JPS6319452A - 歯車式変速機の変速機構 - Google Patents

歯車式変速機の変速機構

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JPS6319452A
JPS6319452A JP16343486A JP16343486A JPS6319452A JP S6319452 A JPS6319452 A JP S6319452A JP 16343486 A JP16343486 A JP 16343486A JP 16343486 A JP16343486 A JP 16343486A JP S6319452 A JPS6319452 A JP S6319452A
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shift
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  • Gear-Shifting Mechanisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はチェンジレバーの操作により変速機を切換える
歯車式変速様の変速機構、特にFR(フロントエンジン
リヤドライブ)車用変速機と4WD(4輪部tlI)車
用変速機とを共通化する場合に適した変速機構に関する
(従来の技術) 一般に、歯車式変速機の変速機構は、チェンジレバーの
操作により平行に配設された複数のシフトロッドのうち
の1つを選択的にスライドさせることにより、該ロッド
に固設されたシフトフォーク及び該フォークに係合され
た同期噛合装置を介して、複数の変速用ギヤ列のうちの
1つを動力伝達状態とするものであるが、この種の変速
機を用いて4輪駆動用動力伝達装置を構成する場合は、
例えば実開昭59−125648号公報に示されている
ように、上記チェンジレバーとシフトロッドとの間にコ
ントロールロッドが配設される。つまり、この場合は、
第7図に示すように、変速様Aの後方にエクステンショ
ンハウジングBを介してトランスファー装置Cが連結さ
れるのであるが、該トランスファー装置Cの操作レバー
Dと変速機AのチェンジレバーEとを近接配置する必要
上、これらのレバーD、Eが上記エクステンションハウ
ジングBに備えられることになる。従って、チェンジレ
バーEは変速iNAの後方に位置することになり、その
ため該レバーEと変速IA内のシフトロッド(図示せず
)とを連結するコントロールロッドFが必要とされるの
である。そして、チェンジレバーEの横方向のセレクト
操作及び縦方向のシフト操作に連動させて該コントロー
ルロッドFを回動及び前後動させることにより、複数の
シフトロッドのうちの1つを選択してスライドさせるよ
うに構成される。
尚、このコントロールロッドは4WD車用変速機に限ら
ず、FR車用変速芸においても、該変速機とチェンジレ
バーとのレイアウト上、該レバーが変速機の後方に配置
される場合は必要とされるものである。
(発明が解決しようとする問題点) ところで、上記のようにチェンジレバーEが変速1fl
Aの後方に配置される関係で、該レバーEと変速mA内
のシフトロッドとの間にコントロールロッドFが介設さ
れる場合、このコントロールロッドFは、第7図に示す
ようにエクステンションハウジングBに支持されること
になるが、その場合に、該ロッドFを前後動可能に支持
させるためにはエクステンションハウジングBに該ロッ
ドFの両端部を支持する軸受部8’、B”が必要となり
、その結果、該ハウジングBの軸方向寸法、換言すれば
変速機ないし4輪駆動用動力伝達装置全体の軸方向寸法
が長くなるという問題が生じる。
また、上記のようにコントロールロッドFがエクステン
ションハウジングBに両端部を支持されている構成にお
いては、該ハウジング巳ないし変速mA側からの振動が
コントロールロッドFに伝わり、更にチェンジレバーE
に伝達されて、運転者に不快感を与えるといった問題が
生じる。
そこで、本発明においては、上記コントロールロッドと
してリンク式のものを採用することにより、該ロッドを
エクステンションハウジングに支持させる必要性をなく
して、該ハウジングの軸方向寸法を短縮し或は該ハウジ
ングを省略することを可能とし、また変速様側からの振
動をリンク連結部で吸収、遮断してチェンジレバーへの
伝達を防止することを目的とする。
そして、特に本発明においては、コントロールロッドの
動作をシフトロッドに伝達させる門構に工夫を加えるこ
とにより、当該変速機構をFR車用等のチェンジレバー
が変速驕自体に備えられるように構成された変速機に適
用して、該レバーが後方に配置される4WD車用等の変
速機を大幅な変更を要することなく構成し得るようにす
ることを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 即ち、本発明に係る歯車式変速殿の変速門構は、上記変
速機が車体前後方向に軸線が延びるように配置され且つ
その後方にチェンジレバーが配設される構成において、
該変速機とチェンジレバーとをリンク機構を介して連結
するようにしたものであって、変速機内に平行に配置さ
れ且つ互いに隣接する係合凹部を夫々有する複数のシフ
トロッドと、各ジットロッドの係合凹部に選択的に係合
される選択レバーと、上記チェンジレバーに後端部が連
結され且つ前端部が中間ロッドに連結されて該チェンジ
レバー及び中間ロッドと共にリンク機構を構成するコン
トロールロッドと、上記中間ロッドに固設されてチェン
ジレバーのセレクト操作に連vJすることにより上記選
択レバーを所定量揺動させる中間レバーとで構成される
。そして、平行に配置された上記各シフトロッドのうち
の一側方に位置するロッドの係合凹部が、他のシフトロ
ッドを横切って当該他のシフトロッドの係合凹部の他側
方に配置されることを特徴とする。
(作   用) 上記の構成によれば、チェンジレバーの横方向のセレク
ト操作によりコントロールロッド、中間ロッド及び中間
レバーを介して選択レバーが所定量1工動され、該選択
レバーが各シフトロッドに夫々設けられた係合凹部のい
ずれか一つに係合されることになる。従って、この状態
でチェンジレバーを縦方向にシフト操作すれば、係合凹
部に選択レバーが係合されたシフトロッドが前後方向に
シフト動作されて、当該変速機におけるいずれか一つの
変速用ギヤ列が動力伝達状態とされる。
そして、特に上記の構成によれば、後方に位置するチェ
ンジレバーの操作を前方の変速機に伝達するコントロー
ルロッドが後端部を上記チェンジレバーに、前端部を中
間ロッドに夫々連結されているから、該コントロールロ
ッドを回動及び前後動可能に支持する場合のような軸方
向寸法の長いエクステンションハウジングが不必要とな
る。
ところで、上記のようにコントロールロッドをチェンジ
レバーに連結した場合、該レバーの一定間のセレクト操
作に対するコントロールロッドないし中間ロッドの回動
量が少なくなるが、この回動は中間レバーを介して選択
レバーに連動されるので、両レバー間のレバー比を適切
に設定することにより、選択レバーを複数のシフトロッ
ドの係合凹部に確実に係合させるのに必要なだけ揺動さ
せることができるのである。
また、中間レバーを介在させることにより、チェンジレ
バーの所定のセレクト操作方向に対する選択レバーの揺
動方向が、チェンジレバーの下端部を複数のシフトロッ
ドの係合凹部に直接係合させるように構成されたFR車
用変速a等と反対方向となる。従って、この変速門構を
FR車用変速機に用いてチェンジレバーが後方に配置さ
れる4WD車用等の変速機を構成する場合にはシフトロ
ッドの配置を入れ換える必要が生じるが、例えば後退速
用シフトロッドのように、ギヤ列の配置や噛合装置等の
関係で配置を入れ換えることが困難なものがある。これ
に対して、本発明の変速は構においては、複数のシフト
ロッドのうちの一側方に位置するシフトロッドの係合凹
部を他のシフトロッドを横切って当該能のシフトロッド
の係合凹部の他側方に配置するようにしたから、選択レ
バーの揺動方向が反対方向となっても、後退速用等の特
定のシフトロッドについては配置を入れ換える必要がな
くなり、従って当該変速機構をFR車用等として構成さ
れた変速機に適用して、4WD車用等のチェンジレバー
が後方に位置する変速機を構成することが可能となる。
(実  施  例) 以下、本発明の実施例について説明する。
先ず第1図により本実施例に係る歯車式変速機の全体構
成を説明すると、この歯車式変速機1は4WD車用変速
別であって、車体前後方向に配置されて図示しないエン
ジン出力軸にクラッチを介して連結された入力軸2と、
該入力軸2の後方に同心状に配置されて図示しないトラ
ンスファー装置に連結された出力軸3と、該出力軸3の
下方に平行に配置されたカウンタ軸4とを有し、これら
がミッションケース5内に回転自在に支持されている。
そして、上記カウンタ軸4は、前端部に一体的に設けら
れた入力ギヤ6が入力軸2の後端部に一体的に設けられ
た駆動ギヤ7に噛合されていることにより、入力軸2の
回転に常時連動して回転するようになっている。
また、上記カウンタ軸4と上記出力軸3との間には、前
方から3速用ギヤ列13.2速用ギヤ列12.1速用ギ
ヤ列11.5速(オーバードライブ)用ギヤ列15及び
リバース用ギヤ列16が設けられている。これらのギヤ
列のうち、1〜3速用ギヤ列11.12.13は、いず
れもカウンタ軸4に一体的に設けられた1速用第1ギヤ
111.2速用第1ギヤ12+、3速用第1ギヤ131
と、出力軸3に回転自在に嵌合されて上記各第1ギヤ1
1+、121.13+に夫々噛合された1速用第2ギヤ
112.2速用第2ギヤ122.3速用第2ギヤ132
とで構成されている。これに対して、5速用ギヤ列15
は、カウンタ軸4に回転自在に嵌合された5速用第1ギ
ヤ151と、出力軸3と一体回転するように該軸3にス
プライン嵌合され且つ上記第1ギヤ151に噛合された
5速用第2ギヤ152とで構成されている。また、リバ
ース用ギヤ列16は、カウンタ軸4に回転自在に嵌合さ
れたリバース用第1ギヤ161と、アイドル軸16aに
回転自在に嵌合されて上記第1ギA7161に噛合され
たリバースアイドルギv163と、出力軸3にスプライ
ン嵌合されて上記アイドルギヤ163に噛合されたリバ
ース用第2ギヤ162とで構成されている。
そして、上記出力軸3上における1速用第2ギヤ112
と2速用第2ギヤ122との間には、該出力軸3に対し
て回転自在なこれらのギヤを選択的に該軸3に結合させ
る1、2速用の第1同期装置2]が配置されていると共
に、出力軸3の前端には、該出力軸3に対して回転自在
な3速用第2ギヤ132を該軸3に結合させ又は入力軸
2と出力軸3とを直結させる3、4速用の第2同期装=
22が配置されている。更に、カウンタ軸4上における
5速用第1ギヤ151とリバース用第1ギヤ161との
間には、該カウンタ軸4に対して回転自在なこれらのギ
ヤを選択的に該軸4に結合させる第3同期装置23が配
置されている。
これらの同期装置21.22.23はいずれも同様の構
成であって、当該出力軸3又はカウンタ軸4と一体回転
するクラッチハブ21a、22a。
23aと、これらのハブ上に前後にスライド可能にスプ
ライン嵌合されたクラッチハブスリーブ21b 、22
b 、23bと、これらのスリーブのスライド時に該ス
リーブに夫々噛合されるクラッチギヤ21c 21d、
22c、22d、23c、23d等で構成されている。
そして、第1同期装置21のスリーブ21bの後方への
スライドにより1速用第2ギヤ112が、前方へのスラ
イドにより2速用第2ギヤ122が夫々出力軸3に結合
され、また第2同期装置22のスリーブ22bの後方へ
のスライドにより3速用第2ギヤ132が出力軸3に結
合されると共に、該スリーブ22bの前方へのスライド
により入力軸2と出力軸3とが直結され、更に第3同期
装@23のスリーブ23bの前方へのスライドにより5
速用第1ギヤ151が、後方へのスライドによりリバー
ス用第1ギヤ161が夫々カウンタ軸4に結合されるよ
うになっている。これにより、各ギヤ列11〜16が選
択的に動力伝達状態とされ、入力軸2ないしカウンタ軸
4と出力軸3との間の変速比が前進5段、後退1段に切
換えられる。
次に、上記各同期装置21〜23のクラッチハブスリー
ブ21b〜23bを選択的にスライドさせて変速段を切
換える変速機v430の構成を説明する。
この変速機構30は、ケース5の上面を覆うカバー8の
下面にホルダ9を介して前後方向に配設された3本のシ
フトロッド31,32.33を変速機1の後方に配置さ
れたチェンジレバー34の操作により前後方向に選択的
にスライドさせるように構成されたもので、上記各シフ
トロッドは、第1図の図面上、手前III (第3図の
図面上、左側)から、5速リバース用の第3シフトロツ
ド33.1.2速用の第1シフトロツド31.3.4速
用の第2シフトロツド32の順に配置されている。
そして、第1シフトロツド31には、上記第1同明装置
21におけるクラッチハブスリーブ21 bの外周囲に
嵌合された第1シフトフオーク35が、第2シフトロツ
ド32には、第2同期装置22におけるクラッチハブス
リーブ22bの外周囲に嵌合された第2シフトフオーク
36が夫々固着されている。一方、第3シフトロツド3
3の後端部には一対の係合用突起37a、37aを有す
る係合部材37が固着されていると共に、第3図に示す
ように変速機ケース5の後部側面の内側には支点ビン3
8を介して垂直面内で揺動自在とされた反転レバー3つ
が備えられ、該レバー39の上端部3.98が上記係合
部材37の突起37a、37a間に係合されている。そ
して、該反転レバー39の下端部39bが、支軸40上
に前後スライド可能に支持され且つ第3同期装置23に
おけるクラッチハブスリーブ23bの外周囲に嵌合され
た第3シフトフオーク41に係合されている。
一方、上記チェンジレバー34と、第1〜第3シフトロ
ツド31〜33との間には、第1図及び第4図に示すよ
うに、チェンジレバー34の球面軸受部34aより下方
に突出した部分34bの先端に後端部が連結されて前方
へ延びるコントロールロッド42と、上記カバー8の前
部上方に前後方向に支持されて上記コントロールロッド
42の前端部に自在継手43を介して連結された中間ロ
ッド44と、該ロッド44に固着されて側方・\延びる
中間レバー45と、上記カバー8に中間ロッド44と平
行に支持された補助ロッド46と、該ロッド46に固着
されて下方に延び且つボス部側面に形成された凹部47
aに上記中間レバー45の先端部45aが嵌入係合され
た選択レバー47とが配設されている。また、第1図及
び第5゜6図に示すように、上記第1〜第3シフトロツ
ド31〜33の前端部には互いに隣接するように係合凹
部48a 、49a 、50aが設けられた第1〜第3
係合部材48.49.50が夫々固着されている。そし
て、上記選択レバー47の揺動により、その先端部47
bが上記係合凹部48a、49a、50aに選択的に係
合されるようになっている。
然して、上記各係合部材48.49.50のうち、第1
図及び第6図の図面上、手前側(第5図の図面上、左側
)に配置されている第3シフトロツド33に固着された
第3係台部材5oは第1゜第2シフトロッド31,32
を跨いで反手前側(同右側)へ横方向へ延長されている
と共に、その延長部前端に係合凹部50aが形成されて
いる。
従って、各係合凹部は、手前側から第1シフトロツド3
1(第1係合部材48〉の係合凹部48a1第2シフト
ロツド32(第2係合部材49)の係合凹部49a、第
3シフトロツド33(第3係合部材50)の係合凹部5
0aの順で隣接配置されている。ここで、この実施例で
は第2シフトロツド32に固着された第2係合部材49
は上記第2シフトフオーク36と一体的に形成されてい
ると共に、その手前側に位置する第1シフトロツド31
が該第2係合部材49(第2シフトフオーク36の基部
)に設けられた孔49bを貫通している。
尚、第1図に示すように、上記ホルダ9には第1〜第3
シフトロッド31〜33を図示の中立位置とその前後の
位置で夫々位置決めする位置決め機構51,52.53
が設けられており、また第3図に示すように、第3シフ
トフオーク41には支軸40に対して該フォーク41を
同じく中立位置とその前後の位置で位置決めする位置決
め機構54が設けられている。
次に、上記実施例の作用を説明する。
先ず、チェンジレバー34を第2図に示す左側の位置■
にセレクト操作したものとすると、該レバー34の下端
に連結されたコントロールロッド42の後端部が右側(
X方向)へ揺動されることにより、中間ロッド44が後
面視で反時計回り方向(第5図に示すX′力方向に回動
され、該ロッド44に固着された中間レバー45が同方
向に所定量揺動される。そのため、該中間レバー45の
先端部45aが凹部47a内に嵌入された選択レバー4
7が補助ロッド46と共に後面視で時計回り方向(第5
図に示すX LJ力方向に揺動され、該レバー47の先
端部47bが第1シフトロツド3]に固着された第1係
合部材48の係合凹部48aに係合されることになる。
そして、この状態でチェンジレバー34を前方にシフト
操作すれば、該レバー34の下端部が後方へ移動するこ
とにより、上記コントロールロッド42、中間ロッド4
4、中間レバー45、選択レバー47等も後方へ移動し
て、該選択レバー47の先端部47bが係合凹部48a
に係合された第1係合部材48を介して第1シフトロツ
ド31が後方へスライドされる。これにより、第1シフ
トフオーク35を介して第1同期装置21のクラッチハ
ブスリーブ21bも後方へスライドされ、該同期装置2
1の後方に位置する1速用第2ギヤ112が出力軸3に
結合されて、1速用ギヤ列11が動力伝達状態とされ、
変速R1が1速状態となる。また、チェンジレバー34
を第2図の左側の位UIにセレクト操作した状態で後方
へシフト操作すれば、上記の場合とは逆に、コントロー
ルロッド42ないし第1シフトロツド31が前方に移動
し、これにより第1同期装置21の前方に位置する2速
用第2ギヤ122が出力軸3に結合されて、2速用ギヤ
列12が動力伝達状態とされ、変速灘1が2速状態とな
る。
同様に、チェンジレバー34を第2図の中間位置■にセ
レクト操作した状態(中立位置のまま)で前方へシフト
操作すれば、上記選択レバー47の先端部47bが第2
シフトロツド32に固着された第2係合部材49の係合
凹部49aに係合されることになる。そして、この状態
でチェンジレバー34を前方又は後方へシフト操作すれ
ば、コントロールロッド42ないし上記第2シフトロツ
ド32が後方又は前方へスライドされることにより、第
2同期装置22を介して3速用第2ギヤ132が出力軸
3に連結されて3速用ギヤ列13が動力伝達状態とされ
、又は入力軸2と出力軸3とが直結され、変速機1が3
速状態又は4速状態となる。
更に、チェンジパー34を第2図に示す右側の位置■ヘ
セレクト操作すれば、該レバー34の下端部ないしコン
トロールロッド42の後端部が左側(y方向)に揺動し
、これに伴って中間ロッド44及び中間レバー45が後
面視で時計回り方向(第5図のy′方向)に回動すると
共に、選択レバー47が反時計回り方向(y′方向)に
揺動し、該レバー47の先端部47bが第3シフトロツ
ド33に固着された第3係合部材50の係合凹部50a
に係合されることになる。そして、この状態でチェンジ
レバー34を前方へシフト操作すれば、コントロールロ
ッド42ないし第3シフトロツド33が後方へ移動する
と共に、該ロッド33の後端部の係合部材37に上端部
39aを係合された反転レバー39が第1図の図面上で
時計回り方向に揺動される。これにより、該レバー39
の下端部39bに係合された第3シフトフオーク41が
前方へスライドされ、カウンタ軸4上の第3同期装買2
3を介して5速用第1ギヤ151がカウンタ軸4に結合
されて、5速用ギヤ列15が動力伝達状態とされ、変速
機1が5速状態となる。また、チェンジレバー34を後
方へシフト操作すれば、上記コントロールロッド42な
いし第3シフトロツド33が前方へ移動されて反転レバ
ー3つが第1図の図面上で反時計回り方向に揺動される
ことにより、上記第3シフトフオーク41が後方へスラ
イドされて、リバース用第1ギヤ161がカウンタ軸4
に結合され、リバース用ギヤ列16が動力伝達状態とな
って変速様1がリバース状態となる。
このようにして、従来同様のチェンジレバー34の操作
により1〜5速及び後退速が得られることになるが、こ
の変速FM1においては、後方に配置されているチェン
ジレバー34の操作を前方の変速機1に伝達するコント
ロールロッド42が後端部及び前端部をチェンジレバー
34と中間ロッド44に夫々連結されて、これらと共に
リンク機構を構成しているから、該コントロールロッド
42を前後動及び回動可能に支持する場合のような軸方
向寸法の長いエクステンションハウジングが不要となる
。また、変速機1側からの揺動が上記中間ロッド44と
コントロールロッド42とを連結する自在継手43或い
は該コントロールロッド42とチェンジレバー34との
連結部等で吸収、減衰され、該レバー34に伝達される
のが防止される。
ところで、上記のような構成によれば、チェンジレバー
34のセレクト操作によりコントロールロッド42の後
端部がX方向又はy方向に揺動される時に、該ロッド4
2はその軸心回りに僅かしか回動しないことになり、従
って該ロッド42に運結さ机た中間ロッド44の回動量
も小さい。そのため、この中間ロッドに選択レバーを取
付けた場合には、該レバー先端部の揺動ストロークが不
足することになる。そこで、この変速機1においては、
回vJmの小さい中間ロッド44に中間レバー45を設
け、該レバー45により補助ロッド46上の選択レバー
47を揺動させるように構成されていると共に、第4図
に示すように両レバー45.47の係合部の揺動中心か
らの距離X、Yの比(X/Y)を大きく設定することに
より、中間ロッド44ないし中間レバー45の揺動が増
幅されて補助ロッド46ないし選択レバー47に伝達さ
れるようになっている。これにより、選択レバー先端部
471)が所要のストローク揺動され、該レバー先端部
47bによる第1〜第3係合部材48〜50の係合凹部
48a〜50aに対する選択係合動作が確実に行われる
ことになる。
また、上記のようにチェンジレバー34のセレクト操作
を中間レバー45を介して選択レバー47に伝達する構
成においては、チェンジレバー34のセレクト操作の方
向が該レバー34の球両軸受部34aで一旦反転された
後、中間レバー45と選択レバー47との係合部で再び
反転されることになる。そのため、FR車用変速機のよ
うにチェンジレバーの球面軸受部より下方の部分を選択
レバーとして利用して複数の係合凹部に対して直接選択
係合動作させる場合に比較して、同一の変速段へのセレ
クト操作に対する選択レバーの選択係合動作の揺動方向
が逆方向となる。従って、中間レバーを用いた変速機構
をそのままFR車用等の変速機に適用しようとすると、
各シフトロッドの配置を入れ換えなければならないこと
になるが、本実施例に係る変速機1のように、5速、リ
バース用の第3シフトロツド33と第3シフトフオーク
41との間に反転レバー39が介在されている構成では
、上記第3シフトロツド33の位置を容易に入れ換える
ことはできない。
そこで、本発明に係る変速機構30においては、第3シ
フトロツド33については、FR車用変速機の場合と同
様に、第1図の図面上で最も手前側に配置すると共に、
このロッド33に固着された第3係合部材50を第1.
第2シフトロツド31゜32を跨いで反手前側へ延長し
、その延長部に係合凹部50aを設けることにより、該
凹部50aの位置だけを反対側に入れ換えるように構成
されている。そして、シフトフォークの取付位置等の変
更だけで配役位置の入れ換えが可能な第1.第2シフト
ロッド31.32については、その配設位置が入れ換え
られている。つまり、この変速機構30においては、第
3シフトロツド33の位置をFR車用変速機の場合と同
じ位置にしながら、各係合凹部40a〜50aがFR車
用変速別の場合の逆に配置されているのである。これに
より、チェンジレバーが変速機に直接設けられるように
構成されたFR車用等の変速機をベースにして本発明の
変速機構30を適用することにより、大幅な変更を要す
ることなく、チェンジレバーが変速機の後方に配置され
る4〜VD車用等の変速機が構成されることになる。
(発明の効果) 以上のように本発明に係る歯車式変速機の変速機構によ
れば、4WD車用変速機のようにチェンジレバーが後方
に配置されるものにおいて、このチェンジレバーの操作
を前方の変速機に伝達するコントロールロッドとしてリ
ンク式のロッドを用いたので、該ロッドを支持するため
の軸方向寸法の長いエクステンションハウジングが不要
となり、該変速機もしくは変速機とトランスファー装置
等でなる動力伝達装置をコンパクト化することが可能と
なる。また、変速機側からの振動が上記コントロールロ
ッドの連結部で吸収、減衰されて、チェンジレバーの不
快な振動が防止されることになる。そして、特に、この
変速機構を用いれば、チェンジレバーが変速機に直接備
えられるFR車用等として構成された変速機を、大幅な
変更を要することなく、チェンジレバーが変速機の後方
に配置される4WD車用等の変速機を構成することがで
き、これらの間で変速機の本体部分を共通化することが
できるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1〜6図は本発明の実施例を示すもので、第1図は変
速機構を含む歯車変速機の全体縦断側面図、第2図は第
1図■−■線で切断したチェンジレバー下端部の後面図
、第3図は第1図■−■線で切断した変速機の要部縦断
後面図、第4図は第1図IV−rV線で切断した変速機
構の要部横断平面図、第5図は第1図V−■線で切断し
た変速機構の要部縦断後面図、第6図は変速機構におけ
る選択レバー周辺の斜視図である。また、第7図は従来
例を示す4WD車用変速磯の概略側面図である。 1・・・変速機、3o・・・変速法構、31〜33・・
・シフトロッド、34・・・チェンジレバー、42・・
・コントロールロッド、44・・・中間ロッド、45・
・・中間レバー、47・・・選択レバー、48a〜50
a・・・係合凹部。 ’M′:6  フ 犀 77

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)軸線が自動車の車体前後方向に延びるように配置
    される歯車式変速機と、該変速機の後方に配置されるチ
    ェンジレバーとを連結するリンク式の変速機構であって
    、上記変速機内に平行に配置され且つ互いに隣接配置す
    る係合凹部を夫々有する複数のシフトロッドと、各シフ
    トロッドの係合凹部に選択的に係合される選択レバーと
    、上記チェンジレバーに後端部が連結され且つ前端部が
    中間ロッドに連結されてリンク機構を構成するコントロ
    ールロッドと、上記中間ロッドに固設され、チェンジレ
    バーのセレクト操作に連動して上記選択レバーを所定量
    揺動させる中間レバーとを有し、且つ上記各シフトロッ
    ドのうちの一側方に位置するロッドの係合凹部が、他の
    シフトロッドを横切つて当該他のシフトロッドの係合凹
    部の他側方に配置されていることを特徴とする歯車式変
    速機の変速機構。
JP61163434A 1986-07-10 1986-07-10 歯車式変速機の変速機構 Expired - Lifetime JPH0830535B2 (ja)

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