JPH0698309B2 - 触媒の析出防止方法 - Google Patents

触媒の析出防止方法

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JPH0698309B2
JPH0698309B2 JP61064531A JP6453186A JPH0698309B2 JP H0698309 B2 JPH0698309 B2 JP H0698309B2 JP 61064531 A JP61064531 A JP 61064531A JP 6453186 A JP6453186 A JP 6453186A JP H0698309 B2 JPH0698309 B2 JP H0698309B2
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は触媒の析出防止方法に関し、詳しくは特定の薬
剤を加えることを特徴とするニッケル含有チーグラー型
触媒の析出防止方法に関するものである。
<従来の技術> ニッケル含有チーグラー型触媒としては、下記の触媒が
知られており、低級α−オレフィン、特にプロピレンの
二量化触媒として有用であることも知られている。
(イ) ニッケル塩/トリアルキルアルミニウム/有機
ホスフィン/ハロゲン化フェノール/水からなる触媒
(例えば特開昭57−167932号公報) <発明が解決しようとする問題点> 上記公知触媒は優れた活性と選択性を有するものの、長
期間の操業で以下の問題が生じて来た。すなわち本来均
一系触媒であるはずのものが、反応熱除去のため冷却し
ている熱交換器表面に微量ずつ析出付着し、そのため除
熱能力が徐々に低下すると云った現象である。この現象
を解析したところ、触媒析出を促進しているのは、触媒
成分中のハロゲン化フェノール及び水であることが判明
した。
そこで本発明者らは検討の結果、これら2成分に代る成
分としてフッ素化イソプロパノール、あるいはフッ素化
イソプロパノールとベンジルハライドまたはt−アルキ
ルハライドを含む触媒系を見い出し既に提案している
(特願昭61−1168号)。
かかる触媒系は前記公知触媒に比し、同等以上の触媒活
性、選択性を示し、かつ触媒析出傾向も大巾な減少を示
したが、使用条件、例えば溶媒の種類等により、若干の
触媒析出が観察され、かかる触媒系も必ずしも十分満足
し得るものではない。
<問題点を解決するための手段> 本発明者らは上記のようなニッケル含有チーグラー型触
媒の問題点を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、特定の
薬剤を添加すれば、触媒活性、選択性は殆ど影響される
ことなしに触媒の析出が防止できることを見い出すとと
もに、種々の検討を加え本発明に至った。
すなわち本発明は下記の(A),(B),(C)の3成
分を含み、かつ(D)と(E)あるいは(F)と(G)
の2成分あるいは(D)成分を含む触媒系に炭素数10〜
20の脂肪族アルコール、カルボン酸またはそのカルボン
酸エステルを(B)成分に対して0.05〜0.8モル倍加え
ることを特徴とする触媒の析出防止方法を提供するもの
である。
(A) ニッケルの有機塩または錯化合物、 (B) トリアルキルアルミニウム、 (C) 一般式(I)、(II)または(III) PR1R2R3 (I) P(N▲R1 2▼) (II) P(OR1 (III) (式中、R1,R2,R3はそれぞれ独立にアルキル、シクロア
ルキルもしくはフェニル基を表わす。) で示される3価のリン系化合物、 (D) 一般式(IV) (式中、m,nは4≦m+n≦6を満す整数を表わす。) で示されるフッソ化イソプロパノール、 (E) 一般式(V)または(VI) R4R5R6CX (VI) (式中、Xはハロゲン原子を、R4,R5,R6は低級アルキル
基を、nは1〜3の数値を表わす。) で示されるハロゲン化合物、 (F) 一般式(VII) (式中、X1〜X5はハロゲン原子、水素原子または水酸基
のいずれかを表わし、少くとも1つはハロゲン原子を表
わす。) で示されるハロゲン化フェノール、 (G) 触媒量の水 ここで本発明に用いられる成分(A)のニッケルの有機
塩としては、例えばナフテン酸ニッケル、オクチル酸ニ
ッケル、ステアリン酸ニッケル、ギ酸ニッケル、酢酸ニ
ッケル、安息香酸ニッケル、シュウ酸ニッケルなどのニ
ッケルのカルボン酸塩が載げられる。ニッケルの錯化合
物としては調製が容易でかつ安定なビス・アセチルアセ
トナート・ニッケル、ビス・ジメチルグリオキシメート
ニッケルなどが載げられる。また(C)成分たる後述の
有機ホスフィン類と予め錯化合物を形成しているニッケ
ル化合物も使う事が出来、例えばビス・トリシクロヘキ
シルホスフィン・ニッケルクロリド、ビス・トリイソプ
ロピルホスフィン・ニッケルクロリド、ビス・トリフェ
ニルホスフィン・ニッケルクロリド、ビス・トリス−ジ
メチルアミノホスフィン・ニッケルクロリド、ビス・ト
リス−ジ−i−プロピルアミノホスフィン・ニッケルク
ロリド及びこれらに於けるクロリドがブロミドに変換さ
れた化合物等も使用できる。
また成分(B)のトリアルキルアルミニウムとしては、
トリメチルアルミニウム、トリエチルアルミニウム、ト
リ−n−プロピルアルミニウム、トリ−i−プロピルア
ルミニウム、トリ−n−ブチルアルミニウム、トリ−i
−ブチルアルミニウム、トリ−n−ペンチルアルミニウ
ム、トリ−n−ヘキシルアルミニウム、トリ−シクロヘ
キシル・アルミニウム等が載げられ、その使用量は成分
(A)に対し2〜500、好ましくは5〜100モル倍であ
る。
触媒成分(C)の3価のリン化合物のうち一般式(I)
PR1R2R3で示される有機ホスフィン化合物としては、ト
リメチルホスフィン、トリエチルホスフィン、トリ−n
−プロピルホスフィン、トリ−i−プロピルホスフィ
ン、トリ−n−ブチルホスフィン、トリ−i−ブチルホ
スフィン、トリ−t−ブチルホスフィン、トリ−sec−
ブチルホスフィン、トリシクロプロピルホスフィン、ト
リシクロヘキシルホスフィン、トリフェニルホスフィ
ン、トリ−p−トリルホスフィン、トリ−p−メトキシ
フェニルホスフィン、トリ−2,4,6−トリメチルフェニ
ルホスフィン、フェニル−ジ−i−プロピルホスフィ
ン、エチル−ジ−i−プロピルホスフィン、エチル−ジ
−t−ブチルホスフィン、エチル−ジ−シクロヘキシル
ホスフィン、メチルプロピルフェニルホスフィン、メチ
ルフェニルベンジルホスフィン等が載げられる。
一般式(II)P(N▲R1 2▼)で示されるアミノホス
フィン化合物としては、トリス−ジメチルアミノホスフ
ィン、トリス−ジエチルアミノホスフィン、トリス−ジ
−n−プロピルアミノホスフィン、トリス−ジ−i−プ
ロピルアミノホスフィン、トリス−ジ−n−ブチルアミ
ノホスフィン、トリス−ジ−i−ブチルアミノホスフィ
ン、トリス−ジ−t−ブチルアミノホスフィン、トリス
・ジ−シクロヘキシルアミノホスフィン等が載げられ
る。
一般式(III)P(OR1で示されるホスファイト化合
物としては、トリメチルホスファイト、トリエチルホス
ファイト、トリ−n−プロピルホスファイト、トリ−i
−プロピルホスファイト、トリ−n−ブチルホスファイ
ト、トリ−i−ブチルホスファイト、トリ−t−ブチル
ホスファイト、トリシクロヘキシルホスファイト、トリ
フェニルホスファイト、トリ−p−トリルホスファイ
ト、トリ−p−メトキシフェニルホスファイト等を載げ
る事が出来る。
これ等の3価のリン化合物はα−オレフィン二量体の異
性体分布に最も大きな影響を及ぼす。例えばプロピレン
の二量化によって、2,3−ジメチルブテン類を高い分率
で得ようとする場合には、トリ−i−プロピルホスフィ
ン、トリシクロヘキシルホスフィン、トリ−sec−ブチ
ルホスフィン等を有機ホスフィンを用いる事が好まし
い。成分(C)の3価のリン化合物は成分(A)に対し
通常0.5〜50モル倍、好ましくは0.5〜20モル倍使用され
る。
また成分(D)の一般式(IV)で示されるフッ素化イソ
プロパノールとしては、1,1,3,3−テトラフルオロイソ
プロパノール、1,1,1,3−テトラフルオロイソプロパノ
ール、1,1,1,3,3−ペンタフルオロイソプロパノール、
1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロイソプロパノール等が載
げられる。これ等のうち特に、1,1,1,3,3,3−ヘキサフ
ルオロイソプロパノールが好ましい。
かかるフッ素化アルコールはオレフィンの二量化におい
ては後述の成分(F)のハロゲン化フェノールと同様二
量化活性発現に必須の成分であり、かかる成分無しでは
実質的にα−オレフィンの二量化活性を示さない。また
かかるアルコールの添加量を変化させることにより生成
するオレフィン二量体中の二重結合異性体分布を制御す
ることができる。例えばプロピレンの二量化によって2,
3−ジメチルブテン類を選択的に得る場合、フッ素化ア
ルコールの添加量が少ないと2,3−ジメチルブテン−1
が得られるが、添加量を増すと2,3−ジメチルブテン−
2が得られる。成分(D)は前記成分(B)に対し通常
2〜10モル倍、好ましくは0.5〜5モル倍使用される。
次に成分(E)の一般式(V)で示される化合物として
はベンゾトリクロライド、ベンザルクロライド、ベンジ
ルクロライド、ベンゾトリブロマイド、ベンザルブロマ
イド、及びベンジルブロマイド等が載げられる。一般式
(VI)で示される化合物としては、tert−ブチルクロラ
イド、tert−アミルクロライド、tert−ヘプチルクロラ
イド、tert−ブチルブロマイド、tert−アミルブロマイ
ド、tert−ヘプチルブロマイド等が載げられる。前記成
分(A),(B),(C)および(D)を含む触媒系は
成分(E)の活性助剤がなくても十分な二量化活性を有
するが、場合によってはこれ等活性助剤が有効である。
かかる活性助剤は成分(B)たるトリアルキルアルミニ
ウムの等モル未満、好ましくは0.5モル以下で使用され
る。
一方、成分(F)の一般式(VII)で示されるハロゲン
化フェノールとしてはo−,m−,又はp−クロルフェノ
ール,2,3−、2,4−、2,5−、2,6−、3,4−、又は3,5−
ジクロルフェノール、2,4,5−又は2,4,6−トリクロルフ
ェノール、2,3,4,6−テトラクロルフェノール、ペンタ
−クロルフェノール、テトラクロル−p−ハイドロキノ
ン及びこれらの化合物の塩素を弗素、臭素に置き換えた
同族体などが載げられる。かかる成分(F)は前記成分
(D)と同様、オレフィンの二量化の場合は二量化活性
発現に必須の成分であり、かかる成分なしでは実質的に
二量化活性を示さない。またかかるハロゲン化フェノー
ルの添加量を変化させることにより生成する二量体中の
二重結合異性体分布を制御することもできる。成分
(F)の使用量は成分(B)に対し通常0.2〜10モル
倍、好ましくは0.5〜5モル倍である。
また成分(G)の水は前記成分(A),(B),(C)
および(F)を含む触媒系の活性助剤として使用され、
成分(B)に対して通常2モル倍以下、好ましくは0.2
〜1モル倍使用される。
本発明は上記のような(A),(B),(C)の3成分
を含み、かつ(D)と(E)あるいは(F)と(G)の
2成分あるいは(D)成分を含む触媒系に炭素数10〜20
の脂肪族アルコール、カルボン酸またはそのカルボン酸
エステルを加えることを特徴とするものであるが、脂肪
族アルコールとしては、n−デシルアルコール、n−ウ
ンデシルアルコール、ラウリルアルコール、ミリスチル
アルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコー
ル、n−エイコシルアルコール、リンデリルアルコー
ル、7−ヘキサデセノール、オレイルアルコール等の炭
素数が10〜20の飽和および不飽和アルコールが載げられ
る。
脂肪族カルボン酸としてはカプリン酸、ラウリン酸、ミ
リスチン酸、パルミチン酸、ダチュリン酸、ステアリン
酸、アラキン酸、リンデル酸、マッコウ酸、パルミトオ
レイン酸、オレイン酸、カドレイン酸等の炭素数が10〜
20の飽和および不飽和脂肪酸が載げられる。
また脂肪族カルボン酸エステルとしては、上記各カルボ
ン酸に対応するメチル、エチル、n−プロピル、i−プ
ロピル、n−ブチル、t−ブチル、n−ペンチル、i−
アミル、n−ヘキシル等の炭素数1〜6のアルキルエス
テル等が載げられる。
かかる触媒析出防止剤は成分(B)のトリアルキルアル
ミニウムに対し0.05〜0.8モル倍、好ましくは0.1〜0.5
モル倍使用される。使用量は多い程、触媒の析出防止効
果は大きいが、あまり多すぎると触媒の失活を招くの
で、前記の範囲から最適量が選ばれる。
触媒を調製するにあたっては触媒析出防止剤、各触媒成
分の混合順序は特に規定はなく、いかなる順序で混合し
ても良い。触媒調製は通常、不活性溶媒を使用して行な
われる。かかる溶媒としては例えばベンゼン、トルエ
ン、キシレン等の芳香族炭化水素や、ヘキサン、ヘプタ
ン、シクロヘキサン等の脂肪族炭化水素、あるいはクロ
ルペンゼンやジクロルベンゼン等のハロゲン化芳香族炭
化水素等が挙げられるが、なかでも芳香族炭化水素及び
ハロゲン化芳香族炭化水素が好ましい。
また本発明においてはブタジェン、イソプレン、1,3−
ペンタジエン等の共役ジオレフィン類を触媒安定助剤と
して(A)成分たるニッケル化合物の200モル倍以下用
いることもできる。
触媒調製温度は−80℃〜60℃、好ましくは−20℃〜40℃
である。
かくして、触媒の析出が防止された本発明のニッケル含
有チーグラー型触媒が得られるが、かかる触媒をα−オ
レフィンの二量化に用いる場合は通常、前述した様な不
活性溶媒中で行なわれるが、場合によっては、液化した
α−オレフィン中で行なう事も可能である。また触媒濃
度は、反応系中のニッケル成分として、10-5〜10-1mol/
程度の範囲から選ばれ、二量化反応温度は−80℃〜60
℃、好ましくは−20℃〜40℃である。反応圧力は常圧乃
至は反応温度で自生する平衡圧力の下で行なわれる。
<発明の効果> 本発明によれば、触媒活性のみならず選択性に対しても
殆ど影響を与えることなく、触媒の析出防止を計ること
ができる。
例えばα−オレフィンの二量化においては触媒の装置付
着が防止できる結果、伝熱効率の減少などの問題もな
く、目的物を長期にわたり高収率、高転化率で得ること
ができる。
<実施例> 以下具体的実施例に従って本発明を説明するが、本発明
はこれ等に限定されるものではない。
実施例1 100mlのシユレンク管を乾燥後、窒素置換し、ナフテン
酸ニッケル0.4mmol含むトルエン溶液を2.0ml、トリシク
ロヘキシルホスフィン0.4mmol含むトルエン溶液を1ml、
イソプレンを3.2ml(32mmol)、トリエチルアルミニウ
ム4mmol含むトルエン溶液を4mlをこの順に加え、氷冷下
5分間撹拌する。次に氷冷、撹拌下、tert−ブチルクロ
ライド0.8mmol含むトルエン溶液を0.8ml、表−1に示す
各種添加剤1.2mmol含むトルエン溶液を12ml及び1,1,1,
3,3,3−ヘキサフルオロイソプロパノール(以後、HFIP
と略す)12mmol含むトルエン溶液を8mlをこの順に添加
し、15分間撹拌した。こうして得られた触媒液を乾燥ト
ルエンで計45mlに定容した。
一方、1.5のステンレス製オートクレーブを乾燥、脱
気後窒素置換し、乾燥トルエン70mlを仕込み密閉し、上
記調製触媒液45ml及びプロピレン440gを、20℃、撹拌
下、各々4時間かかって分割仕込みし反応させた。その
後更に20℃で3時間反応を継続した。反応終了後、反応
液を加圧サンプリングし、n−ペンタンを内標としガス
クロマトグラフにより分析した。得られた結果を表−1
に示す。
またオートクレーブは未反応プロピレンをパージ後開封
し、反応液を抜き出して器壁及び器底への析出物付着状
態を観察した。その結果を表−1に示す。
比較例1 実施例1において、触媒析出防止剤を添加しない他は実
施例1と全く同様に反応を行なった。得られた結果を表
−1に示す。
実施例2 実施例1においてステアリン酸の添加量を1.2mmolから
表−2に示す値に変える他は、実施例1に準じて反応を
行なった。得られた結果を表−2に示す。
実施例3 表−3に示す各種アルコールを添加剤として1.6mmol使
用する他は、実施例1に準じて反応を行なった。得られ
た結果を表−3に示す。
実施例4 表−4に示す各種カルボン酸及びエステルを添加剤とし
て1.2mmol使用する他は、実施例1に準じて反応を行な
った。得られた結果を表−4に示す。
実施例5 100mlのシユレンク管を乾燥後窒素置換し、ナフテン酸
ニッケル0.5mmol含むトルエン溶液を2.5ml、トリシクロ
ヘキシルホスフィン0.5mmol含むトルエン溶液を1ml、イ
ソプレンを4.0ml(40mmol)、水を90μ(5mmol)、ト
リエチルアルミニウム10mmol含むトルエン溶液を10mlこ
の順に加え、氷冷下5分間撹拌する。次に氷冷、撹拌
下、ステアリルアルコールを表−5に示す量ずつ添加
後、2,4,6−トリクロルフェノール35mmol含むトルエン
溶液を20ml加え、15分間撹拌を続けた。こうして得られ
た触媒液を乾燥トルエンで計45mlに定容した。こうして
調製した触媒液を用い、実施例1に準じて、プロピレン
440gを20℃で計7時間反応させた。得られた結果を表−
5に示す。
比較例2 実施例5に於けるステアリルアルコールを添加しない他
は、実施例5と全く同様に反応を行なった。得られた結
果を表−5に示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 召 大分県大分市鶴崎2200 住友化学工業株式 会社内 (56)参考文献 特開 昭62−158225(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記の(A),(B),(C)の3成分を
    含み、かつ(D)と(E)あるいは(F)と(G)の2
    成分を含む触媒系に炭素数10〜20の脂肪族アルコール、
    カルボン酸またはそのカルボン酸エステルを(B)成分
    に対して0.05〜0.8モル倍加えることを特徴とするα−
    オレフィン二量化触媒の析出防止方法。 (A)ニッケルの有機塩または錯化合物、 (B)トリアルキルアルミニウム (C)一般式(I)、(II)または(III) PR1R2R3 (I) P(NR1 2 (II) P(OR1 (III) (式中、R1,R2,R3はそれぞれ独立にアルキル、シクロア
    ルキルもしくはフェニル基を表す。) で示される3価のリン系化合物、 (D)一般式(IV) (式中、m,nは 4≦m+n≦6 を満す整数を表
    す。) で示されるフッ素化イソプロパノール、 (E)一般式(V)または(VI) R4R5R6CX (VI) (式中、Xはハロゲン原子をR4、R5、R6は低級アルキル
    基を、nは1〜3の数値を表す。) で示されるハロゲン化合物、 (F)一般式(VII) (式中、X1〜X5はハロゲン原子、水素原子または水酸基
    のいずれかを表し、少なくとも1つはハロゲン原子を表
    す。) で示されるハロゲン化フェノール、 (G)触媒量の水
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