JPH0654571B2

JPH0654571B2 - 磁気記録再生装置

Info

Publication number: JPH0654571B2
Application number: JP61060006A
Authority: JP
Inventors: 修高尾
Original assignee: Sanyo Electric Co Ltd
Current assignee: Sanyo Electric Co Ltd
Priority date: 1986-03-18
Filing date: 1986-03-18
Publication date: 1994-07-20
Anticipated expiration: 2009-07-20
Also published as: JPS62217458A

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野本発明はビデオテープレコーダ等の磁気記録再生装置に
関する。

(ロ)従来の技術従来、この種の磁気記録再生装置のテープガイド機構と
しては、例えば特開昭６０−１１９６５９号公報に開示
されている如きものがある。

これは傾斜ガイドと折返しガイドローラとの間に位置す
るようにテープ案内シリンダと同一基板上に固定ガイド
を垂設し、前記折返しガイドローラより高い精度を出し
易い前記固定ガイドによりテープの走行を規制するもの
である。

しかし乍ら、上記従来例の場合、テープ案内シリンダの
所定位置に理想的な状態でテープが走行するように傾斜
ガイドの回動補正を行うと、前記傾斜ガイドへのテープ
の巻付け角に誤差が生じ、前記傾斜ガイドと折返しロー
ラとの間を走行するテープが基板に対して平行にならな
い時がある。この場合、ある程度のずれまではテープの
弾性でカバー出来るが、大きくずれると前記折返しロー
ラの高さ規制の鍔部によりテープに折れが生じる。

(ハ)発明が解決しようとする問題点本発明は上記従来例の欠点に鑑みなされたものであり、
傾斜ガイドと折返しローラとの間を走行するテープが基
板に対して平行になり、理想的な状態でテープが走行す
る磁気記録再生装置を提供することを目的とするもので
ある。

(ニ)問題点を解決するための手段傾斜ガイドと折返しガイドローラとの間に調整用のガイ
ドを設ける。

(ホ)作用上述の如く調整用のガイドを設けることにより傾斜ガイ
ドに対するテープの巻付け角を調整出来る。

(ヘ)実施例以下、図面を参照しつつ本発明の一実施例を詳細に説明
する。第１図は本実施例の磁気記録再生装置の要部平面
図、第２図は前記磁気記録再生装置の全体構成を示す平
面図である。

第２図において、(1)は基板に対して所定の角度傾斜し
て設けられた円筒状のテープ案内シリンダ（以下、シリ
ンダという。）で、このシリンダ(1)はシリンダベース
によつて固定された下シリンダと、該シリンダを軸受と
して回転する上シリンダとから構成される。(2a)(2b)は
夫々、前記シリンダ(1)の左右両側に位置する傾斜ガイ
ドで、水平に走行してきた磁気テーブ(3)はテープ供給
側の傾斜ガイド(2a)により前記シリンダ(1)の所定位置
に沿うように決められた傾斜角に方向転換させられると
共に、前記シリンダ(1)からの磁気テープ(3)はテープ巻
取り側の傾斜ガイド(2b)により再び水平に戻される。(4
a)(4b)は夫々、前記傾斜ガイド(2a)(2b)に対して前記シ
リンダ(1)とは反対側に位置した折返しガイドローラで
ある。前記カイドローラ(4a)は、所定位置に装填された
テープカセット(5)の供給リールからテンシヨンレギユ
レータ(6)、テープカイド(7)(8)、全幅消去ヘッド(9)及
びインピーダンスローラ(10a)を介して供給される磁気
テープ(3)の走行方向をテープテンシヨンを増加するこ
となく、前記傾斜ガイド(2a)側に変える。また、他方の
折返しガイドローラ(4b)により前記折返しガイドローラ
(4a)と同様に走行方向が変えられた磁気テープ(3)は、
インピーダンスローラ(10b)、ＡＧヘッド(11)、テープ
ガイド(2)、キヤプスタン(13)、及びピンチローラ(14)
を介してテープカセツト(5)の巻取りリールに巻き取ら
れる。尚、前記傾斜ガイド(2a)と折返しガイドローラ(4
a)、傾斜ガイド(2b)と折返しガイドローラ(4b)は夫々、
同一ブラケット(20a)(20b)上に設けられている。また、
前記傾斜ガイド(2a)(2b)と折返しガイドローラ(4a)(4b)
との間には夫々、調整ガイド(15a)(15b)を備えるブラケ
ット(16a)(16b)が設けられている。

前記調整ガイド(15a)(15b)はシリンダ(1)に対して対称
であるので、ここでは巻取り側の調整ガイド(15b)につ
いて説明する。前記調整ガイド(15b)は第２図に示すよ
うにブラケット(16b)に垂直に固定されており、前記ブ
ラケット(16b)はシリンダ(1)が取付けられた基板に対し
て平行になるようにビス(17b)により取付けられ、該ビ
ス(17b)を中心に回動自在である。また、(18)はドライ
バー嵌合用の凹部、(19)(19)はドライバー位置決め用の
突部である。

次に、本実施例の磁気記録装置の巻取り側のテープガイ
ド機構の調整について説明する。

周知の如く上記傾斜ガイド(2b)とガイド(4b)とは、共に
テープローデイングガイドとして機能すべく、ガイドシ
リンダの周辺を移動するブラケット(20b)上に載置され
ている。調整に当つてはローデイング位置にあるブラケ
ット(20b)を前記折返しガイド(4b)を中心に回動させ
て、シリンダ(1)に対して磁気テープ(3)が理想的な状態
で走行するように前記傾斜ガイド(2b)のテープ当り状態
を再生出力のエンベロープを見乍ら調整する。次に、折
返しガイド(4b)の鍔部(21)で前記磁気テープ(3)の高さ
を規制する。しかし、この状態において、磁気テープ
(3)はシリンダ(1)に対しては正規の位置で走行するが、
前記傾斜ガイド(2b)を出た磁気テープ(3)は、基板に対
して平行に走行しない場合があり、これを直すために前
記ブラケット(16b)の凹部(18)にドライバーを差込み、
ドライバーを突部(19)(19)を支点として回動することに
より前記ブラケット(16b)をビス(12b)を中心に回動させ
ることにより、調整ガイド(15b)を移動させて前記磁気
テープ(3)の傾斜ガイド(2b)に対する巻付け角を変えて
磁気テープ(3)が基板に対して平行になるように調整す
る。尚、供給側のテープガイド機構の調整も巻取り側と
同じである。

上述のような磁気記録再生装置では、ブラケット(16a)
(16b)に設けた調整ガイド(15a)(15b)を移動させること
により、傾斜ガイド(2a)(2b)に対する磁気テープ(3)の
巻付け角を変え、磁気テープ(3)がシリンダ(1)に対して
理想的な走行をし、しかもシリンダ(1)が取付けられた
基板に対しても平行に走行するように調整出来る。

(ト)発明の効果本発明に依れば、磁気テープがシリンダに対して理想的
な走行をし、しかも傾斜ガイドに対する磁気テープの巻
付け角を調整することにより、前記傾斜ガイドと折返し
ガイドローラとの間を走行する磁気テープが前記シリン
ダが設けられた基板に対して平行に走行して、前記折返
しローラの鍔部での磁気テープの折れ等を防止した磁気
記録再生装置を提供し得る。

【図面の簡単な説明】

図面は何れも発明に係り、第１図は磁気記録再生装置の
巻取り側のテープ走行機構を示す平面図、第２図はテー
プ走行機構全体を示す平面図である。 (1)…テープ案内シリンダ、(2a)(2b)…傾斜ガイド、(3)
…磁気テープ、(4a)(4b)…折返しガイドローラ、(15a)
(15b)…調整ガイド。

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】ヘッドが設けられたテープ案内シリンダの
両側に傾斜ガイドと折返しガイドローラとを設けると共
に、前記傾斜ガイドと折返しガイドローラとの間に、前
記傾斜ガイドに対するテープの巻付け角を調整可能とし
たガイドを設けたことを特徴とする磁気記録再生装置。