JPH0643305Y2 - 外壁の外装構造 - Google Patents

外壁の外装構造

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JPH0643305Y2
JPH0643305Y2 JP1988102564U JP10256488U JPH0643305Y2 JP H0643305 Y2 JPH0643305 Y2 JP H0643305Y2 JP 1988102564 U JP1988102564 U JP 1988102564U JP 10256488 U JP10256488 U JP 10256488U JP H0643305 Y2 JPH0643305 Y2 JP H0643305Y2
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Japan
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metal plate
tile
exterior
wall
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JP1988102564U
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JPH0223620U (ja
Inventor
一郎 ▲高▼橋
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日本建鐵株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、建物の外壁、例えば高層建物における上下階
の開口部間等に構成して好適な外壁の外装構造に関する
ものである。
〈従来の技術〉 建物の外壁、特にサッシ等の開口部以外の部分について
は、建物の美的観点等から種々の意匠が外装として施さ
れている。
上記外装の一つにタイル貼りがある。
第5図は、従来のタイル貼り外壁を示す要部断面側面図
である。
図において、1は適宜大の外壁体であり、所定の躯体フ
レーム等で支持しているものである。この外壁体1の上
下端には取付フレーム1a,1b等を介して、上下階の開口
部用としてのサッシフレーム2,3が設けられている。
尚、図において上階のサッシフレーム2は、フレーム枠
の下側部分を示し、下階のサッシフレーム3はフレーム
枠の上側部分を示している。
また、サッシフレーム2,3の屋外側フレーム部2a,3aに所
定のガラス板4,5が嵌め込まれている。6a,6b,6cはタイ
ルであり、外壁体1の屋外側の面に、モルタル7を介し
て所要の数だけ貼り付けている。
このタイル6a,6b,6cの相互間は、適宜の間隔とした目地
を設けて上記モルタル7に密着させている。また、サッ
シフレーム2,3の屋外側フレーム部2a,3aと、隣接するタ
イル6a,6cとの間は雨仕舞等からバックアップ材8,8とシ
ール材9,9を充填しているものである。
これにより、タイル6a等の色彩,寸法,形状等を種々設
定して、開口部以外の外壁部分における意匠機能をはか
るようにしている。
〈考案が解決しようとする課題〉 しかしながら、上記モルタル7は、経年的に収縮作用を
起し、クラック10を生じさせることがある。このクラッ
ク10が、タイル6a等とモルタル7との接着面に至ると、
雨水の浸透により、甚だしい場合には、タイル6a等をそ
の接着面から剥離させることがある。また、上記クラッ
ク10が屋外側面から屋内側面にまで至ると、屋内へ雨水
が漏れてくる問題がある。更にまた、外壁体1の屋外側
面,サッシフレーム2,3の周囲といった面にモルタルを
塗り、その後にタイル6a等を貼り付けるものであるか
ら、施工的に煩雑であり、モルタル塗りとともに熟練を
要するものであった。要するに、外壁外装の手段として
は未だ改良の余地を存しているものであった。
本考案は、以上のような従来の問題点を解決する為に提
供したもので、クラックのような不具合を全く発生させ
ずに耐久性を著しく向上させることはもとより、外壁外
装の施工性をも向上させることを目的とするものであ
る。
〈課題を解決するための手段〉 上記目的を達成する為に、本考案は、外壁体の屋外側を
外装パネルで覆う外壁の外装構造であって、外装パネル
は金属板とこの金属板に取付けて目地処理した複数のタ
イルとからなり、上記金属板の外面側に複数の係止具を
設け、被係止部を形成した上記タイルを上記係止具の係
止により金属板に一体に取付けて構成したものである。
〈作用〉 外壁体の屋外側は金属板で覆っているので、雨水が金属
板面から屋内側に漏れてくることはない。また、タイル
は金属板面に係止具で係止しているから、仮にタイルと
金属板面間に雨水が浸透してもタイルが金属板面から脱
落することを防止する。
〈実施例〉 以下本考案の好適な実施例を図面に基づき説明する。
第1図は本考案に係る外壁の要部断面側面図であり、第
2図(A),(B)はタイルの第一実施例の形状を示す
正面図と側面図、第3図はタイルの第二実施例の形状を
示す側面図、第4図は外装パネルを構成する金属板の要
部構成斜視図である。尚、従来と同一部材で同一手段に
より構成されるものには同一符号を付している。
図において、外壁体1の上下端には開口部用のサッシフ
レーム2,3を設けている。11は金属板であり、上下の二
辺に段付きの取付用フランジ11a,11bを形成して、外壁
体1の屋外側に後述の手段で配置している。この金属板
11の取付用フランジ11a,11bを除いた上下寸法は、上記
外壁体1の上下寸法と略同等としている。
そうして、この金属板11は、サッシフレーム2,3の下面
及び上面に形成した立片2b,3bに取付用フランジ11a,11b
をビス止め等により接合して固定している。これによ
り、上記外壁体1の屋外側を覆っている。12はタイルで
あり、金属板11に一体に取付けている。この金属板11と
タイル12とで外壁体1の外装パネルを構成している。
上記タイル12の金属板11への取付けは、例えば第2図乃
至第4図に示す構成により行なう。第2図に示すタイル
12は、正面輪郭を既知の形状として、その上辺及び下辺
で板厚方向の一方側寄りに突起12a,12bを形成してい
る。この突起12a,12bは、後述する金属板11の係止具が
係止する被係止部としての機能をもたせたものである。
上記の突起12a,12bに対して、第3図は溝13a,13bを形成
して被係止部としたタイル13を示している。また、図示
しないが、被係止部としては上記のほか、タイル上下一
辺に孔を適当な間隔で開口させることも可能である。
上記タイル12,13等を係止する金属板11は、第4図に示
す構成としている。14a,14bは一対の係止具であり、上
記タイル12,13等の突起12a,12b,溝13a,13bからなる被係
止部を係止するために断面略L字形状に形成している。
この係止具14a,14bは、タイル12,13の上下辺を引掛ける
ようにして支持する。そのために、タイル12,13の上記
被係止部の間隔に対応して、対の配置となり、複数対が
金属板11外面側に溶接等で固定されている。第4図で
は、中間部を省略して金属板11の上端側と下端側に位置
する係止具14a,14bのみを示している。この係止具14a,1
4bの長さは、タイル12,13の幅と同等でも、又は部分的
に数箇所を係止するために短く形成してもよい。また、
タイルの被係止部が前記した開口孔の形状であれば、係
止具14a,14bは図例の板材ではなく、棒材を利用するこ
とになる。15は、前記したサッシフレーム2,3にビス止
めで接合する際に利用するビス孔である。
上記金属板11とタイル12からなる外装パネルは、具体的
には第1図に示す構造で完結する。
即ち、係止具14a,14bで係止支持したタイル12同士の間
はタイル目地として目地処理材16を充填している。そし
て、金属板11の取付用フランジ11a,11bとサッシフレー
ム2,3の立片2b,3bとの接合部に、バックアップ材16a,16
b及びシール材17a,17bを充填している。この充填は、取
付用フランジ11a,11bの段付き部の寸法に合わせている
もので、サッシフレーム2,3とタイル12の間は別部材と
してのバックアップ材8,8及びシール材9,9を従来と同様
に充填している。従って、上記前者のバックアップ材16
a,16b及びシール材17a,17bの二部材を一次充填材とすれ
ば、後者のバックアップ材8,8及びシール材9,9は二次充
填材ともいえるもので、シール効果としては二層により
好ましいものである。しかし、上記一次充填材の厚みを
増して、二次充填材を省略した単層に形成してもよい。
以上のような構成によれば、金属板11が一枚板であるか
ら、この金属板面から屋内側に雨水が漏れてくることは
ない。また同様に、サッシフレーム2,3との接合部にお
いても、シール材17a,17bでシールしているので、この
接合部分からの雨水の屋内側への浸透も防止可能であ
る。
また、タイル12は、金属板11に対し係止具14a,14bで係
止しているから、仮に目地充填材16等のシール効果が切
れたとしてもタイル12の脱落が生じることはない。
そしてまた、タイル12は金属板11に係止しているもので
あるから、予め工場内においてこれらを組み立てておく
ことが可能である。これにより外装パネルとして均質な
工場生産を行なうことができる。従って、建物の構築現
場においては、上記外装パネルとして予め準備したもの
を外壁体の屋外側に配置し、接合部のシール処理だけで
外装作業を完了できる。よって、施工作業として省力化
でき、施工の短縮化が可能となる。
尚、上述の実施例では、外壁体1の屋外側に金属板11を
配置するに際して、サッシフレームを接合部材とした
が、本考案の実施はこれに限らない。例えば、サッシ等
の開口部がない外壁であれば、所定間隔で外壁体1を支
持する躯体フレーム又は躯体フレームにブラケットを設
けて、これらに接合することも可能である。
〈考案の効果〉 以上述べてきたように、本考案によれば、外壁体の外装
として金属板にタイルを係止させたパネルを利用するよ
うにしたので、経年的にタイルが金属板から脱落するよ
うな変化を起こさせない。従って、耐久性に優れた外装
構造とすることができる。
また、金属板にタイルを係止させて外装パネルとして予
め完成させることができるので、現場施工を極めて簡単
な作業とすることができる等、実用性に優れた外壁の外
装構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係る外壁の要部断面側面図、 第2図(A),(B)は、タイルの第一実施例の形状を
示す正面図と側面図、 第3図は、タイルの第二実施例の形状を示す側面図、 第4図は、外装パネルを構成する金属板の要部構成斜視
図、 第5図は、従来のタイル貼り外壁を示す要部断面側面図
である。 尚、図中1は外壁体,2,3はサッシフレーム,8,16a,16bは
バックアップ材,9,17a,17bはシール材,11は金属板,12,1
3はタイル,12a,12bは突起(被係止部),13a,13bは溝
(被係止部),14a,14bは係止具,16は目地処理材であ
る。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】外壁を構成する外壁体の屋外側を外装パネ
    ルで覆う外装構造において、 前記外装パネルは、その上下端に設けたフランジを上下
    階のサッシフレームに取付けられた一枚の金属板と、 該金属板の外面側に取付けられた複数のタイルとからな
    るものであって、 前記金属板の外面側には、前記タイルの上下に設けた被
    係止部に対応する一対の係止具が複数対設けられ、前記
    タイルの被係止部が前記一対の係止具間に夫々係止され
    るとともに、 前記フランジの外面側に充填材が充填されたことを特徴
    とする外壁の外装構造。
JP1988102564U 1988-08-02 1988-08-02 外壁の外装構造 Expired - Lifetime JPH0643305Y2 (ja)

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JP1988102564U JPH0643305Y2 (ja) 1988-08-02 1988-08-02 外壁の外装構造

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Publication Number Publication Date
JPH0223620U JPH0223620U (ja) 1990-02-16
JPH0643305Y2 true JPH0643305Y2 (ja) 1994-11-09

Family

ID=31332587

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60195259A (ja) * 1984-03-19 1985-10-03 昭和アルミニウム株式会社 建築用パネル
JPH047304Y2 (ja) * 1985-02-26 1992-02-26

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JPH0223620U (ja) 1990-02-16

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