JPH0645849Y2 - 測量機のスラスト隙間調整装置 - Google Patents

測量機のスラスト隙間調整装置

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JPH0645849Y2
JPH0645849Y2 JP12510288U JP12510288U JPH0645849Y2 JP H0645849 Y2 JPH0645849 Y2 JP H0645849Y2 JP 12510288 U JP12510288 U JP 12510288U JP 12510288 U JP12510288 U JP 12510288U JP H0645849 Y2 JPH0645849 Y2 JP H0645849Y2
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JP
Japan
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rotary shaft
nut
screwing
shaft
press
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JP12510288U
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JPH0247509U (ja
Inventor
茂之 沢口
Original Assignee
株式会社ソキア
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業状の利用分野] 本考案は、測量機における回転軸のスラスト隙間調整装
置に係り、特にレベル等の望遠鏡に用いられる回転軸の
スラスト隙間調整装置に関する。
[従来の技術] 一般に測量機、例えばレベルにおいて、水平出し作業を
行なう場合、望遠鏡を水平に回動させて望遠鏡を覗き目
標物を視準して行なう。この望遠鏡本体を回動させるた
めの回転軸は、望遠鏡本体と一体に設けられている。つ
まり回転軸は軸筒に装着されるが、この軸筒は、整準台
と接続されて整準台側から望遠鏡本体内へ内設されてい
る。そしてこの軸筒内で回転軸が回転するように構成さ
れている。例えば、第2A図及び第2B図は従来例を示すも
のであり、これらの図で示すように、望遠鏡本体21の回
動は、望遠鏡本体21に内設された軸筒22と、この軸筒22
内に装着された回転軸23によって回動する。そして回転
軸23の下端部には、下方に向かった小径の凸状螺合部23
aが形成され、この凸状螺合部23aに押えナット24を螺合
したり、固定リング(図示せず)を係止したりすること
によって、回転軸23が軸筒22から上方から抜けるのを防
止していた。そしてこのような構成の場合、常に押えナ
ット24等の上端面24aと軸筒22の下端面22aとの間には、
回転を確保するために一定の間隙を形成することが要求
される。即ち押えナット24等の上端面24aと軸筒22の下
端面22aとが強固に当接してしまうと、望遠鏡本体21を
回動するとき、回転軸23が軸筒22及び押えナット24等に
よって固定されてしまい回転できなくなる。そこで、こ
のような不都合を防止するため、回転軸23を軸筒22より
若干長めに加工し、回転軸23の下端肩面23bを軸筒22か
ら突出させて、間隙を確保するように形成していた。
[考案が解決しようとする課題] 上記のように従来技術によれば、回転軸23の下端肩面23
bを軸筒22から突出させるように、軸筒22より若干長め
に加工形成する必要がある。しかし、測量機等の精密機
械においては、加工誤差の許容範囲が極めて少なく、回
転軸23の長さが少しでも長すぎると、押えナット24等と
軸筒22との間の隙間が大きくなりすぎてしまい、例え回
転軸23が上方から抜けるのを防止することは出来ても、
上記間隙により、押えナット24等と望遠鏡本体21との間
にガタが生じてしまう。
また第2B図に示すように、回転軸23が軸筒22より短く加
工されてしまい、下端肩面23bが軸筒22より突出してい
ない場合には、押えナット24′等の上端面を加工して、
軸筒22と押えナット24′との間の隙間を調整しなければ
ならない。このように、従来の押えナット24等を使用し
た回転軸のスラスト隙間調整装置では、軸筒及び回転軸
との加工状態に合わせて、個々に関連部材、例えば押え
ナット等を選択加工して、望遠鏡を円滑に回転させてお
り、回転軸等の加工精度が厳しく要求され、作業性が悪
いという問題があった。
本考案の目的は、測量機のスラスト隙間調整装置を構成
する回転軸等の加工精度に影響されず作業性が良好で、
且つ測量機の回転軸の抜けを防止すると共に円滑な回転
を維持できる測量機のスラスト隙間調整装置を提供する
ことにある。
[課題を解決するための手段] 本考案は上記課題を解決するためになされたものであ
り、本考案の測量機のスラスト隙間調整装置は、望遠鏡
と一体に設けられ且つ端部に螺合部を有する回転軸と、
該回転軸を回転自在に整準台に装着した軸筒と、前記回
転軸の螺合部に螺合される押えナットと、該押えナット
と螺合する押えねじと、からなり、前記押えナットには
上面に前記回転軸と略同径の凹部が形成され、該凹部内
に前記回転軸の螺合部と螺合する螺合凹部を凹説すると
共に該螺合凹部と連続する螺合孔が穿設され、該螺合孔
に前記押えねじを螺挿して前記回転体を押圧した構成と
する。
また回転軸と押えねじとの間に押え駒を介装すると良
い。
[作用] 本考案の測量機のスラスト隙間調整装置によれば、望遠
鏡と一体に設けられた回転軸を、押えナットにより押え
るときに、押えナット上面に形成された回転軸と略同径
の凹部により、回転軸を納めることができ、また凹部内
には回転軸の螺合部と螺合する螺合凹部を凹説する構成
としているので、軸筒及び回転軸との間の加工における
寸法のバラ付きによって生じる間隙を、押えナットによ
り常に一定にすることができる。このとき螺合凹部と連
続する螺合孔が穿設されて、この螺合孔に押えねじを螺
挿して、回転体を押圧しているので、押えナットは、回
転軸の螺合部と押えねじの2箇所で保持されることとな
り、押えナットを確実に回転体に固定することができ
る。
また回転軸と押えねじとの間に押え駒を介装することに
より、押えナットと凸状螺合部に押圧力をかけ、軸筒と
押えナットの間隙を保ち押えナットを確実に固定するこ
とができる。
[実施例] 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。な
お以下に説明する部材等は、本考案を限定するものでは
なく、本考案の趣旨の範囲内で種々改変することができ
るものである。
第1A図乃至第1C図は本考案の1実施例を示すものであ
り、本例のスラスト隙間調整装置Sは、測量機としての
レベルの望遠鏡の回転軸に用いられた例を示すものであ
る。本例のスラスト隙間調整装置Sは、第1A図に示すよ
うに、円筒状の軸筒2と、該軸筒2内に回転自在に装着
される回転軸3と、押えナット4と、押え駒5と、押え
ねじ6とから構成されている。
本例の軸筒2は、測量機としてのレベル本体1内に内装
されており、該軸筒2は、回転側本体としての望遠鏡と
一体に形成された回転軸3が回転自在になるように整準
台に挿着されている。従って、望遠鏡は回転軸3を介し
て整準台に対し回転する。この回転軸3は、上面(第1A
図)に上記軸筒2の内径より径の大きな係合部3cが形成
されており、この係合部3cによって、回転軸3が上記軸
筒2と上端において係合している。また回転軸3の係合
部3cと反対側の端部には、凸状螺合部3aが形成されてい
る。この凸状螺合部3aには、雄ねじが螺刻されており、
この凸状螺合部3aと次に述べる押えナット4が螺合部8
で螺合している。
本例の押えナット4は円柱形状をしており、上面4aは、
上記回転軸3の内径αより若干大きめの径からなる凹部
4bが形成されており、この凹部4bの中心には、上記凸状
螺合部3aと螺合する雄ねじが螺刻された螺合凹部4cが凹
設され、この螺合凹部4cに連続して、後述する押えねじ
6と螺合する螺合孔7が穿設されている。
上記螺合凹部4c内の凸状螺合部3aと螺合孔7との間に
は、押え駒5が配設されており、本例の押え駒5は表裏
の面が平面の円盤形状をしている。この押え駒5を、螺
合孔7に螺合された押えねじ6によって回転軸3を押圧
するように配設する。本例のように押え駒5を用いるこ
とによって、押えねじ6による回転軸3の押圧力をかけ
れば凸状螺合部3aと押えナット4が確実に固定される。
なお符号9は螺合孔7と押えねじ6との螺合部を示し、
符号10は、整準ネジを示すものである。
次に、上記構成からなるスラスト隙間調整装置Sの動作
について、軸筒及び回転軸の加工状態と共に説明する。
第1A図は、回転軸3の下端肩面3bが軸筒2よりやや突出
して加工された状態を示すものである。この例の場合押
えナット4は、螺合凹部4cと、回転軸3の下端に突設さ
れた凸状螺合部3aとを、螺合することにより回転軸3に
結合されている。このとき、押えナット4を回動して軸
筒2と押えナット4の上面4aとの間に一定の僅かな間隙
を形成することができる。そして間隙を形成した後、押
えねじ6を前記押えナット4の螺合孔7の下方から螺挿
し、押えねじ6と回転軸3との間に押え駒5を介装する
ようにして、回転軸3を押圧する。このようにすると、
凸状螺合部3aと押えナット4を確実に固定できると共に
押え駒5を介装することにより、軸筒と押えナットの間
隙を容易に調整することができる。
第1B図は回転軸3が軸筒2よりやや長めに加工された場
合を示すものである。このとき、長めに加工された回転
軸3の下端肩面3bは、押えナット4の上面4aに形成され
ている凹部4b内に収容され、軸筒2と押えナット4の上
面4aとの間の間隙は、第1A図のときと同様、押えナット
4を回動してその位置を調整することにより一定にする
ことができる。
第1C図は回転軸3が短く加工された場合と示すものであ
る。即ち、凸状螺合部3は軸筒2より下方へ十分に突出
していない状態となるが、押えナット4の螺合凹部4cと
前記凸状螺合部3aとの螺合部8を調整して、軸筒2と押
えナット4の上面4aとの間に一定の間隙を設けることが
できる。このとき、押えねじ6を押えナット4の下方よ
り螺挿し、押え駒5を介して回転軸3を押圧することに
より、押えナット4は安定して固定されるものである。
なお、上記実施例では、縦の回転軸におけるスラスト隙
間を調整する例を示したが、横軸にも適用できることは
勿論である。
[考案の効果] 本考案の測量機のスラスト隙間調整装置によれば、上記
のように回転軸の長さ寸法に多少のばらつきが存して
も、押えナットと軸筒との間の間隙を常に一定にするこ
とができるので、測量機の回転軸の抜けを防止すると共
にガタが生じないで常に円滑な回転を維持できる。また
軸筒及び回転軸との間で、長さ寸法等に多少のばらつき
があっても、スラスト隙間を調整することができるの
で、回転軸等の加工精度に影響されず、歩留まりが良
く、製造作業性が良好となる。更に、スラスト隙間の間
隙を自由に調整できるため、回転軸等の関連部品の交換
および補修作業等の削減となる。また凸状螺合部と押え
ナットを確実に固定できると共に押え駒を介装すること
により、軸筒と押えナットの間隙を容易に調整すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1A図乃至第1C図は本考案の1実施例を示すものであ
り、第1A図は回転軸が軸筒よりやや突出した状態を示す
要部断面図、第1B図は回転軸が軸筒から大きく突出した
状態を示す要部断面図、第1C図は回転軸が軸筒より短い
状態を示す要部断面図であり、第2A図及び第2B図は従来
例を示す要部断面図である。 1……望遠鏡本体、2……軸筒、 3……回転軸、3a……凸状螺合部、 3b……下端肩面、4……押えナット、 4a……押えナット上面、4b……凹面、 4c……螺合凹部、5……押え駒 6……押えねじ、 S……測量機のスラスト隙間調整装置。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】望遠鏡と一体に設けられ且つ端部に螺合部
    を有する回転軸と、該回転軸を回転自在に整準台に装着
    した軸筒と、前記回転軸の螺合部に螺合される押えナッ
    トと、該押えナットと螺合する押えねじと、からなり、
    前記押えナットには上面に前記回転軸と略同径の凹部が
    形成され、該凹部内に前記回転軸の螺合部と螺合する螺
    合凹部を凹設すると共に該螺合凹部と連続する螺合孔が
    穿設され、該螺合孔に前記押えねじを螺挿して前記回転
    体を押圧したことを特徴とする測量機のスラスト隙間調
    整装置。
  2. 【請求項2】前記回転軸と前記押えねじとの間には、押
    え駒が介装された請求項1記載の測量機のスラスト隙間
    調整装置。
JP12510288U 1988-09-27 1988-09-27 測量機のスラスト隙間調整装置 Expired - Lifetime JPH0645849Y2 (ja)

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JP12510288U JPH0645849Y2 (ja) 1988-09-27 1988-09-27 測量機のスラスト隙間調整装置

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Publication Number Publication Date
JPH0247509U JPH0247509U (ja) 1990-03-30
JPH0645849Y2 true JPH0645849Y2 (ja) 1994-11-24

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