JP2002048885A - 固定用テーブル - Google Patents

固定用テーブル

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JP2002048885A JP2000387986A JP2000387986A JP2002048885A JP 2002048885 A JP2002048885 A JP 2002048885A JP 2000387986 A JP2000387986 A JP 2000387986A JP 2000387986 A JP2000387986 A JP 2000387986A JP 2002048885 A JP2002048885 A JP 2002048885A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 測定装置に測定物を固定したり、工作機械に
マシニングツールとして工作物を固定するための簡易な
固定用テーブルを必要としていた。 【解決手段】 本発明の固定用テーブルは、測定装置に
取り付ける基台2と、一端側を支点として他端側が起立
して基台2とでサインバーを構成する傾斜テーブル6
と、傾斜テーブル6に回転可能に軸支した回転板7とか
らなり、傾斜テーブル6は、一端側両側に起立の支点と
なる支点部19、20を有し、他端側中央にブロックゲ
ージ17に当接する着座部18を有し、基台2の一端両
側に支点部19、20と係合する係止ロット4、5が立
設し、支点部19、20の内側が常時係止ロッド4、5
と圧接するように連結スプリング3を基台2と傾斜テー
ブル6間に架け渡している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、測定装置に測定物
を固定したり、工作機械にマシニングツールとして工作
物を固定するための固定用テーブルに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】種々の測定装置には、通常その測定装置
に応じた固定用具を備えている。例えば、研削装置にお
いて、既に、機械加工された工作物の表面または輪郭を
レーザ光線等で測定して最初の工作物と同一の寸法で別
の工作物を研削工具で加工する際に、測定装置にその最
初の工作物を固定するための固定用テーブルが必要とな
る。その他、物品の物理的な物性を測定したり、物品の
材質を測定するようなものについても、その測定装置に
測定物を固定するための用具が必要である。
【0003】また、放電加工を行う工作機械に工作物を
固定する場合に、従来、回転テーブルが用いられてい
る。この従来の回転テーブルは、剛性を有するハウジン
グ内に減速歯車機構やウオーム減速機構を備え、モータ
の回転力を減速歯車機構とウオーム減速機構によって多
段に減速して回転テーブルに回転トルクを与えている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来、測定装
置に備え付けられている固定するための用具は固定する
ことに主眼を置いているため、測定において正確に角度
を出したり、回転させたりするようなことは考慮に入れ
られていなかった。前記の研削装置の研削の際に使用す
る測定装置のテーブルにおいては、一定の角度で固定す
ればその状態を変更するには、固定し直さなければなら
ず、まして正確な傾斜角でもって三次元的に測定するよ
うなことはできなかった。
【0005】また、従来の回転テーブルは、減速歯車機
構やウオーム減速機構を備えているために構造が複雑
で、その分容積も大きくなり簡便に工作物を加工するに
は不向きな面があった。
【0006】本発明は上記問題点を解消するためになさ
れたものであり、測定物が固定されたまま回転可能であ
るとともに、所定の正確な角度でもって傾斜させて三次
元測定を可能とすると共に、工作機械にマシニングツー
ルとして工作物を簡便に固定でき、構造も単純な固定用
テーブルを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の固定用テーブル
は、測定装置や工作機械等に取り付ける基台と、一端側
を支点として他端側が起立して前記基台とでサインバー
を構成する傾斜テーブルと、この傾斜テーブルに回転可
能に軸支した回転板とから構成され、前記傾斜テーブル
は、一端側に起立の支点となる支点部を有し、他端側に
ブロックゲージ上に載置する着座部を有し、基台の一端
側に前記支点部と係合する係止ロットが立設し、前記支
点部の内側が常時前記係止ロッドと圧接するように連結
スプリングを基台と傾斜テーブル間に架け渡している。
【0008】前記構成によって、基台と傾斜テーブルと
の間にブロックゲージを介在させれば正確な角度で傾斜
テーブルを傾斜でき、測定物を傾斜した状態で測定する
ことができる。さらに、回転板を回転することによっ
て、傾斜した状態で測定物を回転することができ、三次
元的に測定物を測定することができる。
【0009】また、本発明の固定用テーブルを工作機械
のマシニングツールとして工作物を固定するために用い
た場合に、極めて簡単な構成でありながら、工作物を簡
便に固定できると共に、固定角度を簡単に変えることが
できる
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
を用いて説明する。 (第1の実施の形態)図1は本発明の第1の実施の形態
の固定用テーブルの平面図、図2は図1のA−A線断面
図、図3は回転板を省略した平面図、図4は図1のB−
B線断面図である。
【0011】この固定用テーブル1は、測定装置に測定
物を固定するための測定用固定テーブルであって、金属
製(例えば、鉄製)であって、所定の厚みを持った長方
形状の基台2の上に、連結スプリング3と係止ロット
4、5とによって傾斜テーブル6が所望の角度で傾斜可
能に重ね合わされ、この傾斜テーブル6の上面に回転板
7が回転可能に軸支している。
【0012】前記基台2は長方形状の厚手の板体であっ
て、この基台2の一端側(図1の左側を一端側とし、右
側を他端側とする)の両側に前記傾斜テーブル6を係止
する円柱状の係止ロッド4、5が立設している。この係
止ロッド4、5は基台2の一端側両側に穿設された円孔
に下部が嵌入されて固定され、上部は基台の表面から上
方に突出している。
【0013】基台2の長手方向中央部に、連結スプリン
グ3を通すための基台2側の切欠部8が形成されてい
る。この基台2側の切欠部8は、図3の中央長手方向の
一点鎖線9に示すように、平面視において両端が半円形
状の長孔の切欠であって、図4に示すように基台2の表
面側から底面側にかけて貫通して形成されている。
【0014】傾斜テーブル6にも傾斜テーブル側の切欠
部10が形成されている。この傾斜テーブル側の切欠部
10は、図3の中央長手方向の実線11に示すように、
前記基台2側の切欠部8と同様の形状をしており、平面
視において前記基台側の切欠部8と半分程度重なりあっ
て、連結スプリング3が基台2と傾斜テーブル6とに跨
がって斜めに架設できるように形成されている。
【0015】基台2側の切欠部8の他端部に、連結スプ
リング3の他端を基台2に係止するピン12を嵌めるた
めの係止凹部13が形成されている。図3に示すよう
に、この係止凹部13は長円形であって、基台2の幅方
向に穿設され、基台2の底部側に開口している。
【0016】傾斜テーブル6の切欠部10の一端部に
も、連結スプリング3の一端を傾斜テーブル6に係止す
るピン14を嵌めるための係止凹部15が形成されてい
る。この係止凹部15は、傾斜テーブル6の上面側に開
口しており、前記係止凹部13と同一形状であって、図
3の平面視において基台2の長手方向の同一線上に有る
が、図2、図4に示すように上下方向では傾斜テーブル
6の係止凹部15の方が上の位置にある。
【0017】連結スプリング3は、前記のように基台2
と傾斜テーブル6との切欠部8、10に配置され、両端
が係止ピン12、14によって係止されている。傾斜テ
ーブル6は、この連結スプリング3によって斜め下方向
に付勢されて基台2に当接しているが、2本の係止ロッ
ド4、5によって傾斜テーブル6が付勢方向に摺動しな
いように止められている。基台2と傾斜テーブル6とは
この連結スプリング3と係止ロッド4、5とによって分
離せず、しかも傾斜テーブル6が所定の傾斜角度で傾斜
することができる。
【0018】なお、16は基台2を測定装置(図示せ
ず)に固定するためのネジ孔で基台2に貫通形成されて
いる。傾斜テーブル6は、幅と厚みが基台2と略同じ
で、長さが僅かに短寸である。図5に示すように、ブロ
ックゲージ17によって、この傾斜テーブル6と前記基
台2がサインバーの作用をはたし、正確な角度で傾斜テ
ーブル6を傾斜することができる。
【0019】傾斜テーブル6の長手方向他端側中央部下
面には、ブロックゲージ17の上面に載置する着座部1
8が下方に突出形成され、一端側の両側に支点部19、
20が突出形成されている。着座部18とブロックゲー
ジ17の接触する点P1と、支点部19、20と基台2
との接触する点P2との間の距離Lが常に一定になるよ
うに、着座部18の内側と支点部19、20の外側とに
サインバー用のアールR1、R2が付けられている。
【0020】支点部19、20の内側には前記着座部1
8や支点部19、20に付けられたアールR1、R2よ
りは小さなアールR3が付けられ、図2の側面視におい
て傾斜テーブル6が左右方向に傾くことが無く、しかも
図3の平面視において傾斜テーブル6の他端側が上下方
向に傾くことも無い。このように、傾斜テーブル6が所
定の角度で傾斜しても常に平行度が保たれるように構成
されている。
【0021】係止ロッド4、5は、傾斜テーブル6の一
端側両側に形成された凹部21、22に一定の自由度を
もって嵌まり込み、連結スプリング3の付勢力によって
支点部19、20の内側が圧接するよう構成されてい
る。この圧接力と連結スプリング3の斜め下方への付勢
力によって傾斜テーブル6の他端側が上方に傾斜して
も、何らのヒンジ結合なしに基台2と傾斜テーブル6と
がバラバラにならずにサインバーの役割をはたすことが
できる。
【0022】傾斜テーブル6の他端寄りにベアリング2
3を備え、このベアリング23に回転板7が回転可能に
取り付けられている。即ち、図4に示す如く、傾斜テー
ブル6の他端寄りに軸孔が貫通形成され、この軸孔にフ
ランジ24を有するシャフト25がドライベアリング2
6を介して回転可能に嵌め込まれている。
【0023】前記シャフト25の中央貫通孔27に位置
決めピン28が圧入され、このピン28の突出部が回転
板7のセンター孔29に挿入されて位置決めされ、下部
から固定ネジ30によって回転板7がシャフト25に固
定されている。
【0024】回転板7は、ラチェット機構のように間歇
回転するよう構成されている。即ち、回転板7の前記セ
ンター孔29を中心にして、周囲に複数の係止孔31が
等間隔に円形に形成され、傾斜テーブル6の装填孔32
に嵌め込まれたボール33がスプリング34によって前
記回転板7側に付勢されて、ボール33の上部が前記係
止孔31に係止して間歇回転するようになっている。3
5は前記スプリング34の後端を止めるための止めネジ
である。
【0025】次に上記構成の作用を説明する。図4は回
転板7が水平な状態を示している。この状態から傾斜テ
ーブル6及び回転板7を所定の角度に傾斜させる場合
は、着座部18と基台2との間に所定の高さのブロック
ゲージ17を介挿する。
【0026】基台2に対する傾斜テーブル6の傾斜角
は、sinα=H/Lの式で表される。図5に示すごと
く、Lは、着座部18の点P1と支点部19、20の点
P2との水平間距離であって、傾斜テーブル6が傾斜し
ても常にこの距離Lが一定になるように、着座部18の
内側と支点部19、20の外側にアールR1、R2が付
けられている。Hはブロックゲージの高さである。
【0027】図5は傾斜テーブル6が基台2に対して1
5°傾斜した場合を示している。このように傾斜しても
連結スプリング3によって、傾斜テーブル6を右下方に
付勢し、支点部19、20の内側のアールR3が係止ロ
ッド4、5に係止している。支点部19、20と係止ロ
ット4、5が左右両側に2箇所備えられているので、傾
斜テーブル6の平行度は保たれる。しかも、支点部1
9、20の内側にもアールR2が付けられているので、
傾斜テーブル6の平行度が保持されると共に、点P1と
点P2との間の距離Lが常に一定である。
【0028】図6は傾斜テーブル6及び回転板7が45
°傾斜した場合を示している。回転板7が45°傾斜し
ても十分サインバーの機能を果たすことができる。この
場合も、点P1と点P2の間の水平間距離Lが一定に保
たれ、傾斜テーブル6が45°に傾斜しても傾斜テーブ
ル6の平行度は保たれる。
【0029】次に上記固定用テーブルの使用状態を説明
する。前記固定用テーブル1は、図7、図8に示すよう
に、回転板7に固定台40を取り付ける必要がある。こ
の実施の形態では、回転板7の両端部に、長方形状のサ
イドプレート41を載置して回転板7の下方からネジ4
2によって固定する。このサイドプレート41上にリン
グ状のテーブル43を載置し、2箇所を飾りネジ44に
よって固定する。
【0030】テーブル43には4本のストッパーロッド
45を備えている。このストッパーロッド45は、テー
ブル43の外側から内方に貫通形成された挿通孔に挿通
されて、その後端部が飾りネジ46によって固定されて
いる。なお、ストッパーロッド45の先端部は、単に細
い突起状のものと、突起47がスプリング48によって
出退するものとがある。
【0031】上記構成の固定台40を使用する際は、前
記の4本のストッパーロッド45の間に測定物(図示せ
ず)を挟むことによって固定する。測定物の大きさによ
って、飾りネジ46を緩めれば、ストッパーロッド45
はスライドしてその固定位置を変更して、種々の大きさ
の測定物に対応することができる。
【0032】なお、固定台40を回転する場合は前記の
ように回転板7を回転すればよく、固定台40を傾斜す
る場合は前記のようにしてブロックゲージ17を基台2
と傾斜テーブル6の間に介在させればよい。
【0033】図9、図10は、固定台50を変形した例
を示している。前記実施の形態の固定台40はサイドプ
レート41上にリング状のテーブル43を固定していた
が、本実施の形態の場合は四角形のテーブル51をサイ
ドプレート52上に固定している。この固定台50のテ
ーブル51は4本のバー53の端部をネジ54によって
固定して4角形に構成したものである。
【0034】2本の相対向するバー54の外側から内方
に水平に貫通形成された挿通孔に4本のストッパーロッ
ド55が挿通されて、その後端部が飾りネジ56によっ
て固定されている。このストッパーロッド55の先端部
も、単に細い突起状のものと、突起57がスプリング5
8によって出退するものとがある。
【0035】なお、上記実施の形態では、回転板7に図
7〜10のような固定台40、50を取り付けたが、本
発明ではかかる固定台を必ずしも必要とはせず、既知の
バイスを回転板7に取り付けてもよい。 (第2の実施の形態)図11は本発明の第2の実施の形
態の固定用テーブルの平面図、図12は図11のC−C
線断面図、図13は底面図、図14は作動状態を示す説
明図、図15は使用状態図である。この第2の実施の形
態は、工作機械にマシニングツールとして工作物を固定
するための固定用テーブルである。この第2の実施の形
態と前記第1の実施の形態とは基本的な構成は同じであ
るので、以下説明するに際して第1の実施の形態と同一
の部材については同一の図番を使用して詳細な説明は省
略する。
【0036】図13に示す通り、基台2は厚手のT字形
の金属製板体で、頭部2Aが棒状部2Bより幅広で、基
台2の全長は傾斜テーブル6より長く、基台2の他端部
が傾斜テーブル6の他端より突出している。棒状部2B
の他端部に形成されたネジ孔16は、平面視において傾
斜テーブル6に邪魔されずにネジを嵌め込むことができ
る。
【0037】基台2の頭部2Aの一端側中央寄り両側
に、前記傾斜テーブル6を係止する円柱状の係止ロッド
4、5が立設し、基台2の表面から上方に突出してい
る。さらに、基台2の頭部2Aの他端側両側に基台2を
工作機械に固定するためのネジ孔16が穿設されてい
る。
【0038】基台2の長手方向中央一端寄りに、連結ス
プリング3を通すための基台2側の切欠部8が形成され
ている。この基台2側の切欠部8は、図13に示すよう
に、両端が半円形状の長孔であって、図14に示すよう
に基台2の表面側から底面側にかけて貫通して形成さ
れ、他端部にはフックネジ60を螺合するための段部6
1が形成されている。
【0039】傾斜テーブル6は、長方形の厚手の金属製
板体であって、一端側中央長手方向に、一端側を開放し
た長方形状の溝部62が形成され、平面視において前記
基台側の切欠部8と主要部で重なりあって、連結スプリ
ング3が基台2と傾斜テーブル6とに跨がって斜めに架
設できるように構成されている。この傾斜テーブル6の
溝部62の一端には、連結スプリング3を係止するため
のフックネジ63が螺合し、このフックネジ63と前記
フックネジ60との間で連結スプリング3が掛け渡され
ている。
【0040】傾斜テーブル6の長手方向一端側の両側に
支点部19、20が突出形成され、他端側中央部下面に
は、ブロックゲージ17の上面に載置する着座部18が
下方に突出形成されている。
【0041】着座部18の内側と支点部19、20の外
側にサインバー用のアールR1、R2が付けられ、支点
部19、20の内側には前記着座部18や支点部19、
20に付けられたアールR1、R2よりは小さなアール
R3が付けられている。これらのアールの働きは前記第
1の実施の形態と同じであるから、詳細な説明は省略す
る。
【0042】傾斜テーブル6は、一端側両側にかなり大
きな凹部21、22が形成され、前記係止ロッド4、5
がこの凹部21、22の一端内側に嵌まり込み、連結ス
プリング3の付勢力によって、前記係止ロッド4、5に
凹部21、22の一端側内壁面が圧接している。この圧
接力と連結スプリング3の斜め下方への付勢力によって
傾斜テーブル6の他端側が上方に傾斜しても、何らのヒ
ンジ結合なしに基台2と傾斜テーブル6とがバラバラに
ならずにサインバーの役割をはたすことができる。な
お、平面視において凹部21、22からネジ孔16が見
えるので、傾斜テーブル6に邪魔されずにネジを嵌め込
むことができる。
【0043】傾斜テーブル6の他端寄りに設けられたベ
アリング23は、基本的には前記第1の実施の形態と同
様であって、図12に示す如く、傾斜テーブル6の他端
寄りに段差のある軸孔が貫通形成され、この軸孔にフラ
ンジ24を有するシャフト25がドライベアリング26
を介して回転可能に嵌め込まれ、このベアリング23に
回転板7が回転可能に取り付けられている。なお、位置
決めピン28、固定ネジ30についても前記第1の実施
の形態と同様な作用をはたす。
【0044】回転板7は、前記第1の実施の形態と異な
り大きな直径の円盤の上に小さな円盤が重なり合い、外
周縁近傍にチャック68等を固定するためのネジ孔64
が6個等間隔で形成されている。しかし、この回転板7
も基本的には前記第1の実施の形態と同じであって、回
転板7が、前記センター孔29を中心にして、間歇回転
する。
【0045】回転板7に隣接してロック65が傾斜テー
ブル6の一端側に取り付けられている。このロック65
は、工作機械によって工作物を加工する際に回転板7が
回動してガタつくことがないように、回転板7を固定す
るために設けられたものである。このロック65は、長
方形の一端側に下方に突出する脚片66が形成されて全
体が回転板7の表面から離間し、段差のある他端部が回
転板7の外周縁部と重なりあっている。このロック65
は、中央部に貫通孔が形成され、この貫通孔に調整ネジ
67が挿通されて回転板7に螺合し、回転板7の締め付
け力を調整することが可能である。
【0046】図14は、着座部18と基台2との間に所
定の高さのブロックゲージ17を介挿して傾斜テーブル
6を所定の角度に傾斜させた状態を示している。基台2
に対する傾斜テーブル6の傾斜角は、介挿するブロック
ゲージ17の大きさによって変えられることは、前記第
1の実施の形態で述べた通りである。
【0047】また、連結スプリング3が傾斜テーブル6
を右下方に付勢して傾斜テーブル6を係止ロッド4、5
に係止している点や着座部18の内側と支点部19、2
0の外側に付けられたアールR1、R2、R3の役割も
前記第1の実施の形態で述べた通りであるので詳細は省
略する。
【0048】この実施の形態の固定用テーブルを使用す
る際には、ネジ孔16にネジを嵌め込んで、工作機械に
固定用テーブル1をしっかりとネジ止めし、回転板7に
チャック68をネジによって固定する。工作物69をチ
ャック68に固定してからロック65の調整ネジ67を
緩めて回転板7を回転して所定の角度に修正してから調
節ネジ67を締めて回転板7を固定する。
【0049】図15は、回転板7の上にチャック68を
取り付けてブロックゲージ17によって所定の角度に傾
斜テーブル6を傾斜させた状態を示している。この状態
で工作物を放電加工や研削加工を行う。
【0050】なお、上記第1の実施の形態では、測定装
置用に固定用テーブルを用いたが、工作機械用にこの第
1の実施の形態のテーブルを用いてもよい。その場合
は、第2の実施の形態のロック65を回転板に隣接して
傾斜テーブルに取り付けるほうが好ましい。
【0051】また、上記第2の実施の形態では、工作機
械のマシニングツールとして工作物を固定するために用
いたが、第1の実施の形態のように測定装置用に用いて
もよいことは言うまでもない。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の固定用テ
ーブルは、前記構成によって、測定物が固定されたまま
回転可能であるとともに、所定の正確な角度でもって傾
斜させて三次元測定を可能とする。さらに、工作物を工
作機械に固定する固定用テーブルとして応用すれば、極
めて簡単な構造で、工作物を簡便に固定することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の固定用テーブルの
平面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態の固定用テーブルの
一部を省略した平面図である。
【図4】図1のB−B線断面図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態の固定用テーブルの
使用状態の断面図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態の固定用テーブルの
使用状態の断面図である。
【図7】固定用テーブルに固定台を取り付けた平面図で
ある。
【図8】固定用テーブルに固定台を取り付けた正面図で
ある。
【図9】固定用テーブルに他の固定台を取り付けた平面
図である。
【図10】固定用テーブルに他の固定台を取り付けた正
面図である。
【図11】本発明の第2の実施の形態の固定用テーブル
の平面図である。
【図12】図11のC−C線断面図である。
【図13】本発明の第2の実施の形態の固定用テーブル
の底面図である。
【図14】本発明の第2の実施の形態の固定用テーブル
の作動状態である。
【図15】本発明の第2の実施の形態の固定用テーブル
の使用状態図である。
【符号の説明】 1 固定用テーブル 2 基台 3 連結スプリング 4 係止ロット 5 係止ロット 6 傾斜テーブル 7 回転板 17 ブロックゲージ 18 着座部 19 支点部 20 支点部 40 固定台 43 テーブル 45 ストッパーロッド 50 固定台 51 テーブル 55 ストッパーロッド 65 ロック R1 アール R2 アール R3 アール

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測定装置や工作機械等に取り付ける基台
    と、一端側を支点として他端側が起立して前記基台とで
    サインバーを構成する傾斜テーブルと、この傾斜テーブ
    ルに回転可能に軸支した回転板とから構成され、 前記傾斜テーブルは、一端側に起立の支点となる支点部
    を有し、他端側にブロックゲージ上に載置する着座部を
    有し、 基台の一端側に前記支点部と係合する係止ロットが立設
    し、 前記支点部の内側が常時前記係止ロッドと圧接するよう
    に連結スプリングを基台と傾斜テーブル間に架け渡した
    ことを特徴とする固定用テーブル。
  2. 【請求項2】 支点部の外側にサインバー用のアールを
    付け、支点部の内側に係止ロッドと当接するアールを付
    けたことを特徴とする請求項1に記載の固定用テーブ
    ル。
  3. 【請求項3】 回転板に隣接して回転板を固定するロッ
    クが傾斜テーブルに取り付けられていることを特徴とす
    る請求項1又は2のいずれかに記載の固定用テーブル。
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