JPH07186007A - 工作機械の制御装置 - Google Patents

工作機械の制御装置

Info

Publication number
JPH07186007A
JPH07186007A JP4307041A JP30704192A JPH07186007A JP H07186007 A JPH07186007 A JP H07186007A JP 4307041 A JP4307041 A JP 4307041A JP 30704192 A JP30704192 A JP 30704192A JP H07186007 A JPH07186007 A JP H07186007A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
work
torque
amount
headstock
axis
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP4307041A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3259371B2 (ja
Inventor
Koji Hashimoto
橋本  浩司
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP30704192A priority Critical patent/JP3259371B2/ja
Priority to EP93118500A priority patent/EP0598386B1/en
Priority to DE69316841T priority patent/DE69316841T2/de
Priority to US08/153,042 priority patent/US5555178A/en
Publication of JPH07186007A publication Critical patent/JPH07186007A/ja
Priority to HK98103590A priority patent/HK1004347A1/xx
Application granted granted Critical
Publication of JP3259371B2 publication Critical patent/JP3259371B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B19/00Programme-control systems
    • G05B19/02Programme-control systems electric
    • G05B19/18Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form
    • G05B19/182Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form characterised by the machine tool function, e.g. thread cutting, cam making, tool direction control
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T82/00Turning
    • Y10T82/10Process of turning
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T82/00Turning
    • Y10T82/25Lathe
    • Y10T82/2502Lathe with program control
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T82/00Turning
    • Y10T82/25Lathe
    • Y10T82/2552Headstock

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Turning (AREA)
  • Automatic Control Of Machine Tools (AREA)
  • Numerical Control (AREA)
  • Jigs For Machine Tools (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 長いワークの両側を、対向した2台の主軸台
で把握し、この2台の主軸台を同期させて駆動しなが
ら、ワークを加工する複合旋盤において、各種変位によ
りワークに無理な力が作用し、加工精度を低下させると
いう問題が有り、この改善を目的とした。 【構成】 主軸台12、22をワーク5に押し付けるた
めの押し付け完了判定手段40、50、主軸台12、2
2を移動させるための指令値42、52、軸の移動のデ
ータなどCNCが演算するために必要なデータを設定す
るためのパラメータ43、53、Z軸サーボモータ1
4、24のトルク量を決定するためのトルク制限量4
4、54で構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は対向したワーク保持手段
を有し、このワーク保持手段により保持されたワークを
加工する工作機械の制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、対向したワーク保持手段、例えば
主軸台に長いワークを保持し、前記主軸台を駆動しなが
らワークを加工する旋盤等の工作機械、例えば複合旋盤
が実用化されている。
【0003】図10は、前記複合旋盤を示す構成図であ
り、図に於て1は刃物台、2は刃物台1にとりつけられ
た切削工具、3は刃物台1と連結されこれを駆動するボ
ールネジ、4はボールネジ3と連結しこれを駆動するX
軸サーボモータ、5はワーク、11はワーク5の一方を
把握するチャック、12はスピンドルが搭載された主軸
台、13は主軸台12と連結されこれを駆動するボール
ネジ、14はボールネジ13と連結されこれを駆動する
Z軸サーボモータである。また、21〜24は、それぞ
れ前記チャック11、主軸台12、ボールネジ13、Z
軸サーボモータ14に対応した同一ユニットであり、説
明は省略する。この複合旋盤は、一本のワーク5の両端
を各々のチャック11、21で把握し、その状態で主軸
台12、22を同期連動させながらワーク5を加工する
ものである。
【0004】図11は、図10で示した旋盤を制御する
制御装置、例えば数値制御装置(以下NCと略称する)
のサーボアンプのブロック図で、4は刃物台1を駆動す
るX軸サーボモータ、6は刃物台1の位置を検出する位
置検出器、7はNCより指令される位置指令パルスCp
xと位置検出器6からのフィードバックパルスの誤差を
検出する誤差カウンタ、8は誤差カウンタ7の値をアナ
ログ量に変換するD/Aコンバータ、9はD/Aコンバ
ータ8の出力のアナログ量を増幅しX軸サーボモータ4
を駆動するパワーアンプである。また、16〜19、2
6〜29はそれぞれ前記位置検出器6、誤差カウンタ
7、D/Aコンバータ8、パワーアンプ9と同一に構成
され、第1のZ軸用サーボモータ14と第2のZ軸用サ
ーボモータ24をそれぞれ駆動する。CpzはNCより
指令されるサーボモータ14、24を同時に駆動するZ
軸位置指令パルスである。
【0005】次に動作について説明する。図10におい
て刃物台1のX軸方向の移動と主軸台12、22のZ軸
方向の移動は、図示しない紙テープ、あるいはNC内記
憶メモリ等に記憶された加工プログラムを実行する事で
実現できる。加工プログラムは例えば、 のようにX軸とZ軸の移動量が1ブロック単位で実行順
にプログラムされており、これを図示しないCPU・メ
モリとで構成された中央処理部(NC本体部)で1ブロ
ック毎の各軸移動量として計算され、周知のパルス分配
器により各軸位置指令パルス列に変換される。前記指令
パルス列が図11に示したX軸位置指令パルス列Cpx
とZ軸位置指令パルス列Cpzであり、X軸位置指令パ
ルス列CpxはX軸用、Z軸位置指令パルス列Cpzは
Z軸用として出力される。X軸位置指令パルス列Cpx
は誤差カウンタ7に加算され位置検出器6との誤差はD
/Aコンバータ8を通してパワーアンプ9に与えられ、
誤差量に応じた速度でサーボモータ4を駆動することで
刃物台1を移動させる。また、Z軸位置指令パルス列C
pzも同様であるが、Z軸位置指令パルス列Cpzは誤
差カウンタ17、27の両方に与えられているため、図
10に示した2つの主軸台12、22が同期運転を行な
う。図12は、機械系の変位・ワーク自身の変位が機械
・ワークに与える影響を示す図で、実線は変位前を示
し、破線が変位後を示している。図12(a)は、前記
した変位がワーク5の変形により吸収されている例で、
ワーク5の剛性が機械剛性・サーボ剛性より小さい場合
に発生し、図12(b)は前記変位が機械の変形により
吸収されている例で、機械の剛性がワークの剛性・サー
ボの剛性より小さい場合に発生する。また図12
(a)、図12(b)以外にサーボ剛性がワークの剛性
・機械の剛性より小さい場合が考えられるが、このケー
スではモータトルクが飽和し制御不能となるため、モー
タまたは駆動アンプが過負荷アラームで運転停止とな
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の装置は、上記の
ように構成されており、2つの主軸台をワークで連結し
た状態では機械系の変位・ワーク自身の変位がサーボモ
ータの負荷となって現れ、これらの変位は、チャッキン
グ圧によるワークの圧力変位・切削時の発熱によるワー
クの熱変位・機械移動の摩擦熱等による機械の熱変位で
あり、これらを無くすことはできない。このためワーク
に無理な力が作用し加工精度を低下させる欠点があっ
た。
【0007】第1の発明は、前記変位が生じたとしても
加工精度が低下しない工作機械の制御装置を得ることを
目的とする。また、第2の発明は、一定のトルクでワー
クを挟みつける場合にパラメータや加工プログラムにお
いてトルク量を指定できることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の発明による工作機
械の制御装置は、対向したワーク保持手段を有し、この
ワーク保持手段によりワークを保持して前記ワークを加
工する工作機械の制御装置において、前記ワーク保持手
段のワークへの押し付けが完了したか否か判定する押し
付け完了判定手段と、前記ワーク保持手段をワークへ押
し付けるトルク量を決定するトルク量決定手段と、前記
トルク量決定手段で決定されたトルク量により、前記ワ
ーク保持手段をワークへ押し付けるトルク量を制御する
トルク量制御手段とを備えたものである。
【0009】第2の発明の工作機械の制御装置は、対向
したワーク保持手段を有し、このワーク保持手段により
保持された前記ワークを加工する工作機械の制御装置に
おいて、前記ワーク保持手段の少なくとも一方を駆動す
る駆動手段のトルク量をアナログ値からデジタル信号に
変換するA/D変換手段と、前記A/D変換手段から出
力されたトルク量を判定するトルク量判定手段と、前記
ワーク保持手段をワークへ押し付けるトルク量を制御す
る押し付け制御手段とを備えたことを特徴とする工作機
械の制御装置。
【0010】
【作用】第1の発明による工作機械の制御装置は、機械
または、ワークの変位量分を送り軸が一定のトルク量で
移動する。第2の発明による工作機械の制御装置は、サ
ーボモータがパラメータまたは、加工プログラムにより
設定されたトルク量より大きなトルク量を必要とした場
合、トルク制限手段により設定されたトルク量になるよ
うに出力をカットしたデータをパワーアンプに渡しパワ
ーアンプはそのデータでモータを回転させることにより
設定されたトルク量でモータを回転させる。
【0011】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の第1の実施例を図について
説明する。図1において、5はワーク、33はワーク5
の回転軸付近の端面部分と接するフェイスドライバ、1
2はスピンドルが搭載された主軸台、13は主軸台12
と連結されこれを駆動するボールネジ、14はボールネ
ジ13と連結されこれを駆動するZ軸サーボモータ、1
6はZ軸サーボモータ14に結合された位置検出器、3
0はZ軸サーボモータ14を駆動するサーボアンプ、3
2はサーボアンプ30に指令を出しZ軸サーボモータ1
4、24を制御するNC、34はワーク5の回転軸付近
の端面部分と接するフェイスドライバである。また、2
2〜24、26および31は、それぞれ上記主軸台1
2、ボールネジ13、Z軸サーボモータ14、位置検出
器16およびサーボアンプ30に対応した同一ユニット
であり、説明は省略する。
【0012】図2は、図1で示した旋盤を制御するNC
32とサーボアンプ30、31のブロック図で、4は図
示しない刃物台を駆動するX軸サーボモータのブロック
図、6は刃物台1の位置を検出する位置検出器、7は位
置指令パルスCpxと位置検出器6からのフィードバッ
クパルスの誤差を検出する誤差カウンタ、8は誤差カウ
ンタ7からの値をアナログ量に変換するD/Aコンバー
タ、9はD/Aコンバータ8からのアナログ量を増幅し
サーボモータ4を駆動するパワーアンプである。また1
4は主軸台12を駆動するZ軸サーボモータのブロック
図で、15はZ軸サーボモータ14の出力トルクを制御
するトルク制御手段、16は主軸台12の位置を検出す
る位置検出器、17は位置指令パルスCpzと位置検出
器16からのフィードバックパルスの誤差を検出する誤
差カウンタ、18は誤差カウンタ17の値をアナログ量
に変換するD/Aコンバータ、19はD/Aコンバータ
18からのアナログ量を増幅しサーボモータ14を駆動
するパワーアンプである。なお、24〜29はそれぞれ
上記Z軸サーボモータ14、トルク制御手段15、位置
検出器16、誤差カウンタ17、D/Aコンバータ1
8、パワーアンプ19と同様であり、説明を省略する。
また、40はZ軸位置検出器6の位置フィードバックパ
ルス、41は主軸台12をワーク5に押しつけるための
押し付け完了判定手段、42は主軸台12を移動させる
ための指令値、43は軸の移動のデータなどNC32が
演算するために必要なデータを設定するパラメータ、4
4はZ軸サーボモータ14のトルク量を決定するための
トルク制限量である。また、50〜54はそれぞれ上記
位置フィードバックパルス40、押し付け完了判定手段
41、指令値42、パラメータ43、トルク制限量44
と同一に構成され、Z軸用サーボモータ24をそれぞれ
駆動する。
【0013】図3は、位置指令値42、52の累積値を
グラフで表わしたものと、位置フィードバック値40、
50をグラフで表わしたものである。図中aは、通常の
位置指令値42、52と位置フィードバック40、50
の関係である。図中bは、主軸台12、22がワーク5
に接触した状態での位置指令値42、52と位置フィー
ドバック40、50の関係である。図中cは、ワーク5
を主軸台12、22で両側から挟んだ状態での位置指令
値42、52と位置フィードバック40、50の関係で
ある。
【0014】図4は、フェイスドライバ33、34でワ
ーク5を保持した図である。55はフェイスドライバ3
3、34でワーク5を保持するために切削加工が可能に
なった切削加工可能領域である。
【0015】この複合旋盤は、一本のワーク5の両端を
各々の主軸台12とフェイスドライバ33、主軸台21
とフェイスドライバ34でワーク5を押し付け合い、挟
みつけた状態で主軸台12、22を同期連動させながら
ワーク5を加工するものである。
【0016】この実施例の基本的な構成は、ワーク5を
主軸台12、22である一定のトルクで挟みつける事に
より保持し、その状態で加工を行なうことである。ま
ず、一定のトルクでワーク5を保持する制御を行なう手
段について説明する。主軸台12をワーク5の方に向か
って移動させるためにNC32は、指令値42をサーボ
アンプ30に出力する。位置指令42は誤差カウンタ1
7に加算され、位置検出器16との誤差はD/Aコンバ
ータ18を通してパワーアンプ19に与えられ、誤差量
に応じた速度でZ軸サーボモータ14を駆動することで
主軸台12を移動させる。主軸台22も同様の手段で移
動させる。通常この状態では、図3のaの部分の状態
で、指令値の累積と位置検出器16のデータである位置
フィードバック40は多少の時間的なずれは生じるが同
じデータとなる。
【0017】次に、主軸台12がワーク5に接触すると
図3のbの部分の状態になり、指令値42は、図3のa
の部分と同じように出力するが位置フィードバックデー
タ40は変化しなくなる。なぜなら、主軸台12がワー
ク5に接触しているために移動することが出来ないため
Z軸サーボモータ14も動かなくなり位置検出器16も
変化しなくなる為である。通常この状態だと、Z軸サー
ボモータ14はパワーアンプ19の出力の最大値のトル
クで回転しようとするのでZ軸サーボモータ14に負荷
がかかってしまう。そのため、一定の負荷がかかると過
負荷アラームということで出力を停止してしまう。そこ
で、パラメータ43に設定されたトルク制限量44より
大きなトルク量が必要となるデータがD/Aコンバータ
18から出力されるとトルク制御手段15により、D/
Aコンバータ18の出力データをトルク制限量44にな
るようにカットしてパワーアンプ19に出力する。その
結果として、Z軸サーボモータ14は、一定のトルク量
で回転する為、トルク制限量44以上の負荷がZ軸サー
ボモータ14にかからなくなる。主軸台22を移動させ
るZ軸サーボモータ24も同様の制御を行なう。
【0018】次に、図3のbの状態をしばらく続けてい
ると位置フィードバック40と位置指令値42の差がだ
んだん大きくなって来る。そこで、押し付け完了判定手
段41によってパラメータ43に設定された押し付け完
了量より、位置フィードバック40と位置指令値42差
分が大きくなったら位置指令値を増加させるのを停止す
る。これを式で表わすと次式の条件の様になる。 押し付け完了量<(位置指令値42−位置フィードバッ
ク値40) また、この状態は、図3のcの状態である。主軸台22
を移動させるZ軸サーボモータ24も同様の制御を行な
う。この状態で、ワーク5の両側を一定のトルクで押し
続けることによってワーク5を保持することになる。
【0019】以上の説明で、ワーク5を2つの主軸台1
2、22で挟みつける場合の説明を行なってきたが、主
軸台22を移動するためのZ軸サーボモータ24、位置
検出器25、サーボアンプ31が動かない場合でも、主
軸台12がワーク5に接触するための移動距離が増える
だけで主軸台12の制御そのものは同様に行える。つま
り、主軸台22は動かない状態で主軸台12がワーク5
を片側から一定のトルク量で押しつければ、主軸台22
は、反作用によりワークを押しつける事になり、主軸台
12、22で挟みつけたのと同様の効果を得られる。
【0020】この状態で、加工を行ない切削時の発熱に
よるワーク5の熱変位・機械移動の摩擦熱等による機械
の熱変位が発生した場合を説明する。ワーク5が膨張し
Z軸の−方向に変位が働いた場合を説明する。この変位
による力がZ軸サーボモータ14のトルクより大きい場
合、Z軸サーボモータ14は、トルク量が一定のため変
位による力に耐えることが出来ずに、−方向に押戻され
てしまう。次に、ワーク5が縮小しZ軸の+方向に変位
が働いた場合を説明する。この場合は、位置フィードバ
ックデータ40と位置指令値42との差を持っているの
で前述したようにサーボアンプ14を位置指令値に近づ
けようと一定のトルク量で常にワーク5を押している。
そのため、ワーク5が+方向に変位すればその分だけ一
定のトルク量で移動する。従って、結果的に変位に応じ
てZ軸サーボアンプ14を制御することになり、変位が
発生しても一定のトルクでワーク5を挟みつけることに
なる。これは、図3のcの状態である。主軸台22を移
動させるZ軸サーボモータ24も同様の制御を行なう。
【0021】次にフェイスドライバー33、34につい
て説明する。第4図のようにフェイドライバ33、34
は、ワーク5を両側から回転軸部分を一定なトルク量で
挟みつけている。一定のトルク量で挟みつけているため
にチャック11の様にワーク5を把握することがなくて
もワーク5を落とすことが無い。また、ワーク5の回転
軸部分のみ把握することによりチャック11で把握して
いたときには加工することが出来なっかったワーク5の
端面部分55の加工も可能になる。
【0022】実施例2.次に、この発明の第2の実施例
を図について説明する。図5において、5はワーク、3
3はワーク5の回転軸付近の端面部分と接するフェイス
ドライバ、12はスピンドルが搭載された主軸台、13
は主軸台12と連結されこれを駆動するボールネジ、1
4はボールネジ13と連結されこれを駆動するZ軸サー
ボモータ、15はZ軸サーボモータ14に結合された位
置検出器、30はZ軸サーボモータ14を駆動するサー
ボアンプ、32はサーボアンプに指令を出しZ軸サーボ
モータ14、24を制御するNC、34はワーク5の回
転軸付近の端面部分と接するフェイスドライバである。
【0023】図6は、図5で示した旋盤を制御するNC
32とサーボアンプ30のブロック図で、4は刃物台を
駆動するX軸サーボモータ、6は刃物台の位置を検出す
る位置検出器、7は位置指令パルスCpxと位置検出器
6からのフィードバックパルスの誤差を検出する誤差カ
ウンタ、8は誤差カウンタ7の値をアナログ量に変換す
るD/Aコンバータ、9はD/Aコンバータからのアナ
ログ量を増幅しサーボモータ4を駆動するパワーアンプ
である。また14は主軸台12を駆動するZ軸サーボモ
ータ、15はZ軸サーボモータ14の出力トルクを制御
するトルク制御手段、16は主軸台12の位置を検出す
る位置検出器、17は位置指令パルスCpzと位置検出
器16からのフィードバックパルスの誤差を検出する誤
差カウンタ、18は誤差カウンタ17の値をアナログ量
に変換するD/Aコンバータ、19はD/Aコンバータ
からのアナログ量を増幅しZ軸サーボモータ14を駆動
するパワーアンプである。また、40はZ軸位置検出器
6の位置フィードバックパルス、41は主軸台12をワ
ーク5に押しつけるための押し付け完了判定手段、42
は主軸台12を移動させるための指令値、43は軸の移
動などのデータなどNCが演算するために必要なデータ
を設定するパラメータ、44はZ軸サーボモータ14の
トルク量を決定するためのトルク制限量である。
【0024】この実施例の基本的な構成は、ワーク5を
主軸台12で押しつけ主軸台22は主軸台12で押しつ
けられた力の反作用でワーク5を押し返し、その結果と
して、ワーク5を一定のトルクで挟みつける事により保
持し、その状態で加工を行なうことである。
【0025】まず、一定のトルクでワーク5を挟み続け
る制御を行なう手段について説明する。主軸台12をワ
ーク5の方に向かって移動させるためにNC32は、指
令値42をサーボアンプ30に出力する。位置指令42
は誤差カウンタ17に加算され位置検出器16との誤差
はD/A変換器18を通してパワーアンプ19に与えら
れ、誤差量に応じた速度でZ軸サーボモータ14を駆動
し、主軸台12を移動させる。通常この状態では、図3
のaの部分の状態で、指令値の累積と位置検出器16の
データである位置フィードバック40は多少の時間的な
ずれは生じるが同じデータとなる。
【0026】次に、主軸台12がワーク5に接触すると
図3のbの部分の状態になり、指令値42は、図3のa
の部分と同じように出力するが位置フィードバックデー
タ40は、変化しなくなる。なぜなら、主軸台12がワ
ーク5に接触しているために移動することが出来ないた
めZ軸サーボモータ14も動かなくなり位置検出器16
も変化しなくなる為である。通常この状態だと、Z軸サ
ーボモータ14はパワーアンプ19の出力の最大値のト
ルクで回転しようとするのでZ軸サーボモータ14に負
荷がかかってしまう。そのため、一定の負荷がかかると
過負荷アラームということで出力を停止してしまう。そ
こで、パラメータ43に設定されたトルク制限量44よ
り大きなトルク量が必要となるデータがD/Aコンバー
タ18から出力されるとトルク制御手段15により、D
/Aコンバータ18の出力データをトルク制限量44に
なるようにカットしてパワーアンプ19に出力する。そ
の結果として、Z軸サーボモータ14は、一定のトルク
量で回転する為、トルク制限量44以上の負荷がZ軸サ
ーボモータ14にかからなくなる。
【0027】次に、図3のbの状態をしばらく続けてい
ると位置フィードバック40と位置指令値42の差がだ
んだん大きくなって来る。そこで、押し付け完了判定手
段41によってパラメータ43に設定された押し付け完
了量より、位置フィードバック40と位置指令値42差
分が大きくなったら位置指令値を増加させるのを停止す
る。これを式で表わすと次式の条件の様になる。 押し付け完了量<(位置指令値42−位置フィードバッ
ク値40) また、この状態は、図3のcの状態である。この状態
で、ワーク5を主軸台12で一定のトルクで押し続ける
ことにより、主軸台22が主軸台12で押された力の反
作用とでワーク5を保持することになる。
【0028】この状態で、加工を行ない切削時の発熱に
よるワーク5の熱変位・機械移動の摩擦熱等による機械
の熱変位が発生した場合を説明する。ワークが膨張しZ
軸の−方向に変位が働いた場合を説明する。この変位に
よる力がZ軸サーボモータ14のトルクより大きい場
合、Z軸サーボモータ14はトルク量が一定のために変
位による力に耐えることが出来ずに、−方向に押戻され
てしまう。次に、ワーク5が縮小しZ軸の+方向に変位
が働いた場合を説明する。この場合は、位置フィードバ
ックデータ40と位置指令値42との差を持っているの
で前述したようにサーボアンプ14を位置指令値に近づ
けようと一定のトルク量で常にワーク5を押している。
そのため、ワーク5が+方向に変位すればその分だけ一
定のトルク量で移動する。従って、結果的に変位に応じ
てサーボアンプ14を制御することになり、変位が発生
しても一定のトルクでワーク5を挟みつけることにな
る。これは、図3のcの状態である。
【0029】実施例3.次に、この発明の実施例3を図
について説明する。図7は、図1で示した旋盤を制御す
るNC32とサーボアンプ30、31のブロック図で、
4は刃物台を駆動するX軸サーボモータ、6は刃物台1
の位置を検出する位置検出器、7は位置指令パルスCp
xと位置検出器6からのフィードバックパルスの誤差を
検出する誤差カウンタ、8は誤差カウンタ7の値をアナ
ログ量に変換するD/Aコンバータ、9はD/Aコンバ
ータ8からのアナログ量を増幅しサーボモータ4を駆動
するパワーアンプである。また14は主軸台12を駆動
するZ軸サーボモータ、56はアナログ値であるトルク
量をデジタル信号に変換するA/Dコンバータ(以下の
説明では、この出力した結果のデータをトルク量と呼
ぶ)、16は主軸台12の位置を検出する位置検出器、
17は位置指令パルスCpzと位置検出器16からのフ
ィードバックパルスの誤差を検出する誤差カウンタ、1
8は誤差カウンタ17の値をアナログ量に変換するD/
Aコンバータ、19はD/Aコンバータ18からのアナ
ログ量を増幅しZ軸サーボモータ14を駆動するパワー
アンプである。
【0030】また、57はA/Dコンバータ56から出
力されたトルク量を正確に測定するためのトルク量判定
手段、42は主軸台12を移動させるための指令値、4
3は軸の移動のデータなどNC32が演算するために必
要なデータを設定するパラメータ、58はZ軸サーボモ
ータ14を制御し一定のトルク量にするための押し付け
制御手段である。また、24、26〜29、52、5
3、59〜61はそれぞれ上記Z軸サーボモータ14、
位置検出器16、誤差カウンタ17、D/Aコンバータ
18、パワーアンプ19、指令値42、パラメータ4
3、A/Dコンバータ56、トルク量判定手段57、押
し付け制御手段58と同一に構成され、Z2軸用サーボ
モータ24をそれぞれ駆動する。
【0031】図8(a)は位置指令値42、52の累積
値をグラフで表わしたものと、A/Dコンバータ56、
59の出力であるトルク量との関係を示した図である。
図中(1)は、通常の軸移動時の指令値42、52とト
ルク量の関係を示してある。(2)は主軸台12、22
がワーク5に接触した状態での指令値42、52とトル
ク量の関係を示してある。(3)は指令値42、52を
停止した状態でのトルク量との関係を示す。(4)は機
械の変位などでトルク量が減少した場合の指令値の関係
を示す。(5)は指令値42、52を停止した状態での
トルク量との関係を示す。(6)は機械の変位などでト
ルク量が増加した場合の指令値の関係を示す。
【0032】図8(b)は、図8(a)の(2)と
(3)の部分を詳細に表わした図である。図中黒丸
(・)は、NCがある一定時間でトルク量をサンプリン
グするタイミングを示してある。また、黒丸についてる
数字1〜9は、サンプリングした順番である。(1)の
部分は、サンプリングしたデータがある一定回数設定値
の範囲内には入っていることを示すものである。
【0033】この実施例の基本的な構成は、ワーク5を
主軸台12、22である所定のトルクで挟みつける事に
より固定し、その状態で加工を行なうことである。ま
ず、一定のトルクでワーク5を挟み続ける制御を行なう
手段について説明する。主軸台12をワーク5の方に向
かって移動させるためにNC32は、指令値42をサー
ボアンプ30に出力する。位置指令42は誤差カウンタ
17に加算され位置検出器16との誤差はD/Aコンバ
ータ18を通してパワーアンプ19に与えられ、誤差量
に応じた速度でZ軸サーボモータ14を駆動し、主軸台
12を移動させる。主軸台22も同様の手段で移動させ
る。通常この状態では、図8(a)(1)の部分の状態
で、トルク量は、主軸台12を移動させるためにほぼ一
定の力を出した状態となる。
【0034】次に、主軸台12がワーク5に接触すると
図8(a)(2)の部分の状態になり、指令値42は、
図8(a)(1)の部分よりも速度が遅くなるように指
令値42を出力するがトルク量は急激に大きくなる。な
ぜなら、主軸台12がワーク5に接触しているために移
動することが出来ないためZ軸サーボモータ14も動か
なくなり位置検出器16も変化しなくなって誤差カウン
タ17の差分は大きくなるため、パワーアンプ19は早
く指令値42の位置まで動こうとして大きな出力を出
す。その結果トルク量も大きくなる。
【0035】次に、図8(a)(3)の部分について説
明する。トルク量が大きくなり、パラメータ43に設定
されたトルク量下限値を越えると押し付け制御手段58
は設定値通りのトルク量になったと判断して、指令値4
2を出力するのを停止する。その結果、トルク量は、多
少のばらつきを持ちながらもパラメータ43に設定され
た値付近に落ちつく。
【0036】この状態で、加工を行ない切削時の発熱に
よるワークの熱変位・機械移動の摩擦熱等による機械の
熱変位が、発生した場合を説明する。先ず、図8(a)
(4)の部分について説明する。機械やワーク5の熱な
どによりワーク5と主軸台12の間に隙間があく方向に
変位が発生したとする。そうすると、今まで主軸台12
が押していたワーク5が無くなる方向に動くのでトルク
量は低下する。その結果、押し付け制御手段58は、ワ
ーク5が縮んだと判断して指令値42を主軸台12をワ
ーク5に押しつける方向(Z軸の+方向)に移動するよ
うに出力する。その結果、主軸台12とワーク5は、ま
た、押しつける状態になるのでトルク量が増加する。
【0037】次に、図8(a)(5)の部分について説
明する。(4)の部分での制御の結果、トルク量はパラ
メータ43に設定された状態になり、押し付け制御手段
58は、指令値41を出力するのを停止する。次に、図
8(a)(6)の部分について説明する。機械やワーク
5の熱などによりワーク5と主軸台12を押しつける方
向に変位が発生したとする。そうすると、今まで主軸台
12が押していたワーク5が更に押しつける様な方向に
動くのでトルク量は押し返される力を押し返そうとして
増加し、トルク量の設定上限値よりも大きくなる。その
結果、押し付け制御手段58は、ワーク5が伸びたと判
断して指令値42を主軸台12がワーク5から逃げる方
向(Z軸の−方向)に移動するように出力する。その結
果、主軸台12とワーク5の関係が適正になりトルク量
がパラメータ43に設定されたトルク量上限値より小さ
くなる。その結果、トルク量は、パラメータ43に設定
された状態になったと押し付け制御手段58は判断して
指令値42を停止する。
【0038】主軸台22を動作させるZ軸サーボモータ
24も位置検出器26、誤差カウンタ27、D/Aコン
バータ28、パワーアンプ29、指令値52、パラメー
タ53、A/Dコンバータ59、トルク量判定手段6
0、押し付け制御手段61により同様の制御を行なう。
この様に、変位に応じてサーボアンプ14を制御するこ
とになり、変位が発生しても一定のトルクでワーク5を
挟みつける状態を維持する。
【0039】以上の説明で、ワーク5を2つの主軸台1
2、22で挟みつける場合の説明を行なってきたが、主
軸台22を移動するためのZ軸サーボモータ24、位置
検出器25、サーボアンプ31が動かない場合でも、主
軸台12がワーク5に接触するための移動距離が増える
だけで主軸台12の制御そのものは同様に行える。つま
り、主軸台22は動かない状態で主軸台12がワーク5
を片側から一定のトルク量で押しつければ、主軸台22
は反作用によりワークを押しつける事になり、主軸台1
2、22で挟みつけたのと同様の効果を得られる。
【0040】次に、トルク量判別手段57について、図
8(b)にて説明する。図8(b)は、図8(a)の
(2)(3)の部分を詳細にした図である。また、この
図において黒丸(・)はNC32内部である一定時間毎
にサンプリングするタイミングである。
【0041】トルク量というのは、もともとはパワーア
ンプ14から出力されたアナログデータであるためばら
つきを持つ、またそのデータをA/Dコンバータ56に
よりデジタルデータに変換するときにも、変換誤差など
によりばらつきを発生する。そのためトルク値をサンプ
リングすると、図8(b)の様な波形になる。この様な
波形をNC32がサンプリングすると、次のようにな
る。1回目のサンプリングではトルク量が設定値に入っ
ていないと判断し、2回目のサンプリングで設定値にな
ったと判断して押し付け制御手段58にデータを渡す
と、3回目のサンプリングは良いが、4回目のサンプリ
ングで設定値からトルク量が外れてしまう。そのため、
押し付け制御手段58に対して正確なデータを渡すこと
が出来なくなる。そのため、図8(b)(1)の部分の
ようにある一定の回数(図では4回)設定に入っている
かどうか判断して、トルク量が落ち着くのを確認してか
ら押し付け制御手段58に対してトルク量が規定値に入
ったことを知らせる。その事により、トルク量のばらつ
きによる誤動作を防止することが出来る。また、トルク
量判定手段60も同様に判定を行なう。
【0042】実施例4.次に、この発明の実施例4を図
について説明する。図9は、図5で示した旋盤を制御す
るNC32とサーボアンプ30のブロック図で、4は刃
物台を駆動するX軸サーボモータ、6は刃物台の位置を
検出する位置検出器、7は位置指令パルスCpxと位置
検出器6からのフィードバックパルスの誤差を検出する
誤差カウンタ、8は誤差カウンタ7の値をアナログ量に
変換するD/Aコンバータ、9はD/Aコンバータ8か
らのアナログ量を増幅しX軸サーボモータ4を駆動する
パワーアンプである。
【0043】また14は主軸台12を駆動するZ軸サー
ボモータ、56はアナログ値であるトルク量をデジタル
信号に変換するA/Dコンバータ(以下の説明では、こ
の出力した結果のデータをトルク量と呼ぶ)、16は主
軸台12の位置を検出する位置検出器、17は位置指令
パルスCpzと位置検出器16からのフィードバックパ
ルスの誤差を検出する周知の誤差カウンタ、18は誤差
カウンタ17の値をアナログ量に変換するD/Aコンバ
ータ、19はD/Aコンバータ18からのアナログ量を
増幅しサーボモータ14を駆動するパワーアンプであ
る。
【0044】また、57はA/Dコンバータ56から出
力されたトルク量を正確に測定するためのトルク量判定
手段、42は主軸台12を移動させるための指令値、4
3は軸の移動などのデータなどNC32が演算するため
に必要なデータを設定するためのパラメータ、58はZ
軸サーボモータ14を制御し一定のトルク量にするため
の押し付け制御手段である。
【0045】この実施例の基本的な構成は、ワーク5を
主軸台12と22である一定のトルクで挟みつける事に
より固定し、その状態で加工を行なうことである。ま
ず、一定のトルクでワークを挟み続ける制御を行なう手
段について説明する。主軸台12をワーク5の方に向か
って移動させるためにNC32は、指令値42をサーボ
アンプ30に出力する。位置指令42は誤差カウンタ1
7に加算され位置検出器16との誤差はD/Aコンバー
タ18を通してパワーアンプ19に与えられ、誤差量に
応じた速度でサーボモータ14を駆動し、主軸台12を
移動させる。通常この状態では、図8(a)(1)の部
分の状態で、トルク量は、主軸台12を移動させるため
にほぼ一定の力を出した状態となる。
【0046】次に、主軸台12がワーク5に接触すると
図8(a)(2)の部分の状態になり、指令値42は、
図8(a)(1)の部分よりも速度が遅くなるように指
令値42を出力するがトルク量は急激に大きくなる。な
ぜなら、主軸台12がワーク5に接触しているために移
動することが出来ないためサーボアンプ14も動かなく
なり位置検出器16も変化しなって誤差カウンタ17の
差分は大きくなるため、パワーアンプ19は早く指令値
42の位置まで動こうとして大きな出力を出す。その結
果トルク量も大きくなる。
【0047】次に、図8(a)(3)の部分について説
明する。トルク量が大きくなり、パラメータ43に設定
されたトルク量下限値を越えると押し付け制御手段58
は設定値通りのトルク量になったと判断して、指令値4
2を出力するのを停止する。その結果、トルク量は、多
少のばらつきを持ちながらもパラメータ43に設定され
た値付近に落ちつく。この状態で、加工を行ない切削時
の発熱によるワーク5の熱変位・機械移動の摩擦熱等に
よる機械の熱変位が発生した場合を説明する。
【0048】先ず、図8(a)(4)の部分について説
明する。機械やワークの熱などによりワーク5と主軸台
12の間に隙間があく方向に変位が発生したとする。そ
うすると、今まで主軸台12が押していたワーク5が無
くなる方向に動くのでトルク量は低下する。その結果、
押し付け制御手段44は、ワーク5が縮んだと判断して
指令値42を主軸台12をワーク5に押しつける方向
(Z軸の+方向)に移動するように出力する。その結
果、主軸台12とワーク5は、また、押しつける状態に
なるのでトルク量が増加する。
【0049】次に、図8(a)(5)の部分について説
明する。(4)の部分での制御の結果、トルク量はパラ
メータ43に設定された状態になり、押し付け制御手段
58は、指令値41を出力するのを停止する。次に、図
8(a)(6)の部分について説明する。機械やワーク
の熱などによりワーク5と主軸台12を押しつける方向
に変位が発生したとする。そうすると、今まで主軸台1
2が押していたワーク5が更に押しつける様な方向に動
くのでトルク量は押し返される力を押し返そうとして増
加し、トルク量の設定上限値よりも大きくなる。その結
果、押し付け制御手段58は、ワーク5が伸びたと判断
して指令値42を主軸台12がワーク5から逃げる方向
(Z軸の−方向)に移動するように出力する。その結
果、主軸台12とワーク5の関係が適正になりトルク量
がパラメータ43に設定されたトルク量上限値より小さ
くなる。その結果、トルク量は、パラメータ43に設定
された状態になったと押し付け制御手段58は判断して
指令値42を停止する。この様に、変位に応じてサーボ
アンプ14を制御することになり、変位が発生しても一
定のトルクでワーク5を挟みつける状態を維持する。
【0050】次に、トルク量判別手段57について、図
8(b)にて説明する。図8(b)は、図8(a)の
(2)(3)の部分を詳細にした図である。また、この
図において黒丸(・)はNC内部である一定時間毎にサ
ンプリングするタイミングである。トルク量というの
は、もともとはパワーアンプ14から出力されたアナロ
グデータであるためばらつきを持つ、またそのデータを
A/Dコンバータ56によりデジタルデータに変換する
ときにも、変換誤差などによりばらつきを発生する。そ
のためトルク値をサンプリングすると、図8(b)の様
な波形になる。この様な波形をNC32がサンプリング
すると、次のようになる。1回目のサンプリングではト
ルク量が設定値に入っていないと判断し、2回目のサン
プリングで設定値になったと判断して押し付け制御手段
58にデータを渡すと、3回目のサンプリングは良い
が、4回目のサンプリングで設定値からトルク量が外れ
てしまう。そのため、押し付け制御手段58に対して正
確なデータを渡すことが出来なくなる。
【0051】そのため、図8(b)(1)の部分のよう
にある一定の回数(図では4回)設定に入っているかど
うか判断して、トルク量が落ち着くのを確認してから押
し付け制御手段58に対してトルク量が規定値に入った
ことを知らせる。その事により、トルク量のばらつきに
よる誤動作を防止することが出来る。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば
機械自身またはワーク自身の変位によりワークの不用な
負荷が加わるのを防止することが出来るので、ワークの
加工精度を向上できる。また、サーボモータに対して不
用な負荷をかけないため、サーボモータの消費電力を低
減することが出来る。また、機械自身に歪が発生し難く
なるので、機械自身の精度も長年にわたって保持できる
ようになる。第2の発明によれば、サーボモータのトル
ク量をパラメータ、または、加工プログラムの指示によ
り変更できるので、重いワーク、柔らかいワークなどワ
ークの種類や、ワークに負荷のかかる切削などその場の
状況に応じて条件を臨機応変に変更できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の構成図を説明した図で
ある。
【図2】図1のNCとサーボアンプの部分を詳細に示し
た図である。
【図3】位置指令値と位置フィードバックデータの関係
を示した図である。
【図4】図1のフェースドライバとワークの部分を詳細
に示した図である。
【図5】本発明の第2の実施例の構成図を説明した図で
ある。
【図6】図5のNCとサーボアンプの部分を詳細に示し
た図である。
【図7】本発明の第3の実施例を説明した図である。
【図8】トルク量と指令値の関係およびトルク量の判定
方法を示した図である。
【図9】本発明の第4の実施例を説明した図である。
【図10】従来の装置の構成図を示した図である。
【図11】図10のNCとサーボアンプの部分を詳細に
示した図である。
【図12】変位が機械やワークに歪を発生させる事を示
した図である。
【符号の説明】
1 刃物台 2 切削工具 3 X軸用ボールネジ 4 X軸サーボモータ 5 加工ワーク 6 X軸位置検出器 7 X軸誤差カウンター 8 X軸D/Aコンバータ 9 X軸パワーアンプ 10 機械の変位 11 チャック 12 主軸台 13 Z軸ボールネジ 14 Z軸サーボモータ 15 トルク制限手段 16 Z軸位置検出器 17 Z軸誤差カウンター 18 Z軸D/Aコンバータ 19 Z軸パワーアンプ 21 チャック 22 主軸台 23 Z軸ボールネジ 24 Z軸サーボモータ 25 トルク制限手段 26 Z軸位置検出器 27 Z軸誤差カウンター 28 Z軸D/Aコンバータ 29 Z軸パワーアンプ 30 数値制御装置(CNC) 31 Z軸サーボアンプ 32 Z軸サーボアンプ 33 フェイスドライバー 34 フェイスドライバー 40 位置検出器のデータ 41 押し付け完了判定手段 42 Z軸指令値 43 パラメータ 44 トルク制限量 50 位置検出器のデータ 51 押し付け完了判定手段 52 Z軸指令値 53 パラメータ 54 トルク制限量 55 切削加工可能領域 56 Z軸A/Dコンバータ 57 トルク量判定手段 58 押し付け制御手段 59 Z軸A/Dコンバータ 60 トルク量判定手段 61 押し付け制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G05D 17/02

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向したワーク保持手段を有し、このワ
    ーク保持手段によりワークを保持して前記ワークを加工
    する工作機械の制御装置において、前記ワーク保持手段
    のワークへの押し付けが完了したか否か判定する押し付
    け完了判定手段と、前記ワーク保持手段をワークへ押し
    付けるトルク量を決定するトルク量決定手段と、前記ト
    ルク量決定手段で決定されたトルク量により、前記ワー
    ク保持手段をワークへ押し付けるトルク量を制御するト
    ルク量制御手段とを備えたことを特徴とする工作機械の
    制御装置。
  2. 【請求項2】 対向したワーク保持手段を有し、このワ
    ーク保持手段により保持された前記ワークを加工する工
    作機械の制御装置において、前記ワーク保持手段の少な
    くとも一方を駆動する駆動手段のトルク量をアナログ値
    からデジタル信号に変換するA/D変換手段と、前記A
    /D変換手段から出力されたトルク量を判定するトルク
    量判定手段と、前記ワーク保持手段をワークへ押し付け
    るトルク量を制御する押し付け制御手段とを備えたこと
    を特徴とする工作機械の制御装置。
JP30704192A 1992-11-17 1992-11-17 工作機械のワーク保持方法及びその装置 Expired - Lifetime JP3259371B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30704192A JP3259371B2 (ja) 1992-11-17 1992-11-17 工作機械のワーク保持方法及びその装置
EP93118500A EP0598386B1 (en) 1992-11-17 1993-11-16 Control apparatus and method for holding a workpiece in a machine tool
DE69316841T DE69316841T2 (de) 1992-11-17 1993-11-16 Verfahren und Steuerungsgerät zum Aufspannen eines Werkstücks in einer Werkzeugmaschine
US08/153,042 US5555178A (en) 1992-11-17 1993-11-17 Control apparatus and method for holding a workpiece in a machine tool
HK98103590A HK1004347A1 (en) 1992-11-17 1998-04-18 Control apparatus and method for holding a workpiece in a machine tool

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30704192A JP3259371B2 (ja) 1992-11-17 1992-11-17 工作機械のワーク保持方法及びその装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07186007A true JPH07186007A (ja) 1995-07-25
JP3259371B2 JP3259371B2 (ja) 2002-02-25

Family

ID=17964339

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30704192A Expired - Lifetime JP3259371B2 (ja) 1992-11-17 1992-11-17 工作機械のワーク保持方法及びその装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US5555178A (ja)
EP (1) EP0598386B1 (ja)
JP (1) JP3259371B2 (ja)
DE (1) DE69316841T2 (ja)
HK (1) HK1004347A1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6316903B1 (en) 1998-02-27 2001-11-13 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Synchronous controller
JP2002283159A (ja) * 2001-03-23 2002-10-03 Toyoda Mach Works Ltd 工作物クランプ装置
JP2016132087A (ja) * 2015-01-22 2016-07-25 中村留精密工業株式会社 2主軸対向旋盤の熱変位補正装置

Families Citing this family (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3694573B2 (ja) * 1997-03-10 2005-09-14 ファナック株式会社 プレス機械におけるモータトルク制御方法及びプレス機械
US6333615B1 (en) 1997-07-02 2001-12-25 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Synchronization control device for servo motors
EP1048380B1 (en) * 1997-08-29 2001-12-05 Citizen Watch Co. Ltd. Automatic lathe and method of controlling same
JP2001198765A (ja) * 2000-01-18 2001-07-24 Toshiba Mach Co Ltd 送り駆動装置の位置制御方法および位置制御装置
DE10048291A1 (de) * 2000-09-29 2002-05-02 Traub Drehmaschinen Gmbh Drehmaschine
KR100468044B1 (ko) * 2002-07-18 2005-01-24 신유성 인쇄용 동판의 연마기
CN100558494C (zh) * 2006-05-18 2009-11-11 许晓华 蜗杆丝杆加工设备
US7274968B1 (en) * 2006-12-26 2007-09-25 Sodick Co., Ltd. Method of serial communication method between NC device and a plurality of servo amps for servomotors
US8776357B2 (en) * 2009-05-04 2014-07-15 Mori Seiki Co. Ltd System and method of synchronized machining
JP4853842B2 (ja) * 2010-01-12 2012-01-11 株式会社安川電機 同期制御装置
JP4805427B2 (ja) * 2010-01-28 2011-11-02 ヤマザキマザック株式会社 心押装置
JP5842276B2 (ja) * 2012-02-28 2016-01-13 株式会社ダイフク 物品移載装置
JP6502976B2 (ja) * 2017-02-15 2019-04-17 ファナック株式会社 数値制御装置
CN109202484A (zh) * 2018-10-31 2019-01-15 重庆第二机床厂有限责任公司 旋转夹紧翻转工装
TWI696577B (zh) * 2018-11-30 2020-06-21 財團法人工業技術研究院 夾持裝置及應用其之夾持系統
CN112363453B (zh) * 2020-10-19 2022-10-18 上海航天设备制造总厂有限公司 一种利用90°侧铣头实现大型非正交角度异型深腔类零件的加工方法
CN113910022A (zh) * 2021-11-11 2022-01-11 济南凯特尔机器有限公司 一种高效超精密磨削高速刀柄的数控端面外圆磨床

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3731564A (en) * 1970-12-21 1973-05-08 Warner Swasey Co Machine tool
GB1332414A (en) * 1971-12-02 1973-10-03 Produmatic Sa Machine tools
JPS6119531A (ja) * 1984-07-04 1986-01-28 Komatsu Ltd 工作機械
DE3809619A1 (de) * 1988-03-22 1989-10-12 Boehringer Werkzeugmaschinen Verfahren und vorrichtung zur bearbeitung von rotationssymmetrischen bauteilen
JPH02109602A (ja) * 1988-10-20 1990-04-23 Okuma Mach Works Ltd 複数主軸旋盤の加工物受渡し方式
JPH0635082B2 (ja) * 1988-11-15 1994-05-11 オ−クマ株式会社 数値制御旋盤の切削制御方法
JP2824094B2 (ja) * 1989-11-28 1998-11-11 ヤマザキマザック株式会社 複合旋盤の心押し装置及び制御方法
JPH0463603A (ja) * 1990-06-29 1992-02-28 Okuma Mach Works Ltd 推力自動調整式心押台
JP2518457B2 (ja) * 1990-07-05 1996-07-24 三菱電機株式会社 施盤の送り軸同期連動方法
DE4208701C2 (de) * 1992-03-18 1995-07-13 Weiler Werkzeugmaschinen Gmbh Verfahren zum Einspannen eines Werkstücks in einer CNC-Drehmaschine

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6316903B1 (en) 1998-02-27 2001-11-13 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Synchronous controller
DE19882982B3 (de) * 1998-02-27 2014-04-03 Mitsubishi Denki K.K. Synchronsteuereinrichtung
JP2002283159A (ja) * 2001-03-23 2002-10-03 Toyoda Mach Works Ltd 工作物クランプ装置
JP2016132087A (ja) * 2015-01-22 2016-07-25 中村留精密工業株式会社 2主軸対向旋盤の熱変位補正装置

Also Published As

Publication number Publication date
US5555178A (en) 1996-09-10
DE69316841D1 (de) 1998-03-12
DE69316841T2 (de) 1998-06-25
HK1004347A1 (en) 1998-11-20
EP0598386B1 (en) 1998-02-04
JP3259371B2 (ja) 2002-02-25
EP0598386A2 (en) 1994-05-25
EP0598386A3 (en) 1994-07-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH07186007A (ja) 工作機械の制御装置
US8299743B2 (en) Machine tool and controlling method thereof
EP0464496B1 (en) Method for synchronously interlocking feed axes of a lathe
KR950007237B1 (ko) 수치제어 이송장치
EP0557530A1 (en) Numerical control device
KR910006499B1 (ko) 수치 제어장치
JPH0751991A (ja) 工具破損防止方式
KR100773707B1 (ko) 공작기계의 구동 제어 장치
EP0487738B1 (en) System for correcting quantity of deformation of tool
JP3119308B2 (ja) マシニングセンタ
JPH0655310A (ja) Ncテールストック及びその制御方法
JPH0649260B2 (ja) 同期制御装置
JPH03190601A (ja) ワーク交換方法
JP2880211B2 (ja) 工具負荷監視制御方法
JPS62246408A (ja) 深穴ドリルサイクル制御方式
JPH09295201A (ja) 床下形車輪旋盤の加工制御方法とその装置
JP3787481B2 (ja) 工作機械における切削工具の負荷検出方法および装置
JPH044405A (ja) 数値制御装置
JPH0751992A (ja) 穴開け加工方式
JPS59142045A (ja) 数値制御工作機械
JP3361119B2 (ja) 旋盤における小径ドリル加工方法
JP3079837B2 (ja) 数値制御装置
WO2006030520A1 (ja) ワーククランプ装置
JP2788149B2 (ja) 数値制御装置におけるスキップ制御方法
JP2004148422A (ja) 多軸加工装置、多軸加工装置での加工方法、プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071214

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081214

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091214

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091214

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101214

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111214

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111214

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121214

Year of fee payment: 11

EXPY Cancellation because of completion of term