JPH07137870A - 紙幣繰出し装置 - Google Patents
紙幣繰出し装置Info
- Publication number
- JPH07137870A JPH07137870A JP5282877A JP28287793A JPH07137870A JP H07137870 A JPH07137870 A JP H07137870A JP 5282877 A JP5282877 A JP 5282877A JP 28287793 A JP28287793 A JP 28287793A JP H07137870 A JPH07137870 A JP H07137870A
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- JP
- Japan
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- roller
- gate
- bill
- feed roller
- feed
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Abstract
(57)【要約】
【構成】ゲートホルダの下端部に調整ねじを設けてゲー
トローラと第一フィードローラとの間隔またはオーバラ
ップ量を微調整できるようにし、第一のフィードローラ
およびゲートローラを１対として収納部に積載した紙幣
の中央部と接触する位置に設け、ピックアップローラの
後方紙幣の後端部の左右の位置において紙幣に対して一
定の値の押圧力を与える押圧部を設ける。 【効果】 ゲートローラと第一フィードローラとの間隔
の調整を容易にして作業時間を短縮でき、更に、官封の
紙幣を繰出すときにも、１枚のみを確実に繰出すことが
でき、しかも斜行を防止することが可能になる。
トローラと第一フィードローラとの間隔またはオーバラ
ップ量を微調整できるようにし、第一のフィードローラ
およびゲートローラを１対として収納部に積載した紙幣
の中央部と接触する位置に設け、ピックアップローラの
後方紙幣の後端部の左右の位置において紙幣に対して一
定の値の押圧力を与える押圧部を設ける。 【効果】 ゲートローラと第一フィードローラとの間隔
の調整を容易にして作業時間を短縮でき、更に、官封の
紙幣を繰出すときにも、１枚のみを確実に繰出すことが
でき、しかも斜行を防止することが可能になる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、現金自動預払い機に使
用する紙幣繰出し装置に関する。
用する紙幣繰出し装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】図４は従来の紙幣繰出し装置の一例を示
す正面図、図５は図４の例の第一フィードローラおよび
アイドラローラとゲートローラと第二フィードローラと
の関係を示すレイアウト図である。
す正面図、図５は図４の例の第一フィードローラおよび
アイドラローラとゲートローラと第二フィードローラと
の関係を示すレイアウト図である。
【０００３】現金自動預払い機に使用されている従来の
紙幣繰出し装置は、図４および図５に示すように、多数
枚の紙幣３を箱型の収納部５２のフロア４の上に積載し
て収納し、フロア４をベルト５を介して昇降モータ６に
よって昇降させ、繰出し部５１によって紙幣３のうちの
最上位の紙幣を繰出して搬送路３１に送出す構成となっ
ている。
紙幣繰出し装置は、図４および図５に示すように、多数
枚の紙幣３を箱型の収納部５２のフロア４の上に積載し
て収納し、フロア４をベルト５を介して昇降モータ６に
よって昇降させ、繰出し部５１によって紙幣３のうちの
最上位の紙幣を繰出して搬送路３１に送出す構成となっ
ている。
【０００４】繰出し部５１には、外表面に凹部と凸部と
が交互に設けられている第一フィードローラ８と、第一
フィードローラ８を保持する軸７上を自由に回転できる
ように設けられているアイドラローラ９と、第一フィー
ドローラ８に対向するゲートローラ１０とが設けられて
いる。ゲートローラ１０の外表面には、第一フィードロ
ーラ８の凹部に対応する位置に凸部が、第一フィードロ
ーラ８の凸部に対応する位置に凹部が設けられており、
従って第一フィードローラ８とゲートローラ１０とは、
互いに接触せずにそれらの間に紙幣３を挟持して搬送す
る。
が交互に設けられている第一フィードローラ８と、第一
フィードローラ８を保持する軸７上を自由に回転できる
ように設けられているアイドラローラ９と、第一フィー
ドローラ８に対向するゲートローラ１０とが設けられて
いる。ゲートローラ１０の外表面には、第一フィードロ
ーラ８の凹部に対応する位置に凸部が、第一フィードロ
ーラ８の凸部に対応する位置に凹部が設けられており、
従って第一フィードローラ８とゲートローラ１０とは、
互いに接触せずにそれらの間に紙幣３を挟持して搬送す
る。
【０００５】ゲートローラ１０は、軸１１を支点として
回動するゲートホルダ１２の先端に一方向クラッチを介
して保持されており、スプリング１４によって一定方向
に付勢されている。従ってゲートローラ１０は、ピック
アップローラ１９によって収納部５２から取出された紙
幣３を分離する。
回動するゲートホルダ１２の先端に一方向クラッチを介
して保持されており、スプリング１４によって一定方向
に付勢されている。従ってゲートローラ１０は、ピック
アップローラ１９によって収納部５２から取出された紙
幣３を分離する。
【０００６】紙幣３は、２組の第一フィードローラ８お
よびゲートローラ１０によって波型に変形させられなが
ら収納部５２から送出され、ゲートローラ１０によって
１枚に分離されて第二フィードローラ１５の方に搬送さ
れる。
よびゲートローラ１０によって波型に変形させられなが
ら収納部５２から送出され、ゲートローラ１０によって
１枚に分離されて第二フィードローラ１５の方に搬送さ
れる。
【０００７】第二フィードローラ１５は、アイドラロー
ラ９に対向して設けられており、ベルト１６を介して搬
送モータ１７によって駆動されることにより、アイドラ
ローラ９との間に紙幣３を挟持して搬送路３１の方に搬
送する。
ラ９に対向して設けられており、ベルト１６を介して搬
送モータ１７によって駆動されることにより、アイドラ
ローラ９との間に紙幣３を挟持して搬送路３１の方に搬
送する。
【０００８】第二フィードローラ１５およびアイドラロ
ーラ９と搬送路３１との間には、センサ１８が設けられ
とおり、このセンサ１８によって紙幣３の繰出し状態が
チェックされる。
ーラ９と搬送路３１との間には、センサ１８が設けられ
とおり、このセンサ１８によって紙幣３の繰出し状態が
チェックされる。
【０００９】ピックアップローラ１９は、第一フィード
ローラ８の後方に設けられており、軸７の支点として回
動可能に設けられているピックアップホルダ２０の先端
に取付けられている。ピックアップローラ１９の軸２２
と第一フィードローラ８の軸７とは、ベルト２３によっ
て連結されており、従ってピックアップローラ１９は、
第一フィードローラ８と同時に回転する。軸７は、ベル
ト２４を介して繰出しモータ２５によって駆動される。
ローラ８の後方に設けられており、軸７の支点として回
動可能に設けられているピックアップホルダ２０の先端
に取付けられている。ピックアップローラ１９の軸２２
と第一フィードローラ８の軸７とは、ベルト２３によっ
て連結されており、従ってピックアップローラ１９は、
第一フィードローラ８と同時に回転する。軸７は、ベル
ト２４を介して繰出しモータ２５によって駆動される。
【００１０】ピックアップホルダ２０の上方には、ピッ
クアップローラ１９の高さを検出するためのセンサ２６
が設けられており、このセンサ２６は、ピックアップホ
ルダ２０に設けてある遮光板によって動作することによ
って紙幣３を押圧しているときのピックアップローラ１
９の高さを検出する。
クアップローラ１９の高さを検出するためのセンサ２６
が設けられており、このセンサ２６は、ピックアップホ
ルダ２０に設けてある遮光板によって動作することによ
って紙幣３を押圧しているときのピックアップローラ１
９の高さを検出する。
【００１１】ピックアップローラ１９は、スプリング２
１によって付勢されてフロア４の上に搭載されている紙
幣３の最上位のものと一定の押圧力で接触し、繰出しモ
ータ２５の間欠回転運動によってそれを第一フィードロ
ーラ８の方に送り出す。
１によって付勢されてフロア４の上に搭載されている紙
幣３の最上位のものと一定の押圧力で接触し、繰出しモ
ータ２５の間欠回転運動によってそれを第一フィードロ
ーラ８の方に送り出す。
【００１２】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来の
紙幣繰出し装置は、図５に示すように、繰出し部５１の
第一フィードローラ８およびゲートローラ１０は、第一
フィードローラ８の凹部に対応する位置にゲートローラ
１０の凸部が、第一フィードローラ８の凸部に対応する
位置にゲートローラ１０の凹部が設けられており、従っ
て第一フィードローラ８とゲートローラ１０とは、互い
に接触せずにそれらの間に紙幣３を挟持して１枚だけ繰
出すように構成されている。
紙幣繰出し装置は、図５に示すように、繰出し部５１の
第一フィードローラ８およびゲートローラ１０は、第一
フィードローラ８の凹部に対応する位置にゲートローラ
１０の凸部が、第一フィードローラ８の凸部に対応する
位置にゲートローラ１０の凹部が設けられており、従っ
て第一フィードローラ８とゲートローラ１０とは、互い
に接触せずにそれらの間に紙幣３を挟持して１枚だけ繰
出すように構成されている。
【００１３】しかしこれらのローラの間隔は、紙幣３を
確実に１枚に分離できるようにするため、適当な紙幣引
抜き力となるように高精度に保持されており、しかも左
右ののバランスも均等になっていなければならないが、
これらの調整を手作業で行っているため、熟練を要し、
しかも作業時間が長くかかるという欠点を有している。
また、第一フィードローラおよびゲートローラの初期摩
耗によってそれらの間隔が変化するため、再調整をしな
ければならないという問題点も有している。
確実に１枚に分離できるようにするため、適当な紙幣引
抜き力となるように高精度に保持されており、しかも左
右ののバランスも均等になっていなければならないが、
これらの調整を手作業で行っているため、熟練を要し、
しかも作業時間が長くかかるという欠点を有している。
また、第一フィードローラおよびゲートローラの初期摩
耗によってそれらの間隔が変化するため、再調整をしな
ければならないという問題点も有している。
【００１４】更に、最適状態に調整した紙幣繰出し装置
であっても、発行されたばかりの官封の紙幣を繰出すと
きは、紙幣間の摩擦によって２枚目以降の紙幣も２〜３
枚動いてしまうという問題点も有している。さらにこの
とき、紙幣の左右の摩擦が異るため、繰出された紙幣が
斜行することがあり、その斜行量が規定値を超えると、
鑑別部における金種の鑑別が不可能になという別の問題
を発生する。
であっても、発行されたばかりの官封の紙幣を繰出すと
きは、紙幣間の摩擦によって２枚目以降の紙幣も２〜３
枚動いてしまうという問題点も有している。さらにこの
とき、紙幣の左右の摩擦が異るため、繰出された紙幣が
斜行することがあり、その斜行量が規定値を超えると、
鑑別部における金種の鑑別が不可能になという別の問題
を発生する。
【００１５】
【課題を解決するための手段】本発明の紙幣繰出し装置
は、収納部に積載した紙幣の最上位の紙幣を繰出すピッ
クアップローラと、前記紙幣の中央部に対応する位置に
設けられ前記ピックアップローラが繰出した前記紙幣を
１枚のみ送出す１対の第一フィードローラおよびゲート
ローラと、前記ゲートローラを保持するゲートホルダの
末端部に設けられて前記第一フィードローラと前記ゲー
トローラとの間隔を調整する調整ねじと、前記ピックア
ップローラの後方に設けられ前記収納部に積載した前記
紙幣の後端部の左右の位置において前記紙幣に対して一
定の値の押圧力を与える押圧部とを備えるものであり、
特に、押圧部は、固定軸と、前記固定軸を中心として回
動するアームと、前記アームの一端に設けられ収納部に
積載した紙幣の後端部の左右の位置において前記紙幣と
接触するローラと、前記アームの他端に設けられ前記ロ
ーラに対して押圧力を与えるスプリングとを有するもの
である。
は、収納部に積載した紙幣の最上位の紙幣を繰出すピッ
クアップローラと、前記紙幣の中央部に対応する位置に
設けられ前記ピックアップローラが繰出した前記紙幣を
１枚のみ送出す１対の第一フィードローラおよびゲート
ローラと、前記ゲートローラを保持するゲートホルダの
末端部に設けられて前記第一フィードローラと前記ゲー
トローラとの間隔を調整する調整ねじと、前記ピックア
ップローラの後方に設けられ前記収納部に積載した前記
紙幣の後端部の左右の位置において前記紙幣に対して一
定の値の押圧力を与える押圧部とを備えるものであり、
特に、押圧部は、固定軸と、前記固定軸を中心として回
動するアームと、前記アームの一端に設けられ収納部に
積載した紙幣の後端部の左右の位置において前記紙幣と
接触するローラと、前記アームの他端に設けられ前記ロ
ーラに対して押圧力を与えるスプリングとを有するもの
である。
【００１６】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
て説明する。
【００１７】図１は本発明の一実施例を示す正面図、図
２は図１の実施例の平面図、図３は図１の実施例の第一
フィードローラおよびアイドラローラとゲートローラと
第二フィードローラとの関係を示すレイアウト図であ
る。
２は図１の実施例の平面図、図３は図１の実施例の第一
フィードローラおよびアイドラローラとゲートローラと
第二フィードローラとの関係を示すレイアウト図であ
る。
【００１８】図１の紙幣繰出し装置は、図１〜図３に示
すように、多数枚の紙幣３を箱型の収納部２のフロア４
の上に積載して収納し、フロア４をベルト５を介して昇
降モータ６によって昇降させ、繰出し部１によって紙幣
３のうちの最上位の紙幣を繰出して搬送路３１に送出す
構成となっている。
すように、多数枚の紙幣３を箱型の収納部２のフロア４
の上に積載して収納し、フロア４をベルト５を介して昇
降モータ６によって昇降させ、繰出し部１によって紙幣
３のうちの最上位の紙幣を繰出して搬送路３１に送出す
構成となっている。
【００１９】繰出し部１には、外表面に凹部と凸部とが
交互に設けられている１個の第一フィードローラ８と、
第一フィードローラ８を保持する軸７上を自由に回転で
きるように第一フィードローラ８の左右に設けられてい
る２個のアイドラローラ９と、第一フィードローラ８に
対向する１個のゲートローラ１０とが設けられている。
ゲートローラ１０の外表面には、第一フィードローラ８
の凹部に対応する位置に凸部が、第一フィードローラ８
の凸部に対応する位置に凹部が設けられており、従って
第一フィードローラ８とゲートローラ１０とは、互いに
接触せずにそれらの間に紙幣３を挟持して搬送する。１
対の第一フィードローラ８およびゲートローラ１０は、
図２に示すように、収納部２の中央部に、すなわち紙幣
３の中央部と接触する位置に設けてある。
交互に設けられている１個の第一フィードローラ８と、
第一フィードローラ８を保持する軸７上を自由に回転で
きるように第一フィードローラ８の左右に設けられてい
る２個のアイドラローラ９と、第一フィードローラ８に
対向する１個のゲートローラ１０とが設けられている。
ゲートローラ１０の外表面には、第一フィードローラ８
の凹部に対応する位置に凸部が、第一フィードローラ８
の凸部に対応する位置に凹部が設けられており、従って
第一フィードローラ８とゲートローラ１０とは、互いに
接触せずにそれらの間に紙幣３を挟持して搬送する。１
対の第一フィードローラ８およびゲートローラ１０は、
図２に示すように、収納部２の中央部に、すなわち紙幣
３の中央部と接触する位置に設けてある。
【００２０】ゲートローラ１０は、軸１１を支点として
回動するゲートホルダ１２の先端に一方向クラッチを介
して保持されており、スプリング１４によって一定方向
に付勢されている。従ってゲートローラ１０は、ピック
アップローラ１９によって収納部２から取出された紙幣
３を分離する。
回動するゲートホルダ１２の先端に一方向クラッチを介
して保持されており、スプリング１４によって一定方向
に付勢されている。従ってゲートローラ１０は、ピック
アップローラ１９によって収納部２から取出された紙幣
３を分離する。
【００２１】ゲートホルダ１２の下端部には調整ねじ１
３が設けられており、この調整ねじ１３は、スプリング
１４によって固定部３２に押圧されている。従って調整
ねじ１３を回転させることによってゲートホルダ１２を
軸１１を支点として回動させ、ゲートローラ１０と第一
フィードローラ８の間隔またはオーバラップ量を微調整
することができる。
３が設けられており、この調整ねじ１３は、スプリング
１４によって固定部３２に押圧されている。従って調整
ねじ１３を回転させることによってゲートホルダ１２を
軸１１を支点として回動させ、ゲートローラ１０と第一
フィードローラ８の間隔またはオーバラップ量を微調整
することができる。
【００２２】紙幣３は、１組の第一フィードローラ８お
よびゲートローラ１０によって挟持されながら収納部２
から送り出され、ゲートローラ１０によって１枚に分離
されて第二フィードローラ１５の方に搬送される。
よびゲートローラ１０によって挟持されながら収納部２
から送り出され、ゲートローラ１０によって１枚に分離
されて第二フィードローラ１５の方に搬送される。
【００２３】第二フィードローラ１５以降の構成および
作用は、図４の従来例と同じである。
作用は、図４の従来例と同じである。
【００２４】ピックアップローラ１９およびセンサ２６
の構成および作用も、図４の従来例と同じである。
の構成および作用も、図４の従来例と同じである。
【００２５】ベルト５の上部には、軸２７が設けられて
おり、この軸２４にアーム２８が回動自在に保持されて
いる。アーム２８と一端には、２個のローラ３０（図２
参照）が設けられており、この２個のローラ３０は、収
納部２のフロア４上に積載した紙幣３の後端部の左右の
位置に対向している。アーム２８の他端には、スプリン
グ２９が設けられており、ローラ３０は、このスプリン
グ２９の力によって紙幣３に押圧されている。
おり、この軸２４にアーム２８が回動自在に保持されて
いる。アーム２８と一端には、２個のローラ３０（図２
参照）が設けられており、この２個のローラ３０は、収
納部２のフロア４上に積載した紙幣３の後端部の左右の
位置に対向している。アーム２８の他端には、スプリン
グ２９が設けられており、ローラ３０は、このスプリン
グ２９の力によって紙幣３に押圧されている。
【００２６】次に上述のように構成した紙幣繰出し装置
の動作について説明する。
の動作について説明する。
【００２７】フロア４が上昇すると、その上に搭載され
ている紙幣３は、ピックアップローラ１９およびローラ
３０と接触し、ピックアップホルダ２０およびアーム２
８を回動させながら更に上昇し、センサ２６がピックア
ップホルダ２０に設けてある遮光板によって動作するこ
とによって停止する。
ている紙幣３は、ピックアップローラ１９およびローラ
３０と接触し、ピックアップホルダ２０およびアーム２
８を回動させながら更に上昇し、センサ２６がピックア
ップホルダ２０に設けてある遮光板によって動作するこ
とによって停止する。
【００２８】これにより、紙幣３は、その中央部に接触
するピックアップローラ１９によって繰出しのための押
圧力が与えられ、ローラ３０によって斜行防止のための
押圧力が与えられ、この状態で紙幣３の繰出し動作が開
始される。
するピックアップローラ１９によって繰出しのための押
圧力が与えられ、ローラ３０によって斜行防止のための
押圧力が与えられ、この状態で紙幣３の繰出し動作が開
始される。
【００２９】紙幣３の繰出し動作は、間欠回転運動を行
うピックアップローラ１９および第一フィードローラ８
によって紙幣３の先端部を第二フィードローラ１５まで
送り出し、常時回転している第二フィードローラ１５に
よって搬送路３１に送り出す。
うピックアップローラ１９および第一フィードローラ８
によって紙幣３の先端部を第二フィードローラ１５まで
送り出し、常時回転している第二フィードローラ１５に
よって搬送路３１に送り出す。
【００３０】１枚の紙幣３が繰出されると、フロア４が
上昇してセンサ２６が動作することによって停止し、次
の繰出し動作が行われる。この繰出し動作のとき、最上
位の紙幣の末端が図２のＥ−Ｅ線を通過するまでは、最
上位の紙幣以下のすべての紙幣に対してに対してローラ
３０の押圧力が加えられるが、最上位の紙幣がＥ−Ｅ線
を通過すると、ローラ３０の押圧力は２枚目以下の紙幣
に対してのみ加えられ、最上位の紙幣には加えられなく
なる。従って、２枚目以下の紙幣間の摩擦力が最上位の
紙幣と２枚目の紙幣との摩擦力よりも大きくなり、２枚
目以下の紙幣が最上位の紙幣に引ずられて一緒に繰出さ
れるのが防止される。
上昇してセンサ２６が動作することによって停止し、次
の繰出し動作が行われる。この繰出し動作のとき、最上
位の紙幣の末端が図２のＥ−Ｅ線を通過するまでは、最
上位の紙幣以下のすべての紙幣に対してに対してローラ
３０の押圧力が加えられるが、最上位の紙幣がＥ−Ｅ線
を通過すると、ローラ３０の押圧力は２枚目以下の紙幣
に対してのみ加えられ、最上位の紙幣には加えられなく
なる。従って、２枚目以下の紙幣間の摩擦力が最上位の
紙幣と２枚目の紙幣との摩擦力よりも大きくなり、２枚
目以下の紙幣が最上位の紙幣に引ずられて一緒に繰出さ
れるのが防止される。
【００３１】実験の結果によれば、ローラ３０の押圧力
は左右それぞれ１００〜２００グラムが適当であり、そ
れより低い場合は効果がなく、それより高い場合は、抵
抗が大きすぎてピックミスが発生したり、流通紙幣の繰
出しのときに斜行が発生し易くなる。
は左右それぞれ１００〜２００グラムが適当であり、そ
れより低い場合は効果がなく、それより高い場合は、抵
抗が大きすぎてピックミスが発生したり、流通紙幣の繰
出しのときに斜行が発生し易くなる。
【００３２】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の紙幣繰出
し装置は、ゲートホルダの下端部に調整ねじを設けてゲ
ートローラと第一フィードローラとの間隔またはオーバ
ラップ量を微調整できるようにし、第一のフィードロー
ラおよびゲートローラを１対として収納部に積載した紙
幣の中央部と接触する位置に設け、ピックアップローラ
の後方紙幣の後端部の左右の位置において紙幣に対して
一定の値の押圧力を与える押圧部を設けることにより、
ゲートローラと第一フィードローラとの間隔の調整を容
易にして作業時間を短縮でき、更に、官封の紙幣を繰出
すときにも、１枚のみを確実に繰出すことができ、しか
も斜行を防止することが可能になるという効果がある。
し装置は、ゲートホルダの下端部に調整ねじを設けてゲ
ートローラと第一フィードローラとの間隔またはオーバ
ラップ量を微調整できるようにし、第一のフィードロー
ラおよびゲートローラを１対として収納部に積載した紙
幣の中央部と接触する位置に設け、ピックアップローラ
の後方紙幣の後端部の左右の位置において紙幣に対して
一定の値の押圧力を与える押圧部を設けることにより、
ゲートローラと第一フィードローラとの間隔の調整を容
易にして作業時間を短縮でき、更に、官封の紙幣を繰出
すときにも、１枚のみを確実に繰出すことができ、しか
も斜行を防止することが可能になるという効果がある。
【図１】本発明の一実施例を示す正面図である。
【図２】図１の実施例の平面図である。
【図３】図１の実施例の第一フィードローラおよびアイ
ドラローラとゲートローラと第二フィードローラとの関
係を示すレイアウト図である。
ドラローラとゲートローラと第二フィードローラとの関
係を示すレイアウト図である。
【図４】従来の紙幣繰出し装置の一例を示す正面図であ
る。
る。
【図５】図４の例の第一フィードローラおよびアイドラ
ローラとゲートローラと第二フィードローラとの関係を
示すレイアウト図である。
ローラとゲートローラと第二フィードローラとの関係を
示すレイアウト図である。
１・５１ 繰出し部 ２・５２ 収納部 ３ 紙幣 ４ フロア ５・１６・２３・２４ ベルト ６ 昇降モータ ７・１１・２２・２７ 軸 ８ 第一フィードローラ ９ アイドラローラ １０ ゲートローラ １２ ゲートホルダ １３ 調整ねじ １４・２１・２９ スプリング １５ 第二フィードローラ １７ 搬送モータ １８・２６ センサ １９ ピックアップローラ ２０ ピックアップホルダ ２５ 繰出しモータ ２８ アーム ３０ ローラ ３１ 搬送路 ３２ 固定部
Claims (2)
- 【請求項１】 収納部に積載した紙幣の最上位の紙幣を
繰出すピックアップローラと、前記紙幣の中央部に対応
する位置に設けられ前記ピックアップローラが繰出した
前記紙幣を１枚のみ送出す１対の第一フィードローラお
よびゲートローラと、前記ゲートローラを保持するゲー
トホルダの末端部に設けられて前記第一フィードローラ
と前記ゲートローラとの間隔を調整する調整ねじと、前
記ピックアップローラの後方に設けられ前記収納部に積
載した前記紙幣の後端部の左右の位置において前記紙幣
に対して一定の値の押圧力を与える押圧部とを備えるこ
とを特徴とする紙幣繰出し装置。 - 【請求項２】 固定軸と、前記固定軸を中心として回動
するアームと、前記アームの一端に設けられ収納部に積
載した紙幣の後端部の左右の位置において前記紙幣と接
触するローラと、前記アームの他端に設けられ前記ロー
ラに対して押圧力を与えるスプリングとを有する押圧部
を備えることを特徴とする請求項１記載の紙幣繰出し装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5282877A JPH07137870A (ja) | 1993-11-12 | 1993-11-12 | 紙幣繰出し装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5282877A JPH07137870A (ja) | 1993-11-12 | 1993-11-12 | 紙幣繰出し装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07137870A true JPH07137870A (ja) | 1995-05-30 |
Family
ID=17658247
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5282877A Pending JPH07137870A (ja) | 1993-11-12 | 1993-11-12 | 紙幣繰出し装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07137870A (ja) |
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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