JPH07143474A - 画像取り込み装置、およびテレビ会議システム - Google Patents

画像取り込み装置、およびテレビ会議システム

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JPH07143474A
JPH07143474A JP5290185A JP29018593A JPH07143474A JP H07143474 A JPH07143474 A JP H07143474A JP 5290185 A JP5290185 A JP 5290185A JP 29018593 A JP29018593 A JP 29018593A JP H07143474 A JPH07143474 A JP H07143474A
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JP
Japan
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video signal
video
image
selector
priority
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JP5290185A
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Inventor
Tatsuo Nagamatsu
竜夫 永松
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 装置を大型化、高コスト化することなく、複
数のビデオ信号を、同時に取り込むことができるように
する。 【構成】 画像取り込み装置1において、例えばA/D
変換器2からのビデオ信号Aの優先度が、A/D変換器
3からのビデオ信号Bの優先度の2倍である場合、セレ
クタ4は、フィールド周期単位でA,A,B,A,A,
B,A,・・・のように、2フィールドのビデオ信号A
を選択して出力し、その後、1フィールドのビデオ信号
Bを選択して出力することを繰り返す。セレクタ4の出
力は、γ補正回路5、スケーラ6、フレームメモリ7、
およびDMAコントローラ9を介して、ワークステーシ
ョン11のメインメモリ14に転送されて記憶される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばビデオカメラな
どで撮影した画像を、コンピュータなどに取り込む場合
に用いて好適な画像取り込み装置、並びにテレビ会議シ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】例えばビデオカメラなどで撮影した画像
を、コンピュータに取り込んで画像処理を施したり、あ
るいは伝送装置に取り込んで圧縮符号化処理を施したり
する場合においては、画像をコンピュータや伝送装置に
取り込むためのインターフェイスとして、画像にA/D
変換処理等の所定の信号処理を施す画像取り込み装置が
必要となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来におい
ては、1つのビデオカメラに対し、1つの画像取り込み
装置が必要であったため、例えばコンピュータに、複数
のビデオカメラから同時に画像を取り込む場合には、ビ
デオカメラと同じ数だけの画像取り込み装置が必要とな
り、システム全体が大型化、高コスト化する課題があっ
た。
【0004】そこで、1つの画像取り込み装置に、複数
のビデオカメラを接続する方法として、複数のビデオカ
メラの後段にスイッチを設け、そのスイッチを手動で切
り換えることによって、複数のビデオカメラの出力のう
ちの1つ選択して、画像取り込み装置に供給するものが
ある。
【0005】しかしながら、このようにスイッチを設け
るだけでは、複数のビデオカメラそれぞれからリアルタ
イムに出力されている画像を同時に取り込むことはでき
なかった。
【0006】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たものであり、装置を大型化、高コスト化することな
く、複数の画像を、リアルタイムで同時に取り込むこと
ができるようにするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の画像取
り込み装置は、複数のビデオデータを取り込む画像取り
込み装置において、複数のビデオデータの中から、それ
ぞれのビデオデータの優先度に基づいた、例えばフィー
ルド周期やフレーム周期の正の整数倍などの所定時間ご
とに、そのビデオデータを選択して出力する選択手段と
してのセレクタ4を備えることを特徴とする。
【0008】請求項2に記載の画像取り込み装置は、ビ
デオデータの優先度が、ビデオデータに対応する画像の
種類(例えば、画像が静止画であるか動画であるか)ま
たは性質(例えば、画像が複雑であるか平坦であるか
や、その色彩など)に基づいて設定されることを特徴と
する。
【0009】請求項3に記載の画像取り込み装置は、ビ
デオデータの優先度が、ビデオデータに対応する画像の
動きに基づいて設定されることを特徴とする。
【0010】請求項4に記載のテレビ会議システムは、
請求項1乃至3のいずれかに記載の画像取り込み装置を
備えることを特徴とする。
【0011】
【作用】請求項1に記載の画像取り込み装置において
は、複数のビデオデータの中から、それぞれのビデオデ
ータの優先度に基づいた、例えばフィールド周期やフレ
ーム周期の正の整数倍などの所定時間ごとに、そのビデ
オデータが選択されて出力される。従って、優先度に基
づいた所定時間単位で間引かれた複数のビデオデータ
を、同時に取り込むことができる。
【0012】請求項2に記載の画像取り込み装置におい
ては、ビデオデータの優先度が、ビデオデータに対応す
る画像の種類(例えば、画像が静止画であるか動画であ
るか)または性質(例えば、画像が複雑であるか平坦で
あるかや、その色彩など)に基づいて設定される。従っ
て、動画であるビデオデータや、複雑な画像のビデオデ
ータは、短い時間単位で間引いて取り込むようにするこ
とができるので、ビデオデータの画質およびビデオデー
タを取り込む効率の劣化を低減することができる。
【0013】請求項3に記載の画像取り込み装置におい
ては、ビデオデータの優先度が、ビデオデータに対応す
る画像の動きに基づいて設定される。従って、動きの速
い画像のビデオデータは、短い時間単位で間引いて取り
込むようにすることができるので、ビデオデータの画質
およびビデオデータを取り込む効率の劣化を低減するこ
とができる。
【0014】請求項4に記載のテレビ会議システムにお
いては、請求項1乃至3のいずれかに記載の画像取り込
み装置を備える。従って、システムを大型化、高コスト
化することなく、複数のビデオデータを、同時に取り込
むようにすることができる。
【0015】
【実施例】図1は、本発明の画像取り込み装置を備えた
コンピュータシステムの一実施例の構成を示すブロック
図である。このコンピュータシステムは、画像取り込み
装置1、ワークステーション11、およびステレオオー
ディオセレクタ21から構成され、外部からのビデオ信
号またはオーディオ信号を、画像取り込み装置1または
ステレオオーディオセレクタ21をそれぞれ介して、ワ
ークステーション11に取り込むことができるようにな
されている。
【0016】即ち、画像取り込み装置1は、A/D変換
器2,3、セレクタ4,γ補正回路5、スケーラ6、フ
レームメモリ7、メモリコントローラ8,DMAコント
ローラ9、およびAP−ROM10から構成され、複数
のビデオ信号としての、例えば2つのビデオ信号A,B
を同時に取り込むことができるようになされている。
【0017】なお、図1においては、NTSC方式のビ
デオ信号Aと、S映像のビデオ信号Bとを入力すること
ができるようになされているが、2つのNTSC方式の
ビデオ信号またはS映像のビデオ信号を入力するように
することもできるし、また、他の方式のビデオ信号を入
力するようにすることもできる。
【0018】入力された2つのビデオ信号AまたはB
は、A/D変換器2または3でそれぞれA/D変換さ
れ、アナログ信号からディジタル信号のビデオ信号Aま
たはBにされて、セレクタ4に出力される。
【0019】セレクタ4は、ビデオ信号AまたはBの、
後述するような優先度に基づいた、例えばフィールド周
期の正の整数倍などの所定時間ごとに、ビデオ信号Aま
たはBをそれぞれ選択して出力する。
【0020】即ち、セレクタ4は、例えばビデオ信号A
とBの優先度が(ほぼ)等しい場合、フィールド周期ご
とに、A,B,A,B,・・・のように、1フィールド
単位のビデオ信号AとBとを交互に選択して出力する。
従って、この場合には、セレクタ4において、ビデオ信
号A,Bは、それぞれ2フィールドに1フィールドの割
合で間引かれて出力され、これによりビデオ信号A,B
のフレームレート(フィールドレート)は、本来のレー
トの1/2になる(N個のビデオ信号が入力されている
場合には、各ビデオ信号のフレームレート(フィールド
レート)は、本来のレートの1/Nになる)。
【0021】また、セレクタ4は、例えばビデオ信号A
の優先度が、ビデオ信号Bの優先度の(ほぼ)2倍であ
る場合、A,A,B,A,A,B,A,・・・のよう
に、ビデオ信号Aをフィールド周期の2倍の時間選択し
て、2フィールドのビデオ信号Aを出力し、その後、ビ
デオ信号Bをフィールド周期の時間だけ選択して、1フ
ィールドのビデオ信号Bを出力することを繰り返す。従
って、この場合には、セレクタ4において、ビデオ信号
Aは、3フィールドに1フィールドの割合で間引かれ、
ビデオ信号Bは、3フィールドに2フィールドの割合で
間引かれて、それぞれ出力され、これによりビデオ信号
AまたはBのフレームレート(フィールドレート)は、
本来のレートのそれぞれ2/3または1/3になる。
【0022】ここで、ビデオ信号(ビデオデータ)の優
先度について説明する。まずビデオ信号の優先度は、シ
ステムの使用者があらかじめ設定し、セレクタ4にセッ
トするようにすることができる。即ち、使用者は、ビデ
オ信号AとBが、同程度に重要な情報を有するときなど
には、それぞれの優先度を同一の値に設定することがで
きる。また、使用者は、ビデオ信号Aが、ビデオ信号B
より重要な情報を有するときなどには、ビデオ信号Aの
優先度を、ビデオ信号Bの優先度の、例えば2倍や3倍
など、ビデオ信号Bの優先度より高い値に設定すること
ができる。
【0023】さらに、ビデオ信号の優先度は、そのビデ
オ信号に対応する画像が、例えば動画であるか静止画で
あるかの、画像の種類に基づいて設定するようにするこ
とができる。即ち、ビデオ信号AおよびBがセレクタ4
に入力される前に、それらが静止画であるか動画である
かを検出し、例えばビデオ信号Aが動画で、ビデオ信号
Bが静止画であるときには、ビデオ信号Aの優先度を、
ビデオ信号Bの優先度より大きな値に設定し、セレクタ
4にセットするようにすることができる。この場合、セ
レクタ4において、ビデオ信号Bが大きな割合で間引か
れても、ビデオ信号Bは静止画であるから、失われる情
報はほとんどなく、不自然な画像とはならない。
【0024】また、ビデオ信号の優先度は、そのビデオ
信号に対応する画像が、例えば平坦な画像であるか複雑
な画像であるかなどの、画像の性質に基づいて設定する
ようにすることができる。即ち、ビデオ信号AおよびB
がセレクタ4に入力される前に、それらが平坦な画像で
あるか複雑な画像であるかを検出し、その検出結果に基
づいて、ビデオ信号AおよびBの優先度を設定し、セレ
クタ4にセットするようにすることができる。
【0025】さらに、ビデオ信号の優先度は、そのビデ
オ信号に対応する画像の動きに基づいて設定するように
することができる。即ち、ビデオ信号AおよびBがセレ
クタ4に入力される前に、それらの動きを検出し、例え
ばビデオ信号Aが動きの大きい動画像で、ビデオ信号B
が動きの小さい動画像であるときには、ビデオ信号Aの
優先度を、ビデオ信号Bの優先度より大きな値に設定
し、セレクタ4にセットするようにすることができる。
この場合、セレクタ4において、ビデオ信号Bが大きな
割合で間引かれても、ビデオ信号Bは動きが小さいの
で、それほど不連続な動画像にはならない。
【0026】セレクタ4より出力されたビデオ信号は、
γ補正(色補正)を行うγ補正回路5および画像を拡大
または縮小する(とともにスムージングを行う)スケー
ラ6を介して、フレームメモリ7に供給される。
【0027】なお、ビデオ信号AまたはBに同期する
(付随する)オーディオ信号がある場合には、そのオー
ディオ信号は、ステレオオーディオセレクタ21に入力
される。そして、ステレオオーディオセレクタ21は、
セレクタ4がビデオ信号AまたはBを選択するタイミン
グに同期して、ビデオ信号AまたはBに対応するオーデ
ィオ信号を選択して出力する。ステレオオーディオセレ
クタ21から選択されたオーディオ信号は、直接あるい
はワークステーション11のバス(APバス)を介し
て、ワークステーション11のメインメモリ14に転送
される。
【0028】フレームメモリ7は、メモリコントローラ
8によって、書き込みアドレスと読み出しアドレスが制
御され、セレクタ4よりγ補正回路5およびスケーラ6
を介して供給されたビデオ信号を、例えばフィールド単
位で記憶する。フレームメモリ7に記憶されたフィール
ド単位のビデオ信号は、DMAコントローラ9によって
順次読み出され、ワークステーション11のメインメモ
リ14に転送される。
【0029】ここで、DMAコントローラ9は、DMA
(Direct Memory Access)に必要な通信情報を記憶して
いるAP−ROM10から、通信情報を読み出し、その
通信情報にしたがって、フレームメモリ7に記憶された
フィールド単位のビデオ信号を、ワークステーション1
1のメインメモリ14に、バス(APバス)を介してD
MA転送するようになされている。
【0030】メインメモリ14においては、画像取り込
み装置1を介して入力されるビデオ信号の数と同じ数の
ビデオ信号記憶領域、即ち図1においては、ビデオ信号
AまたはBをそれぞれ記憶するビデオ信号記憶領域MA
またはMBが、あらかじめ確保されており、そのビデオ
信号記憶領域MAまたはMBには、セレクタ4がビデオ
信号AまたはBを選択するタイミングに同期して、DM
Aコントローラ9よりバスを介して、フィールド単位の
ビデオ信号AまたはBがそれぞれ転送されて記憶され
る。
【0031】ここで、フィールド単位のビデオ信号A
が、メインメモリ14に確保されたビデオ信号記録領域
MAに転送されて記憶されている様子を図2(a)に、
フィールド単位のビデオ信号Bがメインメモリ14に確
保された、ビデオ信号記録領域MAと異なるビデオ信号
記録領域MBに転送されて記憶されている様子を図2
(b)に、それぞれ示す。
【0032】次に、以上のようにして、ビデオ信号が、
ワークステーション11(メインメモリ14)に取り込
まれる場合の、画像取り込み装置1の動作について、図
3のフローチャートを参照して、さらに説明する。ま
ず、画像取り込み装置1では、入力されたビデオ信号A
またはBが、A/D変換器2または3でそれぞれA/D
変換され、セレクタ4に出力される。そして、ステップ
S1において、ビデオ信号AおよびBの優先度に基づい
て、セレクタ4の切り換えが行われ、ステップS2に進
み、ステップS1におけるセレクタ4の切り換えの結果
出力されるビデオ信号が、γ補正回路5およびスケーラ
6を介してフレームメモリ7に供給されて記憶される。
【0033】そして、ステップS3に進み、フレームメ
モリ7に1フィールド分のビデオ信号が記憶されたか否
かが判定される。ステップS3において、フレームメモ
リ7に、まだ1フィールド分のビデオ信号が記憶されて
いないと判定された場合、ステップS2に戻り、セレク
タ4より出力されているビデオ信号の記憶が続行され
る。また、ステップS3において、フレームメモリ7
に、1フィールド分のビデオ信号が記憶されたと判定さ
れた場合、ステップS4に進み、DMAコントローラ9
によって、フレームメモリ7に記憶された1フィールド
分のビデオ信号が、ワークステーション11のメインメ
モリ14へDMA転送されて記憶され、ステップS1に
戻り、再びステップS1から処理を繰り返す。
【0034】次に、ワークステーション11は、ROM
13に記憶されているプログラムにしたがって所定の処
理を行うCPU12、システムプログラムやアプリケー
ションプログラムなどを記憶しているROM13、上述
したようにビデオ信号を記憶する他、装置の動作上必要
なデータを記憶するメインメモリ14、CPU12によ
り制御され、内蔵するフレームバッファメモリ15aに
書き込まれたデータに対応する文字やグラフィックなど
を表示するCRT15などから構成されている。
【0035】CPU12は、上述したようにしてワーク
ステーション11内に取り込まれ、メインメモリ14に
記憶されたビデオ信号AやBを読み出し、CRT15に
表示させたり、そのままあるいは所定の画像処理を施し
て、図示せぬ補助記憶装置(例えば磁気ディスク装置
や、磁気テープ装置、光磁気ディスク装置、光ディスク
装置など)に記憶させる。
【0036】なお、ワークステーション11では、例え
ばビデオ信号AおよびBが、画像取り込み装置1によっ
てフィールド単位でA,B,A,B,・・・のように、
2フィールドに1フィールドの割合で間引かれて取り込
まれた場合、ビデオ信号AおよびBは、間引かれたフィ
ールドが、直前または直後のフィールドや前後のフィー
ルドの平均値などで補間されて、CRT15に表示され
る。また、例えばビデオ信号AまたはBが、画像取り込
み装置1によってフィールド単位でA,A,B,A,
A,B,A,・・・のように、3フィールドに1フィー
ルドの割合または3フィールドに2フィールドの割合で
それぞれ間引かれて取り込まれた場合、ビデオ信号Aお
よびBは、間引かれたフィールドが、上述の場合と同様
にして補間されて、CRT15に表示される。
【0037】ビデオ信号が、例えばNTSC方式の信号
である場合には、1秒間の表示が60フィールド(30
フレーム)の画像によって行われる。一方、1秒間の表
示が複数フィールド(複数フレーム)の画像によって行
われていれば、人間が、画像を動画像であると認識する
には充分である。従って、例えば十数以上のビデオ信号
を同時に取り込むような場合は別として、ある程度の数
の複数の動画像のビデオ信号を、上述のように間引いて
同時に取り込んでも、その表示結果は、人間が動画像で
あると認識することができるものとなる。
【0038】以上のように、図1のコンピュータシステ
ムによれば、1つの画像取り込み装置1で、即ち装置を
大型化、高コスト化することなく、複数のビデオデータ
を同時に取り込むことができる。
【0039】次に、図4は、図1に示した画像取り込み
装置1を用いて構成したテレビ会議システムの一実施例
の構成を示すブロック図である。なお、図中、図1にお
ける場合と対応する部分については、同一の符号を付し
てある。また、図4においては、オーディオ信号を処理
するブロックおよびワークステーション51側の画像取
り込み装置やビデオカメラなどの図示を省略してある。
【0040】即ち、このテレビ会議システムにおいて
は、ビデオカメラ41および42で撮影されたビデオ信
号が、上述したようにして画像取り込み装置1を介し
て、図1に示したCPU12,ROM13、およびメイ
ンメモリ14などから構成されるワークステーション1
1の本体31に取り込まれる。このビデオ信号は、ネッ
トワークを介して、例えばワークステーション11と異
なる部屋や、遠方に位置する、ワークステーション11
と同様に構成されるワークステーション51に伝送され
る。ワークステーション51では、図1におけるワーク
ステーション11のCRT15に、取り込まれたビデオ
信号が表示される場合と同様にして、伝送されてきたビ
デオ信号が表示される。
【0041】ところで、例えばカメラ41または42
で、会議の発言者または資料(例えば、あらかじめ配布
された資料や、ホワイトボードなどに記述された事項)
を撮影している場合、カメラ42による資料の画像は、
カメラ41による発言者の画像に比べて動きが少ない
(ほとんどない)。
【0042】そこで、画像取り込み装置1においては、
上述したように、カメラ41または42より出力される
画像の動きが検出され、その動きに基づいて画像の優先
度が設定される。その結果、画像取り込み装置1では、
発言者の画像の間引き率が小さくされるとともに、資料
の画像の間引き率が大きくされて、それぞれの画像が取
り込まれる。
【0043】従って、この場合、ビデオ信号を効率良く
伝送することができる。
【0044】なお、カメラ41または42それぞれで、
会議の発言者または資料を撮影することが、あらかじめ
判っているのであれば、上述したように、カメラ41か
ら出力される画像の優先度を高く、カメラ42から出力
される画像の優先度を低く、あらかじめ設定しておき、
これにより画像取り込み装置1において、カメラ41か
らの画像、即ち発言者の画像の間引き率を小さくすると
ともに、カメラ42からの画像、即ち資料の画像の間引
き率を大きくして、それぞれの画像を取り込むようにす
ることもできる。
【0045】また、カメラ41または42で、会議の発
言者または資料をそれぞれ撮影する場合の他、例えば会
議の発言者または会議の全景をそれぞれ撮影するような
場合などであっても、上述したようにしてビデオ信号を
効率良く伝送することができる。
【0046】以上のように、このテレビ会議システムに
よれば、装置を大型化、高コスト化することなく、複数
の画像を同時に取り込み、効率良く伝送することができ
る。
【0047】なお、本実施例においては、2つの画像
(ビデオ信号AおよびB)を同時に取り込むようにした
が、これに限られるものではなく、3つ以上の画像を同
時に取り込むようにすることができる。この場合、画像
取り込み装置1(図1)のA/D変換器(A/D変換器
2,3)は、取り込む画像の数だけ設ける必要がある。
【0048】また、本実施例では、ビデオ信号Aまたは
Bを、A/D変換器2または3でA/D変換した後、セ
レクタ4で選択するようにしたが、ビデオ信号Aまたは
Bを、セレクタ4で選択してから、その出力をA/D変
換するようにする、即ちセレクタ4とA/D変換器2お
よび3の配置位置を逆にすることができる。この場合、
セレクタ4からは、1つのビデオ信号しか出力されない
ため、A/D変換器は、A/D変換器2および3のいず
れか1つ設けるだけで済み、従って装置を小型に構成す
ることができる。
【0049】さらに、ビデオ信号の優先度は、上述した
他、例えば次のようにして設定するようにすることがで
きる。即ち、例えば図5に示すように、ワークステーシ
ョン11(図1)のCRT15に、同時に取り込まれた
ビデオ信号の数(図5においては、3つと仮定してい
る)だけのウインドウ61乃至63が開かれて(オープ
ンされて)、それぞれにビデオ信号が表示される場合に
おいては、使用者によって、注目するウインドウが、例
えばマウス等のポインティングデバイスなどのカーソル
64で指定され、そのウインドウがフォーカスされる。
なお、図5においては、CRT15の画面上、一番手前
に表示されているウインドウ61がフォーカスされてい
る様子を示している。
【0050】この場合、ウインドウ61乃至63がフォ
ーカスされているか否かをそれぞれ検出し、いまフォー
カスされているウインドウ61に表示されているビデオ
信号の優先度を高く設定し、フォーカスされていないウ
インドウ62および63に表示されているビデオ信号の
優先度を低く設定して、画像取り込み装置1(図1)の
セレクタ4にセットするようにすることができる。
【0051】これにより、フォーカスされているウイン
ドウ61に表示されているビデオ信号の間引き率は低く
なるとともに、フォーカスされていないウインドウ62
および63に表示されているビデオ信号の間引き率は高
くなるが、フォーカスされていないウインドウ62およ
び63は、使用者がほとんど注目していないので、そこ
に、間引き率の大きな、いわば動きの粗い画像などを表
示しても、使用者に違和感を感じさせることはないと考
えられる。
【0052】また、本実施例においては、セレクタ4
に、フィールド単位を最小単位として、ビデオ信号Aま
たはBを選択させるようにしたが、この他、例えばフレ
ーム単位などの所定の単位を最小単位として、ビデオ信
号AまたはBを選択させるようにすることができる。セ
レクタ4に、フレーム単位を最小単位として、ビデオ信
号AまたはBを選択させる場合においては、フレームメ
モリ7は、少なくともフレーム単位のビデオ信号を記憶
することができるように構成する必要がある。
【0053】
【発明の効果】以上の如く、本発明の画像取り込み装置
においては、複数のビデオデータの中から、それぞれの
ビデオデータの優先度に基づいた所定時間ごとに、その
ビデオデータが選択されて出力されるので、優先度に基
づいた所定時間単位で間引かれた複数のビデオデータ
を、同時に取り込むことができる。
【0054】また、本発明のテレビ会議システムによれ
ば、請求項1乃至3のいずれかに記載の画像取り込み装
置を備えるので、システムを大型化、高コスト化するこ
となく、複数のビデオデータの伝送が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像取り込み装置を適用したコンピュ
ータシステムの一実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】図1の実施例において、メインメモリ14にビ
デオ信号AおよびBが記憶される様子を示す図である。
【図3】図1の実施例の動作を説明するフローチャート
である。
【図4】本発明のテレビ会議システムの一実施例の構成
を示すブロック図である。
【図5】CRT15上にウインドウ61乃至63が開か
れて、ビデオ信号が表示されている様子を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 画像取り込み装置 2,3 A/D変換器 4 セレクタ 5 γ補正回路 6 スケーラ 7 フレームメモリ 8 メモリコントローラ 9 DMAコントローラ 10 AP−ROM 11 ワークステーション 12 CPU 13 ROM 14 メインメモリ 15 CRT 15a フレームバッファメモリ 21 ステレオオーディオセレクタ 31 ワークステーションの本体 41,42 ビデオカメラ 51 ワークステーション 61乃至63 ウインドウ 64 カーソル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のビデオデータを取り込む画像取り
    込み装置において、 前記複数のビデオデータの中から、それぞれのビデオデ
    ータの優先度に基づいた所定時間ごとに、そのビデオデ
    ータを選択して出力する選択手段を備えることを特徴と
    する画像取り込み装置。
  2. 【請求項2】 前記ビデオデータの優先度は、前記ビデ
    オデータに対応する画像の種類または性質に基づいて設
    定されることを特徴とする請求項1に記載の画像取り込
    み装置。
  3. 【請求項3】 前記ビデオデータの優先度は、前記ビデ
    オデータに対応する画像の動きに基づいて設定されるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の画像取り込み装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載の画像
    取り込み装置を備えることを特徴とするテレビ会議シス
    テム。
JP5290185A 1993-11-19 1993-11-19 画像取り込み装置、およびテレビ会議システム Withdrawn JPH07143474A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1093938A (ja) * 1996-09-13 1998-04-10 Canon Inc 双方向画像通信の方法、装置、システム、及び記憶媒体

Cited By (1)

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JPH1093938A (ja) * 1996-09-13 1998-04-10 Canon Inc 双方向画像通信の方法、装置、システム、及び記憶媒体

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