JPH07151177A - 防振マウント - Google Patents

防振マウント

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Publication number
JPH07151177A
JPH07151177A JP32108993A JP32108993A JPH07151177A JP H07151177 A JPH07151177 A JP H07151177A JP 32108993 A JP32108993 A JP 32108993A JP 32108993 A JP32108993 A JP 32108993A JP H07151177 A JPH07151177 A JP H07151177A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bracket
vibration
dynamic damper
fixed
resin
Prior art date
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Pending
Application number
JP32108993A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiko Hanazaki
雅彦 花崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Riko Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Riko Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sumitomo Riko Co Ltd filed Critical Sumitomo Riko Co Ltd
Priority to JP32108993A priority Critical patent/JPH07151177A/ja
Publication of JPH07151177A publication Critical patent/JPH07151177A/ja
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  • Vibration Prevention Devices (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 ダイナミックダンパを従来のように、樹脂製
ブラケットに圧入固定する必要がなく、しかも外れる虞
れがなく強く止着でき、安価で安全な防振マウントを提
供する。 【構成】 ダイナミックダンパ30が、係合部11cと
一体的に設けられた弾性体32と、弾性体32に固定さ
れた質量体31とを備え、係合部11cがブラケット1
0成型時に一体的に保持されている防振マウント。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエンジンマウント等に使
用される防振マウントに関し、特に、ダイナミックダン
パを付設した防振マウントに関する。
【0002】
【従来の技術】ダイナミックダンパを付設した防振マウ
ントは、ダイナミックダンパが一般に鋼製の取付板を備
え、この取付板を鋼製のブラケットの外周面に強固に溶
接にて固着して構成されたものが知られている。
【0003】ところで、近年、車両の軽量化に伴ってブ
ラケットがアルミ合金製のものがあり、ダイナミックダ
ンパをブラケットに溶接で固着することができなくなっ
てきた。しかるに、従来技術として、例えば、実開平1
−14940号公報に、ダイナミックダンパをブラケッ
トの外周面に設けた係止部に圧入固定するものが知られ
ている。
【0004】しかしながら、かかる従来のものは、ダイ
ナミックダンパをブラケットの係止部にに圧入固着する
ために面倒な圧入作業を要すると共に、圧入固着された
ダイナミックダンパが使用中に振動で抜け落ちる虞れが
あった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
に鑑み発明されたものであって、ダイナミックダンパを
樹脂製ブラケットに圧入固定する必要がなく、即ち、ダ
イナミックダンパをブラケット成型時に一緒に止着で
き、しかも、ダイナミックダンパが外れる虞れがなく強
く止着でき、安価で安全な防振マウントを提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上発明は上記目的を達成
するために、筒状部を備えた樹脂製ブラケットと、中央
部に取付部材を備えている該筒状部の内周面に固着され
た防振ゴム体と、該筒状部から突出して止着されたダイ
ナミックダンパとからなり、該ブラケットあるいは該防
振ゴム体の取付部材のいずれか一方が支持体に、他方が
被支持体に取付けられる防振マウントにおいて、該ダイ
ナミックダンパが該ブラケットの該筒状部と係合する係
合部と、該係合部と一体的に設けられた弾性体と、該弾
性体に固定された質量体とを備え、該係合部が該ブラケ
ット成型時に該ブラケットに一体的に保持されているこ
とを特徴とする防振マウントを構成したものである。
【0007】
【作用】本発明は上述の如く、ダイナミックダンパが樹
脂ブラケットの筒状部と係合する係合部を備え、この係
合部がブラケット成形時にブラケットに一体的に保持さ
れているので、従来のようにダイナミックダンパをブラ
ケットに圧入固定する必要がなく、また取外し不能に止
着することができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1ー図4に基づい
て説明する。
【0009】
【実施例1】実施例1を図1および図2に基づいて説明
する。図において、10がナイロン等の樹脂で成形され
た樹脂で成形された樹脂製のブラケットであり、樹脂製
ブラケット10は筒部11と筒部11の外周の一部から
突出して一体に成型された取付部12とを備えている。
【0010】筒部11の内周面11aに円筒状の防振ゴ
ム体20が一体的に加硫接着あるいは嵌着されている。
筒部11の外周面11b の上部に円弧状のダイナミック
ダンパ30がブラケット10の成型時に一体的に止着さ
れ、本発明の防振マウントが構成されている。
【0011】以下、具体的に説明すると、防振ゴム体2
0は、中央部にエンジン(図示せず)あるいは車体等
(図示せず)に取付けための取付け部材として内筒金具
21が配置され、内筒金具21の外周に円筒状のゴム弾
性体21が一体的に加硫接着されて構成されている。
【0012】ダイナミックダンパ30は、中心部に金属
からなる質量体31を有し、この質量体31と、質量体
31を保持するゴム等の弾性体32とからなり、ゴム弾
性体32は質量体31よりも半径方向内方に位置して設
けられた円弧状の隣接部321と質量体31の外表面を
覆う被覆部322と、質量体31に設けた貫通孔31
a、31a内に充填された係止部323とを有し、質量体
31と一体的に型成形されている。
【0013】ダイナミックダンパ30の隣接部321の
周方向両端の耳部324に半径方向に貫通した係合穴3
21a、321aが施されている。ここで係合穴321
a、321aが本発明の要旨巾の「係合部」の一例を構成
している。
【0014】この隣接部321の内周面は樹脂製ブラケ
ット10を射出成形する際に、ブラケット10の外周面
11b と一体的に接合している。
【0015】そして、このようにブラケット10を成型
する際にダイナミックダンパ30の隣接部321に形成
された係合穴321a、321aに筒部11の外周面11
b から突出した被係合凸部11c、11cが係合穴321
a、321a間を橋渡して、ダイナミックダンパ30がブ
ラケット10の筒部11から機械的に外れないように係
合固着されている。
【0016】即ち、樹脂製ブラケット10を成形型で成
型する際に、成形型内に加硫成形されたダイナミックダ
ンパ30を予めセットし、係合穴321a、321aを介
して、被係合凸部11c、11cを一体に形成している。
なお、隣接部321に金属や樹脂からなる板を積層して
も差支えない。易論樹脂製ブラケット10の筒部を楕円
形に構成することができる。
【0017】また、隣接部321とブラケット10との
接合部は接着剤を介存させると、さらにダイナミックダ
ンパ30とブラケット10とを強く結合できる。
【0018】また、この実施例では質量体31に貫通孔
31a、31a を設けてあるので、質量体31を弾性体
32で強く保持することができた。
【0019】
【実施例2】実施例2を図3に基づいて説明する。図に
おいて50が樹脂製のブラケットであり、この樹脂製ブ
ラケット50は筒部51と筒部51から斜め下方に突出
した取付部52とからなり、取付部52はボルト52a
を備えている。
【0020】樹脂製ブラケット50の筒部51の内周面
51aに、筒状の防振ゴム体(図示せず)が嵌着される
ようになされている。筒部51の外周面51bには円弧
状のダイナミックダンパ60が樹脂製ブラケット50の
成形時にブラケット50と一体的に止着され、本発明の
防振マウントが構成される。
【0021】ダイナミックダンパ60は実質的に中心部
に配置された金属製の質量体61と、質量体61を保持
するゴム弾性体62とからなり、半径方向内方位置せし
められる硬質樹脂からなる板状の隣接部621を備えて
一体的に加硫成形されて構成されている。
【0022】さらに詳しくは、ゴム弾性体62は質量体
61の外周を覆う薄肉の被覆部623と、実質的にバネ
作用をする厚肉になした円弧状の接続部622とを備
え、接続部622は質量体61と円弧状の隣接部621
間に介在し、質量体61と隣接部621間を一体的に加
硫成形し、質量体61を隣接部621に弾性的に接続し
ている。
【0023】隣接部621の周方向両端には接続部62
2よりも突出した突出部621a、621aを備えてい
る。従って、かかるダイナミックダンパ60の隣接部6
21の内周面が成型される樹脂製ブラケット50の筒部
51の外周面51bと接合するように、予め成形型(図
示せず)にセットし、樹脂製ブラケット50を成型する
際に、この凹形形状の突出部51c、51cがそれぞれカ
ギ状に外周面51bから突出して覆いブラケット50に
一体的に埋設固着される。
【0024】ここで、埋設固着された突出部621a、
621aが本発明の要旨中の「係合部」を構成してい
る。
【0025】
【実施例3】実施例3を図4に基づいて説明する。図に
おいて70が樹脂製ブラケットであり、ブラケット70
は、上部に開口75をもつ筒状部71と、筒状部71か
ら台形状に未広がりに一体に形成された取付部72とか
らなり、取付部72に形成された取付穴72a、72aに
ボルト(図示せず)を挿通して樹脂ブラケット70を車
体等に取付け可能に構成されている。
【0026】筒状部71の内周面71aに筒状の防振ゴ
ム体80が一体的に固着されている。この筒状の防振ゴ
ム体80は略筒状に形成された筒状のゴム弾性体81と
中心部に加硫成形されている。
【0027】開口75を形成するために、樹脂製ブラケ
ット70の上部に対向する開口端部71b、71bを有
し、開口端部71b、71b同志を橋渡しする鋼板からな
る隣接部921をもつダイナミックダンパ90がこの開
口端部71b、71b間に樹脂製ブラケット70成形時に
一体的に設けられ、本発明の防振マウントが構成されて
いる。
【0028】詳しくは、隣接部921の両端部はカギ状
に折り曲げられて形成された凹形形状の係合部921
a、921aを有し、樹脂製ブラケット70成形時に開口
端部71b、71b内に埋設固着されている。
【0029】そして、この隣接部921の中央部に外方
に突出して設けられたバネ作用をする厚肉のブロック状
弾性体922を介して金属からなる質量体91が接続保
持されている。
【0030】ここで、隣接部921と、弾性体929
と、質量体91とからダイナミックダンパ90が構成さ
れている。
【0031】この防振マウントの製造方法について説明
すると、予め加硫成形型(図示せず)を用いて筒状の防
振ゴム体80とダイナミックダンパ90が一体的に加硫
成形される。
【0032】即ち、下硫成形型に内筒金具82、隣接部
921および質量体91をセットし、筒状の弾性体81
およびブロック状の弾性体922をゴム材料にて射出成
形し、これ等を一体に加硫成形することにより、筒状の
防振ゴム体80とダイナミックダンパ90とが一体的に
成形される。
【0033】しかる後、この筒状の防振ゴム体80とダ
イナミックダンパ90とが一体的に成形された加硫成形
品を、ブラケット70を型成するための樹脂成型(図示
せず)内にセットし、図示すように隣接部921の両端
の係合部921a、921aをブラケット70の開口端部
71b、71b内にインサ−トせしめてブラケット70を
樹脂成型することにより、防振マウントを構成したもの
である。
【0034】以上説明したように、本発明は本発明の主
旨を逸脱しない範囲において、他の多くの形態、態様で
実施することができる。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、ダイナミックダンパを
ブラケット成型時に一緒に止着でき、かかるダイナミッ
クダンパを備えた防振マウントを安価に提供でき、しか
もダイナミックダンパが外れる虞れがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の防振マウントの正面図。
【図2】図1のX−X線に沿った断面図。
【図3】実施例2のダイナミックダンパを備えたブラケ
ットの破砕断面図。
【図4】実施例3の防振マウントの縦断面。
【符号】
10、50、70:樹脂製ブラケット 11、51、71:筒状部 30、60、90:ダイナミックダンパ 31、61、91:質量体 32、622、922:弾性体 321a、621a、921a:係合部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状部を備えた樹脂製ブラケットと、中
    央部に取付部材を備えている該筒状部の内周面に固着さ
    れた防振ゴム体と、該筒状部から突出して止着されたダ
    イナミックダンパとからなり、該ブラケットあるいは該
    防振ゴム体の取付部材のいずれか一方が支持体に、他方
    が被支持体に取付けられる防振マウントにおいて、該ダ
    イナミックダンパが該ブラケットの該筒状部と係合する
    係合部と、該係合部と一体的に設けられた弾性体と、該
    弾性体に固定された質量体とを備え、該係合部が該ブラ
    ケット成型時に該ブラケットに一体的に保持されている
    ことを特徴とする防振マウント。
  2. 【請求項2】 前記係合部が係合凹部あるいは係合凸部
    に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の防
    振マウント。
JP32108993A 1993-11-26 1993-11-26 防振マウント Pending JPH07151177A (ja)

Priority Applications (1)

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JP32108993A JPH07151177A (ja) 1993-11-26 1993-11-26 防振マウント

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JP32108993A JPH07151177A (ja) 1993-11-26 1993-11-26 防振マウント

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JPH07151177A true JPH07151177A (ja) 1995-06-13

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JP (1) JPH07151177A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09257075A (ja) * 1996-03-25 1997-09-30 Daihatsu Motor Co Ltd 合成樹脂製の防振マウント用ブラケット
JP4642981B2 (ja) * 2000-08-30 2011-03-02 株式会社ブリヂストン ダイナミックダンパ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09257075A (ja) * 1996-03-25 1997-09-30 Daihatsu Motor Co Ltd 合成樹脂製の防振マウント用ブラケット
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