JPH0719564A - 空気調和機の運転制御方法 - Google Patents

空気調和機の運転制御方法

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JPH0719564A
JPH0719564A JP5186590A JP18659093A JPH0719564A JP H0719564 A JPH0719564 A JP H0719564A JP 5186590 A JP5186590 A JP 5186590A JP 18659093 A JP18659093 A JP 18659093A JP H0719564 A JPH0719564 A JP H0719564A
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air conditioner
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裕也 藤木
Kazuhiro Suzuki
一弘 鈴木
Atsushi Okada
敦 岡田
Yoichi Mihara
陽一 三原
Kenichi Miyazawa
賢一 宮澤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 おやすみタイマーによって設定された設定時
間が経過した後外気温等が変化しても室温を所定の温度
範囲に維持して在室者の快適性を向上する。 【構成】 設定時間の経過後、室温の設定温度に対する
偏差に応じて空気調和機の運転・停止を繰り返す監視運
転を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はおやすみタイマーを備え
た空気調和機の運転制御装方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種空気調和機においては、お
やすみタイマーがセットされると、冷房運転時又はドラ
イ運転時には、図7に示すように、設定温度を徐々に上
昇させることにより1時間後までに1.5deg℃上昇させ、
2時間後までに2.0deg℃上昇させ、以後、この状態で空
気調和機はおやすみタイマーによって設定された設定時
間が経過するまでおやすみ運転を継続した後停止する。
【0003】暖房運転時には、図8に示すように、おや
すみタイマーが設定されると、設定温度を徐々に下降さ
せることにより1時間後までに3deg℃下降させ、2時間
後までに約10deg ℃下降させ、以後設定時間が経過する
まで空気調和機はおやすみ運転される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の空気調和機
においては、設定時間が経過しておやすみ運転が終了す
ると、空気調和機は停止してしまうため、その後の外気
温の低下等により室温が低下すると、就寝中の在室者の
安眠を妨げるおそれがあった。
【0005】また、おやすみタイマーをセットしたとき
の設定温度の如何に拘わらず、設定温度は同じパターン
で変化するため、変化後の設定温度、即ち、おやすみ運
転中の設定温度はおやすみタイマーをセットしたときの
設定温度により一義的に決まるので、この設定温度が就
寝中の在室者にとって寒過ぎたり又は暑過ぎたりして安
眠を妨げるおそれがあった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために発明されたものであって、第1の発明の要旨
とするところは、おやすみタイマーがセットされた後、
所定時間が経過するまで設定温度を徐々に上昇又は下降
させて設定時間が経過するまでおやすみ運転を継続する
空気調和機の運転制御方法において、上記設定時間の経
過後、室温の設定温度に対する偏差に応じて空気調和機
の運転・停止を繰り返す監視運転を行うことを特徴とす
る空気調和機の運転制御方法にある。
【0007】第2の発明の要旨とするところは、おやす
みタイマーがセットされた後、所定時間が経過するまで
設定温度を徐々に上昇又は下降させて設定時間が経過す
るまでおやすみ運転を継続する空気調和機の運転制御方
法において、設定温度を徐々に上昇又は下降させるおや
すみパターンを上記おやすみタイマーセット時の設定温
度に応じて複数パターン設定したことを特徴とする空気
調和機の運転制御方法にある。
【0008】おやすみ運転中に設定温度が変更された場
合、それに基づくニューロ制御により次回のおやすみ運
転におけるおやすみパターンを決定することもできる。
【0009】
【実施例】本発明の1実施例を図1ないし図4を参照し
ながら具体的に説明する。冷房運転又はドライ運転時の
タイムチャートが図1に、フローチャートが図2に示さ
れている。就寝時におやすみタイマーがセットされる
と、設定温度が徐々に上昇せしめられ、2時間経過する
までに2.0deg℃上昇せしめられる。以後、おやすみタイ
マーによって設定された設定時間が経過するまでこの状
態でおやすみ運転が継続される。
【0010】設定時間が経過すると、おやすみ運転が停
止され、監視運転が開始される。この監視運転において
は、室温が設定温度より1.5deg℃上昇すると、おやすみ
運転が再開され、これによって室温が設定温度より2deg
℃下降するとおやすみ運転が停止される。上記おやすみ
運転とその停止を繰り返すことによってこの監視運転中
室温は設定温度+1.5deg℃と−2deg℃との範囲内に維持
される。おやすみタイマーがセットされたときから10時
間経過すると、即ち、翌朝になると監視運転は停止され
る。
【0011】暖房運転時のタイムチャートが図3に、フ
ローチャートが図4に示されている。おやすみタイマー
がセットされると、設定温度は徐々に低下し、1時間後
までに3deg℃、2時間後には 10deg℃低下する。設定時
間が経過すると、おやすみ運転が停止されて監視運転が
開始される。
【0012】この監視運転においては、室温が設定温度
より10deg ℃低下すると、おやすみ運転が再開され、こ
れによって室温が設定温度より5deg℃低い温度に上昇す
ると、おやすみ運転が停止される。上記おやすみ運転と
その停止を繰り返すことによってこの監視運転中室温は
設定温度-10deg℃〜 -5deg℃の範囲内に維持される。こ
の監視運転はタイマーのセット時より10時間経過すると
停止される。
【0013】本発明の第2の実施例を図5及び図6を参
照しながら説明する。図5には冷房運転又はドライ運転
時の設定温度の時間的変化が示されている。設定温度を
時間の経過に応じて徐々に上昇させるためのおやすみパ
ターンが複数個(図には3ケ)設定されている。おやす
みパターンaはおやすみタイマーがセットされたときの
設定温度が低い場合(例えば、19〜21℃) に選択され、
おやすみタイマーのセット時及び0.5 時間経過時、1時
間経過時及び2時間経過時に設定温度は0.5deg℃づつ上
昇して2時間経過後2.0deg℃に到達する。
【0014】おやすみパターンbは設定温度が中位(例
えば、21〜24℃) の場合に選択され、おやすみタイマー
がセットされたときから0.5 時間経過時、1時間経過時
及び2時間経過時に0.5deg℃づつ上昇して2時間経過後
は1.5deg℃に到達する。
【0015】おやすみパターンcは設定温度が高い場合
(例えば24〜26℃) に選択され、おやすみタイマーのセ
ット後1時間経過時及び2時間経過時に設定温度は0.5d
eg℃上昇して2時間経過後1.0deg℃に到達する。
【0016】図6には暖房運転時の設定温度の時間的変
化が示されている。おやすみパターンaは設定温度が高
い場合(例えば、27〜24℃)に選択され、設定温度はお
やすみタイマーのセット時、0.5 時間経過時及び1.0 時
間経過時に1deg℃づつ低下し、2時間経過時に7deg℃低
下せしめられて2時間経過後に-10deg℃に到達する。
【0017】おやすみパターンbは設定温度が中位(例
えば24〜20℃) のときに選択され、設定温度はおやすみ
タイマーのセット後0.5 時間経過時及び1.0 時間経過時
にそれぞれ1deg℃、2時間経過時に7deg℃低下せしめら
れて2時間経過後に-9deg ℃に到達する。
【0018】おやすみパターンcは設定温度が低い(例
えば20〜16℃) のときに選択され、設定温度はおやすみ
タイマーのセット後1時間経過時に1deg℃、2時間経過
時に7deg℃低下せしめられて2時間経過後に-8deg ℃に
到達する。
【0019】この第2の実施例においては、おやすみタ
イマーのセット時における設定温度に応じておやすみパ
ターンが選択され、おやすみ運転中の設定温度はおやす
みタイマーのセット時における設定温度に応じて変化す
るので、おやすみ運転中における在室者の快適性を向上
できる。
【0020】おやすみ運転中に在室者が暑い又は寒いと
感じて設定温度を変更したときは、これに基づくニュー
ロ制御により、即ち、設定温度の変更を記憶して置いて
次回のおやすみ運転においては変更された設定温度に対
応するおやすみパターンを決定するようにすることがで
きる。このようにすれば、在室者の好みにあったおやす
み運転をすることが可能となる。
【0021】
【発明の効果】第1の本発明においては、設定時間の経
過後、室温の設定温度に対する偏差に応じて空気調和機
の運転・停止を繰り返す監視運転を行うため、おやすみ
タイマーの設定時間経過後も監視運転によって室温を所
定の温度範囲内に保持できるので、在室者の安眠を確保
できる。
【0022】第2の発明においては、設定温度を徐々に
上昇又は下降させるおやすみパターンをおやすみタイマ
ーセット時の設定温度に応じて複数パターン設定したた
め、在室者の快適性を向上できる。
【0023】おやすみ運転中に設定温度が変更された場
合、それに基づくニューロ制御により次回のおやすみパ
ターンを決定すれば、在室者の好みにあった運転が可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における冷房運転又はド
ライ運転時のタイムチャートである。
【図2】上記冷房運転又はドライ運転時のフローチャー
トである。
【図3】本発明の第1の実施例における暖房運転時のタ
イムチャートである。
【図4】上記暖房運転時のフローチャートである。
【図5】本発明の第2の実施例における冷房運転又はド
ライ運転時のおやすみパターンを示す線図である。
【図6】上記第2の実施例における暖房運転時のおやす
みパターンを示す線図である。
【図7】従来の冷房運転又はドライ運転時における設定
温度の時間的変化を示す線図である。
【図8】従来の暖房運転時における設定温度の時間的変
化を示す線図である。
フロントページの続き (72)発明者 岡田 敦 愛知県西春日井郡西枇杷島町字旭町三丁目 1番地 三菱重工業株式会社エアコン製作 所内 (72)発明者 三原 陽一 愛知県西春日井郡西枇杷島町字旭町三丁目 1番地 三菱重工業株式会社エアコン製作 所内 (72)発明者 宮澤 賢一 愛知県西春日井郡西枇杷島町字旭町三丁目 1番地 三菱重工業株式会社エアコン製作 所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 おやすみタイマーがセットされた後、所
    定時間が経過するまで設定温度を徐々に上昇又は下降さ
    せて設定時間が経過するまでおやすみ運転を継続する空
    気調和機の運転制御方法において、上記設定時間の経過
    後、室温の設定温度に対する偏差に応じて空気調和機の
    運転・停止を繰り返す監視運転を行うことを特徴とする
    空気調和機の運転制御方法。
  2. 【請求項2】 おやすみタイマーがセットされた後、所
    定時間が経過するまで設定温度を徐々に上昇又は下降さ
    せて設定時間が経過するまでおやすみ運転を継続する空
    気調和機の運転制御方法において、設定温度を徐々に上
    昇又は下降させるおやすみパターンを上記おやすみタイ
    マーセット時の設定温度に応じて複数パターン設定した
    ことを特徴とする空気調和機の運転制御方法。
  3. 【請求項3】 上記おやすみ運転中に設定温度が変更さ
    れた場合、それに基づくニューロ制御により次回のおや
    すみ運転におけるおやすみパターンを決定することを特
    徴とする請求項2記載の空気調和機の運転制御方法。
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