JPH07124135A - Mri装置及びコイルの位置決め方法 - Google Patents

Mri装置及びコイルの位置決め方法

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JPH07124135A
JPH07124135A JP5149973A JP14997393A JPH07124135A JP H07124135 A JPH07124135 A JP H07124135A JP 5149973 A JP5149973 A JP 5149973A JP 14997393 A JP14997393 A JP 14997393A JP H07124135 A JPH07124135 A JP H07124135A
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JP
Japan
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marker
coil
magnetic field
signal
receiving
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Pending
Application number
JP5149973A
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English (en)
Inventor
Kazuto Nakabayashi
和人 中林
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高精度に受信コイルの位置決めを行なうこと
のできるMRI装置におけるコイルの位置決め方法を提
供することを目的とする。 【構成】 受信コイルの中心部にマーカを取付け、この
マーカからのNMR信号を収集し、この収集結果からマ
ーカの位置を求める。そして、このマーカ位置が所望の
位置にくるように受信コイルの位置合わせを行なう。 【効果】 正確かつ容易にコイルの位置合わせができる
ようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はMRI装置(磁気共鳴映
像装置)に用いられる受信コイルを撮影領域の所定位置
に設定する位置決め方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、医用診断装置の開発が進められる
中で、被検体内を非侵襲で撮影するMRI装置が多く用
いられるようになってきた。MRI装置は、静磁場中に
被検体を侵入させ、所定のパルスシーケンスにて傾斜磁
場及びRFパルスを印加し、これによって発生したNM
R信号を受信し、この受信信号を再構成してMR画像
(磁気共鳴画像)を得るものである。
【0003】このようなMRI装置においては、NMR
信号を受信するための受信コイルと傾斜磁場印加の基準
となる磁場中心との位置決めを行なう必要がある。つま
り、受信コイルの中心と磁場中心とを一致させることが
高精度なMR画像を得るための条件となる。
【0004】従来におけるコイルの位置決めは、例えば
受信コイルとして腰部等に用いられるサーフェスコイル
の場合においては、患者の患部(撮影しようとする部
位)をコイルの中心と思われる位置に設定する。そし
て、その患部を位置決めのための投光器に合わせた後、
磁場中心に送る方法が用いられている。ところが、この
ような方法においては特に腰部を撮影する場合にはサー
フェスコイルの中心は患者の体にかくれてしまい、操作
者が認識しにくくなるのでコイル位置が磁場中心に対し
てどこにあるのかを判断しにくくなる。
【0005】一方、マルチコイル等の複数のエレメント
コイルを使用してNMR信号の収集を行ない、その後収
集された信号にフィルタリング、重みづけ等の処理を加
えて三次元画像あるいは複数の断層画像を得る方法を採
用する場合には、高精度の画質を得るためには、各エレ
メントコイルと磁場中心との位置関係を正確かつ容易に
知ることは必要不可欠であった。
【0006】ところが、従来方法でこれを実行しようと
すると、まずコイルの位置を投光器により合わせ、次に
所定位置に患者を寝かすという手順になり、患者を任意
にどの場所へでも置くことができなくなるという欠点が
あった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来にお
けるMRI装置のコイル位置決め方法においては、正確
な位置合わせができないので、患者への負担の増大、操
作時間の増大、位置精度の低下等の問題点があった。
【0008】この発明はこのような従来の課題を解決す
るためになされたもので、その目的とするところは、高
精度に受信コイルの位置決めを行なうことのできる位置
決め方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、RFパルスが印加された被検体内で発生
したNMR信号を受信するための受信コイルを、撮影領
域内の所定位置に合わせるMRI装置におけるコイルの
位置決め方法において、前記受信コイルの予め定められ
た位置に取付けられ、強いNMR信号を出す物質で構成
されたマーカからのNMR信号を所定のパルスシーケン
スを用いて収集し、これを基にマーカ位置を求め、この
マーカ位置と撮影領域の磁場中心との位置関係を基に前
記受信コイル位置を所望の位置へ移動することが特徴で
ある。
【0010】また、所定方向に所望の距離だけ移動可能
な天板と、前記天板上に配置され被検体からのNMR信
号を受信する受信手段と、前記受信手段の予め定められ
た位置に設けられ、強いNMR信号を出す物質で構成さ
れたマーカと、前記受信手段で受信されたNMR信号に
基づいて前記マーカの位置を求める手段と、求められた
前記マーカの位置に基づいて前記天板を所望の位置へ移
動する移動手段と、を有することを特徴とする。
【0011】
【作用】上述の如く構成された本発明によれば、受信コ
イルの中心部にマーカが取付けられ、スピンエコー法等
のパルスシーケンスにてマーカからのNMR信号が収集
される。そして、このNMR信号の周波数を基に所定の
演算にて磁場中心とマーカ位置との間の距離が求められ
る。そして、この距離に基づいてコイルを移動させれば
容易かつ正確にコイル位置を所望の位置に合わせること
ができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1(a)は複数のエレメントコイル(図では
3個)からなるマルチコイル上に患者が載置されている
様子を矢状断面にて示した図である。即ち、同図に示す
符号1は人体を示し、2はマット、そして3a〜3cは
NMR信号を受信するためのエレメントコイルである。
7は寝台上に設けられた天板であり、天板駆動手段11
によりZ方向に所望の距離だけ移動可能である。エレメ
ントコイル3a〜3cで受信されたNMR信号は受信回
路9を介して計算手段10に入力される。計算手段10
は後述するようにマーカの位置を計算により求める。ま
た、H0 の点線で示したラインは磁場中心を示し、ここ
ではGZ =0(Z方向の傾斜磁場が0)のラインとして
いる。
【0013】また、コイル3cの中心には、例えばベビ
ーオイル等の強いNMR信号を出す物質を含んだものと
して構成されるマーカ4が配設されている。マーカ4は
エレメントコイル3cの水平・垂直方向の中心に置かれ
る。水平方向の中心に置かれているのはエレメントコイ
ル3cの中心から磁場中心までの距離を知るための予備
手段であり、垂直方向の中心に置かれているのはマーカ
4の信号をより強く得るためである。そして、このよう
な設定に対して図1(b)に示す如くの読出し用磁場G
R を印加してそのプロジェクションデータを収集しフー
リエ変換すると、このデータは図1(c)に示すように
マーカ4の部位のみ強い信号が得られるようになる。つ
まり、同図において5a,5bの部分が人体1のみから
得られる信号であり、符号6がマーカ4及び人体1から
の信号となる。なお、この操作はマーカ4の信号のみが
注目信号なので、本実施例のようなマルチコイルの場合
には他のエレメントコイル3a,3bはスイッチ8によ
りオフとしても良い。
【0014】また、上記プロジェクションデータを得る
ためのシーケンスは例えば図2に示す如くのスピンエコ
ー法を用いれば良い。スライス用傾斜磁場GR はX方
向、読出用傾斜磁場GS はZ方向にそれぞれ印加されて
いる。また、フィールドエコー法を用いても同様のデー
タを得ることができる。ここで、読出し用傾斜磁場GR
の単位は[HZ /cm]として定義されており、これはN
MR現象においては、f0 [HZ ]=(γ/2π)・H
0 (γ:磁気回転比、H0 :磁場強度)であり、対象と
する核種が決まれば磁場強度と周波数が一義的に決まる
ことに基づいている。
【0015】そして、図1(c)に示されるような人体
1とマーカ4からの信号が加わり合った点での周波数は
計算手段10によりフーリエ変換データ上から容易に求
めることができ、その周波数をf0 +Δfとすると、図
1(a)に示す磁場中心H0からマーカ4までの距離d
は次の(1)式で求めることができる。
【0016】 d=(f0 +Δf−f0 )/GR [cm]…(1) このときdの値がプラスの時はZ軸方向のプラス側、d
の値がマイナスのときはZ軸方向のマイナス側にマーカ
4が存在することになる。
【0017】こうして求められた磁場中心H0 からマー
カ4までの距離dの情報は天板駆動手段11へ入力され
る。この天板駆動手段11が距離dだけ天板7を移動さ
せることによりマーカ4の位置は磁場中心と一致し、コ
イルの位置決めが終了する。
【0018】また、マルチコイルでは通常各エレメント
コイル3a〜3c間の相対的な位置関係は常に固定され
ているので、エレメントコイル3cの中心から磁場中心
0までの距離がわかれば他のエレメントコイル3a,
3bから磁場中心H0 までの距離を容易に求めることが
できる。従って、エレメントコイル3a,3bを磁場中
心に位置決めすることも可能である。
【0019】このようにして、本実施例では、エレメン
トコイル3cの中心にマーカ4を配設し、このマーカ4
からの信号を収集してエレメントコイル3cと磁場中心
0との距離を求めている。従って、容易かつ正確にコ
イルの位置決めができるようになる。
【0020】なお、本実施例では、マルチコイルの矢状
断面での例について述べたが、本発明はこれに限定され
ず、他の受信コイルでも、他の断面でも適用可能なこと
は自明である。また、上記実施例と同様の手順を他の2
断面について適用すれば、三次元的な位置を求めること
も可能である。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
受信コイルの位置合わせを容易かつ正確に行なうことが
できる。その結果、患者に負担をかける等の問題点は解
消され、円滑なMRI画像の撮影が行なえるようになる
という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法の一実施例を説明するための図であ
る。
【図2】スピンエコー法のパルスシーケンスを示す説明
図である。
【符号の説明】
1 人体 2 マット 3a〜3c エレメントコイル
4 マーカ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 RFパルスが印加された被検体内で発生
    したNMR信号を受信するための受信コイルを、撮影領
    域内の所定位置に合わせるMRI装置におけるコイルの
    位置決め方法において、 前記受信コイルの予め定められた位置に取付けられ、強
    いNMR信号を出す物質で構成されたマーカからのNM
    R信号を所定のパルスシーケンスを用いて収集し、これ
    を基にマーカ位置を求め、このマーカ位置と撮影領域の
    磁場中心との位置関係を基に前記受信コイル位置を所望
    の位置へ移動することを特徴とするMRI装置における
    コイルの位置決め方法。
  2. 【請求項2】 所定方向に所望の距離だけ移動可能な天
    板と、前記天板上に配置され被検体からのNMR信号を
    受信する受信手段と、前記受信手段の予め定められた位
    置に設けられ、強いNMR信号を出す物質で構成された
    マーカと、前記受信手段で受信されたNMR信号に基づ
    いて前記マーカの位置を求める手段と、求められた前記
    マーカの位置に基づいて前記天板を所望の位置へ移動す
    る移動手段と、を有することを特徴とするMRI装置。
JP5149973A 1993-06-22 1993-06-22 Mri装置及びコイルの位置決め方法 Pending JPH07124135A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005010544A1 (en) * 2003-07-25 2005-02-03 Koninklijke Philips Electronics N.V. Automated positioning of mri surface coils
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US7622920B2 (en) 2006-07-06 2009-11-24 Kabushiki Kaisha Toshiba Magnetic resonance imaging apparatus capable of automatically determining RF coil positions
US8188743B2 (en) 2008-09-09 2012-05-29 Kabushiki Kaisha Toshiba Magnetic resonance imaging apparatus and control method of magnetic resonance imaging apparatus
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