JPH0646177Y2 - 成形プロテクタへの電気部品収納箱固定構造 - Google Patents

成形プロテクタへの電気部品収納箱固定構造

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JPH0646177Y2
JPH0646177Y2 JP1104390U JP1104390U JPH0646177Y2 JP H0646177 Y2 JPH0646177 Y2 JP H0646177Y2 JP 1104390 U JP1104390 U JP 1104390U JP 1104390 U JP1104390 U JP 1104390U JP H0646177 Y2 JPH0646177 Y2 JP H0646177Y2
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文男 熊谷
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、成形プロテクタに、ジャンクションボック
ス,コネクタ等の電気部品を収納する電気部品収納箱を
取り付ける技術に関するものである。
〔従来の技術〕
底面の両側に側壁を立設したコ字型断面の成形プロテク
タに、ジャンクションボックス等の電気部品収納箱を取
付ける従来の取付け構造は、第5図に示す構造をしてい
た。同図において1はプロテクタ本体で、2は側壁1a,1
a間を被うプロテクタの蓋体、3は電気部品収納箱であ
る。
プロテクタ本体1にはその側壁1aの先端から線条体束5
の分岐線束5aを導出させるための導出用切欠部1bが形成
されている。そして、この導出用切欠部1bの両側にはス
ライドガイド6が形成され、その上端にはストッパー6b
が設けられる。また、側壁1aのスライドガイド6の内側
には係合突起7が形成されている。
一方電気部品収納箱3には、上記導出用切欠部1bに対応
して挿通用切欠部3dが形成されると共に、内部には電気
部品としてのジャンクションボックス4が収容され、こ
れに前記分岐線束5aの先端に接続されたコネクタ9が取
付られる。また、電気部品収納箱3の両側にはスライド
ガイド6に挿入されるスライド部材3a、および係合突起
7と係合する被係合孔8が形成されている。
電気部品収納箱3をプロテクタ本体1に固定するには、
プロテクタ本体1のコ字型の開口面を上方に向けて布線
板上に載置し、プロテクタ本体1内に線条体束5の配索
を行う。しかる後分岐線束5aをプロテクタ本体1の導出
用切欠部1bに導出させてコネクタ9によりジャンクショ
ンボックス4に接続する。次にジャンクションボックス
4を電気部品収納箱3内に固定するが、このとき分岐線
束5aはジャンクションボックス4及びコネクタ9と共に
挿入用切欠部3dを通って電気部品収納箱3内に入る。次
に、ガイド部材3aをスライドガイド6の溝6aに図の下方
から挿入した後、係合突起7と被係合孔8とが係合して
側壁1aに電気部品収納箱3が固定される。蓋体2は、こ
れらの作業の適当な時期に本体1に係止手段1c,2bによ
って係止される。このようにして組付けられたプロテク
タは車両の所定位置に固定される。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしこのような構造では、電気部品収納箱3に第6図
(a)のF又はF′のような力が加わる場合があり、F
の力が加わったときには同図(b)に示すように電気部
品収納箱3と蓋体2との間に隙間Sができてしまう。そ
のため線条体束が外にはみ出たり、プロテクタ本体1が
破損したり、電気部品収納箱3が脱落したりする。
又、F′の力が加わったときは第7図に示すように導出
用切欠部1bの下方の周縁1dと挿入用切欠部3dの下方の周
縁3eとの間が荷重の影響等を受けて離間して、電線を噛
み込んでしまい、断線するおそれもあった。また、第5
図に示す切欠部1b及び3dの周縁が比較的薄く形成されて
いるので、これら両方の周縁1dと3eとが第5図の鎖線で
示す1d′,3e′のように反ることがあり、そのような場
合でも電線を噛み込む等、上記と同様の問題があった。
本考案は上記の従来技術の問題点に鑑みてなされたもの
であり、電気部品収納箱と成形プロテクタとの離間を防
止すると同時に保持力の大きい固定構造を提供すること
を目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために本考案は、両側に側壁を有
するコ字型断面のプロテクタ本体と、該両側壁間を被う
蓋体とからなる成形プロテクタに電気部品収納箱を固定
する構造において、 前記側壁に分岐した電線を通す導出用切欠部を形成する
と共に、これに対応した挿通用切欠部を電気部品収納箱
に形成し、前記導出用切欠部の両側にスライドガイドを
設け、前記電気部品収納箱の両側に前記スライドガイド
に係合するスライド部を延設し、前記蓋体に係止手段を
設けると共に、電気部品収納箱には該係止手段と係止す
る被係止手段を設けた構成としている。
または、前記導出用切欠部の周縁部に前記挿通用切欠部
の周縁部が挿入される抱持壁を設けた構成を採用して
る。
〔実施例〕
以下に本考案の実施例を、図面によって説明する。第1
図は本考案の分解斜視図である。同図において、1はプ
ロテクタ本体で、樹脂の射出成形等によって形成される
ものである。この断面はコ字型をしており、両側に側壁
1aが立設され、その中間には側壁の先端から導出用切欠
部1bが形成されている。2は同じく樹脂製の蓋体で、浅
いコ字型をしており、上記両側壁1aの先端間を覆い、プ
ロテクタ本体1に形成された係止手段1cと蓋体2に形成
された係止手段2bとが係合することによってプロテクタ
本体1に係止される。蓋体2には、導出用切欠部1bの両
側に来るように係止部材2aが形成されている。3は電気
部品収納箱で、導出用切欠部1bに対応した挿通用切欠部
3dが形成され、電気部品としてのジャンクションボック
ス4を内部に収容している。
プロテクタ本体1内には線条体束5が配索され、この分
岐線束5aが導出用切欠部1bから電気部品収納箱3内に入
り、ジャンクションボックス4にコネクタ9を介して接
続される。
又、プロテクタ本体1における導出用切欠部1bの両側か
ら若干離れた位置にはスライドガイド6が設けられ、相
手側となる電気部品収納箱3の両側には、このスライド
ガイド6の溝6aに挿入するためのスライド部材3aが立設
される。スライド部材3aの基端側すなわち電気部品収納
箱3側には蓋体2の係止部材2aに係止される被係止部材
3bを形成している。
次に本実施例の作用を説明する。
プロテクタ本体1のコ字型の開放面を上にして図示しな
い布線板上に載置し、線条体束5を配索する。次に線条
体束5の分岐線束5aをジャンクションボックス4にコネ
クタ9を介して接続し、このジャンクションボックス4
を挿通用切欠3dから挿入して電気部品収納箱3内に固定
する。
次に電気部品収納箱3のスライド部材3aをスライドガイ
ド6の溝6aに挿入し、終端に設けられたストッパー6bに
当接させ、係合突起7と被係合孔8との係合によってプ
ロテクタ本体1と仮に結合する。
この後、蓋体2を被せ、係合手段1c,2bでプロテクタ本
体1に係合する。最後に蓋体2の係止部材2aと電気部品
収納箱3の被係止部材3bを係止して終了する。
第2図は、固定された後の第1図A−A断面図である。
蓋体2と電気部品収納箱3とは、係止部材2aと被係止部
材3bで係止されているので剛性が向上し、電気部品収納
箱3に矢符号Fの力が加わっても隙間ができることはな
い。
なお、スライド部材3aに形成される被係止部材3bは、電
気部品収納箱3に設けられれば、どこにあってもほぼ同
等の効果を奏し、たとえば電気部品収納箱3の側面3c
(第1図)に形成されてもよい。
第3図は、前述の第7図で説明した電線の噛み込みを防
止する実施例を示す図である。電気部品収納箱3はヒン
ジ3iで結合された蓋体3fを有し、係止部材3gと3hとが係
合して蓋体3fを電気部品収納箱3の本体に係止する。ま
た、電気部品収納箱3には、挿通用切欠部3dが形成され
ている。
一方、プロテクタ1の導出用切欠部1bにおける下縁1dの
両側には、逆L字型をした二つの抱持壁10,10が形成さ
れている。
次に上記実施例の作用を説明する。先ず、図示は省略す
るが第1図と同様に線条体束を配索し、分岐線束をジャ
ンクションボックスにコネクタを介して接続し、このジ
ャンクションボックスを電気部品収納箱3内に固定す
る。
その後、スライド部材3aをスライドガイドの溝6aに挿入
させるべく第4図(a)に示すように電気部品収納箱3
を下方からプロテクタ1に近づける。第3図に示す蓋体
2の係止部材2aと被係止部材3bとが係合して電気部品収
納箱3が成形プロテクタ1に固定されると、第4図
(b)に示すように挿通用切欠部3dにおける下側の周縁
部3eが抱持壁10内に進入して挟み込まれる。これによっ
て電気部品収納箱3はプロテクタ1に隙間なく固定され
るので、間に電線を挟み込むことがなくなり、作業性が
向上する。なお、抱持壁10は、導出用切欠部1bの周縁で
あればどこに設けられてもほぼ同様の効果を奏するが、
下側の周縁部1dに形成される場合が最も効果的といえ
る。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によれば、プロテクタと電気
部品収容箱との固定構造における、剛性の向上が図れ
る。したがって、プロテクタと電気部品収納箱の間に隙
間が発生することによって生じる各種の問題の解決が図
れる。すなわち、線条体が外にはみ出したり、プロテク
タ本体が破損したり、電気部品収納箱が脱落したり又
は、プロテクタと電気部品収納箱との間に電線を挟み込
む等のトラブルを防止することができ、作業が容易にな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の線条体用プロテクタへの電気部品収納
箱固定構造の一実施例を示す分解斜視図、 第2図は第1図のA−A断面図、 第3図は他の実施例を示す分解斜視図、 第4図は第3図の実施例においてプロテクタに電気部品
収納箱を取付る状態を示す要部断面図で、(a)は取付
前、(b)は取付後、 第5図は従来の固定構造の分解斜視図、 第6図は第5図の組付後におけるB−B断面図で、
(a)は電気部品収納箱に外力F,F′が加わる前、
(b)は外力Fを加えた後の図、 第7図は第5図の組付後におけるC−C断面図で外力
F′を加えた後の図である。 1……プロテクタ本体、1a……側壁、1b……導出用切欠
部、1d……導出用切欠部の周縁部、2……蓋体、2a……
係止部材、3……電気部品収納箱、3a……スライド部
材、3b……被係止部材、3d……挿入用切欠部、3e……挿
入用切欠部の周縁部、5……線条体束、5a……分岐線
束、6……スライドガイド、10……抱持壁。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】両側に側壁を有するコ字型断面のプロテク
    タ本体と、該両側壁間を被う蓋体とからなる成形プロテ
    クタに電気部品収納箱を固定する構造において、 前記側壁に分岐した電線を通す導出用切欠部を形成する
    と共に、これに対応した挿通用切欠部を電気部品収納箱
    に形成し、前記導出用切欠部の両側にスライドガイドを
    設け、前記電気部品収納箱の両側に前記スライドガイド
    に係合するスライド部を延設し、前記蓋体に係止手段を
    設けると共に、電気部品収納箱には該係止手段と係止す
    る被係止手段を設けたことを特徴とする成形プロテクタ
    への電気部品収納箱固定構造。
  2. 【請求項2】前記導出用切欠部の周縁部に前記挿通用切
    欠部の周縁部が挿入される抱持壁を設けたことを特徴と
    する請求項1記載の成形プロテクタへの電気部品収納箱
    固定構造。
  3. 【請求項3】電気部品収納箱の被係止手段を、スライド
    部に設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の成形
    プロテクタへの電気部品収納箱固定構造。
JP1104390U 1989-02-23 1990-02-08 成形プロテクタへの電気部品収納箱固定構造 Expired - Lifetime JPH0646177Y2 (ja)

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JP1-19499 1989-02-23
JP1104390U JPH0646177Y2 (ja) 1989-02-23 1990-02-08 成形プロテクタへの電気部品収納箱固定構造

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JPH037612U JPH037612U (ja) 1991-01-24
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JP6798402B2 (ja) * 2017-04-12 2020-12-09 住友電装株式会社 プロテクタ付ワイヤーハーネス
JP6873533B2 (ja) * 2019-01-30 2021-05-19 住友電装株式会社 自動車ワイヤハーネス用のプロテクタ

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