JP2526699Y2 - 芯ずれ精度調整用軸受装置 - Google Patents

芯ずれ精度調整用軸受装置

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JP2526699Y2
JP2526699Y2 JP1679791U JP1679791U JP2526699Y2 JP 2526699 Y2 JP2526699 Y2 JP 2526699Y2 JP 1679791 U JP1679791 U JP 1679791U JP 1679791 U JP1679791 U JP 1679791U JP 2526699 Y2 JP2526699 Y2 JP 2526699Y2
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screw
bearing
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spindle
adjusting
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喜徳郎 青木
正 片山
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東洋精器株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、複数の軸受で回転自
在に支持された軸の芯ずれを調整できるようにした軸受
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】軸受を用いて軸を回転自在に支持した装
置として例えば、実公平2−12035号公報に記載さ
れたツールプリセッタが従来から知られている。このも
のは、マニシングセンターのツールマガジンにツールを
セットする際に、ツールの長さ及び外径寸法を事前に測
定するために使用する装置である。
【0003】ツールプリセッタは、図6に示すようにプ
リセッタテーブル1の一側部に形成したスピンドル挿入
孔2に、2個の軸受3、4で回転自在に支持されたスピ
ンドル5のテーパ孔9に、図5に示すツールAのテーパ
シャンク7を挿入し、そのテーパシャンク7の下端に設
けたプルスタッド8をテーパ孔9の下方に組み込んだチ
ャック10で挾持し、このチャック10を軸方向に移動
してテーパシャンク7をテーパ面6に密着させ、ツール
Aを固定している。
【0004】また、プリセッタテーブル1の上面には、
ドラム11の回転によって上記スピンドル5に向けて移
動するテーブル12を設け、このテーブル12上に設け
た支柱13に、ハンドル14の回転により上下動するブ
ラケット15を取り付け、このブラケット15に長さ測
定用インジケータ16と直径測定用インジケータ17と
を取り付け、テーブル12の移動及びブラケット15の
上下動により各インジケータ16、17の測定子18、
19をスピンドル5にセットされたツールAに接触させ
て、ツールAの長さ及び外径を測定している。
【0005】ところで、上記ツールプリセッタにおい
て、スピンドル5に芯フレがあると、そのフレが測定誤
差となり、測定精度が悪くなるため、スピンドル5に高
いフレ精度が要求される。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ツールプリセッタは、有効な芯ずれ調整手段を有してお
らず、スピンドル、スピンドル挿入孔の加工精度や軸受
精度等、各部品の加工精度が累積され、その組み立て精
度により、スピンドルの芯フレ精度が決まるため、高い
測定精度が得られないという問題があった。
【0007】そこで、この考案の課題はスピンドルの芯
ずれを調整できるようにすることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、複数の軸受で回転自在に支持された軸の端部外周に
おねじを形成し、そのおねじにねじ係合したナットに、
上記軸受側の端部が閉塞する複数の盲ねじ孔を周方向に
所要の間隔をおいて設け、各盲ねじ孔に調整ねじをねじ
込み、その調整ねじのねじ込みにより、盲ねじ孔の閉塞
端部を弾性変形させて軸受の内輪を押すようにした構成
としたのである。
【0009】
【作用】このように構成された芯ずれ精度調整用軸受装
置では、調整ねじにより、盲ねじ孔の閉塞端面に弾性変
形を加え、軸方向に変形する突出部により、軸受の内輪
を押圧し、その内輪に微小な傾むきを付与して軸のフレ
を調整する。
【0010】
【実施例】以下、この考案の実施例を図1乃至図4に基
づいて説明する。図1は、この考案に係る軸受け装置を
ツールプリセッタに適用した例を示す。このとき、先に
述べた図5、図6の従来例と同一の部品には同一の符号
を付して説明する。
【0011】図示のように、軸としてのスピンドル5の
外周端部にはおねじ20が形成され、そのおねじ20に
ねじ係合したナット21の締めつけにより、カラー23
を介してスピンドル5を支持する下側の軸受4が固定さ
れている。
【0012】図2及び図3に上記ナット21の詳細を示
す。このナット21には軸受4と対向する端面24が閉
塞する複数の盲ねじ孔22が周方向に所要の間隔をおい
て設けられ、各盲ねじ孔22に調整ねじ25がねじ込ま
れている。この盲ねじ孔22は、図2に示すように等間
隔の配置であってもよく、不規則の配置であってもよ
い。
【0013】ここで、盲ねじ孔22の断面形状例を図4
(a)〜(i)に示す。同図(a)〜(c)は、盲ねじ
22閉塞端面24中央部を厚くし、調整ねじ25をねじ
込んだ際、この部分が調整ねじ25先端に押圧されて、
端面24中央が突出するようにしてある。同図(d)〜
(f)は、盲ねじ孔22内先端形状を調整ねじ25先端
26形状に合せたものである。同図(g)は鋼球27を
介して調整ボルト25をねじ込んだもので、端面24は
鋼球面27’で均等に押圧され、中央部が突出する。こ
の盲ねじ孔22には、固定ボルトが挿入され、ゆるみ止
め28がなされている。このゆるみ止め28は、図3に
示すように調整ねじ25に六角穴付止ねじを用いたもの
では、六角ナットが用いられる。また、これら以外の調
整ねじ25のゆるみ防止策として、例えば盲ねじ孔22
の調整済みの調整ねじ25を接着剤により固定してもよ
い。一方、同図(h)、(i)は加工製に富んだ貫通ね
じ孔22’の端面24を閉塞部材29で塞いだものであ
る。
【0014】この実施例は以上のように構成されてお
り、スピンドル5の芯ずれ調整に際しては、調整ねじ2
5を適宜ねじ込み、各盲ねじ孔22閉塞端面24に弾性
変形を加え、軸方向に突出部を生じさせる。この突出
は、カラー23を押し、軸受4内輪4’を押圧して軸受
4を微小傾け、スピンドル5の軸芯をフル。このスピン
ドル5のフリ角を測定しながら各調整ねじ25の調整を
くり返し、スピンドル5の芯ずれが許容値内に収まるよ
うに調整する。
【0015】この際、調整ねじ25のピッチ進出量に対
する端面24の突出量は、応力と歪との関係から比較的
微小なものとなるので偏心調整がやり易く、微小な調整
も高精度で行なえる。また、カラー23に直接調整ねじ
先端26が当たらずカラー23を疵付けないため、疵に
よる偏心精度の低下を招かず、安定した調整が行なえ
る。
【0016】このようにして芯ずれ調整の行なわれたツ
ールプリセッタは、組み立て精度を含んで調整がなされ
ているため、その測定精度は高いものとなる。
【0017】なお、上記芯ずれ精度調整用軸受装置は、
上記のような測定機への使用のみならず、例えば旋盤、
フライス盤、研削盤等精度の要求される加工機に用いる
こともできる。
【0018】
【効果】この考案は以上のように、構成したので、軸芯
の芯ずれ調整を高精度で行なえる。またこの時、軸受や
軸受固定用カラーを用いたものではカラーに、疵を付け
ないので安定した偏心調整ができ、微小な調整も行なえ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の断面図
【図2】実施例の一部正面図
【図3】同上断面図
【図4】(a)〜(i)他の実施例の一部断面図
【図5】従来例の一部切欠正面図
【図6】従来例の一部断面正面図
【符号の説明】
3、4 軸受 4’軸受内輪 5 スピンドル(軸) 20 おねじ 21 ナット 22 盲ねじ孔 24 閉塞端面 25 調整ねじ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の軸受で回転自在に支持された軸の
    端部外周におねじを形成し、そのおねじにねじ係合した
    ナットに、上記軸受側の端部が閉塞する複数の盲ねじ孔
    を周方向に所要の間隔をおいて設け、各盲ねじ孔に調整
    ねじをねじ込み、その調整ねじのねじ込みにより、盲ね
    じ孔の閉塞端部を弾性変形させて軸受の内輪を押すよう
    にした芯ずれ精度調整用軸受装置。
JP1679791U 1991-03-20 1991-03-20 芯ずれ精度調整用軸受装置 Expired - Fee Related JP2526699Y2 (ja)

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JPH04113328U JPH04113328U (ja) 1992-10-02
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