JPH067934Y2 - サスペンシヨンの取付構造 - Google Patents
サスペンシヨンの取付構造Info
- Publication number
- JPH067934Y2 JPH067934Y2 JP5808987U JP5808987U JPH067934Y2 JP H067934 Y2 JPH067934 Y2 JP H067934Y2 JP 5808987 U JP5808987 U JP 5808987U JP 5808987 U JP5808987 U JP 5808987U JP H067934 Y2 JPH067934 Y2 JP H067934Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shock absorber
- arm
- vehicle body
- body frame
- bracket
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は、サスペンションの取付構造において、特に自
動車のダブルウィッシュボーン式サスペンション等の上
部取付構造に関するものである。
動車のダブルウィッシュボーン式サスペンション等の上
部取付構造に関するものである。
（従来の技術） 自動車のダブルウィッシュボーン式サスペンションは、
通常、アッパアームとロアアームとからなる上下一対の
コントロールアーム間に、ショックアブソーバと、これ
に外嵌されるコイルスプリングとが配設され、これらの
各部品を限られたスペースにおいて適正状態で車体に取
付ける必要がある。上記各部品の取付作業を容易化する
ため、例えば実開昭６１−１８２３０７号公報に示され
るように、アッパアームの取付部およびショックアブソ
ーバの取付孔等を備えたブラケットを設け、このブラケ
ットにアッパアームおよびショックアブソーバを取付け
た後、上記ブラケットを車体に取付けるように構成する
ことにより、上記アッパアーム等を取付ける際の作業上
の制約をなくすようにしたものが知られている。
通常、アッパアームとロアアームとからなる上下一対の
コントロールアーム間に、ショックアブソーバと、これ
に外嵌されるコイルスプリングとが配設され、これらの
各部品を限られたスペースにおいて適正状態で車体に取
付ける必要がある。上記各部品の取付作業を容易化する
ため、例えば実開昭６１−１８２３０７号公報に示され
るように、アッパアームの取付部およびショックアブソ
ーバの取付孔等を備えたブラケットを設け、このブラケ
ットにアッパアームおよびショックアブソーバを取付け
た後、上記ブラケットを車体に取付けるように構成する
ことにより、上記アッパアーム等を取付ける際の作業上
の制約をなくすようにしたものが知られている。
しかし、上記構成の従来装置では、ショックアブソーバ
から入力される全ての荷重を上記ブラケットによって支
持するようになっているため、このブラケットを上記荷
重に耐え得るように構成する必要があり、このブラケッ
トの構造が複雑になるとともに、重量が増大するという
問題があった。
から入力される全ての荷重を上記ブラケットによって支
持するようになっているため、このブラケットを上記荷
重に耐え得るように構成する必要があり、このブラケッ
トの構造が複雑になるとともに、重量が増大するという
問題があった。
（考案の目的） 本考案は、構造を複雑化させることなく取付作業の簡略
化を図ることができ、しかもショックアブソーバから入
力される荷重を安定して支持することができるサスペン
ションの取付構造を提供するものである。
化を図ることができ、しかもショックアブソーバから入
力される荷重を安定して支持することができるサスペン
ションの取付構造を提供するものである。
（考案の構成） 本考案は、アッパアームとショックアブソーバとを備え
たサスペンションの取付構造において、上記アッパアー
ムの車体内方側に位置する先端部を揺動自在に支持する
支持部と、上記ショックアブソーバの上部軸が挿通され
る挿通孔とを有するアームブラケットを設け、ショック
アブソーバの上方取付部と車体フレームとの間に上記ア
ームブラケットを介在させた状態で上記ショックアブソ
ーバの上部軸を車体フレームに取付けてなるものであ
る。
たサスペンションの取付構造において、上記アッパアー
ムの車体内方側に位置する先端部を揺動自在に支持する
支持部と、上記ショックアブソーバの上部軸が挿通され
る挿通孔とを有するアームブラケットを設け、ショック
アブソーバの上方取付部と車体フレームとの間に上記ア
ームブラケットを介在させた状態で上記ショックアブソ
ーバの上部軸を車体フレームに取付けてなるものであ
る。
上記の構成によれば、アッパアームの車体内方側に位置
する先端部がアームブラケットを介して車体フレームに
簡単に取付けられるとともに、ショックアブソーバから
入力される荷重が車体フレームによって支持されること
となる。
する先端部がアームブラケットを介して車体フレームに
簡単に取付けられるとともに、ショックアブソーバから
入力される荷重が車体フレームによって支持されること
となる。
（実施例） 第１図ないし第３図は、本考案に係るダブルウィッシュ
ボーン式サスペンションの上部取付構造を示している。
上記サスペンションは、アッパアーム１と、ショックア
ブソーバ２と、ナックルアーム３と、アームブラケット
４とを備えている。上記アッパアーム１は、ボールジョ
イント５を介してナックしアーム３の上端部に連結され
る連結部６と、この連結部６から車体内方に伸びる一対
のアーム部７とからなっている。このアーム部７の先端
部８にはゴムブッシュ９およびスペーサ１０が装着され
るとともに、取付ボルト１１が挿通されている。そして
この取付ボルト１１によって上記両アーム部７の先端部
８が、アームブラケット４の先端部両側方に設けられた
一対の取付板１２からなる支持部１３にそれぞれ揺動自
在に取付けられている。
ボーン式サスペンションの上部取付構造を示している。
上記サスペンションは、アッパアーム１と、ショックア
ブソーバ２と、ナックルアーム３と、アームブラケット
４とを備えている。上記アッパアーム１は、ボールジョ
イント５を介してナックしアーム３の上端部に連結され
る連結部６と、この連結部６から車体内方に伸びる一対
のアーム部７とからなっている。このアーム部７の先端
部８にはゴムブッシュ９およびスペーサ１０が装着され
るとともに、取付ボルト１１が挿通されている。そして
この取付ボルト１１によって上記両アーム部７の先端部
８が、アームブラケット４の先端部両側方に設けられた
一対の取付板１２からなる支持部１３にそれぞれ揺動自
在に取付けられている。
上記アームブラケット４は、取付ボルト１５によって車
体フレーム１６の下面に取付けられ、このアームブラケ
ット４および車体フレーム１６には上記ショックアブソ
ーバ２の上部軸１７が挿通される挿通孔１８，１９がそ
れぞれ相対応する位置に形成されている。そして、上記
アームブラケット４の挿通孔１８の下方にリテーナ２０
およびゴムブッシュ２１を配設するとともに、車体フレ
ーム１６の挿通孔１９の上方にゴムブッシュ２２および
リテーナ２３を配設した状態で、これらにショックアブ
ソーバ２の上部軸１７およびスペーサ２４を挿通させ、
上部軸１７の上端ねじ部１７ａにナット２５を螺着する
ことにより、ショックアブソーバ２の上方取付部と車体
フレーム１６との間にアームブラケット４を介在させた
状態でショックアブソーバ２の上部軸１７を車体フレー
ム１６に取付けている。
体フレーム１６の下面に取付けられ、このアームブラケ
ット４および車体フレーム１６には上記ショックアブソ
ーバ２の上部軸１７が挿通される挿通孔１８，１９がそ
れぞれ相対応する位置に形成されている。そして、上記
アームブラケット４の挿通孔１８の下方にリテーナ２０
およびゴムブッシュ２１を配設するとともに、車体フレ
ーム１６の挿通孔１９の上方にゴムブッシュ２２および
リテーナ２３を配設した状態で、これらにショックアブ
ソーバ２の上部軸１７およびスペーサ２４を挿通させ、
上部軸１７の上端ねじ部１７ａにナット２５を螺着する
ことにより、ショックアブソーバ２の上方取付部と車体
フレーム１６との間にアームブラケット４を介在させた
状態でショックアブソーバ２の上部軸１７を車体フレー
ム１６に取付けている。
上記ショックアブソーバ２の上部軸１７には、バンプス
トッパ２６が外嵌されるとともに、このバンプストッパ
２６の上端部を支持する支持ブラケット２７が上部軸１
７に設けられたフランジ部２８とナット２９とによって
挟持された状態で取付けられている。そして、このナッ
ト２９の上方には、上記ゴムブッシュ２１の下端部を支
持するリテーナ３０が配設されている。また、上記支持
ブラケット２７の下辺部にはショックアブソーバ２の外
方に配設されたコイルスプリング３１の上端部が係止さ
れる係止部３２が形成されている。
トッパ２６が外嵌されるとともに、このバンプストッパ
２６の上端部を支持する支持ブラケット２７が上部軸１
７に設けられたフランジ部２８とナット２９とによって
挟持された状態で取付けられている。そして、このナッ
ト２９の上方には、上記ゴムブッシュ２１の下端部を支
持するリテーナ３０が配設されている。また、上記支持
ブラケット２７の下辺部にはショックアブソーバ２の外
方に配設されたコイルスプリング３１の上端部が係止さ
れる係止部３２が形成されている。
上記のようにアームブラケット４の支持部１３にアッパ
アーム１の車体内方側に位置する先端部８を予め取付
け、このアームブラケット４を介して上記アッパアーム
１の先端部８を車体フレーム１６に連結するようにした
ため、限られたスペースにおいて上記アッパアーム１の
先端部８を揺動可能な状態で車体フレーム１６に取付け
るという煩雑な作業が不要となり、その取付作業を簡略
化することができる。
アーム１の車体内方側に位置する先端部８を予め取付
け、このアームブラケット４を介して上記アッパアーム
１の先端部８を車体フレーム１６に連結するようにした
ため、限られたスペースにおいて上記アッパアーム１の
先端部８を揺動可能な状態で車体フレーム１６に取付け
るという煩雑な作業が不要となり、その取付作業を簡略
化することができる。
また、上記ショックアブソーバ２の上部軸１７がアーム
ブラケット４とともに直接車体フレーム１６に取付けら
れるため、このショックアブソーバ２から入力される荷
重をアームブラケット４と車体フレーム１６との両方で
支持することができ、安定した支持状態が得られること
となる。しかも上記実施例ではアームブラケット４を車
体フレーム１６とショックアブソーバ２の上方取付部と
により挟持した状態で取付けるように構成したため、こ
のショックアブソーバ２の上方取付部により車体フレー
ム１６に対するアームブラケット４の取付強度を向上さ
せることができる。
ブラケット４とともに直接車体フレーム１６に取付けら
れるため、このショックアブソーバ２から入力される荷
重をアームブラケット４と車体フレーム１６との両方で
支持することができ、安定した支持状態が得られること
となる。しかも上記実施例ではアームブラケット４を車
体フレーム１６とショックアブソーバ２の上方取付部と
により挟持した状態で取付けるように構成したため、こ
のショックアブソーバ２の上方取付部により車体フレー
ム１６に対するアームブラケット４の取付強度を向上さ
せることができる。
なお、上記実施例では前輪用サスペンションの取付構造
について説明したが、本考案の構成はアッパアームとシ
ョックアブソーバとを備えたものであれば、後輪用サス
ペンションの取付構造についても適用可能である。
について説明したが、本考案の構成はアッパアームとシ
ョックアブソーバとを備えたものであれば、後輪用サス
ペンションの取付構造についても適用可能である。
（考案の効果） 以上説明したように本考案は、アッパアームの車体内方
側に位置する先端部を揺動自在に支持する支持部と、シ
ョックアブソーバの上部軸が挿通される挿通孔とが設け
られたアームブラケットを有し、このアームブラケット
を介して上記アッパアームの先端部を車体フレームに取
付けるように構成することにより、その取付作業を簡略
化するようにしたサスペンションの取付構造において、
上記ショックアブソーバの上部軸をアームブラケットの
挿通孔に挿通させ、このショックアブソーバの上方取付
部と車体フレームとの間にアームブラケットを介在させ
た状態で、上記ショックアブソーバの上部軸を車体フレ
ームに取付けるように構成したため、ショックアブソー
バから入力される荷重をアームブラケットと車体フレー
ムとの両方により安定して支持することができる。した
がって、上記アームブラケットに、上記荷重に耐え得る
ような強度をもたせる必要はなく、アームブラケットの
構造を簡略化できるという利点がある。
側に位置する先端部を揺動自在に支持する支持部と、シ
ョックアブソーバの上部軸が挿通される挿通孔とが設け
られたアームブラケットを有し、このアームブラケット
を介して上記アッパアームの先端部を車体フレームに取
付けるように構成することにより、その取付作業を簡略
化するようにしたサスペンションの取付構造において、
上記ショックアブソーバの上部軸をアームブラケットの
挿通孔に挿通させ、このショックアブソーバの上方取付
部と車体フレームとの間にアームブラケットを介在させ
た状態で、上記ショックアブソーバの上部軸を車体フレ
ームに取付けるように構成したため、ショックアブソー
バから入力される荷重をアームブラケットと車体フレー
ムとの両方により安定して支持することができる。した
がって、上記アームブラケットに、上記荷重に耐え得る
ような強度をもたせる必要はなく、アームブラケットの
構造を簡略化できるという利点がある。
【図面の簡単な説明】 第１図は本考案に係るサスペンションの取付構造の実施
例を示す断面図、第２図は第１図のII−II線矢視図、第
３図は第２図のIII−III線断面図である。 １……アッパアーム、２……ショックアブソーバ、４…
…アームブラケット、８……先端部、１３……支持部、
１６……車体フレーム、１７……上部軸、１８……挿通
孔。
例を示す断面図、第２図は第１図のII−II線矢視図、第
３図は第２図のIII−III線断面図である。 １……アッパアーム、２……ショックアブソーバ、４…
…アームブラケット、８……先端部、１３……支持部、
１６……車体フレーム、１７……上部軸、１８……挿通
孔。
Claims (1)
- 【請求項１】アッパアームとショックアブソーバとを備
えたサスペンションの取付構造において、上記アッパア
ームの車体内方側に位置する先端部を揺動自在に支持す
る支持部と、上記ショックアブソーバの上部軸が挿通さ
れる挿通孔とを有するアームブラケットを設け、ショッ
クアブソーバの上方取付部と車体フレームとの間に上記
アームブラケットを介在させた状態で上記ショックアブ
ソーバの上部軸を車体フレームに取付けてなることを特
徴とするサスペンションの取付構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5808987U JPH067934Y2 (ja) | 1987-04-16 | 1987-04-16 | サスペンシヨンの取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5808987U JPH067934Y2 (ja) | 1987-04-16 | 1987-04-16 | サスペンシヨンの取付構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63165207U JPS63165207U (ja) | 1988-10-27 |
| JPH067934Y2 true JPH067934Y2 (ja) | 1994-03-02 |
Family
ID=30888374
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5808987U Expired - Lifetime JPH067934Y2 (ja) | 1987-04-16 | 1987-04-16 | サスペンシヨンの取付構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH067934Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4518983B2 (ja) * | 2005-03-11 | 2010-08-04 | 東海ゴム工業株式会社 | ショックアブソーバの弾性連結装置 |
-
1987
- 1987-04-16 JP JP5808987U patent/JPH067934Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63165207U (ja) | 1988-10-27 |
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