JPH069870Y2 - 4輪駆動トランスファ装置のシフト機構 - Google Patents

4輪駆動トランスファ装置のシフト機構

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JPH069870Y2
JPH069870Y2 JP13941088U JP13941088U JPH069870Y2 JP H069870 Y2 JPH069870 Y2 JP H069870Y2 JP 13941088 U JP13941088 U JP 13941088U JP 13941088 U JP13941088 U JP 13941088U JP H069870 Y2 JPH069870 Y2 JP H069870Y2
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JP
Japan
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coupling sleeve
gear
shaft
hub
coupling
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JP13941088U
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Inventor
忠彦 加藤
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株式会社富士鉄工所
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、2つのカップリングスリーブを連動してシフ
トさせる4輪駆動トランスファ装置のシフト機構に関す
る。
[従来の技術] 従来、2軸以上をもつトランスファ装置において、2軸
のそれぞれにシフト機構があり、連動した操作が必要で
あり、かつ反対方向へそれぞれシフトする必要のあるも
の、例えば、ロー−ハイ機構を平行軸ギア、2輪駆動−
4輪駆動機構をギア式とした4輪駆動トランスファ装置
としては、第3図〜第5図に示すようなものがある。
第3図において、クラッチギア1とハブ2にカップリン
グスリーブ3を噛合させ、一方、カップリングスリーブ
4をハブ5のみに噛合させて、多板クラッチ6を作動さ
せない場合には、インプットシャフト7の回転力は、ク
ラッチギア1、カップリングスリーブ3、およびハブ2
を介してメインシャフト8に伝達され、2輪駆動(2
H)の走行状態となる。
次に、第4図において、カップリングスリーブ3をクラ
ッチギア1とハブ2に噛合させ、一方、カップリングス
リーブ4をハブ5のみに噛合させて、多板クラッチ6を
作動させた場合には、インプットシャフト7の回転力は
クラッチギア1、カップリングスリーブ3、ハブ2を介
してメインシャフト8に伝達され、一方、メインシャフ
ト8、ドラム9、プレート10,11、ハブ12、ロー
ギア13、カウンタギア14、フロントドライブギア1
5を介してフロントドライブシャフト16に伝達され、
高速4輪駆動(4H)の走行状態となる。
次に、第5図において、カップリングスリーブ3をハブ
2のみに噛合させ、一方、カップリングスリーブ4をク
ラッチギア17とハブ5に噛合させて、多板クラッチ6
を作動させた場合には、インプットシャフト7の回転力
は、メインギア18、カウンタギア19、クラッチギア
17、カップリングスリーブ4、ハブ5、カウンタシャ
フト20、カウンタギア14、ローギア13、ハブ1
2、プレート11,10、ドラム9を介してメインシャ
フト8に伝達され、一方、カウンタギア14、フロント
ドライブギア15を介してフロントドライブシャフト1
6に伝達され、低速4輪駆動(4L)の走行状態とな
る。
しかしながら、このトランスファ装置では、ローまたは
ハイの切換えは、2つのカップリングスリーブ3,4を
連動して反対方向へシフトする必要があり、そのシフト
構造がとれないため、第6図に示すように、2つのカッ
プリングスリーブを同一方向にシフトするようにしてい
た。
第6図において、カップリングスリーブ21,22を左
方向に移動して、クラッチギア23,24およびハブ2
5,26にそれぞれ噛合させると、インプットシャフト
27の回転力は、クラッチギア23、カップリングスリ
ーブ21、ハブ25を介してアウトプットシャフト28
に伝達され、一方、メインギア29、カウンタギア3
0、フロントドライブギア31、クラッチギア24、カ
ップリングスリーブ22、ハブ26を介してフロントド
ライブシャフト32に伝達され、4Hの走行状態とな
る。
また、カップリングスリーブ21,22を右方向に移動
させて、ハブ25,26およびクラッチギア33,34
にそれぞれ噛合させると、インプットシャフト27の回
転力は、メインギア29、カウンタギア30、カウンタ
ギア35、ローギア36、クラッチギア33、カップリ
ングスリーブ21、ハブ25を介してアウトプットシャ
フト28に伝達され、一方、カウンタギア35、フロン
トドライブギア37、クラッチギア34、カップリング
スリーブ22、ハブ26を介してフロントドライブシャ
フト32に伝達され、4Lの走行状態となる。
なお、カップリングスリーブ21をクラッチギア23お
よびハブ25に噛合させ、カップリングスリーブ22を
ハブ26のみに噛合させた場合には、インプットシャフ
ト27の回転力は、クラッチギア23、カップリングス
リーブ21、ハブ25を介してアウトプットシャフト2
8に伝達され、2Hの走行状態となる。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、このような従来の4輪駆動トランスファ
装置のシフト機構にあっては、カップリングスリーブを
同時にシフトするとき、カップリングスリーブが離れて
いるため、こじりによりシフトが渋くなるという問題点
があった。
また、ギアが余分に必要であるため、トランスファ装置
の重量も増加し、コストアップになるという問題点もあ
った。
本考案は、このような従来の問題点に鑑みてなされたも
のであって、2つのカップリングスリーブに入る回転自
在なチップをフォークに設け、フォークを固定したクロ
スシャフトを回転させることにより、常に反対方向にシ
フト可能なシフト機構を提供することを目的としてい
る。
[考案が解決しようとする課題] 前記目的を達成するために、本考案は、メインシャフ
ト、カウンタシャフトおよびフロントドライブシャフト
をそれぞれ平行に配置し、メインシャフト側に第1カッ
プリングスリーブおよびカウンタシャフト側に第2カッ
プリングスリーブを有する4輪駆動トランスファ装置に
おいて前記第1カップリングスリーブおよび第2カップ
リングスリーブにそれぞれ入るチップをフォークに回転
自在に取り付け、該フォークを固定したクロスシャフト
を回転させることにより、前記第1カップリングスリー
ブおよび第2カップリングスリーブを常に反対方向へシ
フトさせるようにしたものである。
[作用] 本考案においては、第1カップリングスリーブおよび第
2カップリングスリーブにそれぞれ入る回転自在なチッ
プをフォークに取り付け、フォークを固定したクロスシ
ャフトをレバーにより回動させることにより、第1カッ
プリングスリーブおよび第2カップリングスリーブを常
時反対方向へシフトさせることができる。したがって、
簡単にロー、またはハイに切換えることができる。
また、レバーによりクロスシャフトを回動させるため、
スパンも短くなり、シフトの渋さがなくなる。
さらに、ギアを減少させることができるので、トランス
ファ装置の重量を軽減することができ、コストを低減す
ることができる。
[実施例] 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図および第2図は本考案の一実施例を示す図であ
る。
まず、構成を説明すると、第1図において、41はベア
リング42により回転自在に支持されたインプットシャ
フトであり、インプットシャフト41にはメインギア4
3が設けられ、メインギア43にはクラッチギア44が
一体形成されている。45はベアリング46,47,4
8により回転自在に支持されたメインシャフトであり、
メインシャフト45にはハブ49が一体形成され、また
ドラム50が固定されている。メインシャフト45上に
はハブ51に一体形成されたローギア52が回転自在に
設けられている。ハブ51には一方のプレート53が、
またドラム50には他方のプレート54が、それぞれ組
み付けられており、これらのプレート53,54、ハブ
51およびドラム50が全体として多板クラッチ55を
構成している。
56は第1カップリングスリーブであり、この第1カッ
プリングスリーブ56を左方向に移動させると、第1カ
ップリングスリーブ56は、クラッチギア44およびハ
ブ49に噛合するようになっている。また、第1カップ
リングスリーブ56を右方向に移動させると、第1カッ
プリングスリーブ56はハブ49にのみ噛合するように
なっている。
57は、メインギア43に噛合するカウンタギアであ
り、カウンタギア57の軸部58は、ベアリング59に
より回転自在に支持されている。カウンタギア57には
クラッチギア60が一体形成されている。61はベアリ
ング62,63により回転自在に支持されたカウンタシ
ャフトであり、カウンタシャフト61にはハブ64とカ
ウンタギア65がそれぞれ一体形成され、カウンタギア
65はローギア52に噛合している。
66は第2カップリングスリーブであり、第2カップリ
ングスリーブ66を左方向に移動させると、第2カップ
リングスリーブ66はクラッチギア60、およびハブ6
4に噛合するようになっている。また、第2カップリン
グスリーブ66を右方向に移動させると、第2カップリ
ングスリーブ66はハブ64にのみ噛合するようになっ
ている。
67はベアリング68,69により回転自在に支持され
たフロントドライブシャフトであり、フロントドライブ
シャフト67にはフロントドライブギア70が一体形成
され、フロントドライブギア70はカウンタギア65と
噛合している。
ここで、71はクロスシャフトであり、クロスシャフト
71には上下方向に一対のフォーク72,73が挿入、
固定され、フォーク72,73の先端にはチップ74,
75がそれぞれ取り付けられている。
チップ74,75は第1カップリングスリーブ56およ
び第2カップリングスリーブ66にそれぞれ回転自在に
入るようになっており、レバー76を矢印A,B方向に
回動すると、第1カップリングスリーブ56および第2
カップリングスリーブ66をそれぞれ反対方向へシフト
することができるようになっている(第2図、参照)。
第7図および第8図に示すように、チップ74,75の
本体部は第1カップリングスリーブ56および第2カッ
プリングスリーブ66の各溝に挿入され、また、チップ
74,75の各軸部は、フォーク72,73にそれぞれ
回転自在に挿入されている。
すなわち、第9図に示すように、チップ75の本体部は
第2カップリングスリーブ66の溝に挿入され、溝底で
止まり、抜けないようになっており、チップ75の軸部
はフォーク73に回転自在に挿入される。
第10図に示すように、クロスシャフト71を回転させ
ると、フォーク72,73が斜めに傾くことになるが、
第1,第2カップリングスリーブ56,66は軸方向に
平行に摺動するのみで傾くことがなく、第1,第2カッ
プリングスリーブ56,66に挿入されているチップ7
4,75も傾くことがないが、チップ74,75はフォ
ーク72,73に対しては回転することになる。
このように、チップ74,75をフォーク72,73に
回転自在に取り付けることにより、第1,第2カップリ
ングスリーブ56,66が移動し、ローまたはハイの切
換を簡単に行うことができる。
次に、作用を説明する。
まず、レバー76によりクロスシャフト71を矢印A方
向に回動すると、フォーク72によりチップ74を介し
て第1カップリングスリーブ56は第1図中、左方向へ
移動し、同時にフォーク73によりチップ75を介して
第2カップリングスリーブ66は右方向へ移動する。こ
れにより、第1カップリングスリーブ56はクラッチギ
ア44およびハブ49に噛合し、第2カップリングスリ
ーブ66はハブ64のみに噛合する。
したがって、多板クラッチ55を作動させないときは、
2Hの走行状態になり、多板クラッチ55を作動させた
ときは、4Hの走行状態になる。
一方、レバー76によりクロスシャフト71を矢印B方
向に回動すると、第1カップリングスリーブ56はハブ
49のみに噛合し、第2カップリングスリーブ66はク
ラッチギア60およびハブ64に噛合する。
したがって、多板クラッチ55を作動させると、4Lの
走行状態になる。
すなわち、レバー76でクロスシャフト71を回動させ
ることにより、第1カップリングスリーブ56および第
2カップリングスリーブ66を常に反対方向へ移動させ
ることができる。
このように、レバー76の操作によるターンレバー方式
としたため、スパンも短くなり、シフトの渋さがなくな
る。また、ギアをへらすことができるので、トランスフ
ァ装置の重量を軽減することができ、コストも低減する
ことができる。
[考案の効果] 以上説明してきたように、本考案によれば、2つのカッ
プリングスリーブに入る回転自在なチップをフォークに
設け、フォークを固定したクロスシャフトを回動するこ
とにより、2つのカップリングスリーブを常に反対方向
へシフトさせることができ、ローまたはハイの切換を簡
単に行なうことができる。
また、レバーによりロッドを回動させるため、スパンも
短くなり、シフトの渋さがなくなる。
さらに、ギアを減少させることができるので、トランス
ファ装置の重量を軽減することができ、コストも低減す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す全体構成図、 第2図は本考案の要部を示す模式図、 第3図〜第5図は従来例の各説明図、 第6図は他の従来例の説明図である。 第7図はフォーク、カップリングスリーブ、チップの構
造を示す実施例構成図 第8図は第7図の側面図 第9図は第7図のA−A断面矢視図 第10図はチップの回転を示す説明図 図中、 41……インプットシャフト、 42……ベアリング、 43……メインギア、 44……クラッチギア、 45……メインシャフト、 46〜48……ベアリング、 49……ハブ、 50……ドラム、 51……ハブ、 52……ローギア、 53,54……プレート、 55……多板クラッチ、 56……第1カップリングスリーブ、 57……カウンタギア、 58……軸部、 59……ベアリング、 60……クラッチギア、 61……カウンタシャフト、 62,63……ベアリング、 64……ハブ、 65……カウンタギア、 66……第2カップリングスリーブ、 67……フロントドライブシャフト、 68,69……ベアリング、 70……フロントドライブギア、 71……クロスシャフト、 72,73……フォーク、 74,75……チップ、 76……レバー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】メインシャフト、カウンタシャフトおよび
    フロントドライブシャフトをそれぞれ平行に配置し、メ
    インシャフト側に第1カップリングスリーブおよびカウ
    ンタシャフト側に第2カップリングスリーブを有する4
    輪駆動トランスファ装置において前記第1カップリング
    スリーブおよび第2カップリングスリーブにそれぞれ入
    るチップをフォークに回転自在に取り付け、該フォーク
    を固定したクロスシャフトを回転させることにより、前
    記第1カップリングスリーブおよび第2カップリングス
    リーブを常に反対方向へシフトさせるようにしたことを
    特徴とする4輪駆動トランスファ装置のシフト機構。
JP13941088U 1988-10-26 1988-10-26 4輪駆動トランスファ装置のシフト機構 Expired - Lifetime JPH069870Y2 (ja)

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JPH0260027U JPH0260027U (ja) 1990-05-02
JPH069870Y2 true JPH069870Y2 (ja) 1994-03-16

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