JP4177029B2 - タイル貼設装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主に住宅等、建物の外壁ボードに、タイルを整列貼設するタイル貼設装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、建物壁面に用いられるタイルボードを製造するタイル貼設装置としては、負圧を利用して、タイルを吸着すると共に、前記タイルボードの板状の基板上面に、これらのタイルを配列貼付するいわゆる真空吸着式タイル貼設装置が知られている(特開平5−278016号公報等参照)。
【0003】
このようなものでは、図23及び,図24に示すように、基板1をローラコンベア2aに載せて搬送する搬送装置2が設けられている。
【0004】
また、この真空吸着式タイル貼設装置には、この搬送装置2に隣接して、基板1に貼設されるタイル3を供給するタイル供給エリア4が設けられている。
【0005】
このタイル供給エリア4には、前記タイル3を所定の配列に整列させる枠体等からなるタイル整列装置4aが設けられている。
【0006】
そして、このタイル整列装置4aと前記ローラコンベア2aとの間を、往復動可能とするタイル圧着装置5が設けられている。
【0007】
このタイル圧着装置5は、主に、吸着ボックス6が、切替弁7を介して正圧源と真空ポンプ装置等によって構成された負圧源とに各々連通するように接続されている。この吸着ボックス6の下側には、複数のゴム製の吸盤8…が所定間隔を置いて配設されている。
【0008】
この吸盤8の内部には、常時、閉方向に付勢された開閉弁9が設けられており、この開閉弁9の周囲には、正圧をかけた際の変形防止用の筒体10が設けられている。
【0009】
更に、この吸着ボックス6の下面の前記筒体10の周囲で、前記タイル3の四隅に相当する部分には、吸着したタイル3の姿勢を安定させて支持する為の凸部11,11が設けられている。
【0010】
次に、この従来のタイル貼設装置の作用について説明する。
【0011】
このように構成された従来のタイル貼設装置では、先ず、前工程として前記基板1の上に、所定厚みの接着材としてのモルタル又は樹脂製接着剤12が塗布される。
【0012】
一方、前記タイル供給エリア4では、タイル整列装置4aの枠体内に、複数の前記タイル3…が整列配設される。
【0013】
前記搬送装置2のローラコンベア2aへ搬送された前記基板1は、正規の貼設位置に移動されると共に、前記タイル圧着装置5では、タイル供給エリア4の枠体内に整列されたタイル3の上方へ移動して下降すると共に、各タイル3が各吸盤8によって吸着される。
【0014】
この吸着は、吸盤8の圧着により、前記開閉弁9が開放され、前記吸着ボックス6を介して、この吸盤8内が、負圧源に連通されることにより行われる。
【0015】
前記吸盤8によって吸着されたタイル3…は、前記搬送装置2の基板1の上方まで搬送されて、図24に示すように、所定位置に載置されると共に、前記吸盤8内が前記正圧源に連通されて、タイル3…が、基板1上の樹脂製接着剤12に押圧されて圧着される。
【0016】
圧着後、前記吸盤8を、前記タイル3から離間させることにより、タイル3…の基板1への貼設が略完了する。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の真空吸着式タイル貼り装置では、ゴム製の吸盤8を用いて、タイル3を吸着していたので、タイル3の位置決め精度が良好ではなかった。
【0018】
すなわち、タイル吸着状態では、ゴムの経時劣化等によってゴムの弾性が不均一となるとタイルが傾いて吸着される等、タイル保持位置及び角度が隣接するタイル間で異なってしまう虞があった。
【0019】
そこで、前記従来例では、吸着したタイル3の姿勢を安定させて支持する為の凸部11,11が設けられているが、このような凸部11は、当接面を平坦にしなければならず、タイル3の表面に凹凸が形成されている際には、有効ではなかった。
【0020】
更に、前記タイル3と前記基板1との間に挟まったエアを抜くため、前記ゴム製の吸盤8が押圧されると、傾いたまま押圧された場合、更に、タイル貼設位置及び角度の精度(以下、タイル貼設精度と記す。)が良好でなくなる虞があった。
【0021】
例えば、実開平5−80709号公報等には、吸着パッドを下降させて基板1表面にタイル3を置いた状態で、バイブレーターによりタイル3に振動を与え、タイル3裏面に形成された凹凸にモルタル又は樹脂製接着剤12を食い込ませながらタイル3を貼設するものも知られている。
【0022】
このように傾いて吸着されたタイル3は、そのまま、基板1の上に圧着されると、タイル貼設精度が良好ではないまま、前記モルタル又は樹脂製接着剤12が固化して、バラツキが発生する虞があった。
【0023】
更に、このバラツキは、基板1自体の厚みのバラツキ、基板1自体の反り返り、タイル3の厚みのバラツキ等によっても発生して、製品として完成した際のタイルボードの外観品質が低下してしまうといった問題があった。
【0024】
また、このような従来の真空吸着式タイル貼設装置では、真空ポンプ等の負圧を用いて、複数のタイルを同時に吸着すると共に、このまま、前記基板上に押圧貼設していたので、タイルの目通りが良好であるとは言い難かった。
【0025】
すなわち、図25に示すように、複数のタイル3…の集合であるタイル群が、一度に吸引されて基板上の決められた領域f内に同時に貼設される従来の真空式タイル貼設装置では、前記タイル供給エリア4で、タイル整列装置の枠体内に整列配設されたままの状態で、基板13上に貼設されるので、側縁部13aに沿う縦方向vには、タイル3…の端面3bを揃えることが困難であった。
【0026】
このため、実開平5−80709号公報に記載されているように、吸着前のパネルセット台を傾斜姿勢として、位置決め線を利用して一方の端面を揃える方法も知られているが、この方法では、反対側の側縁部13bに沿う縦方向vに並んだタイル3…の端面3bを揃えることが困難であった。
【0027】
また、図25に誇張して示す基板13のように、側縁部13aが直線でないと、一つのタイル3の端面3bを基板13の側縁部13aに対して揃えても、水平方向反対側に同時に貼設される他のタイル3の端面3bが、この基板13の側縁13aに揃わない虞があった。
【0028】
更に、基板1の幅Hは、各基板13,14によって、又は、一枚の基板14の中でも位置によって異なることがある。
【0029】
このため、図25中に示すように、領域f2,f3内で基板14の一方の側縁部14aに対してタイル3の端面3…を揃えたとしても、反対側の端面3では、揃わない虞があった。
【0030】
更に、これらの基板13,14を図23に示すように隣接配置すると、タイル3,3間の目通りm1が直線とならず、いわゆる目通りm1が悪い状態となり、外観品質が良好であるとは言い難かった。
【0031】
また、図26に示すように、一枚の基板15に複数のタイル群が、貼設される場合でも、領域f4,f5のタイル3,3間の目通りm2と、領域f6,f7間のタイル3,3間の目通りm3及び領域f8,f9のタイル3,3間の目通りm4が揃わないといった問題があった。
【0032】
そこで、本発明は、このような従来の問題点に着目してなされたものであり、良好なタイル貼設精度が得られると共に、目通りを良好なものとして、外観品質を向上させることが出来るタイル貼設装置を提供することを目的とする。
【0033】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、請求項1記載のタイル貼設装置では、基板上に、複数のタイルを把持して配列貼付する把持手段が設けられたタイル貼設装置であって、前記把持手段は、各タイルの側面に当接して当該各タイルを両側から挟持する一対の爪部を有していることを特徴としている。
【0034】
このように構成された請求項1記載のタイル貼設装置では、前記把持手段の一対の爪部が、前記タイルを両側から持して基板上に配列貼付けする。
【0035】
このため、請求項1記載のタイル貼設装置は、タイル表面に形成された凹凸の大小に拘わらず、確実に前記タイルを持できると共に、正確に前記基板上の所望の位置へ前記タイルを貼設することが出来る。
【0036】
また、請求項2に記載のタイル貼設装置では、請求項1に記載のタイル貼設装置が、さらに、タイル供給エリアにて前記複数のタイルを個別に把持した前記把持手段を、当該タイル供給エリアから、前記基板が載置されているコンベア装置のタイル貼設エリア上方に移動させる水平移動手段と、前記タイル貼設エリア上方に移動した前記把持手段を降下させる上下方向移動手段とを備えるとともに、前記把持手段を降下させて前記複数のタイルが前記基板近接位置に位置したときに前記把持手段を一旦停止させ、前記一対の爪部を放して前記各タイルを前記基板近接位置から前記基板上に落下させることにより当該各タイルを前記基板上に仮貼設させ、その後に、前記把持手段を降下させて、前記各一対の爪部により、前記基板上に仮貼設された前記各タイルを再度挟持させ、この状態で前記把持手段をさらに降下させて前記各タイルを基板上に押圧して貼設することを特徴としている。
【0037】
このように構成された請求項2記載のタイル貼設装置では、一旦、前記基板上で前記把持手段から放されて落下された前記タイルは、前記基板上で、該基板の上面に沿って仮貼設される。
【0038】
次に、再び、前記把持手段で、基板上に落下されたタイルが持されて、基板に押圧されると、タイルの角度が、前記基板の上面に沿った状態で、再び押圧されて前記タイルと前記基板との間に挟まったエアが抜けて圧着される。
【0039】
このため、良好なタイル貼設精度で、前記タイルが基板に配列貼付される。
【0040】
また、請求項3記載のタイル貼設装置では、請求項1または請求項2に記載のタイル貼設装置が、さらに、突き当てプレートと、前記基板の側縁部の位置を検出する位置センサと、前記突き当てプレートを、前記位置センサで検出された前記基板の側縁部に沿うように配置させるプレート移動手段と、このプレート移動手段によって前記基板の側縁部に沿うように配置された前記突き当てプレートに、前記把持手段に把持された前記複数のタイルの中で前記基板の側縁部側に位置されるタイルを個別に突き当てて位置決めする把持手段水平移動機構とを備えることを特徴としている。
【0041】
このように構成された請求項3記載のタイル貼設装置では、前記位置センサが、前記基板の側縁部の位置を検出すると、前記プレート移動手段が、突き当てプレートを該検出された位置まで移動させる。
【0042】
前記把持手段水平移動機構では、移動された該突き当てプレートに、前記把持手段によって把持されたタイルを各々突き当てて位置決めを行う。
【0043】
このため、各タイルの端面は、前記基板の側縁部を基準として揃えられて貼設される。
【0044】
従って、目通りを良好なものとして外観品質を向上させることができる。
【0045】
【発明の実施の形態1】
次に、本発明の実施の形態1を図面を参照しながら説明する。
【0046】
図1乃至図22は、本発明の実施の形態1のタイル貼設装置を示すものである。
【0047】
なお、前記従来例と同一乃至均等な部分については同一符号を付して説明する。 まず、図2乃至図4等を用いて全体の構成から説明すると、この実施の形態1のタイル貼設装置では、複数の金属製フレーム枠材21a,21bを略長方形形状に接合して構成された基台21が設けられている。この基台21の上面部には、タイル3が貼設された基板1からなる図1に示される様なワーク101をローラコンベア2a…に載せてY軸方向に搬送する搬送装置2が設けられている。
【0048】
これらのローラコンベア2a…には、コンベアモータ22の回転駆動が、チェーン23を介して伝達されることによって転動して、上面に載せられた前記基板1をY軸方向の所定の位置まで移動可能とするように構成されている。
【0049】
この実施の形態1では、図2中白抜き矢印Fで示される方向に前記ワーク101が搬送されるように構成されている。
【0050】
この基台21の上面部には、図3に示すように搬送された基板1を固定するワークストッパ24,24及びクランパ装置25…が設けられていて、Y軸方向の所望の位置で、前記基板1を略固定可能に構成されている。
【0051】
また、図3に示すように、この基台21に隣接して、ワーク101の基板1に貼設されるタイル3を供給するタイル供給エリア4が設けられている。
【0052】
このタイル供給エリア4には、前記タイル3…を所定の配列に整列させるボックス状枠体等からなるタイル整列装置4aが設けられている。更に、図2に示すように、このタイル整列装置4aの下方には、後述するチャッキング位置までタイル3を上昇させる複数の突き上げピン26a…を有するタイルリフタ装置26が、設けられていて、前記タイル整列装置4a内のタイル3…を昇降可能としている。
【0053】
そして、図3に示すように、このタイル整列装置4aと前記ローラコンベア2aとの間を、往復動可能にタイル貼設装置本体27が設けられている。
【0054】
このタイル貼設装置本体27は、X軸方向で、前記タイル整列装置4aと前記ローラコンベア2a,2a上方に設けられたタイル貼設エリアFとの間に跨るように金属製の枠体28が設けられている。
【0055】
この枠体28の下面側には、脚部材31,31を介してスライド部材30,30が設けられていて、前記Y方向に沿って延設される前記基台21の上面側に設けられた一対の金属製フレーム枠体21c,21cに、このスライド部材30,30を摺接させることにより、Y方向にスライド移動可能となるように構成されている。
【0056】
この枠体28の側面部には、Y軸方向駆動手段としてのY軸駆動用モータ32が設けられている。このY軸駆動用モータ32には、上側ベルト33が巻き廻されていて、図4に示すように、X方向に延設される左,右分配軸34cを介して、前記基台21の左,右に位置するように設けられたベルトケース34a,34a内に収納される下側ベルト34b,34bに回転駆動力を伝達する様に構成されている。
【0057】
この下側ベルト34b,34bは、テンションローラ34d,34dによって所定の張力が保たれていて、下側ローラ部材34e,34e及びピニオン軸34f,34fを介して、ピニオンギヤ34g,34gを回転駆動させるように構成されている。
【0058】
また、前記基台21の金属製フレーム枠体21c,21cの外側面には、これらのピニオンギヤ34g,34gと噛み合うラック歯を下面側に形成したラック部材35,35が、この金属フレーム枠体21c,21cに沿って各々延設されている。
【0059】
そして、この枠体28の内側には、チャッキング昇降部38をX方向にスライド自在とするX方向レール部材39,39が並行に一対延設されている。
【0060】
このチャッキング昇降部38は、上面視略井桁状に構成されるスライド面部38bが設けられている。
【0061】
更に、前記枠体28のタイル供給エリア4側側面には、X軸方向駆動手段としてのX軸駆動用モータ37が設けられている。
【0062】
このX軸駆動用モータ37のモータ軸37aには、ボールネジ部材40の雄シャフト40aが連結されている。
【0063】
このボールネジ部材40は、前記チャッキング昇降部38の側面に固定される雌ネジ部40bを有していて、この雌ネジ部40b内に前記雄シャフト40aを挿通して螺合させるように構成されている。
【0064】
そして、前記X軸駆動用モータ37の回転駆動によって、前記チャッキング昇降部38の下面側に設けられたスライダ部材38a,38aを前記X方向レール部材39,39に沿わせて、X方向にスライド移動させるように構成されている。
【0065】
前記チャッキング昇降部38のスライド面部38bには、図6に示すように、複数のスライドガイド41,41を介して取付面部42が、水平に保たれながら上下方向に昇降自在に装着されている。
【0066】
また、このスライド面部38bの上面側には、上下方向移動手段を構成するZ軸駆動用モータ43が設けられていて、このZ軸駆動用モータ43のモータ軸に、カップリング44を介してボールネジ45が連結されている。
【0067】
このボールネジ45は、前記取付面部42の上面側に立設された中空状の円筒部材46内に挿通されると共に、この円筒部材46の上面部に固定された雌ネジ部47内に挿通されて螺合されている。
【0068】
そして、前記Z軸駆動用モータ43の回転駆動によって、前記取付面部42をZ方向にスライド移動させるように構成されている。
【0069】
また、前記取付面部42の下面側には、図6及び図7に示すような把持手段としてメカニカルチャック部48が装着されている。
【0070】
このメカニカルチャック部48には、前記取付面部42に、ボルト部材49a…によって、装脱着可能に固定される取付アーム部49,49と、この取付アーム部49,49に支持されると共に、複数のメカニカルチャック装置50…及び51…を吊り下げるチャック取付板部52とが設けられている。
【0071】
このメカニカルチャック部48の取付面部42の左,右両側には、前記メカニカルチャック装置50,50によって把持されたタイル3…を突き当てて端面3bを揃える突き当てプレート53,53が設けられている。
【0072】
この突き当てプレート53は、左,右端面に設けられた支持アーム54,54を前記チャック取付板部52の上方で接続する連結プレート55と一体に設けられていて、平板長尺直線状を呈する金属平板から構成されている。
【0073】
この連結プレート55の下面側には、左,右二対のスライダ部材56,56が、このチャック取付板部52の上面の左,右端面両側に、X方向に沿って延設されるスライドガイド57,57に水平方向にスライド自在となるように摺接されて装着されている。
【0074】
また、この連結プレート55の上面側には、図8に示すように、雌ネジ部58,58が固定されて設けられている。
【0075】
更に、前記チャック取付板部52の上面には、プレート移動手段としての端面合わせステップモータ59,59が一対固定されている。この端面合わせステップモータ59,59には、軸線をX方向に沿わせると共に、外側に向けて各々突設されるモータ軸59a,59aが設けられていて、これらのモータ軸59a,59aに各々カップリング61,61を介して、ボールネジ60,60が連結されている。
【0076】
そして、このボールネジ60,60が、前記雌ネジ部58,58に挿通されて螺合されている。
【0077】
このため、前記端面合わせステップモータ59の回転駆動によって、X方向に沿って前記突き当てプレート53が水平方向にスライド移動されると共に、所望の位置で停止可能となるように構成されている。
【0078】
また、前記メカニカルチャック部48のメカニカルチャック装置50では、図12乃至図15に示すように、エアチューブ62,63が接続される接続口体50b,50cが設けられた本体50a下部に、アーム50r,50rが設けられると共に、これらのアーム50r,50rの先端に、二組の爪部50d,50d及び50e,50eが各々対向して設けられている。
【0079】
これらの爪部50d,50eは、図22に示すように、前記エアチューブ62,63が接続されるエアコンプレッサ等からなるエア供給源64から送られてくる正,負圧のエアをチャック装置制御部65のコントロールバルブ65aの切り替えによって制御されて、近接及び離反されるように構成されている。
【0080】
すなわち、図15に示すように、このメカニカルチャック装置50の本体50a内には、シリンダ室50gが設けられている。
【0081】
このシリンダ室50g内には、上下方向に摺接されてスライド移動可能なピストン50jが、収納されていて、このピストン50jのピストンヘッド50kによって、隔てられた上,下室50h,50iに各々前記接続口体50b,50cからの導通管が連通されている。
【0082】
このピストン50jの側面部には、切欠部50m,50mが切り欠き形成されている。この切欠部50m,50mには、略L字状を呈して、一部を前記本体50a内側壁に枢着させることにより、揺動自在に軸支される揺動片50n,50nの一端が各々係合されている。
【0083】
この揺動片50n,50nの他端部は、前記アーム50r,50rを介して前記爪部50d,50eと一体に設けられて、水平方向に移動可能なスライド部材50p,50pの上側凹部50q,50qに各々係合されている。
【0084】
そして、前記上,下室50h,50i内のエアの差圧によって、前記ピストン50jが上下方向にスライド移動すると、前記揺動片50n,50nが、この上下方向の動きを、水平方向の動きに変換して、前記スライド部材50p,50pを、前記爪部50d,50eの開閉方向にスライド移動させることにより、前記タイル3の側面部3aに各々当接して、このタイル3の両側面部3a,3aを両側から挟持するように構成されている。
【0085】
更に、この実施の形態1の前記爪部50eの内側面側には、シリコーンゴム50f,50fが、前記タイル3の側面部3aを挟持する際、この側面部3aに当接する位置に設けられている。また、この実施の形態1では、対向する前記爪部50eの内側面側には、シリコーンゴムが設けられていない。
【0086】
また、前記各本体50aは、把持手段水平移動機構としてのエアスライダ装置66を介して、前記チャック取付板部52に接続されている。
【0087】
このエアスライダ装置66は、前記チャック取付板部52に固定されて、エアチューブ67,68が接続される接続口体66b,66cが設けられた本体66a下部に、前記本体50aが一体に固定されて、この本体50aと共に、水平方向(X方向)にスライド移動するスライダ片66dが設けられて主に構成されている。
【0088】
このスライダ片66dは、図22に示すように、前記エアチューブ67,68が接続される前記エア供給源64から送られてくる正,負圧のエアが、図18に示すスライダ装置制御部69のコントロールバルブ69a,69aの切り替え制御によって、X方向へスライド移動して、前記メカニカルチャック装置50,50によって把持されたタイル3,3を個別に前記突き当てプレート53,53に突き当てて位置決めするように構成されている。
【0089】
また、図16及び図17に示すように、前記メカニカルチャック装置51は、前記本体51aの下面側に爪部51d,51eが設けられていて、これらの爪部51d,51eを前記爪部50d,50eと略同様に開閉可能に構成することにより、前記タイル3の側面部3a,3aに当接されて、両側から挟持するようにしている。
【0090】
更に、この本体51aには、これらの爪部51d,51eと略直交する方向に、一対の長尺状の長爪アーム部51h,51hが設けられて、この長爪アーム部51h,51hの先端に設けられた爪部51i,51iを開閉方向にスライド移動可能に対向させている。
【0091】
そして、前記メカニカルチャック装置50と略同様に、前記本体51aの接続口体51b,51cに接続されたエアチューブ70,71を介して、前記エア供給源64から送られてくる正,負圧のエアが、本体51a内に設けられたシリンダ装置等を作動させて、前記爪部51d,51eの開閉動作と共に、前記長爪アーム部51h,51hを水平に開閉方向にスライド移動させることにより、前記爪部51d,51eに加えて前記爪部51i,51iによって四方から、前記タイル3の長尺側両側面部3a,3a及び端面3b,3bを挟持するように構成されている。
【0092】
このメカニカルチャック装置51,51は、各々前記本体51aの上部に設けられた固定柱体51g,51gによって、直接、前記チャック取付板部52に固定されている。
【0093】
また、前記タイル貼設装置本体27の枠体28のうち、図5に示す下側フレーム28aの下面側28bには、長,短尺状のセンサレール72,73がX方向に沿って延設されている。
【0094】
このセンサレール72,73には、スライド部材75,75が、このセンサレール72,73に沿ってスライド移動可能となるように吊り下げられている。
【0095】
このスライド部材75,75には、各々前記ワーク101の基板1の側縁部1a,1aの位置を検出する位置センサとしての近接センサ74,74及び、内側に雌ネジ部を形成したボールネジ受け部材76,76とが一体に設けられている。
【0096】
また、前記下面側28bには、この近接センサ74,74を各々X方向に沿わせて移動させる端面測定ステップモータ77,77が固定されている。
【0097】
すなわち、この端面測定ステップモータ77,77のモータ軸には、カップリング78,78を介して長,短ボールネジ79,80が接続されている。
【0098】
この長,短ボールネジ79,80は、前記ボールネジ受け部材76,76に各々挿通されて、内部の雌ネジ部と螺合されている。
【0099】
この端面測定ステップモータ77は、図18に示す制御手段としての制御部100内のステップモータ制御部102と接続されていて、前記近接センサ74で前記側縁部1aが検出された位置でのステップ数に基づいて、前記端面合わせステップモータ59の回転ステップ数を決定するように構成されている。
【0100】
この制御部100は、図18に示すように、前記X,Y,Z軸駆動用モータ37,32,43に接続されて、所望の座標位置まで、前記メカニカルチャック装置50,51を移動させるように構成された駆動用モータ制御部103と、コンベア部中継BOX104及びリフター中継BOX105に接続されて前記コンベアモータ22及びタイルリフタ装置26の作動を制御する搬送制御部106と、チャック装置制御部65及びスライダ装置制御部69と接続されて、エア供給源64,各メカニカルチャック装置50,51及びエアスライダ装置66…を制御するエアコンプレッサ制御部107と、操作BOX108からの入力信号及び制御盤内信号109等の表示出力等を行うI/O制御部110とを有していて、予め記憶部111に記憶されたプログラムデータに基づいて、各近接センサ74等によって検出されたデータで、RAM113内に必要なこれらのプログラムデータを呼び出しながら、CPU112によって演算処理を行い、目地通りの良好なタイル3…の貼設が行えるように前記各制御部102等の制御が行われるように構成されている。
【0101】
次に、この記憶部111に記憶されたプログラムデータの詳細について説明する。
【0102】
この記憶部111には、前記メカニカルチャック部48に把持されたタイル3を、前記タイル貼設エリアF内で基板1近接位置まで降下させた状態で、一旦、前記タイル3をこのメカニカルチャック部48から放して前記基板1上に落下させると共に、再び、前記メカニカルチャック部48で基板1上に落下されたタイル3を把持して、基板に押圧するプログラムデータが保存されている。
【0103】
また、この記憶部111には、前記近接センサ74で、検出された前記側縁部1aの位置の端面測定ステップモータ77のステップ数に基づいて、前記ステップモータ制御部102で、前記端面合わせステップモータ59の回転ステップ数を決定すると共に、前記突き当てプレート53,53をX方向の所定位置まで移動させた後、前記エアスライダ装置66…によって、前記メカニカルチャック装置50に把持されたタイル3を、この突き当てプレートに当接させるプログラムデータが保存されている。
【0104】
次に、この実施の形態1のタイル貼設装置の作用について、図19及び図20に示すフローチャートに沿って説明する。
【0105】
この実施の形態1では、図1に示すように、一枚のワーク101の基板1に、複数のタイル3…をタイル群として、奇数列及び偶数列からなるX方向2列の領域f11,f12…をY方向で複数組、例えばf32等まで、22群貼設するものを例示する。
【0106】
まず、Step1で、このタイル貼設装置の運転を起動すると、リセットが行われて、一旦各動作部分は、原点復帰される。
【0107】
Step2では、基板1が供給されているか、前記大タイル3L…,小タイル3Sが、タイル供給エリア4内のタイル整列装置4aにセットされているかが、チェックされる。
【0108】
モルタル又は樹脂製接着剤が塗布された基板1を有するワーク101が、前記基台21のローラコンベア2a上に載置されて、タイル供給エリア4内に貼設される大,小タイル3L,3S…が整列されて準備が整っている場合には、Step3に進む。
【0109】
また、準備が整わず、準備を行わなければならない場合には、アラーム等の警告手段で警告が行われる。
【0110】
Step3では、前記クランパ装置25…等によって、前記ワーク101が基台21上面に固定されて、タイル貼設工程中の移動が阻止される。
【0111】
この実施の形態1では、図10に示すように、X方向に長辺を有する大タイル3L…と、この大タイル3Lよりも、X方向長さの短い小タイル3Sと…が、Y方向で左,右側に交互に、前記メカニカルチャック装置50…によって把持されるように配列されていると共に、小タイル3S,3Sの間にY方向で一つおきに、前記メカニカルチャック装置51によって把持されるように配列されている。
【0112】
Step4では、貼設予定の領域の基板1の左,右側縁部1a,1aの位置が、前記左,右の近接センサ74,74によって測定される。
【0113】
すなわち、図1に示すように、前記基板1が、前記近接センサ74,74の間に位置した状態で、前記端面測定ステップモータ77,77が回転駆動されると、前記各カップリング78,78を介して接続された長,短ボールネジ79,80が、各々ボールネジ受け部材76,76内で雌ネジと螺合しながら回転されて、これらのボールネジ受け部材76,76が前記センサレール72,73に沿わせて、X方向に沿って近接移動される。
【0114】
この移動によって、ボールネジ受け部材76,76に一体に設けられた前記近接センサ74,74が、各々前記基板1の側縁部1a,1aの端面に、近接又は接触すると、前記端面測定ステップモータ77,77が停止すると共に、前記側縁部1aが検出された位置でのステップ数を前記制御部100のステップモータ制御部102に送出する。
【0115】
前記ステップモータ制御部102では、このステップ数に基づいて、前記端面合わせステップモータ59,59の回転ステップ数を各々決定する。
【0116】
この際、端面位置測定が、基板1の貼設予定領域f11,f12の最もY方向で、生産ライン進行先端側で行われるので、これらの貼設予定領域f11,f12の上方に前記タイル貼設装置本体27が来るように、Step4では、前記Y軸駆動用モータ37が駆動されて、前記枠体28が、前記基台21のスライドレール部材29,29に沿って移動される。
【0117】
そして、Step6では、前記突き当てプレート53,53を所望の位置まで移動させるためのデータが保存される。
【0118】
Step7では、前記タイルリフタ装置26の複数の突き上げピン26a…が、同時に上昇して、各タイル3…が、チャッキング位置まで持ち上げられる。
【0119】
Step8では、前記チャッキング昇降部38が、前記タイル供給エリア4の上方まで、前記X軸駆動用モータ37の駆動によって移動させられると共に、前記Z軸駆動用モータ43の回転駆動によって、メカニカルチャック装置50,51が、この持ち上げられた各タイル3L,3Sの両側面部3a,3aを把持可能な位置まで下降される。
【0120】
すなわち、このX軸駆動用モータ37のモータ軸37aが回転駆動すると、前記ボールネジ部材40の雄シャフト40aも回転して、螺合する雌ネジ部40bをシャフト軸方向に沿って移動させる。
【0121】
この雌ネジ部40bは、前記チャッキング昇降部38の側面に固定されているので、前記チャッキング昇降部38が、前記X方向レール部材39,39に沿ってX方向に移動される。
【0122】
また、前記Z軸駆動用モータ43の回転駆動によって、前記取付面部42がZ方向にスライド移動されると、この移動と共に、前記チャック取付板部52に設けられたメカニカルチャック装置50の各爪部50d,50d及び50e,50eと、メカニカルチャック装置51の各爪部51d,51d及び51h,51hとが、この持ち上げられた各タイル3L,3Sの両側面部3a,3aの側方に位置する。
【0123】
この際、例えば、図15中実線で示すように、前記制御部100のエアコンプレッサ制御部107の制御によって、前記メカニカルチャック装置50の上室50hに、前記接続口体50b及び連通路を介して、前記エア供給源64から正圧のエアが供給されると、ピストンヘッド50kがシリンダ室50gで押し下げられる。
【0124】
このため、このピストン50jの側面部に切り欠き形成された切欠部50m,50mに、係合された揺動片50n,50nが、揺動して前記スライド部材50p,50pが、Y方向に離間するようにスライド移動されて、前記爪部50d,50e間を離間させる。
【0125】
従って、前記爪部50d,50e等は、前記各タイル3L,3S…に干渉することなく、各タイル3L,3Sの両側面部3a,3aの側方位置まで下降させることが出来る。
【0126】
そして、前記制御部100のエアコンプレッサ制御部107の制御によって、前記チャック装置制御部65にチャック閉塞指示が行われると、前記メカニカルチャック装置50の下室50iに、前記接続口体50c及び連通路を介して、前記エア供給源64から正圧のエアが供給されると、ピストンヘッド50kがシリンダ室50g内で、図15中二点鎖線に示すように上昇する。
【0127】
このため、このピストン50jの側面部に切り欠き形成された切欠部50m,50mに係合された揺動片50n,50nが、揺動して前記スライド部材50p,50pが、Y方向に近接するようにスライド移動される。このスライド移動と共に、前記爪部50d,50eが、各々タイル3の側面部3a,3aに当接されて、両側面部3a,3aが両側から把持される。
【0128】
前記メカニカルチャック装置51,51でも略同様に、前記爪部51d,51e及び51h,51hによって、タイル3Lの側面部3a,3a及び端面3b,3bを両側から把持する。
【0129】
このため、タイル3表面に形成された模様等の凹凸の大小に拘わらず、確実に前記タイル3を把持できると共に、正確に前記基板1上の所望の位置へ、このタイル3を貼設することが出来る。
【0130】
この実施の形態1では、前記爪部50eの内側で、前記タイル3の側面部3aが当接する部分に、シリコーンゴム50fが設けられているので、更に、タイル3の表面を損傷させる虞を減少させることが出来ると共に、把持された側面部3aに対する負担が軽減されている。
【0131】
更に、実施の形態1では、前記メカニカルチャック装置50,51が、全て一つのエア供給源64からエアが供給されるように構成されているので、同時に、一つのタイル群を構成する複数の大,小タイル3L,3S…を把持できる。
【0132】
このようにして把持された大,小タイル3L,3S…は、前記Z軸駆動用モータ43の回転駆動によって、前記メカニカルチャック装置50…,51…に把持された状態で、Z方向に持ち上げられて前記タイル整列装置4aから取り出される。この際、タイル3の残り枚数のカウントは、−1される。
【0133】
次に、前記チャッキング昇降部38が、前記タイル供給エリア4から前記タイル貼設エリアFの上方まで、前記X軸駆動用モータ37の駆動によって移動される。
【0134】
この際、前記Step5で、Y軸方向には前記枠体28が、最も製造ライン先端から1タイル群幅、進行しているので、前記近接センサ74,74を用いて、前記基板1のX方向の側縁部1a,1aの位置が測定される。
【0135】
この位置データは、前記Step5で測定された位置データと共に、タイル端面3b,3bの位置を決定するために用いられる。
【0136】
この実施の形態1では、Step10で、前記両位置データの中間位置にタイル端面3bが来るように、前記突き当てプレート53の位置が決定される。
【0137】
この決定された突き当てプレート53の位置データに基づいて、前記制御部100のステップモータ制御部102では、端面合わせステップモータ59の回転数を決定して、所望の位置まで前記突き当てプレート53,53を各々移動させる。
【0138】
例えば、図20中に示す領域f11にタイル群を貼設する場合には、前記基板1の右側の側縁部1aに沿うように、前記X方向図中右側の突き当てプレート53を移動させると共に、X方向図中左側の突き当てプレート53を、左側に位置する領域f12との間の中心線Cに沿うように、各々移動させる。
【0139】
また、図20に示す領域f12にタイル群を貼設する場合には、前記基板1の左側の側縁部1aに沿うように、前記X方向図中左側の突き当てプレート53を移動させると共に、X方向図中右側の突き当てプレート53を、右側に位置する領域f11との間の中心線Cに沿うように、各々移動させる。
【0140】
これらの側縁部1aと実際に貼設されたタイル3の端面3bとの間隔及び、前記中心線Cと前記端面3bとの間隔は、前記制御部100のI/O制御部110に接続された操作BOX108からの数値入力によって適宜、補正値を入力して変更可能に構成されていて、前記タイル3の種類によって最適な間隔が得られる。
【0141】
また、この実施の形態1では、タイル群のY方向前,後両端で計測された位置データに基づいて、タイル群の端面X方向位置を決定しているので、1カ所で計測する場合に比して更に、タイルの位置決め精度を良好なものとすることができる。
【0142】
前記突き当てプレート53,53の移動及び停止後、Step11では、前記エアコンプレッサ制御部107が、前記スライダ装置制御部69を作動させて、前記各エアスライダ装置66…にエアが供給されることにより、突き当てプレート53…53方向に向けて、前記各スライダ片66d…が、図10中白抜き矢印で示すように、水平X方向に沿って両外側に拡開するようにスライド移動される。
【0143】
このため、前記メカニカルチャック装置50…の爪部50d,50eに把持されている各タイル3は、外側の端面3b…が前記突き当てプレート53に突き当てられるまで移動する。
【0144】
この際、中央のメカニカルチャック装置51,51に把持された大タイル3L,3Lは、移動しない。
【0145】
この実施の形態1のエアスライダ装置66は、図22に示すように、前記メカニカルチャック装置50,51の爪部50d等の開閉に用いるエア供給源64のエアを用いて前記スライダ片66dをスライド移動させているので、前記端面3が、前記突き当てプレート53に当接した後は、エア圧以上の圧力で押圧されることがない。
【0146】
このため、前記タイル3及びエアスライダ装置66に無理な負荷がかからないと共に、他の動力源を必要としないので、製造コストの増大を抑制できる。
【0147】
次に、この実施の形態1のタイル貼設装置の貼り付け工程のうち、タイル圧着手順について、主に図21に沿って説明する。
【0148】
この実施の形態1のタイル貼設装置では、前記突き当てプレート53に突き当てられた前記タイル3L,3Sは、基板1の側縁部1a及び中心線Cに沿って、各端面3b,3bが、一列に揃えられる。
【0149】
Step12では、前記チャッキング昇降部38のZ軸駆動用モータ43の回転駆動によって、前記スライドガイド41,41に沿って、Z方向に前記取付面部42が、下降される。
【0150】
この取付面部42の下面側に装着された前記メカニカルチャック部48もこの下降に伴って下降して、各メカニカルチャック装置50,51…に把持された大,小タイル3L,3Sが、図21中(a)に示すように前記基板1近接位置まで降下された状態で、一旦、下降が停止される。
【0151】
Step13では、前記大,小タイル3L,3Sが基板1上面に向けて落下される。
【0152】
すなわち、前記各メカニカルチャック装置50,51では、前記制御部100のエアコンプレッサ制御部107から、前記チャック装置制御部65に、チャック開放指示が行われると、前記メカニカルチャック装置50の上室50hに、前記接続口体50b及び連通路を介して、前記エア供給源64から正圧のエアが供給される。
【0153】
このため、前記ピストンヘッド50kがシリンダ室50g内で、図15中実線で示す位置まで下降する。
【0154】
そして、このピストン50jの側面部に切り欠き形成された切欠部50m,50mに係合された揺動片50n,50nが、揺動して前記スライド部材50p,50pが、Y方向に離間するようにスライド移動される。
【0155】
このスライド移動と共に、図21中(b)に示すように、前記爪部50d,50eが、各々タイル3L,3Sの側面部3a,3aから離間されて把持が開放されることにより、各タイル3L,3Sが自重で、前記モルタル又は樹脂製接着剤12が塗られた基板1上面に落下する。
【0156】
一旦、前記基板1上で前記メカニカルチャック装置50,51から放されて落下された前記タイル3L,3Sは、前記基板1上で、この基板1の上面に沿って仮貼設される。
【0157】
このため、例えば、基板1が歪んでいても、基板1の形状に沿って略並行に仮貼設される。例えば、図21中左側拡大図に示すように、タイル3の裏面側に接着面積を増大させるため、凹部3c及び凸部3d…が交互に形成されているものでは、前記仮貼設で、凸部3d下面側が前記モルタル又は樹脂製接着剤12に接着されて、このモルタル又は樹脂製接着剤12の上面に、前記タイル3が略並行に沿う。
【0158】
次に、Step14では、前記チャッキング昇降部38のZ軸駆動用モータ43の回転駆動によって、前記スライドガイド41,41に沿って、Z方向に前記取付面部42が、更に下降されて、前記メカニカルチャック装置50の各爪部50d,50d及び50e,50eと、メカニカルチャック装置51の各爪部51d,51d及び51h,51hとが、落とされた各タイル3L,3Sの両側面部3a,3aの側方の把持可能な位置で停止する。
【0159】
そして、Step15では、再び、前記エアコンプレッサ制御部107によって前記チャック装置制御部65にチャック閉塞指示が行われると、図21中(c)に示すように、前記大,小タイル3L,3Sの各側面部3a,3aが、前記爪部50d及び50e等によって把持される。
【0160】
次に、Step16では、前記チャッキング昇降部38のZ軸駆動用モータ43の回転駆動によって、前記スライドガイド41,41に沿って、Z方向に前記取付面部42が、更に下降されて、各大,小タイル3L,3Sが、基板1上面に押圧される。
【0161】
このため、図21中、右側拡大図に示すように、モルタル又は樹脂製接着剤12内に前記凸部3dが埋め込まれると共に、前記凹部3cとモルタル又は樹脂製接着剤12との間に存在したエアが抜けて、基板1と並行を保持しながら圧着される。
【0162】
このため、良好なタイル貼設精度で、前記タイル3L,3Sが基板に配列貼付される。
【0163】
また、この圧着の際、この実施の形態1では、押圧に用いるストロークを高さZ方向で、約0.2〜0.5mmとしている。
【0164】
そして、Step17では、再び、前記エアコンプレッサ制御部107によって前記チャック装置制御部65にチャック閉塞指示が行われると共に、Z軸駆動用モータ43の回転駆動によって、前記メカニカルチャック装置50,51が、上方に離脱される。
【0165】
Step18では、前記タイル整列装置4a内のタイル残数の数量カウント等によって得られた情報に基づいて、例えば、領域f32までの全てのタイル3の貼設が終了した場合には、次のStep19に進むと共に、まだ全てのタイル3の貼設が終了していない場合には、Step20に進み、左,右一対のタイル群の領域、例えば、領域f11,f12が終了していれば、Step4に戻って、次のf13,f14にタイルを貼設するための左,右の近接センサ74,74による測定が行われ、まだ、領域f12等、左側の残りの領域の貼設が終了していない場合には、Step8に戻り、左,右のタイル3の貼設を完了させる。
【0166】
全ての貼設が終了すると、Step19では、X軸及びY軸で前記チャッキング昇降部38の原点復帰が行われる。
【0167】
Step21では、前記クランパ装置25…のクランプが解除された後、前記搬送装置2のローラコンベア2a…が、前記搬送制御部106によって駆動されて、前記タイル3…が所望の位置に貼設されたワーク101が、排出されて、貼設工程が略終了する。
【0168】
このようにして、前記タイル群3…が、各領域f11〜f32に貼設された基板1では、中心線Cの左,右にY方向に沿って配列された各タイル3…の各端面3b…が、中心線Cから設定された同一距離に位置して固定される。
【0169】
このため、中心線Cに沿ったタイル3…の目通りが良好である。
【0170】
また、前記基板1の側縁部1aでは、Y方向に沿って配列された各タイル3…の各端面3b…が、側縁部1aから設定された同一距離に位置して固定される。
【0171】
このため、住宅の外壁等に、複数の基板1,1を配設する際、これらの基板1,1の各側縁部1a,1aを突き合わせて並設しても、突き合わせられた側縁部1aからの各両側のタイル3…の各端面3b…位置が、Y方向で揃っているので、この突き合わせ部分での縦方向の目通りも良好である。
【0172】
従って、住宅の外壁の全ての部分で目通りの良好なものとすることが出来ると共に、基板1の歪み等により、水平精度が良好でなくとも、一旦落下されたタイル3…がメカニカルチャック装置50,51で再度把持されて、押圧されるので、タイルの角度が、前記基板1の上面形状に沿った状態となり、良好なタイル貼設精度で配列貼設された外観品質の良好な外壁を製造できるタイル貼設装置が提供される。
【0173】
以上、図面を参照して、本発明の実施の形態1を詳述してきたが、具体的な構成はこれらの実施の形態1に限らず、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があってもこの発明に含まれる。
【0174】
例えば、前記実施の形態1では、2列のタイル群を貼設する工程を示して説明してきたが、特にこれに限らず、1列或いは、3列以上の複数列のタイル群を前記基板1上面に貼設するものであってもよく、タイル3の数量、形状、材質が特に限定されるものではない。
【0175】
また、前記実施の形態1では、メカニカルチャック装置50の爪部50d,50eを同時に近接離反させるように構成されているが、特にこれに限らず、例えば、前記爪部50d側のアーム50rを前記本体50aに固定して、前記シリコーンゴム50fの設けられた爪部50eのみを、近接離反させても良い。
【0176】
この場合、前記爪部50d側に当接されるタイル3の上側若しくは下側の側面部3aの位置決め精度が、更に良好となり、水平方向の目通りも良好なものとすることが出来る。
【0177】
【発明の効果】
以上、上述してきた様に、請求項1に記載のタイル貼設装置では、前記把持手段の一対の爪部が、前記タイルを両側から持して基板上に配列貼付けする。
【0178】
このため、請求項1に記載のタイル貼設装置は、タイル表面に形成された凹凸の大小に拘わらず、確実に前記タイルを持できると共に、正確に前記基板上の所望の位置へ前記タイルを貼設することが出来る。
【0179】
また、請求項2に記載のタイル貼設装置では、一旦、前記基板上で前記把持手段から放されて落下された前記タイルは、前記基板上で、該基板の上面に沿って仮貼設される。
【0180】
次に、再び、前記把持手段で、基板上に落下されたタイルが持されて、基板に押圧されると、タイルの角度が、前記基板の上面に沿った状態で、再び押圧されて前記タイルと前記基板との間に挟まったエアが抜けて圧着される。
【0181】
このため、良好なタイル貼設精度で、前記タイルが基板に配列貼付される。
【0182】
また、請求項3記載のタイル貼設装置では、前記位置センサが、前記基板の側縁部の位置を検出すると、前記プレート移動手段が、突き当てプレートを該検出された位置まで移動させる。
【0183】
前記把持手段水平移動機構では、移動された該突き当てプレートに、前記把持手段によって把持されたタイルを各々突き当てて位置決めを行う。
【0184】
このため、各タイルの端面は、前記基板の側縁部を基準として揃えられて貼設される。
【0185】
従って、目通りを良好なものとして外観品質を向上させることができる、という実用上有益な効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1のタイル貼設装置で、タイルの端面が揃えられる様子を説明する斜視図である。
【図2】実施の形態1のタイル貼設装置で、全体の構成を説明する側面図である。
【図3】実施の形態1のタイル貼設装置で、全体の構成を説明する上面図である。
【図4】実施の形態1のタイル貼設装置で、全体の構成を説明する正面図である。
【図5】 実施の形態1のタイル貼設装置で、基板の側縁部の位置測定に用いる近接センサ近傍の構成を説明する拡大正面図である。
【図6】実施の形態1のタイル貼設装置で、チャッキング昇降部及びメカニカルチャック部付近の構成を説明する一部断面側面図である。
【図7】実施の形態1のタイル貼設装置で、チャッキング昇降部に取り付けられるメカニカルチャック部の一部断面側面図である。
【図8】実施の形態1のタイル貼設装置で、メカニカルチャック部の上面図である。
【図9】実施の形態1のタイル貼設装置で、メカニカルチャック部の一部断面正面図である。
【図10】実施の形態1のタイル貼設装置に用いられるメカニカルチャック部の構成を説明し、図9中A−A線に沿った位置での水平断面図である。
【図11】実施の形態1のタイル貼設装置に用いられるメカニカルチャック部の構成を説明し、図9中B−B線に沿った位置での水平断面図である。
【図12】実施の形態1のタイル貼設装置で、メカニカルチャック装置をエアスライダ装置に装着した構成を説明する上面図である。
【図13】実施の形態1のタイル貼設装置で、メカニカルチャック装置をエアスライダ装置に装着した構成を説明する側面図である。
【図14】実施の形態1のタイル貼設装置で、メカニカルチャック装置をエアスライダ装置に装着した構成を説明する正面図である。
【図15】実施の形態1のタイル貼設装置で、メカニカルチャック装置の構成を説明する部分断面図である。
【図16】 実施の形態1のタイル貼設装置で、メカニカルチャック装置の上面図である。
【図17】 実施の形態1のタイル貼設装置で、メカニカルチャック装置の側面図である。
【図18】実施の形態1のタイル貼設装置で、制御部の構成を説明するブロック図である。
【図19】実施の形態1のタイル貼設装置で、タイル貼設工程に沿ったフローチャート図である。
【図20】実施の形態1のタイル貼設装置で、タイル群を各領域に貼設する順序を説明する基板の上面図である。
【図21】実施の形態1のタイル貼設装置で、(a)は、基板近傍まで下降されたメカニカルチャック装置を示す側面図、(b)は、基板上に、タイルを落下させる様子を示す側面図、(c)は、再び、タイルを把持する様子を示す側面図、(d)は、基板にタイルを押圧する様子を示す側面図、(e)は、基板にタイルを押圧して、メカニカルチャック装置を復帰させる様子を示す側面図である。
【図22】実施の形態1のタイル貼設装置で、エア供給源から各アクチュエータまでの接続を説明する配管図である。
【図23】従来例の真空吸着式タイル貼設装置で、構成を説明する正面図である。
【図24】従来例の真空吸着式タイル貼設装置で、要部の構成を説明する断面図である。
【図25】従来の真空吸着式タイル貼設装置を用いて、外壁基板にタイルを貼設した様子を説明する誇張平面図である。
【図26】従来の真空吸着式タイル貼設装置を用いて、外壁基板にタイルを貼設した際、目通りが良好でない様子を説明する平面図である。
【符号の説明】
1 基板
1a 側縁部
3,3L,3S タイル
3a 側面部
3b 端面
4 タイル供給エリア
27 タイル貼設装置本体
32 Y軸駆動用モータ(Y軸方向駆動手段)
37 X軸駆動用モータ(X軸方向駆動手段)
38 チャッキング昇降部
43 Z軸駆動用モータ(Z軸方向駆動手段)
48 メカニカルチャック部(把持手段)
50,51 メカニカルチャック装置
53,53 突き当てプレート
59 端面合わせステップモータ(プレート移動手段)
66 エアスライダ装置(把持手段水平移動機構)
74 近接センサ(位置センサ)
100 制御部

Claims (3)

  1. 基板上に、複数のタイルを把持して配列貼付する把持手段が設けられたタイル貼設装置であって、
    前記把持手段は、各タイルの側面に当接して当該各タイルを両側から挟持する一対の爪部を有していることを特徴とするタイル貼設装置。
  2. 請求項1に記載のタイル貼設装置は、さらに、
    タイル供給エリアにて前記複数のタイルを個別に把持した前記把持手段を、当該タイル供給エリアから、前記基板が載置されているコンベア装置のタイル貼設エリア上方に移動させる水平移動手段と、前記タイル貼設エリア上方に移動した前記把持手段を降下させる上下方向移動手段とを備えるとともに、
    前記把持手段を降下させて前記複数のタイルが前記基板近接位置に位置したときに前記把持手段を一旦停止させ、前記一対の爪部を放して前記各タイルを前記基板近接位置から前記基板上に落下させることにより当該各タイルを前記基板上に仮貼設させ、その後に、前記把持手段を降下させて、前記各一対の爪部により、前記基板上に仮貼設された前記各タイルを再度挟持させ、この状態で前記把持手段をさらに降下させて前記各タイルを基板上に押圧して貼設することを特徴とするタイル貼設装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載のタイル貼設装置は、さらに、
    突き当てプレートと、
    前記基板の側縁部の位置を検出する位置センサと、
    前記突き当てプレートを、前記位置センサで検出された前記基板の側縁部に沿うように配置させるプレート移動手段と、
    このプレート移動手段によって前記基板の側縁部に沿うように配置された前記突き当てプレートに、前記把持手段に把持された前記複数のタイルの中で前記基板の側縁部側に位置されるタイルを個別に突き当てて位置決めする把持手段水平移動機構とを備えることを特徴とするタイル貼設装置。
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