JP2570870B2 - 電子楽器 - Google Patents

電子楽器

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JP2570870B2
JP2570870B2 JP1264472A JP26447289A JP2570870B2 JP 2570870 B2 JP2570870 B2 JP 2570870B2 JP 1264472 A JP1264472 A JP 1264472A JP 26447289 A JP26447289 A JP 26447289A JP 2570870 B2 JP2570870 B2 JP 2570870B2
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Description

【発明の詳細な説明】
「産業上の利用分野」 この発明は、音色等の楽音特性が異なる複数系列の楽
音に対し、所望の効果を付与して発音させることができ
る電子楽器に関するものである。 「従来の技術」 従来、電子楽器においては、上鍵盤,下鍵盤,ペダル
鍵盤,ソロ鍵盤などの複数の鍵盤が設けられ、各鍵盤に
対応して音色や音域等の楽音特性が異なる複数系列の演
奏音を発音できるようにしたものが知られている。ま
た、複数の楽音信号発生系列を設け、1つの押下鍵に対
応して、ピッチや音色などの楽音特性が異なる複数の楽
音を同時に発生するようにしたものも知られている。 このような電子楽器において、各鍵盤の押下鍵に対応
する楽音、または各楽音信号発生系列の楽音に対して残
響音等の効果音を付加する場合、楽音の音色などの楽音
特性が各鍵盤毎あるいは各楽音信号発生系列毎に異なる
ため、各楽音特性に応じて残響音の残響時間や残響深さ
などの効果特性を変化させた方がより豊かな演奏効果を
実現できる。 このような要求に応じて、従来、各鍵盤毎あるいは各
楽音信号発生系列毎に所望の効果特性の残響音を付加し
得るようにした電子楽器が開発されている(例えば、特
公昭64−8838号)。 「発明が解決しようとする課題」 ところで、演奏音に付加すべき最適な効果特性は、選
択された音色や音高等に応じて異なるものである。そこ
で、音色や音高等の選択操作に連動して、選択された音
色や音高等に最適な効果特性の残響音を付加して発音さ
せたいという要求もある。しかしながら、上述した従来
の電子楽器においては、各鍵盤あるいは各楽音信号発生
系列毎に設定されている効果特性の残響音が付加される
ようになっていたので、音色や音高等の選択操作に応じ
て、その都度、効果特性を設定し直さなければならず、
その設定作業が非常に面倒であり、特に押鍵によって選
択した音高に対して、効果特性を一々設定し直すという
こととは全く不可能であった。 この発明は上述した事情に鑑みてなされたもので、楽
音特性の異なる各系列に対して設定されている効果特性
のみならず、各音高毎等に各々設定されている効果特性
を使用して効果を付与することができる電子楽器を提供
することを目的としている。 「課題を解決するための手段」 この発明の電子楽器は、演奏情報入力手段によって入
力された演奏情報に基づいて、音色等の楽音特性が異な
る複数系列の楽音信号を発生する楽音信号発生手段と、
前記複数系列の楽音信号に、予め設定された効果特性に
応じて決定される効果を各々付加して出力する効果付加
手段と、前記効果付加手段の出力に基づいて楽音を形成
する楽音形成手段とを有する電子楽器であって、各音高
に対応して設定された第1の効果特性を記憶する第1の
効果特性記憶手段と、前記各系列に対して設定された第
2の効果特性を記憶する第2の効果特性記憶手段と、前
記効果付加手段に設定すべき前記第1の効果特性または
第2の効果特性のいずれか一方を指定する効果特性指定
手段と、前記効果特性指定手段の指示に応じて、前記第
1または第2の効果特性記憶手段から第1または第2の
効果特性を読み出し、前記効果付加手段に設定する効果
特性設定手段とを具備することを特徴とするものであ
る。 「作用」 上記の構成によれば、効果特性指定手段によって、効
果付加手段に設定すべき第1の効果特性または第2の効
果特性のいずれか一方を指定することによって、第1ま
たは第2の効果特性記憶手段から第1の効果特性または
第2の効果特性が読み出されて効果付加手段に設定され
るので、楽音特性が異なる各系列に対して設定されてい
る効果特性のみならず、各音高毎等に各々設定されてい
る効果特性を使用して効果を付与することが可能とな
る。 「実施例」 以下、図面を参照し、この発明の実施例について説明
する。なお、以下の説明において、エフェクト・タイプ
(効果の種類)と、エフェクト・レベル(効果の深さ)
と、エフェクト・パラメータの3つの要素を包含して効
果特性を表現する。
【構成】
第1図はこの発明の一実施例による電子楽器の構成を
示すブロック図である。この図において、1は図示せぬ
鍵盤の各鍵に各々対応して設けられた複数の鍵スイッチ
の開閉状態に基づいて、押された鍵を検出する押鍵検出
回路であり、この押鍵検出回路1は押離鍵タイミングに
対応したキーオン信号KONと、押された鍵に対応する音
高情報であるキーコードKC等をバスラインBUSに送出す
る。2は操作パネルであり、第2図に示すように、各種
操作スイッチと、表示器が設けられている。これらにつ
いて説明すると、以下の通りである。 □表示器3……現在の設定モードや入力されたデータ等
を表示するもので、LCD(液晶)表示器によって構成さ
れている。 □マルチ・モード選択スイッチMS……一つの押鍵操作に
応じて、単一チャンネル(1系列)の楽音を発生するシ
ングルボイス・モードから、4チャネル(4系列)分の
楽音を発生するマルチ・モードへ、またはマルチ・モー
ドからシングルボイス・モードへのモード切換を行うた
めのスイッチであり、オン/オフの状態を維持する自己
保持型の押しボタンスイッチによって構成されている。 □エディット・モード選択スイッチES……通常の楽音を
発生するプレイ・モードから、各種ボイス(音色)や効
果特性等の設定を行うエディット・モードへ、またはエ
ディット・モードからプレイ・モードへのモード切換を
行うためのスイッチであり、自己保持型の押しボタンス
イッチによって構成されている。 □ソース指定スイッチSS……各種効果特性を設定する際
に、各チャンネルに対して設定されている効果特性を使
用するのか、もしくは各ボイス毎に設定されている効果
特性を使用するのかを指定するためのスイッチであり、
自己復帰型の押しボタンスイッチによって構成されてい
る。 □ページ切換スイッチPS……エディット・モード時にお
いて、表示器3の表示画面(設定モード)を同一階層レ
ベル内で切り換える場合に押されるスイッチであり、自
己復帰型の押しボタンスイッチによって構成されてい
る。 □テンキーK0〜K9……0〜9の10個の数字キーからなる
キースイッチ群。 □エンター・キーKn……エディット・モード時におい
て、表示器3の表示画面(設定モード)を高い階層レベ
ルから低い階層レベルへ切り換える場合に押されるキー
スイッチ。 □エキジット・キーKx……エディット・モード時におい
て、表示器3の表示画面(設定モード)を低い階層レベ
ルから高い階層レベルへ切り換える場合に押されるキー
スイッチ。 次に、第1図に戻り、操作スイッチ検出回路4は、上
述した各種スイッチの出力をコード化してバスラインBU
Sに出力し、また表示制御回路5は、バランスBUSを介し
て供給される表示データに基づいて表示器3の表示制御
を行う。 バスラインBUSには、マイクロコンピュータ6と、楽
音信号発生回路7と、効果深装置8とが接続されてい
る。楽音信号発生回路7は、4つの時分割発音チャンネ
ルを有しており、鍵盤の押離鍵操作に応じて、マイクロ
コンピュータ6からバスラインBUSを介して供給される
演奏情報に対応した楽音データ(ディジタル楽音信号)
を、各チャンネル毎に形成し、時分割出力する。また、
効果付加装置8は、楽音信号発生回路7から供給される
楽音データに基づいて、4チャンネル分の効果音データ
を時分割処理によって形成する効果形成回路9と、エフ
ェクト・レベルが設定されるレベル・レジスタ10と、効
果形成回路9から出力される効果音データにレベル・レ
ジスタ10内に設定されているエフェクト・レベルを乗算
するディジタル乗算器11と、ディジタル乗算器11の乗算
結果に、楽音信号発生回路7から出力された楽音データ
を加算するディジタル加算器12とから構成されている。
上記効果形成回路9には、マイクロコンピュータ6によ
って、各チャンネル毎にエフェクト・タイプとエフェク
ト・パラメータが設定され、またレベル・レジスタ10に
は、各チャンネル毎にエフェクト・レベルが設定され
る。このような効果付加装置8によって各チャンネル毎
に効果が付加された楽音データは、D/A変換器13によっ
てアナログ楽音信号に変換され、この楽音信号がサウン
ドシステム14へ供給され、サウンドシステム14内のアン
プで増幅された後、スピーカから楽音として発音され
る。 マイクロコンピュータ6は、バスラインBUSに各々接
続されたプログラムメモリ16と、CPU17と、ワーキング
メモリ18とから構成されている。プログラムメモリ16は
ROMによって構成され、メインプログラム(第4図参
照)と、そのサブルーチンプログラム(第5図〜第9図
参照)等が記憶されている。CPU17は電源スイッチ(図
示略)がオンとされた時点で、メインプログラムの実行
を開始するとともに、同プログラムを電源スイッチがオ
フとされるまで繰り返して実行する。ワーキングメモリ
18はRAMによって構成され、前記プログラムの実行に必
要な各種データおよびフラグを一時的に記憶する。これ
らのデータおよびフラグのうち、後述するボイス・モー
ド時、およびマルチ・モード時において設定されるもの
を列挙すると、次の通りである。 [ボイス・モード] □ボイス・コードVC……選択されているボイスの種類を
示し、各ボイスVOICE1〜VOICE9に応じて、“1"〜“9"の
値となる。 □ボイス・エフェクト・タイプVEFTYP1〜VEFTYP9……各
ボイスVOICE1〜VOICE9に各々設定されている効果の種類
を示し、例えば、演奏会場の残響音効果を指定するため
の「ホール」、室内の残響音効果を指定するための「ル
ーム」、その他、「コーラス」、「トレモロ」等の10種
類の各効果の種類に応じて、“0"〜“9"の値となる。 □ボイス・エフェクト・レベルVEFLEV1〜VEFLEV9……各
ボイスVOICE1〜VOICE9に各々設定されている効果の深さ
を示し、深さに応じて、“0"〜“100"の値となる。 □ボイス・エフェクト・パラメータVEFPAR1〜VEFPAR9
…各ボイスVOICE1〜VOICE9に各々設定されている効果の
パラメータを示し、パラメータに応じて“0"〜“99"の
値となる。 [マルチ・モード] □チャンネル設定ボイスCH1V〜CH4V……各チャンネルに
各々設定されているボイスの種類を示し、各ボイスVOIC
E1〜VOICE9に応じて、“1"〜“9"の値となる。 □チャンネル設定レベルCH1L〜CH4L……各チャンネルに
各々設定されている効果の深さを示し、深さに応じて、
“0"〜“100"の値となる。 □ソース・フラグSOURCE……各種効果特性を設定する際
に、各チャンネルに対して設定されている効果特性を使
用する場合は“0"となり、各ボイス毎に設定されている
効果特性を使用する場合は“1"となる。 □マルチ・エフェクト・タイプMEFTYP……各チャンネル
に対して共通に設定される効果の種類を示し、種類に応
じて、“0"〜“9"の値となる。 □マルチ・エフェクト・パラメータMEFPAR……各チャン
ネルに対して共通に設定される効果のパラメータを示
し、パラメータに応じて、“0"〜“99"の値となる。 □合成エフェクト・レベルLEVEL1〜LEVEL4……各チャン
ネル設定レベルCH1L〜CH4Lと、各チャンネルに設定され
た各ボイス自体に各々設定されているボイス・エフェク
ト・レベルVEFLEV1〜VEFLEV9を各々乗算した後、100で
除算した値であり、“0"〜“100"の値となる。 但し、上述した各データおよびフラグの初期値は全て
0である。
【動作】
次に、上述した一実施例による電子楽器の動作につい
て説明する。 第3図は、各種スイッチの操作に応じて遷移する表示
器3の表示内容と、設定モード(モード番号mod=0〜5
3)を示す機能ツリーである。この図に示すように、各
設定モードは階層的に遷移するようになっており、図面
右方へ遷移する程、階層レベルが低くなる。そして、エ
ディット・スイッチESをオンとすると、いかなる状態で
あってもエディット・モードとなり、エディット・スイ
ッチESがオフとされると、プレイ・モードに戻る。この
エディット・モードにおいて、設定モードを同一階層レ
ベル内で切り換える場合にはページ切換スイッチPSを押
し、また高い階層レベルから低い階層レベルへ切り換え
る場合にはエンター・キーKnを押し、逆に低い階層レベ
ルから高い階層レベルへ切り換える場合には、エキジッ
ト・キーKxを押す。また、テンキーK0〜K9で所望の設定
モードの番号mod=0〜53を押してエンター・キーKnを
押すと、その番号で指定される設定モードに直接移行す
る。 エディット・モードに移行した時点で、最初にマルチ
・モード(mod=0)に設定される。ここで、ページ切
り換えスイッチPSを押せば、ボイス・モード(mod=
1)に移行し、エンター・キーKnを押せば、ボイス選択
モード(mod=2)に移行する。ここで、ページ切換ス
イッチPSを押すと、エフェクト・レベル選択モード(mo
d=3)→エフェクト選択モード(mod=4)→ボイス選
択モード(mod=2)と、同一階層レベル内で設定モー
ドが切り換わり、エキジット・キーKxを押すと、マルチ
・モード(mod=0)に戻る。 上記ボイス選択モード(mod=2)において、エンタ
ー・キーKnを押すと、第1チャンネル・ボイス選択モー
ド(mod=7)に移行し、ここで、ページ切換スイッチP
Sを押すと、各モード(mod=8)→(mod=9)→(mod
=10)→(mod=7)と切り換わる。これらの各モード
(mod=7〜10)において、各チャンネル毎に設定すべ
きボイスの種類に応じた値“1"〜“9"をテンキーK1〜K9
によって入力することによって、チャンネル設定ボイス
CH1V〜CH4Vが設定される。 また上記エフェクト・レベル選択モード(mod=3)
において、エンター・キーKnを押すと、第1チャンネル
・エフェクト・レベル選択モード(mod=11)に移行
し、ここで、ページ切換スイッチPSを押すと、各モード
(mod=12)→(mod=13)→(mod=14)→(mod=11)
と切り換わる。これらの各モード(mod=11〜14)にお
いて、各チャンネル毎に設定すべき効果の深さに応じた
値“0"〜“100"をテンキーK0〜K9によって入力すること
によって、チャンネル設定レベルCH1L〜CH4Lが設定され
る。 さらに上記エフェクト選択モード(mod=4)におい
て、エンター・キーKnを押すと、ソース選択モード(mo
d=15)に移行し、ここで、ページ切換スイッチPSを押
すと、マルチ・エフェクト・タイプ選択モード(mod=1
6)→マルチ・エフェクト・パラメータ選択モード(mod
=17)→(mod=15)と切り換わる。ソース選択モード
(mod=15)においては、ソース指定スイッチSSを押す
毎に、ソース・フラグSOURCEの“1"/“0"が切り換えら
れて、各チャンネルに対して設定されている効果特性を
使用する状態、もしくは各ボイス毎に設定されている効
果特性を使用する状態のいずれかが指定される。マルチ
・エウェクト・タイプ選択モード(mod=16)において
は、各チャンネルに対して共通に設定すべき効果の種類
に応じて“1"〜“9"の値をテンキーK1〜K9によって入力
することにより、マルチ・エフェクト・タイプMEFTYPが
設定される。マルチ・エフェクト・パラメータ設定モー
ド(mod=17)においては、各チャンネルに対して共通
に設定すべき効果のパラメータに応じて“0"〜“99"の
値をテンキーK0〜K9によって入力することにより、マル
チ・エフェクト・パラメータMEFPARが設定される。 一方、ボイス・モード(mod=1)において、エンタ
ー・キーKnを押すと、ボイス選択モード(mod=6)に
移行し、さらにエンター・キーKnを押すと、第1のボイ
ス選択モード(mod=18)に移行する。ここで、ページ
切換スイッチPSを押すと、各ボイス選択モード(mod=1
9)→(mod=20)→…→(mod=26)→(mod=18)と切
り換わる。第1のボイス選択モード(mod=18)におい
て、エンター・キーKnを押すと、エフェクト・タイプ選
択モード(mod=27)に移行し、ここで、ページ切換ス
イッチPSを押すと、エフェクト・レベル選択モード(mo
d=28)→エフェクト・パラメータ選択モード(mod=2
9)→(mod=27)と切り換わる。エフェクト・タイプ選
択モード(mod=27)においては、第1のボイスVOICE1
に設定すべき効果の種類に応じた値“1"〜“9"をテンキ
ーK1〜K9によって入力することにより、ボイス・エフェ
クト・タイプVEFTYP1が設定される。エフェクト・レベ
ル選択モード(mod=28)においては、第1のボイスVOI
CE1に設定すべき効果の深さに応じた値“0"〜“100"を
テンキーK0〜K9によって入力することにより、ボイス・
エフェクト・レベルVEFLEV1が設定される。エフェクト
・パラメータ設定モード(mod=29)においては、第1
のボイスVOICE1に設定すべき効果のパラメータに応じて
“0"〜“99"の値をテンキーK0〜K9によって入力するこ
とにより、ボイス・エフェクト・パラメータVEFPAR1
設定される。同様にして、第2〜第9のボイス選択モー
ド(mod=19〜26)からエンター・キーKnとページ切換
スイッチPSを操作することによって、各モード(mod=3
0〜53)に移行し、そして、テンキーK0〜K9を操作する
ことによって、第2〜第9のボイスVOICE1〜VOICE9の、
ボイス・エフェクト・タイプVEFTYP2〜VEFTYP9と、ボイ
ス・エフェクト・レベルVEFLEV2〜VEFLEV9と、ボイス・
エフェクト・パラメータVEFPAR2〜VEFPAR9が各々設定さ
れる。 次に、第4図〜第9図は、上述した一実施例による電
子楽器の動作を示すフローチャートである。 第4図は、CPU17によって実行されるメインプログラ
ムを示しており、この図に示すように、CPU17は、電源
スイッチ(図示略)がオンとされると、まず、ステップ
100において、ワーキングメモリ18内の各種レジスタヤ
フラグ等をクリアし、もしくは初期値を設定し、これに
よりマイクロコンピュータ6を初期状態に設定する。 この初期設定の後、CPU17はステップ101において、押
鍵検出回路1から供給されるキーオン信号KON等に基づ
いて鍵盤における押離鍵イベントの有無を検出し、現
在、プレイモードであれば、その押離鍵イベントに対応
した楽音の発音または消音処理を行う。次に、音色・効
果特性設定処理(ステップ102)、音色・効果特性出力
処理(ステップ103)、および、その他の処理(ステッ
プ104)を実行した後、再び、ステップ101へ戻る。 以下、ステップ102における音色・効果特性設定処理
と、ステップ103における音色・効果特性出力処理につ
いて詳述する。 [音色・効果特性設定処理] 第5図に示すステップ110において、エディット・ス
イッチESがオフであると判断された場合、ステップ111
へ進み、表示器3に“PLAY"と表示した後、メインプロ
グラムに戻る。また、ステップ110において、エディッ
ト・スイッチESがオンであると判断された場合は、ステ
ップ112へ進み、このステップ112において、エンター・
キーKn、エキジット・キーKx、ページ切換スイッチPSの
いずれかが押されたと判断されると、ステップ113へ進
む。このステップ113においては、現在の設定モードを
表示している表示器3の表示画面を、新たな設定モード
を表示するために切り換える。そして、次のステップ11
4において、更新された現在の表示画面に対応する設定
モードの番号をmodに設定した後、ステップ110へ戻る。 上記ステップ112において、エンター・キーKn、エキ
ジット・キーKx、ページ切換スイッチPSのいずれかも押
されないと判断された場合は、ステップ115へ進む。こ
のステップ115において、テンキーK0〜K9のいずれも押
されないと判断された場合は、ステップ116へ進み、ソ
ース指定スイッチSSが押されたか否かが判断され、さら
に次のステップ117において現在の設定モードがmod=15
であると判断された場合は、次のステップ118におい
て、ソース・フラグSOURCEの“1"/“0"を反転した後、
メインプログラムに戻る。 一方、上記ステップ115において“0"〜“9"のテンキ
ーK0〜K9のいずれかが押されたと判断された場合は、ス
テップ119へ進み、このステップ119から現在の設定モー
ドに応じて、各種サブルーチン120〜127へ進む。すなわ
ちmod=6の場合はボイスのボイス選択処理ルーチン120
を実行し、mod=7〜10の場合はマルチのボイス選択処
理ルーチン121を実行し、mod=11〜14の場合はマルチの
エフェクト・レベル設定処理ルーチン122を実行し、mod
=16の場合はマルチのエフェクト・タイプ設定処理ルー
チン123を実行し、mod=17の場合はマルチのエフェクト
・パラメータ設定処理ルーチン124を実行し、mod=27,3
0,33,…,51の場合は、ボイスのエフェクト・タイプ設定
処理ルーチン125を実行し、mod=28,31,34,…,52の場合
は、ボイスのエフェクト・レベル設定処理ルーチン126
を実行し、mod=29,32,35,…,53の場合は、ボイスのエ
フェクト・パラメータ設定処理ルーチン127を実行し、
それ以外の場合は、ステップ110へ戻る。 上記各処理ルーチンの内、マルチのボイス選択処理ル
ーチン121を第7図に示し、マルチのエフェクト・レベ
ル設定処理ルーチン122を第8図に示し、ボイスのエフ
ェクト・レベル設定処理ルーチン126を第9図に示す。 まず、第7図に示すステップ130において、modの値
(7〜10)から“6"を減算して、現在処理すべきチャン
ネル番号(1〜4)を算出し、その値をiとする。次い
で、ステップ131において、テンキーK1〜K9の操作によ
って入力され、第iチャンネルに設定すべき各ボイスVO
ICE1〜VOICE9に応じた値“1"〜“9"を、チャンネル設定
ボイスCHiVとした後、ステップ132において、チャンネ
ル設定ボイスCHiVの値をjとする。そして、次のステッ
プ133において、第iチャンネルに設定されているチャ
ンネル設定レベルCHiLに、設定されたボイスVOICEj自体
に設定されているボイス・エフェクト・レベルVEFLEVj
を乗算して、“100"で除算した値を、合成エフェクト・
レベルLEVELiとして設定する。その後、ステップ134に
おいて、チャンネル設定ボイスCHiVを表示器3によって
表示させ、第5図に示すプログラムに戻る。 次に、第8図に示すステップ140において、modの値
(11〜14)から“10"を減算して、現在処理すべきチャ
ンネル番号(1〜4)を算出し、その値をiとする。次
いで、ステップ141において、テンキーK0〜K9の操作に
よって入力された“0"〜“9"の数値をMとした後、ステ
ップ142において、チャンネル設定ボイスCHiVの値をj
とする。そして、次のステップ143において、元のチャ
ネル設定レベルCHiLの10の位の数値を100の位にシフト
し、元のチャネル設定レベルCHiLの1の位の数値を10の
位にシフトし、さらに1の位にMを代入した値を新たな
チャネル設定レベルCHiLとする。すなわちチャネル設定
レベルCHiLが、テンキーK0〜K9の操作によって順次更新
される。次のステップ144においては、新たに設定され
たチャンネル設定レベルCHiLに、設定されているボイス
VOICEj自体に設定されているボイス・エフェクト・レベ
ルVEFLEVjを乗算して、“100"で除算した値を、合成エ
フェクト・レベルLEVELiとして設定する。その後、ステ
ップ145において、チャンネル設定レベルCHiLを表示器
3によって表示させ、第5図に示すプログラムに戻る。 次に、第9図に示すステップ150において、modの値
(28,31,34,…,52)から“25"を減算した後、“3"で除
算して、現在処理すべきボイスVOICE1〜VOICE9の番号
(1〜9)を算出し、その値をjとする。次いで、ステ
ップ151において、テンキーK0〜K9の操作によって入力
された“0"〜“9"の数値をMとした後、ステップ152に
おいて、VOICEjが選択されているチャンネル番号(1〜
4)をiとする。そして、次のステップ153において、
元のボイス・エフェクト・レベルVEFLEVjの10の位の数
値を100の位にシフトし、元のボイス・エフェクト・レ
ベルVEFLEVjの1の位の数値を10の位にシフトし、さら
に1の位にMを代入した値を新たなボイス・エフェクト
・レベルVEFLEVjとする。すなわち、ボイス・エフェク
ト・レベルVEFLEVjが、テンキーK0〜K9の操作によって
順次更新され、その後、第5図に示すプログラムに戻
る。 [音色・効果特性出力処理] まず、第6図に示すステップ160において、マルチ・
モード選択スイッチMSがオフであた場合は、シングルボ
イス・モードと判断されて、ステップ161へ進む。この
ステップ161においては、選択されたボイスの種類に対
応するボイス・コードVCと、このボイス自体に設定され
ているボイス・エフェクト・タイプVEFTYPvcと、ボイス
・エフェクト・レベルVEFLEVvcと、ボイス・エフェクト
・パラメータVEFPARvcとが、効果付加装置8(第1図
照)に設定され、次いで、ステップ162において、ボイ
ス・コードVCが楽音信号発生回路7(第1図)に設定さ
れる。これにより、ボイス・コードVCに対応した音色の
楽音に、ボイス・エフェクト・タイプVEFTYPvcに対応し
た種類であって、ボイス・エフェクト・レベルVEFLEVvc
に対応した深さであって、なおかつボイス・エフェクト
・パラメータVEFPARvcに対応した特性の効果が付加され
る。 一方、ステップ160において、マルチ・モード選択ス
イッチMSがオンであった場合は、マルチ・モードと判断
されて、ステップ163へ進み、このステップ163におい
て、ソース・フラグSOURCEが“0"であった場合はステッ
プ164へ進む。このステップ164においては、第nチャン
ネルに設定されているボイスの種類に対応するチャネル
設定ボイスCHnVと、各チャンネルに対して共通に設定さ
れているマルチ・エフェクト・タイプMEFTYPと、マルチ
・エフェクト・パラメータMEFPARと、合成エフェクト・
レベルLEVELnとが、効果付加装置8に設定され、次い
で、ステップ165において、チャネル設定ボイスCHnVが
楽音信号発生回路7に設定される。これにより、チャネ
ル設定ボイスCHnVに対応した音色の楽音に、マルチ・エ
フェクト・タイプMEFTYPに対応した種類であって、合成
エフェクト・レベルLEVELnに対応した深さであって、な
おかつマルチ・エフェクト・パラメータMEFPARに対応し
た特性の効果が付加され、これにより、各チャンネルに
対して設定されている効果特性が使用されて効果が付加
される。このような処理が、ステップ166および167を経
て繰り返し実行され、ステップ166においてn=4とな
るまで実行されることにより4チャンネル分の効果特性
の設定がなされる。 他方、ステップ163において、ソース・フラグSOURCE
が“1"であった場合は、ステップ169へ進み、第nチャ
ネルに選択されているチャネル設定ボイスCHnVがjとさ
れた後、ステップ170へ進む。このステップ170において
は、第nチャンネルに設定されているボイスの種類に対
応するチャネル設定ボイスCHnVと、第nチャネルに設定
されているボイス自体に設定されているボイス・エフェ
クト・タイプVEFTYPjと、ボイス・エフェクト・レベルV
EFLEVjと、ボイス・エフェクト・パラメータVEFPARjと
が、効果付加装置8に設定され、次いで、ステップ171
において、チャネル設定ボイスCHnVが楽音信号発生回路
7に設定される。これにより、チャネル設定ボイスCHnV
に対応した音色の楽音に、ボイス・エフェクト・タイプ
VEFTYPjに対応した種類であって、ボイス・エフェクト
・レベルVEFLEVjに対応した深さであって、なおかつボ
イス・エフェクト・パラメータVEFPARjに対応した特性
の効果が付加され、これにより、各ボイスに設定されて
いる効果特性が使用されて効果が付加される。 なお、上述した一実施例においては、チャンネル数を
4としたが、これは複数であればよく、また、ボイスの
種類、効果のレベル、効果のパラメータは一例であっ
て、それらの設定範囲はどのよう設定しても構わない。
また、マルチ・エフェクト・タイプMEFTYPやマルチ・エ
フェクト・パラメータMEFPARは各チャンネル毎に設定し
得る構成としてもよく、また、各ボイス毎ではなく、各
音高毎に効果特性を設定し得る構成としても構わない。
さらに、マルチ・モードの際に、マルチ・エフェクト・
タイプMEFTYPやマルチ・エフェクト・パラメータMEFPAR
などのマルチの効果特性と、ボイスの効果特性とを演算
によって合成し、この合成した効果特性を使用するよう
しても構わない。 「発明の効果」 以上説明したように、この発明によれば、効果特性指
定手段によって、効果付加手段に設定すべき第1の効果
特性または第2の効果特性のいずれか一方を指定するこ
とによって、第1または第2の効果特性記憶手段から第
1の効果特性または第2の効果特性が読み出されて効果
付加手段に設定されるので、音色等の楽音特性が異なる
各系列に対して設定されている効果特性のみならず、選
択された各音高に各々設定されている効果特性を使用し
て効果を付与することができ、この結果、第1の効果特
性が指定されている場合には楽音の系列とは無関係に楽
音の音高に応じた効果が自動的に付与され、第2の効果
特性が指定されている場合には、楽音の音高とは無関係
に楽音の系列に応じた効果が自動的に付与されるので、
効果付与を多彩に制御することができ、さらに、演奏上
の操作性の向上が図られると共に、常に最適な効果特性
を演奏音に付与して演奏を行うことができるという効果
が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例の構成を示すブロック図、
第2図は同実施例の操作パネルの構成を示す平面図、第
3図は同実施例の動作を説明するための機能ツリー、第
4図〜第9図は同実施例の動作を説明するためのフロー
チャートである。 SS……ソース指定スイッチ(効果特性指定手段)、 1……押鍵検出回路(演奏情報入力手段)、 6……マイクロコンピュータ、 7……楽音信号発生回路(楽音信号発生手段)、 8……効果付加装置(効果付加手段)、 13……D/A変換器、 14……サウンドシステム(楽音形成手段)、 17……CPU(効果特性設定手段)、 18……ワーキングメモリ(第1,第2の効果特性記憶手
段)。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】演奏情報入力手段によって入力された演奏
    情報に基づいて、音色等の楽音特性が異なる複数系列の
    楽音信号を発生する楽音信号発生手段と、前記複数系列
    の楽音信号に、予め設定された効果特性に応じて決定さ
    れる効果を各々付加して出力する効果付加手段と、前記
    効果付加手段の出力に基づいて楽音を形成する楽音形成
    手段とを有する電子楽器において、 各音高に対応して設定された第1の効果特性を記憶する
    第1の効果特性記憶手段と、 前記各系列に対して設定された第2の効果特性を記憶す
    る第2の効果特性記憶手段と、 前記効果付加手段に設定すべき前記第1の効果特性また
    は第2の効果特性のいずれか一方を指定する効果特性指
    定手段と、 前記効果特性指定手段の指示に応じて、前記第1または
    第2の効果特性記憶手段から第1または第2の効果特性
    を読み出し、前記効果付加手段に設定する効果特性設定
    手段と、 を具備することを特徴とする電子楽器。
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