JP3421168B2 - ブッシング - Google Patents

ブッシング

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JP3421168B2
JP3421168B2 JP11329995A JP11329995A JP3421168B2 JP 3421168 B2 JP3421168 B2 JP 3421168B2 JP 11329995 A JP11329995 A JP 11329995A JP 11329995 A JP11329995 A JP 11329995A JP 3421168 B2 JP3421168 B2 JP 3421168B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、高電圧に対応したガ
ス絶縁機器等の電気機器の電圧引出しに用いられるブッ
シングに関し、特に高電圧充電部(貫通導体)に対する
シールド機能を確保するとともに分圧回路のコストダウ
ンを実現したブッシングに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ガス絶縁機器等の電圧導体を有
する電気機器においては、ケーブル引出用のブッシング
とともに電圧検出装置が個別の部品として電気機器に収
納されている。図8はたとえば特開平4−47613号
公報に記載された従来のブッシングの構造を示す側面図
であり、図において、1はブッシングを取り付けるため
の電気機器(図示しないガス絶縁機器等)に設けられた
フレームである。
【0003】2は高電圧が充電されるブッシングの本体
となる主回路導体であり、絶縁体部分(後述する)の貫
通導体を構成している。3は貫通導体2を被覆するよう
に形成されたブッシングの絶縁体部分、3aは電気機器
のフレーム1に取り付けられる絶縁体部分3のフレーム
部、4は絶縁体部分3内の貫通導体2の周辺に設けられ
たコンデンサ、Sは絶縁体部分3とコンデンサ4との間
の界面である。
【0004】5はコンデンサ4の低圧リード端子であ
り、ブッシングの外部出力端子を構成している。Zoは
外部出力端子5とグランドとの間に接続された外部イン
ピーダンスであり、コンデンサ等を含んでいる。
【0005】従来のブッシングは図8のように構成さ
れ、貫通導体2に高電圧が充電されると、絶縁体部分3
内に設けられたコンデンサ4と外部に設けられた外部イ
ンピーダンスZo(たとえば、コンデンサ)とにより、
分圧された分圧電圧が外部出力端子5から出力される。
【0006】これにより、低圧の分圧電圧を外部インピ
ーダンスZoに引出すことができる。なお、コンデンサ
4の代わりに、絶縁体部分3内に変流器等(図示せず)
を設け、電流検出の機能が付加されたブッシングを構成
する場合もある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のブッシングは以
上のように、ブッシングの絶縁体部分3内に絶縁体部分
3と比べて寿命の短い回路素子(コンデンサ4)を設け
ているため、コンデンサ4がダウンした際にはブッシン
グ全体として取り替える必要があり、コストダウンを実
現することができないという問題点があった。
【0008】また、コンデンサ4という回路素子を絶縁
体部分3内に設けているので、絶縁体部分3とコンデン
サ4との界面Sの密着性を向上させるために、コンデン
サ4の外周の角部を曲面状としたり、界面Sの熱応力を
緩和するための塗装処理をする必要があるので、コスト
アップにつながり、ブッシング全体として高価になると
いう問題点があった。
【0009】また、外部出力端子5に接続される外部イ
ンピーダンスZoが故障すると、外部出力端子5の出力
電圧が分圧されなくなり、過大電圧が出力されるという
問題点があった。
【0010】さらに、コンデンサ4に代えて絶縁体部分
3内の変流器を設けた場合に、もし絶縁体部分3を貫通
する貫通導体2にサージ性の過渡電圧が発生すると、絶
縁体部分3を介した静電的作用により、変流器の二次回
路にサージ性過渡電圧が移行し、変流器内の二次回路に
故障が発生する原因となり得るという問題点があった。
【0011】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、誘電体として作用する絶縁体部
分そのものと、外部出力端子に接続される外部配線その
ものとを、それぞれ静電容量からなる分圧器として構成
することにより、コストダウンを実現するとともに、貫
通導体の周辺に分圧器を介在させることにより、貫通導
体の容量結合部の外周部に位置する変流器等に対して静
電シールドが可能なブッシングを得ることを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
るブッシングは、高電圧充電部となる主回路導体の長手
方向の一部の周囲を絶縁体で被覆し、主回路導体を絶縁
体部分内の貫通導体とするとともに、貫通導体に容量結
合された外部出力端子を絶縁体部分の外部表面に設け、
外部出力端子に接続された外部インピーダンスと容量結
合部とにより分圧された分圧電圧を外部出力端子から出
力するブッシングにおいて、貫通導体の断面形状を円形
に形成し、貫通導体を同軸中心とする円筒電極を絶縁体
部分内に設けることにより、貫通導体と円筒電極との間
にコンデンサを形成するとともに、円筒電極に外部出力
端子を接続し、円筒電極の外部位置に円筒形の変流器を
取り付け、外部出力端子と外部インピーダンスとの間に
規定長さのシールド電線の心線を挿入し、シールド電線
のシールドを接地することにより、心線とシールドとの
間にコンデンサを形成したものである。
【0013】
【0014】また、この発明の請求項2に係るブッシン
グは、請求項1において、円筒電極の外部の長手方向の
中間部を曲面状に絞ったものである。
【0015】また、この発明の請求項3に係るブッシン
グは、請求項1において、貫通導体の長手方向の中間部
を曲面状に拡大したものである。
【0016】また、この発明の請求項4に係るブッシン
グは、請求項1から請求項3までのいずれか1項におい
て、円筒電極の両端にリング部分を形成したものであ
る。
【0017】
【作用】この発明の請求項1においては、貫通導体とそ
の外周を囲う円筒電極との間に介在された絶縁体部分に
より、静電容量(コンデンサ)を形成する。また、外部
出力端子に接続された外部配線をシールド電線として、
シールド電線の心線とシールドとの間にも静電容量を形
成する。これら貫通導体および外部配線の各周辺に形成
された静電容量により分圧回路を構成し、円筒電極にシ
ールド電線の心線を接続することにより、円筒電極およ
び外部出力端子の電位は2つの静電容量比の分圧電位と
なる。したがって、絶縁体部分内および外部インピーダ
ンス内に特にコンデンサ素子を設けることなく、貫通導
体の電圧を計測可能な分圧機能を安価で簡単且つ確実に
構成することができる。また、外部出力端子に接続され
るシールド電線の長さを適宜設定することにより、貫通
導体側に形成される静電容量よりも極めて大きい静電容
量とすることができ、円筒電極および外部出力端子にお
ける分圧電圧を極めて低電圧に設定することができる。
また、円筒電極が貫通導体(高電圧充電部)に対して静
電シールド効果を有することから、円筒電極の外部位置
に変流器を取り付けることにより、サージ性過渡電圧の
移行を抑制して変流器内の二次回路の損傷を防止するこ
とができる。さらに、円筒電極の機能として、貫通導体
(高電圧充電部)に対するシールド効果を持たせ、円筒
電極が低電圧の分圧電位となることから、円筒電極の外
部が非常に低電界となるので、高圧充電部に対して、実
用上は接地シールドされた状態となる。
【0018】
【0019】また、この発明の請求項2においては、円
筒電極の外部の長手方向の中間部を曲面状に絞り、貫通
導体と円筒電極との間の隔離距離を小さくして静電容量
を大きく設定することにより、浮遊インピーダンスの影
響を抑制する。
【0020】また、この発明の請求項3においては、貫
通導体の長手方向の中間部を曲面状に拡大し、貫通導体
と円筒電極との間の隔離距離を小さくして静電容量を大
きく設定することにより、浮遊インピーダンスの影響を
抑制する。
【0021】また、この発明の請求項4においては、円
筒電極の端部にリング部分を形成して、絶縁体部分との
間の界面における電界集中を抑制する。
【0022】
【実施例】実施例1. 以下、この発明の実施例1に関連した構成を図について
説明する。図1はこの発明の実施例1に関連した構成
示す側断面図、図2は図1内のA−A線による断面図、
図3は図1内の円筒電極の構造を示す斜視図であり、図
1および図2において、1、3、3a、5およびZoは
前述と同様のものである。また、2Aは前述の貫通導体
2に対応しており、この場合、貫通導体2Aは、円柱か
らなり、図2のように断面形状が円形に形成されてい
る。
【0023】各図において、6は絶縁体部分3の中で貫
通導体2Aを囲うように配置された円筒電極であり、貫
通導体2Aを同軸中心とした中空形状をなしている。6
aは円筒電極6の端部に形成された電界緩和用のリング
部分、6bは円筒電極6の母体となる円筒部である。
【0024】3bは貫通導体2Aと円筒電極6との間に
位置する絶縁体部分であり、貫通導体2Aと円筒電極6
との間に静電容量すなわちコンデンサを形成している。
3cは円筒電極6の外周部に位置する絶縁体部分、7は
円筒電極6と外部出力端子5とを接続するリード線であ
る。
【0025】8は外部出力端子5と外部インピーダンス
Zoとの間に挿入された規定長さのシールド電線であ
り、シールド電線8内の心線8aの両端が外部出力端子
5および外部インピーダンスZoにそれぞれ接続されて
いる。また、シールド電線8のシールド8bは接地線9
を介して接地されており、心線8aとシールド8bとの
間の絶縁体(図示せず)は、同様にコンデンサを形成し
ている。
【0026】上記のように構成されたブッシングにおい
て、円柱形状の貫通導体2Aと円筒電極6との間の絶縁
体部分3bにより形成されるコンデンサの静電容量値を
C1とし、シールド電線8の心線8aとシールド8bと
の間の絶縁体により形成されるコンデンサの静電容量値
をC2とする。
【0027】図1〜図3のように、リード線7および外
部出力端子5を介して、円筒電極6をシールド電線8の
心線8aに接続し、シールド電線8のシールド8bを接
地線9に接続することにより、貫通導体2A(高電圧充
電部)とグランドとの間に、静電容量値がC1およびC
2の2つのコンデンサの直列回路が形成される。したが
って、円筒電極6の電圧は、静電容量値C1およびC2
の比に相当した分圧電位となる。
【0028】上記のブッシングにより、貫通導体2Aに
印加される高電圧を低圧に分圧して出力するための電圧
計測用回路を形成することができる。すなわち、分圧電
圧を著しく低減させるためには、シールド電線8の長さ
を比較的大きく設定することにより、C1<<C2の条
件を満たせばよい。
【0029】このとき、絶縁体部分3内おいて外部イン
ピーダンスZo内に、特にコンデンサを設ける必要がな
く、コストダウンを実現することができる。また、円筒
電極6の両端にリング部分6aを形成したので、円筒電
極6と絶縁体部分3との間の界面での電界集中を容易に
緩和することができる。また、円筒電界6は、貫通導体
2Aに対するシールドとしても機能する。
【0030】なお、上記構成例では、貫通導体2Aの回
りに円筒電極6を配置してコンデンサのみを構成した
が、円筒電極6の回りにさらに変流器を配置してもよ
い。図4は円筒電極6の外周部の絶縁体部分3cに変流
器を設けたこの発明の実施例1を示す側断面図、図5は
図4内のB−B線による断面図である。
【0031】各図において、1、2A、3、3a〜3
c、5〜7、8、8a、8b、9およびZoは前述と同
様のものである。10は円筒電極6の外部位置に取り付
けられた円筒形の変流器、11は変流器10の二次リー
ド線、12は二次リード線11を外部に引出すための端
子である。
【0032】前述のように、円筒電極6の電位は、通常
の計測用電圧として使用されるために、シールド電線8
の長さ設定により、C1<<C2の条件を満たして低電
圧に分圧することができる。このように、円筒電極6の
電位を低くした場合、円筒電極6の外部に位置する絶縁
体部分3cは、低電界となる。
【0033】すなわち、円筒電極6がシールド電極とし
て作用することから、図4および図5のように変流器1
0を配置した場合、貫通導体2Aにサージ性の過電圧が
印加された状態であっても、静電移行の制限を受けるの
で、変流器10の二次回路に対して過電圧が印加される
ことはない。したがって、変流器10の損傷を確実に防
止することができる。
【0034】実施例2. なお、 上記実施例1では、円筒電極6の母線となる円筒
部6b(長手方向の中間部)の断面形状を直線に形成し
たが、静電容量値C1を大きくするために中間部の内径
を曲面状に絞ってもよい。図6は円筒部(円筒電極の長
手方向)の中間部を絞り込んだこの発明の実施例2によ
る円筒電極を示す断面図であり、図において、2A、3
b、6および6aは前述と同様のものである。
【0035】図6に示されない構成は、図1に示した通
りである。また、16bは、円筒電極6の円筒部(中間
部)6bに対応している。この場合、円筒部16bは、
中間部の径が両端部の径よりも小さく絞られている。d
は貫通導体2Aと円筒電極6との間の離隔距離すなわち
絶縁体部分3bの厚さである。
【0036】一般に、貫通導体2Aと円筒電極6との間
の離隔距離d(絶縁体部分3bの厚さ)は、円筒電極6
の両端部のリング部分6aにおける電界強度で決定し、
また、円筒電極6の両端に電界強度が集中するため、絞
り部分を設けない場合には、円筒電極6の長手方向の中
間部すなわち円筒部6bにおける電界強度は低い値とな
る。
【0037】しかしながら、静電容量値C1は隔離距離
dに反比例するので、図6内の円筒部16bのように円
筒部16bの内径を絞る構造とすることにより、静電容
量値C1を大きくすることができる。したがって、ブッ
シング周辺の各種浮遊インピーダンスの影響を受けず
に、信頼性の高い分圧機能を達成することができる。通
常、浮遊インピーダンスの影響を抑制するためには、絶
縁体部分3bによる静電容量値C1を100pF程度以
上に設定すればよい。また、外部出力端子5に接続され
る静電容量値C2を静電容量値C1よりも極めて大きく
するために、シールド電線8をさらに長くすればよい。
【0038】実施例3. なお、上記実施例2では、静電容量値C1を大きくする
ために、円筒部16bの内径を絞り込んで貫通導体2A
と円筒電極6の円筒部6bとの隔離距離dを小さくした
が、貫通導体2Aの中間部の外径を曲面状に拡大して隔
離距離dを小さくしてもよい。
【0039】図7は貫通導体2Aの長手方向の中間部2
bにおいて外径を大きく設定したこの発明の実施例3
よる貫通導体2Aを示す断面図である。図において、2
bは貫通導体2Aの中間部であり、両端部よりも外径が
大きく設定されている。この場合、円筒電極6の形状は
実施例1と同様である。
【0040】図7において、貫通導体2Aと円筒電極6
との間の絶縁体部分3bにおける離隔距離dは小さく絞
り込まれているため、上記実施例2で述べたことと同様
の理由で静電容量値C1を大きくでき、同様に浮遊イン
ピーダンスの影響を抑制して分圧機能の信頼性を向上す
ることができる。
【0041】実施例4. なお、上記実施例2および3では、貫通導体2Aおよび
円筒電極6の静電結合関係のみを示したが、実施例1
同様に、円筒電極6の回りに変流器10(図4参照)を
設けてもよい。また、円筒電極6の両端部にリング部分
6aを設けたが、両端部の電界集中が特に問題とならな
ければ、リング部分6aを省略することもできる。
【0042】
【発明の効果】以上のようにこの発明の請求項1によれ
ば、高電圧充電部となる主回路導体の長手方向の一部の
周囲を絶縁体で被覆し、主回路導体を絶縁体部分内の貫
通導体とするとともに、貫通導体に容量結合された外部
出力端子を絶縁体部分の外部表面に設け、外部出力端子
に接続された外部インピーダンスと容量結合部とにより
分圧された分圧電圧を外部出力端子から出力するブッシ
ングにおいて、貫通導体の断面形状を円形に形成し、貫
通導体を同軸中心とする円筒電極を絶縁体部分内に設け
ることにより、貫通導体と円筒電極との間にコンデンサ
を形成するとともに、円筒電極に外部出力端子を接続
し、円筒電極の外部位置に円筒形の変流器を取り付け、
外部出力端子と外部インピーダンスとの間に規定長さの
シールド電線の心線を挿入し、シールド電線のシールド
を接地することにより、心線とシールドとの間にコンデ
ンサを形成したので、サージ電圧の移行等を防止して変
流器内の二次回路の損傷を防止するとともに、コンデン
サ等の素子を用いることなく安価で簡単且つ確実な分圧
機能が達成され、コストダウンを実現したブッシングが
得られる効果がある。
【0043】
【0044】また、この発明の請求項2によれば、請求
項1において、円筒電極の外部の長手方向の中間部を曲
面状に絞り、貫通導体と円筒電極との間の静電容量を大
きく設定したので、浮遊インピーダンスの影響を抑制す
ることができ、信頼性の高い分圧機能を有するブッシン
グが得られる効果がある。
【0045】また、この発明の請求項3によれば、請求
項1において、貫通導体の長手方向の中間部を曲面状に
拡大し、貫通導体と円筒電極との間の静電容量を大きく
設定したので、浮遊インピーダンスの影響を抑制するこ
とができ、信頼性の高い分圧機能を有するブッシングが
得られる効果がある。
【0046】また、この発明の請求項4によれば、請求
項1から請求項3までのいずれか1項において、円筒電
極の両端にリング部分を形成し、絶縁体部分との間の界
面電界集中を緩和したので、円筒電極を含む静電結合部
の損傷を防止したブッシングが得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1に関連した構造を示す側
断面図である。
【図2】 図1内のA−A線による断面図である。
【図3】 図1内の円筒電極の構造を示す斜視図であ
る。
【図4】 この発明の実施例1の構造を示す側断面図で
ある。
【図5】 図4内のB−B線による断面図である。
【図6】 この発明の実施例2による円筒電極の構造を
示す側断面図である。
【図7】 この発明の実施例3による円筒電極の構造を
示す側断面図である。
【図8】 従来のブッシングの構造を示す側面図であ
る。
【符号の説明】
2A 貫通導体、2b 中間部、3、3b、3c 絶縁
体部分、5 外部出力端子、6 円筒電極、6a リン
グ部分、6b、16b 円筒部、7 リード線、8 シ
ールド電線、8a 心線、8b シールド、9 接地
線、10 変流器、d 隔離距離、Zo 外部インピー
ダンス。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高電圧充電部となる主回路導体の長手方
    向の一部の周囲を絶縁体で被覆し、前記主回路導体を前
    記絶縁体部分内の貫通導体とするとともに、前記貫通導
    体に容量結合された外部出力端子を前記絶縁体部分の外
    部表面に設け、前記外部出力端子に接続された外部イン
    ピーダンスと前記容量結合部とにより分圧された分圧電
    圧を前記外部出力端子から出力するブッシングにおい
    て、 前記貫通導体の断面形状を円形に形成し、 前記貫通導体を同軸中心とする円筒電極を前記絶縁体部
    分内に設けることにより、前記貫通導体と前記円筒電極
    との間にコンデンサを形成するとともに、 前記円筒電極に前記外部出力端子を接続し、前記円筒電極の外部位置に円筒形の変流器を取り付け、 前記外部出力端子と前記外部インピーダンスとの間に規
    定長さのシールド電線の心線を挿入し、 前記シールド電線のシールドを接地することにより、前
    記心線と前記シールドとの間にコンデンサを形成したこ
    とを特徴とするブッシング。
  2. 【請求項2】 前記円筒電極の外部の長手方向の中間部
    を曲面状に絞ったことを特徴とする請求項1に記載のブ
    ッシング。
  3. 【請求項3】 前記貫通導体の長手方向の中間部を、曲
    面状に拡大したことを特徴とする請求項1に記載のブッ
    シング。
  4. 【請求項4】 前記円筒電極の両端にリング部分を形成
    したことを特徴とする請求項1から請求項3までのいず
    れか1項に記載のブッシング。
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