る樋支持装置及び樋支持方法の一実
施例につき、第1図ないし第5図を参照して詳細に説明
する。
第1図はこの実施例による樋支持装置を適用した建築構
造物の屋根軒先部の概要構成を示す全体側面図、第2図
は同上樋垂木組立て体での第1図II−II線部対応の取付
け調整部の詳細を示す拡大縦断面図、第3図は同上樋垂
木組立て体および固定用の各金具による取付け状態を示
す分解斜視図、第4図は同上樋受け金具組立て体および
幕板、軒天板各受け金具の詳細を示す分解斜視図、第5
図は同上樋受け金具組立て体における第1図V−V線部
対応の雨樋支持部を拡大して示す横断面図である。
第1図構成において適用する建築構造物は、構造物躯体
(100)と横葺き屋根板を用いた横葺き屋根構造(110)
とからなっている。
すなわち、前記構造物躯体(100)としては、H型鋼材
を用いた構造体支柱(101)と、この構造体支柱(101)
の上端部に所定の屋根勾配で、かつ、軒先側を幾分か突
出して固定させた合掌梁(102)とにより構成される。
そして、合掌梁(102)上には、いわゆるCチャンネル
型鋼材による複数本の母屋部材(103)を屋根勾配に直
交するように所定間隔毎に架け渡して、適宜に溶着、ボ
ルト止めなどにより固定すると共に、これらの各母屋部
材(103)上の全面に、例えば、目地部材(104a)など
を介在して、野地板としての断熱ボード(104)などを
張設する。
この断熱ボード(104)上には、屋根勾配に平行する棟
側から軒先側にかけて、チャンネル鋼材などによる両側
フランジ付きの中空内部(105a)を有する複数本の垂木
部材(105)を等間隔に差し掛け、かつ、断熱ボード(1
04)を介して各母屋部材(103)との間で、適宜にボル
ト止めなどにより固定するほか、後述するように、軒先
該当部では、別途、中空内部(105a)内に装入される樋
垂木金具(13)をも、軒先への突出長さを調整可能に取
り付けるようにする。
また、前記横葺き屋根構造(110)としては、いわゆる
段角型の横葺き屋根板(111)を用い、前記各垂木部材
(105)上に下地材(112)を介した上で吊子部材(11
3)により止着させるようにし、このようにして軒側か
ら棟側へ葺き上げてある。
図中、(114)は前記各垂木部材(105)の軒先端部に固
定した軒先金具、(115)はこの軒先金具(114)に取付
けられた軒先納め装飾板としての軒先唐草部材である。
この実施例による樋支持装置(10)は、第1図、第3図
に示したように、前記横葺き屋根構造(110)の軒先
部、すなわち、前記各母屋部材(103)および各垂木部
材(105)を備える横葺き屋根構造(110)の軒先部にお
いて設置固定される。
そして、この樋支持装置(10)は、軒先部への樋垂木金
具の取付け調整部(11)と、樋受け金具の角度調整部
(41)と、それに、樋受けレベルの調整部(61)とのそ
れぞれによって構成されており、また、この発明に対し
ては、直接的に関係するものではないが、別に、幕板の
取付け調整部(71)と、軒天板の取付け調整部(81)と
のそれぞれを有している。
先ず、軒先部への樋垂木金具の取付け調整部(11)にお
ける樋垂木金具(13)は、第1図、第2図に示すよう
に、軒先から数えて2本の母屋部材(103)間に跨る長
さにされると共に、第3図に示すように樋垂木金具(1
3)の相当箇所にそれぞれ取付け調整用の長孔(14),
(14)が形成される。
そして、この樋垂木金具(13)は、前記各垂木部材(10
5)の中空内部(105a)内に装入し得るようにしたチャ
ンネル鋼材による両側フランジ付きの形状に形成されて
いる。前記樋垂木金具の取付け調整部(11)は、このよ
うな構成の樋垂木金具(13)と、樋垂木金具(13)の軒
先側端部に垂下されて、角度調整用の長孔(15a)を形
成した固定腕(15)、および1対の軸支持孔(16a),
(16a)のある軸受け板(16),(16)とからなる樋垂
木金具組立て体(12)を有している。
また、(17)は固定座金具(18)と固定係合金具(19)
とからなる固定部材であって、この固定部材(17)は、
前記樋垂木金具(13)の各長孔(14),(14)を利用す
ることにより、断熱ボード(104)および目地部材(104
a)を介して、この樋垂木金具(13)および樋垂木金具
組立て体(12)を、垂木部材(105)と一緒に母屋部材
(103)に取付けるためのものであり、第1図に示すよ
うにそれぞれ2組の固定部材(17)から成り立ってい
る。
前記固定座金具(18)は、第2図に示すように、前記断
熱ボード(104)の表面部に喰い込ませて移動不能にす
る複数の刺部(23)を下面に突出させた基鈑部(20)を
有している。この基鈑部(20)の前後の両側部には、そ
れぞれ立上り抱持部(21),(21)を形成して、前後樋
垂木金具(13)を両側から位置決めし、かつ、案内抱持
し得るようにすると共に、中間の両側部には、それぞれ
折返し鍔部(22),(22)を形成して、前記垂木部材
(105)の下面に敷き込んだ状態で、この垂木部材(10
5)の両側フランジ部に対して、打ち込みキー(121),
(121)により係着固定し得るようにさせる。更に、基
鈑部(20)の中心部には、取付け用のボルト穴(24)を
穿孔する。
前記固定係合金具(19)は、第2図に示すように、母屋
部材(103)のウエブ部(103a),および内側に曲げ込
まれたフランジ部に係合装入されるスリット切欠き(2
5)と、ウエブ部(103a)の装入位置に対応される押え
顎(26)とを有して、断面倒U字状に形成されている。
ここでは、中間顎(30)付きの取付けボルト(28)を用
い、上方側から、前記断熱ボード(104)および目地部
材(104a)を通して、その下部側取付けボルト(29a)
を押え顎(26)に螺合させることで、この固定係合金具
(19)をウエブ部(103a)に対して独立的に固定させる
と共に、その上部側取付けボルト(29b)を前記固定座
金具(18)のボルト穴(24)から樋垂木金具(13)の長
孔(14)に挿通し、かつ、これをナット(31)止めする
ことで、固定座金具(18)の複数の刺部(23)を断熱ボ
ード(104)の表面部に喰い込ませた状態のまま、この
固定座金具(18)に対して樋垂木金具(13)を独立的に
固定させ、結果として、各固定部材(17),すなわち、
これらの各金具、すなわち、樋垂木金具(13)および固
定座金具(18),固定係合金具(19)の相互を一体化結
合させてある。
従って、この取付け調整部(11)においては、母屋部材
(103)のウエブ部(103a)に固定係合金具(19)を位
置不動に固定させたままの状態で、ナット(31)を緩め
ることにより、垂木部材(105)の内部において、樋垂
木金具(13)を長孔(14)の範囲内で平行移動させて、
その軒先側への突き出し長さを任意に調整設定でき、か
つ、調整位置でナット(31)を締めて再固定させること
ができる。
すなわち、それぞれの各樋垂木金具組立て体(12)の軒
先側への突き出し長さを、極めて容易、かつ、任意に調
整設定できるので、次に述べる樋受け金具組立て体(4
2)の矢印(A)で示す水平方向位置を適正に設定し得
るのである。
なお、樋垂木金具(13)の取付け調整手段については、
必ずしも前記構成による固定座金具(18)と固定係合金
具(19)とを用いることにのみ限定されるものではな
く、同様な作用を得られるものであれば、任意の固定手
段を用いて差し支えないことは勿論である。
前記樋受け金具の角度調整部(41)は、第1図に示すよ
うに、軒先側への突き出し長さを調整設定可能にした樋
垂木金具(13),ひいては、角度調整固定用の長孔(15
a)を形成した固定腕(15)および1対の軸支持孔(16
a),(16a)付きの軸受け板(16),(16)を有する樋
垂木金具組立て体(12)を用い、この樋垂木金具組立て
体(12)における1対の軸支持孔(16a),(16a)に対
して、樋受け金具組立て体(42)を可回動的に軸支持さ
せると共に、角度調整固定用の長孔(15a)に固定し得
るようにして構成する。
すなわち、前記樋受け金具組立て体(42)は、第1図、
第4図、第5図に示すように、それぞれ角パイプからな
る十分な高さの後方竪枠(43)と、この後方竪枠(43)
の下部側から前方に延びる基準横枠(44)と、この基準
横枠(44)の前端部に設けられて比較的低い高さの前方
竪枠(45)とからなる樋受け金具を有している。更に、
前方竪枠(45)には、上下1組の長孔(47),(47)を
介して上下調整ボルト・ナット(48),(48)止めさ
れ、上下方向高さを調整し得るようにした断面コ字状の
幕板受け金具(46)を前方から着脱自在に嵌装させてあ
る。
前記幕板受け金具(46)は、次に述べる理由によって低
くされた前方竪枠(45)の高さを、その低くされた高さ
相当分だけ補償するための前方竪枠補助金具の役割りを
兼用する。
前記後方竪枠(43)の上端部の軸支持孔(49)を、前記
樋垂木金具組立て体(12)の各軸支持孔(16a),(16
a)間で軸ボルト・ナット(50)によって揺動自在に軸
支持させると共に、上方背面側に突出する支持板(51)
に軸ボルト・ナット(53)で軸支持させた角度調整ボル
ト(52)を、角度調整固定用の長孔(15a)に挿通さ
せ、かつ、これを1対のナット(54),(54)で固定さ
せるようにしてある。
従って、この角度調整部(41)においては、1対のナッ
ト(54),(54)の螺進退調整操作により、樋垂木金具
組立て体(12)に対する樋受け金具組立て体(42)の角
度、換言すると、屋根勾配とか、あるいは特注設計され
た場合などでの軒先部の形状、角度などに対応した樋受
け金具組立て体(42)の角度を、極めて容易、かつ、任
意に調整設定することができる。
なお、このような樋垂木金具(13)の角度調整手段につ
いては、必ずしも前記構成による樋垂木金具(13)の固
定腕(15)と後方竪枠(43)との間の角度を、角度調整
ボルト(52)およびナット(54),(54)によって調整
設定するだけにのみ限定されるものではなく、同様な作
用を得られるものであれば、任意の調整手段を用いて差
し支えないことは勿論である。
前記樋受けレベルの調整部(61)は、第1図、第4図に
示すように、前記基準横枠(44)の中間部のネジ孔(6
2)に対し、上部に高さ調整バー(63)を設けた高さ調
整ボルト(64)を上方から高さ調整自在に螺合させると
共に、後方竪枠(43)と幕板受け金具(46)との間でそ
れぞれに前後の各案内孔(66),(67)を嵌装させて、
上下方向摺動、かつ、着脱自在にした樋受けレベル出し
金具(65)を前記調整バー(63)上に受支させて構成す
る。
従って、樋受けレベルの調整部(61)においては、樋受
けレベル出し金具(65)を一旦取り外した状態で、高さ
調整バー(63)を回動させ、高さ調整ボルト(64)を螺
進退操作して高さ調整を行った後、この高さ調整バー
(63)上に再度樋受けレベル出し金具(65)を受支させ
ることにより、この樋受けレベル出し金具(65),ひい
ては、樋受け金具組立て体(42)に受け入れる雨樋(20
1)のレベル調整を、極めて容易、かつ、任意に調整設
定することができる。
なお、このような樋受けレベル出し金具(65)のレベル
調整手段については、必ずしも前記構成による高さ調整
バー(63)と高さ調整ボルト(64)とを用いることにの
み限定されるものではなく、同様な作用を得られるもの
であれば、任意の調整手段を用いて差し支えないことは
勿論である。
このようにして、それぞれの各樋受け金具組立て体(4
2)の角度設定を行った上で、その各樋受けレベル出し
金具(65)の高さを極めて容易、かつ、任意に調整設定
できることになり、流れ込む水捌けが良好に行われるよ
うに、個個の各樋受けレベル出し金具(65)の矢印
(B)で示す垂直方向の高さ位置を適正に設定し得るの
である。
ちなみに、前記樋受け金具組立て体(42)に対する雨樋
(201)の受支態様としては、後方竪枠(43)と、基準
横枠(44)と、それに前方竪枠(45)および幕板受け金
具(46)とで囲まれた内側に接した状態で、この雨樋
(201)を受け入れて設置すると共に、軒先対応側から
は、軒先部での雨樋(201)の納まりをよくするために
軒先部化粧板(202)を垂下させて鼻隠し処理するので
あり、また、幕板相当部側での雨樋(201)の化粧納ま
りについても、幕板受け金具(46)側に取り付ける後述
の上部化粧板(204)によって処理する。
前方竪枠(45)に組合される幕板受け金具(46)につい
ては、これ自体を一旦取り外しておくか、あるいは、上
方の上下調整ボルト・ナット(48)のみを取り外すこと
で、前方に倒しておくことによって、この前方側からの
樋受け金具組立て体(42)内への雨樋(201)の受け入
れ設置作業を頗る簡単に行ない得るのであり、併せて、
図示通りに引き起した状態では、それぞれの各上下調整
ボルト・ナット(48),(48)を基準にした各長孔(4
7),(47)の利用によって高さ方向の位置を、極めて
容易、かつ、任意に調整設定することができるのであ
る。
なお、この発明の主旨には直接関係するものではない
が、説明の便宜上、前記幕板の取付け調整部(71)と、
軒天板の取付け調整部(81)とのそれぞれの構成、なら
びに作用、効果について述べる。
すなわち、前記幕板の取付け調整部(71)を構成する部
材については、第1図、第4図、第5図に示すように、
前記幕板受け金具(46)によって兼用されており、後述
するように、前面側幕板部での種々の化粧処理構成に役
立たせるために、例えば、この幕板受け金具(46)の上
部に取付け孔(72)を穿孔してある。
この幕板の取付け調整部(71)においては、幕板受け金
具(46)の高さ方向のほぼ全長に亘る主面部に対して、
前面化粧板としての幕板(203)を設置して適宜に止着
させると共に、この幕板(203)との間にそれぞれ目地
部を残した状態で、上部側には、幕板受け金具(46)の
上端部を越えて、雨樋(201)の内面上部にまで達する
上部化粧板(204)を設置する一方、下部側には、幕板
受け金具(46)の下端部を越えて、次に述べる軒天板受
け金具(82)の前端部下面に跨って延びる下部化粧板
(205)を設置して適宜に止着させ、かつ、各目地部に
目地材(206),(207)を埋め込んで仕上げる。
このように、幕板の取付け調整部(71)では、幕板受け
金具(46)に対して、通常状態の幕板(幕板(203),
および上部化粧板(204),下部化粧板(205))取付け
固定するのであり、上部化粧板(204)については、前
記した幕板相当部側での雨樋(201)の納まりを形成
し、また、下部化粧板(205)については、次に述べる
軒天板受け金具(82)の鼻隠しを形成する。
また、前記軒天板の取付け調整部(81)には、第1図、
第4図、第5図に示すように、前記後方竪枠(43)と前
方竪枠(45)との各枠内部に対して、下方からそれぞれ
に挿入される角パイプからなる軒天板調整金具(83),
(84)と、これらの各軒天板調整金具(83),(84)を
介して取付け装着される断面コ字状の軒天板受け金具
(82)とを設ける。
前記各軒天板調整金具(83),(84)には、上下1組の
長孔(85),(85)および長孔(86),(86)と下部軸
孔(87)および(88)とを形成しておき、後方竪枠(4
3)側の軒天板調整金具(83)については、長孔(8
5),(85)を介して上下調整ボルト・ナット(89),
(89)止めして上下方向の高さを調整し、かつ、前方竪
枠(45)側の軒天板調整金具(85)については、長孔
(86),(86)を介し前記した上下調整ボルト・ナット
(48),(48)による共用止めにより、上下方向の高さ
を調整する。
また、前記軒天板受け金具(82)には、長手方向に所定
ピッチ間隔で多数の止め孔(90)を穿孔してあり、この
軒天板受け金具(82)の選択された2個所の各止め孔
(90),(90)を前記各軒天板調整金具(83),(84)
の各下部軸孔(87),(88)に合わせて前後調整ボルト
・ナット(91),(92)により止着し、これによって前
後方向の位置を調整する。
従って、この軒天板の取付け調整部(81)においては、
後方竪枠(43)と前方竪枠(45)とに対する各軒天板調
整金具(83),(84)の各長孔(85),(85)および長
孔(86),(86)を利用した高さ、ないしは、出し入れ
調整によって、前記樋受け金具組立て体(42)に対する
軒天板受け金具(82)の相対的な高さ位置あるいは前後
方向傾斜角度を極めて容易、かつ、任意に調整設定する
ことができる。
また、これに併せて、前記各軒天板調整金具(83),
(84)の各下部軸孔(87),(88)に合わせた軒天板受
け金具(82)の各止め孔(90),(90)の選択調整によ
って、前後方向の位置を調整設定するのである。
この軒天板の取付け調整部(81)には、通常の場合、軒
天板受け金具(82)の前後方向のほぼ全長に亘る主面部
に対して、下面化粧板としての軒天板(208)を設置
し、適宜に止着させて仕上げる。
〔発明の効果〕
以上詳述したように、樋支持装置の発明によれば、母屋
部材上に野地板などを介在して樋垂木金具組立て体を装
入固定させ、かつ、各樋垂木金具組立て体の先端部に樋
受け金具組立て体を保持させ、各樋受け金具組立て体上
に雨樋を支持させるようにした樋支持装置において、樋
垂木金具組立て体を構成する樋垂木金具の軒先への突出
長さを調整可能に取付ける樋垂木金具の取付け調整手段
と、樋受け金具組立て体を構成する樋受け金具の樋垂木
金具に対する取付け角度を調整可能に取付ける樋受け金
具の角度調整手段と、樋受け金具組立て体を構成する樋
受けレベル出し金具の高さを調整可能にする樋受けレベ
ルの調整手段とを設けて構成したから、次のような実質
的な種々の効果が得られる。
すなわち、樋垂木金具の取付け調整手段によっては、母
屋部材上に固定した樋垂木金具、ひいては、樋垂木金具
組立て体の軒先部への突出長さを、極めて簡単に調整で
きて、軒先部での微妙な寸法の不揃いを解消した上で容
易に取付けることが可能になる。
また、樋受け金具の角度調整手段により、樋受け金具と
しての樋受け金具組立て体の樋垂木金具に対する取付け
角度を、極めて簡単に調整し得て、容易に取付けること
ができる。
さらに、樋受けレベルの調整手段により、樋受け金具組
立て体における樋受けレベル出し金具の高さを、極めて
簡単に調整できるもので、これらの各構成ならびに手段
によるときは、この樋支持装置によって設置支持される
ところの、雨樋の軒先部における水平方向位置、角度、
ならびに垂直方向レベルなどのそれぞれを、過不足なく
充足して適正に保持することができる。
このように、この種の建築構造物における軒先部の雨樋
の設置支持を、所期通り正確かつ効果的に実行できると
いう利点があるほか、併せて、建築施工現場での各樋受
け金具による雨樋の各支持条件が容易に満足されること
から、作業性も良好に改善されて能率的な作業を行い得
るなどの優れた特長がある。
更に、樋支持方法の発明によれば、母屋部材上に野地板
などを介在して樋垂木金具組立て体を固定させ、かつ、
樋垂木金具組立て体の先端部に樋受け金具組立て体を保
持させ、樋受け金具組立て体上に雨樋を配置支持させる
ようにした樋支持方法において、樋垂木金具組立て体を
構成する樋垂木金具の軒先への突出長さを調整して、軒
先部での樋垂木金具組立て体の水平方向前後位置を設定
確保する工程と、水平方向前後位置を設定した樋垂木金
具組立て体の樋垂木金具に対し、樋受け金具組立て体を
構成する樋受け金具の取付け角度を調整して、軒先部で
の樋受け金具組立て体の前後方向角度を設定確保する工
程と、水平方向前後位置,および前後方向角度を設定し
た樋受け金具組立て体での樋受けレベル出し金具の雨樋
支持高さを調整して、実質的に樋受け金具組立て体にお
ける水捌けのための流れ勾配を設定確保する工程と、水
平方向前後位置,前後方向角度,および流れ勾配を設定
した樋受け金具組立て体に対して、雨樋を設置支持させ
る工程とを含んで雨樋の支持を行なうようにしたから、
次のような実質的な種々の効果が得られる。
すなわち,樋垂木金具の取付け調整工程においては、樋
垂木金具組立て体の樋垂木金具の軒先への突出長さを調
整するようにしたので、軒先部の樋垂木金具組立て体の
水平方向前後位置を、極めて簡単に調整設定し、かつこ
れを確保した取付けができる。
また、樋受け金具の角度調整工程においては、樋受け金
具組立て体の樋受け金具の樋垂木金具に対する取付け角
度を調整するようにしたので、軒先部の樋受け金具組立
て体の前後方向角度を、極めて簡単に調整設定し、かつ
これを確保することができる。
さらに、樋受けレベルの調整工程においては、樋受け金
具組立て体における樋受けレベル出し金具の雨樋設置高
さを調整するようにしたので、水捌けのための流れ勾配
を、極めて簡単に調整設定し、かつこれを確保すること
ができる。このようにして、この発明方法によるとき
は、結果的に、雨樋の軒先部における水平方向位置,角
度,ならびに垂直方向レベルなどのそれぞれを、過不足
なく充足して適正に保持することが出来ると共に、この
種の建築構造物における軒先部での雨樋の設置支持を、
所期通り正確かつ効果的に実行できるという利点を有す
る。
更に、建築施工現場での各樋受け金具による雨樋の各支
持条件が容易に満足されることから、作業性も良好に改
善されて能率的な作業を行うことができるという多くの
優れた特長がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例による樋支持装置を適用し
た建築構造物での屋根軒先部の概要を示す全体側面図、
第2図は同上樋垂木組立て体での第1図II−II線部対応
の取付け調整部の詳細を示す拡大縦断面図、第3図は同
上樋垂木組立て体および固定用の各金具による取付け状
態を示す分解斜視図、第4図は同上樋受け金具組立て体
および幕板、軒天板各受け金具の詳細を示す分解斜視
図、第5図は同上樋受け金具組立て体における第1図V
−V線部対応の雨樋支持部を拡大して示す横断面図であ
る。 (10)……樋支持装置 (11)……樋垂木金具の取付け調整部 (12)……樋垂木金具組立て体 (13)……樋垂木金具 (14)……長孔 (15)……固定腕 (15a)……長孔 (16)……軸受け板 (16a)……軸支持孔 (17)……固定部材 (18)……固定座金具 (19)……固定係合金具 (20)……基鈑部 (21)……立上り抱持部 (22)……折返し鍔部 (23)……刺部 (24)……ボルト穴 (25)……スリット切欠き (26)……押え顎 (28)……取付けボルト (29a)……下部側取付けボルト (29b)……上部側取付けボルト (30)……中間鍔 (31)……ナット (41)……樋受け金具の角度調整部 (42)……樋受け金具組立て体 (43)……後方竪枠 (44)……基準横枠 (45)……前方竪枠 (46)……幕板受け金具(前方竪枠補助金具) (47)……長孔 (48)……上下調整ボルト・ナット (49)……軸支持孔 (50)……軸ボルト・ナット (51)……支持板 (52)……角度調整ボルト (53)……軸ボルト・ナット (54)……ナット (61)……樋受けレベルの調整部 (62)……ネジ孔 (63)……高さ調整バー (64)……高さ調整ボルト (65)……樋受けレベル出し金具 (66),(67)……案内片 (71)……幕板の取付け調整部 (72)……取付け孔 (81)……軒天板の取付け調整部 (82)……軒天板受け金具 (83),(84)……軒天板調整金具 (100)……構造物躯体 (101)……構造体支柱 (102)……合掌梁 (103)……母屋部材 (103a)……母屋部材 (104)……断熱ボード (104a)……目地部材 (105)……垂木部材 (105a)……垂木部材の中空内部 (110)……横葺き屋根構造 (111)……横葺き屋根板 (113)……吊子部材 (114)……軒先金具 (115)……軒先唐草部材 (201)……雨樋 (202)……軒先部化粧板 (203),(209),(210)……幕板 (204)……上部化粧板 (205)……下部化粧板 (206),(207)……目地材 (208)……軒天板

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】母屋部材上に野地板などを介在して樋垂木
    金具組立て体を固定させ、かつ、樋垂木金具組立て体の
    先端部に樋受け金具組立て体を保持させ、樋受け金具組
    立て体上に雨樋を設置支持させるようにした樋支持装置
    において、 前記樋垂木金具組立て体を構成する樋垂木金具の軒先へ
    の突出長さを調整可能に取付け固定する取付け調整手段
    と、 前記樋受け金具組立て体を構成する樋受け金具の前記樋
    垂木金具に対する取付け角度を調整可能に取付ける角度
    調整手段と、 前記樋受け金具組立て体を構成する樋受けレベル出し金
    具の雨樋支持高さを調整可能にするレベル調整手段とを
    備えて構成した ことを特徴とする樋支持装置。
  2. 【請求項2】樋垂木金具組立て体の樋垂木金具の取付け
    調整手段が、 垂木部材の中空内部に装入し得るようにした樋垂木金具
    に対して、 母屋部材に係合されて独立的に固定される固定係合金具
    と、 前記垂木部材の下面に敷き込まれて前記固定係合金具に
    一体的に連結され、前記樋垂木金具の軒先への突出長さ
    を調整可能に支持すると共に、この樋垂木金具を独立的
    に固定する固定座金具とで構成されている ことを特徴とする請求項1に記載の樋支持装置。
  3. 【請求項3】樋垂木金具組立て体に対する樋受け金具組
    立て体の角度調整手段が、軒先への突出長さを調整して
    取付け固定される樋垂木金具に対して、 樋垂木金具の軒先側端部に垂下されて、前記樋受け金具
    組立て体を取付け角度調整のために可回動的に軸支持す
    る軸受け板と、 前記角度調整された樋受け金具組立て体を固定する固定
    腕とで構成されている ことを特徴とする請求項1に記載の樋支持装置。
  4. 【請求項4】前記樋受け金具組立て体のレベル調整手段
    が、後方竪枠、この後方竪枠の下部側から前方に延びる
    基準横枠、およびこの基準横枠の前端部に設けられる前
    方竪枠からなる樋受け金具組立て体に対して、 前記基準横枠に高さ方向螺進退調整される高さ調整バー
    と、 前記後方竪枠と前方竪枠とに案内係合されて、前記高さ
    調整バー上に嵌装支持される樋受けレベル出し金具とで
    構成されている ことを特徴とする請求項1に記載の樋支持装置。
  5. 【請求項5】前記樋受け金具組立て体が、 後方竪枠、この後方竪枠の下部側から前方に延びる基準
    横枠、およびこの基準横枠の前端部に設けられる前方竪
    枠を有し、 前記前方竪枠を雨樋の装着に支障を生じないように、可
    及的に低い高さにすると共に、この前方竪枠に対して、
    低くされた高さ相当分の高さを有する前方竪枠補助金具
    を、着脱自在に装着、または前倒し自在で、かつ高さ調
    整可能に取付け装着させた構成である ことを特徴とする請求項4に記載の樋支持装置。
  6. 【請求項6】前方竪枠補助金具を幕板受け金具によって
    兼用させた ことを特徴とする請求項5に記載の樋支持装置。
  7. 【請求項7】母屋部材上に野地板などを介在して樋垂木
    金具組立て体を固定させ、かつ、樋垂木金具組立て体の
    先端部に樋受け金具組立て体を保持させ、樋受け金具組
    立て体上に雨樋を配置支持させる樋支持方法において、 前記樋垂木金具組立て体を構成する樋垂木金具の軒先へ
    の突出長さを調整して、軒先部の樋垂木金具組立て体の
    水平方向前後位置を設定確保する工程と、 前記水平方向前後位置を設定した樋垂木金具組立て体の
    樋垂木金具に対し、前記樋受け金具組立て体を構成する
    樋受け金具の取付け角度を調整して、軒先部の樋受け金
    具組立て体の前後方向角度を設定確保する工程と、 前記水平方向前後位置及び前後方向角度を設定した樋受
    け金具組立て体での樋受けレベル出し金具の雨樋支持高
    さを調整して、実質的に樋受け金具組立て体における水
    捌けのための流れ勾配を設定確保する工程と、 前記水平方向前後位置,前後方向角度,および流れ勾配
    を設定した樋受け金具組立て体に対して、雨樋を設置支
    持させる工程とを含むようにした ことを特徴とする樋支持方法。
  8. 【請求項8】軒先部の樋垂木金具組立て体の水平方向前
    後位置を設定確保する工程が、 母屋部材に係合して独立的に固定される固定係合金具
    に、垂木部材の下面に敷き込まれる固定座金具を一体的
    に連結させ、 前記樋垂木金具を前記垂木部材の中空内部に装入させる
    と共に、 この樋垂木金具を前記固定座金具によって、軒先への突
    出長さ調整可能なように独立的に固定させる取付け調整
    手段を有し、 前記固定座金具による固定を一旦解いた状態で、樋垂木
    金具の軒先への突出長さを調整して行なうようにした ことを特徴とする請求項7に記載の樋支持方法。
  9. 【請求項9】軒先部の樋受け金具組立て体の前後方向角
    度を設定確保する工程が、 樋垂木金具の軒先側端部に垂下された軸受け板に、樋受
    け金具を可回動的に軸支持させると共に、 固定腕に角度調整可能なように固定させる角度調整手段
    を有し、 前記固定腕に対する樋受け金具の取付け角度を調整して
    行なうようにした ことを特徴とする請求項7に記載の樋支持方法。
  10. 【請求項10】樋受け金具組立て体における水捌けのた
    めの流れ勾配を設定確保する工程が、 後方竪枠,この後方竪枠の下部側から前方に延びる基準
    横枠,およびこの基準横枠の前端部に設けられる前方竪
    枠からなる樋受け金具を設け、 前記基準横枠に高さ調整バーを高さ方向螺進退調整可能
    に螺装させると共に、 前記後方,前方の各竪枠に案内係合されて、前記高さ調
    整バー上に樋受けレベル出し金具を嵌装支持させたレベ
    ル調整手段を有し、 前記高さ調整バーに対する樋受けレベル出し金具の雨樋
    設置高さを調整して行なうようにした ことを特徴とする請求項7に記載の樋支持方法。
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