JP3261191B2 - 暖房便座 - Google Patents

暖房便座

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JP3261191B2
JP3261191B2 JP03300293A JP3300293A JP3261191B2 JP 3261191 B2 JP3261191 B2 JP 3261191B2 JP 03300293 A JP03300293 A JP 03300293A JP 3300293 A JP3300293 A JP 3300293A JP 3261191 B2 JP3261191 B2 JP 3261191B2
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弘泰 川西
政則 小屋本
義弘 桜井
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、人が着座した時に快適
感を与えるようにした暖房便座に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の暖房便座は、便座の裏面部にヒー
タとサーミスタのような温度検知手段とを設けてヒータ
を温度検知手段による温度検知に基づいて設定温度に制
御するようにしていた。そして、従来にあっては、例え
ば、便座表面温度を40℃に制御したい場合には便座の
裏面に設けた温度検知手段では42℃を検知するように
し、便座裏面側で42℃を検知すると便座表面では約4
0℃に制御されるものである。そして、上記のように温
度検知手段により非着座時にも常時42℃を検知して上
記制御をして暖房便座の表面を約40℃に保つようにし
ている。
【0003】ところが、人が着座した場合、着座直後の
便座表面温度は人の人体により冷やされて温度低下し、
その後、温度検知手段により温度低下を検知してヒータ
に通電して昇温するようにしているが、この場合、図4
の破線のニ、ハでに示すように昇温温度勾配がきつくな
り、それに応じて着座した人の皮膚の温度勾配もきつく
なり、快適な暖房とならなかった。図4の破線のニは従
来の温度検知手段の部分の温度を示し、破線のハは従来
の便座表面部分の温度を示す。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の従来例
の問題点に鑑みて発明したものであって、その目的とす
るところは、着座した場合に、着座により温度低下した
後の温度上昇を快適な温度上昇勾配となるように制御す
ることができる暖房便座を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の暖房便座は、便
座1の裏面部にヒータ2と温度検知手段3とを設けてヒ
ータ2を温度検知手段3による温度検知に基づいて設定
温度に制御するようにした暖房便座1において、室温を
検知する室温検知手段4と、便座1に人が着座したこと
を検知する着座スイッチ5とを設け、着座スイッチ5に
より人が着座したことを検知すると、予め設定された時
間を複数区分して始めの時間区分よりも後の時間区分ほ
ど通電率が低くなるようなデューティ比で予め設定した
時間だけ温度検知手段3の検知温度とは無関係にヒータ
2に通電するように制御する制御手段6を設け、上記制
御手段6によるデューティ比の制御は更に室温検知手段
4の検知による現在室温があらかじめ設定された複数室
温区分のうち低い室温区分においては通電率が高く且つ
高い室温区分においては通電率が低くなるように制御
し、着座から予め設定した時間経過後にはデューティ比
の制御を止めて着座していない時における温度検知手段
3による検知温度よりも一定温度低い温度となるように
制御することを特徴とするものであって、このような構
成を採用することで上記した従来例の問題点を解決して
本発明の目的を達成したものである。
【0006】
【作用】しかして、上記のような構成の本発明によれ
ば、便座1に人が着座したことを検知する着座スイッチ
5を設け、着座スイッチ5により人が着座したことを検
知すると、予め設定された時間を複数区分して始めの時
間区分よりも後の時間区分ほど通電率が低くなるような
デューティ比で予め設定した時間だけ温度検知手段3の
検知温度とは無関係にヒータ2に通電するように制御す
る制御手段6を設け、上記制御手段6によるデューティ
比の制御は更に室温検知手段4の検知による現在室温が
あらかじめ設定された複数室温区分のうち低い室温区分
においては通電率が低く且つ高い室温区分においては通
電率が高くなるように制御することで、急激な温度上昇
がなく、快適な温度上昇勾配が得られて、使用者に快適
感を与えることができるようになったものである。
【0007】
【実施例】以下本発明を添付図面に示す実施例に基づい
て詳述する。便座1には図3に示すように裏面に均熱板
10を取着し、この均熱板の裏面(下面)側にヒータ2
とサーミスタのような温度検知手段3とが設けてある。
温度検知手段3の信号は制御手段6を構成するマイクロ
コンピュータに送られるようになっており、設定された
温度となるように制御手段6によりヒータ2への通電を
オン、オフして温度制御をするようになっている。
【0008】図1、図2に示すように便座1には更に着
座スイッチ5が設けてあり、使用者が便座1に着座した
場合、着座スイッチ5がオンとなり、使用者が便座1か
ら離座するとオフとなるようになっている。この着座ス
イッチ5からの上記着座か離座かの検知信号は上記制御
手段6に送られる。また、トイレルームの室温を検知す
る室温検知サーミスタのような室温検知手段4が設けて
あり、室温を検知して制御手段6に検知信号が送られる
ようになっている。
【0009】そして、本発明においては、着座スイッチ
5により人が着座したことを検知すると、予め設定され
た時間を複数区分して始めの時間区分よりも後の時間区
分ほど通電率が低くなるようなデューティ比で予め設定
した時間だけ温度検知手段3の検知温度とは無関係にヒ
ータ2に通電するように制御する制御手段6を設け、上
記制御手段6によるデューティ比の制御は更に室温検知
手段4の検知による現在室温があらかじめ設定された複
数室温区分のうち低い室温区分においては通電率が高く
且つ高い室温区分においては通電率が低くなるように制
御するようになっている。すなわち、制御手段6を構成
するマイクロコンピュータのメモリーには例えば下記の
表1に示すようなデータが予め格納してある。下記の表
1に示すように予め設定された時間を0〜1分、1〜3
分、3〜6分、6分以上と時間区分してあり、室温は1
8℃以下、18℃〜25℃、25℃以上の各区分に室温
区分してあり、この時間区分と室温区分とにより、それ
ぞれ、通電率を変化させてあり、具体的には、表1に示
すように、室温が18℃以下の温度区分においては、着
座後0〜1分の間は通電率が100%、1〜3分の間は
通電率が65%、3〜6分の間では通電率50%とな
り、また、室温が18℃〜25℃の温度区分において
は、着座後0〜1分の間は通電率が50%、1〜3分の
間は通電率が30%となるように設定してある。そし
て、室温が18℃以下で着座後6分経過した場合で離座
するまでの間、室温が18℃〜25℃の温度区分で3分
以上経過した場合で離座するまでの間、また、室温が2
5℃以上の場合着座から離座するまでの間はいずれも、
温度検知手段3の温度検知信号によるヒータ2の温度制
御となり、この場合、温度検知手段3による温度検知が
着座していない時の検知温度よりも数度(実施例では2
℃)マイナスの温度となるように設定されており(下記
の表1にはこのことを着座前−2℃として表してい
る)、これらの、各種着座時の種々の時間区分毎、トイ
レルーム内の室温毎の制御のためのデータが制御手段6
を構成するマイクロコンピュータのメモリーに格納して
ある。
【0010】
【表1】
【0011】しかして、図4の実線で示すように便座1
に着座する前は、温度検知手段3により温度検知を行
い、例えば温度検知手段3により温度検知手段3部分が
42℃となるように制御手段6により制御する。この場
合、便座1の表面温度は40℃になる。そして、人が便
座1に着座すると同時に図4のように温度低下するが、
このように人が便座1に着座して、着座スイッチ5によ
り人が着座したことを検知すると、表1のデータに基づ
き、現在のトイレルーム内の室温、着座後の経過時間に
応じて制御手段6によりヒータ2への通電率が制御され
るものである。例えば、室温検知手段4で検知した現在
室温が18℃以下の場合、着座後0〜1分は便座1に設
けた温度検知手段3による温度検知に関係なくヒータ2
への通電率を100%となるように制御し、更に、着座
後1〜3分の間は通電率を65%となるように制御し、
更に、3〜6分の間は通電率を50%となるように制御
し、上記着座後1〜6分の間は温度検知手段3による温
度検知に関係なくヒータ2をデューティ比制御し、着座
後6分経過後は上記デューティ比制御を止めて温度検知
手段3の温度検知による制御に切り換えるのであるが、
この場合、着座していない時における温度検知手段3に
よる検知温度よりも一定温度低い温度(実施例では2
℃)となるように制御するものである。そして、使用が
終わって、離座すると、再び、温度検知手段3による検
知温度を着座前の温度となるように制御するものであ
る。ここで、18℃以下の室温の場合、着座後6分間通
電率を変化させながらデューティ比制御をすることで、
便座1の表面温度(着座した人の皮膚の温度)をなめら
かに上昇させて快適な温度上昇勾配が得られる。そし
て、着座後6分経過すると便座1の表面温度が目的とす
る40℃の設定温度になるので、その後は温度検知手段
3による温度検知による制御に切り換えるのである。こ
こで、6分経過後に温度検知手段3による検知温度を、
上記のように着座していない時における温度検知手段3
による検知温度よりも一定温度低い温度(実施例では2
℃)となるように制御するのは、着座している時は人が
便座1の上面に座っているため、便座1からの放熱が少
なくなり、その分表面温度が高くなるので、これを見込
んで便座1の上面温度を40℃とするには着座していな
い時の温度検知手段3による検知温度を低くするのであ
る。図4において、実線のイは本発明の便座1の表面部
分の温度を示し、実線のロは本発明の温度検知手段3部
分の温度を示す。
【0012】トイレルーム内の室温が18℃乃至25℃
の範囲においては同様に表1に示す18℃〜25℃の温
度区分且つ着座後の時間区分毎の制御を行うものであ
る。また、トイレルーム内の室温が25℃以上の範囲に
おいては同様に表1に示す25℃以上の温度区分に示す
ように着座後直ぐに温度検知手段3による検知温度より
も一定温度低い温度(実施例では2℃)で温度制御する
ものである。
【0013】なお、実施例において非着座時における温
度検知手段3による検知温度を42℃として説明した
が、この温度は任意に切り換えて設定できるのは勿論で
ある。
【0014】
【発明の効果】本発明にあっては、上述のように、着座
スイッチにより人が着座したことを検知すると、予め設
定された時間を複数区分して始めの時間区分よりも後の
時間区分ほど通電率が低くなるようなデューティ比で予
め設定した時間だけ温度検知手段の検知温度とは無関係
にヒータに通電するように制御する制御手段を設け、上
記制御手段によるデューティ比の制御は更に室温検知手
段の検知による現在室温があらかじめ設定された複数室
温区分のうち低い室温区分においては通電率が高く且つ
高い室温区分においては通電率が低くなるように制御す
るので、着座により温度低下した後の温度上昇を快適な
温度上昇勾配となるように制御でき、また、着座してい
る時は人が便座の上面に座っているため、便座からの放
熱が少なくなり、その分表面温度が高くなるので、これ
を見込んで着座から予め設定した時間経過後にはデュー
ティ比の制御を止めて着座していない時における温度検
知手段による検知温度よりも一定温度低い温度となるよ
うに制御することにより、快適な使用ができるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の暖房便座の制御部の構成を示す説明図
である。
【図2】同上の制御ブロック図である。
【図3】同上の便座の要部断面図である。
【図4】同上の便座の温度制御を示すグラフである。
【符号の説明】
1 便座 2 ヒータ 3 温度検知手段 4 室温検知手段 5 着座スイッチ 6 制御手段
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−60521(JP,A) 特開 昭59−108526(JP,A) 特開 昭62−101220(JP,A) 実開 昭62−200994(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47K 13/30

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 便座の裏面部にヒータと温度検知手段と
    を設けてヒータを温度検知手段による温度検知に基づい
    て設定温度に制御するようにした暖房便座において、室
    温を検知する室温検知手段と、便座に人が着座したこと
    を検知する着座スイッチとを設け、着座スイッチにより
    人が着座したことを検知すると、予め設定された時間を
    複数区分して始めの時間区分よりも後の時間区分ほど通
    電率が低くなるようなデューティ比で予め設定した時間
    だけ温度検知手段の検知温度とは無関係にヒータに通電
    するように制御する制御手段を設け、上記制御手段によ
    るデューティ比の制御は更に室温検知手段の検知による
    現在室温があらかじめ設定された複数室温区分のうち低
    い室温区分においては通電率が高く且つ高い室温区分に
    おいては通電率が低くなるように制御し、着座から予め
    設定した時間経過後にはデューティ比の制御を止めて着
    座していない時における温度検知手段による検知温度よ
    りも一定温度低い温度となるように制御することを特徴
    とする暖房便座。
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