JPH0670671A - パン用穀物調製品及びその製造方法 - Google Patents
パン用穀物調製品及びその製造方法Info
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- JPH0670671A JPH0670671A JP4253668A JP25366892A JPH0670671A JP H0670671 A JPH0670671 A JP H0670671A JP 4253668 A JP4253668 A JP 4253668A JP 25366892 A JP25366892 A JP 25366892A JP H0670671 A JPH0670671 A JP H0670671A
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Abstract
・風味及びほぐれを良好にすることを目的としたもので
ある。 【構成】 穀物を含水加熱して所定のα化度とすると共
に、これを冷凍処理したパン用穀物調製品。穀物を、水
と油脂と乳化剤を主成分とする乳化液に浸漬し、又は乳
化液を添加した後、加熱処理し、然る後冷凍処理したパ
ン用穀物調製品の製造方法。
Description
製品の食感・風味及びほぐれを良好にすることを目的と
したパン用穀物調製品及びその製造方法に関する。
て、コーン粗粒、ライ麦粒、玄米、蕎麦などの穀物粒、
粉砕物をパンの中に入れたいわゆる穀類パンが多数市販
されている。この種の穀類パンの製造方法は、パン製造
の度毎に穀類を煮て、これをパン生地中に均一に混入さ
れる方法が一般に採用されている。
は、レトルト処理を行ったものが知られている。
乳化剤、糖アルコール及び小麦たんぱく質からなる組成
物を生米に対し、0.5〜10重量%加えて炊飯米粒を
バラバラにする技術が知られている(特開平4−117
248号)。この公開発明は、解凍使用が簡便で、しか
も食味の良好な冷凍炊飯の大量製造を目的としたもので
ある。
の都度穀物を煮る方法は、作業能率が非常に悪く、その
うえ加工技術、管理などの良否により、常時優れた均質
製品とはならないおそれがあった。特に食感、食味、光
沢などの均質化、優良化がむつかしかった。
臭があり、風味上も良質とはいえないのみならず、ほぐ
れが悪く、例えば大手パンメーカーなどで横型ミキサー
による大量処理に際しては、ブロックのまま残るおそれ
があるので、予めばらばらにしてパン生地に混捏しなけ
ればならないなどの問題点があった。
加熱後冷凍処理したので、ほぐれ易く、パン生地混捏時
に、均一混入させることができるようになって、前記従
来の問題点を解決したのである。
のα化度とし、これを冷凍処理したことを特徴とするパ
ン用穀物調製品である。また方法の発明は、穀物を水と
油脂と乳化剤を主成分とする乳化液に浸漬し、又は乳化
液を添加した後、加熱処理し、然る後冷凍処理すること
を特徴としたパン用穀物調製品の製造方法である。次の
他の発明は、冷凍処理は、穀物の中心部まで冷凍するこ
とを特徴としたものであり、冷凍処理は、加熱処理の直
後乃至パン用穀物調製品の使用直前の間に行うこととし
たものである。
粒、ライ麦粒、玄米又は蕎麦などの原粒と、それらの粉
砕物がある。粉砕物の粒度については、特に限定はない
が、パンへの添加を考慮すれば0.1mm以上、60メッ
シュ以上が好ましい。
リン脂肪酸エステル、庶糖脂肪酸エステル、ソルビタン
脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステ
ル、レシチンなどがあるが、これらに限定されるもので
はない。前記乳化剤は穀物100重量%に対し、0.5
〜5.0重量%が好ましい。
を問うことなく、かつ種別に限定されるものではなく、
2種以上の混用も考えられる。
対し、1〜10重量%が好ましい。
糖アルコール、フレーバー、天然増粘安定剤又は合成増
粘安定剤などを添加することができる。
工程の処理について説明する。
化剤、水、油脂を攪拌装置に入れて攪拌し、乳化液を調
製する。
モゲナイザー、コロイドミル等一般に使用されている乳
化機を用いる。
加熱、レトルト処理又は蒸煮などがあるが、加熱方式に
特別の制限はない。
状態になることをいう。
量%の範囲になれば加熱の目的を達成できる。
まで凍結されればよいので、冷凍温度及び時間に特別の
制約はない。一旦冷凍したならば、そのまま流通させ、
又は冷蔵若しくは常温流通させることもできる。尚、加
熱処理後、常温流通させ、使用前に冷凍処理することも
できる。
合には、添加前に穀物の中心部分が常温になるまで解凍
しなければならない。解凍に際しては恒温槽、ホイロ又
は一旦冷蔵庫に収容する場合もある。
方、パン生地(充分ミキシングしてグルテン形成したも
の)を発酵させたものに、所定量の前記穀物調製品を添
加し、混捏し、以下パン製造の常法により、成形、型詰
めし、焼成すれば穀物パンができる。
造する際に、ストレート法ではパン生地のミキシング終
了後添加し、中種法では本捏終了後添加するのが普通で
ある。
ル HLB11)7g と663ccの水とをホモジナイザ
ーで攪拌し、乳化液700g を得た。この乳化液とコー
ングリッツ300g をレトルトパウチに袋詰して全量1
kgとし、これを密封し、1時間放置後120℃、40分
間の加熱加圧処理を行った。
0℃のフリーザーに入れ、30分間保持し凍結させた。
この時の品温は−0.5℃であった。
調製品を得た。
を袋詰して、加熱加圧処理を行った後、袋ごと−40℃
のフリーザーに入れ、1時間保持し凍結させた。この時
の品温は−1.5℃であった。
調製品を得た。
詰して、実施例1と同様に加熱加圧処理を行った後、袋
ごと−40℃のフリーザーに入れ、2時間保持し凍結さ
せた。この時の品温は−15℃であった。
調製品を得た。
(庶糖脂肪酸エステル HLB11)7g と663ccの
水とをホモジナイザーで攪拌し、乳化液700g を得
た。この乳化液とコーングリッツ300g をレトルトパ
ウチに袋詰して全量1kgとし、これを密封し、1時間放
置後120℃、40分間の加熱加圧処理を行い穀物調製
品を得た。
々について下記の試験を行った。
キサーに入れ、ビーターで低速2分間攪拌した。
が10数個残ったが、各実施例では全くなかった。
調製したパン生地1kgと穀物調製品600g を縦型ミキ
サーに入れ、ビーターで低速2分間攪拌した。
2〜3cmの塊が10数個残ったが、各実施例では全くな
かった。
詰して、比較例1と同様に加熱加圧処理を行い穀物調製
品を得た。
ついて下記の試験を行った。
調製したパン生地1kgと、穀物調製品600g を縦型ミ
キサーに入れ、ビーターで低速2分、中速3分間攪拌し
た。
〜3cmの塊が10数個残ったが、実施例3では全くなか
った。
て加熱処理し、穀物をα化した後冷凍処理するので、穀
物の食感、風味などが良好であると共に、ほぐれがよ
く、特に大量のパン生地に混入する場合においても、ブ
ロック化するおそれなく、均一に分散し得る効果があ
る。
粒、ライ麦粒、玄米又は蕎麦などの原粒と、それらの粉
砕物がある。粉砕物の粒度については、特に限定はない
が、パンへの添加を考慮すれば0.1mm以上、60メッ
シュ以上に粗くすることが好ましい。
方、パン生地(充分ミキシングしてグルテン形成したも
の)に、所定量の前記穀物調製品を添加し、混捏し、以
下パン製造の常法により、発酵、成形、型詰めし、焼成
すれば穀物パンができる。
調製したパン生地1kgと穀物調製品600g を縦型ミキ
サーに入れ、フックで低速2分間攪拌した。
調製したパン生地1kgと、穀物調製品600g を縦型ミ
キサーに入れ、フックで低速2分、中速3分間攪拌し
た。
Claims (4)
- 【請求項1】 穀物を含水加熱して所定のα化度とし、
これを冷凍処理したことを特徴とするパン用穀物調製
品。 - 【請求項2】 穀物を水と油脂と乳化剤を主成分とする
乳化液に浸漬し、又は乳化液を添加した後、加熱処理
し、然る後冷凍処理することを特徴としたパン用穀物調
製品の製造方法。 - 【請求項3】 冷凍処理は、穀物の中心部まで冷凍する
ことを特徴とした請求項2記載のパン用穀物調製品の製
造方法。 - 【請求項4】 冷凍処理は、加熱処理の直後乃至パン用
穀物調製品の使用直前の間に行うこととした請求項2記
載のパン用穀物調製品の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04253668A JP3143724B2 (ja) | 1992-08-28 | 1992-08-28 | パン用穀物調製品及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04253668A JP3143724B2 (ja) | 1992-08-28 | 1992-08-28 | パン用穀物調製品及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0670671A true JPH0670671A (ja) | 1994-03-15 |
JP3143724B2 JP3143724B2 (ja) | 2001-03-07 |
Family
ID=17254517
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04253668A Expired - Lifetime JP3143724B2 (ja) | 1992-08-28 | 1992-08-28 | パン用穀物調製品及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3143724B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015019629A (ja) * | 2013-07-19 | 2015-02-02 | テーブルマーク株式会社 | 澱粉質含有食品およびその製造方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03175940A (ja) * | 1989-09-28 | 1991-07-31 | Nippon Oil & Fats Co Ltd | 米飯類用油脂 |
-
1992
- 1992-08-28 JP JP04253668A patent/JP3143724B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03175940A (ja) * | 1989-09-28 | 1991-07-31 | Nippon Oil & Fats Co Ltd | 米飯類用油脂 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015019629A (ja) * | 2013-07-19 | 2015-02-02 | テーブルマーク株式会社 | 澱粉質含有食品およびその製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3143724B2 (ja) | 2001-03-07 |
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