JPH0657217A - 被着体の前処理方法 - Google Patents
被着体の前処理方法Info
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- JPH0657217A JPH0657217A JP4214117A JP21411792A JPH0657217A JP H0657217 A JPH0657217 A JP H0657217A JP 4214117 A JP4214117 A JP 4214117A JP 21411792 A JP21411792 A JP 21411792A JP H0657217 A JPH0657217 A JP H0657217A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】被着体の被接着面を紫外線照射した後、イソシ
アネート成分とリン酸塩を含有するプライマーを塗布す
ることを特徴とする被着体の前処理方法。 【効果】本発明の前処理が施された被着体は通常の接着
剤により強固に接着し、ポリオレフィン樹脂などの難接
着性材料で構成される部材を容易に接着することが可能
である。
アネート成分とリン酸塩を含有するプライマーを塗布す
ることを特徴とする被着体の前処理方法。 【効果】本発明の前処理が施された被着体は通常の接着
剤により強固に接着し、ポリオレフィン樹脂などの難接
着性材料で構成される部材を容易に接着することが可能
である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は被着体の前処理方法、詳
しくは、ポリオレフィンなどの難接着性材料の接着性を
向上することのできる被着体の前処理方法に関する。
しくは、ポリオレフィンなどの難接着性材料の接着性を
向上することのできる被着体の前処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車の軽量化を目標として、自
動車用部品等、従来は鋼材によって製造されていたもの
のポリオレフィン樹脂への代替が進んでいる。
動車用部品等、従来は鋼材によって製造されていたもの
のポリオレフィン樹脂への代替が進んでいる。
【0003】しかし、ポリオレフィン樹脂は一般的に接
着性が悪いので、その接着性を向上する目的で被着面へ
のプライマーの塗布、UV照射による被着面の改質など
が行われている。
着性が悪いので、その接着性を向上する目的で被着面へ
のプライマーの塗布、UV照射による被着面の改質など
が行われている。
【0004】しかしながら、これらの従来の手法は必ず
しも充分でなく、接着性が一層向上する処理方法の出現
が望まれている。
しも充分でなく、接着性が一層向上する処理方法の出現
が望まれている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、本発明は、
ポリオレフィンなどの難接着性材料を充分に接着させる
ことのできる被着体の前処理方法を提供することを目的
とする。
ポリオレフィンなどの難接着性材料を充分に接着させる
ことのできる被着体の前処理方法を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記目的
を達成すべく鋭意研究を行った結果、被着体の被接着面
を紫外線照射した後、特定のプライマーを塗布する簡便
な操作で、イソシアネート系などの接着剤によりポリオ
レフィンなどの難接着性材料が強固に接着することを見
い出し、本発明を完成するに至った。かくして、本発明
によれば被着体の被接着面を紫外線照射した後、イソシ
アネート成分とリン酸塩を含有するプライマーを塗布す
ることを特徴とする被着体の前処理方法が提供され、上
記の本発明の目的が達成される。
を達成すべく鋭意研究を行った結果、被着体の被接着面
を紫外線照射した後、特定のプライマーを塗布する簡便
な操作で、イソシアネート系などの接着剤によりポリオ
レフィンなどの難接着性材料が強固に接着することを見
い出し、本発明を完成するに至った。かくして、本発明
によれば被着体の被接着面を紫外線照射した後、イソシ
アネート成分とリン酸塩を含有するプライマーを塗布す
ることを特徴とする被着体の前処理方法が提供され、上
記の本発明の目的が達成される。
【0007】
【構成】以下本発明の構成を詳述するが、本発明のより
好ましい態様およびそれに基づく利点が明らかとなろ
う。
好ましい態様およびそれに基づく利点が明らかとなろ
う。
【0008】紫外線 本発明においては被着体の被接着面に、まず紫外線照射
を行う。紫外線照射はそれ自体公知の方法を用いること
ができる。例えば、水銀ランプ(低圧、中圧、高圧、超
高圧)、メタルハライドランプ、ケミカルランプで例示
される紫外線ランプを用いて被着面を紫外線照射する。
紫外線の被着面への照射量は通常0.1J/cm2 以
上、特には0.5J/cm2 以上とするのが前処理の効
果が発現する観点から好ましい。照射量の制御は、紫外
線ランプの種類、照射強度および照射時間の制御によっ
て容易に行うことができる。 〔プライマー塗布〕本発明においては、紫外線照射され
た被着体はイソシアネート成分とリン酸塩を含有するプ
ライマーを塗布する。
を行う。紫外線照射はそれ自体公知の方法を用いること
ができる。例えば、水銀ランプ(低圧、中圧、高圧、超
高圧)、メタルハライドランプ、ケミカルランプで例示
される紫外線ランプを用いて被着面を紫外線照射する。
紫外線の被着面への照射量は通常0.1J/cm2 以
上、特には0.5J/cm2 以上とするのが前処理の効
果が発現する観点から好ましい。照射量の制御は、紫外
線ランプの種類、照射強度および照射時間の制御によっ
て容易に行うことができる。 〔プライマー塗布〕本発明においては、紫外線照射され
た被着体はイソシアネート成分とリン酸塩を含有するプ
ライマーを塗布する。
【0009】イソシアネート成分は、4,4′−ジフェ
ニルメタンジイソシアネート(MDI)、トリレンジイ
ソシアネート(TDI)、キシリレンジイソシアネート
(XDI)、ヘキサメチレンジイソシアネート(HMD
I)、水添(水素添加)MDI、水添TDI、水添XD
I、イソホロンジイソシアネート(IPDI)、芳香族
脂肪族ポリイソシアネート、芳香族ポリイソシアネー
ト、トリフェニルメタントリイソシアネート、トリス−
p−イソシアネートフェニルチオフォスフェイト等や、
これらを適宜組み合わせて混合したものが各種例示され
る。特に、MDI、トリス−p−イソシアネートフェニ
ルチオフォスフェイトおよび芳香族脂肪族イソシアネー
トを組み合わせたものは好適に使用される。
ニルメタンジイソシアネート(MDI)、トリレンジイ
ソシアネート(TDI)、キシリレンジイソシアネート
(XDI)、ヘキサメチレンジイソシアネート(HMD
I)、水添(水素添加)MDI、水添TDI、水添XD
I、イソホロンジイソシアネート(IPDI)、芳香族
脂肪族ポリイソシアネート、芳香族ポリイソシアネー
ト、トリフェニルメタントリイソシアネート、トリス−
p−イソシアネートフェニルチオフォスフェイト等や、
これらを適宜組み合わせて混合したものが各種例示され
る。特に、MDI、トリス−p−イソシアネートフェニ
ルチオフォスフェイトおよび芳香族脂肪族イソシアネー
トを組み合わせたものは好適に使用される。
【0010】一方、リン酸塩としては、公知の各種のも
のが使用可能であるが、具体的には、リン酸アルミニウ
ム、リン酸亜鉛、トリポリリン酸二水素アルミニウム等
が好適に例示される。特に、トリポリリン酸二水素アル
ミニウムは好適に使用される。
のが使用可能であるが、具体的には、リン酸アルミニウ
ム、リン酸亜鉛、トリポリリン酸二水素アルミニウム等
が好適に例示される。特に、トリポリリン酸二水素アル
ミニウムは好適に使用される。
【0011】このようなリン酸塩は各種の処理を施され
ていてもよい。特に、Siおよび/またはZnによって
表面処理を施されたリン酸塩、中でも特にSiおよび/
またはZnによって表面処理を施されたトリポリリン酸
二水素アルミニウムは、極めて優れた接着性を確保する
ことができ、より好ましい結果を得ることができる。ま
た、リン酸塩は脱水処理を施されたものであるのが好ま
しい。
ていてもよい。特に、Siおよび/またはZnによって
表面処理を施されたリン酸塩、中でも特にSiおよび/
またはZnによって表面処理を施されたトリポリリン酸
二水素アルミニウムは、極めて優れた接着性を確保する
ことができ、より好ましい結果を得ることができる。ま
た、リン酸塩は脱水処理を施されたものであるのが好ま
しい。
【0012】本発明のプライマーにおいて、イソシアネ
ート成分に対するリン酸塩の量比は、イソシアネート成
分およびリン酸塩の種類等に応じて適宜設定することが
できるが、通常、イソシアネート成分100重量部に対
して、リン酸塩5〜100重量部程度である。イソシア
ネート成分に対するリン酸塩の量を上記範囲とすること
により、リン酸塩を添加することの効果を十分に得て、
かつプライマーにリン酸塩が好適に分散することがで
き、良好な接着性を得ることができる。
ート成分に対するリン酸塩の量比は、イソシアネート成
分およびリン酸塩の種類等に応じて適宜設定することが
できるが、通常、イソシアネート成分100重量部に対
して、リン酸塩5〜100重量部程度である。イソシア
ネート成分に対するリン酸塩の量を上記範囲とすること
により、リン酸塩を添加することの効果を十分に得て、
かつプライマーにリン酸塩が好適に分散することがで
き、良好な接着性を得ることができる。
【0013】さらに、リン酸塩の含有量をイソシアネー
ト成分100重量部に対して30〜60重量部とするこ
とにより、接着剤の凝集破壊率等の点でより好ましい結
果を得る。
ト成分100重量部に対して30〜60重量部とするこ
とにより、接着剤の凝集破壊率等の点でより好ましい結
果を得る。
【0014】本発明のプライマーは、必要に応じて各種
の溶剤を併用してもよい。使用可能な溶剤としては、イ
ソシアネート基に対して不活性なものであれば公知の各
種の溶剤がいずれも利用可能であるが、具体的には、酢
酸エチル、メチルエチルケトン(MEK)、アセトン、
トルエン等が好適に例示される。溶剤の添加量は、イソ
シアネート化合物の種類等によって適宜決定され、通
常、イソシアネート成分100重量部に対して500〜
1000重量部程度である。
の溶剤を併用してもよい。使用可能な溶剤としては、イ
ソシアネート基に対して不活性なものであれば公知の各
種の溶剤がいずれも利用可能であるが、具体的には、酢
酸エチル、メチルエチルケトン(MEK)、アセトン、
トルエン等が好適に例示される。溶剤の添加量は、イソ
シアネート化合物の種類等によって適宜決定され、通
常、イソシアネート成分100重量部に対して500〜
1000重量部程度である。
【0015】本発明のプライマーは任意成分として各種
の触媒を含むことができる。触媒としてはトリエチレン
ジアミン、ペンタメチレンジエチレントリアミン、モル
フォリン系アミン、トリエチルアミン等のアミン系触
媒、ジラウリル酸−ジ−n−オクチル錫、ジラウリル酸
ジブチル錫、スタナスオクトエート等の錫系触媒が例示
される。なお、この場合、触媒の添加量はイソシアネー
ト化合物の種類等によって適宜決定され、通常、イソシ
アネート成分100重量部に対して0.1〜1重量部程
度である。
の触媒を含むことができる。触媒としてはトリエチレン
ジアミン、ペンタメチレンジエチレントリアミン、モル
フォリン系アミン、トリエチルアミン等のアミン系触
媒、ジラウリル酸−ジ−n−オクチル錫、ジラウリル酸
ジブチル錫、スタナスオクトエート等の錫系触媒が例示
される。なお、この場合、触媒の添加量はイソシアネー
ト化合物の種類等によって適宜決定され、通常、イソシ
アネート成分100重量部に対して0.1〜1重量部程
度である。
【0016】本発明のプライマーにおいては、良好な作
業性を得るためにポリエステルポリウレタン樹脂、ポリ
エーテルポリウレタン樹脂等のウレタン樹脂、ポリエス
テル樹脂等を併用することができる。なお、これらの樹
脂の添加量は、通常、イソシアネート成分100重量部
に対して10〜30重量部程度である。
業性を得るためにポリエステルポリウレタン樹脂、ポリ
エーテルポリウレタン樹脂等のウレタン樹脂、ポリエス
テル樹脂等を併用することができる。なお、これらの樹
脂の添加量は、通常、イソシアネート成分100重量部
に対して10〜30重量部程度である。
【0017】さらに、プライマーの安定性を確保するた
めに、合成ゼオライト等のイソシアネート基に対して不
活性な脱水剤を併用することもできる。
めに、合成ゼオライト等のイソシアネート基に対して不
活性な脱水剤を併用することもできる。
【0018】このような本発明のプライマーは、各成分
を十分に混合できる各種の公知の装置を用いて混合調製
できるが、例えば、ボールミルによる混合調製は好適な
例である。
を十分に混合できる各種の公知の装置を用いて混合調製
できるが、例えば、ボールミルによる混合調製は好適な
例である。
【0019】プライマーの被着面への塗布方法は通常の
イソシアネート系のプライマー組成物と同様の方法を採
用することができる。例えば、本発明のプライマーを紫
外線照射後の被接着面へスプレー等によって塗布後、放
置による乾燥などの手段を例示することができる。被接
着面へのプライマーの塗布量は乾燥重量で1〜10mg
/cm2 程度が好ましい。
イソシアネート系のプライマー組成物と同様の方法を採
用することができる。例えば、本発明のプライマーを紫
外線照射後の被接着面へスプレー等によって塗布後、放
置による乾燥などの手段を例示することができる。被接
着面へのプライマーの塗布量は乾燥重量で1〜10mg
/cm2 程度が好ましい。
【0020】接着方法 以上詳述した本発明の方法により被接着面に前処理が施
された被着体はウレタン系接着剤、エポキシ系接着剤、
アクリル系接着剤などの接着剤を用いて、それ自体公知
の方法で接着することができる。
された被着体はウレタン系接着剤、エポキシ系接着剤、
アクリル系接着剤などの接着剤を用いて、それ自体公知
の方法で接着することができる。
【0021】被着体 本発明方法の処理の対象となる被着体はポリエチレン樹
脂、ポリプロピレン樹脂、ポリ1−ブテン樹脂、ポリ4
−メチル−1−ペンテン樹脂などで例示されるポリオレ
フィン樹脂の成形品などを挙げることができる。
脂、ポリプロピレン樹脂、ポリ1−ブテン樹脂、ポリ4
−メチル−1−ペンテン樹脂などで例示されるポリオレ
フィン樹脂の成形品などを挙げることができる。
【0022】本発明の処理方法は、これら成形品を相互
に接着する場合、これら成形品と金属とを接着する場合
に好適に用いられる。
に接着する場合、これら成形品と金属とを接着する場合
に好適に用いられる。
【0023】
【実施例】以下、本発明の具体的実施例を挙げ、本発明
についてより詳細に説明する。
についてより詳細に説明する。
【0024】プライマーを作製するため、下記に示す各
種の成分を用意した。 イソシアネート成分:a.MDI b.トリス−p−イソシアネートフェニルチオフォスフ
ェイト(バイエル社製 デスモジュールHL) c.芳香族脂肪族イソシアネート(バイエル社製 デス
モジュールRFE) 上記イソシアネート化合物のa:b:c=2:2:6(m
ol) 混合物 溶 剤:酢酸エチル 乾燥剤:合成ゼオライト 触 媒:ジラウリル酸−ジ−n−オクチル ウレタン樹脂:パンデックスT−5205(大日本イン
キ社製) リン酸塩:トリポリリン酸二水素アルミニウムのSi,
Zn処理品(テイカ社製 K−WHITE #84S)
種の成分を用意した。 イソシアネート成分:a.MDI b.トリス−p−イソシアネートフェニルチオフォスフ
ェイト(バイエル社製 デスモジュールHL) c.芳香族脂肪族イソシアネート(バイエル社製 デス
モジュールRFE) 上記イソシアネート化合物のa:b:c=2:2:6(m
ol) 混合物 溶 剤:酢酸エチル 乾燥剤:合成ゼオライト 触 媒:ジラウリル酸−ジ−n−オクチル ウレタン樹脂:パンデックスT−5205(大日本イン
キ社製) リン酸塩:トリポリリン酸二水素アルミニウムのSi,
Zn処理品(テイカ社製 K−WHITE #84S)
【0025】上記各成分を表1に示される比(重量比)
で混合し、各種のプライマーを作製した。なお、混合は
ボールミルで48時間混合することによって行った。
で混合し、各種のプライマーを作製した。なお、混合は
ボールミルで48時間混合することによって行った。
【0026】次に幅25mm、厚さ5mmのガラスファ
イバーを40重量%含有するGF強化ポリプロピレンシ
ートの表面を、紫外線ランプ(実施例1,2)又は水銀
ランプ(実施例3,4比較例1)により紫外線照射を行
った。照射量は表1に示される。
イバーを40重量%含有するGF強化ポリプロピレンシ
ートの表面を、紫外線ランプ(実施例1,2)又は水銀
ランプ(実施例3,4比較例1)により紫外線照射を行
った。照射量は表1に示される。
【0027】引き続き、上記で調製したプライマーをハ
ケを用いて乾燥重量で約5mg/cm2 となるように塗
布、乾燥後、一液型ウレタン接着剤(横浜ゴム(株)社
製WS−100)により接着した。なお、接着は、2枚
の被着体を互いに10mm重ねて接着し、20℃、55
%RHの条件で7日間放置することによって行った。こ
のようにして接着された被着体を、互いに逆方向に50
mm/minの速度で引っ張り、剪断強度[kgf/cm2] お
よび凝集破壊率[%]を測定した。剪断強度、凝集破壊
率の試験結果を表1に示す。なお、表1の剪断強度およ
び凝集破壊率の各々の値は、同一条件で作製された三つ
の試験片で得られた測定値の平均値が記載されている。
ケを用いて乾燥重量で約5mg/cm2 となるように塗
布、乾燥後、一液型ウレタン接着剤(横浜ゴム(株)社
製WS−100)により接着した。なお、接着は、2枚
の被着体を互いに10mm重ねて接着し、20℃、55
%RHの条件で7日間放置することによって行った。こ
のようにして接着された被着体を、互いに逆方向に50
mm/minの速度で引っ張り、剪断強度[kgf/cm2] お
よび凝集破壊率[%]を測定した。剪断強度、凝集破壊
率の試験結果を表1に示す。なお、表1の剪断強度およ
び凝集破壊率の各々の値は、同一条件で作製された三つ
の試験片で得られた測定値の平均値が記載されている。
【0028】
【表1】
【0029】以上の結果より本発明の前処理が施された
GF強化ポリプロピレンシートは強く接着し、凝集破壊
が生じていることが明らかである。
GF強化ポリプロピレンシートは強く接着し、凝集破壊
が生じていることが明らかである。
【0030】
【発明の効果】本発明の前処理が施された被着体は通常
の接着剤により強固に接着し、ポリオレフィン樹脂など
の難接着性材料で構成される部材を容易に接着すること
が可能である。
の接着剤により強固に接着し、ポリオレフィン樹脂など
の難接着性材料で構成される部材を容易に接着すること
が可能である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 檀 上 正 通 神奈川県平塚市追分2番1号 横浜ゴム株 式会社平塚製造所内 (72)発明者 中 里 和 幸 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動車 工業株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】被着体の被接着面を紫外線照射した後、イ
ソシアネート成分とリン酸塩を含有するプライマーを塗
布することを特徴とする被着体の前処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04214117A JP3140569B2 (ja) | 1992-08-11 | 1992-08-11 | 被着体の前処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04214117A JP3140569B2 (ja) | 1992-08-11 | 1992-08-11 | 被着体の前処理方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0657217A true JPH0657217A (ja) | 1994-03-01 |
JP3140569B2 JP3140569B2 (ja) | 2001-03-05 |
Family
ID=16650518
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04214117A Expired - Fee Related JP3140569B2 (ja) | 1992-08-11 | 1992-08-11 | 被着体の前処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3140569B2 (ja) |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58122977A (ja) * | 1982-01-18 | 1983-07-21 | Takeda Chem Ind Ltd | ポリウレタン接着剤用組成物 |
JPS6067580A (ja) * | 1983-09-24 | 1985-04-17 | Nippon Steel Corp | 防汚シ−トの接着方法 |
JPS61233022A (ja) * | 1985-04-08 | 1986-10-17 | Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd | ポリオレフイン樹脂と金属の接着方法 |
JPS61278583A (ja) * | 1985-06-03 | 1986-12-09 | Mitsubishi Electric Corp | 塗装鋼板の接着方法 |
JPH0284482A (ja) * | 1988-06-28 | 1990-03-26 | Takeda Chem Ind Ltd | 食品包装フィルム用接着剤組成物 |
JPH02235978A (ja) * | 1989-03-09 | 1990-09-18 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 接着剤組成物 |
-
1992
- 1992-08-11 JP JP04214117A patent/JP3140569B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58122977A (ja) * | 1982-01-18 | 1983-07-21 | Takeda Chem Ind Ltd | ポリウレタン接着剤用組成物 |
JPS6067580A (ja) * | 1983-09-24 | 1985-04-17 | Nippon Steel Corp | 防汚シ−トの接着方法 |
JPS61233022A (ja) * | 1985-04-08 | 1986-10-17 | Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd | ポリオレフイン樹脂と金属の接着方法 |
JPS61278583A (ja) * | 1985-06-03 | 1986-12-09 | Mitsubishi Electric Corp | 塗装鋼板の接着方法 |
JPH0284482A (ja) * | 1988-06-28 | 1990-03-26 | Takeda Chem Ind Ltd | 食品包装フィルム用接着剤組成物 |
JPH02235978A (ja) * | 1989-03-09 | 1990-09-18 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 接着剤組成物 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3140569B2 (ja) | 2001-03-05 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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