JP2009207599A - 吸収性物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】フィット性、柔軟性及び液漏れ防止性に優れている吸収性物品を提供すること。
【解決手段】表面シート2、裏面シート3及び両シート間に介在する吸収体4を備えた実質的に縦長の吸収性本体5と、該吸収性本体5の長手方向の両側に形成された一対の防漏壁6,6とを有する吸収性物品1であり、防漏壁6は、シート材料及び弾性部材により形成された帯状の伸縮性シートが肌当接面側に凸の凸状とされて起立することにより形成され、内部に空洞を有しており、伸縮性シート61の前記シート材料に、前記防漏壁の長手方向に延びる微細な凸構造68が形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、着用者の肌に面で当接する弾性伸縮部を備えた生理用ナプキン、失禁パット、パンティライナー等の吸収性物品に関する。
従来、立体ギャザーを備えた生理用ナプキン等の吸収性物品において、立体ギャザーに、着用時に着用者の肌に面で当接する弾性伸縮部を有するものが知られている。しかし、従来のものは、立体ギャザーの着用者の肌に当たる感触が、必ずしも良好ではなかった。例えば、ゴワゴワしていたり、不規則な皺によって肌触りやクッション性に劣るものが多かった。また、従来のものは、弾性伸縮部の形状が安定に保持されず、使用中に弾性伸縮部がヨレたり望まない方向に縮んだりして、フィット性や漏れ防止性の向上効果が得らない恐れがあった。
このため、特開2001−291795号公報(特許文献1)には、幅方向に延びる凸部を形成し、皺を発生させないようにするとともに、凸部を空洞として肌触りを向上しようとなしたものが提案されている。さらに幅方向に延びる凸部によって、その面形状が安定化されている。しかし、面形状を有する立体ギャザーでは、ギャザーを起立させなければ十分なフィット性を得ることは難しいが、起立性を高めると吸収体上への倒れ込みが起こり易く、ギャザー汚れを誘発しやすくなる。
一方、吸収性物品の両側部にシート状の弾性部材を幅方向断面がアーチ状となるよう配置し、柔軟性と防漏性の高い防漏壁を形成する特開平11−19123号公報(特許文献2)が提案されている。この技術によれば、装着者の身体形状に添う形にアーチ形状は容易に変形して良好にフィットし、横漏れ防止性を有する。また、吸収性物品の両側部に幅方向断面がアーチ形状の防漏壁を形成すると、良好なフィット性と防漏壁の両端部が固定されている形状であることよって、使用中に圧力を受けても固定されている両端部よりはみ出し難く、間接的な汚れが起き難い。このため、本来の横漏れ防止性に加え、横漏れを防止する印象も高い。
特開2002−291795号公報 特開平11−19123号公報
近年、吸収性物品の長さが長くなるにつれ、防漏壁も長くなる傾向があり、特許文献2の技術において、その特徴であるフィット性と防漏性を有効とするためには、ギャザーの起立安定性が必要とされるが、表面シートに連続的に固定されているため、吸収性物品の中央部ではギャザーの形状が安定化できず、十分なフィット性、柔軟性、防漏性を得ることは困難である。
従って、本発明の目的は、フィット性、柔軟性及び液漏れ防止性に優れている吸収性物品を提供することにある。
本発明は、表面シート、裏面シート及び両シート間に介在する吸収体を備えた実質的に縦長の吸収性本体と、該吸収性本体の長手方向の両側に形成された一対の防漏壁とを有する吸収性物品において、前記防漏壁は、シート材料及び弾性部材により形成された帯状の伸縮性シートが肌当接面側に凸の凸状とされて起立することにより形成され、内部に空洞を有しており、前記伸縮性シートの前記シート材料に、前記防漏壁の長手方向に延びる微細な凸構造、又は前記防漏壁の長手方向に直列した多数の凸部からなる凸構造が形成されている吸収性物品を提供することにより、前記目的を達成したものである。
本発明の吸収性物品は、肌と防漏壁との間を液が幅方向に移動することを抑制することができ、優れた液漏れ防止性が得られる。また、防漏壁の凸形状が安定化されやすく、着用中でも違和感なく安定的したフィット性を有する。
以下、本発明の吸収性物品を、その好ましい一実施形態である生理用ナプキンに基づき図面を参照して説明する。図1〜図3は、本発明の第1実施形態の生理用ナプキンを示す図であり、図1は、***部領域で仮想的に切断した斜視図、図2は、防漏壁を伸長させて平面状に拡げた状態を肌当接面側から見た平面図、図3は、湾曲した状態のナプキンにおける***部領域の側部の断面を示す断面図である。
第1実施形態のナプキン1(以下、単にナプキン1ともいう)は、図1に示すように、肌当接面側に位置する表面シート2、非肌当接面側に位置する裏面シート3、及び該両シート間2,3に配置された吸収体4を具備する縦長の吸収性本体5と、吸収性本体5の長手方向の両側に形成された一対の防漏壁6,6とを有している。ナプキン1は、図1及び図2に示すように、角が丸みを帯びた縦長の矩形形状を有し、吸収体4も同様に角が丸みを帯びた縦長の矩形形状を有している。ナプキン1は、吸収性本体5の長手方向と同方向に長い形状を有しており、その長手方向の中央部よりやや前寄りの位置に、ナプキン1の着用時に、着用者の液***部(膣口)に対向配置される***部領域Aを有し、その前後に、着用者の液***部より前方(腹側)に配される前方部Bと、着用者の液***部より後方(背中側)に配される後方部Cとを有している。ナプキン1は、ナプキン1の長手方向に延びる中央線に対して左右対称形状である。
防漏壁6は、伸縮性シート61を用いて形成されている。表面シート2は、防漏壁6を形成する伸縮性シート61と吸収体4上で接合されており、該伸縮性シート61は防漏壁6を形成し、吸収体4の長手方向の側縁4aより幅方向外方に延出されている。裏面シート3は、吸収体4の長手方向の側縁4aそれぞれから幅方向外方に延出する延出部分を有している。伸縮性シート61及び裏面シート3は、それぞれ、吸収体4の外周縁から外方に延出し、延出した両シート3,6の外周縁によってナプキン1の外形(縦長の略矩形形状)が形作られている。吸収体4の外周縁から延出した両シート3,6は、接着剤やヒートシール等の接合手段によって互いに接合されており、ナプキン1の長手方向における着用者の液***部に対向配置される***部領域Aにおいては、下着(ショーツ等)のクロッチ部を覆い汚れ防止と粘着剤による固定を行うためのウイング部7が形成されている。
本明細書において、「長手方向」は、吸収性物品又は吸収性本体等の長手方向に沿う方向(図2では上下方向)であり、「幅方向」は、長手方向と直交する方向(図2では左右方向)である。また、「肌当接面」は、吸収性物品着用時に着用者の肌側に向けられる面であり、「非肌当接面」は、吸収性物品着用時に下着側(着用者の肌側とは反対側)に向けられる面である。
第1実施形態の生理用ナプキン1の肌当接面には、生理用ナプキン1の長手方向に沿う溝14がエンボス加工により形成されている。
第1実施形態の生理用ナプキン1の肌当接面には、該ナプキン1の長手方向に沿う溝8,8がエンボス加工により形成されている。図4においては、溝8の図示を省略してある。
第1実施形態の生理用ナプキン1においては、図1又は図3に示すように、帯状の伸縮性シート61が、生理用ナプキン1の長手方向に配設及び固定されており、該伸縮性シート61の収縮により、肌当接面側に凸の凸曲面形状の立体形態を有する防漏壁6,6が形成されている。
更に詳述すると、生理用ナプキン1の両側部それぞれに、伸縮性シート61,61が吸収性本体5の一部を構成する吸収体4よりも肌当接面側に配設されており、伸縮性シート61,61の収縮により、生理用ナプキン1の両側部に、それぞれ生理用プキン1の長手方向に延び、幅方向の断面形状が肌当接面側に凸の円弧形状である凸曲面形状の立体形態により内部に空洞を有する防漏壁6,6が形成されている。一対の伸縮性シート61,61は、それぞれ、生理用ナプキン1の長手方向に伸張された状態で、その両側縁を固定されている。各伸縮性シート61は、ナプキン1の長手方向と同方向に長い形状を有し、それぞれの長手方向の両端部は、ナプキン1の長手方向の両端部に形成されたエンドシール部9,9に固定されている。
第1実施形態に用いた伸縮性シート61は、図3に示すように、シート材料62,63及び弾性部材64により形成されている。防漏壁6は、伸縮性シート61が肌当接面側に凸の凸状とされて起立することにより形成され、防漏壁6の内部には空洞が形成されている。***部領域Aにおける各伸縮性シート61は、図3に示すように、ナプキン1の幅方向中央部側の一側縁61aから所定幅の部分が、吸収体4の肌当接面側の面上に固定されている。この所定幅の部分(内側固定部分)61bは、片面が、図示しない接着剤により吸収体4に接合されている。内側固定部分61bの他面には、図示しない接着剤により表面シート2に接合されている。伸縮性シート61は、内側固定部分61bの一端である内側固定端61dから所定幅離間した位置に、複数本の弾性部材64が互いに平行に間隔を設けて配された弾性領域61eを有しており、更にその幅方向の外側には、吸収体4の非肌当接面側に配されたシート(裏面シート3)における、吸収体4の側縁部4aより幅方向外方に延出した部分に接合された外側固定部分61fを有している。弾性領域61eと、外側固定部分61fの一端である外側固定端61gとの間も所定幅離間している。伸縮性シート61は、弾性領域61eに固定されている弾性部材64が収縮することによって、内側固定端61dと外側固定端61gとの間が、図3に示すように、ループ状をなして起立している。
***部領域Aにおける防漏壁6,6においては、伸縮性シート61が、内側固定端61dよりナプキン幅方向内方に張り出した内方張出部6Nと、外側固定端61gより幅方向外方に張り出した外方張出部6Gを有するΩ形状の断面形状を有している。伸縮性シート61は、シート材料62,63と複数本の糸状の弾性部材64より構成され、糸状弾性部材61が入り込んだ微細な凸部(凸構造)68が、シート材料62に複数形成されている。各凸部68は、防漏壁6の長手方向に延びている。シート材料62,63は、疎水性の不織布からなる。長手方向に延びる微細な凸部(凸構造)68によって防漏壁6には、Ω形状の安定性、防漏壁の起立性、防漏壁の液にじみ防止性等の向上効果が得られる。
Ω形状の安定性が向上する理由は、シート材料自体に凹凸が形成された結果皺等の発生が抑えられていることもあるが、図3に示されるように、弾性部材を挟み込む2枚のシート62,63が弾性部材64を介さない形状で直接ホットメルトによって固定され、空洞側のシート材料63の形状が安定し易い点、及び2枚のシート材料62,63の固定が弾性部材の伸縮影響を受けにくくされている点が大きい。
防漏壁の起立性は、凹凸形状が長手方向に延びる形状とされていることによって、Ω形状自体が安定化されていることに加え、凸部に配された弾性部材の伸縮性に影響を与え難い構成をとり易いことが挙げられる。具体的には、通常弾性部材には直接接着剤が塗工されてシート材料に固定されるが、凸部に弾性部材が配されていることから弾性部材の移動が凸部形状によって抑制されており、伸縮発現部位に必要最小量の接着剤を塗工するあるいは弾性部材に接着剤を塗工せずに伸縮性シートを形成することが可能となるため、弾性部材の伸縮挙動を全体的に発現させることができる。このような伸縮性に影響を与え難い他の構成としては、伸長性を有するシート材料を使用し、弾性部材の引き伸ばさず作成する伸縮性シートがある。
防漏壁の液にじみは、平面部を有する立体ギャザーで顕著であるが、肌とギャザーの間の微小な隙間を液が広がる現象であり、防漏壁の滲み出しと異なる現象である。滲み出しのように液が防漏壁の外に出てしまうモレではないが、防漏壁が汚れてしまうため、液にじみが起きた場合使用者は漏れたと感じ易く、身体に液も付着し易い。液にじみの要因はいろいろと考えられるが、立体ギャザーの倒れによる防漏壁の液付着と体を伝った液の付着の2つが主な要因と判断している。Ω形状の防漏壁では、張り出し形状を有することから幅方向への倒れが起こり難くなされている点とオーム形状の空洞が潰れても張り出し部を境界として上面側が直接吸収面と接触しない点から、液にじみを防止し易い。さらに、凸部が形成されているため、上面側では肌と触れていても液は幅方向に広がり難く、下面側では吸収面との接触が少ない。
また、凸部は部分的に肌と接触することから肌触りを向上する効果も有する。
防漏壁のΩ形状と凸部形状によって、***部領域における防漏壁形状を安定化することができるが、防漏壁の断面形状や吸収性物品前方部及び後方部における伸縮性シート61の固定を工夫することでより防漏壁の形状を安定化することができる。
伸縮性シート61は、例えば、一方のシート材料62を断面ジグザグ形状又は連続波形形状に加工した後、その谷部に、接着剤を予め塗工した弾性部材64を導入し、次いで、その谷部を覆うように他方のシート材料63を接合することにより製造することができる。弾性部材64を導入した谷部部分が、防漏壁6においては凸部68を形成している。弾性部材64は、接着剤を予め塗工することなく導入することもできる。
各防漏壁6に形成する凸部(凸構造)68の本数は、例えば、3〜10本程度とすることができ、頂部に弾性部材64を配する奇数本が好ましく、5〜7本程度がより好ましい。
図1及び図2に示すナプキン1においては、***部領域Aから後方部Cの一部(後方部Cにおける液配設領域Aに比較的近い部分)に亘る、図2に6Aで示す範囲において、***部領域Aと略同様な断面形状を有している。
防漏壁のΩ形状の安定性を向上させるには、図3に示すように、両端の固定部と防漏壁の上端との間に折込み部E1,E2を形成することが有効であり、図4にはその折込み部E1,E2を安定化させるために、前方部B及び後方部Cに形成した高さ抑制部位6B,6Cの防漏壁形状を示している。
***部領域Aにおける防漏壁6,6は、図3に示すように空洞内部側に入り込み空洞外部側に屈曲した折込み部E1,E2を形成している。折込み部は防漏壁6の上端部と下端部(固定部)の略中間位置に形成されており、幅方向中央側の固定部による内方折込み部E1と外方折込み部E2によって、Ω形状とされている。幅方向中央側の固定部は、表面シートの非肌当接面側に伸縮性シート61を配して接合されていることによって、内方折込み部はその形状が安定化され、外方折込み部E2は、後述する前方部及び後方部の防漏壁の高さを短くする抑制部によって安定化されている。このようにΩ形状の空洞が形成されることで、空洞の形状変形(空洞の潰れ)による身体へのフィット性及び、防漏壁高さと折込み部による下面接触防止による漏れ防止性を有する。
第1実施形態における防漏壁6は、該防漏壁6の一部が、該防漏壁の幅方向の外側又は内側から空洞の内部側に入り込んだ折込み部E1,E2を有している。そして、折込み部E1,E2の下方を向いた面にも、凸構造68a(68)が形成されている。折込み部E1,E2の下方を向いた面にも、凸構造68a(68)が存在することで、防漏壁の起立性が良好となり、外方における吸収体と外方折込み部E2の下部に形成されているにある吸収体の側部と防漏壁の隙間が良好に保たれる。また、幅方向中央側では、防漏壁の下部が表面シート2と接触しても、防漏壁への液の付着が少なく、防漏壁の汚れ及びそこから発展する液漏れを防止しやすい。
一方、防漏壁6の前方部B及び後方部Cそれぞれに形成された高さ抑制部位6B,6Cにおいては、防漏壁6の高さが***部領域より抑制されている。
前方部の高さ抑制部位6Bにおける高さ抑制手段は、防漏壁6のΩ形状の空洞部内部(防漏壁の内部に形成される空洞の内壁同士)を部分的に接合する接合手段65である。接合手段65としては、各種公知の接合手段を採用することができ、例えば、ホットメルト型接着剤等の接着剤やヒートシール等が好ましく用いられる。防漏壁6を柔軟に維持する観点からは、接着剤が好ましい。
後方部の高さ抑制部位6Cにおける高さ抑制手段は、防漏壁6のΩ形状の空洞部の下部外面を他の部分に接合する接合手段66,67である。一方の接合手段66は、防漏壁6の外面同士を接合しており、他方の接合手段67は、防漏壁6の外面と吸収性本体5(詳細には表面シート2)とを接合している。接合手段66,67としては、接合手段65と同様のものを用いることができる。
防漏壁6の高さHは、防漏壁6に隣接する液吸収面からの高さH(図3,図4参照)である。
高さ抑制部位6Bのように、空洞の内部同士を接合して高さを抑制すると、伸縮特性の低下を抑えながら高さを抑制することができるため、吸収性物品を身体形状に沿い易くすることができ、表面シートと防漏壁との間にポケット部を形成しやすい。従って、そのようにして高さを抑制することは、曲率変化が大きい部位、即ち前方部に適している。他方、高さ抑制部位6Cのように、空洞部の下部外面に他に接合して高さを抑制すると、空洞を残したまま高さが抑制できるため、防漏壁のフィット性が高く、動きにおける追従性が高い。
また、前方部及び後方部の高さ抑制部の形成によって折込み部が固定されるため、***部領域における折込み部形状が安定するとともに、折込み部間が離間した形状となることでΩ形状の空洞部を倒れ難くする効果も有する。
次いで、凸部形状の安定化について説明する。凸部形状は、前方部及び後方部における高さ抑制部位6B,6Cにおいて凸部形状が維持されていること、特に張り出し部より上面側が重要である。さらに、弾性部材の配置されていない部位または弾性部材がその弾性機能を発現していない構成とされる吸収性物品の前後端における伸縮性シートと吸収性本体の固定が重要である。
前記高さ抑制部位6B,6Cにおいては、高さ抑制のための折込み固定がホットメルト接着剤により形成されているが、凸部形成を良好とするためには、凸部形状を折込み固定によって平坦化しないことが必要である。特に、張り出し部より上面側は凸部による防漏壁形状の安定化や液にじみ防止性の観点から重要となる。後方部のように折込み固定が張り出し部下面側で形成される場合に上面側の影響はないが、前方部のように空洞を潰す場合に折込み固定を強く行わないことが好ましい。
折込み固定によって高さ抑制された前方部及び後方部の長手方向端部において、通常、弾性部材は配置されていないか配置されていても弾性機能が発現しない構成とされる。本実施形態の生理用ナプキンでは、Ω形状及び凸部形状の安定化のため、伸縮性シート(防漏壁)の全てが吸収性本体に固定されていない事が好ましい。即ち、Ω形状の張り出し部より下面側は吸収性本体に固定されることで使用時に違和感のない構成とすることが好ましいが、張り出し部より上面側は2枚のシート材料及び弾性部材の固定はされていても、その他の固定がないことが好ましい。
第1の実施形態における生理用ナプキン1の表面シート2、裏面シート3及び吸収体4としては、従来既知の材料等を特に制限なく使用することができる。
表面シートとしては、液の保持がし難い構造の材料、例えば立体的な導液管を有する開孔フィルムや凹凸構造を有する不織布の開孔/未開孔体が好ましく、裏面シートとしてはポリエチレン等の樹脂材料によるフィルムが好ましい。また、吸収体には、パルプ、高吸収性ポリマーの混合体やポリマーシートが使用可能であり、吸収体の上面に液戻り防止性を高める不織布による中間シートを配することも好ましい。
裏面シート3の非肌当接面側には、本体固定用の第1粘着部とウイング部固定用の第2粘着部が形成されている。即ち、裏面シート3の外面における吸収体4の配置領域(吸収体4と重なる領域)には、吸収性本体5を下着等の着衣に固定する第1粘着部(図示せず)が形成されており、ウイング部7の裏面シート3側の面には第2粘着部(図示せず)が形成されている。
第1実施形態のナプキン1においては、上述したように、防漏壁形成用の伸縮性シートとして、疎水性の不織布である2枚のシート材料62,63と複数本の糸状の弾性部材64からなる複合シートを用いたが、これに代えて、他方な伸縮性シートを用いることができる。
即ち、シート材料及び弾性部材により形成された帯状の伸縮性シートを特に制限なく用いることができる。
例えば、シート材料としては、伸縮性のフィルム、不織布、織物またはそれらの積層シート等が挙げられる。具体的には、天然ゴム、ポリウレタン、ポリスチレン−ポリイソプレン共重合体、ポリスチレン−ポリブタジエン共重合体、アクリル酸エチル−エチレン等のポリエチレン−αオレフィン共重合体等からなる材自体が伸縮性を有する材料(フィルム、糸状物、不織布、織物)やこれら伸縮性の材料(弾性部材)と不織布等の積層物等が挙げられる。上記伸縮性フィルムは、表面シートよりも肌当接面側に使用する場合には、肌触りを良好にする為、及びヒートシール性や接着剤による固定性を向上する為に、ポリエチレン/ポリエステル、ポリエチレン/ポリプロピレン、ポリプロピレンからなる熱可塑性不織布と積層し、積層材として用いることが好ましい。この様な熱可塑性不織布は、不織布自身が伸縮性を有する様に、クリンプ加工した繊維を用いることが好ましく、伸び難いクリンプ加工していない不織布を積層する場合においては、積層する前にあらかじめ弾性部材のみを所定の伸張率まで伸張し、不織布材料とホットメルトやヒートシール等によって接着し、伸縮性を発現するシート材料とする様に作成してもよい。
また、伸縮性シートの伸縮挙動はどの部分でも同じである必要は無く、防漏壁の形状安定性や他の構成材料との複合化の観点から、伸張性を異ならせたり伸縮性のない部分を形成することが好ましい。具体的には、防漏壁のΩ形状の張出部より上端部までに伸縮性が必要であり、折込み部付近に折込み形状安定化のため伸縮性を発現するように弾性機能の付与もしくは弾性部材を配置し、固定部や幅方向延出部では伸縮機能を発現しないあるいは弾性部材を配しないことで、固定性や柔軟性を向上することができる。
次に、第2実施形態の生理用ナプキンについて説明する。第2実施形態の生理用ナプキンは、吸収性本体の長手方向の両側に、図5に示す構造の防漏壁6’を有している。第2実施形態の生理用ナプキンについては、上述した生理用ナプキン1と異なる点について説明し、同様の点については説明を省略する。特に説明しない点については、上述した生理用ナプキン1についての説明が適宜適用される。
第2実施形態の生理用ナプキンにおける防漏壁6’を構成する伸縮性シート61’は、不織布よりなるシート材料62’、弾性部材64’、及び、弾性部材固定用の接着材料よりなる。接着材料は、シート材料62’と弾性部材64’を固定するために弾性部材に直接塗布する接着性の高いホットメルト型の接着剤(図示せず)と該接着性の高いホットメルトを覆うため(結果として弾性部材も覆う)の常温で粘着性のないカバー材料69よりなる。さらにカバー材料69はシート材料を部分的に被覆しているだけである。
弾性部材64’及び接着材料のある弾性部材周辺には伸縮性シートの構成材料が多くあり、伸縮性シートに剛性の異なる領域が長手方向に延びるように配置される。このため、剛性の異なる領域形成と基本的に1枚のシート材料から構成されている点から、防漏壁がΩ状に肌当接面側に突出した形態をとると材料が少ない領域が防漏壁の外面側に突出し易くなる。弾性部材より空洞側にシート材料の突出は、接着材料により阻まれるため、突出の度合いは部位によって異なるが、略長手方向に突出する凸部が、材料の少ない領域によって形成される。
第2実施形態における防漏壁6’においては、防漏壁形成用の伸縮性シート61’のシート材料62’に、防漏壁6’の長手方向に直列した多数の凸部68bからなる凸構造68’が形成されている。図6に示すように、伸縮性シート61’を構成するシート材料62’には、複数本の弾性部材64’が、それぞれ防漏壁の長手方向に沿って接合固定されており、シート材料62’の幅方向における弾性部材64’の配置部位が、谷部を形成し、互いに隣り合う弾性部材64’間に、多数の凸部68aが直列状態に形成されている。多数の凸部68bは、それぞれ、弾性部材64’の位置より、防漏壁6’の外面方向Pに向かって突出している。各防漏壁6’に形成する凸構造68’の本数は、例えば、3〜20本程度とすることができ、5〜13本程度が好ましく、7〜11本程度がより好ましい。
第2実施形態における防漏壁6’は、凸部(凸構造)68’がシート材料62’のみである事から柔軟であり、ランダムに高さが変わる凸部により液にじみ性が、より低下できる。
以上、本発明の第1及び第2実施形態の生理用ナプキンについて、本発明は上述した実施形態に制限されず、適宜変更可能である。
例えば、高さ抑制部位は、***部領域より前方又は後方の何れか一方のみに形成されていても良い。また、折込み部は、防漏壁の幅方向の外側から空洞の内部側に入り込んだ折込み部のみ、あるいは、防漏壁の幅方向の内側から空洞の内部側に入り込んだ折込み部のみを有していても良い。
また、伸縮性シート61に代えて、シート63を有しない以外は伸縮性シート61と同一構成のものを用いることもできる。また、凸構造内の弾性部材64は、***部領域Aにおいては、シート材料62,63に接合しない構成とすることもできる。その場合、吸収性本体の長手方向における***部領域Aの前方及び後方、例えば、吸収性本体5の前後端部等において、弾性部材64をシート材料62及び/又は63に接合にすることが好ましい。
また、図1には、吸収体4として、下部吸収層42上に、中高部形成用の小型の上部吸収層41を積層したものを示したが、一層の吸収層からなる吸収体や厚みが略全域において均一な吸収体を用いても良い。
また、上述した一の実施形態における説明省略部分及び一の実施形態のみが有する要件は、それぞれ他の実施形態に適宜適用することができ、また、各実施形態における要件は、適宜、実施形態間で相互に置換可能である。
本発明に係る吸収性物品は、生理用ナプキンの他、失禁パッド、パンティライナー、使い捨ておむつ等であっても良い。
図1は、本発明の第1実施形態の生理用ナプキンを、***部領域で仮想的に切断して示す斜視図である。 図2は、第1実施形態の生理用ナプキンの肌当接面側(表面シート側)を示す平面図であり、防漏壁が起立されていない伸長状態を示す図である。 図3は、第1実施形態の生理用ナプキンの湾曲した状態のナプキン側部の断面を示す模式図であり、図2のI−I線断面図である。 図3は、第1実施形態の生理用ナプキンの湾曲した状態のナプキン側部の断面を示す模式図であり、(a)は図2のII−II線断面図、(b)は図3のIII−III線断面図である。 図5は、本発明の第2実施形態の生理用ナプキンの防漏壁を示す斜視図である。 図6は、図5に示す防漏壁の頂部付近の一部を拡大して示す斜視図である。
符号の説明
1 生理用ナプキン(吸収性物品)
2 表面シート
3 裏面シート
4 吸収体
4a 吸収体の側縁
5 吸収性本体
6,6’ 防漏壁
6B,6C 高さ抑制部位
61,61’ 伸縮性シート
62,63,62’ シート材料
64 弾性部材
68 防漏壁の長手方向に延びる微細な凸構造
68’ 防漏壁の長手方向に直列した多数の凸部からなる凸構造
E1,E2 折込み部
A ***部領域
B 前方部
C 後方部

Claims (5)

  1. 表面シート、裏面シート及び両シート間に介在する吸収体を備えた実質的に縦長の吸収性本体と、該吸収性本体の長手方向の両側に形成された一対の防漏壁とを有する吸収性物品において、
    前記防漏壁は、シート材料及び弾性部材により形成された帯状の伸縮性シートが肌当接面側に凸状とされて起立することにより形成され、内部に空洞を有しており、
    前記伸縮性シートの前記シート材料に、前記防漏壁の長手方向に延びる微細な凸構造、又は前記防漏壁の長手方向に直列した多数の微細凸部からなる凸構造が形成されている吸収性物品。
  2. 前記防漏壁は、該防漏壁の一部が折込み部を有しており、該折込み部の下方を向いた面に、前記凸構造が形成されている請求項1又は2記載の吸収性物品。
  3. 前記微細な凸構造に前記弾性部材が固定されている請求項1記載の吸収性物品。
  4. 前記微細な凸構造は剛性が低い領域である請求項1記載の吸収性物品。
  5. 前記防漏壁は、前記***部領域の前方及び/又は後方に、前記空洞の下部が吸収性本体に固定されている高さ抑制部位を有している請求項1〜4の何れかに記載の吸収性物品。
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