JPH0668966U - 跳上げ式シートクッションのアジャスタ - Google Patents

跳上げ式シートクッションのアジャスタ

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JPH0668966U
JPH0668966U JP1083393U JP1083393U JPH0668966U JP H0668966 U JPH0668966 U JP H0668966U JP 1083393 U JP1083393 U JP 1083393U JP 1083393 U JP1083393 U JP 1083393U JP H0668966 U JPH0668966 U JP H0668966U
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JP
Japan
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seat cushion
hinge
seat
slide member
floor
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JP1083393U
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English (en)
Inventor
誉世夫 末盛
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Hino Motors Ltd
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Hino Motors Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】比較的少ない組付工数及び製造コストの増大
で、このシートクッション上にチャイルドシートを安定
した状態で載置でき、かつ跳上げ式シートクッション上
に着席した乗員の座り心地を向上できる。 【構成】フロア12の後端近傍にヒンジ23を介して枢
着された跳上げ式シートクッション24がフロアの上面
又はバックパネル18の内面に密着するようにヒンジを
中心に回動する。シートクッション内にこのシートクッ
ションの前後方向に延びてスライド部材27が取付けら
れ、一端がヒンジに回動可能に取付けられたガイド部材
28の他端にスライド部材が遊挿される。ガイド部材に
その長手方向に延びて長孔33が設けられ、長孔の一方
の側縁に所定の間隔をあけて複数の凹溝34が設けられ
る。基端がスライド部材に固着され先端が長孔から突出
する調節ハンドル36が複数の凹溝に選択的に係止す
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はトラックのキャブ内のフロントシートの後方に設けられた跳上げ式シ ートクッションをこのシートクッションの前後方向にその位置を調節可能なアジ ャスタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、フロントシートが取付けられたフロントフロアの後部に立上がりパネル を介してリヤフロアがフロントフロアより一段高く形成され、このリヤフロアか らこのリヤフロアの後端に設けられたバックパネルにかけて配設された自動車の シート装置が開示されている(実開昭59−157936)。このシート装置は バックパネルの上側部分に車幅方向に延びるトリムが取付けられ、このトリムの 下側に第1シートクッション部材がリヤフロア及びバックパネルの接続部である コーナ部分にヒンジ部材により前方向へ回動自在に取付けられる。また第1シー トクッション部材前方のリヤフロア前端にその底部がリヤフロアの一部をなす第 2シートクッション部材がヒンジ部材により前後方向へ回動自在に取付けられ、 第1シートクッション部材、第2シートクッション部材及びトリムによりシート が構成される。 このシート装置では、バックパネルにトリムが取付けられているのでシートを 使用しないときの外観が向上し、リヤフロアを荷台として使用するときにフラッ トな荷台面積が大きいので荷物の積載量を増大させることができ、更にシートを 使用するときにトリムがシートバックとなって乗員が前向き若しくは横臥の姿勢 で着席できるようになっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記自動車のシート装置を利用して、リヤフロアの前端から前方に突 出してリヤフロアの一部をなす第2シートクッション上からリヤフロア上にかけ てチャイルドシートを載置するときには、第2シートクッションの立上がりパネ ルに当接する部位に柔軟性を有するパッドが内蔵されているため、自動車が急停 車してチャイルドシートの重心が第2シートクッション上に位置したときにこの パッドではチャイルドシートを支えきれずに第2シートクッションの前端がヒン ジ部材を中心に下方に回転し、チャイルドシートが不安定になる恐れがある。 また、上記自動車のシート装置では、乗員の体型によってシートクッションの 位置と乗員の尻部の位置が合わないと、シートクッションを調節することができ ないため、このシートに着席した乗員が窮屈に感じる場合があった。 更に、シートクッションが第1及び第2シートクッションの2つの部品により 構成されるため、シートクッションの製作工数及び組付工数が増大し、製造コス トを押上げる問題点があった。
【0004】 本考案の目的は、比較的少ない組付工数及び製造コストの増大で、このシート クッション上にチャイルドシートを安定した状態で載置でき、かつ跳上げ式シー トクッション上に着席した乗員の座り心地を向上できる跳上げ式シートクッショ ンのアジャスタを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本考案の構成を、実施例に対応する図1及び図5を 用いて説明する。 本考案は、キャブ11のフロア12の後端近傍又はキャブ11のバックパネル 18の下端近傍にヒンジ23を介して枢着されフロア12の上面又はバックパネ ル18の内面に密着するようにヒンジ23を中心に回動可能な跳上げ式シートク ッション24の改良である。 その特徴ある構成は、シートクッション24内にこのシートクッション24の 前後方向に延びて取付けられた軸状のスライド部材27と、一端がヒンジ23に 回動可能に取付けられ他端にスライド部材27が遊挿された筒状のガイド部材2 8と、ガイド部材28にその長手方向に延びて設けられた長孔33と、長孔33 の一方の側縁に所定の間隔をあけて設けられた複数の凹溝34と、基端がスライ ド部材27に固着され先端が長孔33から突出しかつ複数の凹溝34に選択的に 係止可能な調節ハンドル36とを備えたところにある。
【0006】 また、図示しないが、上記とは別の軸状のガイド部材の他端に筒状のスライド 部材を遊嵌し、このスライド部材にその長手方向に延びて長孔を設け、この長孔 の一方の側縁に所定の間隔をあけて複数の凹溝を設け、基端がガイド部材に固着 され先端が長孔から突出する調節ハンドルが複数の凹溝に選択的に係止するよう に構成することもできる。
【0007】
【作用】
跳上げ式シートクッション24上にチャイルドシート19を載置したり或いは 乗員が着席したりするときには、シートクッション24をヒンジ23を中心に回 転させてフロア12上に密着させ、調節ハンドル36を凹溝34から離脱させて 長孔33内に位置させ、この状態でシートクッション24をヒンジ23から離れ る方向に所望の位置まで移動させ、更に調節ハンドル36を別の凹溝34に係止 してシートクッション24を固定する。
【0008】
【実施例】
次に本考案の一実施例を図面に基づいて詳しく説明する。 図1〜図5に示すように、ピックアップ型のトラックのキャブ11のフロア1 2はフロントシート13が取付けられたフロントフロア14と、フロントフロア 14の後部に立上がりパネル16を介して連設されたリヤフロア17とを備える 。リヤフロア17はフロントフロア14より一段高く形成され、リヤフロア17 の後端にはバックパネル18が設けられる。リヤフロア17の長さはキャブ11 の全長の制約により比較的短く形成され、チャイルドシート19の長さより短い (図1及び図5)。
【0009】 リヤフロア17からバックパネル18にかけて簡易シート21が設けられる。 この簡易シート21はバックパネル18の窓ガラス18aの下方に車幅方向に延 びて取付けられたシートバック22と、リヤフロア17の後端近傍に設けられた ヒンジ23を介して回動可能に取付けられた跳上げ式シートクッション24と、 リヤフロア17に取付けられたシートベルト25とを有する。シートクッション 24はヒンジ23を中心にバックパネル18の内面に密着するように回転させる ことによりシートバック22とともに車室内のトリムをなし、フロントシート1 3の後方を荷室として使用できる。またシートクッション24はヒンジ23を中 心にリヤフロア17の上面に密着するように回転させることにより乗員が着席で きるようになっている(図5)。
【0010】 跳上げ式シートクッション24はアジャスタ26を介してヒンジ23に連結さ れる(図1、図2及び図5)。シートクッション24はアングル材により矩形に 形成されたフレーム24aと、フレーム24a内に収容されたパッド24bと、 パッド24b及びフレーム24aを被包するカバー24cとを備える(図1〜図 4)。シートクッション24のヒンジ23に対向する面、即ちシートクッション 24の背面から両側面にかけてプレート24dが設けられ、このプレート24d は図示しないボルトによりフレーム24aに固着される(図1、図2、図4及び 図5)。プレート24dのヒンジ23に対向する位置には通孔24eが形成され る(図1及び図2)。
【0011】 またアジャスタ26はシートクッション24内にこのシートクッション24の 前後方向に延びて取付けられたスライド部材27と、一端がヒンジ23に回動可 能に取付けられ他端にスライド部材27が遊挿されたガイド部材28とを備える 。スライド部材27はブラケット29を介してフレーム24aに固着されたスラ イド保持具31と、スライド保持具31に回転可能に保持された軸状のスライド 本体32とを有する。ガイド部材28は筒状に形成され、このガイド部材28に はプレート24dの通孔24eが摺動可能に遊嵌された後にスライド本体32が 摺動可能かつ回転可能に遊挿される(図1〜図4)。
【0012】 ガイド部材28の外周面にはその長手方向に延びて長孔33が設けられ、長孔 33の一方の側縁には所定の間隔をあけて複数の凹溝34が形成される(図1、 図2及び図4)。複数の凹溝34はこの例では4つである(図1及び図2)。ガ イド部材28に遊挿されたスライド本体32の先端近傍にはガイド部材28の長 孔33に臨むように雌ねじ32aが形成され、この雌ねじ32aには調節ハンド ル36の基端に設けられた雄ねじ36aが螺合する(図2及び図4)。調節ハン ドル36の先端は長孔33から突出し、更にシートクッション24の側面からプ レート24dに形成された透孔24fから突出する(図1、図2及び図4)。透 孔24fはシートクッション24の上下方向に延びる長孔に形成される(図1及 び図4)。また調節ハンドル36はスライド本体32をガイド部材28に対して 摺動することにより複数の凹溝34に選択的に係止可能に形成され、フレーム2 4aとこのハンドル36の間に介装されたばね37により凹溝34に係止する方 向に付勢される(図1、図2及び図4)。
【0013】 このように構成された跳上げ式シートクッションのアジャスタの動作を説明す る。 跳上げ式シートクッション24上にチャイルドシート19を載置するときには 、先ずシートクッション24をヒンジ23を中心に回転させてリヤフロア17上 に密着させる。次いで調節ハンドル36をばね37の弾性力に抗して引上げて長 孔33内に位置させた状態でシートクッション24をヒンジ23から離れる方向 、即ちスライド部材27のスライド本体32をガイド部材28から引抜く方向に 移動させ、チャイルドシート19がシートクッション24上に完全に載るように シートクッション24の前端をリヤフロア17の前端から前方に突出させて調節 ハンドル36を離す。次にシートクッション24を僅かに前後方向に移動させる と、ハンドル36がばね37の弾性力によりこのハンドル36の近傍の凹溝34 に係止してシートクッション24が固定される。更にこのシートクッション24 上にチャイルドシート19を載置して、このチャイルドシート19をシートベル ト25により固定する(図5)。このときチャイルドシート19がシートクッシ ョン24上に収まるので、チャイルドシート19の重心がトラックの急停止や着 席者の着席状態等によりリヤフロア17から前方に突出したシートクッション2 4上に位置してもシートクッション24はチャイルドシート19を確実に支える ことができる。
【0014】 また、簡易シート21上に乗員が着席するときには、上記と同様にシートクッ ション24を前後に移動させて、シートクッション24の位置をこのシート21 に着席するた乗員の尻部の位置に合わせることにより、乗員は車中で快適に過ご すことができる。
【0015】 なお、上記実施例ではスライド部材27を軸状に形成し、ガイド部材28をス ライド部材27が遊挿される筒状に形成したが、これは一例であってスライド部 材27を筒状に形成し、ガイド部材28をスライド部材27が遊嵌される軸状に 形成してもよい。この場合、スライド部材27にその長手方向に延びて長孔33 を設け、長孔33の一方の側縁に所定の間隔をあけて複数の凹溝34を設け、基 端がガイド部材28に固着され先端が長孔33から突出する調節ハンドル36が 複数の凹溝34に選択的に係止するように構成する。 また、上記実施例ではヒンジをフロアの後端近傍に設けたが、これに限らずバ ックパネルの下端近傍に設けてもよい。 更に、上記実施例ではピックアップ型トラックのキャブ内のフロントシートの 後方に設けられた跳上げ式シートクッションを挙げたが、キャブオーバ型トラッ クのキャブ内のフロントシートの後方に設けられた跳上げ式シートクッションで もよい。
【0016】
【考案の効果】
以上述べたように、本考案によれば、跳上げ式シートクッション内にこのシー トクッションの前後方向に延びてスライド部材を取付け、一端がヒンジに回動可 能に取付けられたガイド部材の他端にスライド部材を遊挿又は遊嵌し、ガイド部 材又はスライド部材にその長手方向に延びて設けられた長孔の一方の側縁に所定 の間隔をあけて複数の凹溝を設け、基端がスライド部材又はガイド部材に固着さ れかつ先端が長孔から突出する調節ハンドルが複数の凹溝に選択的に係止するよ うに構成したので、シートクッションの密着するフロアの長さが短くても、シー トクッションをヒンジから離れる方向に移動させてシートクッションをフロアの 前端から突出させることにより、このシートクッション上に安定した状態でチャ イルドシートや荷物等を載置できる。
【0017】 また、跳上げ式シートクッション上に着席する乗員の体型に合せてシートクッ ションを前後に調節することにより、このシートクッション上に着席した乗員の 座り心地を向上できる。 更にシートクッションが2つの部品により構成される従来の自動車のシート装 置と比較して、少ない組付工数及び製造コストの増大で済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案一実施例跳上げ式シートクッションのア
ジャスタのシートクッションの一部を破断した状態を示
す図5のA部拡大斜視図。
【図2】図1のB−B線断面図。
【図3】図2のC−C線断面図。
【図4】図2のD−D線断面図。
【図5】車室の要部斜視図。
【符号の説明】
11 キャブ 12 フロア 18 バックパネル 23 ヒンジ 24 跳上げ式シートクッション 26 アジャスタ 27 スライド部材 28 ガイド部材 33 長孔 34 凹溝 36 調節ハンドル

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャブ(11)のフロア(12)の後端近傍又は
    前記キャブ(11)のバックパネル(18)の下端近傍にヒンジ
    (23)を介して枢着され前記フロア(12)の上面又は前記バ
    ックパネル(18)の内面に密着するように前記ヒンジ(23)
    を中心に回動可能な跳上げ式シートクッション(24)にお
    いて、 前記シートクッション(24)内にこのシートクッション(2
    4)の前後方向に延びて取付けられたスライド部材(27)
    と、 一端が前記ヒンジ(23)に回動可能に取付けられ他端に前
    記スライド部材(27)が遊挿又は遊嵌されたガイド部材(2
    8)と、 前記ガイド部材(28)又は前記スライド部材(27)にその長
    手方向に延びて設けられた長孔(33)と、 前記長孔(33)の一方の側縁に所定の間隔をあけて設けら
    れた複数の凹溝(34)と、 基端が前記スライド部材(27)又は前記ガイド部材(28)に
    固着され先端が前記長孔(33)から突出しかつ前記複数の
    凹溝(34)に選択的に係止可能な調節ハンドル(36)とを備
    えたことを特徴とする跳上げ式シートクッション(24)の
    アジャスタ(26)。
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