JPH0657771U - 自動車の車体構造 - Google Patents

自動車の車体構造

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JPH0657771U
JPH0657771U JP110993U JP110993U JPH0657771U JP H0657771 U JPH0657771 U JP H0657771U JP 110993 U JP110993 U JP 110993U JP 110993 U JP110993 U JP 110993U JP H0657771 U JPH0657771 U JP H0657771U
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JP
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fixed
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inner panel
bracket
brackets
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Pending
Application number
JP110993U
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English (en)
Inventor
賢一 廣岡
孝一 大平
孝光 田島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動車の車体構造の取り付け工数を低減する
と共にインストルメントパネルの造形条件の自由度を確
保する手段を提供すること。 【構成】 左右のフロントピラー1、2のインナパネル
3,4に夫々固定されるブラケット20,6を備え、こ
のブラケット20に強度部材としてのステアリングメン
バー7を支持するようにし、前記ブラケット20は、前
記インナパネル3に固定されるベース23と、該ベース
23より自動車の中心OX方向に膨出した膨出部24
と、前記ステアリングメンバー7の端部7aを挿通する
ように該膨出部24に形成された挿通孔25と、該挿通
孔25から前記ベース23にかけて形成された切り欠き
内にあって自由端部27aがインナパネル3に当接可能
に設けられると共にインナパネル3に前記ベース23が
固定されるに伴い前記ステアリングメンバー7を周面方
向から支持するようにした爪部材27とより構成されて
なること。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車の車体構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の技術としては、例えば図8及び図9(実開昭62−127860号公 報参照)に示すようなものがある。 即ち、自動車の車体構造としては、左右のフロントピラー1、2のインナパネ ル3、4に夫々固定されるブラケット5、6を備え、このブラケット5、6に略 真円状の強度部材としてのステアリングメンバー7を支持するようにしている。
【0003】 そして、左側のブラケット5は、左側のフロントピラー1のインナパネル3の 面に沿うように形成され且つ該ブラケット5に固設されたウエルドナット9、9 ・・に自動車の外側方向より内方に向けたボルト8、8・・を螺合することで固 定されている。
【0004】 右側のブラケット6は、右側のフロントピラー2のインナパネル4の面に沿う ように形成され且つ該ブラケット6に固設されたウエルドナット(図示省略)に 自動車の外側方向より内方に向けたボルト8、8・・を螺合することで固定され ている。
【0005】 該左側のブラケット5には、調整部10が固設されている。該調整部10は、 中空円筒状で上部に切り欠き12を有する本体11と、該本体11の上部の端部 に夫々形成された舌片13、13とよりなる。
【0006】 前記ステアリングメンバー7の右側の端部には鍔部(図示省略)が形成されて 、前記ブラケット6と共にボルト8によりインナパネル4に固設され、左側の端 部7aは前記調整部10の本体11内に摺動自在に装着されている。
【0007】 従って、前記ステアリングメンバー7を自動車の車体に取り付けるにあたって は、先ず、前記ブラケット5をインナパネル3に固定する。この際、調整部10 の舌片13、13は締結せず、ステアリングメンバー7が挿脱自在なるようにし ておく。次に、前記ステアリングメンバー7の左側の端部7aから前記ブラケッ ト6を挿入して、右側に移動させる。次に、前記調整部10の本体11内に前記 ステアリングメンバー7の左側の端部7aを差し込んで摺動自在のままにしてお く。次に、前記ステアリングメンバー7の右側の端部と前記ブラケット6とを重 合させて、両者をインナパネル4にボルト8により共締めにより固設する。そし て、調整部10の舌片13、13をボルト14により締結することで取付が完了 する。
【0008】 かかる手段により、前記左右のフロントピラー1、2のインナパネル3、4間 の寸法に誤差が生じても、前記ステアリングメンバー7の左側の端部7aを左右 調整自在にしたことによって、その誤差を吸収している。
【0009】 また、図には示さないが、所謂インストサブ構造といわれる支持構造がある。 即ち、前記ステアリングメンバー7単体に空調ユニット、インストルメントパネ ル等を予め取り付けてから、このステアリングメンバー7を自動車の車体に取り 付ける支持構造である。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、かかる自動車の車体構造にあっては、取り付けの工数が増大す る。また、インストサブ構造にあっては、更にボルト14を締結するスペースを インストルメントパネルに設けなければならず、その分インストルメントパネル の造形条件の制約による商品性の低下を招く恐れがある。
【0011】 そこで、本考案は、自動車の車体構造の取り付け工数を低減すると共にインス トルメントパネルの造形条件の自由度を確保する手段を提供することを目的とす るものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本考案の自動車の車体構造としては、左右のフロントピラーのインナパネルに 夫々固定されるブラケットを備え、このブラケットに強度部材を支持するように し、前記ブラケットの少なくとも一方は、前記フロントピラーのインナパネルに 固定されるベースと、該ベースより自動車の中心方向に膨出した膨出部と、前記 強度部材の端部を挿通するように該膨出部に形成された挿通孔と、該挿通孔から 前記ベースにかけて形成された切り欠き内にあって自由端部が前記フロントピラ ーのインナパネルに当接可能に設けられると共に前記フロントピラーのインナパ ネルに前記ベースが固定されるに伴い前記強度部材を周面方向から支持するよう にした爪部材とより構成されたことを特徴とする。
【0013】
【作 用】
この構造によると、ブラケットの一方が予め一方のフロントピラーのインナパ ネルに固定された後、他方のブラケットを他方のフロントピラーのインナパネル に合わせて該ブラケットのベースをインナパネルに沿わせるまで固定するだけで 、前記ブラケットに形成された爪部材が強度部材を周面方向から支持するように 持ち上がるため、取り付け工数を低減することができる。
【0014】 また、強度部材を取り付ける為のブラケットの取り付け手段としてのスペース を必要としないので、インストルメントパネルの造形条件の自由度を確保するこ とができる。
【0015】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図1乃至図5を用いて詳述する。 自動車の車体構造としては、左右のフロントピラー1、2のインナパネル3、 4に夫々固定されるブラケット20、6を備え、このブラケット20、6に強度 部材としてのステアリングメンバー7を支持するようにしている。
【0016】 そして、左側のブラケット20は、左側のフロントピラー1のインナパネル3 にスペーサ21、21を介して固設されたメンバー22の面に沿うように形成さ れたベース23と、該ベース23より自動車の中心OX方向に膨出した膨出部2 4と、前記ステアリングメンバー7の端部7aを挿通するように該膨出部24に 形成された挿通孔25と、該挿通孔25の車両前方側F及び車両下方側Lの部位 から前記ベース23にかけて夫々形成された切り欠き26、26内にあって自由 端部27a、27aが前記フロントピラー1のインナパネル3のメンバー22の 面に図2に示すように常時当接されると共に前記フロントピラー1のインナパネ ル3のメンバー22の面に図3に示すように前記ベース23が固定されるに伴い 前記ステアリングメンバー7の一端部7aを周面方向から支持するようにした爪 部材27、27と、前記ベース23に固定されたウエルドナット9、9、9とよ りなる。
【0017】 右側のブラケット6は、断面略L字状に形成されている。そして、その一方6 aが右側のフロントピラー2のインナパネル4にスペーサ21、21を介して固 設されたメンバー30の面に沿うように形成され且つ該ブラケット6に固設され たウエルドナット9に自動車の外側方向より内方に向けたボルト8、8・・を螺 合することで固定されている。そして他方6bが前記ステアリングメンバー7の 他端部7bの周面を保持している。
【0018】 かかる構成の自動車の車体構造の組立順序を、次に説明する。 先ず、ステアリングメンバー7の一端部7aよりブラケット20を挿入させる 。次に、インナパネル4に固定された前記ブラケット6の他方6b内にステアリ ングメンバー7の他端部7bを挿入する。次に、ボルト8をフロントピラー1の インナパネル3の外側よりスペーサ21を介して挿入する。図2に示すように爪 部材27の自由端部27aが当接したメンバー22の位置から、ベース23のウ エルドナット9にボルト8が締結されるに従い、徐々に爪部材27の自由端部2 7aが持ち上がり、メンバー22の面に図3に示すように前記ベース23がメン バー22に固定されるに伴い、前記ステアリングメンバー7の一端部7aを周面 方向から支持するようにすることで取付が完了する。
【0019】 かかる手段により、前記左右のフロントピラー1、2のインナパネル3、4間 の寸法に誤差が生じても、前記ステアリングメンバー7の左側の端部7aを左右 調整自在にしたことによって、その誤差を吸収している。
【0020】 この構造によると、ブラケット20、6の一方6が予め一方のフロントピラー 2のインナパネル4のメンバー30に固定された後、他方のブラケット20を他 方のフロントピラー1のインナパネル3のメンバー22に合わせて該ブラケット 20のベース23をインナパネル3のメンバー22に沿わせるまで固定するだけ で、前記ブラケット20に形成された爪部材27がステアリングメンバー7を周 面方向から支持するように持ち上がるため、取り付け工数を低減することができ る。
【0021】 また、ステアリングメンバー7を取り付ける為のブラケット20の取り付け 手段は、車外側からのみで行えるので、車内、特にインストルメントパネルに取 り付け工具挿入用のスペースを必要としないので、インストルメントパネルの造 形条件の自由度を確保することができる。
【0022】 図6及び図7に本考案の他の実施例を示す。本考案の一実施例との主な相違点 は、ステアリングメンバーの断面形状にある。 図6のステアリングメンバー31は、中空略四角状をなして、平面33が形成 されている。また、図7のステアリングメンバー32は、中空略真円に形成され ると共に前記爪部材27の自由端部27aに接する位置では、該爪部材27の自 由端部27aに沿う平面33が形成されている。かかる二つの他の実施例は、ブ ラケット20の爪部材27の自由端部27aがステアリングメンバー31、32 の平面33に接することで、前記ステアリングメンバー7のような略真円よりは 、固定する前の回転方向の規制が出来、更に締め付け力の向上を得られる。 また、実施例ではステアリングを支持する技術を説明したが、エアコン,ブロ ア等の支持も含むことは勿論である。
【0023】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、自動車の車体構造としては、左右のフロントピ ラーのインナパネルに夫々固定されるブラケットを備え、このブラケットに強度 部材を支持するようにし、前記ブラケットの少なくとも一方は、前記フロントピ ラーのインナパネルに固定されるベースと、該ベースより自動車の中心方向に膨 出した膨出部と、前記強度部材の端部を挿通するように該膨出部に形成された挿 通孔と、該挿通孔から前記ベースにかけて形成された切り欠き内にあって自由端 部が前記フロントピラーのインナパネルに当接可能に設けられると共に前記フロ ントピラーのインナパネルに前記ベースが固定されるに伴い前記強度部材を周面 方向から支持するようにした爪部材とより構成されたことを特徴とするから、ブ ラケットの一方が予め一方のフロントピラーのインナパネルに固定された後、他 方のブラケットを他方のフロントピラーのインナパネルに合わせて該ブラケット のベースをインナパネルに沿わせるまで固定するだけで、前記ブラケットに形成 された爪部材が強度部材を周面方向から支持するように持ち上がるため、取り付 け工数を低減することができる。また、強度部材を取り付ける為のブラケットの 取り付け手段としてのスペースを必要としないので、インストルメントパネルの 造形条件の自由度を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す斜視図である。
【図2】図1のA−Aに係る断面図にかかり取り付け前
である。
【図3】図2の取り付け後である。
【図4】図1乃至図3のブラケットの正面図である。
【図5】図4の斜視図である。
【図6】強度部材としてのステアリングメンバーの他の
実施例の断面図である。
【図7】図6と異なる強度部材としてのステアリングメ
ンバーの他の実施例の断面図である。
【図8】従来例の図1相当図である。
【図9】図8の一部拡大図である。
【符号の説明】
1 フロントピラー 2 フロントピラー 3 インナパネル 4 インナパネル 5 ブラケット 6 ブラケット 20 ブラケット 7 強度部材としてのステアリングメンバー 31 強度部材としてのステアリングメンバー 32 強度部材としてのステアリングメンバー 8 ボルト 9 ウエルドナット 23 ベース 24 膨出部 25 挿通孔 26 切り欠き 27 爪部材 27a 爪部材の自由端部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右のフロントピラーのインナパネルに
    夫々固定されるブラケットを備え、このブラケットに強
    度部材を支持するようにした車体構造において、 前記ブラケットの少なくとも一方は、前記フロントピラ
    ーのインナパネルに固定されるベースと、該ベースより
    自動車の中心方向に膨出した膨出部と、前記強度部材の
    端部を挿通するように該膨出部に形成された挿通孔と、
    該挿通孔から前記ベースにかけて形成された切り欠き内
    にあって自由端部が前記フロントピラーのインナパネル
    に当接可能に設けられると共にフロントピラーのインナ
    パネルに前記ベースが固定されるに伴い前記強度部材を
    周面方向から支持するようにした爪部材とより構成され
    たことを特徴とする自動車の車体構造。
JP110993U 1993-01-20 1993-01-20 自動車の車体構造 Pending JPH0657771U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006192976A (ja) * 2005-01-11 2006-07-27 Nissan Motor Co Ltd ステアリングメンバ取付部構造
JP2021054124A (ja) * 2019-09-27 2021-04-08 ダイハツ工業株式会社 車両構造

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