JPH07109690B2 - ディスクファイル装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、文書情報、映像情報、音声情報等の本容量の
情報を記録担体である多数のディスクを用いてファイル
し、かつその大容量の情報を高速で読出すことが出来る
ように多数のディスクを選択的に高速で引出して情報の
書込み及び／又は読取りを行うプレーヤーに供給するこ
とが出来るようにしたディスクファイル装置に関するも
のである。

〔従来の技術〕

第４図〜第６図によって本発明の出願人が先に出願した
先願発明（特願昭59−116211号）のディスクファイル装
置を説明する。

先ず、第４図及び第５図に示す如く、カートリッジ１の
内部には記録担体であるディスク（図示せず）が収納さ
れていて、このカートリッジ１は薄型（上下の厚さが薄
いこと）に形成されたほぼ四角形状をなすものである。

ストッカー２は縦長で垂直状をなすものであり、水平状
をなす多数の収納棚３が垂直方向（上下方向）に平行状
に設けられていて、例えば50〜100枚もの多数のカート
リッジ１をその多数の収納棚３内に水平状態で平行に収
納出来るように構成されている。

２個のプレーヤー4,5は各カートリッジ１内のディスク
に情報の書込み、読取りを行うものであり、ストッカー
２の下部位置（又は上部位置）に上下に隣接されて配置
されている。

キャリア６はストッカー２からカートリッジ１を水平方
向である矢印Ｘ方向に選択的に引出した後垂直方向であ
る矢印Ｙ方向に移送してカートリッジ１を両プレーヤー
4,5に選択的に供給するものであり、このキャリア６は
ストッカー２及び両プレーヤー4,5の前面側に沿って移
動させるように構成されている。キャリア６を移動する
キャリア移送手段７は例えば左右一対の垂直状をなすタ
イミングベルト８によって構成されていて、これら両タ
イミングベルト８がモータ９によって回転駆動されるこ
とによってキャリア６が左右一対の垂直状をなすガイド
レール（図示せず）によって案内されて水平状態のまま
矢印Ｙ方向に高速で垂直移動されるように構成されてい
る。

次に、第６図に示す如く、キャリア６はほぼコ形をなす
フレーム11内に反転板12を水平に配置して、この反転板
12を水平な回転軸13を介してフレーム11に180゜反転可
能に枢支させたものである。なお収納棚３内から水平方
向である矢印Ｘ方向に引出されたカートリッジ１はこの
反転板12内にその水平状態のまま保持されるように構成
されている。そしてこの反転板12は回転軸13を回転駆動
するモータ14によって水平な回転中心Ｏを中心に矢印Ｚ
方向に180゜反転されるように構成されており、この反
転板12の180゜反転によりカートリッジの上下面である
A,B面が反転されることになる。なおこの反転板12と収
納棚３及びプレーヤー4,5との間でのカートリッジ１の
水平方向である矢印Ｘ方向の受け渡しはこの反転板12に
設けられているカートリッジ移送手段（図示せず）によ
って行われるように構成されている。

そして、このディスクファイル装置によれば、第４図及
び第５図に示す如く、多数の収納棚３のうち指定された
収納棚３内のカートリッジ１を矢印Ｘ方向に引出してキ
ャリア６の反転板12に保持させた後、キャリア６を指定
された一方のプレーヤー（例えば４）まで矢印Ｙ方向に
移動し、移送したカートリッジ１を一方のプレーヤーに
矢印Ｘ方向から供給してディスクの情報の読出しや書込
みを行う。そしてその情報の読出しや書込みを行ってい
る間に、先ず、キャリア６の他方のプレーヤー（例えば
５）まで矢印Ｙ方向に移動してそ他方のプレーヤーで使
用済みとなっているカートリッジ１を矢印Ｘ方向に引出
してキャリア６の反転板12に保持させた後、そのカート
リッジ１を元に戻すべき収納棚３までキャリア６を矢印
Ｙ方向に移動し、移送したカートリッジ１を元の収納棚
３内に矢印Ｘ方向に送出して収納させる。次に、上記動
作の繰返しによって、次に指定された収納棚３内から次
のカートリッジ１をキャリア６で引出した後、そのカー
トリッジを上記他方のプレーヤーに移送して供給して、
次に行うべきディスクの情報の読出しや書込みの為の準
備を完了する。

一方、このディスクファイル装置では、第６図で説明し
た反転板12によるカートリッジ１のA,B面の反転機能に
より、ストッカー２から引出したカートリッジ１をプレ
ーヤ4,5へ供給する際に、必要に応じてカートリッジ１
のA,B面を反転して供給することにより、そのカートリ
ッジ１内のディスクの上下両記録面に対する情報の読出
しや書込みを行うことが出来るものである。

〔考案が解決しようとする問題点〕

しかし、反転板12によってカートリッジ１のA,B面を反
転する際、例えば第４図及び第５図に実線で示す後く、
キャリア６をストッカー２の最上部の収納棚３の前面に
位置させてその収納棚３内からカートリッジ１を引出し
て反転板12に保持させた後に、１点鎖線で示す如くその
場で反転板12を水平軸を中心として、水平な回転軸13を
中心として180゜反転しようとすると、その反転板12の1
80゜反転に必要なスペースＳをストッカー２の上部に設
けなければならず、装置全体を覆うカバー16の上壁部16
aは当然この上部スペースＳを避けて、ストッカー２の
上面2aより十分に高く設けなければならない等、スペー
スファクターが非常に悪いものになってしまう。

また、反転板12の180゜反転の終了を待ってからキャリ
ア６を矢印Ｙ方向に移動開始してプレーヤー4,5へのカ
ートリッジ１の移送供給を行う方法では、ストッカー２
からプレーヤー4,5へのカートリッジ１の供給に時間が
かかり、ランダムアクセスタイムが長くなる欠陥があ
る。

本発明は、ストッカーの任意の収納棚から選択的に引出
したカートリッジをキャリアによってプレーヤーへ移送
する際に反転板によってカートリッジを垂直軸を中心と
して180゜反転させて、キャリアの移動開始と反転板の
反転開始とを同時に行いしかもキャリアの移動終了と反
転板の反転終了とが同時に行われるような直線補間を行
わせるようにするものである。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は、内部にディスクが収納された多数のカートリ
ッジを多数の収納棚内に平行に収納させてあるストッカ
ーと、各カートリッジ内のディスクに対して情報の書込
みおよび／または読取りを行うプレーヤーと、上記スト
ッカーから選択的に引出したカートリッジを移送して上
記プレーヤーに供給するキャリアと、上記キャリアによ
り移送されるカートリッジを必要に応じて180゜反転さ
せる反転板と、上記キャリアを上記ストッカーに沿って
移動させる第１のモータと、上記反転板を180゜反転さ
せる第２のモータとを有し、上記ストッカーから引出し
たカートリッジを上記キャリアによって上記プレーヤー
へ移送する間に必要に応じて上記反転板によってこのカ
ートリッジを180゜反転させるように構成したディスク
ファイル装置において、上記ストッカーの任意の収納棚
から引出したカートリッジを上記キャリアによって上記
プレーヤーへ移送すると共に上記反転板によってこのカ
ートリッジを180゜反転させる際に、上記キャリアが第
１の所定速度で駆動される上記第１のモータによる駆動
されて上記任意の収納棚と上記プレーヤとの間を移送さ
れるのに要する第１の所要時間と、上記反転板が第２の
所定速度で駆動される上記第２のモータにより駆動され
て180゜回転するのに要する第２の所要時間とを比較す
る比較回路と、この比較回路からの比較出力に基づいて
上記第１および第２の所要時間のうちの長い方の所要時
間を上記駆動のために必要とする一方のモータを上記そ
の所定速度で駆動すると共に、他方のモータを上記第１
および第２の所要時間がほゞ一致するように上記その所
定速度よりも低い速度で駆動する速度制御回路とを具備
させたディスクファイル装置に係るものである。

〔作用〕

本発明は、キャリアの移動に要する時間と反転板の180
゜反転に要する時間とが一致されて、キャリアの移動開
始と反転板の反転開始とを同時に行いしかもキャリアの
移動終了と反転板の反転終了とが同時に行われるような
直線補間が行われる。

そしてその直線補間により、反転板は実質的にキャリア
の移動スペース内のみで180゜反転されることになる。

〔実施例〕

以下、本発明を適用したディスクファイル装置に適用し
た一実施例を第１図〜第３図によって説明する。なお第
４図〜第６図に示した先願発明と同一構造部には同一の
符号を付してその説明を省略する。

先ず、第１図によって前記移送用モータ９及び反転用モ
ータ14の制御回路を説明する。

最初に、キーボード等の支持手段21かの信号によりアド
レス信号発生回路22がキャリア６の行先アドレス（指定
の収納棚３の位置）を示すアドレス信号と反転板12のア
ドレス信号（A,B面の指定信号）を夫々発生する。そし
てこれらの信号は夫々キャリア移動パルス発生回路23と
反転板移動パルス発生回路24とに供給される。そしてキ
ャリア移動パルス発生回路23では、キャリア現在位置検
出手段25によって検出されているキャリア６の現在アド
レスに基づいてキャリア６を行先アドレスまで移動させ
るのに必要なキャリア移動用パルス信号（移動距離に対
応された数のパルス信号）を発生する。一方、反転板移
動パルス発生回路24では、反転板現在位置検出手段26に
よって検出されている反転板12のアドレス（A,B面）に
基づいて反転板12を反転する必要がある時のみ反転用パ
ルス信号（180゜反転に対応された数のパルス信号）を
発生し、反転が不必要な時にはその反転用パルス信号は
発生しない。なお夫々の現在位置検出手段25,26は、こ
のディスクファイル装置への電源投入時に、一度夫々の
原点を検出して記憶（登録）し、以後その原点を基準と
したカウント動作によりキャリア６の現在アドレス及び
反転板12の反転、非反転を認識する。

次に、夫々の移動パルス発生回路26,24から出された夫
々のパルス信号はキャリア駆動信号発生回路28と反転板
駆動信号発生回路29とに供給されると同時に、パルス比
較回路30に供給される。そしてこのパルス比較回路30で
は、キャリア移動用パルス信号と反転用パルス信号との
パルス数の比較によって、モータ９及び14を最高速度で
駆動させた場合におけるキャリア６の移動に要する時間
と反転板12の反転に要する時間とのうちの何れの時間が
長いかを判別して、その判別信号を最高速駆動モータ判
別回路31に供給する。

そして、最高速駆動モータ判別回路31では、上記判別信
号に基づきキャリア６と反転板12とのうちの移動又は反
転に要する時間の長い一方を駆動すべき一方のモータ９
又は14を判別して、その一方のモータを最高速度で駆動
すべき最高速指令信号を一方の駆動信号発生回路28又は
29に供給する。

即ち、例えばキャリア６の移動に要する時間の方が反転
板12の反転に要する時間より長い場合には、キャリア駆
動信号発生回路28に最高速度指令信号が供給される。こ
の結果、キャリア駆動信号発生回路28からモータ駆動制
御回路33に最高速駆動信号（周波数が最高速度に設定さ
れたパルス信号）が供給されて、モータ９によりキャリ
ア６が最高速度で移動される。

一方、夫々の移動パルス発生回路23,24から出された夫
々のパルス信号は速度制御信号発生回路32にも供給され
る。そして速度制御信号発生回路32では、上記夫々のパ
ルス信号と最高速駆動モータ判別回路32から供給された
信号とに基づきキャリア６と反転板12とのうちの移動又
は反転に要する時間の短い他方を駆動すべき他方のモー
タ14又は９を上記一方の移動又は反転に要する時間と一
致する時間に制御した速度で駆動する速度制御信号を他
方の駆動信号発生回路29又は28に供給する。

即ち、例えば反転板12の反転に要する時間の方がキャリ
ア６の移動に要する時間より短い場合には、反転板駆動
信号発生回路29に速度制御信号が供給される。そして反
転板駆動信号発生回路29からモータ駆動制御回路34に上
記速度制御信号によって制御された駆動信号（周波数が
上記最高速駆動信号の周波数に一致されたパルス信号）
が供給されて、モータ14により反転板12がキャリア６の
移動に要する時間と一致する時間で180゜反転される。

なお、各モータ駆動制御回路33,34では、上記の如く夫
々の周波数によって設定されたパルス信号によって各モ
ータ9,14を駆動するが、各モータ9,14に取付けられてい
る回転検出器35,36からのエンコードパルス信号によっ
てキャリア６及び反転板12が実際に移動した距離及び反
転した角度との一致をとって、キャリア６及び反転板12
の行先アドレスへの移動距離及び反転角度の補正を行う
ように各モータ9,14を駆動する。

以上要するに、この第１図の制御回路では、モータ９及
び14を最高速度で駆動させた場合におけるキャリア６の
移動に要する時間と反転板12の反転に要する時間とのう
ちの何れの時間が長いかを判別して、その時間の長い方
である一方を最高速度で移動させ、その時間の短い方で
ある他方を上記一方の移動又は反転に要する時間と一致
する時間で移動又は反転させるようにしたものである。

この結果、キャリア６の移動開始と反転板12の反転開始
とが同時に行われ、しかもキャリア６の移動終了と反転
板12の反転終了とが同時に行われるような直線補間が行
われる。

次に、第２図及び第３図によってキャリア６及び反転板
14の移動動作を説明する。

先ず、キャリア６の移動距離は、ストッカー２の最上段
の収納棚３であるＡ位置と下部プレーヤー５であるＢ位
置との間の移動距離が最大移動距離l₁であり、ストッカ
ー２の最下段の収納棚３であるＣ位置と上部プレーヤー
５であＤ位置との間の移動距離が最小移動距離l₂であ
る。

そして、最大移動距離l₁間でキャリア６が移動される際
に、キャリア６が最高速度で移動され、この間の反転板
12はそのキャリア６の移動時間に一致された反転時間
（最低速度）で180゜反転される。また最小移動距離l₂
間でキャリア６が移動される際に、反転板12が最高速度
で180゜反転され、この間にキャリア６はその反転板12
の反転時間と一致された移動時間（最低速度）で移動さ
れることになる。

従って、例えばキャリア６がＡ位置からＢ位置へ移動さ
れる場合、第３図に１点鎖線で示すように反転板12が18
0゜反転される時のその一端12aの反転軌跡Zlはそのキャ
リア６の移動距離l₁内に完全に含まれてしまう。即ち反
転板12はキャリア６の垂直移動スペース内のみで180゜
反転されることになるので、第４図及び第５図に示した
ように、反転板12の180゜反転に必要なスペースＳをス
トッカー２の上部に設ける必要が一切なく、第２図及び
第３図に示す如く前記カバー16の上壁部16aをストッカ
ー２の上面2aに十分に接近して設けることができる。

しかもこの際、キャリア６のＡ位置からＢ位置への移動
開始と同時に、反転板12を反転開始させることが出来る
ので、ストッカー２からプレーヤー4,5へのカートリッ
ジ１の供給時間を非常に短くすることが出来て、ランダ
ムアクセスタイムが短くなる。

以上、本発明の一実施例を説明したが、本発明の技術的
思想に基づき各種の変更が可能である。

例えば、実施例では縦長で垂直状をなすストッカー内に
水平状をなす多数のカートリッジを垂直方向に平行に収
納させたが、横長で水平状をなすストッカーを用いてカ
ートリッジを垂直状に立てた状態で水平方向に平行に収
納させるようにして、キャリアをそのストッカーの前面
側に沿って水平方向に移送させるように構成することも
出来る。

また、実施例ではストッカーの下部に複数のプレーヤー
を配置させたが、複数のプレーヤーをストッカーの上部
に配置させても或いはストッカーの上下に分割して配置
させても良い。

また本発明の制御回路は第１図に示されたものに限定さ
れることなく、各種有効な変更が可能である。

また本発明は、文書情報、映像情報、音声情報或いはこ
れらの混成情報をディスクを用いてファイルすることが
出来る各種のディスクファイル装置に適用可能であり、
再生（読取り）専用装置又は記録（書込み）、再生（読
取り）の両方が可能な記録再生装置の何れにも適用可能
なのものである。

〔発明の効果〕

本発明によれば、ストッカーの任意の収納棚から選択的
に引出したカートリッジをキャリアによってプレーヤー
へ移送する際に反転板によってこのカートリッジを180
゜反転する必要がある時には、キャリアの移送開始と反
転板の反転開始とが同時に行われかつキャリアの移送終
了と反転板の反転終了とが同時に行われるような直線補
間を行わせることができる。

従って、キャリアの移送距離の大小にかゝわらず、反転
板を実質的にキャリアの移動スペース内のみで180゜反
転させることが出来るので、キャリアがカバーなどに接
触するのを効果的に防止することができ、このために、
反転板の180゜反転に必要なスペースをストッカーの上
部に設ける必要が一切なくて、スペースファクターが非
常に良くなり、この結果、装置全体の小型化を図り得る
と共に、キャリアの移動開始と同時に反転板を反転開始
することが出来て、ランダムアクセスタイムを非常に短
くすることが出来る。

また、キャリアの移動距離の大小にかゝわらず、キャリ
アの移送終了時には反転板の反転がほゞ確実に終了する
ので、ディスクファイル装置の次の動作をスムーズに行
うことが出来る。

また、キャリアの移動及び反転板の反転のための制御フ
ローをキャリアの移送距離の大小にかゝわらず共通にし
て単純化し得るので、この制御のためのソフトウエアを
簡素化することができる。

さらに、キャリア移送用の第１のモータと反転板反転用
の第２のモータとのうちの第１及び第２の所定速度での
駆動に要する時間が短い方のモータをその所定速度より
も低い速度で駆動出来るので、このモータの動作ノイズ
をできるだけ抑えることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第３図は本発明の一実施例を示したものであっ
て、第１図はモータの制御回路図、第２図は装置全体の
概略側面図、第３図は同上の正面図である。 第４図〜第６図は先願発明を示したものであって、第４
図は装置全体の概略側面図、第５図は同上の正面図、第
６図はキャリアの概略斜視図である。 なお、図面に用いられた符号において、 １……カートリッジ ２……ストッカー ３……収納棚 4,5……プレーヤー ６……キャリア 9,14……モータ 12……反転板 23……キャリア移動パルス発生回路 24……反転板移動パルス発生回路 28……キャリア駆動信号発生回路 29……反転板駆動信号発生回路 30……パルス比較回路 31……最高速駆動モータ判別回路 32……速度制御信号発生回路 33,34……モータ駆動制御回路 である。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 岳人 東京都品川区北品川６丁目７番35号 ソニ ー株式会社内 (56)参考文献 特開 昭59−186168（ＪＰ，Ａ) 特開 昭59−117755（ＪＰ，Ａ) 特開 昭55−42726（ＪＰ，Ａ)

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】内部にディスクが収納された多数のカート
   リッジを多数の収納棚内に平行に収納させてあるストッ
   カーと、 各カートリッジ内のディスクに対して情報の書込みおよ
   び／または読取りを行うプレーヤーと、 上記ストッカーから選択的に引出したカートリッジを移
   送して上記プレーヤーに供給するキャリアと、 上記キャリアにより移送されるカートリッジを必要に応
   じて180゜反転させる反転板と、 上記キャリアを上記ストッカーに沿って移動させる第１
   のモータと、 上記反転板を180゜反転させる第２のモータとを有し、 上記ストッカーから引出したカートリッジを上記キャリ
   アによって上記プレーヤーへ移送する間に必要に応じて
   上記反転板によってこのカートリッジを180゜反転させ
   るように構成したディスクファイル装置において、 上記ストッカーの任意の収納棚から引出したカートリッ
   ジを上記キャリアによって上記プレーヤーへ移送すると
   共に上記反転板によってこのカートリッジを180゜反転
   させる際に、上記キャリアが第１の所定速度で駆動され
   る上記第１のモータにより駆動されて上記任意の収納棚
   と上記プレーヤとの間を移送されるのに要する第１の所
   要時間と、上記反転板が第２の所定速度で駆動される上
   記第２のモータにより駆動されて180゜回転するのに要
   する第２の所要時間とを比較する比較回路と、 この比較回路からの比較出力に基づいて上記第１および
   第２の所要時間のうちの長い方の所要時間を上記駆動の
   ために必要とする一方のモータを上記その所定速度で駆
   動すると共に、他方のモータを上記第１および第２の所
   要時間がほゞ一致するように上記その所定速度よりも低
   い速度で駆動する速度制御回路とを具備させたディスク
   ファイル装置。