JPH0712179Y2 - 自動車用コンソールボックス - Google Patents

自動車用コンソールボックス

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JPH0712179Y2
JPH0712179Y2 JP1989013127U JP1312789U JPH0712179Y2 JP H0712179 Y2 JPH0712179 Y2 JP H0712179Y2 JP 1989013127 U JP1989013127 U JP 1989013127U JP 1312789 U JP1312789 U JP 1312789U JP H0712179 Y2 JPH0712179 Y2 JP H0712179Y2
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JP
Japan
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lid
pin
box body
lock member
shaft
Prior art date
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JP1989013127U
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JPH02105042U (ja
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久喜 松本
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Kojima Industries Corp
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Kojima Industries Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、自動車用コンソールボックスに関し、とくに
蓋を両方向に開くことが可能なタイプのコンソールボッ
クスに最適な、蓋開閉機構部の構造に関する。
[従来の技術] 自動車用コンソールボックスにおいては、通常ボックス
本体上に開閉可能な蓋が設けられるが、この蓋が、左右
あるいは前後の両方向に開くことができれば、使用に便
利である。
そのようなタイプのコンソールボックスの蓋開閉機構部
の構造が、たとえば実開昭58-75055号公報、実開昭60-2
4657号公報に開示されている。前者に開示された構造
は、第10図および第11図に示すように、蓋1内の左右両
側にスプリング2によって側方に付勢されたピン3を設
け、該ピン3のボックス本体4側に設けられたピン穴5
への出し入れをノブ6で操作するようにしたものであ
り、ピン3をピン穴5から抜けば蓋1を開くことがで
き、ピン3をピン穴5に挿入すれば該ピン3を逆側から
蓋1が開かれる場合のヒンジ中心とすることができるよ
うになっている。
実開昭60-24657号公報開示の構造は、第12図および第13
図に示すように、スプリングによって付勢された押鉛8
の操作により、ロッド9を移動させ、ロッド9上に設け
られたピン10を、ボックス本体11側に設けられた支持部
12のピン穴13から抜いて、蓋14を開くことができるよう
にしたものであり、ピン10がピン穴13に挿入された状態
では、該ピン10を逆側から蓋14を開く場合のヒンジ中心
とできるようになっている。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、上記のような従来構造においては、蓋開
閉のための機構が、ともに、蓋の略全長あるいは全幅に
わたっており、機構が大型であるとともに複雑であると
いう問題がある。そのため、組付性に問題が残るととも
に、コスト的にも高いものになっている。また、大型の
機構を蓋の内部に組み込む構造であるため、蓋自身の大
型化(たとえば厚みの増大)を招き、かつ蓋開閉操作上
望ましくない蓋の重量増大を招いている。
本考案は、蓋を両方向に開くことが可能な機能を確保し
つつ、構造が簡単かつコンパクトであり、組付性の向
上、コストダウンが可能なコンソールボックスを提供す
ることを目的とする。
[課題を解決するための手段] この目的に沿う本考案の自動車用コンソールボックス
は、 ボックス本体と、 前記ボックス本体に開閉可能に設けられる蓋と、 前記蓋の両端部にそれぞれ設けられた軸と、 前記軸に回動可能に支持され、前記ボックス本体に形成
された係止部と係合可能なロック部材と、 前記軸に回動可能に支持され、前記ロック部材とボック
ス本体の係止部との係合を解除するためのノブと、 前記軸に回動可能に支持され、前記ボックス本体に形成
されたピン穴に脱着自在に差し込まれるピンと、 前記軸に組み込まれ、前記蓋に対してロック部材をボッ
クス本体の係止部と係合させる方向に付勢する第1の付
勢手段と、 前記軸に組み込まれ、前記ピンを前記ロック部材の付勢
方向と同方向に付勢する第2の付勢手段と、 を具備したものから成る。
[作用] このようなコンソールボックスにおいては、蓋閉時に
は、ロック部材がボックス本体側の係止部に係合するこ
とにより蓋の開方向への動きが規制され、ピンがボック
ス本体側のピン穴に差し込まれることにより、蓋の水平
方向の動きが規制され位置が固定される。またこの状態
では、少なくともロック部材が第1の付勢手段によりボ
ックス本体側の係止部に付勢されており、かつピンがボ
ックス本体側のピン穴に差し込まれているので、ピン、
ロック部材および軸を介してボックス本体側と蓋との接
続状態が確保されている。
ノブを操作してロック部材を回動させることにより、ロ
ック部材の係止部との係合が解除され、この状態で蓋端
部を持ち上げることにより、ピンがピン穴から抜かれて
蓋が開かれる。蓋の反対側端部には、上記と同一の機構
を設けているので、反対側の機構は上記蓋閉時の状態同
様、ロック部材が係止部に付勢され、ピンがピン穴に差
し込まれて、該蓋端部とボックス本体側の接続状態を保
つことになる。そして、ロック部材およびピンは、ボッ
クス本体側と一定の固定位置関係を保つが、これら部材
は共通の軸を介して蓋に連結されているので、上記蓋が
これら部材と反対側の端部から開かれる場合、該共通の
軸がヒンジ軸の役目を果たすことになり、該軸を回動中
心にして蓋が開かれる。
開いた蓋を閉じる際には、ピンが再びピン穴に差し込ま
れることになるが、ピンは第2の付勢手段によって付勢
されているので、ピンのふらつきがなくなり、ピンを容
易にピン穴に差し込むことができる。
これら一連の部材は、蓋内部に組み込む必要はなく、蓋
端部に設ければよく、組付けが容易になるとともに、機
構全体としてコンパクト化、構造の簡素化が可能とな
る。
[実施例] 以下に、本考案の望ましい実施例を、図面を参照して説
明する。
第1図ないし第9図は、本考案の一実施例に係る自動車
用コンソールボックスを示している。第1図および第2
図において、21はコンソールボックスのボックス本体、
22はボックス本体21の上端部に設けられた両方向(第2
図の左右両方向)に開閉可能な蓋を示している。本実施
例では、蓋22は内蓋22aと外蓋22bからなっており、ボッ
クス本体21は、内側部材21aと外側部材21bからなってい
る。
内蓋22aの両端部下面側には、共通の軸としての軸23
が、内蓋22a下面に設けられた軸受部24に両端支持され
ている。この共通の軸23に、ロック部材25、ノブ26、一
対のピン27が回動可能に支持されている。また、軸23に
は、第1の付勢手段としての一対のトーションスプリン
グ28および第2の付勢手段としてのトーションスプリン
グ29も組み込まれている。これら部材の組み込み状態は
第3図に示すようになる。
ロック部材25は、その上部の二又状の腕部25aがノブ26
に形成された2つのスリット状切欠き部26aに挿入され
て軸23に組み込まれる。ロック部材25の下部は、鉤状部
25bに形成され、ロック部材25がスプリング28により蓋2
2に対して第4図に示すように付勢されることにより、
鉤状部25bの上面が、ボックス本体21の内側部材21a上端
部に形成された係止部30に係合するようになっている。
ノブ26の上記両切欠き部26aの間の部分の先端部26bは、
ロック解除用腕を構成し、ノブ26が上方に回動されたと
き、それに伴って軸23周りに回動されるロック解除用腕
26bがロック部材25の上面部25cを押し、ロック部材25を
回動させて係止部30との係合を解除できるようになって
いる。
ピン27は、その上部で軸23に支持され、下部側は下方に
向かって延びている。このピン27は、ボックス本体21の
内側部材21a上端面に形成されたピン穴31に上方から脱
着自在に差し込まれ保持されている。ピン27も、第5図
に示すように、スプリング29によりロック部材25と同方
向に付勢されている。このスプリング29による付勢は省
略することも可能である。
上記のように構成された実施例装置の作用について説明
する。
第2図は蓋22が閉じられた状態を示している。この状態
では、両側のロック部材25がスプリング28により付勢さ
れてボックス本体21側の係止部30に係合し、両側のピン
27がそれぞれピン穴31に上方から差し込まれ保持されて
いるので、蓋22の両端部はボックス本体21上部両端部に
それぞれ固定、保持される。
第6図ないし第9図に、蓋22を開くときの様子を示す。
第6図に示すように、片側のノブ26を上方(A方向)に
あげると、ノブ26が軸23を中心として回動し、ロック解
除用腕26bがロック部材25の上面部25cを押してロック部
材25を同方向に回動させ、ロック部材25と係止部30との
係合が解除される。ロックが解除されると、蓋22の端部
の上方への動きを規制するものがなくなるから、該蓋22
の端部をそのまま上方に引き上げると、ピン27がピン穴
31から引き抜かれ、蓋22が矢印Cのように開けられる。
このときの様子を、ロック部材25部分のみを取り出して
示すと、第7図のようになる。
蓋22は、反対側の軸23をヒンジ軸として回動され開かれ
るが、第8図に示すように、反対側部分においては、ロ
ック部材25は係止部30に係合されたままであり、ピン27
もピン穴31に差し込まれたままであり、軸23を中心に、
蓋22とノブ26が回動される。このとき、蓋22の保持、つ
まりボックス本体21側との連結は、ロック部材25で垂直
方向H(上下方向)を規制し、ピン27で水平の両方向
L、W(2次元方向)を規制することにより確保され
る。また、スプリング28、29は蓋22開作動に伴なってそ
のばね力が強められる方向にねじられるので、スプリン
グ28、29によるロック部材25、ピン27の付勢力が強めら
れて、蓋22側とボックス本体21側との連結強度が高めら
れる。このときのロック部材25部分を取り出しと第9図
に示すようになる。
開いた蓋22を閉じる際には、ピン27がピン穴31に差し込
まれることになるが、ピン27は第2の付勢手段としての
トーションスプリング29によってロック部材25の付勢方
向と同一方向に付勢されているので、ピン27のふらつき
がなくなり、ピン27を容易にピン穴31に差し込むことが
できる。
このように、軸23、ロック部材25、ノブ26、ピン27、ス
プリング28、29の一連の部材からなる開閉制御機構を、
蓋22内ではなく、蓋22外部でかつ蓋22端部とボックス本
体21端部との間にコンパクトに構成できるので、組付け
は極めて容易になり、かつ機構自身の重量も小さくてす
むとともに、蓋22の厚さとしては必要最小限のものです
むようになる。
なお、上記実施例は、本考案が最も有効にその効果を発
揮し得る、両方向に蓋を開くことが可能なタイプのコン
ソールボックスについて説明したが、片側のみに本考案
構造を適用し、他側には通常のヒンジ機構を採用するこ
とも可能である。
[考案の効果] 本考案の自動車用コンソールボックスによれば、つぎの
効果が得られる。
(1)蓋の両端部にそれぞれ設けられた軸に、ロック部
材とノブとピンとを回動可能に支持し、ロック部材を第
1の付勢手段によってボックス本体の係止部に係合させ
る方向に付勢するとともに、ピンを第2の付勢手段によ
ってロック部材の付勢方向と同方向に付勢するようにし
たので、蓋内部に蓋開閉機構を設ける構造に比べて構造
が簡単になり、従来装置に比べ組付性を大幅に向上でき
るとともに、コストダウンをはかることができる。
また、蓋の厚みを大きくとる必要がないので、蓋全体を
軽量化できるとともに、蓋開閉荷重を小さく抑えること
ができる。
(2)ロック部材を第1の付勢手段により蓋に対してボ
ックス本体の係止部に付勢しているので、蓋を開く際に
は、支点となる側の第1の付勢手段の変位によりロック
部材を付勢する力が増加することになり、ロック部材が
ボックス本体側に強く押圧され、蓋とボックス本体側と
の連結強度を高めることができる。したがって、蓋の開
き動作時に蓋体がボックス本体から外れるのを確実に阻
止することができる。
(3)ピンを第2の付勢手段によって付勢しているの
で、蓋を閉じる際にピンがふらつくことがなくなり、ピ
ンをボックス本体側のピン穴に容易に差し込むことがで
きる。また、ボックス本体には、蓋体の支点となる軸は
不要であるので、ボックス本体の製作も容易となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る自動車用コンソールボ
ックスの部分分解斜視図、 第2図は第1図の装置の蓋閉時の透視縦断面図、 第3図は第1図の装置の軸周り組付部品斜視図、 第4図は第3図の装置のロック部材部の断面図、 第5図は第3図の装置のピン部の断面図、 第6図は第2図の装置の蓋開作動開始時の様子を示す透
視縦断面図、 第7図は第6図の装置のロック部材部における縦断面図 第8図は第2図の装置の蓋開後の状態を示す透視縦断面
図、 第9図は第8図の装置のロック部材部における縦断面
図、 第10図は従来のコンソールボックス(実開昭58-75055号
公報)の斜視図、 第11図は第10図のXI-XI線に沿う縦断面図、 第12図は別の従来のコンソールボックス(実開昭60-246
57号公報)の斜視図、 第13図は第12図の装置の平面図、 である。 21……ボックス本体 22……蓋 23……軸 25……ロック部材 26……ノブ 27……ピン 28……第1の付勢手段 29……第2の付勢手段 30……係止部 31……ピン穴

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボックス本体と、 前記ボックス本体に開閉可能に設けられる蓋と、 前記蓋の両端部にそれぞれ設けられた軸と、 前記軸に回動可能に支持され、前記ボックス本体に形成
    された係止部と係合可能なロック部材と、 前記軸に回動可能に支持され、前記ロック部材とボック
    ス本体の係止部との係合を解除するためのノブと、 前記軸に回動可能に支持され、前記ボックス本体に形成
    されたピン穴に脱着自在に差し込まれるピンと、 前記軸に組み込まれ、前記蓋に対してロック部材をボッ
    クス本体の係止部と係合させる方向に付勢する第1の付
    勢手段と、 前記軸に組み込まれ、前記ピンを前記ロック部材の付勢
    方向と同方向に付勢する第2の付勢手段と、 を具備したことを特徴とする自動車用コンソールボック
    ス。
JP1989013127U 1989-02-08 1989-02-08 自動車用コンソールボックス Expired - Lifetime JPH0712179Y2 (ja)

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JP1989013127U JPH0712179Y2 (ja) 1989-02-08 1989-02-08 自動車用コンソールボックス

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JPH02105042U JPH02105042U (ja) 1990-08-21
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ID=31223181

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018012454A (ja) * 2016-07-22 2018-01-25 小島プレス工業株式会社 コンソールドア両開き構造
GB2553087B (en) * 2016-08-15 2018-11-21 Jaguar Land Rover Ltd Locking apparatus

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JPH02105042U (ja) 1990-08-21

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