JPH07134683A - データ転送方式 - Google Patents

データ転送方式

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JPH07134683A
JPH07134683A JP27965393A JP27965393A JPH07134683A JP H07134683 A JPH07134683 A JP H07134683A JP 27965393 A JP27965393 A JP 27965393A JP 27965393 A JP27965393 A JP 27965393A JP H07134683 A JPH07134683 A JP H07134683A
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Application number
JP27965393A
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English (en)
Inventor
Isao Nakai
功 中井
Toshikuni Miyakoshi
利晋 宮越
Yoshihiro Toyohara
吉宏 豊原
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 主記憶装置上にデータ転送用の専用エリアを
確保することなく、拡張記憶装置と入出力装置との間の
データ転送を行うことを可能とする。 【構成】 主記憶装置1のハードウエアシステムエリア
20内に少なくとも1つのバッファ21、22が設けら
れる。中央処理装置3から拡張記憶装置と入出力装置と
の間のデータ転送要求がチャネル処理装置6を介してチ
ャネル装置7または8に与えられると、チャネル装置
は、バッファ21と22とを交互に使用し、主記憶制御
装置4、拡張記憶制御装置5を介してデータの転送を実
行する。 【効果】 主記憶装置のプログラムエリアにデータ転送
用の大容量の専用エリアを確保することなく、拡張記憶
装置と入出力装置との間のデータ転送を行うことがで
き、プログラムで専用エリアを確保する処理を不要とす
ることができる。また、主記憶装置のプログラムエリア
を圧迫することをなくすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子計算機システムに
おけるデータ転送方式に係り、特に、メモリの階層化が
進み、主記憶装置に加えて大容量の拡張記憶装置を備え
た電子計算機システムに使用して好適なデータ転送方式
に関する。
【0002】
【従来の技術】拡張記憶装置を備える電子計算機システ
ムに関する従来技術として、例えば、特開昭59−16
7761号公報等に記載された技術が知られている。
【0003】この従来技術に用いられている拡張記憶装
置は、主記憶装置を補う目的で設けられており大容量の
専用記憶装置として構成されている。そして、この従来
技術は、中央処理装置だけが拡張記憶装置に対するデー
タの読み書きを行うことができ、入出力装置と拡張記憶
装置との間で直接データを転送するという点についての
配慮がなされていない。
【0004】一般に、この種の拡張記憶装置は、ジョブ
のスワッピング、大容量データの一時記憶として使用さ
れるが、拡張記憶装置の容量が不足するような場合、拡
張記憶装置のデータを入出力装置、例えば、ディスク装
置に格納する必要が生じる。このような場合のデータの
転送は、予め主記憶装置上にデータ転送用の専用エリア
を確保し、拡張記憶装置上のデータを一旦主記憶に転送
した後、主記憶装置上のデータをディスク装置に転送す
るという方法により行われている。また、入出力装置の
データを拡張記憶装置に転送する場合も、入出力装置か
ら予め主記憶装置上に確保した専用エリアにデータを一
旦転送し、主記憶装置上のデータを拡張記憶装置に転送
する方法により行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術は、拡張
記憶装置と入出力装置との間でデータの転送を行う場合
に、予め主記憶装置上のプログラムエリアににデータ転
送用の専用エリアを確保する必要があり、プログラム実
行のための主記憶容量が不足してしまうという問題点を
有している。また、前記従来技術は、主記憶装置上への
専用エリアの確保をプログラムが行わなければならず、
このための処理がプログラムに対するオーバヘッドにな
ってしまうという問題点を有している。
【0006】本発明の目的は、前記従来技術の問題点を
解決し、主記憶装置に加えて大容量の拡張記憶装置を備
えた電子計算機システムにおいて、主記憶装置上のプロ
グラムエリアにデータ転送用の専用エリアを確保するこ
となく、拡張記憶装置と入出力装置との間のデータ転送
を行うことを可能とするデータ転送方式を提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば前記目的
は、主記憶装置と拡張記憶装置とを備えて構成される計
算機システムにおいて、前記主記憶装置のハードウエア
システムエリア内に少なくとも1面のバッファを設け、
このバッファを介して前記拡張記憶装置と入出力装置と
の間でデータの転送を行うようにすることにより達成さ
れる。
【0008】また、前記目的は、データ転送が入出力装
置から拡張記憶装置に対して行われる場合、バッファが
フルになったことを検出すると共に、所望の転送数のデ
ータ転送を終了したことを検出して、バッファから拡張
記憶装置へのデータ転送を実行するようにすることによ
り達成され、さらに、データ転送が拡張記憶装置から入
出力装置に対して行われる場合、バッファがフルになっ
たことを検出して、所望の転送数のデータ転送を終了す
るまで、バッファから入出力装置へのデータ転送を実行
するようにすることにより達成される。
【0009】さらに、前記目的は、ハードウエアシステ
ムエリア内に複数のバッファが設ける場合、バッファが
フルになったことが検出されたとき、使用するバッファ
を切り替えるようにすることにより達成される。
【0010】
【作用】本発明は、主記憶装置のハードウエアシステム
エリア内に少なくとも1つのバッファを備え、このバッ
ファを介して入出力装置と拡張記憶装置との間でデータ
の転送を行うことができるので、主メモリのプログラム
領域を使用することなく、また、プログラムにデータ転
送用のメモリ領域を形成させるためのオーバヘッドをか
けることなく、入出力装置と拡張記憶装置との間で効率
的にデータの転送を行うことができる。
【0011】また、本発明は、主記憶装置のハードウエ
アシステムエリア内に複数のバッファを設ける場合、バ
ッファがフルになったことを検出して使用するバッファ
を切り替えることができるので、より効率的にデータの
転送を行うことができる。
【0012】以上により、本発明は、主記憶装置のプロ
グラム領域にデータ転送用の大容量のデータ転送のため
の専用エリアを確保することなく、拡張記憶装置と入出
力装置との間のデータ転送を行うことができ、プログラ
ムが専用エリアを確保する処理を不要とすることができ
ると共に、データ転送のために、主記憶装置上のプログ
ラムエリアを圧迫することもなくすことができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明によるデータ転送方式の一実施
例を図面により詳細に説明する。
【0014】図1は本発明が適用された電子計算機シス
テム一実施例の概略構成を示すブロック図、図2はチャ
ネル装置の構成例を示すブロック図、図3は拡張記憶リ
クエストの内容を説明する図、図4は主記憶制御装置及
び拡張記憶制御装置の構成を示すブロック図、図5はチ
ャネル装置の命令制御部におけるリード動作のデータ転
送処理を説明するフローチャート、図6はチャネル装置
の命令制御部におけるライト動作のデータ転送処理を説
明するフローチャートである。図1〜図4において、1
は主記憶装置、2は拡張記憶装置、3は中央処理装置、
4は主記憶制御装置、5は拡張記憶制御装置、6はチャ
ネル処理装置、7、8はチャネル措置、9、10は入出
力装置、20はハードウエアシステムエリア、21、2
2はバッファ、201は命令制御部、202はマイクロ
プロセッサ、203はチャネル処理装置インタフェース
制御部、204はデータ転送制御部、205はデータア
ドレス制御部、206は転送カウント制御部、207、
209はセレクタ、208はデータバッファ制御部、2
10は入出力インタフェース制御部、401、405は
インタフェースユニット、402、406はデータレジ
スタ、403、407はアドレスレジスタ、404は拡
張記憶制御装置インタフェース制御部、408は主記憶
制御装置インタフェース制御部である。
【0015】本発明が適用された計算機システムは、図
1に示すように、主記憶制御装置4が、主記憶装置1
と、中央処理装置3と、拡張制御装置5と、チャネル処
理装置6とのそれぞれにデータ転送用信号線群100、
102、103、105を介して接続されて構成されて
いる。
【0016】主記憶装置1には、通常、プログラムがア
クセスできないハードウエアが制御用に使用するハード
ウエアシステムエリア20が設けられており、本発明の
一実施例では、このハードウエアシステムエリア20
に、バッファ21、22の2面のバッファが割り当てら
れている。拡張記憶制御装置2は、データ転送用信号線
群101を介して拡張記憶制御装置5に接続されてい
る。また、チャネル処理装置6は、入出力命令の起動及
び入出力割込みのためのインタフェース信号線群104
を介して中央処理装置3に接続されている。さらに、チ
ャネル処理装置6は、複数のチャネル装置7、8が接続
され、各チャネル装置には、入出力装置9、10が接続
されている。なお、入出力装置9、10は、図1では各
チャネル装置に1台のみ接続されているが、複数台接続
されていてもよい。
【0017】図1を参照して、まず、入出力装置9から
拡張記憶装置2にデータを転送する場合の動作(以下、
リード動作という)の概要を説明する。
【0018】入出力装置9からチャネル装置7が受信す
るデータは、チャネル処理装置6と主記憶制御装置4を
通り、バッファ21に順次格納される。チャネル装置7
は、このデータ転送で、バッファ21がフルになったこ
とを検出すると、バッファ21から拡張記憶装置2へデ
ータを転送するためのリクエストをチャネル処理装置6
を介して主記憶制御装置4に発行する。
【0019】このリクエストを受け取った主記憶制御装
置4は、バッファ21のデータを主記憶制御装置4と拡
張記憶装置5とを介して拡張記憶装置2へ転送する。チ
ャネル装置7は、バッファ21から拡張記憶装置2へデ
ータを転送するためのリクエストを発行した後、バッフ
ァをバッファ21からバッファ22に切り替えて、前述
と同様の処理を続け、プログラムから指定されたデータ
バイト数だけのデータを転送し終わるまで、バッファを
切り替えながら処理を続ける。
【0020】次に、図1を参照して、拡張記憶装置2か
ら入出力装置9へデータを転送する場合の動作(以下、
ライト動作という)の概要を説明する。
【0021】チャネル装置7は、拡張記憶装置2からバ
ッファ21へデータを転送するデータリクエストを、チ
ャネル処理装置6を介して主記憶制御装置4に発行す
る。主記憶制御装置4は、このリクエストを受け取る
と、拡張記憶装置2のデータを拡張記憶制御装置5と主
記憶制御装置4とを介してバッファ21へ転送する。こ
のデータ転送中、チャネル装置7は、バッファ21がフ
ルになったことを主記憶制御装置4からチャネル処理装
置6を介して受け取ると、バッファ21のデータを主記
憶制御装置4、チャネル処理装置6、チャネル装置7を
介して、入出力装置9へ順次転送する。バッファ21が
フルになると、チャネル装置7は、バッファをバッファ
21からバッファ22に切り替えて同様の処理を行う。
チャネル装置7は、プログラムから指定されたデータバ
イト数だけデータを転送し終わるまでバッファを切り替
えながら処理を続ける。
【0022】一般に、拡張記憶装置2へのデータ転送速
度は、数百Mb(ビット)/sであり、数バイト単位に
アクセスして行うよりも4Kバイト単位程度にまとめて
アクセスして転送する方が転送処理のオーバヘッドを少
なくすることができ、効率のよいデータ転送を行うこと
ができる。一方、入出力装置から受け取るデータの転送
速度は、数Mb/sから20Mb/s程度であり、従っ
て、このデータを直接拡張記憶装置2に転送するより
も、一旦4Kバイト程度をバッファした後、まとめて拡
張記憶装置2に転送する方が効率的である。
【0023】次に、図2を参照して、前述したチャネル
装置7、8の構成例とその動作を説明する。図2はチャ
ネル装置7の構成として示しているが、チャネル装置8
も同一の構成を有している。
【0024】チャネル装置7は、図2に示すように、命
令制御部201と、データ転送制御部204と、チャネ
ル処理装置インタフェース制御部203と、入出力イン
タフェース制御部210とを備えて構成されている。
【0025】命令制御部201は、マイクロプロセッサ
202を有し、中央処理装置3からの入出力命令に基づ
いてチャネル処理装置6からの指示を受け、入出力装置
9の起動処理、入出力装置9からの状態報告受付け処理
を入出力インタフェース制御部210を介して行ってい
る。
【0026】データ転送制御部204は、データアドレ
ス制御部205、転送カウント制御部206、セレクタ
207及び209、データバッファ制御部208から構
成されており、チャネル処理装置インタフェース制御部
203及び入出力インタフェース制御部210を介し
て、入出力装置9とチャネル処理装置6との間のデータ
転送制御を行う。
【0027】このデータ転送制御部204のデータアド
レス制御部205は、命令制御部201からハードウエ
アシステムエリア20内のバッファ21またはバッファ
22のデータアドレスがセットされ、ハードウエアシス
テムエリア20に対するデータ読み出しまたは書き込み
のデータリクエスト毎にアドレスの更新制御を行うもの
であり、1回のデータリクエストで32バイトの読み出
しまたは書き込みを行うことが可能である。さらに、デ
ータアドレス制御部205は、リード動作のとき、バッ
ファ21またはバッファ22がフルになったことを検出
し、バッファフルを命令制御部201に報告する。
【0028】転送カウント制御部206は、入出力命令
により与えられた入出力装置9と拡張記憶装置2との間
のデータの転送カウント値が命令制御部201からセッ
トされ、リード動作の場合に、入出力装置9からデータ
を1バイト受け取る毎に、また、ライト動作の場合に、
入出力装置9へデータを1バイト送出する毎に、前記転
送カウント値をデクリメントして残りのカウント値を計
算する。そして、転送カウント制御部206は、残りの
カウント値が“0”になったことを検出して、転送終了
を命令制御部201に報告する。
【0029】データバッファ制御部208は、その内部
にデータバッファを有しており、そのデータバッファに
関する制御を行う。すなわち、データバッファ制御部2
08は、リード動作の場合、入出力装置9から受け取る
データを入出力インタフェース制御部210、セレクタ
207を介してデータバッファに格納し、さらに、デー
タリクエスト毎に、内部のデータバッファ内のデータ
を、セレクタ209、チャネル処理装置インタフェース
制御部203を介して、チャネル処理装置6に転送す
る。このデータは、バッファ21またはバッファ22に
格納される。
【0030】また、データバッファ制御部208は、ラ
イト動作の場合、データリクエスト毎に、バッファ21
またはバッファ22から読み出されデータを、チャネル
処理装置6、チャネル処理装置インタフェース制御部2
03、セレクタ207を介して受け取り、このデータを
内部のデータバッファに格納し、さらに、順次セレクタ
209、入出力インタフェース制御部210を介して入
出力装置9に転送してゆく。
【0031】前述において、データリクエストは、デー
タバッファ制御部208からチャネル処理装置インタフ
ェース制御部203、チャネル処理装置6を介して、主
記憶制御装置4に伝えられ、その応答信号は、逆の順で
データバッファ制御部208に伝えられる。
【0032】さらに、命令制御部201は、リード動作
の場合に、バッファ21またはバッファ22のデータを
拡張記憶装置2に転送するための拡張記憶リクエストを
発行し、ライト動作の場合に、拡張記憶装置2のデータ
をバッファ21またはバッファ22に転送するための拡
張記憶リクエストを発行する。この拡張記憶リクエスト
は、データバッファ制御部208、セレクタ209、チ
ャネル処理装置インタフェース制御部203、チャネル
装置6を介し主記憶制御装置4に伝えられ、その応答信
号は、逆の順で命令制御部201に伝えられる。
【0033】拡張記憶リクエストは、図3に示すよう
に、リクエストコード301とリクエスト情報とにより
構成されている。リクエストコード301は、7ビット
で構成され、そのビット7が拡張記憶リクエストを示し
ている。リクエスト情報は、フラグ302と、データ転
送カウント303と、バッファアドレス304と、拡張
記憶データアドレス305とを有し、全体で32バイト
で構成されている。
【0034】フラグ302は、その値が“1”のとき拡
張記憶装置2からハードウエアシステムエリア20のバ
ッファへのデータ転送を意味し、その値が“0”のとき
ハードウエアシステムエリア20のバッファから拡張記
憶装置2へのデータ転送を意味する。転送カウント30
3は、拡張記憶装置2とハードウエアシステムエリア2
0のバッファと間のデータ転送カウントである。また、
バッファアドレス304は、バッファ21またはバッフ
ァ22のアドレスであり、拡張記憶データアドレス30
5は、拡張記憶装置2のデータアドレスである。
【0035】なお、図3において、“0”が格納されて
いるとして示している部分は、無意味データが格納され
ている。
【0036】図4には主記憶制御装置4及び拡張記憶制
御装置5の構成が示されており、以下、これについて説
明する。
【0037】主記憶制御装置4は、主記憶装置1に対す
るインタフェースユニット401と、データレジスタ4
02と、アドレスレジスタ403と、拡張記憶制御装置
及びチャネル処理装置に対するインタフェースである拡
張記憶制御装置インタフェース制御部404とにより構
成されている。また、拡張記憶制御装置5は、拡張記憶
装置2に対するインタフェースユニット405と、デー
タレジスタ406と、アドレスレジスタ407と、主記
憶制御装置4に対するインタフェースである主記憶制御
装置インタフェース制御部408とにより構成されてい
る。
【0038】図4において、チャネル処理装置6からイ
ンタフェース線105を介して、データリクエストが主
記憶制御装置4に送られてくると、拡張記憶制御装置イ
ンタフェース制御部404は、図3で説明したリクエス
トコード301のビット7を判定し、拡張記憶リクエス
トでなければ、そのデータアドレスをレジスタ403へ
格納する。また、インタフェース制御部404は、その
リクエストがストアリクエストの場合、さらに、データ
をレジスタ402へ格納する。
【0039】次に、インタフェースユニット401は、
主記憶装置1へリクエストを発行し、データの転送を開
始する。主記憶制御装置4は、32バイトの転送が終わ
ると、拡張記憶制御装置インタフェース制御部404か
らインタフェース線105、チャネル処理装置6、イン
タフェース線106または107を介して、チャネル装
置7または8に応答を返す。
【0040】リクエストが拡張リクエストの場合、拡張
記憶制御装置インタフェース制御部404は、図3で説
明したリクエスト情報内のバッファアドレス304をア
ドレスレジスタ403に格納し、拡張記憶データアドレ
ス305をインタフェース線103、主記憶制御インタ
フェース制御部408を介して、拡張記憶制御装置5内
のアドレスレジスタ407にセットする。
【0041】リクエスト情報内のフラグビット302が
“1”の場合、すなわち、拡張記憶装置2からのデータ
をバッファ21または22に転送する場合、拡張記憶装
置2内のデータは、インタフェース線101、インタフ
ェースユニット405、データレジスタ406、主記憶
制御インタフェース制御部408、インタフェース線1
03、拡張記憶制御装置インタフェース制御部404、
データレジスタ402、インタフェースユニット40
1、インタフェース線100を介して、主記憶1に転送
される。
【0042】また、リクエスト情報内のフラグビット3
02が“0”の場合、すなわち、バッファ21または2
2からのデータを拡張記憶装置2に転送する場合、前述
とは逆の順にデータが転送される。
【0043】主記憶制御装置4は、リクエスト情報内の
転送カウント303の値分だけのデータの転送が終了す
ると、インタフェース線105、チャネル処理装置6、
インタフェース線106または107を介して、チャネ
ル装置7または8に応答を返す。
【0044】次に、図5に示すフローを参照して、チャ
ネル装置の命令制御部201におけるリード動作時のデ
ータ転送処理の動作を説明する。
【0045】(1)中央処理装置3から入出力装置9と
拡張記憶装置2との間の入出力処理の要求が発行され、
インタフェース線104、チャネル処理装置6、インタ
フェース線106を介してチャネル装置7が起動され
る。そして、入出力処理の要求がリード動作の場合、図
5のフローによる処理が開始される。
【0046】(2)入出力処理の要求がリード動作であ
ることにより、チャネル装置7の命令制御部201は、
まず、バッファ21(または22)のデータアドレスを
データアドレス制御部205にセットし、バッファがフ
ルであるか否かを判定する(ステップ501、50
2)。
【0047】(3)ステップ502の判定で、バッファ
がフルの場合、命令制御部201は、データアドレスを
バッファ21(または22)からバッファ22(または
21)へ切り替えて、そのデータアドレスをデータアド
レス制御部205にセットする(ステップ503)。
【0048】(4)命令制御部201は、次に、拡張記
憶リクエストを発行し、拡張記憶リクエストに対する応
答が有ったか否か判定し、無い場合は応答が有るまで待
つ(ステップ504、505)。
【0049】(5)ステップ505で拡張記憶リクエス
トに対する応答が検出された場合、データの転送処理が
開始され、ステップ502からの処理を繰返し実行す
る。
【0050】(6)ステップ502の判定で、バッファ
がフルになっていない場合、命令制御部201は、転送
カウント制御部206から送られる転送終了信号により
データ転送が終了しているか否かを判定し、データの転
送が終了していない場合、ステップ502に戻り、以後
の処理を繰返し実行する(ステップ506)。
【0051】(7)ステップ506の判定で、データの
転送が終了した場合、命令制御部201は、拡張記憶リ
クエストを発行し、拡張記憶リクエストに対する応答が
あれば処理を終了する(ステップ507、508)。
【0052】次に、図6に示すフローを参照して、チャ
ネル装置の命令制御部201におけるライト動作時のデ
ータ転送処理の動作を説明する。
【0053】(1)中央処理装置3から入出力装置9と
拡張記憶装置2との間の入出力処理の要求が発行され、
インタフェース線104、チャネル処理装置6、インタ
フェース線106を介してチャネル装置7が起動され
る。そして、入出力処理の要求がライト動作の場合、図
6のフローによる処理が開始される。
【0054】(2)入出力処理の要求がライト動作であ
ることにより、チャネル装置7の命令制御部201は、
まず、図示しない内部に設けられた制御用のフラグをリ
セットする。このフラグは、2回目以降の拡張記憶装置
2からバッファ21または22への転送のリクエストに
対する応答を既に受けていれば“1”にセットされて、
拡張記憶リクエストに対する応答を待つか否かを制御す
るためのものである(ステップ601)。
【0055】(3)1回目の拡張記憶リクエストを発行
し、拡張記憶装置2からバッファ21へデータを転送す
ると共に、1回目の拡張記憶リクエストに対する応答が
有るまで待つ(ステップ602、603)。
【0056】(4)1回目の拡張記憶リクエストに対す
る応答が得られた場合、2回目の拡張記憶リクエストを
発行し、拡張記憶装置2からバッファ22へのデータの
転送を開始する(ステップ604)。
【0057】(5)命令制御部201は、1回目の拡張
記憶リクエストで、データアドレスとしてバッファ21
のアドレスを、2回目以降の拡張記憶リクエストで、デ
ータアドレスとしてバッファ22と21を交互に切り替
えたアドレスをデータアドレス制御部205にセット
し、バッファ21または22と入出力装置との間でデー
タを転送する(ステップ605)。
【0058】前述により、命令制御部201は、既に準
備されたバッファ21のデータを入出力装置に転送しな
がら(ステップ605)、次のバッファのデータを並行
して準備することができる(ステップ604)。
【0059】(6)次に、命令制御部201は、入出力
装置とデータ転送中のバッファ内のデータが、空きにな
ったか否かを判定し、空きになった場合にステップ60
7に進み、空きでなかった場合にステップ611へ進む
(ステップ606)。
【0060】(7)ステップ606の判定で、バッファ
が空きとなっている場合、前述した制御フラグを判定
し、フラグが“1”の場合、フラグをリセットする(ス
テップ607、608)。
【0061】(8)ステップ607の判定でフラグが
“0”の場合、拡張記憶リクエストに対する応答がある
まで待つ(ステップ610)。
【0062】(9)ステップ608の処理後、あるい
は、ステップ610で拡張記憶リクエストに対する応答
が得られた場合、拡張記憶リクエストを発行してステッ
プ605からの処理に戻る(ステップ609)。
【0063】(10)ステップ606の判定で、バッファ
が空きでなかった場合、前述の制御フラグを判定し、フ
ラグが“1”であればステップ614に進み、“0”で
あれば拡張記憶リクエストに対する応答が有るか否かを
判定し、応答がなければステップ614に進む(ステッ
プ611、612)。
【0064】(11)ステップ612で拡張記憶リクエス
トに対する応答があった場合、制御フラグを“1”にセ
ットする(ステップ613)。
【0065】(12)ステップ613の処理終了後、ステ
ップ611で制御フラグが“0”であった場合、あるい
は、ステップ613で拡張記憶リクエストに対する応答
がなかった場合、命令制御部201は、転送カウント制
御部206から送られる転送終了を判定し、データの転
送が終了していなければステップ606に戻って以後の
処理を繰返し実行する(ステップ614)。
【0066】(13)ステップ614の判定で、データの
転送が終了していれば制御フラグを判定する。そして、
フラグが“1”であれば全処理を終了し、フラグが
“0”であれば拡張記憶リクエストの応答を待ってから
全処理を終了する(ステップ615、616)。
【0067】前述の例では、データ転送の効率を上げる
ために、拡張記憶リクエストを予め1回余分に発行する
としている。そして、図6に示す例では、最後の拡張記
憶リクエストによって拡張記憶装置からバッファ内に転
送されたデータは捨てることになる。
【0068】また、前述の処理において、拡張記憶リク
エストの発行回数を計算しておき、ステップ604、6
09、610、612、616の処理で、最後の余分な
拡張記憶リクエストを発行しないようにすることもでき
る。
【0069】前述した本発明の一実施例は、主記憶装置
のハードウエアシステムエリア内に2つのバッファを備
えるとして説明したが、本発明は、1つのバッファを備
えるだけでもよく、この場合にも、入出力装置と拡張記
憶装置との間のデータ転送の効率化を図ることができ
る。
【0070】前述した本発明の一実施例によれば、主記
憶装置のハードウエアシステムエリア内に少なくとも1
つのバッファを備え、このバッファを介して入出力装置
と拡張記憶装置との間でデータの転送を行うことができ
るので、主メモリのプログラム領域を使用することな
く、また、プログラムにデータ転送用のメモリ領域を形
成させるためのオーバヘッドをかけることなく、入出力
装置と拡張記憶装置との間で効率的にデータの転送を行
うことができる。
【0071】また、本発明の一実施例によれば、主記憶
装置のプログラム領域にデータ転送用の大容量のデータ
転送のための専用エリアを確保することなく、拡張記憶
装置と入出力装置との間のデータ転送を行うことができ
るので、データ転送のために、主記憶装置上のプログラ
ムエリアを圧迫することもなくすことができる。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、主
記憶装置のプログラムエリア内にデータ転送用の大容量
のデータ転送のための専用エリアを確保することなく、
拡張記憶装置と入出力装置との間のデータ転送を行うこ
とができ、プログラムにより専用エリアを確保する処理
が不要になり、プログラムに対するオーバヘッドをなく
すことができると共に、主記憶装置のプログラムエリア
を圧迫することもなくすことができる。本発明は、これ
により、効率的に拡張記憶装置と入出力装置との間のデ
ータ転送を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された電子計算機システム一実施
例の概略構成を示すブロック図である。
【図2】チャネル装置の構成例を示すブロック図であ
る。
【図3】拡張記憶リクエストの内容を説明する図であ
る。
【図4】主記憶制御装置及び拡張記憶制御装置の構成を
示すブロック図である。
【図5】チャネル装置の命令制御部におけるリード動作
のデータ転送処理を説明するフローチャートである。
【図6】チャネル装置の命令制御部におけるライト動作
のデータ転送処理を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1 主記憶装置 2 拡張記憶装置 3 中央処理装置 4 主記憶制御装置 5 拡張記憶制御装置 6 チャネル処理装置 7、8 チャネル措置 9、10 入出力装置 20 ハードウエアシステムエリア 21、22 バッファ 201 命令制御部 202 マイクロプロセッサ 203 チャネル処理装置インタフェース制御部 204 データ転送制御部 205 データアドレス制御部 206 転送カウント制御部 207、209 セレクタ 208 データバッファ制御部 210 入出力インタフェース制御部 401、405 インタフェースユニット 402、406 データレジスタ 403、407 アドレスレジスタ 404 拡張記憶制御装置インタフェース制御部 408 主記憶制御装置インタフェース制御部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主記憶装置と拡張記憶装置とを備えて構
    成される計算機システムの拡張記憶装置と入出力装置と
    の間でデータ転送を行うデータ転送方式において、前記
    主記憶装置のハードウエアシステムエリア内に少なくと
    も1面のバッファを設け、このバッファを介して前記拡
    張記憶装置と入出力装置との間でデータの転送を行うこ
    とを特徴とするデータ転送方式。
  2. 【請求項2】 前記データ転送が入出力装置から拡張記
    憶装置に対して行われる場合、バッファがフルになった
    ことを検出すると共に、所望の転送数のデータ転送を終
    了したことを検出して、バッファから拡張記憶装置への
    データ転送を実行することを特徴とする請求項1記載の
    データ転送方式。
  3. 【請求項3】 前記データ転送が拡張記憶装置から入出
    力装置に対して行われる場合、バッファがフルになった
    ことを検出して、所望の転送数のデータ転送を終了する
    まで、バッファから入出力装置へのデータ転送を実行す
    ることを特徴とする請求項1または2記載のデータ転送
    方式。
JP27965393A 1993-11-09 1993-11-09 データ転送方式 Pending JPH07134683A (ja)

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