JP2785024B2 - 自動2輪車のリヤスウィングアーム - Google Patents

自動2輪車のリヤスウィングアーム

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JP2785024B2
JP2785024B2 JP63333156A JP33315688A JP2785024B2 JP 2785024 B2 JP2785024 B2 JP 2785024B2 JP 63333156 A JP63333156 A JP 63333156A JP 33315688 A JP33315688 A JP 33315688A JP 2785024 B2 JP2785024 B2 JP 2785024B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、クロスメンバを有するピボット側のスウィ
ングアーム基部と、該スウィングアーム基部の後側部に
溶接される後輪側のアーム部とから成る自動2輪車のリ
ヤスウィングアームに関する。
(従来の技術) 従来この種のリヤスウィングアームは、第6図及び7
図に示すようにスウィングアーム基部aの後部両側にく
字状の切欠き部を形成すると共に、アーム部bの前端部
を該切欠き部bに合致するように形成し、スウィングア
ーム基部aの切欠き部に形成した嵌合外縁部cにアーム
部bの前端部に形成した嵌合内縁部dを緩く嵌合して仮
組みした後、固定治具でスウィングアーム基部aとアー
ム部bとの位置決め固定を行い、この状態で該スウィン
グアーム基部aとアーム部bとをその嵌合部eに添って
く字状に溶接するものを一般としている。
(発明が解決しようとする課題) 上記リヤスウィングアームにあっては、嵌合外縁部に
嵌合内縁部を緩く嵌合するため、溶接に先立って、固定
治具を用いスウィングアーム基部とアーム部との位置決
め固定する必要があると共に、各溶接箇所をく字状に溶
接するため溶接ロボットを二方向に制御する必要があ
り、全体として組立工数が増大する問題があった。
本発明は、上記問題を解決し、組立工数を減少して生
産性を向上する自動2輪車のリヤスウィングアームを提
供することをその目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明は上記目的を達成すべくしたもので、その第1
の手段は、請求項1に記載したとおり、クロスメンバを
有するピボット側のスウィングアーム基部と、該スウィ
ングアーム基部の後側部に溶接される後輪側のアームパ
イプとから成り、スウィングアーム基部とアームパイプ
とを、該スウィングアーム基部の後側部に形成した嵌合
外縁部に該アームパイプの断面がコ字形の前端部に形成
した嵌合内縁部を嵌め込んで、該嵌合外縁部と該嵌合内
縁部との嵌合部に添って溶接する自動2輪車のリヤスウ
ィングアームにおいて、前記スイングアーム基部の嵌合
外縁部に、前記アームパイプの嵌合内縁部へ圧入可能な
テーパー面を形成すると共に、該テーパー面の基部にア
ームパイプの嵌合内縁部の先端が当接する段状のストッ
パー面を形成したことを特徴とする自動2輪車のリヤス
ウィングアームである。
また、第2の手段は、請求項2に記載したとおり、前
記嵌合部を直線状に形成したことを特徴とする請求項1
に記載の自動2輪車のリヤスウィングアームである。
(作用) 請求項1の如くスウィングアーム基部の嵌合外縁部に
テーパー面を形成することにより、溶接に先立って該嵌
合外縁部にアーム部の嵌合内縁部を嵌合するに際し、該
嵌合内縁部を該テーパー面の端部に案内させて容易に嵌
合できると共に、続いて嵌合外縁部の内端に嵌合内縁部
の外端が当接するように圧入すれば、スウィングアーム
基部に対しアーム部の位置決めと固定とを行うことがで
きて、従来のような固定治具を用いること無くリヤスイ
ングアームの組付けを行うことができる。
また、請求項2の如く形成すれば、スウィングアーム
基部とアーム部とはその嵌合部に添って方向転換するこ
と無く直線状に溶接でき、溶接作業を容易に行うことが
できる。
(実施例) 第1図を参照して、1はリヤスウィングアームを示
し、該リヤスウィングアーム1は、ピボット側のスウィ
ングアーム基部2と、該スウィングアーム基部2の後部
両側に溶接される後輪側のアーム部を構成する両アーム
パイプ3、3とから成り、該スウィングアーム基部2の
前端で車体フレーム4にピボットボルト5を介して揺動
自在に枢支されると共に、該両アームパイプ3、3の後
端に固定した車軸6を介して後輪7を支持し、該スウィ
ングアーム基部2の下面にプログレッシィブリンク8を
介して取付けたダンパー9により、路面に合わせて後輪
7を揺動させるリヤサスペンションを構成する。
第1図乃至第4図に示すように、スウィングアーム基
部2は、前端両側の枢支部2a、2aと中央のクロスメンバ
部2bとを一体とすると共に、該クロスメンバ部2bの上面
に設けるチェーンカバー10の係止突起2c及びブレーキト
ルクリンク11の取付けマウント2d、更には該クロスメン
バ部2bの下面に設けるプログレッシィブリンク8の取付
けマウント2e、2e等を一体としてダイキャスト成形によ
り中空に形成される。
一方、各アームパイプ3は押出し成形により角パイプ
状に形成され、後端部に車軸6を挿通する長孔3aを形成
すると共に、チェーン側のアームパイプ3の前後にチェ
ーンカバー10の取付けマウント3b、3bを溶接するように
している。そして、スウィングアーム基部2と各アーム
パイプ3とは、該スウィングアーム基部2の後側部に形
成した嵌合外縁部2fに該アームパイプ3の前端部に形成
した嵌合内縁部3cを嵌め込んだ後、該嵌合外縁部2fと該
嵌合内縁部3cとの嵌合部12に添って溶接して、一体に形
成される。
これを詳述するに、スウィングアーム基部2の嵌合外
縁部2fは、ダイキャスト成形に際し、第5図に示すよう
に嵌合外縁部2fに内縁に添った割り面Aで型取りされ、
該嵌合外縁部2fに、型の抜き勾配を利用した嵌合内縁部
3cを圧入可能なテーパー面2flと該割り面Aを利用した
該テーパー面2f1に連なるストッパー面2f2を形成するよ
うにし、溶接に先立つスウィングアーム基部2と各アー
ムパイプ3の嵌合に際し、該テーパー面2f1と該ストッ
パー面2f2とにより嵌合内縁部3cが嵌合外縁部2fに容易
に嵌合できるようにすると共に、圧入に際し、前記スト
ッパー面2f2に嵌合内縁部3cの先端が当接して、嵌合外
縁部2fに対する嵌合内縁部3cの位置決めと仮固定とがで
きるようにしている。また、前記嵌合部12の前後両端部
には、各アームパイプ3をスウィングアーム基部2にそ
れぞれ該アームパイプ3側と該スウィングアーム基部2
側とから仮止めする一対のボルト13、13が設けられ、上
述の嵌合に際し位置決め固定をより確実なものにしてい
る。
更に、前記割り面A、すなわち嵌合外縁部2fのバリ発
生箇所は、第4図に示すようにスウィングアーム基部2
とアームパイプ3との突合わせ箇所、すなわち溶接箇所
に合致させているため、発生したバリを溶接時に溶融し
てバリ取り工程を省略でき、かつ、第2図に示すように
前記各嵌合部12を直線状に形成するようにし、溶接に際
し、各溶接箇所を直線上一方向に溶接できるようにして
いる。
なお、本実施例では本発明をフォーク状のリヤスウィ
ングアーム1に実施した場合について説明したが、片持
ち状のリヤスウィングアームに応用できることはいうま
でもない。
(発明の効果) 以上のように請求項1の発明によれば、溶接に先立ち
スウィングアーム基部とアームパイプとを、スウィング
アーム基部側の嵌合外縁部に設けたテーパー面とストッ
パー面で位置決め固定するから、別体の固定治具を用い
ること無くリヤスウィングアームの組付けを行うことが
でき、組立て工数を減少して生産性を向上でき、また、
請求項2の発明によれば、溶接作業を容易にしてより一
層生産性を向上し得る効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を実施した自動2輪車の側面図、第2図
はリヤスウィングアームの平面図、第3図はその側面
図、第4図は第2図のIV-IV線裁断側面図、第5図は嵌
合外縁部回りの拡大断面図、第6図従来のリヤスウィン
グアームの部分平面図、第7図はそのVII-VII線裁断側
面図である。 1……リヤスウィングアーム 2……スウィングアーム基部 2b……クロスメンバ部 2f……嵌合外縁部 2f1……テーパー面 2f2……ストッパー面 3……アームパイプ 3c……嵌合内縁部 12……嵌合部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】クロスメンバを有するピボット側のスウィ
    ングアーム基部と、該スウィングアーム基部の後側部に
    溶接される後輪側のアームパイプとから成り、スウィン
    グアーム基部とアームパイプとを、該スウィングアーム
    基部の後側部に形成した嵌合外縁部に該アームパイプの
    断面がコ字形の前端部に形成した嵌合内縁部を嵌め込ん
    で、該嵌合外縁部と該嵌合内縁部との嵌合部に添って溶
    接する自動2輪車のリヤスウィングアームにおいて、前
    記スイングアーム基部の嵌合外縁部に、前記アームパイ
    プの嵌合内縁部へ圧入可能なテーパー面を形成すると共
    に、該テーパー面の基部にアームパイプの嵌合内縁部の
    先端が当接する段状のストッパー面を形成したことを特
    徴とする自動2輪車のリヤスウィングアーム。
  2. 【請求項2】前記嵌合部を直線状に形成したことを特徴
    とする請求項1に記載の自動2輪車のリヤスウィングア
    ーム。
JP63333156A 1988-12-28 1988-12-28 自動2輪車のリヤスウィングアーム Expired - Fee Related JP2785024B2 (ja)

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JPS6052194U (ja) * 1983-09-19 1985-04-12 本田技研工業株式会社 スイングア−ム
JPS6261385U (ja) * 1985-10-01 1987-04-16
JPH0534318Y2 (ja) * 1987-03-14 1993-08-31

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