JPH066195A - 出力ドライバ回路 - Google Patents

出力ドライバ回路

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JPH066195A
JPH066195A JP4159468A JP15946892A JPH066195A JP H066195 A JPH066195 A JP H066195A JP 4159468 A JP4159468 A JP 4159468A JP 15946892 A JP15946892 A JP 15946892A JP H066195 A JPH066195 A JP H066195A
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JP
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circuit
transistor
control voltage
output
signal
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JP4159468A
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English (en)
Inventor
Yoshitsugu Doi
由承 土肥
Toru Shiomi
徹 塩見
Yoshito Nakaoka
義人 中岡
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Publication of JPH066195A publication Critical patent/JPH066195A/ja
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K4/00Generating pulses having essentially a finite slope or stepped portions
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K17/00Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking
    • H03K17/16Modifications for eliminating interference voltages or currents
    • H03K17/161Modifications for eliminating interference voltages or currents in field-effect transistor switches
    • H03K17/162Modifications for eliminating interference voltages or currents in field-effect transistor switches without feedback from the output circuit to the control circuit
    • H03K17/163Soft switching
    • H03K17/164Soft switching using parallel switching arrangements

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  • Electronic Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 半導体集積回路装置のための改善された出力
ドライバ回路であって、出力端子DQを駆動するための
駆動トランジスタのゲートに、階段制御電圧発生回路が
接続される。階段制御電圧発生回路は、与えられた入力
データ信号に応答して、複数の階段を含む階段形状で変
化する階段制御電圧を駆動トランジスタのゲートに与え
る。したがって、駆動トランジスタは、遮断状態から導
通状態へ段階的に変化する。 【効果】 出力端子を介して流れる出力電流における急
峻な変化が防がれるので、寄生インダクタンスによりノ
イズが発生されるのが防がれ、誤動作が防がれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、一般に半導体集積回
路装置のための出力ドライバ回路に関し、特に、ノイズ
の発生を抑制することのできる出力ドライバ回路に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、複数の半導体集積回路装置はプ
リント回路基板上に置かれており、それらの入出力端子
は、プリント回路基板上に設けられた配線を介して互い
に接続されている。したがって、半導体集積回路装置か
ら出力信号が出力されるとき、その出力端子(または出
力リード)に接続された配線および他の半導体集積回路
装置、すなわち負荷が出力信号により駆動される。
【0003】一般に、半導体集積回路装置の出力段に
は、出力端子に接続された負荷を駆動するための出力ド
ライバ回路が設けられている。出力端子に接続される負
荷の大きさは様々であり、したがって、大きな負荷が接
続される場合や、小さな負荷が接続される場合がある。
大きな負荷をも駆動できるように、出力ドライバ回路の
最終段のトランジスタは、一般に大きな相互コンダクタ
ンス(または電流駆動能力)を有するものが使用されて
いる。
【0004】この発明は、一般に半導体集積回路装置の
出力段に設けられる出力ドライバ回路に適用可能である
が、以下の記載では、この発明が半導体メモリに適用さ
れる例について説明する。
【0005】図19は、従来のスタティックランダムア
クセスメモリ(以下「SRAM」という)の回路ブロッ
ク図である。図19を参照して、SRAM100は、外
部から与えられるXアドレス信号XAおよびYアドレス
信号YAを受けるアドレスバッファ84と、アドレス信
号XAおよびYAをデコードするXデコーダ85および
Yデコーダ86と、ワード線3aないし3dを駆動する
ワード線駆動回路87と、ビット線対6a,6bないし
9a,9bを選択する列選択回路88と、各々が対応す
るワード線とビット線対とに接続されたメモリセルMC
を含むメモリセルアレイ97とを含む。
【0006】このSRAM100は、さらに、メモリセ
ルMCから読出されたデータ信号を増幅するローカルセ
ンスアンプ89と、ローカルセンスアンプ89を活性化
するためのセンスアンプ活性化回路90と、書込まれる
べき入力データ信号DIを増幅する書込アンプ91と、
メモリセルMCにデータ信号を書込むデータ書込回路9
2と、ローカルセンスアンプ89からの出力信号を増幅
するメインセンスアンプ94と、メインセンスアンプ9
4にクランプ電位を与えるクランプ電位発生回路93
と、メインセンスアンプ94から出力されたTTLレベ
ルの信号をMOSレベルの信号に変換するレベル変換回
路95と、変換された信号に応答して、出力端子DQに
接続される負荷を駆動する出力ドライバ回路96とを含
む。ライン100は、半導体基板をも示している。
【0007】データ書込動作において、Xアドレス信号
XAおよびYアドレス信号YAがアドレスバッファ84
を介してXデコーダ85およびYデコーダ86に与えら
れる。Xデコーダ85は、Xアドレス信号XAをデコー
ドすることにより、ワード線3aないし3dのうちの1
本を選択的に活性化する。Yデコーダ86は、Yアドレ
ス信号YAをデコードすることにより、ビット線対6
a,6bないし9a,9bのうちの1つを選択する。入
力データ信号DIは、書込アンプ91を介してデータ書
込回路92に与えられる。データ書込回路92は、与え
られたデータ信号を増幅し、Yデコーダ86によって選
択されたビット線対を駆動する。その結果、活性化され
たワード線および選択されたビット線対によって決定さ
れるメモリセルMCに、入力データ信号DIがストアさ
れる。
【0008】読出動作において、Xデコーダ85が、外
部から与えられたXアドレス信号XAをデコードするこ
とにより、ワード線3aないし3dのうちの1本を選択
的に活性化する。活性化されたワード線に接続されてい
るメモリセルMCにストアされているデータ信号が、そ
れぞれのビット線対6a,6bないし9a,9b上に与
えられる。Yデコーダ86は、外部から与えられたYア
ドレス信号YAをデコードすることにより、1つのビッ
ト線対を選択する。したがって、1つのビット線対上の
データ信号が、選択的にローカルセンスアンプ89に与
えられる。ローカルセンスアンプ89によって増幅され
たデータ信号は、メインセンスアンプ94に与えられ、
増幅される。
【0009】メインセンスアンプ94によって増幅され
たデータ信号は、いわゆるTTLレベルの範囲内で規定
されているため、レベル変換回路95がTTLレベルか
らMOSレベルへのレベル変換を行なう。変換されたデ
ータ信号は、出力ドライバ回路96に与えられ、出力ド
ライバ回路96は、与えられた信号に応答して、出力端
子DQに接続される負荷を駆動する。
【0010】図20は、図19に示したSRAM100
において用いられるメモリセルの一例を示す回路図であ
る。図20を参照して、この高抵抗負荷型メモリセル
は、高い抵抗値を有する抵抗R1,R2と、駆動トラン
ジスタとしてのNMOSトランジスタQ1,Q2と、ア
クセストランジスタとしてのNMOSトランジスタQ
3,Q4とを含む。
【0011】図21は、図19に示したSRAM100
において用いられるメモリセルの別の例を示す回路図で
ある。図21を参照して、このCMOS型メモリセル
は、図20に示した抵抗R1,R2に換えて設けられた
PMOSトランジスタQ5,Q6と、NMOSトランジ
スタQ1ないしQ4とを含む。
【0012】図23は、図19に示した出力ドライバ回
路96の回路図である。図23を参照して、従来の出力
ドライバ回路96は、電源電位Vccと接地電位Vss
との間に直列に接続されたPMOSトランジスタ10お
よびNMOSトランジスタ20と、トランジスタ10の
ゲートに制御電圧を与えるNANDゲート77と、トラ
ンジスタ20のゲートに制御電圧を与えるNORゲート
76とを含む。レベル変換回路95から出力されたデー
タ信号RDは、NANDゲート77およびNORゲート
76のそれぞれの一方入力に与えられる。外部から与え
られる出力イネーブル信号/OEは、NORゲート76
の他方入力に与えられる。NANDゲート77の他方入
力は、出力イネーブル信号/OEの反転された信号をイ
ンバータ79から受ける。出力端子DQは、トランジス
タ10および20の共通接続ノードに接続される。
【0013】動作において、外部から低レベルの出力イ
ネーブル信号/OEが与えられたとき、NANDゲート
77およびNORゲート76は、インバータとして動作
する。すなわち、NANDゲート77は、与えられたデ
ータ信号RDを反転し、反転された信号をトランジスタ
10のゲートに与える。NORゲート76も、与えられ
たデータ信号RDを反転し、反転された信号をトランジ
スタ20のゲートに与える。その結果、トランジスタ1
0および20の一方が、データ信号RDに応答して選択
的にオンし、出力端子DQに接続された負荷が駆動され
る。
【0014】出力イネーブル信号/OEが高レベルであ
るとき、NANDゲート77およびNORゲート76は
高レベルおよび低レベルの出力信号をそれぞれ出力す
る。すなわち、与えられたデータ信号RDに依存するこ
となく、固定された電位がトランジスタ10および20
のゲートに与えられる。このときトランジスタ10およ
び20がオフするので、出力端子DQはフローティング
状態にもたらされる(すなわち駆動されない)。
【0015】前述のように、出力端子DQには図示され
ていない様々な負荷が接続されるので、トランジスタ1
0および20の相互コンダクタンス(または電流駆動能
力)はそれらの負荷を十分に駆動できる値に設計されて
いる。したがって、出力端子DQに大きな負荷が接続さ
れているとき、出力端子DQおよびトランジスタ10ま
たは20を介して大きな電流が流れることになる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】図22は、半導体メモ
リがプリント配線基板上に実装されたときの模式的な回
路図を示している。図22を参照して、半導体メモリ3
00は、電源ラインVccと接地ラインVssとの間に
接続される。半導体メモリ300は、データ入力端子D
Iを介して入力データ信号を受け、データ出力端子DQ
を介して負荷303を駆動する。半導体メモリ300の
出力ドライバ回路内の駆動トランジスタは、負荷303
を駆動するのに十分大きな相互コンダクタンスを有して
いるので、出力端子DQを介して流れる出力電流Ioは
急峻な立上がりおよび立下がり波形を有している。言換
えると、出力電流Ioは、高周波数信号成分を含んでい
る。したがって、半導体メモリ300と各電源ラインV
ccおよび接地ラインVssとの間には、図22に示す
ように、高周波数信号成分に対して無視できない寄生イ
ンダクタンス301および302が存在する。
【0017】寄生インダクタンス301,302のイン
ダクタンス値をLと仮定すると、これらの寄生インダク
タンス301,302を電流Ioが流れることによって
生じる電圧変動ΔVは、次式により表わされる。
【0018】ΔV=L・(dIo/dt)……(1) 式(1)の電圧変動ΔVは電源ラインVccおよび接地
ラインVssにノイズとして伝えられ、したがって、半
導体メモリ300において誤動作が引起こされることに
なる。
【0019】図24は、図22に示した半導体メモリ3
00における誤動作を説明するための信号波形図であ
る。図24を参照して、時刻t21において書込イネー
ブル信号/WEが立上がり、時刻t22において、出力
端子DQの電圧が、出力データ信号に応答して変化す
る。したがって、出力端子DQを介して流れる出力電流
Io(図示せず)が急峻であるため接地ラインVssの
電位が図24に示されるように変動する。その結果、書
込イネーブル信号/WEおよび出力イネーブル信号/O
Eなどの入力信号のレベルも接地レベルに対し相対的に
変動し、その結果誤動作が引起こされる。
【0020】すなわち、接地ラインVssの電位の変動
により、たとえば外部から与えられる書込イネーブル信
号/WEを受けるバッファ回路のしきい電圧Vthが、
図24において一点鎖線で示されるように真の接地レベ
ルに対し相対的に変動する。その結果、半導体メモリに
おいて時刻t23ないしt24の間の期間において信号
/WEが低レベルであると検出され得る。その結果、半
導体メモリにおいて誤動作が引起こされることになる。
【0021】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたもので、出力ドライバ回路によるノイズ
の発生を抑制することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明にかかる
出力ドライバ回路は、電源電位と出力端子との間に接続
され、出力端子に接続される負荷を駆動するための駆動
トランジスタと、与えられた入力信号に応答して、複数
の階段を含む階段形状で変化する階段制御電圧を発生す
る階段制御電圧発生手段とを含む。階段制御電圧は、駆
動トランジスタの制御電極に与えられる。
【0023】請求項2の発明にかかる出力ドライバ回路
は、電源電位と出力端子との間に接続され、出力端子に
接続される負荷を駆動するための駆動トランジスタと、
与えられた入力信号に応答して、駆動トランジスタを制
御するための制御電圧を発生する制御電圧発生手段と、
外部から与えられる制御信号に応答して、制御電圧発生
手段から発生される制御電圧を一時的に予め定められた
中間電位に保持する一時的電圧保持手段とを含む。制御
電圧発生手段から発生された制御電圧は、駆動トランジ
スタの制御電極に与えられる。
【0024】
【作用】請求項1の発明における出力ドライバ回路で
は、駆動トランジスタが、階段制御電圧発生手段から与
えられる階段制御電圧に応答して次第に導通するので、
出力電流における急峻な変化が防がれ、したがって出力
ドライバ回路によるノイズの発生が抑制され得る。
【0025】請求項2の発明における出力ドライバ回路
では、制御電圧発生手段から発生される制御電圧が一時
的電圧保持手段により一時的に予め定められた中間電位
に保持される。したがって、駆動トランジスタが、瞬時
に導通するのではなく、一時的に中間の導通状態にもた
らされるので、出力電流における急峻な変化が防がれ、
出力ドライバ回路によるノイズの発生が抑制され得る。
【0026】
【実施例】図1は、この発明の一実施例を示す出力ドラ
イバ回路の回路図である。図1を参照して、この出力ド
ライバ回路は、電源電位Vccと接地電位Vssとの間
に直列に接続されたPMOSトランジスタ10およびN
MOSトランジスタ20と、トランジスタ10のゲート
に階段制御電圧を与える階段制御電圧発生回路101
と、トランジスタ20のゲートに階段制御電圧を与える
階段制御電圧発生回路201とを含む。NANDゲート
30および40のそれぞれの一方入力は、出力イネーブ
ル信号/OEを受ける。NANDゲート30の他方入力
は、データ信号RDを受ける。NANDゲート40の他
方入力は、反転されたデータ信号/RDを受ける。出力
データ端子DQは、トランジスタ10および20の共通
接続ノードに接続される。
【0027】階段制御電圧発生回路101は、電源電位
Vccと接地電位Vssとの間に直列に接続されたPM
OSトランジスタ11,NMOSトランジスタ21,ダ
イオード51および52と、電源電位Vccと接地電位
Vssとの間に直列に接続されたPMOSトランジスタ
12およびNMOSトランジスタ22と、電源電位Vc
cと接地電位Vssとの間に直列に接続されたPMOS
トランジスタ13,14およびNMOSトランジスタ2
4と、トランジスタ10のゲートと接地電位Vssとの
間に直列に接続されたNMOSトランジスタ23および
ダイオード53と、トランジスタ10のゲートと接地電
位Vssとの間に接続されたNMOSトランジスタ25
とを含む。トランジスタ11および21は、ゲートがN
ANDゲート30の出力ノードに接続される。各ダイオ
ード51,52および53は、この実施例ではMOSト
ランジスタのダイオード接続によって形成されるが、バ
イポーラトランジスタのダイオード接続のいずれによっ
ても実現され得る。
【0028】階段制御電圧発生回路201は、電源電位
Vccと接地電位Vssとの間に直列に接続されたダイ
オード61,62,PMOSトランジスタ31およびN
MOSトランジスタ41と、電源電位Vccと接地電位
Vssとの間に直列に接続されたPMOSトランジスタ
32およびNMOSトランジスタ42と、電源電位Vc
cと接地電位Vssとの間に直列に接続されたPMOS
トランジスタ34,NMOSトランジスタ43および4
4と、電源電位Vccとトランジスタ20のゲートとの
間に直列に接続されたダイオード63およびPMOSト
ランジスタ33と、電源電位Vccとトランジスタ20
のゲートとの間に接続されたPMOSトランジスタ35
とを含む。トランジスタ31および41は、ゲートがN
ANDゲート40の出力ノードに接続される。ダイオー
ド61,62および63もまた、MOSトランジスタの
ダイオード接続によって形成されるが、バイポーラトラ
ンジスタのダイオード接続によっても実現され得る。
【0029】次に、図1に示した階段制御電圧発生回路
101,201の動作について説明する。図2は、図1
に示した階段制御電圧発生回路201の動作を説明する
ためのタイミング図である。図1および図2を参照し
て、時刻t1までは、高レベル、すなわち電源電圧Vc
cレベルの入力信号SiがNANDゲート40から与え
られる。したがって、トランジスタ41がオンし、低レ
ベル、すなわち接地電位Vssレベルの出力信号Soが
駆動トランジスタ20のゲートに与えられる。トランジ
スタ20はオフするので、出力端子DQはプルダウンさ
れない。
【0030】時刻t1において、入力信号Siが立下が
る。まず、トランジスタ31が低レベルの入力信号Si
に応答してオンし、一方、トランジスタ41はオフす
る。各ダイオード61,62および63は、しきい電圧
Vthを有するMOSトランジスタのダイオード接続に
より構成されているので、1つのダイオード接続により
ダイオードのアノードの電圧がVthだけレベルシフト
される。したがって、トランジスタ31の導通により、
出力信号Soの電圧レベルは、図2に示されるように、
Vcc−2Vthになる。出力信号Soのこの電圧レベ
ルは時刻t2まで続く。
【0031】電圧Vcc−2Vthに応答して、トラン
ジスタ42は、中間の導通状態でオンし、トランジスタ
33のゲートには接地レベルの電圧が与えられる。した
がって、トランジスタ33が時刻t2においてオンする
ので、時刻t2の後は出力信号Soの電圧レベルが図2
に示すようにVcc−Vthになる。すなわち、トラン
ジスタ33のオンにより、電源電圧レベルVccよりも
ダイオード63のしきい電圧Vthだけシフトされた電
圧が出力信号Soとして出力される。この出力電圧レベ
ルは、時刻t3まで続く。
【0032】図1に示されるように、トランジスタ44
は、ダイオード接続態様で、トランジスタ43と接地電
位Vssとの間に接続されている。したがって、トラン
ジスタ43は、それ自身のゲート電圧がVss+2Vt
h以上にならないと導通しない。したがって、トランジ
スタ42および43を比較すると、トランジスタ42の
方がより早く導通する。トランジスタ43のゲートに
は、時刻t2の後、Vcc−Vthの電圧が与えられる
ので、トランジスタ43がオンする。したがって、トラ
ンジスタ35のゲートにVss+Vthの電圧が与えら
れ、トランジスタ35が時刻t3の後オンする。したが
って、時刻t3の後、出力信号Soの電圧レベルはVc
cになる。
【0033】その結果、階段制御電圧発生回路201か
ら出力される出力信号Soは、図2に示すような階段形
状で変化する信号波形を有する。この出力信号Soが駆
動トランジスタ20のゲートに与えられるので、トラン
ジスタ20は、与えられる信号Soに応答して、遮断状
態から導通状態に向け次第に変化する。その結果、出力
端子DQに与えられる出力データ信号の電圧は、図2の
曲線C1により示すように変化する。
【0034】図2では、比較のために、階段制御電圧発
生回路201が設けられなかった場合の出力データ信号
の電圧の変化が曲線C2により示されている。曲線C1
およびC2を比較するとわかるように、出力端子DQの
電圧は、階段制御電圧発生回路201を設けることによ
り、比較的緩やかに降下する。これに対し、階段制御電
圧発生回路201が設けられないと、出力端子DQの電
圧は急峻に立下がる(曲線C2)。
【0035】このように、出力端子DQの電圧が次第に
降下するので、出力端子DQを介して負荷に供給される
電流の急峻な変化が引起こされるのが防がれる。したが
って、急峻な電流の変化により、図22に示した寄生イ
ンダクタンス301および302により引き起こされる
電圧変動が防がれ、その結果、電源ラインVccおよび
接地ラインVssの電位の変動が防がれ得る。
【0036】図1に示した階段制御電圧発生回路201
は、図2に示したように上昇する階段制御電圧を発生し
たが、一方、階段制御電圧発生回路101は、降下する
階段制御電圧を発生する。以下の記載では、図1に示し
た階段制御電圧発生回路101の動作について説明す
る。
【0037】図1を参照して、最初に、NANDゲート
30から低レベルの入力信号Si´が与えられる。トラ
ンジスタ11は入力信号Si´に応答してオンするの
で、高レベル、すなわち電源電圧Vccレベルの出力信
号So´がトランジスタ10のゲートに与えられる。ト
ランジスタ10は、オフするので、出力端子DQはプル
アップされない。
【0038】NANDゲート30から高レベルの入力信
号Si´が与えられたとき、トランジスタ21がオンす
る。ダイオード51,52および53も、しきい電圧V
thを有するMOSトランジスタにより構成されている
ので、アノードに与えられた電圧がVthだけシフトさ
れる。したがって、トランジスタ21の導通により、V
ss+2Vthの出力信号So´が出力される。
【0039】トランジスタ12は、電圧Vss+2Vt
hに応答してオンするので、トランジスタ23のゲート
に電源電圧Vccレベルの電圧が与えられ、トランジス
タ23がオンする。トランジスタ23の導通により、電
圧Vss+Vthが出力信号So´として出力される。
【0040】トランジスタ13は、ダイオード接続態様
で、電源電位Vccとトランジスタ14との間に接続さ
れている。したがって、トランジスタ14は、ゲート電
圧がVcc−2Vth以下にならないと導通しない。し
たがって、トランジスタ12および14を比較すると、
トランジスタ12の方がより早く導通する。
【0041】トランジスタ14は、ゲート電圧Vss+
Vthに応答してオンするので、トランジスタ25のゲ
ートに電圧Vcc+Vthが与えられる。したがって、
トランジスタ25がオンするので、出力信号So´の電
圧レベルがVssレベルまで降下する。
【0042】その結果、階段制御電圧発生回路101
が、降下する階段形状で変化する制御電圧を発生し、そ
の制御電圧を出力信号So´として駆動トランジスタ1
0のゲートに与える。したがって、トランジスタ10
が、遮断状態から導通状態に向け次第に変化するので、
出力端子DQを介して負荷に供給される電流も次第に変
化する。すなわち、出力電流における急峻な変化が防が
れるので、この階段制御電圧発生回路101の働きによ
っても、図22に示した寄生インダクタンス301,3
02によるノイズの発生が防がれ得る。
【0043】以下の記載では、図1に示した階段制御電
圧発生回路101および201のいくつかの変形につい
て説明する。図3を参照して、階段制御電圧発生回路2
02は、図1に示した回路201と比較すると、ダイオ
ード61および62に代えて抵抗64が設けられ、ダイ
オード63に代えて抵抗65が設けられる。抵抗64お
よび65は、拡散抵抗またはポリシリコン抵抗により形
成される。これに加えて、図1に示したPMOSトラン
ジスタ32および34が省かれている。他の回路接続は
図1に示した回路201と同様であり、図3に示した階
段制御電圧発生回路202も回路201と同様に動作す
る。
【0044】図4を参照して、階段制御電圧発生回路2
03は、図1に示した回路201と比較すると、図1に
示したトランジスタ44に代えて、抵抗66が設けられ
ている。抵抗66は、拡散抵抗またはポリシリコン抵抗
により形成される。他の回路接続は図1に示した回路2
01と同様であり、図4に示した階段制御電圧発生回路
203も回路201と同様に動作する。
【0045】図5を参照して、階段制御電圧発生回路2
04は、図1に示した回路201と比較すると、ダイオ
ード61および62に代えて抵抗64が、ダイオード6
3に代えて抵抗65が、PMOSトランジスタ44に代
えて抵抗66が、それぞれ設けられる。他の回路接続は
図1に示した回路201と同様であり、この回路204
もそれと同様に動作する。
【0046】図6を参照して、階段制御電圧発生回路2
05は、図1に示した回路201と比較すると、PMO
Sトランジスタ44に代えてダイオード67が設けられ
る。他の回路接続は回路201と同様であり、それと同
様に動作する。
【0047】図7を参照して、階段制御電圧発生回路2
06は、図1に示した回路201と比較すると、ダイオ
ード61および62に代えて抵抗64が、ダイオード6
3に代えて抵抗65が、NMOSトランジスタ44に代
えてダイオード67が、それぞれ設けられる。他の回路
接続は回路201と同様であり、この回路206もそれ
と同様に動作する。
【0048】図8を参照して、階段制御電圧発生回路1
02は、図1に示した回路101と比較すると、ダイオ
ード51および52に代えて抵抗54が、ダイオード5
3に代えて抵抗55が、それぞれ設けられる。他の回路
接続は回路101と同様であり、この回路102も同様
に動作する。
【0049】図9を参照して、階段制御電圧発生回路1
03は、図1に示した回路101と比較すると、PMO
Sトランジスタ13に代えて抵抗56が設けられる。他
の回路接続は図1に示した回路101と同様であり、こ
の回路103も同様に動作する。
【0050】図10を参照して、階段制御電圧発生回路
104は、図1に示した回路101と比較すると、ダイ
オード51および52に代えて抵抗54が、ダイオード
53に代えて抵抗55が、PMOSトランジスタ13に
代えて抵抗56が、それぞれ設けられる。他の回路接続
は回路101と同様であり、この回路104も同様に動
作する。
【0051】図11を参照して、階段制御電圧発生回路
105は、図1に示した回路101と比較すると、PM
OSトランジスタ13に代えてダイオード57が設けら
れる。他の回路接続は回路101と同様であり、この回
路105も同様に動作する。
【0052】図12を参照して、階段制御電圧発生回路
106は、図1に示した回路101と比較すると、ダイ
オード51および52に代えて抵抗54が、ダイオード
53に代えて抵抗55が、PMOSトランジスタ13に
代えてダイオード57が、それぞれ設けられる。他の回
路接続は回路101と同様であり、この回路106も同
様に動作する。
【0053】図3ないし図12に示したいずれの階段制
御電圧発生回路202ないし206および102ないし
106も、図1に示した出力ドライバ回路において、回
路101および/または回路201に代えて適用するこ
とができる。言換えると、図1および図3ないし図12
に示した階段制御電圧発生回路201ないし206およ
び101ないし106を適当に組合わせることにより、
出力電流における急峻な変化を防ぐことのできる出力ド
ライバ回路が得られる。
【0054】図13は、この発明のさらに別の実施例を
示す出力ドライバ回路の回路図である。図13に示した
出力ドライバ回路では、図1に示した回路と比較する
と、NANDゲート30および40が省かれており、階
段制御電圧発生回路107および207において改善が
施されている。すなわち、回路107および207のそ
れぞれの第1段の回路において、NANDゲート30お
よび40の回路機能が追加されている。
【0055】図13を参照して、階段制御電圧発生回路
207の第1段回路は、電源電位Vccと接地電位Vs
sとの間に直列に接続されたダイオード61および6
2,PMOSトランジスタ36および37ならびにNM
OSトランジスタ46と、トランジスタ46と並列に接
続されたNMOSトランジスタ45とを含む。トランジ
スタ36および45は、ゲートが入力データ信号/RD
を受けるように接続される。トランジスタ37および4
6のゲートは、出力イネーブル信号/OEを受ける。ト
ランジスタ37および46の共通接続ノードが駆動トラ
ンジスタ20のゲートに接続される。回路207の後段
の回路は、図1に示した回路201の後段の回路と同様
の回路接続を有している。
【0056】階段制御電圧発生回路107の第1段回路
は、電源電位Vccと接地電位Vssとの間に直列に接
続されたPMOSトランジスタ16,NMOSトランジ
スタ26および27,ダイオード51および52と、ト
ランジスタ16と並列に接続されたPMOSトランジス
タ15とを含む。トランジスタ16および26のゲート
は、入力データ信号/RDを受ける。トランジスタ15
および27のゲートは、反転された出力イネーブル信号
/OEを受ける。トランジスタ16および26の共通接
続ノードがトランジスタ10のゲートに接続される。回
路107の後段の回路は、図1に示した回路101の後
段の回路と同様の回路接続を有している。
【0057】図13に示した出力ドライバ回路も、図1
に示した回路と同様に動作するので、同様の利点が得ら
れる。これに加えて、図13に示した回路では、AND
ゲート30および40が省かれているので、回路が簡単
化されており、したがってより高い動作速度を有する出
力ドライバ回路が得られる。
【0058】図14は、この発明のさらに別の実施例を
示す出力ドライバ回路の回路図である。図14を参照し
て、この出力ドライバ回路は、電源電位Vccと接地電
位Vssとの間に直列に接続されたNMOSトランジス
タ10´およびPMOSトランジスタ20´と、トラン
ジスタ10´のゲートに階段制御電圧を与える階段制御
電圧発生回路108と、トランジスタ20´のゲートに
階段制御電圧を与える階段制御電圧発生回路208とを
含む。図14に示した回路を図1に示した回路と比較す
ると、駆動のためのプルアップトランジスタとしてNM
OSトランジスタ10´が用いられ、一方、駆動のため
のプルダウントランジスタとしてPMOSトランジスタ
20´が用いられている。したがって、トランジスタ1
0を制御するための階段制御電圧発生回路108は、図
1に示した回路201と同様の回路構成を有している。
一方、トランジスタ20´の制御のための階段制御電圧
発生回路208は、図1に示した回路101と同様の回
路構成を有している。このように、制御されるべき対象
である駆動トランジスタ導電型式(すなわちP型または
N型)によって、適用される階段制御電圧発生回路の回
路構成のタイプが決定されることが指摘される。したが
って、図14に示した回路108および/または208
に代えて、図3ないし図12に示した回路202ないし
206および102ないし106のいずれをも適用する
ことができる。
【0059】以上の記載において説明した階段制御電圧
発生回路は、いずれも3つの階段を含む階段形状で変化
する階段制御電圧を発生している。この発明は、一般に
複数の階段を含む階段形状で変化する階段制御電圧を発
生する階段制御電圧発生回路により実現され得ることが
指摘される。制御電圧の階段の数は、出力端子DQに接
続される負荷において要求される動作速度に鑑みて決定
される。
【0060】図15は、この発明のさらに別の実施例を
示す出力ドライバ回路の回路図である。図15を参照し
て、この出力ドライバ回路は、複数の階段を含む階段形
状で降下する階段制御電圧を発生する階段制御電圧発生
回路109と、複数の階段を含む階段形状で上昇する階
段制御電圧を発生する階段制御電圧発生回路209とを
含む。上記で説明した階段制御電圧発生回路を図15に
示した回路109および209に類推して適用すること
により、任意の数の階段を含む階段制御電圧が発生され
得る。
【0061】図16は、この発明のさらに別の実施例を
示す出力ドライバ回路の回路図である。図16を参照し
て、この出力ドライバ回路は、電源電位Vccと接地電
位Vssとの間に直列に接続されたPMOSトランジス
タ10およびNMOSトランジスタ20と、トランジス
タ10のゲートに制御電圧を与えるNANDゲート77
と、トランジスタ20のゲートに制御電圧を与えるNO
Rゲート78とを含む。NANDゲート77は、一方入
力ノードを介して入力データ信号RDを受け、他方入力
ノードを介して反転された出力イネーブル信号/OEを
受ける。NORゲート78は、一方入力ノードを介して
入力データ信号RDを受け、他方入力ノードを介して出
力イネーブル信号/OEを受ける。
【0062】電源電位Vccとトランジスタ10のゲー
トとの間に、ダイオード71,72およびPMOSトラ
ンジスタ73が直列に接続される。一方、トランジスタ
20のゲートと接地電位Vssとの間にNMOSトラン
ジスタ74,ダイオード75および76が直列に接続さ
れる。トランジスタ73は、ゲートがアドレス遷移検出
回路(以下「ATD回路」という)83から出力される
パルス信号φを受けるように接続される。トランジスタ
74は、ゲートがインバータ70により反転されたパル
ス信号/φを受けるように接続される。ATD回路83
は、図19に示されるように、アドレスバッファ84を
介して、外部から与えられるアドレス信号XAおよびY
Aを受ける。ATD回路83は、与えられたアドレス信
号XAおよびYAの遷移に応答して、パルス信号φを出
力する。トランジスタ73の相互コンダクタンスは、ト
ランジスタ10と比較して小さな値に設計される。同様
に、トランジスタ74の相互コンダクタンスは、トラン
ジスタ20と比較して小さな値に設計される。
【0063】図17は、図16に示した出力ドライバ回
路の動作を説明するためのタイミング図である。図16
および図17を参照して、次に動作について説明する。
時刻t10において、NORゲート78は、入力データ
信号RDに応答して、高レベル(Vccレベル)に向か
う信号を出力し始める。したがって、図17に示すよう
に、時刻t10およびt11の間の期間において、駆動
トランジスタ20のゲート電圧VGは、図17に示すよ
うに上昇する。時刻t11ないしt12の期間におい
て、ATD回路83から高レベルのパルス信号/φがト
ランジスタ74のゲートに与えられる。したがって、ト
ランジスタ74がこの期間においてオンするので、トラ
ンジスタ20のゲート電圧VGがダイオード75および
76の導通抵抗によって決定される中間電位Vmに一時
的に保持される。この実施例においても、各ダイオード
75および76は、しきい電圧Vthを有するMOSト
ランジスタにより形成されているので、中間電位Vm
は、Vss+2Vthである。
【0064】時刻t12の後、パルス信号/φが立下が
る。したがって、トランジスタ74がオフするので、ト
ランジスタ20のゲート電圧VGはNORゲート78か
らのVccレベルに向かう出力電圧に従って再び上昇す
る。その結果、ゲート電圧VGは、図17の曲線C3に
示されるように変化する。
【0065】したがって、駆動トランジスタ20は、時
刻t11ないしt12の間の期間において一時的に中間
の導通状態にもたらされた後、時刻t14において完全
に導通状態になる。その結果、出力電圧DQは、図17
の曲線C5に示されるように変化する。図17の曲線C
6は、比較のため、図16に示した一時的な電圧保持回
路が設けられない場合、すなわち従来の回路における出
力電圧の変化を示している。
【0066】図17の曲線C5およびC6を比較すると
わかるように、従来の出力ドライバ回路の出力電圧DQ
は急峻に立下がっていたが(曲線C6)、図16に示し
た出力ドライバ回路の出力電圧DQは、全体として、よ
り緩やかに立下がる(曲線C5)。その結果、出力端子
DQを介して流れる出力電流における急峻な変化が防が
れ、図22に示した寄生インダクタンス301,302
によるノイズの発生が防がれ得る。
【0067】なお、上記の記載ではプルダウントランジ
スタ20のゲート電圧VGの制御について説明がなされ
たが、プルアップトランジスタ10の制御電圧について
も類似の制御が行なわれ、ノイズの発生が防がれること
が指摘される。
【0068】すなわち、ANDゲート77が入力データ
信号RDに応答して降下する制御電圧を出力した後、A
TD回路83から負のパルス信号φが発生される。トラ
ンジスタ73は負のパルス信号φに応答してオンするの
で、導通期間においてトランジスタ10のゲートにVc
c−2Vthの制御電圧が与えられる。したがって、ト
ランジスタ10はゲート電圧Vcc−2Vthによって
決定される中間の導通状態でこの期間においてオンす
る。パルス信号φの負の期間が終了した後、トランジス
タ73がオフするので、トランジスタ10のゲートにN
ANDゲート77から出力される低レベルに向かう制御
電圧が与えられる。したがって、トランジスタ10は完
全に遮断状態にもたらされる。その結果、出力電流にお
ける急峻な変化が防がれ、ノイズの発生が防がれる。
【0069】図18は、この発明のさらに別の実施例を
示す出力ドライバ回路の回路図である。図18を参照し
て、図16に示した出力ドライバ回路と比較すると、ダ
イオード71および72に代えて抵抗81が、ダイオー
ド75および76に代えて抵抗82が、それぞれ設けら
れる。他の回路接続は図16の回路と同様であり、同様
の利点が得られる。
【0070】図16および図18に示した実施例では、
ATD回路83から発生されるパルス信号φが用いられ
ている。パルス信号φは、外部から与えられるアドレス
信号XAおよびYAの遷移に応答して発生される。AT
D回路83に代えて、他の外部から与えられる制御信号
に応答してパルス信号φを発生する回路も用いられ得る
ことが指摘される。
【0071】このように、以上の記載したいずれの出力
ドライバ回路においても、出力端子DQを駆動する駆動
トランジスタのゲートに階段制御電圧が与えられる。し
たがって、駆動トランジスタが瞬時に遮断状態から導通
状態へ変化するのが防がれる。すなわち、駆動トランジ
スタが導通状態に向け次第に変化する。したがって、出
力端子DQを介して流れる出力電流における急峻な変化
が防がれるので、図22に示したような寄生インダクタ
ンス301,302によりノイズが発生されるのが防が
れる。その結果、電源ラインVccおよび接地ラインV
ssのレベルがノイズによって変動するのが防がれ、半
導体メモリにおける誤動作が防がれる。
【0072】以上の記載では、この発明がSRAM、す
なわち半導体メモリに適用される例について説明がなさ
れたが、この発明は一般に半導体集積回路装置における
出力ドライバ回路として適用され得ることが指摘され
る。
【0073】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、出力
端子を駆動するための駆動トランジスタが、階段制御電
圧発生手段または一時的電圧保持手段の作用により段階
的に遮断状態から導通状態へ変化するので、出力電流に
おける急峻な変化が防がれ、ノイズの発生が抑制され得
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す出力ドライバ回路の
回路図である。
【図2】図1に示した階段制御電圧発生回路の動作を説
明するためのタイミング図である。
【図3】この発明の別の実施例を示す出力ドライバ回路
の回路図である。
【図4】この発明のさらに別の実施例を示す出力ドライ
バ回路の回路図である。
【図5】この発明のさらに別の実施例を示す出力ドライ
バ回路の回路図である。
【図6】この発明のさらに別の実施例を示す出力ドライ
バ回路の回路図である。
【図7】この発明のさらに別の実施例を示す出力ドライ
バ回路の回路図である。
【図8】この発明のさらに別の実施例を示す出力ドライ
バ回路の回路図である。
【図9】この発明のさらに別の実施例を示す出力ドライ
バ回路の回路図である。
【図10】この発明のさらに別の実施例を示す出力ドラ
イバ回路の回路図である。
【図11】この発明のさらに別の実施例を示す出力ドラ
イバ回路の回路図である。
【図12】この発明のさらに別の実施例を示す出力ドラ
イバ回路の回路図である。
【図13】この発明のさらに別の実施例を示す出力ドラ
イバ回路の回路図である。
【図14】この発明のさらに別の実施例を示す出力ドラ
イバ回路の回路図である。
【図15】この発明のさらに別の実施例を示す出力ドラ
イバ回路の回路図である。
【図16】この発明のさらに別の実施例を示す出力ドラ
イバ回路の回路図である。
【図17】図16に示した階段制御電圧発生回路の動作
を説明するためのタイミング図である。
【図18】この発明のさらに別の実施例を示す出力ドラ
イバ回路の回路図である。
【図19】従来のSRAMの回路ブロック図である。
【図20】図19に示したSRAMにおいて用いられる
メモリセルの一例を示す回路図である。
【図21】図19に示したSRAMにおいて用いられる
メモリセルの別の例を示す回路図である。
【図22】半導体メモリがプリント配線基板上に実装さ
れたときの模式的な回路図である。
【図23】図19に示した出力ドライバ回路の回路図で
ある。
【図24】図22に示した半導体メモリにおける誤動作
を説明するための信号波形図である。
【符号の説明】
10 駆動用PMOSトランジスタ 11−14 PMOSトランジスタ 20 駆動用NMOSトランジスタ 21−25 NMOSトランジスタ 30,40 NANDゲート 31−35 PMOSトランジスタ 41−44 NMOSトランジスタ 101,201 階段制御電圧発生回路 DQ 出力端子 RD,/RD 入力データ信号
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H03K 19/003 Z 8941−5J

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 出力端子と、 電源電位と前記出力端子との間に接続され、前記出力端
    子に接続される負荷を駆動するための駆動トランジスタ
    と、 与えられた入力信号に応答して、複数の階段を含む階段
    形状で変化する階段制御電圧を発生する階段制御電圧発
    生手段とを含み、 前記階段制御電圧は、前記駆動トランジスタの制御電極
    に与えられる、出力ドライバ回路。
  2. 【請求項2】 出力端子と、 電源電位と前記出力端子との間に接続され、前記出力端
    子に接続される負荷を駆動するための駆動トランジスタ
    と、 与えられた入力信号に応答して、前記駆動トランジスタ
    を制御するための制御電圧を発生する制御電圧発生手段
    とを含み、 前記制御電圧発生手段から発生された制御電圧は、前記
    駆動トランジスタの制御電極に与えられ、 外部から与えられる制御信号に応答して、前記制御電圧
    発生手段から発生される制御電圧を一時的に予め定めら
    れた中間電位に保持する一時的電圧保持手段を含む、出
    力ドライバ回路。
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