JPH0713797B2 - 電子楽器 - Google Patents

電子楽器

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JPH0713797B2
JPH0713797B2 JP60017602A JP1760285A JPH0713797B2 JP H0713797 B2 JPH0713797 B2 JP H0713797B2 JP 60017602 A JP60017602 A JP 60017602A JP 1760285 A JP1760285 A JP 1760285A JP H0713797 B2 JPH0713797 B2 JP H0713797B2
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tone
tone control
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musical
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朗 飯塚
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    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10HELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
    • G10H1/00Details of electrophonic musical instruments
    • G10H1/18Selecting circuits
    • G10H1/24Selecting circuits for selecting plural preset register stops
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S84/00Music
    • Y10S84/12Side; rhythm and percussion devices

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、音色等の楽音制御機能を選択するための複
数のスイッチを具えた電子楽器に関する。
〔従来の技術〕
一般に、電子楽器においては、選択可能な音色種類毎に
別々に音色選択スイッチが設けられており、同様に、各
種効果その他の機能毎に別々に選択スイッチが設けられ
る。従って、その電子楽器において選択可能な音色、効
果、その他楽音制御機能の数は、操作パネル面に設けら
れた選択スイッチの数に限定されてしまい、その数を増
そうとすると選択スイッチの数もそれに応じて多くしな
ければならず、コスト高になると共に、スイッチ配置ス
ペースを確保するのが困難になり、また、操作性にも支
障をきたすことがある。例えば、鍵盤演奏中に音色を切
換えるような場合、望みの音色選択スイッチを素速く操
作できずに、誤って別のスイッチを操作してしまうよう
なことも起り得る。
一方、電子楽器においては、鍵盤等に対応して1又は複
数の音群が準備されており、各音群毎に夫々独立に音
色、効果等の各種楽音制御機能の選択が可能になってい
る。従って、同一機能(例えば同一音色)であっても、
音群別に別々の選択手段を設けなければならず、選択用
スイッチ数の増加により上述と同様の問題が生じる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
この発明は上述の点に鑑みてなされたもので、各種楽音
制御機能を選択するためのスイッチ等の選択手段の数
を、選択可能な楽音制御機能の数に比べて縮減すること
ができるようにした電子楽器を提供しようとするもので
ある。
ところで、鍵盤演奏中における音色選択スイッチ等の操
作性を向上するために、演奏中に操作するためのスイッ
チとして所定の少数のスイッチを設け、選択可能な多数
の音色の中からいくつかを選択してこれらのスイッチに
対応して予め記憶させ、演奏時にはこれらの少数のスイ
ッチの選択操作を行うことにより音色選択を行うように
することが最近では考えられている。しかし、これには
1長1短があり、鍵盤演奏中であっても比較的多数の音
色等に1対1で対応する比較的多数のスイッチの中から
即座に所望の音色を選択したいような場合、そのような
選択操作を行うことはできない。これを可能にするには
比較的多数の音色等に1対1で対応する比較的多数の選
択スイッチから成るスイッチ群を、前記所定の少数のス
イッチとは別途に併設すればよいのであるが、これでは
全体としてスイッチ数が一層増加してしまうという問題
点が生じる。
この発明の1つの目的は、上述のような問題点を解決す
ることのできる電子楽器を提供することにあり、詳しく
は、どのような選択操作法にも対応できる音色,効果
等、その他楽音制御機能の選択装置を、より少ない数の
スイッチを用いて実現し得るようにすることにある。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明に係る電子楽器は、夫々に固有の楽音制御機能
を選択することが可能な複数のスイッチと、前記複数の
スイッチの中の所定の1又は複数のスイッチに対応して
複数の楽音制御機能の中の1つを選択的に割当てるため
に、該スイッチに割当てられるべき楽音制御機能を選択
するための選択手段と、前記各スイッチに固有の楽音制
御機能を示す情報及び前記所定のスイッチの各々に対し
て割当てられた楽音制御機能を示す情報を記憶する記憶
手段と、前記スイッチの操作に応じてそれに対応する前
記固有の楽音制御機能を選択し得るようにする第1のモ
ード、若しくは、前記所定のスイッチの操作に応じてそ
れに対応して割当てられた楽音制御機能を選択し得るよ
うにすると共に該スイッチへの任意の楽音制御機能の割
当てを可能にする第2のモード、の何れか一方のモード
の選択を行うモード選択手段と、前記スイッチの出力に
応答し、前記モード選択手段で選択されたモードに応じ
て定まる該スイッチの楽音制御機能を示す情報を前記記
憶手段から読み出す読出し手段と、前記読出し手段によ
って読み出された情報が示す楽音制御機能に従って制御
された楽音を発生する楽音制御手段と、前記スイッチの
操作状態を検出するための検出手段と、前記モード選択
手段によって前記第2のモードが選択されたとき、前記
選択手段によって何らかの楽音制御機能が選択され、か
つ前記所定の1又は複数のスイッチのいずれかが操作さ
れたことが前記検出手段で検出されたならば、該操作さ
れたスイッチに対して該選択された楽音制御機能を示す
情報を前記記憶手段に記憶する割当て処理を行い、この
とき、該操作されたスイッチと同じスイッチがその前に
操作されていたことによって該スイッチに割当て済みの
楽音制御機能に従って制御された楽音を前記楽音制御手
段で発生している最中であるならば、新たに割当てた楽
音制御機能を示す情報に従って該発生中の楽音を制御す
るよう変更するが、該操作されたスイッチと同じスイッ
チの操作に基づく楽音制御が前記楽音制御手段で行われ
ていない場合は、新たに割当てた楽音制御機能を示す情
報に従う楽音制御は行わずに割当て処理を終了する機能
割当て手段とを具え、前記楽音制御手段で楽音を発生し
ている最中であっても前記機能割当て手段による割当て
処理が可能であることを特徴とする。
以下で説明する実施例との対応を示すと、概ね、上記複
数のスイッチは音色選択スイッチ部12(第3図、第4
図)、その中の所定のスイッチはホワイトスイッチWB1
〜WB10(第4図)、上記選択手段はマルチメニュースイ
ッチ部13(第3図、第5図)、上記記憶手段はオリジナ
ルトーンメモリ21、音色コード変換メモリ22、ホワイト
スイッチメモリ29及びボイスパラメータメモリ20等を含
むROM及びRAMメモリ部分(第3図、第7図)、上記モー
ド選択手段はマルチメニューオンスイッチMOSW(第5
図)、上記読出し手段はROM及びRAMメモリ部分を読み出
すためのCPU16による処理、上記楽音制御手段は楽音発
生部24(第3図)、上記検出手段は各スイッチのオンオ
フを検出するためのCPU16による処理、上記機能割当て
手段はCPU16によるホワイトスイッチへの機能割当て処
理(特に第11図のステップ52,53,54,55,56のルーチ
ン)、に夫々対応する。
〔作用〕
モード選択手段によって第1のモードが選択されたとき
は、各スイッチが夫々に固有の楽音制御機能を選択する
ためのスイッチとして機能する。一方、モード選択手段
によって第2のモードが選択されたときは、前記複数の
スイッチの中の所定の1又は複数のスイッチに対応して
複数の楽音制御機能の中の1つを選択的に自由に割当て
ることができる状態となり、かつ、該所定のスイッチが
それに対して割当てられた楽音制御機能を選択するため
のスイッチとして機能する。従って、電子楽器全体から
見て、選択可能な楽音制御機能が比較的多数であるにも
かかわらず、比較的少数のスイッチを用いるだけで所望
の楽音制御機能の選択操作を行うことができるようにな
り、特に、鍵盤演奏等における操作性を向上させること
ができる。
また、機能割当て手段においては、第2のモードが選択
されたとき、前記選択手段によって何らかの楽音制御機
能が選択され、かつ前記所定の1又は複数のスイッチの
いずれかが操作されたことが前記検出手段で検出された
ならば、該操作されたスイッチに対して該選択された楽
音制御機能を示す情報を前記記憶手段に記憶する割当て
処理を行い、このとき、該操作されたスイッチと同じス
イッチがその前に操作されていたことによって該スイッ
チに割当て済みの楽音制御機能に従って制御された楽音
を前記楽音制御手段で発生している最中であるならば、
新たに割当てた楽音制御機能を示す情報に従って該発生
中の楽音を制御するよう変更するが、該操作されたスイ
ッチと同じスイッチの操作に基づく楽音制御が前記楽音
制御手段が行われていない場合は、新たに割当てた楽音
制御機能を示す情報に従う楽音制御は行わずに割当て処
理を終了するようにしている。
これによって、或るスイッチ(仮に第1のスイッチとい
う)を操作して該スイッチに対応する楽音制御機能に従
う制御を行って楽音を発生している最中に、前記所定の
スイッチ中の或るスイッチ(仮に第2のスイッチとい
う)に対して任意の楽音制御機能を割当てる処理を行う
こともでき、その場合に、新たに機能割当てを行った第
2のスイッチが第1のスイッチと同じ場合は、該スイッ
チに割当て済みの古い楽音制御機能に従って制御された
楽音を楽音制御手段で発生している最中であるから、新
たに割当てた楽音制御機能を示す情報に従って該発生中
の楽音を制御するよう変更する。一方、新たに機能割当
てを行った第2のスイッチが第1のスイッチと同じでな
い場合は、該第2のスイッチに新たに割当てた楽音制御
機能を示す情報に従う楽音制御は行わずに割当て処理を
終了する。これによって、発生中の楽音を妨げることが
ない。
こうして、何らかの楽音制御機能に従う楽音を発生して
いる最中であっても、所定のスイッチに対する楽音制御
機能の割当てを自由に行うことができ、かつ、発生中の
楽音を制御しているスイッチに対する割当て楽音制御機
能を変更することもでき、その場合は、変更後の制御機
能に従う楽音発生制御がなされることになる。従って、
本発明によれば、割当て変更しようとするスイッチと無
関係の楽音の発生中であっても、その発生中の楽音を妨
げることなく(割当て変更したスイッチの楽音制御機能
に対応する楽音を発生しないので)、該スイッチの機能
の割当て変更を行うことができるものであり、一方、割
当て変更しようとするスイッチと関係のある楽音(この
スイッチの以前の割当て機能に従って制御された楽音)
を発生中は、その発生中の楽音の制御状態を割当て変更
後の楽音制御機能に対応する状態に即座に変更して、応
答性良く該スイッチの機能の割当て変更を行うことがで
きるものであり、結局、どのような場合においても最適
な制御態様で、楽音演奏中におけるスイッチ機能の割当
て変更が自由に行えるようになるという優れた効果を奏
する。
〔実施例〕
以下、添付図面を参照してこの発明の実施例を詳細に説
明する。
まず、以下で説明する実施例の概要について第1図を用
いて説明すると、選択スイッチ部1は、夫々に固有の楽
音制御機能を選択することが可能な複数のスイッチ1a〜
1nから成るものである。ここで、楽音制御機能とは、各
種の音色、各種の効果等、楽音を制御し得る機能すべて
を含む。従って、選択スイッチ部1は各種の音色選択ス
イッチ及び効果選択スイッチ及びその他種々の選択スイ
ッチ並びに楽音制御又は設定用のスイッチを含んでいる
ものであってよく、また、その一部だけを含んでいても
よい。
各スイッチ1a〜1nの中の所定の1又は複数のスイッチ1i
〜1nは、モード選択手段2で選択される第1のモード又
は第2のモードに応じて、選択し得る楽音制御機能が切
換わる。第1のモードのときは、夫々に固有の楽音制御
機能を選択することが可能にされる。これを模式的に示
すと、モード選択スイッチ2aによって第1のモードが選
択されたときは、ゲート手段2bを介して前記所定のスイ
ッチ1i〜1nの出力が、該スイッチ1i〜1nに予め定められ
た固有の楽音制御機能を選択するために、楽音の発生及
び制御のための手段3に結合される。なお、他のスイッ
チ1a〜1hは、夫々に予め定められた固有の楽音制御機能
を選択するために、常時、手段3に結合される。第2の
モードのときは、機能割当て手段4によってスイッチ1i
〜1nに割当てられた楽音制御機能を選択することが可能
にされる。
機能割当て手段4は、前記所定のスイッチ1i〜1nに対応
して複数の楽音制御機能の中の1つを夫々選択的に割当
てるためのものである。これは、例えば、スイッチ1i〜
1nに対して割当てるべき楽音制御機能を選択するための
選択手段と、この選択手段によって選択された楽音制御
機能を示す情報をスイッチ1i〜1nに対応して記憶する記
憶手段とを含んでいてもよい。この選択手段としては、
専用のスイッチ類を含んでいてもよいし、選択スイッチ
部1のスイッチを兼用することもできる。
第2のモードが選択されたときについて模式的に示す
と、モード選択スイッチ2aによってゲート手段2cが開放
され、前記所定のスイッチ1i〜1nの出力が機能割当て手
段4とゲート手段2cを介して楽音の発生及び制御のため
の手段3に結合される。こうして、スイッチ1i〜1nに対
応して機能割当て手段4で割当てられた楽音制御機能を
スイッチ1i〜1nによって選択し得る状態とされる。
楽音の発生及び制御のための手段3は、スイッチ1i〜1n
の出力に応答し、モード選択手段2で選択されたモード
に応じて定まる該スイッチ1i〜1nの楽音制御機能(すな
わち、固有の楽音制御機能若しくは選択的に割当てられ
た楽音制御機能)に従って制御された楽音を発生する。
また、手段3は、他のスイッチ1a〜1hの出力にも応答
し、夫々に固有の楽音制御機能に従って制御された楽音
を発生することができるのは勿論である。
次に、以下で説明する別の実施例の概要について第2図
を用いて説明すると、複数の楽音発生系列TG1〜TGnに対
応して楽音形成手段TF1〜TFnが設けられており、鍵盤部
KBSで押圧された鍵に対応する楽音信号がその鍵の属す
る鍵域又は鍵盤に対応する1又は複数の系列TG1〜TGnの
楽音形成手段TF1〜TFnで形成される。各楽音発生系列TG
1〜TGnは、音色,効果等の楽音制御機能を夫々独立に選
択することが可能な複数の音群の各々に対応している。
選択手段SLCは、音色等の所定の楽音制御機能を選択す
ることが可能なものであり、各系列TG1〜TGnで共通に利
用される。すなわち、各系列TG1〜TGnは、各種楽音制御
機能を夫々独立に選択することが可能なものであるが、
その選択を行うための選択手段SLCは、別々に設けられ
ていず、各系列共通に利用される。選択手段SLCで選択
された楽音制御機能に対応する情報を各系列毎に別々に
供給するために供給手段PV1〜PVnが設けられる。選択手
段SLCによる楽音制御機能の選択は、各系列毎に独立に
行われる。どの系列に対応して選択がなされたかに応じ
て、その系列に対応する供給手段PV1〜PVnを介して上記
情報の供給がなされる。各系列毎の楽音形成手段TF1〜T
Fnは、対応する供給手段PV1〜PVnから供給された情報に
基づき制御された状態で前記楽音信号を形成する。例え
ば、選択された楽音制御機能が或る音色である場合は、
その音色が付与された楽音信号を形成する。
好ましくは、少なくとも1つの系列の楽音形成手段(TF
1〜TFnのうち少なくとも1つ)において、選択手段SLC
で選択された同一の楽音制御機能に関して、他の系列の
楽音形成手段(TF1〜TFnのうち残りのもの)における楽
音制御状態とは異なる状態で制御された楽音が形成され
るようにする。従って、例えば、複数の系列に対して選
択手段SLCによって同一音色が選択されたとしても、そ
の各系列に対応する楽音形成手段では全く同一の音色の
楽音信号を夫々形成するのではなく、各目上は同一音色
であってもどこか互いに異なる状態の楽音信号を夫々形
成する。
第1図において、第1のモードが選択された場合は、選
択スイッチ部1の全スイッチ1a〜1nが夫々に固有の楽音
制御機能を選択するためのスイッチとして、楽音の発生
及び制御のための手段3に作用する。また、第2のモー
ドが選択された場合は、選択スイッチ部1の中の所定の
スイッチ1i〜1nに対応する楽音制御機能が、機能割当て
手段4による割当てに応じて自由に変更可能なものとな
る。従って、選択可能な楽音制御機能が比較的多数(こ
の数は機能割当て手段4における割当て可能な機能数に
対応する)であるにもかかわらず、比較的少数のスイッ
チ1i〜1nを用いて選択操作を行うことができ、特に、鍵
盤演奏時における操作性が向上する。また、モード切換
えにより、これらのスイッチ1i〜1nが、他のスイッチ1a
〜1hと同様に固有の楽音制御機能を選択するためのスイ
ッチに直ちに切換わるので、比較的多数の楽音制御機能
に1対1で対応する比較的多数のスイッチの中から所望
の楽音制御機能に対応するスイッチを即座に選択する操
作を行いたいような場合にも即座に対応することができ
る。しかも、このような選択操作法の柔軟な切換えを可
能にする構成が、前記所定のスイッチ1i〜1nを固有の楽
音制御機能を選択する場合と割当てによる変更可能な楽
音制御機能を選択する場合との間で共用することによ
り、できるだけ少ない数のスイッチによって実現するこ
とができる。
第2図においては、選択手段SLCは各系列毎に別々に設
ける必要がなく、一系列分だけでよい。従って、電子楽
器全体として、選択手段の数を縮減することができる。
また、同一の楽音制御機能であっても、それに対応する
楽音制御状態が系列によって異なるようにすることによ
り、選択手段を各系列で共通に用いた場合に起り得る楽
音制御の単調さを防ぎ、各系列に適した楽音制御を行う
ことができる。
次に、この発明の具体的な実施例について第3図以降を
参照して説明する。
<ハード構成の説明> 第3図はこの発明に係る電子楽器の一実施例を示すハー
ド構成図であって、キースイッチ回路10は鍵盤の各鍵に
対応するキースイッチを配列して成る回路である。鍵盤
は例えば上鍵盤、下鍵盤、ペダル鍵盤の3段鍵盤から成
る。以下、場合によっては、上鍵盤をUK、下鍵盤をLK、
ペダル鍵盤円PK、と略称する。パネル部11は、各種の楽
音制御機能を選択するためのスイッチ、その他のスイッ
チ、設定器、操作子、表示器、などから成るものであ
る。その中で、この発明に関連するスイッチ類を挙げる
と、音色選択スイッチ部12とマルチメニュースイッチ部
13がある。この実施例では音色選択スイッチ部12を対象
にしてこの発明を適用している。すなわち、第1図との
比較でいえば、選択スイッチ部1に対応するものが音色
選択スイッチ部12である。追って明らかになるように、
マルチメニュースイッチ部13は、音色選択スイッチ部12
の中の所定のスイッチに任意の音色を割当てるために、
割当てるべき音色を複数の音色の中から選択するための
ものである。
パネル部11内の各スイッチあるいは音量設定器等は各々
に対応して発光ダイオード(以下LEDという)等から成
る点灯表示手段を具備している。LEDドライバ14は、パ
ネル部11内のこれらのLED若しくは点灯表示手段に点灯
を指示するドライブ信号を供給するためのものである。
この実施例では、スイッチのオン・オフ検出走査及びそ
れに基づく様々なデータ処理を、中央処理ユニット(CP
U)16、プログラムメモリ17、ワーキング及びデータメ
モリ18等を含むマイクロコンピュータ部15を用いて行う
ようにしている。データROM19は、楽音設定制御に必要
なパラメータ等の各種データを予め記憶したものであ
り、後述のような、ボイスパラメータメモリ20、オリジ
ナルトーンメモリ21、音色コード変換メモリ22、標準音
色コードメモリ23を含んでいる。
楽音発生部24は、夫々独立に音色、効果等の選択が可能
な複数の音群の各々に対応する複数の楽音発生系列TG1
〜TG5を含んでいる。各装置とマイクロコンピュータ部1
5とがデータバス26を介して接続されており、マイクロ
コンピュータ部15の処理により、押圧鍵のデータや選択
された音色のデータなどが楽音発生部24に与えられる。
楽音発生部24では、これらのデータに基づき所定の楽音
発生系列TG1〜TG5で楽音信号を発生する。楽音発生部24
で発生された楽音信号はサウンドシステム25に与えられ
る。
<スイッチ部の詳細説明> 第4図は音色選択スイッチ部12における各スイッチの配
列を例示したものである。これらのスイッチは押しボタ
ンスイッチであり、図では四角状の押しボタンが示され
ている。各押しボタンの上側に描かれた小さな丸は、こ
れらのスイッチのオン・オフ状態を指示するためのLED
である。
音色選択スイッチ部12の各スイッチは、夫々に固有の音
色(以下これをオリジナルトーンともいう)を選択する
ことが可能である。各押しボタンの上側には、各々によ
って選択可能な固有の音色の名称が記されている。図示
の都合上、第4図では一部にのみ、「BRASS」、「TUB
A」等の音色名を記入した。
音色選択スイッチ部12の中の所定のスイッチWB1〜WB10
の押しボタンには他とは異なる色付けがなされている。
図では斜線を付すことにより色付けが異なる様子を示し
た。例えば、これらのスイッチWB1〜WB10の押しボタン
には、白又は灰色がかった色付けがなされているものと
し、便宜上、これらのスイッチをホワイトスイッチと呼
ぶことにする。これらのホワイトスイッチWB1〜WB
10は、第1図のスイッチ1i〜1nに対応するものである。
すなわち、これらのホワイトスイッチWB1〜WB10は、第
1図のモードのときは固有の音色に対応しているが、第
2のモードのときは選択的に割当てられた任意の音色に
対応するものとなる。
音色選択スイッチ部12においては、複数の音群に対応し
て音色選択スイッチが設けられている。この実施例にお
いては、音色を独立に選択することが可能な音群の数は
6個であり、便宜上、各音群をA〜Fなる符号で区別す
る。音色選択スイッチ部12は、各音群A〜Fに対応して
6つのスイッチ群12A〜12Fに区分されている。
各音群A〜Fについて具体例を示すと、 音群Aは、ペダル鍵盤の押圧鍵に係る楽音を単音で発音
するものである。
音群Bは、下鍵盤の押圧鍵に係る楽音を複音同時発音可
能に発音するものであり、楽音のエンベロープとして持
続音系エンベロープが用いられる。
音群Cは、上鍵盤の押圧鍵に係る楽音を複音同時発音可
能に発音するものであり、持続音系エンベロープが用い
られる。
音群Dは、自動アルペジョ音を発音するものである。
音群Eは、上鍵盤又は下鍵盤の押圧鍵に係る楽音で単音
で発音するものである。
音群Fは、上鍵盤又は下鍵盤の押圧鍵に係る楽音を減衰
音系エンベロープで発音し、複音同時発音が可能なもの
である。
音群A〜Fと楽音発生部24における各楽音発生系列TG1
〜TG5との対応を示すと、AとTG1,BとTG2,CとTG3,DとTG
4,E及びFとTG5、が夫々対応する。楽音発生系列TG5を
音群EとFのどちらのために使用するか、また、上鍵盤
と下鍵盤のどちらのために使用するか、の選択は、図示
しない選択スイッチによってなされる。
第5図はマルチメニュースイッチ部13の一例を示す平面
図である。マルチメニュースイッチ部13は、音色選択ス
イッチ部12の中のホワイトスイッチWB1〜WB10に任意の
音色を割当てるために、割当てるべき音色を複数の音色
の中から選択するための音色選択機能と、前述の第1の
モード及び第2のモードの一方を選択するためのモード
選択機能とを果すものである。
音色選択のために、押しボタン式の15個のマルチメニュ
ー音色選択スイッチMTSWが設けられている。また、モー
ド選択のために、押しボタン式の1個のマルチメニュー
オンスイッチMOSWが設けられている。また、各押しボタ
ンスイッチに対応してオン・オフ状態を指示するための
LEDが設けられている。
ロータリ操作子RSWは、つまみを回わすことにより、マ
ルチメニュー窓MMWに表われるメニュー表示を切換える
ことができるものであり、メニュー窓MMWに設定された
メニュー表示に対応する出力を生じるスイッチを内蔵し
ている。
第6図はメニュー表示の一例を示すものであり、15個の
音色選択スイッチMTSWに対応する位置において、各スイ
ッチMTSWによって選択可能な音色名を示す表示が付され
ている。例えばボイスメニュー位置1では、「ストリン
グ1」から「オリジナルトーン」までの15種の音色がス
イッチMTSWによって選択可能である。また、ボイスメニ
ュー位置2では、「ブラス1」から「オリジナルトー
ン」までの15種の音色がスイッチMTSWによって選択可能
である。ホワイトスイッチのオリジナルトーンそれ自体
を割当てることもできるようにするために「オリジナル
トーン」がマルチメニュースイッチ部13によって選択可
能とされているが、これは必須ではなく、別の音色とし
てもよい。
こうして、ロータリ操作子RSWとマルチメニュー音色選
択スイッチMTSWとの組合せにより、これらのスイッチ数
よりもはるかに多数の音色の中から任意の音色を選択す
ることができるようになる。
マルチメニューオンスイッチMOSWは、ボイスメニュー位
置1又は2のどちらが選択されていても同じ機能、すな
わちマルチメニューモードのオン・オフを選択する機
能、を果す。このスイッチMOSWを1回押す毎にマルチメ
ニューモードのオン・オフが交互に切換わる。マルチメ
ニューモードがオンのとき、このスイッチMOSWに対応す
るLEDが点灯し、マルチメニューモードであることを指
示する。
マルチメニューモードのとき、このマルチメニュースイ
ッチ部13で任意の音色を選択し、これを何れかのホワイ
トスイッチWB1〜WB10に割当てることができる。また、
ホワイトスイッチWB1〜WB10に割当てられた音色を該ホ
ワイトスイッチの操作によって選択することが可能であ
る。従って、マルチメニューモードは前述の第2のモー
ドに対応する。
マルチメニューモードがオフのときをパネルモードとい
うことにする。このパネルモードは前述の第1のモード
に対応するものである。すなわち、ホワイトスイッチWB
1〜WB10の操作によって固有の音色(オリジナルトー
ン)を選択することが可能である。
マルチメニューモードであるかパネルモードであるかに
関わらず、音色選択スイッチ部12におけるホワイトスイ
ッチWB1〜WB10以外のスイッチは、常に、固有の音色を
選択することが可能である。勿論、マルチメニューモー
ドのときはこれらのスイッチを無効化し、ホワイトスイ
ッチWB1〜WB10のみを有効にする、ように変更すること
も可能である。
<メモリ及びレジスタの説明及びメモリを中心とする主
要な情報の流れの説明> 第7図は、ワーキング及びデータメモリ18に含まれる読
み書き可能な各種メモリと、データROM19に含まれる読
み出し専用メモリから成る各種メモリ20〜23と、音色選
択スイッチ部12及びマルチメニュースイッチ部13との間
の情報の流れを大まかに示したブロック図である。
マルチメニュー音群メモリ27、パネル音群メモリ28、ホ
ワイトスイッチメモリ29は、ワーキング及びデータメモ
リ18に含まれる読み書き可能なメモリである。
マルチメニュー音群メモリ27は、前述の6つの音群A〜
Fに対応する6つのアドレスを有し、マルチメニューモ
ードのときに各音群に対応する音色選択スイッチ群12A
〜12Fでオンされたスイッチを示すコード信号(スイッ
チコードという)を対応するアドレスに書込み、記憶す
る。すなわち、各音群毎に現在選択されている音色に対
応するスイッチコードを記憶するものである。このメモ
リ27に記憶されたスイッチコードはマルチメニューモー
ドのときに随時読み出され、各音群において現在どのス
イッチが選択されているかを示すデータとして使用され
る。
パネル音群メモリ28は、メモリ27と同様に音群A〜Fに
対応する6アドレスを有するが、これはパネルモードの
ときに各音群に対応する音色選択スイッチ群12A〜12Fで
オンされたスイッチを示すスイッチコードを書込み、記
憶する。このメモリ28に記憶されたスイッチコードはパ
ネルモードのときに随時読み出され、各音群において現
在どのスイッチが選択されているかを示すデータとして
使用される。
ホワイトスイッチメモリ29は、各ホワイトスイッチWB1
〜WB10に対応する10のアドレスを有し、各ホワイトスイ
ッチに対して割当てられた音色を示すコード信号(音色
コードという)を記憶するものである。このメモリ29へ
のデータの書込み、すなわち割当ては、マルチメニュー
モードのときに、所望のホワイトスイッチWB1〜WB10
押して書込みアドレスを指定し、かつ、マルチメニュー
スイッチ部13で前述のように所定の音色を選択する操作
を行い、こうして選択された音色の音色コードを指定さ
れたアドレス(つまりホワイトスイッチ)に書込むこと
によって行われる。
標準音色コードメモリ23は、各ホワイトスイッチWB1〜W
B10に割当てるべき標準の音色を示す音色コードを記憶
したものである。電源スイッチがオンされたとき、この
メモリ23から各ホワイトスイッチに対応する標準の音色
コードを読み出し、メモリ29の各アドレスに初期設定す
る。
ホワイトスイッチメモリ29は、マルチメニューモードの
ときに、マルチメニュー音群メモリ27から読み出された
ホワイトスイッチのスイッチコードに従って読み出され
る。従って、マルチメニューモードにおいて、ホワイト
スイッチが押されると、それに対応するアドレスに記憶
された(割当てられた)音色コードがホワイトスイッチ
メモリ29から読み出される。
オリジナルトーンメモリ21は、各ホワイトスイッチWB1
〜WB10に対応する10のアドレスを有し、各ホワイトスイ
ッチに固有の音色(オリジナルトーン)を示す音色コー
ドを予め記憶したものである。このメモリ21は、パネル
モードのときに、パネル音群メモリ28から読み出される
ホワイトスイッチのスイッチコードに従って読み出され
る。
音色コード変換メモリ22は、スイッチコードを音色コー
ドに変換するためのものである。マルチメニュー音群メ
モリ27及びパネル音群メモリ28から読み出されたホワイ
トスイッチ以外の音色選択スイッチのスイッチコードが
該メモリ22にアドレス入力され、このスイッチに対応す
る固有の音色を示す音色コードが読み出される。
ボイスパラメータメモリ20は、選択可能なすべての音色
の音色コードに対応して、該音色を実現するのに必要な
楽音制御パラメータ(ボイスパラメータという)を予め
記憶したものである。各メモリ21,22,29から読み出され
た音色コードがボイスパラメータメモリ20のアドレス入
力に与えられ、入力された音色コードに対応するボイス
パラメータが読み出される。読み出されたボイスパラメ
ータは楽音発生部24に与えられる。例えば各メモリ20,2
1,22,27,28,29の読み出し動作を音群毎に時分割で行う
ようにし、音群別に区別された状態でボイスパラメータ
を楽音発生部24に与える。楽音発生部24では、与えられ
たボイスパラメータをその音群に対応する楽音発生系列
TG1〜TG5に振分け、その系列において発生する楽音信号
の音色を該ボイスパラメータに従って設定制御する。
第8図には、ワーキング及びデータメモリ18の内部に含
まれるレジスタ類の一例が示されている。MLTONは、マ
ルチメニューモードレジスタであり、その記憶内容が信
号“1"のときマルチメニューモードが選択されているこ
とを示し、“0"のときパネルモードが選択されているこ
とを示す。ROTNUMはロータリスイッチ番号レジスタであ
り、マルチメニュースイッチ部13のロータリ操作子RSW
の設定位置(ボイスメニュー位置1又は2)を示すデー
タを記憶するものである。KDATAはキーデータレジスタ
であり、各楽音発生チャンネルに発音割当てされている
押圧鍵を示すキーコードやその鍵のオン・オフを示すキ
ーオン信号などを記憶するものである。なお、楽音発生
チャンネルとは、1つ1つの楽音を発生するためのチャ
ンネルのことを意味し、音群に対応する楽音発生系列TG
1〜TG5とは異なる。メモリ18には、その他スイッチや設
定器の出力データを記憶するエリアやワーキングエリア
が存在する。なお、各メモリ20,21,22,27,28,29におけ
るデータ記憶フォーマットは、アドレスとデータを逆に
することも可能である。例えば、オリジナルトーンメモ
リ21やホワイトスイッチメモリ29では、選択可能なすべ
ての音色コードに対応するアドレスを有し、これらのア
ドレスに対応して、選択された若しくは割当てられたホ
ワイトスイッチを示すデータを記憶するようにしてもよ
い。
<プログラムの説明> 次に、マイクロコンピュータ部15によって実行されるプ
ログラムの一例につい第9図〜第12図を参照して説明し
よう。
第9図はメインルーチンのフローチャートである。ま
ず、電源スイッチがオンされると、標準音色コードメモ
リ23から読み出された標準音色コードがホワイトスイッ
チメモリ29に初期設定される。次に、サブルーチンONSU
Bでは、マルチメニューオンスイッチMOSWの状態を走査
し、オンされた場合はモード切換え処理を行う。このサ
ブルーチンONSUBの詳細例は第10図に示されている。次
に、ロータリ操作子RSWの設定位置を示すデータをロー
タリスイッチ番号レジスタROTNUNに取込む。次に音色選
択スイッチ部12の各スイッチを順次走査し、オンされて
いるスイッチが検出されたならば第11図に示すような
「SWEVENTI」のルーチンを割込み処理によって実行し、
オンからオフに変わったスイッチが検出されたならば第
12図に示すような「SWEVENT2」のルーチンを割当て処理
によって実行する。なお、このルーチンSWEVENT1,SWEVE
NT2は特に割込み処理によらずに処理することもでき
る。次に、キースイッチ回路10の各キースイッチを順次
走査し、押鍵又は離鍵の検出を行い、これに基づき楽音
発生チャンネルへの発音割当て処理を行い、この割当て
に従ってキーデータレジスタKDATAにキーコード及びキ
ーオン信号等を記憶する処理を行い、キーデータレジス
タKDATAに記憶されたデータを楽音発生部24(フローチ
ャートではTGと略称する)に送出する。なお、全チャン
ネルのデータが楽音発生部24の各楽音発生系列TG1〜TG5
に共通に供給されるのではなく、各チャンネルに割当て
られた鍵が属する音群(鍵盤)に対応して各系列TG1〜T
G5に分配される。次に、パネル部11におけるその他のス
イッチ及び設定器の状態を順次走査し、その走査結果に
対応するデータを楽音発生部24に送出する。その後、サ
ブルーチンONSUBに戻り、上述の同様の処理を繰返す。
第10図を参照してサブルーチンONSUBについて説明す
る。ステップ30ではマルチメニューオンスイッチMOSWが
オンされたかを調べ、NOならば直ちにリターンするが、
YESならばステップ31に進み、マルチメニューモードレ
ジスタALTONの状態を反転する。ステップ32では、この
反転の結果、MLTONの状態が“1"になったか否かを調べ
る。“1"ならば、マルチメニューモードが選択されたこ
とを示すために、スイッチMOSWに対応するLEDを点灯す
る(ステップ33)。“0"ならば、パネルモードが選択さ
れたことを示すために、スイッチMOSWに対応するLEDを
消灯する(ステップ34)。マルチメニューモードの場合
は、ステップ33の次にステップ35に進む。ここでは、各
音群毎に選択操作された音色選択スイッチを示すスイッ
チコードをマルチメニュー音群メモリ27から夫々読み出
し、このスイッチコードに応じてホワイトスイッチメモ
リ29あるいは音色コード変換メモリ22から音色コードを
読み出す。一方、パネルモードの場合は、ステップ34か
ら36に進む。ここでは、各音群毎に選択操作された音色
選択スイッチを示すスイッチコードをパネル音群メモリ
28から夫々読み出し、このスイッチコードに応じてオリ
ジナルトーンメモリ21あるいは音色コード変換メモリ22
から音色コードを読み出す。
次に、ステップ37では前ステップ35又は36で読み出した
音色コードに応じてボイスパラメータメモリ20からボイ
スパラメータを読み出す。ここで、1つの音色コードに
応じて読み出されるボイスパラメータは、単なる音色形
成用のパラメータデータだけでなく、ピッチずれを設定
するデータ、ビブラートデータ、アタックピッチデー
タ、音量エンベロープを設定制御するデータ、効果のオ
ン/オフデータ、変調効果用のデータ等、楽音形成に必
要な各種のパラメータデータを適宜必要なだけ含んでい
てよい。ステップ38では、前ステップ37で読み出された
ボイスパラメータを楽音発生部24に送出する。ステップ
35〜38のメモリ読み出し及びパラメータ送出処理は各音
群毎に(例えば時分割で)行われる。従って、楽音発生
部24に送出されたボイスパラメータはその音群に対応す
る楽音発生系列TG1〜TG5に分配される。
次に第11図を参照してSWEVENT1のルーチンについて説明
する。前述の通り、このルーチンは音色選択スイッチ部
12の何れかのスイッチがオンされたとき、割込み処理に
よって実行される。まず、オンされた音色選択スイッチ
のスイッチコードを取込み(ステップ39)、次にそのス
イッチコードに基づきオンされた該スイッチがどの音群
に対応するか(スイッチ群12A〜12Fのうちどれに属する
か)を判断し記憶する(ステップ40)。
(a)ホワイトスイッチ以外のスイッチがオンされた場
合 ステップ41ではオンされたスイッチがホワイトスイッチ
WB1〜WB10かを調べ、NOならばステップ42でレジスタMLT
ONの内容が“1"かを調べる。
ホワイトスイッチ以外の音色選択スイッチがオンされ、
かつパネルモードである場合は、ステップ43に進み、そ
のオンスイッチが属する音群に対応するパネル音群メモ
リ28内のアドレスに該スイッチのスイッチコードを記憶
する。
一方、ホワイトスイッチ以外の音色選択スイッチがオン
され、かつ、マルチメニューモードである場合は、ステ
ップ44に進み、そのオンスイッチが属する音群に対応す
るマルチメニュー音群メモリ27内のアドレスに該スイッ
チのスイッチコードを記憶する。
ステップ45では、オンされたスイッチのスイッチコード
に応じて音色コード変換メモリ22から音色コードを読み
出す。
ステップ46では、今回オンされたスイッチに対応する音
群で今まで点灯していたIED(これはその音群で前回オ
ンされたスイッチに対応している)を消灯し、今回オン
されたスイッチに対応するLEDを点灯状態に設定する処
理を行う。なお一旦点灯状態に設定されたLEDは次にこ
のステップ46で消灯処理されるまで点灯を持続する。ま
た、点灯状態に設定されたLEDに対応するスイッチのス
イッチコードはメモリ27又は28で記憶保持されている。
こうして、オンされたスイッチに対応する音色が選択さ
れている状態となる。
ステップ47では、先行するステップにおいてメモリ22
(又は21,29)から読み出された音色コードに応じてボ
イスパラメータメモリ20からボイスパラメータを読み出
す。ステップ48では、前ステップで読み出したボイスパ
ラメータを楽音発生部24に送出する。この場合、今回オ
ンされたスイッチの音群(つまりステップ40で判断し記
憶した音群)に対応してボイスパラメータが送出され、
該ボイスパラメータが該音群に対応する楽音発生系列TG
1〜TG5に供給される。
(b)パネルモードのときにホワイトスイッチがオンさ
れた場合 ホワイトスイッチがオンされた場合はステップ41はYES
であり、ステップ49に進む。ここではレジスタMLTONの
内容が“1"であるかを調べる。パネルモードが選択され
ている場合は、MLTONは“0"であるためステップ50に進
む。ステップ50は前出のステップ43と同じ処理であり、
オンされたホワイトスイッチ(WB1〜WB10の何れか)の
スイッチコードをその音群に対応するパネル音群メモリ
28のアドレスに記憶する。
ステップ51では、オンされたホワイトスイッチのスイッ
チコードに応じてオリジナルトーンメモリ21から音色コ
ード(すなわちこれは該ホワイトスイッチに固有の音色
を示している)を読み出す。続いて、前出のステップ4
6,47,48と同じ処理を行う。
従って、パネルモードのときにホワイトスイッチによっ
て音色選択操作を行うと、そのホワイトスイッチに固有
の音色を選択することができる。例えば第4図における
ホワイトスイッチWB2をパネルモードのときに押圧する
と、そこに表示された固有の音色である「チューバ」を
選択することができる。
(c)ホワイトスイッチに任意の音色を割当てる場合 ホワイトスイッチに任意の音色を割当てる場合は、ま
ず、マルチメニューモードに設定し、マルチメニュース
イッチ部13を使用する状態とする。そして、所望のホワ
イトスイッチWB1〜WB10を押し、かつ、このホワイトス
イッチに割当てようとする音色をマルチメニュースイッ
チ部13のロータリ操作子RSWと音色選択スイッチMTSWと
の組合せにより選択する。
マルチメニューモートにおいてホワイトスイッチが押さ
れると、ステップ41のYESからステップ49のYESを経由し
てステップ52に進む。
ステップ52では、マルチメニュー音色選択スイッチMTSW
の何れかがオンされたかを調べ、YESならばステップ53
に進む。
ステップ53では、オンされたホワイトスイッチが属する
音群(これはステップ40において記憶されたものであ
る)と、ロータリスイッチ番号レジスタROTNUMの記憶内
容(これはロータリ操作子RSWによって現在設定されて
いるボイスメニュー位置が第6図に示す位置1と2のど
ちらであるかを示している)と、今オンされたマルチメ
ニュー音色選択スイッチMTSWが14個のスイッチのうちど
れであるかを示す番号データとに基づき、割当てるべき
音色を示す音色コードを求め、この音色コードを、オン
されたホワイトスイッチに対応するホワイトスイッチメ
モリ29内のアドレスに書込む。こうして、所望のホワイ
トスイッチに対して、ロータリ操作子RSWとマルチメニ
ュー音色選択スイッチMTSWとの組合せにより選択可能な
複数の音色のうちの任意の1つが選択的に割当てられ、
その割当て内容(つまり割当てた音色を示す音色コー
ド)がホワイトスイッチメモリ29に記憶される。
なお、上記ステップ53で音色コードを決定する際に、RO
TNUMの内容をオンされたスイッチMTSWの番号の組合せだ
けでなく、オンされたホワイトスイッチの音群をも考慮
に入れるようにした理由は、名目上は同一音色であって
も音群によって楽音制御状態を異ならせ、その音色を実
質的に異ならせるようにしたためである。そのために、
マルチメニュースイッチ部13(つまりRSWとMTSWの組合
せ)によって選択された音色名が同一であっても、その
音色を割当てるべきホワイトスイッチが属する音群が異
なれば、その音色に対応する音色コードの内容を異なら
せるようにしている。こうして、音色コードが異なるこ
とによって、それに対応してメモリ20から読み出される
ボイスパラメータの内容も幾分異なるものとなり、この
ボイスパラメータによって設定制御される楽色の状態を
異ならせることができる。
なお、明らかなように、マルチメニュースイッチ部13
(特にロータリ操作子RSWと音色選択スイッチMTSWの組
合せ)は、ホワイトスイッチに対する任意の音色の割当
てという観点に立てば、割当てるべき音色を複数の音色
の中から選択するための手段としての役割を果す。この
役割だけについて言えば、ホワイトスイッチが複数の音
群毎に存在する必要はなく、1音群だけであってもよ
い。他方、複数の音群の存在を前提にして、各音群に対
応する音色の選択という観点に立てば、マルチメニュー
スイッチ部13(特にRSWとMTSWの組合せ)は、各音群に
共通の音色選択手段としての役割を果す。この場合、各
音群毎のホワイトスイッチWB1〜WB10は、共通の音色選
択手段であるマルチメニュースイッチ部13をどの音群の
ために使用するか、若しくは、このマルチメニュースイ
ッチ部13で選択した音色に対応する情報をどの音群に供
給すべきか、を指定する音群指定手段としての役割を果
す。
さて、第11図に戻り、ステップ54では、対応する音群で
もともと同じホワイトスイッチが選択されていたか(つ
まり、今回押されたホワイトスイッチに対応するLEDが
既に点灯中であり、そのホワイトスイッチの音色に対応
する楽音制御を該音群で行っている最中であるか)を調
べる。YESならばステップ55に進み、そのホワイトスイ
ッチに対応するLEDを点灯状態から点滅状態に変更し、
この点滅を所定時間続け、その後再び点灯状態に復帰さ
せる。これは、現在音色選択状態にあるホワイトスイッ
チに対して新たな音色の割当てを行ったことにより、当
該音群において発音中の楽音の音色が変更されることに
なるため、そのような音色変更がなされたことに奏者の
注意を喚起するためである。
ステップ54がNOならばステップ56に進む。この場合は、
対応する音群で別の音色選択スイッチが選択中であるこ
とを示す。ステップ56では、現在選択中であるスイッチ
に対応するLEDの点灯はそのまま持続し、今回押された
ホワイトスイッチに対応するLEDを所定時間点滅させ
る。このLED点滅により、ホワイトスイッチに割当てら
れた音色が変更されたことが告知される。ステップ56の
後、直ちにリターンする。従って、所望のホワイトスイ
ッチに任意の音色を割当てる処理を行う際には、マルチ
メニュー音群メモリ27あるいはパネル音群メモリ28の記
憶内容は該ホワイトスイッチの押圧によっては変更され
ず、他の何らかの音色選択スイッチによる音色選択状態
を維持したまま、その割当て処理(割当て内容の変更)
を行うことができる。
一方、ステップ55の後は、ステップ47,48に進む。これ
は、ステップ55を経由した場合は、現在音色選択状態と
なっているホワイトスイッチそれ自体の音色割当て内容
を変更したためであり、現在楽音制御に使用されている
ボイスパラメータを新たな割当て音色に対応するものに
直ちに変更する必要があるからである。
(d)ホワイトスイッチに割当てられている音色を選択
する場合 ホワイトスイッチに割当てられている音色を選択する場
合は、マルチメニューモードを選択し、そして所望のホ
ワイトスイッチWB1〜WB10を押圧する。
マルチメニューモードにおいてホワイトスイッチが押さ
れると、前述の通り、ステップ52に至り、マルチメニュ
ー音色選択スイッチMTSWの何れかがオンされているかを
調べる。何もオンされていなければ、ホワイトスイッチ
によって音色を選択したことを意味し、ステップ57に進
む。このステップ57は前出のステップ44と同じ処理であ
り、オンされたホワイトスイッチを示すスイッチコード
をその音群に対応するマルチメニュー音群メモリ27のア
ドレスに記憶する。
次のステップ58では、オンされたホワイトスイッチのス
イッチコードに応じてホワイトスイッチメモリ29から音
色コードを読み出す。このホワイトスイッチメモリ29に
は、前述の通り、ステップ53で書込まれた音色コードが
記憶されている。
ステップ59では、マルチメニュースイッチ部13のメニュ
ー窓MMWに現われているボイスメニュー位置に、今回オ
ンされたホワイトスイッチに割当てられている音色を示
す表示が存在しているかを調べる。これは、該ホワイト
スイッチの音色コードとレジスタROTNUMの内容とに基づ
き判断することができる。マルチメニュー窓MMWに該ホ
ワイトスイッチに割当てられた音色を示す表示が出てい
れば、その表示位置に対応する音色選択スイッチMTSWの
LEDを点灯する(ステップ60)。これにより、現在選択
されているホワイトスイッチに割当てられている音色、
つまりこのホワイトスイッチによって現在選択されてい
る音色、が何であるかがマルチメニュースイッチ部13に
おいて表示される。ステップ60の後、前出のステップ4
6,47,48を実行する。
もし、オンされたホワイトスイッチに割当てられた音色
を示す表示がマルチメニュー窓MMWに現われていなけれ
ば、ステップ59はNOであり、ステップ60を実行せずにス
テップ46に進む。従って、マルチメニュー窓MMWの各表
示位置に対応するLEDは何も点灯せず、これにより、現
在のマルチメニュー窓MMWに現われている音色表示に
は、現在選択されたホワイトスイッチに割当てられてい
る音色の表示は含まれていないことが告知される。
ステップ46,47,48の処理により、オンされたホワイトス
イッチに対応するLEDが点灯され、このホワイトスイッ
チに割当てられている音色に対応するボイスパラメータ
が楽音発生部24に与えられる。こうして、選択操作され
たホワイトスイッチに割当てられている音色を実現する
楽音制御がなされるようになる。前述の通り、割当てる
べき音色は任意に変更可能であるから、1つのホワイト
スイッチを用いて様々な音色を選択することができる。
ところで、ステップ60で点灯されたマルチメニュー音色
選択スイッチMTSWの所定の位置(つまりマルチメニュー
窓MMWの所定の表示位置)に対応するLEDは、第11図のル
ーチンでは消灯処理されない。このLEDを、ホワイトス
イッチが押圧されている間のみ点灯し、該ホワイトスイ
ッチがオフしたときは直ちに消灯するように処理するた
めに、第12図の「SWEVENT2」のルーチンが実行される。
第12図に示すルーチンは、音色選択スイッチ部12の何れ
かのスイッチがオンからオフに変化したときに割当て処
理によって実行される。
ステップ61では、オフされたスイッチのスイッチコード
を取込む。ステップ62では、このスイッチコードに基づ
き、オフされたスイッチがホワイトスイッチであるかを
調べる。NOならば直ちにリターンする。YESならばステ
ップ63に進み、レジスタMLTONの内容が“1"であるかを
調べる。NOならば直ちにリターンするが、YESならばス
テップ64に進み、このスイッチコードに応じてホワイト
スイッチメモリ29から音色コードを読み出す。次にステ
ップ65では、第11図のステップ59と同様に、マルチメニ
ュー窓MMWに現われているボイスメニュー位置に、今回
オフされたホワイトスイッチに割当てられている音色を
示す表示が存在しているかを調べる。YESならば、ステ
ップ66に進み、この表示位置に対応するマルチメニュー
音色選択スイッチMTSWのLEDを消灯する。このLEDは第11
図のステップ60で点灯されたものである。
<各系列TG1〜TG5における楽音発生に関する説明> 第13図は楽音発生部24の内部構成を略示する図である。
各音群A〜Fに対応する楽音発生系列TG1〜TG5は、夫々
に対応する楽音形成回路67−1乃至67−5から成る。デ
ータバス26を介してマイクロコンピュータ部15から与え
られたキーコード,キーオン信号,ボイスパラメータ等
のデータが、その音群に対応する何れかの楽音発生系列
TG1〜TG5すなわち楽音形成回路67−1乃至67−5に入力
される。楽音形成回路67−1乃至67−5は、入力された
データを記憶し(複音発音可能な場合は各チャンネル毎
に記憶する)、このデータに基づき、押圧された鍵に対
応する音高の楽音信号を形成し、かつこの楽音信号の音
色,音量,ピッチ等をボイスパラメータに応じて設定・
制御する。勿論、複音発音可能な音群に対応する楽音形
成回路内においては複数の楽音発生チャンネルに関して
上述のような楽音信号形成、制御が可能である。また、
単音発音型の音群に対応する楽音形成回路内において
も、同一の音高(音名)の楽音信号を互いに僅かにずれ
たピッチで複数音同時に発生してアンサンブル効果を得
ることができるようにするために、複数の楽音発生チャ
ンネルで同時に楽音信号を形成し得るような構成である
ことが望ましい。各系列TG1〜TG5の楽音形成回路67−1
乃至67−5から発生された楽音信号は混合回路68で混合
されて、サウンドシステム25に至る。
なお、各系列TG1〜TG5に対応する楽音形成回路67−1乃
至67−5は、別々のハード回路構成から成ってもよい
が、これに限らず、共通のハード回路構成を各系列TG1
〜TG5間で時分割利用するようになっていてもよい。
第14図は楽音形成回路67−1乃至67−5の1つの内部構
成例を示したものである。データバス26を介して与えら
れた当該音群に関するデータはバッファメモリ69に取込
まれる。楽音信号発生回路70は、キーコードに対応する
音高の楽音信号を発生し、これに音色,音量エンベロー
プ,効果等を付与する回路であり、アナログ音源方式,
波形メモリ読み出し方式,周波数変調演算による楽音合
成方式など、任意の楽音発生若しくは合成方式を採用し
たものである。
ボイスパラメータには、音色設定パラメータ、ピッチず
れパラメータ、アタックピッチ/ビブラートパラメー
タ、音量エンベロープパラメータ、チャンネル数切換パ
ラメータ、その他種々の制御パラメータが含まれてい
る。ピッチずれ制御信号発生回路71は、ピッチずれパラ
メータに応じてピッチずれ制御信号を発生し、楽音信号
発生回路70に与え、そこで発生する楽音信号の正規のピ
ッチからのピッチずれを制御する。アタックピッチビブ
ラート信号発生回路72は、アタックピッチ/ビブラート
パラメータに応じてアタックピッチ制御のためのピッチ
変調信号あるいはディレイビブラートのためのピッチ変
調信号あるいはノーマルビブラートのためのピッチ変調
信号を発生し、楽音信号発生回路70に与え、そこで発生
する楽音信号のピッチを変調制御する。また、アタック
ピッチ制御の開始タイミングを示す信号として、キーオ
ン信号が回路72に入力される。エンベロープ発生回路73
は、音量エンベロープパラメータによって決定される形
状のエンベロープ信号をキーオン信号に応じて発生し、
楽音信号発生回路70に与える。音量エンベロープパラメ
ータは、アタック,デッケイ,サステイン,レリース等
の各エンベロープ部分のレベルデータや時間データ、更
には必要に応じて振幅変調用のデータ等を含んでいる。
チャンネル数切換パラメータは、同一音名の楽音信号を
幾つのチャンネルで発生するかを示すパラメータであ
り、アンサンブル効果のためのものである。通常は、同
一音名の楽音信号は1チャンネルだけで発生するよう指
示するが、アンサンブル効果を付与する場合は2又はそ
れ以上のチャンネルで発生するよう指示する。
上述のように、選択された1音色に対応するボイスパラ
メータには、種々の楽音要素を設定,制御するための複
数のパラメータが含まれている。或るボイスパラメータ
においてその中の1つのパラメータでも、別のボイスパ
ラメータと異なる内容であれば、両ボイスパラメータに
よって夫々実現される音色は互いに異なるものとなる。
例えば、異なる音群において夫々発生される2つの楽音
に関し、それに対応する音色設定パラメータの内容が両
者の間で全く同一であり、それによって実現される定常
的な楽音スペクトルが同一であっても、その他の何れか
のパラメータの内容が両者の間で異なっていれば、全体
として実現される音色は両者間で微妙に異なるものとな
る。
この実施例では、各音群に共通の音色選択手段として機
能するマルチメニュースイッチ部13を用いて音色を選択
した場合、換言すれば、このマルチメニュースイッチ部
13によって各ホワイトスイッチWB1〜WB10に割当てられ
た音色を該ホワイトスイッチの操作によって選択した場
合、マルチメニュースイッチ部13によって選択された音
色が同一であっても、実際に実現される音色は各音群間
で微妙に若しくは適宜に異なるものとなっている。すな
わち、第11図のステップ53に関連して既に説明したよう
に、マルチメニュースイッチ部13で選択した音色を何れ
かのホワイトスイッチに割当てる場合、その音色コード
は、マルチメニュースイッチ部13において選択したスイ
ッチ(RSWとMTSWの組合せ)のみによって決まるのでは
なく、そのホワイトスイッチに対応する音群も考慮して
決まる。従って、異なる音群に関してマルチメニュース
イッチ部13で同じスイッチ(RSWとMTSWの組合せ)によ
り夫々の音色が選択された場合、選択された音色名が同
じであっても、その音色コードの内容は音群に応じて異
なるものとなる。前述の通り、音色コードが異なれば、
それに応じてボイスパラメータメモリ20から読み出され
るボイスパラメータの内容も異なるものとなる。従っ
て、各音群に対応する各系列TG1〜TG5の楽音形成回路67
−1乃至67−5の各々では、マルチメニュースイッチ部
13によって選択された同一の音色に関して、夫々異なる
ボイスパラメータに従って楽音形成を行うので、他の楽
音形成回路67−1乃至67−5で形成された楽音とは異な
る音色の楽音を形成することになる。
第15図は、マルチメニュースイッチ部13によって選択さ
れた同一音色に関して、各音群で実現される実際の音色
が夫々異なるものとなることの一例を一覧したものであ
る。この例の場合、マルチメニュースイッチ部13で選択
される音色名は「ストリング1」であり、音群B又はC
と、Eと、Fとの間で実際の音色が異なるものとなる。
たて軸には、ボイスパラメータのうちその内容が他とは
異なるものとなるパラメータを示し、たて軸の各パラメ
ータとよこ軸の音群名との交点に描かれた略図若しくは
説明は、このパラメータに応じて実現される楽音制御状
態を模式的に示したものである。これを簡単に説明する
と、アタックピッチ/ビブラートパラメータの内容の相
違により、音群Eではアタックピッチ制御の後にディレ
イビブラート制御を行うピッチ変調が付与され、音群B
又はCではノーマルビブラート変調が付与され、音群F
ではピッチ変調は付与されない。また、ピッチずれパラ
メータの相違により、音群Eではピッチ変調における基
準ピッチが楽音の正規のピッチより3セント高いものと
なり、音群B又はCでは1.5セント高いものとなり、音
群Fではピッチずれが生じないものとなる。また、チャ
ンネル数切換パラメータの相違により、音群Eでは同一
音名の楽音を2チャンネルで発生し、アンサンブル効果
を得るが、他の音群では同一音名の楽音は1チャンネル
だけで発生する。なお、アンサンブル効果を得る場合、
2チャンネルで発生する同一音名の楽音のピッチを僅か
にずらすようにしてもよい。また、音量エンベロープパ
ラメータの相違により、各音群のエンベロープ信号の形
状が図示のように異なるものとなる。以上のような幾つ
かのパラメータの相違によってもたらされる幾つかの楽
音要素の制御状態の相違により、楽音の総合的な音色
は、名目上はたとえ同一の音色であったとしても、各音
群毎に異なるものとなる。
なお、音群によって異ならせるパラメータは上述のもの
に限らず、何でもよい。例えば、音色設定パラメータを
僅かに異ならせて定常的な楽音スペクトル(つまり楽音
波形の形状)を幾分異ならせる、あるいはこの楽音スペ
クトルを時間的に変化させる場合の変化態様を異ならせ
る、等であってもよい。また、名目上の同一音色に関し
てすべての音群間で実際の音色が異なるようにする必要
はなく、少なくとも1つの音群(楽音発生系列)の音色
が他の音群(楽音発生系列)の音色と異なるようになっ
ていればよい。
<変更例の説明> 上述の実施例では、マルチメニュー音群メモリ27とパネ
ル音群メモリ28(第7図参照)が別々に設けられてお
り、マルチメニューモードのときはメモリ27の記憶が音
色選択スイッチ操作によって書替えられ、パネルモード
のときはメモリ28の記憶が音色選択スイッチ操作によっ
て書替えられる。従って、モートを切換えたときは、そ
れまで選択されていたモードにおいて各音群に対応して
選択されていた音色を示すスイッチコードがメモリ27又
は28に保持され、次にそのモードに復帰したときはその
メモリ27又は28の記憶に基づき前回の音色選択状態を再
現することができる。しかし、このような再現機能を特
に要求しない場合は、音群メモリ27と28を共通化するこ
とができる。共通化した音群メモリは各音群に対応する
6アドレスだけを持っていればよく、マルチメニューモ
ードかパネルモードかに関わりなく、音色選択スイッチ
部12でオンされたスイッチのスイッチコードをそれに対
応する音群のアドレスに記憶するようにすればよい。そ
の場合、第11図のプログラムにおいて、ステップ42と44
の処理を省略し、かつ、ステップ43,50,57の処理の対象
となるパネル音群メモリ28又はマルチメニュー音群メモ
リ27を共通の音群メモリに変更すればよい。また、第10
図のステップ35,36において、スイッチコードを読み出
すべきパネル音群メモリ28又はマルチメニュー音群メモ
リ27を共通の音群メモリに変更すればよい。
なお、ホワイトスイッチに任意の音色(広義には楽音制
御機能)を割当てることに関しては、音群が複数有るこ
とは必須ではなく、1音群しかない電子楽器においても
適用することができる。また、鍵盤数も3段に限らず、
1段であってもよい。また、ホワイトスイッチの数は1
音群につき1個、又は全体で1個であってもよい。要す
るに、ホワイトスイッチの数Nは、選択可能な全音色数
Mに対して1≦N≦Mであればよい。
また、この発明を適用し得る選択スイッチ若しくは選択
手段は、音色選択のためのものに限らず、効果,音量,
その他の制御量等、その他楽音制御機能の選択に用いる
スイッチ又は選択設定手段すべてに適用することができ
る。
ホワイトスイッチに割当てるべき音色を選択するための
手段は、上述の実施例で示したようなマルチメニュース
イッチに限らず、何でもよい。例えば第16図のように、
自動演奏音のテンポを設定するためのテンポ設定器74を
用いてもよい。この場合、切換えスイッチ75を設け、テ
ンポ設定器74をテンポ設定に用いるかあるいは音色選択
に用いるかの選択を行う。また、ディスプレイ76を併設
し、テンポ設定器74が音色選択のために使用されている
場合は、この設定器74で選択されている音色名を示す情
報を表示するようにする。テンポ設定器74を音色選択に
用いる場合、設定可能な1目盛毎に異なる音色を選択で
きるようにすることができる。この設定器74がアナログ
信号を出力するタイプのものである場合は、アナログ/
ディジタル変換器によってディジタル信号に変換するよ
うにする。
また、ホワイトスイッチに割当てるべき音色を選択する
ための手段として、音色選択スイッチ部12のスイッチを
用いることもできる。
上記実施例ではホワイトスイッチメモリ29において各ホ
ワイトスイッチに割当てられた音色の音色コードを記憶
するようにしているが、割当てられた音色のボイスパラ
メータを直接記憶するようにしてもよい。
〔発明の効果〕
以上の通りこの発明によれば、固有の楽音制御機能を選
択することが可能な複数のスイッチの中の所定の1又は
複数のスイッチに関して、複数の楽音制御機能の中の1
つを選択的に割当てることができるようにし、モード選
択に応じて、この所定のスイッチによって固有の楽音制
御機能を選択することも、また割当てられた楽音制御機
能を選択することもできるようにしたので、望みのスイ
ッチ選択操作法に応じて効率的な選択操作を行うことが
できるようになる。すなわち、限られた比較的少数のス
イッチのみを選択操作の対象として楽な操作で選択が行
えるようにする一方で選択可能な楽音制御機能数は十分
に確保しておきたい場合は第2のモード(マルチメニュ
ーモード)の下で選択操作を行えばよく、また、多数の
楽音制御機能の中から1回の選択操作で即座に所望のも
のを選択したいような場合は第1のモード(パネルモー
ド)の下で選択操作を行えばよい。その場合、この発明
によれば、2つのモードにおいて所定のスイッチ(ホワ
イトスイッチ)が共用されるので、全体としてのスイッ
チ数を節約することができ、コスト,配置スペース,操
作性等の面で有利である。
また、機能割当て手段においては、第2のモードが選択
されたとき、前記選択手段によって何らかの楽音制御機
能が選択され、かつ前記所定の1又は複数のスイッチの
いずれかが操作されたことが前記検出手段で検出された
ならば、該操作されたスイッチに対して該選択された楽
音制御機能を示す情報を前記記憶手段に記憶する割当て
処理を行い、このとき、該操作されたスイッチと同じス
イッチがその前に操作されていたことによって該スイッ
チに割当て済みの楽音制御機能に従って制御された楽音
を前記楽音制御手段で発生している最中であるならば、
新たに割当てた楽音制御機能を示す情報に従って該発生
中の楽音を制御するよう変更するが、該操作されたスイ
ッチと同じスイッチの操作に基づく楽音制御が前記楽音
制御手段で行われていない場合は、新たに割当てた楽音
制御機能を示す情報に従う楽音制御は行わずに割当て処
理を終了するようにしているので、割当て変更しようと
するスイッチと無関係の楽音を発生中であっても、その
発生中の楽音を妨げることなく(割当て変更したスイッ
チの楽音制御機能に対応する楽音を発生しないので)、
該スイッチの機能の割当て変更を行うことができるもの
であり、一方、割当て変更しようとするスイッチと関係
のある楽音(このスイッチの以前の割当て機能に従って
制御された楽音)を発生中は、その発生中の楽音の制御
状態を割当て変更後の楽音制御機能に対応する状態に即
座に変更して、応答性良く該スイッチの機能の割当て変
更を行うことができるものであり、結局、どのような場
合においても最適な制御態様で、楽音演奏中におけるス
イッチ機能の割当て変更が自由に行えるようになるとい
う優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は以下で説明する実施例の一部を抽出してその概
略を示すブロック図、第2図は同実施例の別の一部を抽
出してその概略を示すブロック図、第3図はこの発明に
係る電子楽器の一実施例の電気的ハード構成図、第4図
は第3図における音色選択スイッチ部のスイッチ配列の
一例を示す平面図、第5図は第3図におけるマルチメニ
ュースイッチ部の一例を示す平面図、第6図は第5図の
マルチメニュースイッチ部のロータリ操作子によって選
択的に設定し得る2つのボイスメニュー位置の表示内容
を夫々例示する図、第7図は第3図におけるワーキング
及びデータメモリ及びデータROM内に含まれる各種メモ
リとその周辺装置との間の情報の流れを大まかに示すブ
ロック図、第8図は第3図におけるワーキング及びデー
タメモリ内に含まれるレジスタの一例を示す図、第9図
は第3図におけるマイクロコンピュータ部によって実行
されるプログラムのメインルーチンを例示するフローチ
ャート、第10図は同メインルーチンに含まれるサブルー
チンONSUBの一例を示すフローチャート、第11図は同メ
インルーチンに含まれる音色選択スイッチ走査処理の過
程でスイッチオン検出時の割込み処理として実行される
ルーチンのフローチャート、第12図は同じく音色選択ス
イッチ走査処理の過程でスイッチオンからオフへの変化
検出時の割込み処理として実行されるルーチンのフロー
チャート、第13図は第3図における楽音発生部の内部構
成例を示すブロック図、第14図は第13図における楽音形
成回路の内部構成例を示すブロック図、第15図は第5図
のマルチメニュースイッチ部によって選択された同一音
色に関して各音群で実現される実際の音色が異なるもの
となることがあることの一例を模式的に示した図、第16
図は同マルチメニュースイッチ部に代わり得る音色選択
手段の別の例を示す平面図、である。 1a〜1n……複数のスイッチ、2……モード選択手段、3
……楽音の発生及び制御のための手段、4……機能割当
て手段、TG1〜TGn……楽音発生系列、TF1〜TFn……楽音
形成手段、KBS……鍵盤部、SLC……各系列に共通の選択
手段、PV1〜PVn……供給手段、10……キースイッチ回
路、11……パネル部、12……音色選択スイッチ部、13…
…マルチメニュースイッチ部、15……マイクロコンピュ
ータ部、20……ボイスパラメータメモリ、21……オリジ
ナルトーンメモリ、22……音色コード変換メモリ、27…
…マルチメニュー音群メモリ、28……パネル音群メモ
リ、29……ホワイトスイッチメモリ、WB1〜WB10……ホ
ワイトスイッチ、RSW……ロータリ操作子、MTSW……マ
ルチメニュー音色選択スイッチ、MOSW……マルチメニュ
ーオンスイッチ、MMW……マルチメニュー窓、12A〜12F
……音群毎の音色選択スイッチ群、67−1乃至67−5…
…楽音形成回路。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】夫々に固有の楽音制御機能を選択すること
    が可能な複数のスイッチと、 前記複数のスイッチの中の所定の1又は複数のスイッチ
    に対応して複数の楽音制御機能の中の1つを選択的に割
    当てるために、該スイッチに割当てられるべき楽音制御
    機能を選択するための選択手段と、 前記各スイッチに固有の楽音制御機能を示す情報及び前
    記所定のスイッチの各々に対して割当てられた楽音制御
    機能を示す情報を記憶する記憶手段と、 前記スイッチの操作に応じてそれに対応する前記固有の
    楽音制御機能を選択し得るようにする第1のモード、若
    しくは、前記所定のスイッチの操作に応じてそれに対応
    して割当てられた楽音制御機能を選択し得るようにする
    と共に該スイッチへの任意の楽音制御機能の割当てを可
    能にする第2のモード、の何れか一方のモードの選択を
    行うモード選択手段と、 前記スイッチの出力に応答し、前記モード選択手段で選
    択されたモードに応じて定まる該スイッチの楽音制御機
    能を示す情報を前記記憶手段から読み出す読出し手段
    と、 前記読出し手段によって読み出された情報が示す楽音制
    御機能に従って制御された楽音を発生する楽音制御手段
    と、 前記スイッチの操作状態を検出するための検出手段と、 前記モード選択手段によって前記第2のモードが選択さ
    れたとき、前記選択手段によって何らかの楽音制御機能
    が選択され、かつ前記所定の1又は複数のスイッチのい
    ずれかが操作されたことが前記検出手段で検出されたな
    らば、該操作されたスイッチに対して該選択された楽音
    制御機能を示す情報を前記記憶手段に記憶する割当て処
    理を行い、このとき、該操作されたスイッチと同じスイ
    ッチがその前に操作されていたことによって該スイッチ
    に割当て済みの楽音制御機能に従って制御された楽音を
    前記楽音制御手段で発生している最中であるならば、新
    たに割当てた楽音制御機能を示す情報に従って該発生中
    の楽音を制御するよう変更するが、該操作されたスイッ
    チと同じスイッチの操作に基づく楽音制御が前記楽音制
    御手段で行われていない場合は、新たに割当てた楽音制
    御機能を示す情報に従う楽音制御は行わずに割当て処理
    を終了する機能割当て手段と を具え、前記楽音制御手段で楽音を発生している最中で
    あっても前記機能割当て手段による割当て処理が可能で
    あることを特徴とする電子楽器。
  2. 【請求項2】前記機能割当て手段は、前記所定のスイッ
    チに対応して割当てられた楽音制御機能を示す表示を行
    う手段を含む特許請求の範囲第1項記載の電子楽器。
  3. 【請求項3】前記所定のスイッチの操作子には、他のス
    イッチとは異なる所定の色付けがなされている特許請求
    の範囲第1項記載の電子楽器。
  4. 【請求項4】前記各楽音制御機能は各種音色に対応する
    ものである特許請求の範囲第1項乃至第3項の何れかに
    記載の電子楽器。
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