JPH0643979A - 携帯形電子機器およびその電源回路 - Google Patents

携帯形電子機器およびその電源回路

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JPH0643979A
JPH0643979A JP4198550A JP19855092A JPH0643979A JP H0643979 A JPH0643979 A JP H0643979A JP 4198550 A JP4198550 A JP 4198550A JP 19855092 A JP19855092 A JP 19855092A JP H0643979 A JPH0643979 A JP H0643979A
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JP
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circuit
power supply
battery
voltage
electronic device
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JP4198550A
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Inventor
Takaaki Ishii
孝明 石井
Katsuhisa Maki
勝久 牧
Hisaaki Soejima
久昭 副島
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Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 通信中にバッテリ交換が行なわれても、通信
動作をバッテリ交換前の動作状態で継続して行えるよう
にして、操作性の向上を図る。 【構成】 常に携帯無線電話機の最新の動作状態を表わ
す情報を記憶する不揮発性メモリ21と、電源供給断時
間を計時するタイマ回路37とを設けている。そしてバ
ッテリ40の装着による電源供給開始時において、制御
回路20により上記タイマ回路37の端子電圧値の情報
を読み込んでしきい値Vbと比較し、タイマ回路37の
端子電圧値がしきい値Vb以上の場合には、通信中のバ
ッテリ交換であると判断し、上記不揮発性メモリ21に
記憶されている情報に基づいて携帯無線電話機の動作状
態をバッテリ交換により電源供給が断たれる直前の状態
に復帰させるようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、選択呼出受信機、携帯
無線電話機およびコードレス無線電話機などのように、
電源としてバッテリを使用するとともにこのバッテリが
電子機器本体に対し着脱自在に構成されている携帯形電
子機器およびこの機器に設けられる電源回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電子機器は、一般にバッ
テリの消耗により出力電圧が低下すると、電源回路のス
イッチング素子が断となって機器本体への電源供給が断
たれ、この結果機器本体が動作不能となる。このため、
この種の電子機器には、例えばバッテリの出力電圧の低
下を検出して機器本体が動作不能になる前に使用者に電
圧低下を報知し、これによりバッテリの交換を促す機能
が設けられている。したがって、上記報知に従ってバッ
テリの交換を行なえば、機器本体を常に動作可能な状態
に保持しておくことができる。
【0003】しかし、機器の動作中に、例えば通信機器
であれば通信中に、バッテリ出力電圧の低下が報知さ
れ、これに従ってその時点でバッテリの交換を行なう
と、従来の通信機器では通信が途中で切断されてしま
う。このため、通信中にバッテリ出力電圧の低下が報知
され場合には、通信を一旦終了してバッテリの交換を行
ない、このバッテリの交換後に再度定められた手順で発
呼操作を行なって通信を再開しなければならない。この
ため、操作が極めて面倒だった。また、例えばセルラ無
線電話システムのように、少数の無線チャネルを多数の
移動局により共用するマルチチャネルアクセス方式を採
用したシステムでは、一旦通信を終了して無線チャネル
を解放すると、場合によってはこの解放した無線チャネ
ルが他の移動局により使用され、この結果再発呼を行な
ったときには空きの無線チャネルが無くなって通信を再
開できなくなることがあった。
【0004】一方、従来のこの種の携帯形電子機器に設
けられる電源回路としては、例えばスイッチング素子に
エンハンスメント形のMOSFETを用いた回路が使用
されている。図10は選択呼出受信機に設けられた電源
回路の一例を示すもので、100はバッテリ、200は
受信機本体、300は電源回路をそれぞれ示している。
電源回路300は、バッテリ100と受信機本体200
との間に直列に介挿されたPチャネルエンハンスメント
形のMOSFET310を有し、このFET310のソ
ース端子Sとゲート端子Gとの間にはバイアス抵抗32
0が設けられている。また、上記FET310のゲート
Gと接地端子との間には、電源スイッチ回路330およ
びトランジスタ回路340がそれぞれ接続されている。
電源スイッチ回路330は、電源スイッチ330aと、
この電源スイッチ330aに直列に接続されたダイオー
ド330b,330cとから構成される。トランジスタ
回路340は、フリップフロップ回路350の状態に応
じて導通制御される。フリップフロップ回路350の状
態は、受信機本体2の制御回路(図示せず)により制御
される。
【0005】このような構成において、電源スイッチ3
30aをオン操作すると、そのオン操作期間中にFET
310のゲート・ソース間にバイアス電圧が印加され
る。そうすると、FET310のドレイン・ソース間の
導通抵抗が低下してドレイン電流ID が流れ、このドレ
イン電流ID により受信機本体200の制御回路および
フリップフロップ回路350が動作可能状態となる。そ
の結果、制御回路によりフリップフロップ回路350が
セットされて、その非反転出力端子(Q端子)の出力
(以後Q出力と称する)(“H”レベル)によりトラン
ジスタ回路340が導通状態となり、これによりFET
310のゲートは接地される。したがって、その後電源
スイッチ330aをオフしてもFET310の導通状態
は保持され、この結果受信機本体200にはバッテリ1
00の出力電流が上記FET310を介して継続して供
給され、これにより受信機本体200は動作状態とな
る。
【0006】ところが、このような従来の電源回路は、
バッテリ100の出力電圧が十分に高い機器に設けられ
る場合には問題ないが、バッテリ100の出力電圧が比
較的低い機器に設けられる場合や、バッテリ100の容
量が減少して出力電圧が低下した場合には、FET31
0のゲート・ソース間電圧VGSを十分に高い値に保持す
ることが困難になる。
【0007】例えば、いま仮に受信機本体200ではF
ET310の出力電圧が3.5Vのときに、論理回路だ
けが動作するときに0.1Aが必要であり、また全回路
が動作するときに1Aが必要であるとする。この状態
で、バッテリ100の出力電圧が4.5Vの場合に電源
スイッチ330aをオン操作したとすると、このオン操
作期間にFET310のゲート・ソース間にはバッテリ
100の出力電圧4.5Vからダイオード330bの順
方向降下電圧0.5Vを差し引いた−4Vが印加され
る。このため、図7に示すごとくFET310の導通抵
抗は約0.4Ωとなり、受信機本体200の全回路が動
作して受信機本体200に1Aが流れたとしても、FE
T310の出力電圧は4.5V−1A×0.4Ω=4.
1Vとなり、受信機本体200は十分に動作する。
【0008】これに対し、バッテリ100の出力電圧が
4Vの状態で電源スイッチ330aをオン操作したとす
る。そうすると、このときFET310のゲート・ソー
ス間にはバッテリ100の出力電圧4Vからダイオード
330bの順方向降下電圧0.5Vを差し引いた−3.
5Vが印加され、このためFET310の導通抵抗は図
7に示されるように約1Ωとなる。この状態で、いま例
えば受信機本体200の論理回路のみが動作したとする
と、FET310の出力電圧は4V−0.1A×1Ω=
3.9Vとなり、論理回路は動作する。しかし、受信機
本体200の全回路が動作しようとすると、FET31
0の出力電圧は4V−1A×1Ω=3Vとなるため、受
信機本体200の全回路が動作する場合の条件を満たさ
ず、この結果受信機本体200は動作できなくなる。
【0009】このような不具合は、特に移動無線通信機
のように、機器の小形軽量化を図るためにバッテリの直
列接続本数を減らした低電圧動作形の機器にあって発生
し易くなり非常に好ましくない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】以上のように従来の携
帯形電子機器およびその電源回路には、次のような解決
すべき課題があった。
【0011】(1) 例えば通信機器において、通信中に
バッテリの交換を行なうと通信が切断されてしまうた
め、バッテリを交換する際には一旦通信を終了して機器
を待受状態に戻さなければならない。このため、バッテ
リの交換後に通信を再開する際には、使用者は発呼操作
をやり直さなければならないため、操作が非常に面倒だ
った。
【0012】(2) バッテリを交換する際には、一旦通
信を終了して機器を待受状態に戻さなければならないた
め、再発呼したときに空きの無線チャネルが無くなって
通信を再開できなくなることがあった。
【0013】(3) バッテリの出力電圧が十分に高い機
器に設けられる場合には問題ないが、バッテリの出力電
圧が比較的低い機器に設けられる場合や、バッテリの容
量が減少して出力電圧が低下した場合には、電源回路の
スイッチング素子であるMOSFETのゲート・ソース
間電圧VGSを十分に高い値に保持することが困難になる
ため、機器本体の全回路が動作する場合の条件を満たさ
ず、この結果機器本体は動作できなくなることがあっ
た。
【0014】本発明の第1の目的は、動作中にバッテリ
交換が行なわれても、この動作を継続可能な時間内であ
れば電子機器本体をバッテリ交換前の状態に復帰させる
ことができ、これにより電子機器を上記動作状態に再度
設定するための操作を不要にして操作性の向上を図り得
る携帯形電子機器を提供することである。
【0015】また本発明の第2の目的は、低いバッテリ
電圧でもFETには十分大きなゲート駆動電圧を印加で
きるようにし、これによりバッテリから電子機器本体に
大きな電源電流を供給して、電子機器本体を確実に動作
させることができる携帯形電子機器の電源回路を提供す
ることにある。
【0016】さらに本発明の第3の目的は、電子機器本
体に対しその動作状態に応じた必要十分な電源電流を供
給できるようにし、これにより電子機器本体の動作を確
実に保証したうえで、バッテリ寿命を延長することがで
きる携帯形電子機器の電源回路を提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために本発明は、電子機器本体に対し着脱可能なバッ
テリを有し、このバッテリの出力を基に所定の電源電圧
を生成して上記電子機器本体に供給する電源回路を備え
た携帯形電子機器において、上記電子機器本体の動作状
態を表わす状態情報を記憶するための不揮発性を有する
記憶手段と、上記電源回路による電源電圧の供給断に応
じて計時動作を開始し、その計時時間に対応する情報を
出力するための計時手段と、判定手段と、状態復帰制御
手段とを備えている。そして、上記判定手段により、上
記電源回路による電源電圧の供給開始後に、上記計時手
段から出力された情報に基づいて上記電源電圧の供給断
時間を判定し、この判定手段により上記電源電圧の供給
断時間が予め設定された所定時間以内であると判定され
た場合に、上記状態復帰制御手段により、上記電源電圧
の供給が断たれる直前の状態情報を上記記憶手段から読
出し、この状態情報に従って上記電子機器本体の動作状
態を上記電源電圧の供給が断たれる直前の状態に復帰さ
せるようにしたものである。
【0018】また、上記第2の目的を達成するために本
発明は、バッテリに対しエンハンスメント形のMOSF
ETを直列に接続し、このFETを導通させることによ
り上記バッテリの出力電力を電子機器本体に供給する携
帯形電子機器の電源供給制御回路において、上記バッテ
リの電源出力を基に上記FETを導通させるためのバイ
アス電圧を発生して上記FETのゲート・ソース間に印
加するバイアス回路に加えて、補助バイアス回路を備え
ている。そして、この補助バイアス回路により、上記F
ETを介してバッテリから電子機器本体に供給されたバ
ッテリの出力電力を基に、上記バイアス電圧の絶対値を
増加させるための補助バイアス電圧を発生して上記FE
Tのゲートに印加するように構成したものである。
【0019】さらに上記第3の目的を達成するために本
発明は、補助バイアス回路により、電子機器本体が小電
流動作している期間には所定の第1の補助バイアス電圧
を発生し、かつ上記電子機器本体が大電流動作している
期間には上記第1の補助バイアス電圧よりも絶対値の大
きい第2の補助バイアス電圧を発生して、上記FETの
ゲートにそれぞれ印加することも特徴とする。
【0020】
【作用】この結果、本発明の携帯形電子機器であれば、
例えば通信動作中にバッテリ交換が行なわれると、この
バッテリ交換により電源供給断となった時間が計時手段
により計時され、この計時時間が通信動作を継続可能な
時間内であれば、電源供給断前に記憶手段に記憶してお
いた情報に基づいて電子機器の動作状態が電源供給断と
なる直前の状態に自動的に復帰される。このため、使用
者は通信動作中であっても、バッテリ交換作業を上記通
信動作を継続可能な時間内に終了すれば、通信を継続す
ることが可能となる。したがって、バッテリ交換終了後
に面倒な再発呼操作を行なう必要がなくなり、これによ
り操作性は向上される。また、通信回線は切断されずに
保持されるので、バッテリ交換中に空きの通信回線がな
くなって通信が再開できなるなどといった不具合は防止
され、これにより通信を確実に再開することができる。
【0021】また、本発明の電源回路であれば、バッテ
リ電圧が低く、それに伴いバイアス回路からでは十分に
高いバイアス電圧がFETのゲート・ソース間に印加さ
れない場合でも、補助バイアス回路からの補助バイアス
電圧がFETのゲートに印加されるので、FETには十
分に高いゲート駆動電圧が印加されることになる。この
ため、バッテリから電子機器本体へは、FETを介して
常に十分に大きな電源電流を供給することが可能とな
り、これにより電子機器本体は確実に動作する。
【0022】さらに、電子機器本体が小電流動作する期
間には所定の第1の補助バイアス電圧を発生してFET
のゲートに印加し、一方電子機器本体が大電流動作する
期間には上記第1の補助バイアス電圧よりも絶対値の大
きい第2の補助バイアス電圧を発生してFETのゲート
に印加するようにしたことによって、上記補助バイアス
電圧に応じてFETの導通抵抗が可変制御され、これに
より電子機器本体へはこの電子機器本体の動作状態に応
じた常に必要十分な電源電流が印加されることになる。
このため、例えば電子機器本体の動作状態に関係なく、
常に十分な電源電流を電子機器本体に供給する場合に比
べて、電子機器本体に供給される電源電流の平均値を低
減することができ、これにより電子機器本体の動作を保
証したうえでバッテリの寿命を延長することが可能とな
る。
【0023】
【実施例】
(第1の実施例)
【0024】本実施例は、携帯無線電話機において、通
信中にバッテリ交換動作を行なった場合でも、バッテリ
交換終了後にバッテリ交換前の通信動作状態に復帰させ
て通信を継続できるようにするものである。図1は、本
実施例に係わるデュアルモード携帯無線電話機の構成を
示す。
【0025】同図において、図示しない基地局から所定
のタイムスロットにより送られた無線周波信号は、アン
テナ1で受信されたのちアンテナ共用器(DUP)2を
介して受信回路(RX)3に入力される。この受信回路
3では、上記受信された無線周波信号が、周波数シンセ
サイザ(SYN)4から発生される受信局部発振信号と
ミキシングされて中間周波信号に周波数変換される。な
お、上記周波数シンセサイザ4から発生される受信局部
発振信号の周波数は、制御回路20から出力される制御
信号SYSによって指示される。上記受信回路3から出
力された受信中間周波信号は、図示しないA/D変換器
でディジタル信号に変換されたのち、ディジタル復調回
路(DEM)6に入力される。このディジタル復調回路
6では、上記受信中間周波信号がディジタル復調されて
ディジタルベースバンド信号に変換される。このディジ
タル復調回路6から出力されたディジタルベースバンド
信号には、ディジタル通話信号とディジタル制御信号と
がある。このうちディジタル制御信号は制御回路20に
取り込まれて識別される。一方、ディジタル通話信号
は、等化器(EQL)7で復調波形の信号等化が行なわ
れたのち、誤り訂正符号復号回路(CH−COD)8お
よび音声符号復号回路9に順次入力される。誤り訂正符
号復号回路8では、上記等化器7から供給されたディジ
タル通話信号の誤り訂正復号化処理が行なわれる。また
音声符号復号回路9では、上記ディジタル通話信号の音
声復号化処理が行なわれる。この音声符号復号回路9か
ら出力された通話信号は、図示しないD/A変換器でア
ナログ通話信号に変換されたのち、アナログスイッチ1
0に入力される。アナログスイッチ10は、制御回路2
0から出力される切替制御信号によって、ディジタルモ
ードが設定されている状態では、音声符号復号回路9か
ら出力されたアナログ通話信号を選択出力するように切
替えが制御される。したがって、上記音声符号復号回路
9から出力された通話信号は、上記アナログスイッチ1
0を介してスピーカ11に供給され、このスピーカ11
から拡声出力される。
【0026】一方、話者の送話音声は、マイクロホン1
2により集音されて電気信号に変換されたのちアナログ
スイッチ13に入力される。このときアナログスイッチ
13は、制御回路20から出力される切替制御信号によ
って、ディジタルモードが設定されている状態では、上
記送話信号を音声符号復号回路9に入力するように切替
えが制御されている。したがって、上記送話信号は上記
アナログスイッチ13を介して図示しないA/D変換器
でディジタル送話信号に変換されたのち、音声符号復号
回路9に入力される。音声符号復号回路9では、上記デ
ィジタル送話信号の音声符号化処理が行なわれる。この
音声符号復号回路9から出力されたディジタル送話信号
は、制御回路20から出力されるディジタル制御信号と
共に誤り訂正符号復号回路8に入力される。この誤り訂
正符号復号回路8では、上記ディジタル送話信号および
ディジタル制御信号の誤り訂正符号化処理が行なわれ
る。この符号化後のディジタル送話信号はディジタル変
調回路(MOD)14に入力される。ディジタル変調回
路14では、上記ディジタル送話信号に応じてπ/4シ
フトDQPSK変調された変調信号が生成され、この変
調信号は図示しないD/A変換器でアナログ信号に変換
されたのち送信回路(TX)5に入力される。送信回路
5では、上記変調信号が周波数シンセサイザ4から出力
されるディジタル通話チャネルの無線周波数に対応した
送信局部発振信号と合成されて無線送信信号に変換さ
れ、さらに高周波増幅される。そして、この送信回路5
から出力された無線送信信号は共用器2を介してアンテ
ナ1に供給され、このアンテナ1から基地局へ向けて送
信される。
【0027】一方、アナログモードが設定された状態に
おいて、基地局からアナログ通話チャネルを介して送ら
れた無線周波信号は、アンテナ1で受信されたのち共用
器2を介して受信回路3に入力され、この受信回路3で
中間周波信号に周波数変換される。この受信回路3から
出力された受信中間周波信号は、アナログ音声回路(A
−AUD)15に入力される。このアナログ音声回路1
5では、上記受信中間周波信号がFM復調されたのち音
声増幅される。このアナログ音声回路15から出力され
たベースバンドのアナログ通話信号は、アナログスイッ
チ10に入力される。このときアナログスイッチ10
は、制御回路20から出力される切替制御信号によっ
て、アナログモードが設定されている状態では、上記ア
ナログ通話信号を選択出力するように切替えが制御され
ている。したがって、上記アナログ音声回路15から出
力されたアナログ通話信号は、上記アナログスイッチ1
0を介してスピーカ11に供給され、このスピーカ11
から拡声出力される。
【0028】これに対し、話者の送話音声は、マイクロ
ホン12により集音されて電気信号に変換されたのちア
ナログスイッチ13に入力される。このときアナログス
イッチ13は、制御回路20から出力される制御信号に
よって、アナログモードが設定されている状態では、上
記送話信号をアナログ音声回路15に入力するように切
替えが制御されている。したがって、上記送話信号は上
記アナログスイッチ13を介してアナログ音声回路15
に入力される。アナログ音声回路15では、上記送話信
号に応じてFM変調された変調信号が生成され、この変
調信号は送信回路5に入力される。送信回路5では、上
記変調信号が周波数シンセサイザ4から発生されたアナ
ログ通話チャネルの無線周波数に応じた送信局部発振信
号とミキシングされて無線周波信号に周波数変換され、
さらに高周波増幅される。そして、この送信回路5から
出力された無線周波信号は共用器2を介してアンテナ1
に供給され、このアンテナ1から基地局へ向け送信され
る。
【0029】制御回路20は、例えばマイクロコンピュ
ータを主制御部として備えたもので、この制御回路20
にはキー入力部(KEY)16および表示部(DIS
P)17がそれぞれ接続され、さらにE2 PROMから
なる不揮発性メモリ21が接続されている。キー入力部
16には、ダイヤルキーや発信キー、終了キー、モード
指定キーなどが設けられている。また表示部17は例え
ば液晶表示器により構成される。不揮発性メモリ21
は、携帯無線電話機の最新の動作状態に係わるパラメー
タ情報を記憶するために使用される。
【0030】ところで、本実施例の携帯無線電話機は、
電話機本体に対し着脱交換可能な例えば乾電池からなる
バッテリ40と、このバッテリの出力を基に所定の電源
電圧Vcc1 ,Vcc2 を生成して上記電話基本体の各回路
に供給するための電源回路30とをそれぞれ有してい
る。図2はこの電源回路30の回路構成を示すものであ
る。
【0031】同図において、バッテリ40の出力電圧
は、電源用スイッチング素子としてのFET31を介し
て第1の電源電圧Vcc1 として送受信系回路部へ供給さ
れ、かつ電圧レギュレータ(REG)34に入力される
ようになっている。電圧レギュレータ34は、上記バッ
テリ40の出力電圧を基に第2の電源電圧Vcc2 を生成
して、論理回路(LOG)35および制御回路20にそ
れぞれ供給する。
【0032】上記電源用スイッチング素子としてのFE
T31は、Pチャネルエンハンスメント形のMOSFE
Tからなり、このFET31のソースSと接地端子との
間にはバイアス回路32が接続されている。このバイア
ス回路32は、バッテリ40の装着時にFET31をオ
ンさせるためのもので、抵抗32aとコンデンサ32b
との直列回路により構成され、この抵抗32aとコンデ
ンサ32bとの接続点は上記FET31のゲートGに接
続されている。
【0033】また上記FET31のゲートGと接地端子
との間には、電源スイッチ回路33およびトランジスタ
回路36が接続されている。電源スイッチ回路33は、
使用者が携帯無線電話機の電源をオン/オフする際に操
作するもので、例えばノンロック式のスイッチ33a
と、2個のダイオード33b,33cとから構成され
る。ダイオード33bは、スイッチ33aがオン/オフ
操作されたときにその情報を論理回路35に伝える。ま
たダイオード33cは、スイッチ33aがオン操作され
たときにFET31を導通させる。トランジスタ回路3
6は、論理回路35から出力される制御信号に応じてオ
ン/オフ動作し、これによりFET31のオン/オフ状
態を保持するためのものである。尚、抵抗38は上記ダ
イオード33bのプルアップ抵抗である。
【0034】さらに上記論理回路35には、タイマ回路
37が接続されている。このタイマ回路37はコンデン
サ37aと抵抗37bとの直列回路からなり、バッテリ
40からの電源供給が断たれている時間に相当する電圧
を出力する。論理回路35は、上記電源スイッチ回路3
3の操作情報および上記タイマ回路37の電圧情報を制
御回路20に伝えるとともに、制御回路20からの指示
に応じてトランジスタ回路36をオン/オフ制御するた
めの信号を出力する。
【0035】制御回路20は、発着呼に係わる接続制御
や通話制御などの通常の制御機能に加えて、電源のオン
/オフに伴い携帯無線電話機の動作状態を制御する機能
を備えている。この動作状態制御機能は、バッテリ40
の着脱に係わる情報や電源スイッチ回路33の操作情
報、およびタイマ回路37の電圧情報に基づいて、携帯
無線電話機の動作状態を制御するものである。
【0036】次に、以上のように構成された携帯無線電
話機の電源供給に係わる動作を、制御回路20の制御手
順に従って説明する。バッテリ40を装着するか、また
はバッテリ40が装着されている状態で使用者が電源ス
イッチ回路33のスイッチ33aをオン操作したとす
る。そうすると、先ずバッテリ40を装着した場合に
は、バイアス回路32のコンデンサ32bの端子電圧が
図4に示すごとく変化する。尚、同図においてt0 はバ
ッテリ40を装着した時点を、またt1 は後に論理回路
35が動作してトランジスタ36がオンとなった時点を
それぞれ示している。上記のようにコンデンサ32bの
端子電圧が変化すると、バッテリ40の出力電圧からこ
のコンデンサ32bの端子電圧を減じた電圧がゲート・
ソース間に印加され、これによりFET31はオンとな
る。このため、バッテリ40の出力電圧がFET31を
介して電圧レギュレータ34に供給され、これにより電
圧レギュレータ34で電源電圧Vcc2 が生成されて論理
回路35および制御回路20にそれぞれ供給される。し
たがって、論理回路35および制御回路20は起動され
る。
【0037】これに対し、バッテリ40が装着されてい
る状態で使用者が電源スイッチ回路33のスイッチ33
aをオン操作した場合には、ダイオード33cのカソー
ドが接地され、これによりFET31のゲート・ソース
間に、バッテリ40の出力電圧から上記ダイオード33
cの順方向降下電圧を減じた電圧が印加され、これによ
りFET31はオンとなる。このため、論理回路35お
よび制御回路20に電圧レギュレータ34で生成された
電源電圧Vcc2 の供給が開始され、これにより論理回路
35および制御回路20はそれぞれ起動される。
【0038】さて、以上のようにして電源電圧Vcc2 が
供給されると、論理回路35からトランジスタ回路36
へオン信号が供給され、これによりトランジスタ回路3
6はオンとなって、FET31のオン状態は保持され
る。
【0039】また制御回路20は、図3に示すごとくス
テップ3aで自身の状態をイニシャルリセットしたの
ち、いま電源スイッチ33aがオン状態になっているか
否かをステップ3bで判定する。そして、いま仮に電源
スイッチ33aがオン状態になっていたとすると、電源
スイッチ33aのオン操作が行なわれたものと判断し、
ステップ3cに移行してここで先ず送受信系回路部の状
態を初期設定する。そしてこの初期設定が終了すると、
制御回路20は続いてステップ3d〜3gによる待受制
御に移行する。
【0040】すなわち、制御回路20は、図示しないス
テップで着呼および発呼の発生監視やモード指定キーの
操作監視などを行ないながら、動作状態の変更が生じた
か否かの監視(ステップ3d)と、電源スイッチ33a
がオフ操作されたか否かの監視(ステップ3g)とを繰
り返し行なう。そして、例えば発呼または着呼により待
受状態から通話状態に移行したり、また通信中にモード
が変更になるといった動作状態の変更が発生すると、そ
の度ごとに制御回路20はステップ3dからステップ3
eに移行して、ここで変更後の動作状態を表わす情報を
不揮発性メモリ21に書き込む。すなわち、常に最新の
動作状態を表わす情報を不揮発性メモリ21に記憶す
る。なお、上記動作状態を表わす情報としては、通話状
態と待受状態とを識別するための情報や、アナログモー
ドとディジタルモードとを識別するための情報、送信出
力レベルを表わす情報、設定中の無線チャネルの情報な
どがある。
【0041】また、上記待受状態において、使用者が電
源スイッチ33aをオフ操作した場合には、制御回路2
0はこのオフ操作をダイオード33bおよび論理回路3
5を介して伝えられる操作情報を基にステップ3gにお
いて検出する。そして、この電源スイッチ33aのオフ
操作が検出されると、制御回路20はステップ3hに移
行し、ここで論理回路35を介してトランジスタ回路3
6へオフ信号を供給する。したがって、トランジスタ回
路36はオフとなり、これによりFET31はターンオ
フされて電源電圧Vcc1 ,Vcc2 の供給は断たれる。さ
らに、上記待受状態で、例えば通常のバッテリ交換のた
めにバッテリ40が取り外された場合には、そのまま電
源オフ状態に移行する。
【0042】ところで、いま仮に通信中にバッテリ40
の出力電圧の低下が報知され、これに従って使用者が通
信を行ないながらバッテリ40の交換を行なったとす
る。この場合、制御回路20は給電が再開されるとステ
ップ3aで自身のイニシャルリセットを行なったのち、
ステップ3bで電源スイッチ33aがオン操作状態にな
っているか否かを判定する。そして、いまはバッテリ4
0の装着により電源の供給が開始されたのであって、電
源スイッチ33aのオン操作により電源が供給されたの
ではないので、制御回路20はステップ3i〜ステップ
3kにより動作状態を再設定するための制御を実行す
る。
【0043】すなわち、ステップ3iでは、論理回路3
5を介して電源供給再開時点におけるタイマコンデンサ
37aの端子電圧の情報が読み込まれる。このタイマコ
ンデンサ37aの端子電圧は、電源供給が断たれるとそ
の時点から例えば図5に示すごとく徐々に減少する。
尚、図5においてtA は電源供給断時点を示している。
次にステップ3jでは、上記電源供給の再開時点で読み
込んだタイマコンデンサ37aの端子電圧が、予め設定
してあるしきい値Vb以上であるか否かが判定される。
【0044】ここで、例えばデュアルモードセルラ無線
電話システムでは、通信中に相手局からの電波が断にな
っても、その断時間が5秒以内ならば、回線を切断せず
に接続し続けるように構成されている。この点に着目
し、上記しきい値Vbおよびタイマ回路37の時定数
は、電源供給断時間が5秒のときに、図5に示すごとく
タイマコンデンサ37aの端子電圧がしきい値Vbと等
しくなるように定められている。
【0045】したがって、上記ステップ3jにおいてタ
イマコンデンサ37aの端子電圧をしきい値Vbと比較
した結果、端子電圧がしきい値Vb以上であれば、電源
供給断時間は5秒以内であると判断することができる。
この場合には、もし通信中であれば通信の継続が可能で
あるので、制御回路20はステップ3kに移行し、ここ
で不揮発性メモリ21から電源供給が断たれる直前の動
作状態を表わす情報を読出し、この情報に基づいて自身
および送受信系回路部を電源供給が断たれる直前の動作
状態に再設定する。したがって、以後携帯無線電話機で
はバッテリ交換前の通信が継続して行なわれる。
【0046】一方、上記ステップ3jによる判定の結
果、タイマコンデンサ37aの端子電圧がしきい値Vb
未満だった場合には、電源供給断時間が5秒を越えてい
るため、通信中のバッテリ交換が間に合わなかったか、
または通常のバッテリ交換であると判断し、ステップ3
hに移行する。そして、このステップ3hにおいて、ト
ランジスタ回路36をオフさせてFET31をターンオ
フさせ、これにより電源電圧Vcc1 ,Vcc2 の供給を断
とする。
【0047】このように本実施例であれば、常に携帯無
線電話機の最新の動作状態を表わす情報を記憶する不揮
発性メモリ21と、電源供給断時間を計時するタイマ回
路37とを設け、バッテリ40の装着による電源供給開
始時において、制御回路20により上記タイマ回路37
の端子電圧値の情報を読み込んでしきい値Vbと比較
し、タイマ回路37の端子電圧値がしきい値Vb以上の
場合には、通信中のバッテリ交換であると判断し、上記
不揮発性メモリ21に記憶されている情報に基づいて携
帯無線電話機の動作状態をバッテリ交換により電源供給
が断たれる直前の状態に復帰させるようにしたことによ
って、使用者は通信動作中であっても、バッテリ交換作
業を通信動作を継続可能な時間(5秒)以内に終了すれ
ば、通信を継続することが可能となる。
【0048】したがって、通信を再開するためにバッテ
リ交換終了後に面倒な再発呼操作を行なう必要がなくな
り、これにより操作性は向上される。また、通信回線は
切断されずに保持されるので、バッテリ交換中に空きの
通信回線がなくなって通信が再開できなるなどといった
不具合は防止され、これにより通信を確実に再開するこ
とができる。
【0049】なお、通信中のバッテリ交換により通信回
線が切断されないようにする別の構成として、電源回路
にバッテリバックアップ用のコンデンサを設け、電源供
給が断たれている期間にこのコンデンサの充電電圧を少
なくとも論理回路35および制御回路20に供給するこ
とにより、その動作状態を保持させることが考えられ
る。しかし、この様な構成では、論理回路および制御回
路の動作状態を5秒以上保持させるために、例えば数百
mF以上というような非常に大容量のコンデンサを設け
なければならず、回路構成の大形化延いては携帯無線電
話機の大形化を招き実現不可能である。
【0050】これに対し本実施例の構成では、バッテリ
バックアップ用のコンデンサは全く不要であるため、回
路構成および携帯無線電話機の構成を小形化することが
可能である。なお、本実施例においても、電源供給断時
間を計時するためにコンデンサ37aを設けているが、
このタイマコンデンサ38aの容量はしきい値Vbとの
関係で小さな値にすることができるので、構成が大形化
する心配はまったくない。 (第2の実施例)
【0051】本実施例は、低いバッテリ電圧でもFET
に十分大きなゲート駆動電圧を印加して、バッテリから
電子機器本体に大きな電源電流を供給できるようにする
ものである。図6は、本発明の第2の実施例における電
源回路の構成を示す回路ブロック図である。なお、同図
において前記図10と同一部分には同一符号を付して詳
しい説明は省略する。
【0052】FET301のゲートには、補助バイアス
回路が接続されている。この補助バイアス回路は負電圧
発生回路361により構成される。負電圧発生回路36
1は、フリップフロップ回路350の非反転出力端子
(Q端子)の出力(以後Q出力と称する)に応じて動作
し、Q出力が“L”レベルのときには接地電圧(0V)
を、またQ出力が“H”レベルのときに所定の負電圧を
それぞれ発生して、FET310のゲートに供給する。
【0053】このような構成であるから、電源スイッチ
330aをオン操作すると、その操作期間にFET31
0のゲートがダイオード330cを通して接地されて、
FET310のゲート・ソース間にバッテリ100の出
力電圧からダイオード330cの順方向降下電圧を差し
引いた電圧がバイアス電圧として印加され、この結果受
信機本体200内の論理回路部およびフリップフロップ
回路350は動作する。例えばいまバッテリ100の出
力電圧が4Vだったとすると、このときFET310の
ゲート・ソース間にはバッテリ100の出力電圧4Vか
らダイオード330cの順方向降下電圧0.5Vを差し
引いた−3.5Vが印加され、これによりFET310
の導通抵抗は図7に示されるように約1Ωとなる。この
ため、FET310の出力電圧は4V−0.1A×1Ω
=3.9Vとなり、これにより受信機本体200内の論
理回路部およびフリップフロップ回路350は動作可能
な状態となる。
【0054】論理回路部が動作可能な状態になると、受
信機本体200内の制御回路によりフリップフロップ回
路350がセットされて、そのQ出力(“H”レベル)
により負電圧発生回路361が動作する。このため、負
電圧発生回路361からは所定の負電圧(例えば−2
V)が発生され、この負電圧はFET310のゲートに
補助バイアス電圧として印加される。したがって、FE
T310のゲート・ソース間には、バッテリ100の出
力電圧4Vと負電圧発生回路361の出力電圧(−2
V)との合計である−6Vのバイアス電圧が印加される
ことになる。このため、FET310の導通抵抗は、図
7に示すごとくバイアス電圧−6Vに応じて約0.3Ω
と十分に小さくなる。したがって、受信機本体200の
すべての回路が動作して受信機本体1に1Aが流れたと
しても、FET310の出力電圧は6V−1A×0.3
Ω=5.7Vとなり、この結果受信機本体200は十分
に動作する。
【0055】このように本実施例であれば、補助バイア
ス回路としての負電圧発生回路361を設け、この負電
圧発生回路361から所定の負電圧(−2V)を発生す
るようにしたので、バッテリ100の出力電圧が例えば
4Vと低い場合でも、FET310のゲート・ソース間
には十分に大きなゲート駆動電圧を印加することがで
き、これにより受信機本体200に対して十分に大きな
電源電流を供給することができる。このため、受信機本
体200では、論理回路系ばかりでなく比較的大きい電
源電流を必要とする回路も十分安定に動作させることが
できる。 (第3の実施例)
【0056】本実施例は、負電圧発生回路から発生する
負電圧を固定せずに、受信機本体の動作状態に応じて可
変するようにしたものである。図8は、この負電圧可変
機能を備えた電源回路の構成の一例を示す回路ブロック
図である。なお、同図において前記図6と同一部分に
は、同一符号を付して詳しい説明は省略する。
【0057】電源回路302の負電圧発生回路362の
出力電圧は、受信機本体200内の制御回路から出力さ
れる電圧制御信号VCにより可変制御されるようになっ
ている。例えば、選択呼出受信機(ページャ)において
は、基地局から送信された選択呼出信号のうち自機が属
するグループの受信期間には受信機本体200の全ての
回路が動作するため、この期間には受信機本体200の
制御回路からは負電圧を例えば−2Vに設定するための
電圧制御信号VCが出力される。このため、負電圧発生
回路362からは−2Vの電圧が発生され、これにより
バッテリ100の出力電圧が4Vの場合にもFET31
0のゲート・ソース間には−6Vのバイアス電圧が印加
される。したがって、前記第2の実施例で述べたように
FET310の導通抵抗は十分に小さくなり、この結果
受信機本体200には大きなドレイン電流ID が電源電
流として供給される。したがって、受信機本体200で
は、制御回路系はもとより、その他の比較的大きな電源
電流を必要とする無線回路や復調回路も十分に動作可能
となる。
【0058】これに対し、選択呼出信号を受信する必要
がない期間のように受信機本体200の制御回路系のみ
が動作すればよい期間には、受信機本体200の制御回
路からは負電圧を例えば0Vに設定するための電圧制御
信号VCが出力される。このため、負電圧発生回路36
2からは0Vの電圧が発生され、これによりFET31
0のゲート・ソース間にはバイアス電圧(−4V)のみ
が印加される。したがって、FET310の導通抵抗は
増加し、この結果受信機本体200に供給される電源電
流は減少する。したがって、バッテリ100の出力電流
は減少し、これによりバッテリ100の寿命は延長され
る。
【0059】この様に本実施例であれば、受信機本体2
00の動作状態に応じて負電圧発生回路362の出力電
圧を可変するようにしたので、常に受信機本体200の
動作状態に応じた必要十分な電源電流を受信機本体20
0に供給することができる。したがって、受信機本体2
00の各回路の動作状態を保証した上で、バッテリ10
0の出力電流を低減してバッテリ100の寿命を延ばす
ことができる。 (第4の実施例)
【0060】本実施例は、携帯無線電話機において、そ
の制御・受信系回路部に給電するためのFETと、送信
系回路部に給電するためのFETとを設け、上記制御・
受信系回路部および送信系回路部の動作の有無に応じて
上記FETに対する負電圧の供給を制御することによ
り、上記制御・受信系回路部および送信系回路部への電
源電流の供給を制御するようにしたものである。
【0061】図9はその構成を示す回路ブロック図であ
り、100はバッテリ、201は携帯無線電話機本体、
303は電源回路をそれぞれ示している。携帯無線電話
機本体201は、常時給電が必要な制御・受信系回路部
211と、通信時にのみ給電が必要な送信系回路部21
2とから構成される。
【0062】電源供給制御回路303には、バッテリ1
00に対し互いに並列接続された第1のPチャネルエン
ハンスメント形MOSFET(以後第1のFETと略称
する)311と、第2のPチャネルエンハンスメント形
MOSFET(以後第2のFETと略称する)371と
が設けられている。第1のFET311のドレイン電流
ID1は、携帯無線電話機本体201の制御・受信系回路
部211に供給される。一方、第2のFET371のド
レイン電流ID2は、携帯無線電話機本体201の送信系
回路部212に供給される。
【0063】上記負電圧発生回路361は、フリップフ
ロップ回路351のQ出力レベルに応じて動作し、Q出
力が“L”レベルのときには接地電圧(0V)を、また
Q出力が“H”レベルのときに所定の負電圧(例えば−
2V)をそれぞれ発生して、FET311のゲートに供
給する。フリップフロップ回路351の状態は、制御・
受信系回路部211内の制御回路により制御される。ま
た、スイッチ回路391は、制御・受信系回路部211
内の制御回路から発生されるスイッチ制御信号SCに応
じてオンオフ動作する。なお、331は電源スイッチ回
路である。
【0064】このような構成であるから、電源スイッチ
331aをオン操作すると、その操作期間に第1のFE
T311のゲートがダイオード311cを介して接地さ
れて、第1のFET311のゲート・ソース間にバッテ
リ100の出力電圧(例えば4V)からダイオード33
1cの順方向降下電圧(例えば0.5V)を差し引いた
電圧(−3.5V)がバイアス電圧として印加される。
そして、第1のFET311のドレイン・ソース間の導
通抵抗が低下してドレイン電流が流れ、このドレイン電
流は携帯無線電話機本体201の制御・受信系回路部2
11に供給される。このため、制御・受信系回路部21
1内の制御回路を含む論理回路部が動作可能な状態とな
る。
【0065】この論理回路部が動作すると、その中の制
御回路によりフリップフロップ回路351がセットされ
て、そのQ出力(“H”レベル)により負電圧発生回路
361が動作する。このため、負電圧発生回路361か
らは所定の負電圧(例えば−2V)が発生され、第1の
FET311のゲート・ソース間には−6Vがバイアス
電圧として印加される。このため、第1のFET311
の導通抵抗は、上記十分に大きなバイアス電圧(−6
V)に応じて十分に小さくなり、この結果携帯無線電話
機本体201の制御・受信系回路部211には大きなド
レイン電流ID1が電源電流として供給される。したがっ
て、携帯無線電話機本体201の制御・受信系回路部2
11では、論理回路系はもとより、その他の比較的大き
な電源電流を必要とする無線回路や復調回路なども十分
に動作可能となる。したがって、この状態で携帯無線電
話機201では、正常な待機動作が行なわれる。
【0066】一方、携帯無線電話機201において、発
呼操作または着信の発生などに伴い送信を行なう必要が
生じると、制御・受信系回路部211の制御回路からス
イッチ回路391に対しオン制御信号SCが出力され
る。このため、スイッチ回路391は導通し、その結果
負電圧発生回路361から発生された負電圧(−2V)
が、上記スイッチ回路391を介して補助バイアス電圧
として第2のFET371のゲートに供給される。この
ため、第2のFET371のゲート・ソース間には、−
6Vが供給される。したがって、第2のFET371の
導通抵抗は十分に減少し、これにより携帯無線電話機本
体201の送信系回路部212には上記第2のFET3
71を介して十分に大きい電源電流が供給される。した
がって、送信系回路部212は確実に動作を開始し、こ
れにより送信が可能となる。
【0067】そして、通話が終了して待受状態に戻る
と、制御回路からスイッチ回路391に対しオフ制御信
号が出力される。このため、負電圧発生回路361から
第2のFET371への補助バイアス電圧の供給は断た
れ、これにより第2のFET371の導通抵抗が増大し
てドレイン電流ID2は低下する。したがって、送信系回
路部212は実質的に非動作状態となる。
【0068】このように本実施例であれば、制御・受信
系回路部211に給電するための第1のFET311
と、送信系回路部212に給電するための第2のFET
371とをそれぞれ設け、このうち第2のFET371
については、スイッチ回路391をオンオフ制御するこ
とにより送信系回路部212の動作期間中にのみ補助バ
イアス電圧が供給されるようにし、これにより送信系回
路部212に対する給電を制御するようにしたことによ
って、バッテリセービングを行なうことができる。
【0069】なお、本発明は上記各実施例に限定される
ものではない。例えば、第1の実施例ではタイマ回路と
してCRタイマを使用したが、クロックを計数してその
計数値を出力するカウンタを使用してもよい。ただし、
この場合には電源供給断期間中にこのカウンタを駆動さ
せるためのバックアップ用電源またはバックアップ用コ
ンデンサを設ける必要があるが、カウンタを駆動するだ
けであれば大形のバックアップ用電池もまた大容量のバ
ックアップ用コンデンサも必要がなく、したがって回路
構成は比較的小規模なもので実現可能である。
【0070】また、第2乃至第4の実施例の変形例とし
て次のようなものが考えられる。すなわち、例えば図1
に示した携帯無線電話機のように、機器に液晶表示器
(LCD)が設けられている場合には、このLCDを駆
動するために既に設けられている負電圧発生回路から発
生される負電圧を補助バイアス電圧として使用するよう
にしてもよい。また、携帯形電子機器がガリウム・砒素
(GaAs)素子を使用した電力増幅器を有している場
合には、この電力増幅器を駆動するために既に設けられ
ている負電圧発生回路から発生される負電圧を補助バイ
アス電圧として使用するようにしてもよい。
【0071】さらに、前記第2乃至第4の実施例では、
Pチャネル形のFETを用いた場合について説明した
が、Nチャネル形のFETを用いた場合にも同様に適用
することができる。この場合には、負電圧発生回路の代
わりに昇圧回路を使用することにより実現できる。
【0072】また、前記各実施例では携帯無線電話機お
よび選択呼出受信機を例にとって説明したが、他にコー
ドレス無線電話機やヘッドホンステレオ、携帯ラジオな
どに適用してもよい。要するに、電源として機器本体に
対し着脱自在なバッテリを使用した携帯形電子機器であ
れば、如何なる機器に適用してもよい。
【0073】その他、タイマ回路の構成や、制御回路の
構成およびその制御手順、バイアス回路や補助バイアス
回路の構成等についても、本発明の要旨を逸脱しない範
囲で種々変形して実施できる。
【0074】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の携帯形電子
機器は、電子機器本体の動作状態を表わす状態情報を記
憶する不揮発性記憶手段と、電源供給断に応じて計時動
作を開始してその計時時間に対応する情報を出力するた
めの計時手段とをそれぞれ設けている。さらに、電源供
給開始後に上記計時手段から出力された情報に基づいて
上記電源電圧の供給断時間を判定する判定手段と、状態
復帰制御手段とを設け、上記判定手段により上記電源電
圧の供給断時間が予め設定された所定時間以内であると
判定された場合には、上記状態復帰制御手段により上記
電源電圧の供給が断たれる直前の状態情報を上記記憶手
段から読出し、この状態情報に従って上記電子機器本体
の動作状態を上記電源電圧の供給が断たれる直前の状態
に復帰させるようにしたものである。
【0075】したがって本発明によれば、動作中にバッ
テリ交換が行なわれても、この動作を継続可能な時間内
であれば電子機器本体をバッテリ交換前の状態に復帰さ
せることができ、これにより電子機器を上記動作状態に
再度設定するための操作を不要にして操作性の向上を図
り得る携帯形電子機器を提供することができる。
【0076】また本発明の電源回路は、補助バイアス回
路を備え、この補助バイアス回路により、FETを介し
てバッテリから電子機器本体に供給されたバッテリの出
力電力を基に、FETのバイアス電圧の絶対値を増加さ
せるための補助バイアス電圧を発生して上記FETのゲ
ートに印加するようにしている。
【0077】したがって本発明によれば、低いバッテリ
電圧でもFETには十分大きなゲート駆動電圧を印加す
ることができ、これによりバッテリから電子機器本体に
大きな電源電流を供給して、電子機器本体を確実に動作
させることができる携帯形電子機器の電源回路を提供す
ることができる。
【0078】また他の本発明によれば、補助バイアス回
路により、電子機器本体が小電流動作している期間には
所定の第1の補助バイアス電圧を発生し、かつ上記電子
機器本体が大電流動作している期間には上記第1の補助
バイアス電圧よりも絶対値の大きい第2の補助バイアス
電圧を発生して、上記FETのゲートにそれぞれ印加す
るようにしたことによって、電子機器本体に対しその動
作状態に応じた必要十分な電源電流を供給することがで
き、これにより電子機器本体の動作を確実に保証したう
えで、バッテリ寿命を延長することができる携帯形電子
機器の電源回路を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係わるデュアルモード
携帯無線電話機の構成を示す回路ブロック図。
【図2】図1に示した携帯無線電話機の電源回路の回路
構成を示す図。
【図3】図1に示した携帯無線電話機の制御回路による
電源供給に係わる制御の手順および制御内容を示すフロ
ーチャート。
【図4】図2に示した電源回路のバイアスコンデンサの
端子電圧の変化を示す図。
【図5】図2に示した電源回路のタイマコンデンサの端
子電圧の変化を示す図。
【図6】本発明の第2の実施例に係わる選択呼出受信機
の電源回路の構成を示す回路ブロック図。
【図7】Pチャネルエンハンスメント形MOSFETに
おけるゲート・ソース間電圧に対するドレイン・ソース
間オン抵抗の変化特性を示す図。
【図8】本発明の第3の実施例に係わる選択呼出受信機
の電源回路の構成を示す回路ブロック図。
【図9】本発明の第4の実施例に係わる携帯無線電話機
の電源回路の構成を示す回路ブロック図。
【図10】従来の選択呼出受信機における電源回路の構
成の一例を示す回路ブロック図。
【符号の説明】
1…アンテナ 2…共用器 3…受信回路 4…周波数シンセ
サイザ 5…送信回路 6…ディジタル復
調回路 7…等化器 8…誤り訂正符号
復号回路 9…音声符号復号回路 10,13…アナロ
グスイッチ 11…スピーカ 12…マイクロホ
ン 14…ディジタル変調回路 15…アナログ音
声回路 16…キー入力部 17…表示部 20…制御回路 21…不揮発性メ
モリ 30,301,302,303…電源回路 31,310,311,371…Pチャネルエンハンス
メントMOSFET 32,320,321…バイアス回路 33,330,331…電源スイッチ回路 33a,330a,331a…電源スイッチ 33b,33c,330b,330c,331b,33
1c…ダイオード 34…電圧レギュレータ 35…論理回路 36,340…トランジスタ回路 37…タイマ回路 37a…タイマコンデンサ 38…プルアップ
抵抗 40,100…バッテリ 200…受信機本
体 201…携帯無線電話機本体 211…制御受信
系回路 212…送信系回路 350,351…
フリップフロップ 361,362…負電圧発生回路 381…バイアス
抵抗 391…スイッチ回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 副島 久昭 東京都日野市旭が丘3丁目1番地の1 東 芝エー・ブイ・イー株式会社日野事業所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子機器本体に対し着脱可能なバッテリ
    を有し、このバッテリの出力を基に所定の電源電圧を生
    成して上記電子機器本体に供給する電源回路を備えた携
    帯形電子機器において、 前記電子機器本体の動作状態を表わす状態情報を記憶す
    るための不揮発性を有する記憶手段と、 前記電源回路による電源電圧の供給断に応じて計時動作
    を開始し、その計時時間に対応する情報を出力するため
    の計時手段と、 前記電源回路による電源電圧の供給開始後に、前記計時
    手段から出力された情報に基づいて前記電源電圧の供給
    断時間を判定するための判定手段と、 この判定手段により前記電源電圧の供給断時間が予め設
    定された所定時間以内であると判定された場合に、前記
    電源電圧の供給が断たれる直前の状態情報を前記記憶手
    段から読出し、この状態情報に従って前記電子機器本体
    の動作状態を前記電源電圧の供給が断たれる直前の状態
    に復帰させるための状態復帰制御手段とを具備したこと
    を特徴とする携帯形電子機器。
  2. 【請求項2】 判定手段は、携帯形電子機器が無線通信
    機器である場合に、この無線通信機器と通信相手の機器
    との間の無線断許容時間を基にしきい値を設定し、計時
    手段から出力された情報に基づく電源電圧の供給断時間
    を前記しきい値と比較することにより、電源電圧の供給
    断時間がしきい値以内であるか否かを判定するものであ
    ることを特徴とする請求項1に記載の携帯形電子機器。
  3. 【請求項3】 バッテリに対しエンハンスメント形のM
    OSFETを直列に接続し、このFETを導通させるこ
    とにより前記バッテリの出力を電子機器本体に供給する
    携帯形電子機器の電源回路において、 前記バッテリと前記FETとの間に接続され、このFE
    Tを導通させるためのバイアス電圧を前記FETのゲー
    ト・ソース間に印加するためのバイアス回路と、 前記FETを介して前記バッテリから前記電子機器本体
    に供給されるバッテリの電源出力を基に、前記FETの
    ゲート・ソース間電圧の絶対値を増加させるための補助
    バイアス電圧を発生し、この補助バイアス電圧を前記F
    ETのゲートに印加するための補助バイアス回路とを具
    備したことを特徴とする携帯形電子機器の電源回路。
  4. 【請求項4】 補助バイアス回路は、前記電子機器本体
    が小電流動作している期間には所定の第1の補助バイア
    ス電圧を発生し、かつ前記電子機器本体が大電流動作し
    ている期間には前記第1の補助バイアス電圧よりも絶対
    値の大きい第2の補助バイアス電圧を発生するものであ
    ることを特徴とする請求項3に記載の携帯形電子機器の
    電源回路。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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