JPH0670957A - 吸液構造体 - Google Patents

吸液構造体

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JPH0670957A
JPH0670957A JP4226782A JP22678292A JPH0670957A JP H0670957 A JPH0670957 A JP H0670957A JP 4226782 A JP4226782 A JP 4226782A JP 22678292 A JP22678292 A JP 22678292A JP H0670957 A JPH0670957 A JP H0670957A
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JP
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liquid
sheet
absorbing
absorbing structure
groove
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JP4226782A
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Inventor
Hatsu Enomoto
羽津 榎本
Yukimasa Kuroda
幸政 黒田
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61FFILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
    • A61F13/00Bandages or dressings; Absorbent pads
    • A61F13/15Absorbent pads, e.g. sanitary towels, swabs or tampons for external or internal application to the body; Supporting or fastening means therefor; Tampon applicators
    • A61F13/45Absorbent pads, e.g. sanitary towels, swabs or tampons for external or internal application to the body; Supporting or fastening means therefor; Tampon applicators characterised by the shape
    • A61F13/49Absorbent articles specially adapted to be worn around the waist, e.g. diapers
    • A61F13/495Absorbent articles specially adapted to be worn around the waist, e.g. diapers with faecal cavity
    • A61F2013/4958Absorbent articles specially adapted to be worn around the waist, e.g. diapers with faecal cavity with a faecal management layer

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  • Absorbent Articles And Supports Therefor (AREA)
  • Orthopedics, Nursing, And Contraception (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 あらゆる液体に対し、液体の横方向への流動
性を抑え、速やかに液体を透過し、なおかつ液体を積極
的に拡散し、吸収層全体で効率よく吸収でき、横漏れを
起こすことなく、速やかに吸収する性能をもつ使い捨て
可能な吸液構造体を提供する。 【構成】 液体を透過させ吸収層に送り込む表面シー
ト、取り込んだ液体を保持する吸収層、および吸収した
液体を外へ漏らさないための防液シートからなる吸液構
造体の表面シートに、表面の長手方向に溝を有し、溝に
対応する裏面は突起している不織布シートを用いた吸液
構造体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は吸液構造体に関し、さら
に詳しくは使い捨ておむつ、生理用ナプキンなどの使い
捨て可能な吸液構造体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、吸液構造体は、液体を透過させ
る表面シ−トと、吸収した液体を保持するための木材パ
ルプ綿、セルロ−ス綿、コットン、レ−ヨン繊維、セル
ロ−ススポンジ、高分子吸収材などからなる吸収層と、
液体を外に漏らさないためのポリエチレンフィルムなど
の防液シ−トからなる。このような吸液構造体は、使い
捨ておむつや生理用ナプキンなど主に体液吸収用に用い
られ、体液を横漏れなく速やかに吸収し、濡れ戻りが起
こりにくいといった性能が要求される。しかし、体液に
は多くの種類があり、また個人差などがあるなど様々な
性状の液体が考えられるため、あらゆる液体に対し、耐
横漏れ性、高吸収性、耐濡れ戻り性などを有しているこ
とが必要である。
【0003】このような性能を満足するため、吸液構造
体を構成する各部分について様々な研究がなされてい
る。例えば一般的に、尿など低粘性液体だけでなく、経
血などの高粘性液体および軟便などの固形分を含む液体
などの横漏れ防止を目的として、サイドギャザーの使用
が知られている。さらに、特開平3ー234257号公
報では、使い捨ておむつの表面シート上に身体に密着す
るシートを設けることで横漏れを抑えることが開示され
ているなど様々な改良も検討されてきている。
【0004】しかし、どのようなサイドギャザーを用い
ても、表面シートが液体の横方向への流動性を抑える作
用、効果をもっていないため、多量の液体の場合などに
は液体が横方向に流れ、サイドギャザーの取り付け部分
にたまり、身体の動きなどに対応しきれずに漏れてしま
ったり、また身体に密着せず内側に入り込むなどして装
着されやすくて逆に横漏れ現象を促進してしまうことな
どがある。このように、サイドギャザーのみに頼ってい
ては完全に横漏れが防止できると言えないのが現状であ
る。
【0005】また、特開平4ー58951号公報には、
開口および底面のある凹部を有し、その側面および底面
に裂け目のあるような構造をもたせることが開示されて
いたり、特開平4ー129553号公報では、液不透過
性材料を表面シートに用い、その長手方向に中空状凸部
を設け、連続する中空状凸部の間に開孔することが開示
されているなど、シートの表面の改良が検討されてい
る。しかしこれらのシートは、特に経血などの高粘性液
体および軟便などの固形分を含む液体などの透過性能が
不十分なため、横方向への流動性を満足に抑えることが
できず、横漏れをおこしてしまう惧れがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
従来の技術の問題を解決し、尿などの低粘性液体や経血
などの高粘性液体および軟便などの固形分を含む液体な
どに対し、表面シートを改良することで、横方向への流
動性を抑え、横漏れを起こすことなく、速やかに吸収で
きる吸液構造体を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、表
面シート、吸収層および防液シートからなる吸液構造体
において、該表面シートが表面には長手方向に少なくと
も一つの溝が設けられており、溝に対応する裏面が突起
している不織布シートであることを特徴とする吸液構造
体、である。
【0008】本発明について、図により詳細に説明す
る。本発明における表面の長手方向に溝が設けられた表
面シートとは、吸液構造体の前後方向に溝を有している
図1、図2に示すような表面シート1のことである。図
1(a)は、表面シート1、吸収層2、防液シート3、
及びサイドギャザー4からなる使い捨ておむつの一実施
例の全体斜視図、図1(b)は図1(a)のI−I’の
断面図であり、図2(a)は、表面シート1、吸収層
2、および防液シート3からなる生理用ナプキンの一実
施例の全体斜視図、図2(b)は、IIーII’の断面
図である。
【0009】この表面シートにおいて表面の溝に対応す
る裏面が突起しているとは、図3の溝の実施例に示すよ
うに、表面の溝5に対応して裏面に突起部分6が存在す
る構造のものである。形状は図に示す以外にも多数あ
り、またシートの厚みは一定でなくてもよく、例えば図
3(d)のように液体透過部分である突起部分6の厚み
を薄くするなど、目的にあわせて調整してよい。溝は少
なくとも1つ必要であり、好ましくは幅方向に連続して
形成され、例えば図4に示すようなプリーツ状シート、
波状シートおよび凹凸状シートなどが考えられる。
【0010】このとき、表面の溝と溝の間の突起部分7
は肌に接し、裏面の突起部分6は吸収層に接しているこ
とが好ましく、このような構造を安定させるために裏面
の突起部分6を吸収層表面の接している部分で固定した
り、図5のように裏面の突起部分6を透液性シート9な
どに固定したものでもよい。本発明に用いる表面シート
の溝の深さおよび溝の幅は、溝の部分に液体が流れ込む
ことができればよく、また裏面の突起部分の高さは、表
面シートと吸収層の間の空間部分8が液体の重さや体圧
などによる加圧によりつぶれないことが重要である。
【0011】従来の吸液構造体は、液体が表面シート上
に滴下されると、その部分で横に広がるため横漏れを起
こし、吸収層の中央部分のみしか使用されず、長手方向
の前後の部分は使用されないまま捨てられることが多か
った。しかし、このような溝により、実質的にシート表
面の長手方向に連続した壁ができるため、液体の横への
流動性を抑え、液体を縦方向に拡散することが可能とな
る。つまり、多量の液体の際にもそれぞれの溝に液体が
保持されるため、横方向に流れにくく横漏れ防止に極め
て有効であるうえ、長手方向の前後の部分にも液体が積
極的に拡散されるため、吸収層の全体を有効に使用でき
る吸液構造体が可能となる。
【0012】溝による表面の立体構造により、加圧下で
あっても表面シートと肌面が密着しにくいだけでなく、
裏面も立体構造であるのため、表面シートと吸収層も密
着しにくく、濡れ戻りを最少限に抑えることができる。
本発明に用いる表面シートの基布は、柔らかさ、肌触り
の面だけでなく透過性の面からも不織布シートであるこ
とが必要である。不織布シ−トは、ポリエチレン、ポリ
プロピレンなどのポリオレフィン系繊維、ポリエチレン
テレフタレートなどのポリエステル系繊維、ナイロン
6、ナイロン6,6などのポリアミド系繊維、ポリアク
リロニトリルなどのアクリル系繊維、レーヨンなどのセ
ルロース系繊維、ポリオレフィン系のさや芯型などの二
成分系繊維およびそれらの混繊からなるものがあり、ス
パンボンド法に代表される長繊維不織布シート、ヒート
ボンド法およびサーマルボンド法に代表される短繊維不
織布シートなどが挙げられる。
【0013】これらの不織布シートは透液性を有してい
ることが好ましく、その透液性が不足している場合に
は、透液剤処理などによる化学的表面改質を施して透液
性を賦与することが好ましい。もし、本発明に用いる表
面シートの透液性が不足している場合であっても、表面
の溝により液体を縦方向に拡散させるため、シート表面
に液体がたまることなく効率的に透過させることができ
る。
【0014】また、表面シートの透過性が優れていて
も、経血などの高粘性液体や軟便などの固形分を含む液
体などは吸収層に吸収されにくいため、シート表面に液
体がたまってしまう場合などには、表面シートの裏面の
突起部分で作られる表面シートと吸収層の間にできた空
間部分で一時的に保持し、拡散させながら徐々に吸収さ
せることで、表面には液体が残らず速やかに透過され、
効率よく吸収することが可能となる。このように、本発
明に用いる表面シートは透液性にも優れた効果がある。
【0015】さらに、表面シートの裏面の突起部分6に
孔部分10が設けられていることが好ましく、尿などの
低粘性液体や経血などの高粘性液体だけでなく、特に軟
便など形分を含む液体などに対する透過性を著しく向上
させることができるので好ましい。固形分を含む液体
は、表面シートの繊維間を透過しないため、シート表面
に完全に残留してしまうが、孔部分が設けられていれば
孔部分より透過することができる。
【0016】しかし、通常の吸液構造体では吸収層に固
形分を取り込む部分がないため、孔で目詰まりをおこし
速やかに透過できないといった問題点がある。これに対
し、本発明に用いる表面シートの場合は溝5が設けられ
ているため、液体が溝5に流れ込み、孔部分が設けられ
ていれば、積極的に孔部分に取り込まれるため、非常に
効率よく透過、吸収できる。さらに、裏面の突起部分に
よりできる空間部分8により、液体を孔部分10で目詰
まりを起こすことなく透過し、拡散させることができ、
液体を速やかに取り込むことが可能となる。
【0017】このように、表面シートに表面の長手方向
に少なくとも一つの溝が設けられており、溝に対応する
裏面は突起している不織布シートを用いることで、液体
の横方向への流動性を抑え、縦方向に拡散するため、横
漏れを起こさず、液体を速やかに透過し、吸収層全体で
効率よく吸収できる吸液構造体が可能となる。また、こ
の表面シートの裏面の突起部分に孔部分が設けられてい
れば、通常では吸収されにくいような液体、例えば軟便
などの固形分を含む液体などであっても、孔の部分で目
詰まりを起こさずに積極的に液体を流し込むような吸液
構造体が可能となる。
【0018】このような構造により、従来の技術では達
成し得なかったあらゆる液体の横漏れに伴う肌への不快
感を飛躍的に抑えることができる。
【0019】
【実施例】以下、本発明を実施例により詳細に説明す
る。なお、以下に評価方法を示す。評価には次の試験液
を用いた。 試験液A・・・尿のモデルとして生理食塩水。 試験液B・・・経血のモデルとしてPVA水溶液。
【0020】試験液C・・・軟便のモデルとして市販の
味噌を水で溶いた液。 (1)耐横漏れ性 それぞれの吸液構造体の上に試験液を滴下し、液体が吸
収された後の表面シートの濡れ面積および濡れ部分のタ
テ/ヨコ比から横広がり防止性を表した。濡れ面積が小
さければ液体が広がっていないことを示し、また濡れ面
積が大きくてもタテ/ヨコ比が大きいと横方向に拡散し
ていないことを示す。 2)耐濡れ戻り性 それぞれの吸液構造体の上記試験液を滴下したときの試
験液の重量をW0 とし、試験液が完全に吸収されてから
ろ紙をのせ30秒間加圧したときシートに濡れ戻った試
験液の重量をW1 としたときの耐濡れ戻り率を次式より
重量%で示した。
【0021】 耐濡れ戻り率(%)=(W1 /W0 )×100 3)液体残留性 それぞれの吸液構造体の上記試験液を滴下し、このとき
の試験液の重量をW0、および1分後に表面シ−ト上に
残留している試験液の重量をW2 とし、次式より液体残
留率を重量%で示した。
【0022】 液体残留率(%)=(W2 /W0 )×100 4)液体透過性 それぞれの吸液構造体の上記試験液を滴下し、その液体
が吸収され表面の光が消えるまでの時間を測定し、液体
透過性を示した。
【0023】
【実施例1】目付20g/m2 のポリプロピレンスパン
ボンド不織布シ−トの全面に親液剤としてポリオキシエ
チレンオクチルフェニルエーテル(東邦化学社製、トラ
イトンX−100(登録商標))を1%owfで処理
し、図4(a)に示すようなプリーツ幅10mmのプリ
ーツ加工を施すことで表面に溝を設け、裏面に突起部分
を有する表面シートを得た。得られた表面シートをプリ
ーツを伸ばすと吸収層の幅方向の長さと同じになるよう
に用い、吸収層としてパルプと高分子吸収体、防液シー
トとしてポリエチレンシートを用いて吸液構造体を得
た。
【0024】得られた吸液構造体の性能を評価した。そ
の結果を表1に示す。
【0025】
【実施例2】目付20g/m2 のポリプロピレンスパン
ボンド不織布シ−トの全面に実施例1と同様の親液剤処
理をし、図4(b)に示すような高さ10mmの波状加
工を施すことで表面に溝を設け、裏面に突起部分を有す
る表面シートを得た。得られた表面シートを用い、実施
例1と同様の吸収層と防液シートを用い実施例1と同様
の吸液構造体を得た。
【0026】得られた吸液構造体の性能を評価した。そ
の結果を表1に示す。
【0027】
【実施例3】目付20g/m2 のポリプロピレンスパン
ボンド不織布シ−トの全面に実施例1と同様の親液剤処
理をし、図4(c)に示すような高さ10mmの凹凸加
工を施すことで表面に溝を設け、裏面に突起部分を有す
る表面シートを得た。得られた表面シートと実施例1と
同様の吸収層と防液シートを用い吸液構造体を得た。
【0028】得られた吸液構造体の性能を評価した。そ
の結果を表1に示す。
【0029】
【実施例4】目付20g/m2 のポリプロピレンスパン
ボンド不織布シ−トの全面に実施例1と同様の親液剤処
理をし、図6に示すような実施例1と同様のプリーツ加
工を施したものに、裏面の突起部分に孔径3mmの孔部
分が設けられた表面シートを用いた吸液構造体を得た。
【0030】得られた吸液構造体の性能を評価した。そ
の結果を表1に示す。
【0031】
【実施例5】目付20g/m2 のレーヨン不織布シ−ト
に実施例1と同様のプリーツ加工を施し、表面シートを
得た。得られた表面シートと実施例1と同様の吸収層と
防液シートを用い吸液構造体を得た。得られた吸液構造
体の性能を評価した。その結果を表1に示す。
【0032】
【比較例1】目付20g/m2 のポリプロピレンスパン
ボンド不織布シ−トの全面に実施例1と同様の親液剤処
理をし、表面シートを得た。得られた表面シートと実施
例1と同様の吸収層と防液シートを用い、吸液構造体を
得た。得られた吸液構造体の性能を評価した。その結果
を表1に示す。
【0033】
【比較例2】目付20g/m2 のレーヨンレン不織布シ
−トからなる表面シートと実施例1と同様の吸収層と防
液シートを用い、吸液構造体を得た。得られた吸液構造
体の性能を評価した。その結果を表1に示す。
【0034】
【表1】
【0035】表1に示すように耐横漏れ性については、
実施例1〜5の吸液構造体の濡れ面積が小さく、タテ/
ヨコ比が大きい。つまり、実施例1〜5の吸液構造体は
横漏れを引き起こす液体の横方向への流れが抑えられ、
縦方向に拡散されていることがわかる。このように、本
発明の吸液構造体は、従来のものに比べ、横漏れが起こ
りにくく、吸収層全体で有効的に吸収されていることが
明らかである。その他の性能に関しても従来のものと同
等か、それ以上の性能を有していることがわかる。他え
ば、耐濡れ戻り性について、実施例1〜4の吸液構造体
は、同様の不織布シ−トの基布を用いている比較例1よ
り濡れ戻り率が少なく肌への不快感が抑えられており、
また、実施例5の吸液構造体についても同様の不織布シ
−トの基布を用いている比較例2より濡れ戻り率が少な
く、実用に充分ことが分かる。
【0036】また、液体残留性について、固形分のない
試験液Bに対しては、実施例1〜5の吸液構造体が残留
率が少なく、固形分が含まれている試験液Cに対して
は、孔部分が設けられている実施例4で残留率が少ない
ことがわかる。さらに、液体透過性については、実施例
1〜5の吸液構造体が透過時間が少ない。これより、実
施例1〜5の吸液構造体は速やかに透過できる性能をも
ち、シート上の残留が少ないため、肌に不快感を与えに
くいことがわかる。
【0037】これらより、実施例1〜5の吸液構造体が
どのような性状の液体に対しても優れた性能をもつこと
がわかる。
【0038】
【発明の効果】本発明の吸液構造体は、従来のものに比
べて、低粘性液体だけでなく、高粘性液体および固形分
を含む液体など、あらゆる液体の横方向への流動性を抑
えた、横漏れのないという優れた性能を有する。また、
横方向への流動性を抑えるだけでなく、液体を溝の部分
に流し込むことで速やかに吸収できるとともに、液体を
縦方向に拡散するため吸収効率のよい性能を有する。
【0039】またさらに、表面シートが立体構造になっ
ているため濡れ戻りを最少限に抑えることができ、嵩高
になるため風合いがよく、肌触りがよい性能を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は本発明の吸液構造体の一実施例で
ある使い捨ておむつの全体斜視図、図1(b)は図1
(a)のI−I’の断面図。
【図2】図2(a)は本発明の吸液構造体の一実施例で
ある生理用ナプキンの全体斜視図、図2(b)は図2
(a)のIIーII’の断面図。
【図3】本発明の吸液構造体に用いる表面シートの溝部
分の例を示す拡大断面図。
【図4】本発明の吸液構造体に用いる表面シートの実施
例1、2、3の斜視図。
【図5】本発明の吸液構造体に用いる表面シートと表面
シート固定用の透液性シートとを複合した一例の斜視
図。
【図6】本発明の吸液構造体に用いる表面シートの一例
の斜視図。
【符号の説明】
1:表面シート 2:吸収層 3:防液シート 4:サイドギャザー 5:溝部分 6:突起部分 7:肌接触部分 8:空間部分 9:透液性シート 10:孔部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 7603−4C A61F 13/18 330

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面シート、吸収層および防液シートか
    らなる吸液構造体において、該表面シートが表面には長
    手方向に少なくとも一つの溝が設けられており、溝に対
    応する裏面が突起している不織布シートであることを特
    徴とする吸液構造体。
JP4226782A 1992-08-26 1992-08-26 吸液構造体 Pending JPH0670957A (ja)

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