JPH07115174B2 - オ−トバイのフレ−ム溶接構造 - Google Patents
オ−トバイのフレ−ム溶接構造Info
- Publication number
- JPH07115174B2 JPH07115174B2 JP22144586A JP22144586A JPH07115174B2 JP H07115174 B2 JPH07115174 B2 JP H07115174B2 JP 22144586 A JP22144586 A JP 22144586A JP 22144586 A JP22144586 A JP 22144586A JP H07115174 B2 JPH07115174 B2 JP H07115174B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gap
- pipe
- welded
- welding
- welding structure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Motorcycle And Bicycle Frame (AREA)
- Butt Welding And Welding Of Specific Article (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、オートバイのフレーム溶接構造に関する。
最近のオートバイは、増々高性能化が求められている。
そこで、エンジンは高出力化し、フレームは軽量化され
ている。このため、フレームは、軽合金で作ることがあ
る。軽合金は鉄に較べて溶接作業がむつかしく、溶接コ
ストが高くつく。溶接個所を少なく、溶接作業を少なく
するため、第1図に示すように、ヘッド金具1と左右の
センター金具2を、軽合金で鋳造又は鍛造によって作
り、両金具1,2の端に突起3を設け、軽合金パイプの上
パイプ4、下パイプ5、後パイプ6の端を挿入し、合口
7を溶接するようにしている。通常、合口7は、第5図
に示すように、全周4mm程設け、この合口7を、MIG溶接
している。この溶接は自動化がむつかしく、手作業で、
製造コストが高くつき、巾広い溶接ビードが見えて体裁
がよくない。特開昭59−223581号公報参照。
そこで、エンジンは高出力化し、フレームは軽量化され
ている。このため、フレームは、軽合金で作ることがあ
る。軽合金は鉄に較べて溶接作業がむつかしく、溶接コ
ストが高くつく。溶接個所を少なく、溶接作業を少なく
するため、第1図に示すように、ヘッド金具1と左右の
センター金具2を、軽合金で鋳造又は鍛造によって作
り、両金具1,2の端に突起3を設け、軽合金パイプの上
パイプ4、下パイプ5、後パイプ6の端を挿入し、合口
7を溶接するようにしている。通常、合口7は、第5図
に示すように、全周4mm程設け、この合口7を、MIG溶接
している。この溶接は自動化がむつかしく、手作業で、
製造コストが高くつき、巾広い溶接ビードが見えて体裁
がよくない。特開昭59−223581号公報参照。
この発明は、金具とパイプ端の溶接部分に、MIG溶接とT
IG溶接を半々に行って、溶接工数を削減すると共に自動
化して安価にでき、溶接ビードも巾狭で体裁よく仕上げ
ることができるオートバイのフレーム溶接構造を得るこ
とを目的とする。
IG溶接を半々に行って、溶接工数を削減すると共に自動
化して安価にでき、溶接ビードも巾狭で体裁よく仕上げ
ることができるオートバイのフレーム溶接構造を得るこ
とを目的とする。
以下、本発明を第1図乃至第4図によって説明する。
フレームの構成は、従来技術で説明したものと同じで、
第1図に示すように、軽合金の鋳造又は鍛造製のヘッド
金具1、左右のセンター金具2の端部に設けた突起3に
軽合金パイプ製の上パイプ4、下パイプ5、後パイプ6
の端部を差込み、差込んだ部分を溶接して結合するもの
である。しかして、本発明は、金具1又は2の突起3
に、パイプ4,5,6を差込んで溶接する個所の合口7を第
2図に示すように上面下面で斜めにして、外側の小さい
隙間8(1mm程度)に、内側を大きい隙間9(4mm程度)
にする。又、第3図及び第4図に示すように、上面下面
で段差を設けて、外側を小さい隙間8に内側を大きい隙
間9にする。そして、合口7の外側の小さい隙間8の部
分をTIG溶接し、合口7の内側の大きい隙間9部分をMIG
溶接する。
第1図に示すように、軽合金の鋳造又は鍛造製のヘッド
金具1、左右のセンター金具2の端部に設けた突起3に
軽合金パイプ製の上パイプ4、下パイプ5、後パイプ6
の端部を差込み、差込んだ部分を溶接して結合するもの
である。しかして、本発明は、金具1又は2の突起3
に、パイプ4,5,6を差込んで溶接する個所の合口7を第
2図に示すように上面下面で斜めにして、外側の小さい
隙間8(1mm程度)に、内側を大きい隙間9(4mm程度)
にする。又、第3図及び第4図に示すように、上面下面
で段差を設けて、外側を小さい隙間8に内側を大きい隙
間9にする。そして、合口7の外側の小さい隙間8の部
分をTIG溶接し、合口7の内側の大きい隙間9部分をMIG
溶接する。
金具1,2の突起3に、パイプ4,5,6の端を差込み、合口7
を溶接する場合、合口7の外側の小さい隙間8部分は、
ロボット化等による自動のTIG溶接が外側から簡単にで
き、自動化によるコストダウンが図れる。そして、合口
7の内側の大きい隙間9部分は、手作業によってMIG溶
接する。大きい隙間9で、溶接深さも深く、十分な溶接
強度を保てる。外観上は、合口7の外側の小さな隙間8
部分の溶接ビードが見えることになり、体裁もよい。
を溶接する場合、合口7の外側の小さい隙間8部分は、
ロボット化等による自動のTIG溶接が外側から簡単にで
き、自動化によるコストダウンが図れる。そして、合口
7の内側の大きい隙間9部分は、手作業によってMIG溶
接する。大きい隙間9で、溶接深さも深く、十分な溶接
強度を保てる。外観上は、合口7の外側の小さな隙間8
部分の溶接ビードが見えることになり、体裁もよい。
以上説明したように、この発明は、鋳造又は鍛造したヘ
ッド金具及びセンター金具の端部に設けた突起に、上パ
イプ、下パイプ、後パイプの端を挿入して溶接するオー
トバイのフレームに於いて、突起にパイプ端を挿入した
とき合口の隙間を外側を小さく内側を大きくし、内側の
大きい隙間をMIG溶接し、外側の小さい隙間をTIG溶接す
るようにしたので、TIG溶接する部分は、ロボット等に
よる自動化ができて、コストダウンを図ることができ、
溶接ビードも巾狭く、体裁がよい。そして、内側のMIG
溶接する部分は、溶接深さも深く溶接強度を十分にでき
る。この内側は溶接ビードが巾広くても、見え難いの
で、体裁上の問題がない。
ッド金具及びセンター金具の端部に設けた突起に、上パ
イプ、下パイプ、後パイプの端を挿入して溶接するオー
トバイのフレームに於いて、突起にパイプ端を挿入した
とき合口の隙間を外側を小さく内側を大きくし、内側の
大きい隙間をMIG溶接し、外側の小さい隙間をTIG溶接す
るようにしたので、TIG溶接する部分は、ロボット等に
よる自動化ができて、コストダウンを図ることができ、
溶接ビードも巾狭く、体裁がよい。そして、内側のMIG
溶接する部分は、溶接深さも深く溶接強度を十分にでき
る。この内側は溶接ビードが巾広くても、見え難いの
で、体裁上の問題がない。
第1図はフレーム全体の斜視図、第2図は本発明の一実
施例を示す溶接部分の拡大斜視図、第3図及び第4図は
本発明の他の実施例を示し、第3図は溶接部分の拡大斜
視図、第4図は第3図A−A矢視断面図、第5図は従来
例を示す溶接部分の縦断面図である。 1……ヘッド金具、2……センター金具、3……突起、
4……上パイプ、5……下パイプ、6……後パイプ、7
……合口、8……小さい隙間、9……大きい隙間。
施例を示す溶接部分の拡大斜視図、第3図及び第4図は
本発明の他の実施例を示し、第3図は溶接部分の拡大斜
視図、第4図は第3図A−A矢視断面図、第5図は従来
例を示す溶接部分の縦断面図である。 1……ヘッド金具、2……センター金具、3……突起、
4……上パイプ、5……下パイプ、6……後パイプ、7
……合口、8……小さい隙間、9……大きい隙間。
Claims (1)
- 【請求項1】鋳造又は鍛造したヘッド金具及びセンター
金具の端部に設けた突起に、上パイプ、下パイプ、後パ
イプの端を挿入して溶接するオートバイのフレームに於
いて、突起にパイプ端を挿入したとき合口の隙間を外側
を小さく内側を大きくし、内側の大きい隙間をMIG溶接
し、外側の小さい隙間を TIG溶接するようにしたことを特徴とするオートバイの
フレーム溶接構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22144586A JPH07115174B2 (ja) | 1986-09-19 | 1986-09-19 | オ−トバイのフレ−ム溶接構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22144586A JPH07115174B2 (ja) | 1986-09-19 | 1986-09-19 | オ−トバイのフレ−ム溶接構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6376769A JPS6376769A (ja) | 1988-04-07 |
JPH07115174B2 true JPH07115174B2 (ja) | 1995-12-13 |
Family
ID=16766847
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22144586A Expired - Lifetime JPH07115174B2 (ja) | 1986-09-19 | 1986-09-19 | オ−トバイのフレ−ム溶接構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07115174B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4570883B2 (ja) * | 2004-02-05 | 2010-10-27 | 川崎重工業株式会社 | 二輪車用の車体フレーム |
US20120027506A1 (en) * | 2009-04-15 | 2012-02-02 | F. Tech Inc. | Weld joint of aluminum alloy member |
JP6152670B2 (ja) * | 2013-03-14 | 2017-06-28 | スズキ株式会社 | 鞍乗型車両のフレーム構造 |
JP6220702B2 (ja) * | 2014-03-03 | 2017-10-25 | 本田技研工業株式会社 | 鞍乗型車両の車体フレーム構造 |
KR101875647B1 (ko) * | 2016-10-31 | 2018-07-06 | 현대자동차 주식회사 | 리어 프레임과 프론트 프레임을 포함하는 자전거 프레임구조 |
-
1986
- 1986-09-19 JP JP22144586A patent/JPH07115174B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6376769A (ja) | 1988-04-07 |
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