JPH07139358A - ２サイクルエンジン - Google Patents
２サイクルエンジンInfo
- Publication number
- JPH07139358A JPH07139358A JP29067793A JP29067793A JPH07139358A JP H07139358 A JPH07139358 A JP H07139358A JP 29067793 A JP29067793 A JP 29067793A JP 29067793 A JP29067793 A JP 29067793A JP H07139358 A JPH07139358 A JP H07139358A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- scavenging
- passage
- port
- air
- scavenging port
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B75/00—Other engines
- F02B75/02—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke
- F02B2075/022—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle
- F02B2075/025—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle two
Landscapes
- Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 エンジンの掃気口から燃焼室に噴出する混合
気が直接排気口から排出する吹き抜け現象を防止して燃
料の損失を防ぐ。 【構成】 掃気通路４１内に、掃気口３１に近接する位
置に開口する空気通路４３を設け、この空気通路４３内
に逆止弁４９を設ける。
気が直接排気口から排出する吹き抜け現象を防止して燃
料の損失を防ぐ。 【構成】 掃気通路４１内に、掃気口３１に近接する位
置に開口する空気通路４３を設け、この空気通路４３内
に逆止弁４９を設ける。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ピストンの下降時に燃
焼室内に開口する掃気口とクランクケース内とを連通す
る掃気通路を設けた２サイクルエンジンに係るものであ
る。
焼室内に開口する掃気口とクランクケース内とを連通す
る掃気通路を設けた２サイクルエンジンに係るものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種の２サイクルエンジンで
は、図５に示すように、ピストン１の上昇時に気化器か
らクランクケース３内に吸引された燃料の混合気が、エ
ンジンの爆発後のピストンの下降時に掃気通路５を経て
下降終点直前に開口する掃気口７から燃焼室９内に噴出
するよう構成されていた。
は、図５に示すように、ピストン１の上昇時に気化器か
らクランクケース３内に吸引された燃料の混合気が、エ
ンジンの爆発後のピストンの下降時に掃気通路５を経て
下降終点直前に開口する掃気口７から燃焼室９内に噴出
するよう構成されていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】この掃気口７が開く直
前に排気口１１が開き始めるよう設けられているので、
掃気口７から噴出する混合気の噴出当初の一部は排気口
１１に流れ、いわゆる吹き抜け現象を発生して、燃料の
損失が生じていた。
前に排気口１１が開き始めるよう設けられているので、
掃気口７から噴出する混合気の噴出当初の一部は排気口
１１に流れ、いわゆる吹き抜け現象を発生して、燃料の
損失が生じていた。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、掃気通路内
に、掃気口近接する位置に開口する空気通路を設け、こ
の空気通路に逆止弁を設けたものである。さらに請求項
２として、この空気通路の空気流量をエンジンのスロッ
トル操作と連動して調整する調整装置を設けたものであ
る。
に、掃気口近接する位置に開口する空気通路を設け、こ
の空気通路に逆止弁を設けたものである。さらに請求項
２として、この空気通路の空気流量をエンジンのスロッ
トル操作と連動して調整する調整装置を設けたものであ
る。
【０００５】
【作用】本発明では、ピストンの上昇時にはクランクケ
ース内が負圧となり、気化器によって空気に燃料が混合
された混合気が吸気口からクランクケース内に吸引され
ると同時に、空気通路から逆止弁を開いて空気が吸引さ
れて掃気通路の全部あるいは掃気口側の一部に空気が侵
入する。ピストンが爆発によって下降すると、下降終点
付近で排気口が開いて排気は放出されるとともに、つづ
いて掃気口が開いて、クランクケース内の正圧によって
まず掃気通路内の空気が噴出され、つづいてクランクケ
ース内の混合気が噴出されるが、排気口が開いている間
には、掃気口から当初噴出する空気のみが排出し、つづ
いて混合気が排出するまでに排気口が閉鎖するものであ
る。
ース内が負圧となり、気化器によって空気に燃料が混合
された混合気が吸気口からクランクケース内に吸引され
ると同時に、空気通路から逆止弁を開いて空気が吸引さ
れて掃気通路の全部あるいは掃気口側の一部に空気が侵
入する。ピストンが爆発によって下降すると、下降終点
付近で排気口が開いて排気は放出されるとともに、つづ
いて掃気口が開いて、クランクケース内の正圧によって
まず掃気通路内の空気が噴出され、つづいてクランクケ
ース内の混合気が噴出されるが、排気口が開いている間
には、掃気口から当初噴出する空気のみが排出し、つづ
いて混合気が排出するまでに排気口が閉鎖するものであ
る。
【０００６】
【実施例】以下、図面により本発明の一実施例について
詳細な説明を行なう。
詳細な説明を行なう。
【０００７】クランクケース１３の上部にはシリンダー
１５が固着し、内部に昇降自在に嵌合するピストン１７
は、クランクケース１３に軸支されたクランク軸１９の
クランク２１に連結杆２３によって連結されている。シ
リンダー１５内の上部の燃焼室２５の上面には点火栓２
７が装着し、ピストン１７の下降終点時には排気口２
９，掃気口３１が開口している。排気口２９はマフラー
３３を経て大気に連通し、掃気口３１は後述の掃気通路
４１を介してクランクケース１３内に連通している。
１５が固着し、内部に昇降自在に嵌合するピストン１７
は、クランクケース１３に軸支されたクランク軸１９の
クランク２１に連結杆２３によって連結されている。シ
リンダー１５内の上部の燃焼室２５の上面には点火栓２
７が装着し、ピストン１７の下降終点時には排気口２
９，掃気口３１が開口している。排気口２９はマフラー
３３を経て大気に連通し、掃気口３１は後述の掃気通路
４１を介してクランクケース１３内に連通している。
【０００８】ピストン１７の上昇終点時には、吸気口３
５が開口してクランクケース１３に連通し、吸気口３５
には気化器３７，エヤクリナー３９を介して大気に連通
している。
５が開口してクランクケース１３に連通し、吸気口３５
には気化器３７，エヤクリナー３９を介して大気に連通
している。
【０００９】掃気口３１とクランクケース１３とを連通
する掃気通路４１内の掃気口３１に近接した位置には空
気通路４３が開口し、空気通路４３は、内部蝶弁４５を
備えた流量の調整装置４７が連通し、また、掃気通路４
１の方向にのみ連通する逆止弁４９が設けられている。
する掃気通路４１内の掃気口３１に近接した位置には空
気通路４３が開口し、空気通路４３は、内部蝶弁４５を
備えた流量の調整装置４７が連通し、また、掃気通路４
１の方向にのみ連通する逆止弁４９が設けられている。
【００１０】気化器３７内の吸気通路５１を開閉する蝶
弁５３を固着する軸５５にはアーム５７が固着し、調整
装置４７の蝶弁４５の軸５９に固着するアーム６１にロ
ッド６３によって連結され、スロットルレバーに連結す
るロッド６５の他端に枢着するアーム６７が軸５５に固
着し、蝶弁５３，蝶弁４５，４５は連動して開閉するよ
う設けられている。
弁５３を固着する軸５５にはアーム５７が固着し、調整
装置４７の蝶弁４５の軸５９に固着するアーム６１にロ
ッド６３によって連結され、スロットルレバーに連結す
るロッド６５の他端に枢着するアーム６７が軸５５に固
着し、蝶弁５３，蝶弁４５，４５は連動して開閉するよ
う設けられている。
【００１１】以上の構成において、ピストン１７の上昇
時には、クランクケース１３内の圧力が負圧となり、気
化器３７によって空気に燃料が混合された混合気が吸気
口３５からクランクケース１３内に吸引されると同時
に、空気通路４３から逆止弁４９を開いて空気が吸引さ
れて掃気通路４１内に侵入する。ピストン１７が爆発に
よって下降すると、下降終点付近で排気口２９が開いて
排気が放出され、つづいて掃気口３１が開いて、クラン
クケース１３内の正圧によって、まず掃気口３１内の空
気が燃焼室２５内に噴出し、つづいてクランクケース１
３内の混合気が噴出されるが、排気口２９が開いている
間には、まず掃気口３１から当初噴出する空気のみが排
出し、つづいて混合気が排出するまでに排気口２９が閉
鎖されるものである。
時には、クランクケース１３内の圧力が負圧となり、気
化器３７によって空気に燃料が混合された混合気が吸気
口３５からクランクケース１３内に吸引されると同時
に、空気通路４３から逆止弁４９を開いて空気が吸引さ
れて掃気通路４１内に侵入する。ピストン１７が爆発に
よって下降すると、下降終点付近で排気口２９が開いて
排気が放出され、つづいて掃気口３１が開いて、クラン
クケース１３内の正圧によって、まず掃気口３１内の空
気が燃焼室２５内に噴出し、つづいてクランクケース１
３内の混合気が噴出されるが、排気口２９が開いている
間には、まず掃気口３１から当初噴出する空気のみが排
出し、つづいて混合気が排出するまでに排気口２９が閉
鎖されるものである。
【００１２】また、エンジンの高速回転から低速回転に
移行するためスロットルレバーを操作すると、図４のロ
ッド６５は矢印Ａ方向に引かれ、気化器３７の蝶弁５３
が閉鎖方向に回動してアイドル回転となるとともに、ロ
ッド６３を介して調整装置４７の蝶弁４５が閉鎖方向に
回動して空気流量は減少するものである。
移行するためスロットルレバーを操作すると、図４のロ
ッド６５は矢印Ａ方向に引かれ、気化器３７の蝶弁５３
が閉鎖方向に回動してアイドル回転となるとともに、ロ
ッド６３を介して調整装置４７の蝶弁４５が閉鎖方向に
回動して空気流量は減少するものである。
【００１３】なお、掃気通路は必要な空気量に応じて、
長さ，断面積等の形状を適宜設定するもので、大きく湾
曲させ、あるいは途中に空気溜りを設けてもよい。
長さ，断面積等の形状を適宜設定するもので、大きく湾
曲させ、あるいは途中に空気溜りを設けてもよい。
【００１４】また、本実施例では、調整装置はスロット
ル操作に直接連動させているが、本発明では、エンジン
の回転速度に連動させる等スロットル操作に間接的に連
動させてもよい。
ル操作に直接連動させているが、本発明では、エンジン
の回転速度に連動させる等スロットル操作に間接的に連
動させてもよい。
【００１５】
【発明の効果】本発明によれば、掃気口から噴出する混
合気が排気口から直接排出されることを防ぎ、燃料の損
失を防止して、燃料消費率を良好にすることができるも
のである。
合気が排気口から直接排出されることを防ぎ、燃料の損
失を防止して、燃料消費率を良好にすることができるも
のである。
【００１６】なお、請求項２によれば、スロットル操作
に対応して、空気量を調節し、出力を安定させることが
できるものである。
に対応して、空気量を調節し、出力を安定させることが
できるものである。
【図１】本発明の一実施例の側断面図である。
【図２】同正断面図である。
【図３】調整装置の側断面図である。
【図４】連動機構の平面図である。
【図５】従来例の正断面図である。
１３ クランクケース ３１ 掃気口 ４１ 掃気通路 ４３ 空気通路 ４７ 調整装置 ４９ 逆止弁
Claims (2)
- 【請求項１】 掃気口３１とクランクケース１３内とを
連通する掃気通路４１内に、前記掃気口３１に近接する
位置に開口する空気通路４３を設け、前記空気通路４３
に、掃気通路４１の方向にのみ連通する逆止弁４９を設
けたことを特徴とする２サイクルエンジン。 - 【請求項２】 前記空気通路４３の空気流量をエンジン
のスロットル操作と連動して調整する調整装置４７を設
けたことを特徴とする請求項１に記載の２サイクルエン
ジン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29067793A JPH07139358A (ja) | 1993-11-19 | 1993-11-19 | ２サイクルエンジン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29067793A JPH07139358A (ja) | 1993-11-19 | 1993-11-19 | ２サイクルエンジン |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07139358A true JPH07139358A (ja) | 1995-05-30 |
Family
ID=17759068
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29067793A Pending JPH07139358A (ja) | 1993-11-19 | 1993-11-19 | ２サイクルエンジン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07139358A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1998017902A1 (fr) * | 1996-10-17 | 1998-04-30 | Komatsu Zenoah Co. | Moteur a deux cycles, a balayage et a charges stratifiees |
| EP0933514A1 (en) * | 1996-10-17 | 1999-08-04 | Komatsu Zenoah Co. | Stratified scavenging two-cycle engine |
| EP1006267A1 (en) * | 1996-10-17 | 2000-06-07 | Komatsu Zenoah Co. | Stratified scavenging two-cycle engine |
| EP1048831A2 (en) | 1999-04-28 | 2000-11-02 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Two-stroke cycle engine |
| US7025021B1 (en) | 1999-01-19 | 2006-04-11 | Aktiebolaget Electrolux | Two-stroke internal combustion engine |
| JP2008248886A (ja) * | 2000-01-07 | 2008-10-16 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 層状掃気２サイクルエンジン |
| CN103061864A (zh) * | 2011-10-19 | 2013-04-24 | 浙江派尼尔机电有限公司 | 多层扫气发动机 |
-
1993
- 1993-11-19 JP JP29067793A patent/JPH07139358A/ja active Pending
Cited By (17)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0933515A4 (en) * | 1996-10-17 | 2001-10-17 | Komatsu Zenoa Kk | TWO-CYCLE, SCANNING AND LAMINATED LOAD MOTOR |
| EP0933514A1 (en) * | 1996-10-17 | 1999-08-04 | Komatsu Zenoah Co. | Stratified scavenging two-cycle engine |
| EP0933515A1 (en) * | 1996-10-17 | 1999-08-04 | Komatsu Zenoah Co. | Stratified scavenging two-cycle engine |
| EP1006267A1 (en) * | 1996-10-17 | 2000-06-07 | Komatsu Zenoah Co. | Stratified scavenging two-cycle engine |
| WO1998017902A1 (fr) * | 1996-10-17 | 1998-04-30 | Komatsu Zenoah Co. | Moteur a deux cycles, a balayage et a charges stratifiees |
| US6216650B1 (en) | 1996-10-17 | 2001-04-17 | Komatsu Zenoah Co. | Stratified scavenging two-cycle engine |
| EP1006267A4 (en) * | 1996-10-17 | 2001-10-31 | Komatsu Zenoa Kk | TWO-STROKE ENGINE WITH LAYER RINSE |
| EP0933514A4 (en) * | 1996-10-17 | 2001-10-17 | Komatsu Zenoa Kk | TWO-STROKE ENGINE WITH LAYERED FLUSHING |
| US7025021B1 (en) | 1999-01-19 | 2006-04-11 | Aktiebolaget Electrolux | Two-stroke internal combustion engine |
| US7574984B2 (en) | 1999-01-19 | 2009-08-18 | Husqvarna Ab | Two-stroke internal combustion engine |
| US6257179B1 (en) | 1999-04-28 | 2001-07-10 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Two-stroke cycle engine |
| US6408805B2 (en) | 1999-04-28 | 2002-06-25 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Two-stroke cycle engine |
| US6564761B2 (en) | 1999-04-28 | 2003-05-20 | Kazuyuki Uenoyama | Two-stroke cycle engine |
| EP1048831A2 (en) | 1999-04-28 | 2000-11-02 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Two-stroke cycle engine |
| US7516725B2 (en) | 1999-04-28 | 2009-04-14 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Two-stroke cycle engine |
| JP2008248886A (ja) * | 2000-01-07 | 2008-10-16 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 層状掃気２サイクルエンジン |
| CN103061864A (zh) * | 2011-10-19 | 2013-04-24 | 浙江派尼尔机电有限公司 | 多层扫气发动机 |
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