JP2000309218A - オーバーヘッド型車両用空調ユニットの取付構造及び取付方法 - Google Patents

オーバーヘッド型車両用空調ユニットの取付構造及び取付方法

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JP2000309218A
JP2000309218A JP11117233A JP11723399A JP2000309218A JP 2000309218 A JP2000309218 A JP 2000309218A JP 11117233 A JP11117233 A JP 11117233A JP 11723399 A JP11723399 A JP 11723399A JP 2000309218 A JP2000309218 A JP 2000309218A
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conditioning unit
fixing portion
bracket
air
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Tatsuhide Kawahara
辰英 川原
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オーバーヘッド型車両用空調ユニットの設置
位置を高くして車室内の居住性を向上させることがで
き、しかも取付の作業性にも優れた取付構造を提供す
る。 【解決手段】 車体固定部21と、ボルト穴22が穿設
された空調ユニット固定部23と、係止穴24が穿設さ
れ空調ユニット固定部23の下方に所定の間隙を形成し
て配置された仮止め部25とが一体化され、車体構成部
材7に予め固定して取り付けられる左ブラケット20
と、ボルト穴41が穿設されたブラケット固定部42
と、該ブラケット固定部42の先端に設けられた下向き
の係止爪43とを備え、リヤ空調ユニット1の側部に設
けられた左取付部材40とを具備し、係止爪43を係止
穴24に差し込んで仮止めした後、ブラケット固定部4
2を空調ユニット固定部23にボルト26で固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オーバーヘッド型
車両用空調ユニットの取付構造及び取付方法に係り、特
に、車室内の居住性が向上すると共に、作業性にも優れ
た取付構造及び取付方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、いわゆるワンボックスカーや
リムジンと呼ばれるような自動車においては、運転席及
び助手席前方に設置される空気調和ユニットに加えて、
第2列目や第3列目などの後部座席用として専用の空調
ユニットを設けることがある。このような後席用空調ユ
ニットには、図4及び図5に示すように、車室内の天井
に設置されるものが多く、一般的にはオーバーヘッド型
車両用空調ユニットと呼ばれている。
【0003】以下、従来のオーバーヘッド型車両用空調
ユニットを図4及び図5に基づいて簡単に説明する。図
4は、ワンボックスカーに設置されたオーバーヘッド型
車両用空調ユニット(以下、リヤ空調ユニットと呼ぶ)
の例を示しており、図中の符号1がリヤ空調ユニット、
2がフロント空調ユニット、3がコンプレッサ、4がコ
ンデンサ、5がサイドコンデンサである。この場合、コ
ンプレッサ3で圧縮された高温高圧の冷媒は、コンデン
サ4及びサイドコンデンサ5で冷却され、リヤ空調ユニ
ット1及びフロント空調ユニット2に供給される。
【0004】図5は、車室天井に設置されたリヤ空調ユ
ニット1を車室後方側から見たものである。リヤ空調ユ
ニット1は、ブラケット6を用いて両側端部が車体構成
部材7に固定されている。実際には、ブラケット6など
の取付部材が車室内に露出しないよう、図6に示すよう
に、適当なカバー部材8で覆うなどの処置が施されてい
る。なお、図6において、符号の9はドレンホース、1
0は冷媒配管を示している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したリ
ヤ空調ユニットは、車室内の天井に設置されるものであ
るため、乗員の頭上にできるだけ大きな空間を確保でき
る取付構造とすることが求められる。このため、図7及
び図8に示すように、通常はルーフパネル11の内側に
突出して設けられる車幅方向の補強部材12,12間に
納めるように配置して、少しでも高い位置に納まるよう
工夫して設置している。
【0006】しかしながら、長尺のリヤ空調ユニットを
設置する作業は、車室内の限られた空間で実施しなけれ
ばならず、一人作業で設置するのは容易なことではな
い。このため、従来の取付方法では、補強部材12,1
2間にリヤ空調ユニットを二人で下から持ち上げた後、
ボルトなどを締め込んで固定していた。また、一人作業
を容易にする方法としては、車体の左右両側に固定され
ているブラケット上にリヤ空調ユニットをいったん載せ
て、前方または後方へスライドさせることが考えられ
る。しかし、このようなスライドは、補強部材12との
干渉により妨げられるため、補強部材12,12間に納
めるのは不可能であり、従って、天井からの突出量が大
きくなるという欠点がある。
【0007】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
ので、リヤ空調ユニットの設置位置を高くして車室内の
居住性を向上させることができ、しかも取付の作業性に
も優れた取付構造及び取付方法を提供することを目的と
するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため以下の手段を採用した。請求項1に記載のオ
ーバーヘッド型車両用空調ユニットの取付構造は、車室
内の天井部に設置されるオーバーヘッド型車両用空調ユ
ニットの取付構造であって、車体固定部と、ボルト穴が
穿設された空調ユニット固定部と、係止穴が穿設され前
記空調ユニット固定部の下方に所定の間隙を形成して配
置された仮止め部とが一体化され、車両構成部材に予め
固定して取り付けられるブラケットと、ボルト穴が穿設
されたブラケット固定部と、該ブラケット固定部の先端
に設けられた下向きの係止爪とを備え、前記空調ユニッ
トの側部に設けられた取付部材とを具備し、前記係止爪
を前記係止穴に差し込んで仮止めした後、前記ブラケッ
ト固定部を前記空調ユニット固定部にボルト止めするよ
うに構成したことを特徴とするものである。
【0009】このようなオーバーヘッド型車両用空調ユ
ニットの取付構造によれば、係止爪を係止穴に差し込む
という簡単な作業で空調ユニットの仮止めをすることが
できるので、空調ユニット取付の作業性が向上する。
【0010】請求項2に記載のオーバーヘッド型車両用
空調ユニットの取付構造は、車室内の天井部に設置され
るオーバーヘッド型車両用空調ユニットの取付構造であ
って、車体固定部と、ボルト穴が穿設された空調ユニッ
ト固定部と、係止穴が穿設され前記空調ユニット固定部
の下方に所定の間隙を形成して配置された仮止め部とが
一体化され、車体構成部材の左右いずれか一方に予め固
定して取り付けられる第1のブラケットと、ボルト穴が
穿設されたブラケット固定部と、該ブラケット固定部の
側部先端に設けられた下向きの係止爪とを備え、前記空
調ユニットの一方の側部に設けられた第1の取付部材
と、車体固定部と、ボルト穴及び仮止め穴が穿設された
空調ユニット固定部とを備え前記車体構成部材の他方に
予め固定して取り付けられる第2のブラケットと、ボル
ト穴が穿設されると共に弾性仮止め部材が上向きに突設
されたブラケット固定部が前記空調ユニットの他方の側
部に設けられた第2の取付部材とを具備し、前記係止爪
を前記係止穴に差し込んで一方を仮止めし、さらに前記
弾性仮止め部材を前記仮止め穴に圧入して仮止めした
後、前記両ブラケット固定部を前記両空調ユニット固定
部にボルト止めするように構成したことを特徴とするも
のである。
【0011】この場合、前記係止穴の大きさは、前記係
止爪が前後左右に自由に動きうるように設定するのが好
ましい。また、前記第1の取付部材には、前記係止爪の
前後方向に配置された車幅方向の長穴をボルト穴として
それぞれ穿設するとよい。そして、前記弾性仮止め部材
は、樹脂クリップであることが好ましい。
【0012】このようなオーバーヘッド型車両用空調ユ
ニットの取付構造によれば、簡単な作業で空調ユニット
の両側端部を仮止めできるので、ボルト止めする際には
空調ユニットから手を離して作業をすることができる。
【0013】請求項6に記載のオーバーヘッド型車両用
空調ユニットの取付方法は、車室内の天井部に設置され
るオーバーヘッド型車両用空調ユニットの取付方法であ
って、車体固定部と、ボルト穴が穿設された空調ユニッ
ト固定部と、係止穴が穿設され前記空調ユニット固定部
の下方に所定の間隙を形成して配置された仮止め部とが
一体化された第1のブラケットと、車体固定部と、ボル
ト穴及び仮止め穴が穿設された空調ユニット固定部とを
備えた第2のブラケットと、をそれぞれ左右の車体構成
部材に固定して取り付ける第1工程と、ボルト穴が穿設
されたブラケット固定部と、該ブラケット固定部の側部
先端に設けられた下向きの係止爪とを備えてなる第1の
取付部材を前記空調ユニットの一方の側部に設けてお
き、前記係止爪を前記第1のブラケットの係止穴に差し
込んで仮止めする第2工程と、ボルト穴が穿設されると
共に弾性仮止め部材が上向きに突設されたブラケット固
定部を備えてなる第2の取付部材を前記空調ユニットの
他方の側部に設けておき、前記弾性仮止め部材を前記第
2のブラケットの仮止め穴に圧入して仮止めする第3工
程と、前記第1及び第2の取付部材に設けられた前記両
ブラケット固定部を前記第1及び第2のブラケットに設
けられた前記両空調ユニット固定部にボルト止めして固
定する第4工程と、を具備して構成したことを特徴とす
るものである。
【0014】このようなオーバーヘッド型車両用空調ユ
ニットの取付構造によれば、一人作業で空調ユニットを
仮止めした後、両手を自由に使用してボルト止めにより
固定することが可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るオーバーヘッ
ド型車両用空調ユニットの取付構造及び取付方法の一実
施形態を、図面に基づいて説明する。図1及び図2にお
いて、符号の1はオーバーヘッド型空調ユニット(以
下、リヤ空調ユニットと呼ぶ)、7は車体構成部材、2
0は第1のブラケットとして設けた左ブラケット、30
は第2のブラケットとして設けた右ブラケット、40は
第1の取付部材として設けた左取付部材、50は第2の
取付部材として設けた右取付部材である。なお、ここで
の左側及び右側とは、車両前方を向いて見た車幅方向の
左右、すなわち車両前進方向を基準とした左右をさして
いる。また、リヤ空調ユニット1に収納される主要な構
成要素は、一般的にはエバポレータやブロアファンなど
である。このリヤ空調ユニット1は、ブロワファンの作
動により車室内から空気(内気)を吸引し、エバポレー
タに導入した冷媒と内気とを熱交換させて空調した後、
空調空気として車室内へ吹き出す機能を有している。
【0016】左ブラケット20は、図1に示すように、
車体構成部材7にボルト止めなどにより固定される車体
固定部21と、リヤ空調ユニット1を固定するためのボ
ルト穴22が穿設された空調ユニット固定部23と、後
述する係止爪43を差し込む係止穴24が穿設された仮
止め部25とが一体化されたものである。車体固定部2
1及び空調ユニット固定部23は一枚の板を折曲成型し
た部材であり、空調ユニット固定部23の下方には、上
下方向に所定の間隙を形成して板状の仮止め部25が略
平行に配置されている。なお、仮止め部25は、その左
側端部付近が溶接などにより車体固定部21に固着され
ている。また、仮止め部25の係止穴24は矩形状と
し、差し込まれた係止爪43が係止穴24の中で前後左
右に自由に動ける大きさにしてある。すなわち、係止穴
24の巾(車両前後方向の寸法)は係止爪43の巾より
大きく、また、係止穴24の奥行(車巾方向の寸法)に
ついても板状の係止爪43の厚さより十分に大きい寸法
としてある。このように構成された左ブラケット20
は、左側の車体構成部材7に予め固定して取り付けられ
る。
【0017】右ブラケット30は、車体構成部材7にボ
ルト止めなどにより固定される車体固定部31と、リヤ
空調ユニット1を固定するためのボルト穴32及び後述
する弾性仮止め部材、すなわち樹脂クリップ52を挿入
する仮止め穴33が穿設された空調ユニット固定部34
とを備えたものである。なお、仮止め穴33は、挿入さ
れた樹脂クリップ52を保持するものであるから、樹脂
クリップ52の大径部より小さな径にしておく必要があ
る。このように構成された右ブラケット30は、右側の
車体構成部材7に予め固定して取り付けられる。
【0018】左取付部材40は、左ブラケット20のボ
ルト穴22と位置合わせしてボルト26を挿通するため
のボルト穴41が穿設されたブラケット固定部42と、
該ブラケット固定部42の側部先端、すなわち車幅方向
外側の先端に設けられた下向きの係止爪43とを備えた
ものである。この係止爪43は、ブラケット固定部42
を形成する板状部材の一部を折曲成型したものである。
また、ボルト穴41は、係止爪43の車両前後方向に振
り分けて2ヶ所配置されている。このボルト穴41は、
いずれも車幅方向に延びる長穴としてあり、これにより
寸法誤差を吸収できるようにしてある。このように構成
された左取付部材40は、リヤ空調ユニット1の左側面
部から突出するように予め本体内に固定して取り付けた
ものでもよいし、あるいは、左側面部の適所にボルトな
どにより固定して後付けしたものでもよい。
【0019】右取付部材50は、右ブラケット30のボ
ルト穴32と位置合わせしてボルト35を挿通するため
のボルト穴51が穿設されると共に、弾性仮止め部材と
して弾性クリップ52を上向きに突設するためのクリッ
プ装着溝53が設けられたブラケット固定部54を主要
部とする板状の部材である。また、ボルト穴51は、ク
リップ装着溝53の車両前後方向に振り分けて2ヶ所配
置されている。なお、クリップ装着溝53は、横から圧
入した樹脂クリップ52を保持するため、入口部分が奥
のクリップ所定位置より狭くなっている。このように構
成された右取付部材50は、リヤ空調ユニット1の右側
面部から突出するように予め本体内に固定して取り付け
たものでもよいし、あるいは、右側面部の適所にボルト
などにより固定して後付けしたものでもよい。
【0020】続いて、上述した構成のリヤ空調ユニット
取付構造について、その作用を取付手順と共に説明す
る。この取付方法では、係止爪43を係止穴24に差し
込むことで、リヤ空調ユニット1の左側を車両に対して
容易に仮止めできるので、作業員の負担が低減される。
また、係止爪43を係止穴24に差し込んでリヤ空調ユ
ニット1の左側を仮止めした後、さらに樹脂クリップ5
2を仮止め穴33に圧入してリヤ空調ユニット1の右側
を仮止めすることができる。この結果、作業員はリヤ空
調ユニット1から完全に手を離して次の作業、すなわち
左右のブラケット固定部42,54をそれぞれ対応する
空調ユニット固定部23,34にボルト止めすることが
可能になるので、取付作業の作業性は大幅に向上する。
【0021】以下、リヤ空調ユニット1の取付作業手順
を図3に基づき具体的に説明する。最初の第1工程で
は、左ブラケット20及び右ブラケット30をそれぞれ
車体構成部材7の所定位置に固定して取り付ける。この
場合、ボルト穴22,32の位置がリヤ空調ユニット1
を所定位置に取り付けする上で重要になる。
【0022】第2工程では、作業員がリヤ空調ユニット
1を一人で車室内に持ち込み、補強部材12,12間に
下から持ち上げるようにして、左取付部材40の係止爪
43を左ブラケット20の係止穴24に差し込んで仮止
めする。この時、係止穴24の大きさが係止爪43と比
較して十分に大きいため、作業員が重く長尺のリヤ空調
ユニット1を一人で支えているにもかかわらず、比較的
容易に仮止めすることができる。図3(a)は、係止爪
43による仮止めがなされた状態を示しており、リヤ空
調ユニット1の重量は、係止爪43と係止穴24との係
合により、その一部が左ブラケット20に負担されてい
る。また、この仮止めにより、リヤ空調ユニット1の一
端が支持されて、移動できない状態となる。このため、
仮止めが終了した時点で作業員の負担はかなり軽減さ
れ、少なくとも片手を自由に使用しての作業が可能にな
る。
【0023】第3工程では、右取付部材50の樹脂クリ
ップ52を右ブラケット30の仮止め穴33に圧入して
仮止めする。樹脂クリップ52は、大径部が弾性変形し
て小径の仮止め穴33を通り抜けるので、弾性変形が解
除されることで右ブラケット30に保持される。なお、
上述した係止穴24内を係止爪43が前後左右に移動で
きるようにしたので、樹脂クリップ52を仮止め穴33
に位置合わせする作業が容易になる。この結果、リヤ空
調ユニット1は、左右の端部が仮止めされたことにな
り、作業員はリヤ空調ユニット1を支えることから解放
される。すなわち、作業員の両手が自由に使用できる状
態となる。
【0024】最後の第4工程では、右取付部材50のボ
ルト穴51,51を右ブラケット30のボルト穴32,
32にそれぞれ位置合わせし、また、左取付部材40の
ボルト穴42,42を左ブラケット20のボルト穴2
2,22にそれぞれ位置合わせして、ボルト26,35
を挿入して締め込む。この場合、ブラケットの板圧が十
分であればボルト穴に内ネジを切ってボルトと螺合させ
ればよいし、十分な板圧がない場合などにはウェルドナ
ットを使用してもよい。また、樹脂クリップ33を使用
した右側の仮止めの方が、係止爪43による仮止めがな
された左側よりがたつきがなく位置精度も高いので、最
終的には長穴としたボルト穴41で製造誤差などを吸収
して固定することができる。なお、樹脂クリップ52及
び係止爪43の両側において合計4ヶ所のボルト締めが
できるようにしたので、リヤ空調ユニット1の安定した
固定が可能となる。
【0025】このように、本発明のリヤ空調ユニットの
取付構造及び取付方法によれば、一人作業で下から持ち
上げるようにして容易に取り付けることができるので、
従来のようにリヤ空調ユニット1をスライドさせて補強
部材12,12間に納めるもので問題となっていた補強
部材との干渉を防止でき、ルーフパネルに近い車室内の
高い位置に設置することが可能となる。このため、天井
から車室内への突出量を小さくして乗員の頭上空間を確
保する上で極めて有利になり、広く快適な車室内空間を
提供できるようになる。また、リヤ空調ユニット1の取
付作業においても、車室内の限られた空間で容易に仮止
めできるようにしたので、一人の作業員でも十分に取付
が可能であり、その負担も軽減されたものとなる。
【0026】これまで説明してきた実施形態では、左側
で係止爪43による仮止めをし、右側で樹脂クリップ5
2による仮止めをしているが、もちろん左右が逆になっ
てもよい。また、弾性仮止め部材として安価な樹脂クリ
ップ52を使用しているが、他の公知の弾性クリップを
使用可能なことはいうまでもない。
【0027】
【発明の効果】本発明のオーバーヘッド型車両用空調ユ
ニットの取付構造及び取付方法によれば、以下の効果を
奏する。 (1) 係止爪と係止穴との係合により、リヤ空調ユニ
ットの一端を容易に仮止めできるようにしたので、作業
性が向上して作業員の負担が低減され、車室内での一人
作業が可能となる。 (2) 係止爪と係止穴との係合に加えて、樹脂クリッ
プなどの弾性仮止め部材によりリヤ空調ユニットの他端
も仮止めできるようにしたので、さらに作業性が向上
し、ボルト止めによる本固定を両手で実施できるように
なる。 (3) リヤ空調ユニットを補強部材間に容易に設置で
きるので、車室内への突出を最小限に抑えて乗員の頭上
空間を確保できるようになり、商品性の向上に大きく貢
献できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るオーバーヘッド型車両用空調ユ
ニットの取付構造の一実施形態を示す分解斜視図であ
る。
【図2】 本発明に係るオーバーヘッド型車両用空調ユ
ニットの取付構造を示す取付完了状態の斜視図である。
【図3】 図1に示した空調ユニットの取付構造の取付
方法(手順)を示す説明図で、(a)が第2工程、
(b)が第3工程、(c)が第4工程を示している。
【図4】 車両に搭載したオーバーヘッド型車両用空調
ユニットの概要を示す斜視図である。
【図5】 車室内に設置されたオーバーヘッド型車両用
空調ユニットを車内後方から見た図である。
【図6】 従来の空調ユニット取付構造を示す分解斜視
図である。
【図7】 従来の問題点を説明するために空調ユニット
の配置を示した要部平面図である。
【図8】 図7のA−A断面図である。
【符号の説明】
1 リヤ空調ユニット(オーバーヘッド型車両
用空調ユニット) 7 車体構成部材 11 ルーフパネル 12 補強部材 20 左ブラケット(第1のブラケット) 21 車体固定部 22 ボルト穴 23 空調ユニット固定部 24 係止穴 25 仮止め部 26,35 ボルト 30 右ブラケット(第2のブラケット) 31 車体固定部 32 ボルト穴 33 仮止め穴 34 空調ユニット固定部 40 左取付部材(第1の取付部材) 41 ボルト穴(長穴) 42 ブラケット固定部 43 係止爪 50 右取付部材(第2の取付部材) 51 ボルト穴 52 樹脂クリップ(弾性仮止め部材) 53 クリップ装着溝 54 ブラケット固定部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車室内の天井部に設置されるオーバーヘ
    ッド型車両用空調ユニットの取付構造であって、 車体固定部と、ボルト穴が穿設された空調ユニット固定
    部と、係止穴が穿設され前記空調ユニット固定部の下方
    に所定の間隙を形成して配置された仮止め部とが一体化
    され、車両構成部材に予め固定して取り付けられるブラ
    ケットと、 ボルト穴が穿設されたブラケット固定部と、該ブラケッ
    ト固定部の先端に設けられた下向きの係止爪とを備え、
    前記空調ユニットの側部に設けられた取付部材とを具備
    し、 前記係止爪を前記係止穴に差し込んで仮止めした後、前
    記ブラケット固定部を前記空調ユニット固定部にボルト
    止めするように構成したことを特徴とするオーバーヘッ
    ド型車両用空調ユニットの取付構造。
  2. 【請求項2】 車室内の天井部に設置されるオーバーヘ
    ッド型車両用空調ユニットの取付構造であって、 車体固定部と、ボルト穴が穿設された空調ユニット固定
    部と、係止穴が穿設され前記空調ユニット固定部の下方
    に所定の間隙を形成して配置された仮止め部とが一体化
    され、車体構成部材の左右いずれか一方に予め固定して
    取り付けられる第1のブラケットと、 ボルト穴が穿設されたブラケット固定部と、該ブラケッ
    ト固定部の側部先端に設けられた下向きの係止爪とを備
    え、前記空調ユニットの一方の側部に設けられた第1の
    取付部材と、 車体固定部と、ボルト穴及び仮止め穴が穿設された空調
    ユニット固定部とを備え前記車体構成部材の他方に予め
    固定して取り付けられる第2のブラケットと、 ボルト穴が穿設されると共に弾性仮止め部材が上向きに
    突設されたブラケット固定部が前記空調ユニットの他方
    の側部に設けられた第2の取付部材とを具備し、 前記係止爪を前記係止穴に差し込んで一方を仮止めし、
    さらに前記弾性仮止め部材を前記仮止め穴に圧入して仮
    止めした後、前記両ブラケット固定部を前記両空調ユニ
    ット固定部にボルト止めするように構成したことを特徴
    とするオーバーヘッド型車両用空調ユニットの取付構
    造。
  3. 【請求項3】 前記係止穴の大きさを前記係止爪が前後
    左右に自由に動きうるように設定したことを特徴とする
    請求項2に記載のオーバーヘッド型車両用空調ユニット
    の取付構造。
  4. 【請求項4】 前記第1の取付部材には、前記係止爪の
    前後方向に配置された車幅方向の長穴がボルト穴として
    それぞれ穿設されていることを特徴とする請求項2また
    は3に記載のオーバーヘッド型車両用空調ユニットの取
    付構造。
  5. 【請求項5】 前記弾性仮止め部材が樹脂クリップであ
    ることを特徴とする請求項2から4のいずれかに記載の
    オーバーヘッド型車両用空調ユニットの取付構造。
  6. 【請求項6】 車室内の天井部に設置されるオーバーヘ
    ッド型車両用空調ユニットの取付方法であって、 車体固定部と、ボルト穴が穿設された空調ユニット固定
    部と、係止穴が穿設され前記空調ユニット固定部の下方
    に所定の間隙を形成して配置された仮止め部とが一体化
    された第1のブラケットと、車体固定部と、ボルト穴及
    び仮止め穴が穿設された空調ユニット固定部とを備えた
    第2のブラケットと、をそれぞれ左右の車体構成部材に
    固定して取り付ける第1工程と、 ボルト穴が穿設されたブラケット固定部と、該ブラケッ
    ト固定部の側部先端に設けられた下向きの係止爪とを備
    えてなる第1の取付部材を前記空調ユニットの一方の側
    部に設けておき、前記係止爪を前記第1のブラケットの
    係止穴に差し込んで仮止めする第2工程と、 ボルト穴が穿設されると共に弾性仮止め部材が上向きに
    突設されたブラケット固定部を備えてなる第2の取付部
    材を前記空調ユニットの他方の側部に設けておき、前記
    弾性仮止め部材を前記第2のブラケットの仮止め穴に圧
    入して仮止めする第3工程と、 前記第1及び第2の取付部材に設けられた前記両ブラケ
    ット固定部を前記第1及び第2のブラケットに設けられ
    た前記両空調ユニット固定部にボルト止めして固定する
    第4工程と、を具備して構成したことを特徴とするオー
    バーヘッド型車両用空調ユニットの取付構造。
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