JPS62270026A - カ−ド状光情報記録媒体およびその光情報記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ３、発明の詳細な説明 〔発明の技術分野〕 本発明は光学的に情報を記録・再生できるカード状光情
報記録媒体およびその光情報記録再生装置に関する。

（発明の技術的背景とその問題点〕 従来よりカード状情報記録媒体は取扱い、保管の簡便さ
によりキャッシュカードやクレジットカードなどの広範
囲な領域で多用されてきたがそれらのほとんどは磁気的
な記録媒体を用いたものであり記録される情報容量はわ
ずかなものであった。

近年情報の多用化ｉ；伴ない記録される情報容量の飛躍
的な増大が望まれている。このような背景の下に追記形
光情報記録媒体を用いたカード状光情報記録媒体が出現
しつつあるがディスク状光情報記録媒体に比べ形状の異
いによって生じる記録・再生における情報の管理が十分
なものではなかった。すなわち、ディスク状光情報記録
媒体においてはトラックは同心円状もしくはスパイラル
状に形成されいずれのトラックに対してもディスクの回
転する方向と反対な方向に情報の記録もしくは再生がな
されるのに対して、カード状光情報記録媒体においては
トラックは直線状に形成されるため前記トラックに沿っ
て記録媒体を平行移動して記録もしくは再生がなされる
。

通常このディスク状光情報記録媒体に設けられているそ
れぞれのトラックへの情報の記録もしくは再生は、一方
向の駆動（往路）時のみで行われている。これは、二方
向の駆動（往・復）時に記録がなされると、この記録情
報を再生する時にも、記録時と同じ方向でもって再生さ
れなければならず、これらを制御することは極めて困廻
であるためである。しかしながら上述のような往路のみ
で記録・再生を行なうことは復路の期間においては記録
・再生は行なうことができないことを意味し、記録・再
生の効率が極めて悪いという欠点を有していた。

又、この欠点を補なうべく通常の装置では記録を行う時
の駆動スピードと記録を行わない時のスピードとを異な
らしめて、戻りの時間を短くするようになされているが
、駆動スピードを異ならしめるための複雑な別な装置が
必要となるなど従来のカード状光情報記録媒体には種々
の問題があった。

〔発明の目的〕

本発明はカード状光情報記録媒体の使用上の汎用性を増
すと共に効率よく情報の記録・再生を行いえるカード状
光情報記録媒体及びその情報記録再生装置を提供するこ
とを目的としたものである。

〔発明の概要〕

本発明はカード状光情報記Ｓ媒体において各トラックの
端部付近に、前記トラックがいずれの方向から記録もし
くは再生するかを判別するマークを形成し往復運動をし
ているカード状光情報記録媒体の移動方向に一致するト
ラックへの情報の記録もしくは再生を行なうように制御
し、隣接してなるトラックでは互いに記録・再生の方向
が逆向きであることを示す方向を判別するマークを形成
することによってカード状光情報記録媒体が連続して往
ｔＩ運動をしている時にその往路・＃ｊｉ路の期間にお
いても情報の記録もしくは再生が可能となり時間的な効
率向上を達成した。

〔発明の効果〕

本発明によるカード状光情報記録媒体は各トラックの情
報を記録する領域の両端に情報を記録する領域がいずれ
の方向から記録もしくは再生するかを判別するマークを
あらかじめ形成しておくことによって、各トラックに沿
ってカード状光情報記録媒体を平行移動させる期間の往
路、ｆＪｌ路のいずれの期間においてもカード状光情報
記録媒体の移動方向に一致する方向を判別するマークが
形成されているトラックの情報を記録もしくは再生する
ことができ効率よく記録・再生ができるという効果を有
する。

（発明の実施例〕 本発明によるカード状光情報記録媒体および情報を記録
・再生する方式を一実施例について説明する。第１図は
本発明によるカード状光情報記録媒体として、例えば光
カードの構成を示す図である。この光カードはカード状
基板２上に光情報記録媒体１が接着固定されている。光
情報記録媒体１には長手方向に沿ってトラック案内＠３
が設けられており、短手方向には多数のトラックが形成
されている。また、トラック案内溝３の両端部に近い位
置にはこの実施例の特徴となる当該トラッりの記録・再
生される方向を判別するマーク４が形成されている。こ
のマーク４については以下で詳述する。

第２図は、この方向を判別するマーク４の構成を示すた
めの図である。第（ｎ−１）トラックから第（ｎ＋２）
トラックが図示されている。方向を判別するマークは光
情報記録媒体の端部から多少のトラック案内溝部分を設
けた後、トラック案内溝と同一直線上のマーク領域に形
成される。方向を判別するマークと光情報記録媒体の端
部との間に残されたトラック案内溝部分は後で説明する
光ピツクアップから照射される光ビームをトラック案内
溝部にトラッキングを行なうために設けられたものであ
る。マーク領域に形成された方向を判別するマークは隣
接するトラックとでは記録・再生の方向が逆向きである
ことを示すパターンを付与する。すなわち第ｎトラック
と第（ｎ＋２）トラックには同一パターン２１が付与さ
れ、第（ｎ−１）トラックと第（ｎ＋１）トラックも同
一パターン２２が付与されるが第ｎトラックと第（ｎ＋
１）トラックには異なったパターンが付与される。

マーク領域に続いてトラック案内溝が形成された情報を
記録する領域が設けられる。また、光情報記録媒体の他
の端部付近にも第２図に示したものと同様な形式のもの
が対称的に形成されている。

第３図は本発明によるカード状光情報記録媒体を用いた
情報記録再生機構を示した図である。光カード５はカー
ド支持テーブル６の所定位置に支持され、カード搬送機
構７によってカード状光情報記録媒体５の長手方向に往
復運動がなされる。

光ピツクアップ８は光ピツクアップ移動機構（例えばリ
ニアモータ）９によって光カード５の短手方向に移動で
きるようになっている。カード搬送機構７によって光カ
ード５が図において左から右へ移動する時を正方向、逆
に右から左へ移動する時を負方向とし、各トラックに形
成された方向を判別するマークは第ｎトラックに付与さ
れたパターンの時カード状光情報記録媒体５が正方向に
移動する時に記録・再生することを示すものとして以下
動作を説明する。

光カード５にはすでに第（ｎ−１）トラックまで情報の
記録がなされている時に第ｎトラックに情報を記録する
時には、カード搬送機構７は連続的に往復運動をしてお
り光ピツクアップ８は光ピツクアップ移動機構９によっ
て光カード５の短手方向すなわち各トラックと直交する
方向に移動する。

光ピツクアップ８はトラックを横切る毎に情報記録領域
にすでに記録された情報信号に対応した高周波信号を検
知し記録済みであることを判断し光ピツクアップ移動機
構９に移動の継続を指示する。

光ピツクアップ８が第ｎトラック上に到達すると情報信
号に対応した高周波信号は検知されず情報記＠領域が未
記録であることを判断し、光ピツクアップ移動機構９が
停止するよう指示する。この時カード搬送機構７によっ
てカード状光情報記録媒体５が負方向に移動していたと
すると光カード５の右側の端部に設けられたマーク領域
に達し方向を判別するマークを光ピツクアップ８が検知
する。第ｎトラックに形成されている方向を判別するマ
ークはカード搬送機構７が正方向に移動する時に記録を
行なうよう指示するものであることを判断し現トラック
上に光ピツクアップ８を維持する。光カード５の右側の
最端部に到達するとカード搬送機構７が負方向移動から
正方向移動に反転し再び光カード５の右側の端部に設け
られた方向を判別するマークを検知・判断する。今度は
カード移動方向と方向を判別するマークで指示される方
向が一致しマーク領域終了後情報の記録が行なわれる。

第ｎトラックの情報記録領域に関連を持った一連の記録
情報が記録できない時は第ｎトラックの左側の端部に形
成された方向を判別するマークを検知した後光ピックア
ップ８は光ピツクアップ移動機構９によって第（ｎ＋１
）トラックへ移動される。カード搬送機構７によって光
カード５は再び正方向から負方向へ移動を逆転し光ピツ
クアップ８は第（ｎ＋１）トラックの左側の端部に設け
られた方向を判別するマークを検知し第（ｎ＋１））ラ
ックが光カード５が負方向に移動する時に記録を行なう
トラックであることを判断しｆｆ５ｎトラツクに記録し
た情報の続きの記録を行なう。

尚、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、
例えば記録あるいは再生を行ないたい第ｎトラックに設
けられたマーク領域の方向が駆動しようとする方向と逆
の場合、隣接トラック（Ω−１又はｎ＋１）を通って第
ｎ　トラックのマーク領域の方向と一致する位置へ光ピ
ツクアップ８を駆動させてもよいなど本発明の要旨を逸
脱しない範囲で種々変形可能であり、それらは全て本発
明に含まれるものである。

以上記録時を例に制御法を説明したように各トラックに
記録・再生を行なう際の方向を判別するマークを形成す
ることによってカード搬送機構によって光カードが往復
運動を行なっているときの往路・復路のいずれの期間に
おいても連続的に情報の記録・再生を行なうことができ
同一方向への記録・再生を行なう場合の２倍の速度でカ
ード搬送機構のスピードを変えることなく記録・再生を
有効に行なうことができる。さらにマーク領域を情報領
域の左右に設けることにより、情報の誤記録・誤再生は
全く行われない、言わば情報領域を左右のマーク領域が
保護する如く働くのである。

【図面の簡単な説明】 第１図は本発明によるカード状光情報記録媒体に形成し
た記録・再生の方向を判別するマークの形成位置および
カード状光情報記録媒体の構成を示した平面図、第２図
は第１図に示すカード状光情報記録媒体の左側の端部付
近の拡大図、第３図は本発明によるカード状光情報記録
媒体の情報記録・再生機構を示した斜視図である。 １・・・光情報記録媒体　　２・・・カード状基板３・
・・トラック案内溝 ４・・・方向を判別するマーク ５・・・本発明によるカード状光情報記録媒体６・・・
カード支持テーブル ７・・・カード搬送機１１Ｉ８・・・光ピツクアップ９
・・・光ピックアップ移シ１機構 代理人　弁理士　則　近　憲　佑 同　　　　竹　花　喜久男

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）複数のトラックで構成され、これらのトラックに
   光学的に情報が記録・再生されるカード状情報記録媒体
   において、各トラックが情報を記録する領域と、この領
   域の両端に前記領域の記録もしくは再生される方向を判
   別するための領域を形成してなることを特徴とするカー
   ド状光情報記録媒体。
2. （２）方向を判別するための領域が、前記各トラックに
   対して隣接して設けられるトラックとでは互いに記録も
   しくは再生の方向が逆向きであることを示すマークで形
   成されることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の
   カード状光情報記録媒体。
3. （３）方向を判別するための領域が前記情報を正しい位
   置に記録するために設けられたトラック案内溝の一部に
   設けてなることを特徴とする特許請求の範囲第２項記載
   のカード状光情報記録媒体。
4. （４）複数のトラックで構成されたカード状光情報記録
   媒体に、光学的に情報の記録・再生を行なう光情報記録
   再生装置において、 前記カード状光情報記録媒体の所定トラックを選択すべ
   く、前記トラックと垂直方向に駆動する手段と、 この手段により選択された前記所定トラックへの情報の
   記録再生に先だって、前記カード状光情報記録媒体に設
   けられた記録・再生方向を判別する手段と、 この手段によって判別された記録・再生方向に前記カー
   ド状光情報記録媒体を前記トラックに沿って平行移動さ
   せる手段と、 この手段による平行移動により前記情報を記録・再生す
   る手段とを具備する光情報記録再生装置。