JP3136509B2 - 建物外壁の施工方法 - Google Patents

建物外壁の施工方法

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JP3136509B2 JP07315152A JP31515295A JP3136509B2 JP 3136509 B2 JP3136509 B2 JP 3136509B2 JP 07315152 A JP07315152 A JP 07315152A JP 31515295 A JP31515295 A JP 31515295A JP 3136509 B2 JP3136509 B2 JP 3136509B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、枠組壁工法や木質
パネル構造のプレハブ工法等による建物の施工におい
て、構造用壁パネルにサイディングを一体に付属した壁
パネルによって外壁を施工する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】構造用壁パネルを使用して壁組を施工す
る枠組壁工法等建築工法における建物の躯体工事は、基
礎の上に土台及び床組を施工し、さらに、工場において
製作された前記の壁パネルを床組上に建て込んで1階壁
組を構築し、同様にして、2階床組と2階壁組を構築し
てから屋根組を施工することにより行われ、引き続き、
屋根防水工事と屋根仕上げ工事及びこれらに平行してサ
ッシ取付けや壁防水工事等壁外装工事を行うようにして
いる。
【0003】この壁組の外装工事を、発泡成形断熱材を
芯材即ちフォームコアとして両面に構造用面板を添着し
たフォームコアパネルを構造用壁パネルとして使用する
場合について、図9によって説明すると、この構造用壁
パネル75は、図示しない上下については他の壁パネル
と同様に上枠と下枠を施してあり、そのまま床組と天井
床組に釘打ちにより固定できるようにしてあるが、左右
方向については一側端に縦枠76を内外の構造用面板7
7A.77Bに対して突出する状態に釘打ち固定し、他
側端には縦枠を施さずにフォームコア78が後退した凹
溝状のままとしてあり、一列状に隣合う2枚の構造用壁
パネル75,75の接続に際しては、両構造用面板77
A,77Bと隣合う縦枠76とを凹凸を合わせるように
嵌合して釘aを打って緊結している。
【0004】図示しない隅角部は側端部を縦枠で面一に
した壁パネル材を用い、直角に突き合わせて相互緊結す
る等して壁組を施工し、屋根組を含む建物躯体工事の終
了後、この壁組にサッシュの取付けを行い、外装工事と
して、外壁側の構造用壁パネル77B面に防水紙79を
隣合う端部を重ねるように貼着し、さらに、サイディン
グを用いる乾式工法においては、所定の間隔で縦胴縁8
0を釘bで固定し、目地部分の縦胴縁80上には表面に
バックアップ材を貼着した防火目地板81を貼着し、そ
の防火目地板81の表面を抑えるようにサイディング8
2を釘打ち固定し、サイディング82,82間の目地は
テープ養生した後、コーキング材83を充填し、必要に
応じてさらにサイディングを塗装仕上げするようにして
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、建物の
躯体工事の終了後、屋根の防水工事が行われ、外装工事
の防水紙の施工が終わる迄の期間に、建物の躯体が雨に
濡れる確率が高く、雨よけの養生や雨濡れ後の乾燥養生
が必要で、その間、外装工事や内部の造作工事等次の工
程に進めないなど、養生やそれに伴う工事の延滞の問題
があった。
【0006】従って、本発明の目的は、このような状況
に鑑み、現地施工時間が短縮され、躯体工事後の養生を
必要としない構造用壁パネルを使用した建物の外壁施工
方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
め、本発明は、予め壁パネルの外表面に同一幅の防水紙
を貼着し、縦胴縁を介してサイディングを一体に添着し
て形成したサイディング付き壁パネルを使用する建物外
壁の施工方法であって、前記壁パネルの端部には、ゴム
質のシール材を貼着した縦胴縁を、前記防水紙を介して
突出状態に固定して、サイディング付き壁パネルの左右
接続時、前記縦胴縁でもって隣合う壁パネルの端部を防
水紙を介して被覆可能とし、前記胴縁の表面からの隣合
う前記壁パネルへの釘打ちにより、前記シール材が両壁
パネル端部の前記防水紙を押圧して両壁パネル接続部の
防水性を保持すると共に前記壁パネル同士を緊結してサ
イディング付き壁パネルを左右接続する建物外壁の施工
方法を、また、サイディング付き壁パネルの左右接続
時、隣合う両サイディングの端部を防火目地板を貼着し
た縦胴縁の表面上において所定の間隔で対向させて目地
を形成させると共に、該目地にシール性を有するゴム質
のバックアップ材を充填し且つコーキング材を施して防
水性を保持させる建物外壁の施工方法を提案するもので
ある。
【0008】
【発明の実施の形態】工場等において、予め、壁パネル
の外表面上に同一幅の防水紙を貼着し、この壁パネルの
端部表面に、ゴム質のシール材を貼着しておいた縦胴縁
を、前記防水紙の端部を押さえ且つ片側が突出する状態
に固定する。さらに、一端を壁パネルの端部に合わせ、
他端は壁パネルの端部より僅か短くした寸法でサイディ
ングを縦胴縁を介して壁パネルに釘打ちして固定し、サ
イディング付き壁パネルを形成する。
【0009】サイディング付き壁パネルを左右に接続す
る場合には、隣合うサイディング付き壁パネル同士の端
部を突き合わせ、一方の壁パネルの突出した縦胴縁で他
方の壁パネル端部の防水紙を押さえるように接合させ
る。次いで、壁パネル同士を釘打ち緊結し、縦胴縁の表
面から、接合した他方の壁パネルへの釘打ちにより、両
サイディング付き壁パネルを一体に接続することができ
る。また、この胴縁を介した釘打ちにより、胴縁のシー
ル材が壁パネル表面の防水紙を押して密着し、壁パネル
接続部における防水性を確保することができる。
【0010】以上のサイディング付き壁パネルの接続に
より、隣合うサイディング間には所定幅の目地が形成さ
れるが、この目地部分にシール性を有するゴム質のバッ
クアップ材を充填し、その上にコーキング材を施すこと
により、この外装目地部分における外部からの水の浸透
を防止することができ、且つ、納まりのよい建物外装が
得られる。従って、建物躯体工事において、防水性を有
する壁組外装工事を同時的に施工できる。
【0011】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の施工方法を説
明する。図1は本発明におけるサイディング付き壁パネ
ルの部分平面断面図、図2は図1のII−II線に沿う部分
側面断面図、図3は図1のサイディング付き壁パネル同
士の接続状態を示す部分平面断面図である。
【0012】この実施例において使用する構造用の壁パ
ネル1は、図1において示すように、発泡ポリスチレン
板材をフォームコア2とし、その両面に構造用合板を面
板3A,3Bとして添着してなるフォームコアパネル
で、断熱性や防音性に優れている。
【0013】そして、この壁パネル1は、左右方向にお
いて、面板3A,3Bに対してフォームコア2を短い寸
法にしてあり、面板3A,3B間に垂直状に凹溝部4が
形成されるようにし、その一側端(図示左端側)の垂直
方向の凹溝部4には縦枠5を嵌合的に接合し面板3A,
3Bの表面から、図示のように、釘打ちして固定してあ
る。即ち、隣合う壁パネル1,1はこの突設した縦枠5
を介して嵌合的に接続できるようにしてある。壁パネル
1の上下については、図2に示すように、従来の壁パネ
ルと同様に面板3A,3Bの端面と面一になるように上
枠6と下枠7を施してある。
【0014】さらに、図1のように、壁パネル1の外壁
側となる面板3Bの表面にはその全面にわたって防水紙
8を貼着してあり、防水紙8の表面の所定の位置に中間
用縦胴縁9又はこの中間用縦胴縁9より僅かに薄く且つ
内側にゴム質のシール材11を貼着し外側に薄板鋼板に
よる防火目地板12を貼着した目地用胴縁10をそれぞ
れ釘打ちにより接合し、この中間用縦胴縁9及び目地用
縦胴縁10を介してサイディング13を釘cの釘打ちに
より添着してある。
【0015】サイディング13は壁パネル1の一側端に
おいては面板3A,3Bと略同一端とし、他側端におい
ては、面板3A,3Bの端面より僅かに短い寸法とし、
隣合う壁パネル1,1を接続した時、図3に示すよう
に、サイディング13,13間に狭い間隙dを形成する
ようにしてある。また、図1のように、この壁パネル1
の一側端において、目地用縦胴縁10はその端部が防水
紙8とサイディング13間に突出状態になるように面板
3Bに釘打ち固定してあり、この目地用縦胴縁10の突
出部が接続時隣合う壁パネル1の防水紙8とサイディン
グ13間の間隙14に嵌挿できるようにしてある。
【0016】なお、図2のように、このサイディング1
3と中間用縦胴縁9と目地用縦胴縁10はそれぞれ上下
寸法を面板3Bの上下寸法より短いものとし、防水紙8
の上下寸法は前記面板3Bの寸法より十分に長いものと
してある。また、サイディング13の上端は外側に切欠
き部eを、下端は内側に切欠き部fを設けてあり、後記
のように上下のサイディング接続の便を図っている。
【0017】この隣合うサイディング付き壁パネルA,
Aの左右接続においては、図3に示したように、壁パネ
ル1,1の側端面同士を突き合わせる状態にして、右側
壁パネル1から突出した縦枠5を他方(左側)の面板3
A,3B間の凹溝部4に嵌入すると共に、同じく右側壁
パネル1から突出した目地用胴縁10を他方の面板3B
上の防水紙8とサイディング13間の間隙14に挿入し
て左右両壁パネル1,1を接合する。この接合状態で、
図示のように、嵌入された縦枠5に対して内側の面板3
A上から釘打ちして固定し、また、外側からは前記防火
目地板12を貼着した目地用縦胴縁10の表面から面板
3Bを介して縦枠5に対して釘打ちして、両サイディン
グ付き壁パネルA,Aを一体に固定する。
【0018】この外側からの釘打ち固定により、目地用
縦胴縁10の内側に貼着してあるゴム質のシール材11
が接続相手の面板3B上の防水紙8を押圧して密着し、
隣り合う両面板3B,3B間の継ぎ目をシールする。さ
らに、サイディング13,13間の目地即ち間隙dの箇
所にはゴム質のシール性を有するバックアップ材15を
充填することによりこの目地における防水施工が十分な
ものとなる。16は壁組組立て終了後に充填されるコー
キング材である。
【0019】このサイディング付き壁パネルAの所謂地
回り部分の外装は次のように施工される。図4の施工状
況を示す部分側面断面図において、基礎17の上に土台
18を取り付け、この土台18の上に床根太19を取り
付け、床下張り20を施して形成された一階床組21と
前記土台18の側面を覆って側板22を施し、さらに、
一階床組21の上に前記サイディング付き壁パネルAを
単独で、又は、左右接続したサイディング付き壁パネル
組として建て込み、壁パネル1の下枠7から床根太19
に対する図示しない釘打ちによって一階床組21との緊
結を行う。
【0020】この建て込みの後、側板22の表面下部に
水切り23を固定し、側板22の全面に防水紙24を貼
着し、その防水紙24の外側に前記サイディング付き壁
パネルAの防水紙8を垂らして重ねるようにする。そし
て、サイディング付き壁パネルAの縦胴縁9,10に連
続した縦胴縁25で裏打ちし且つ上端部の外側を切り欠
いた地回り用サイディング26を下方から前記サイディ
ング付き壁パネルAのサイディング13の下端部にはめ
込むように取り付け、側板22を介して床組21に釘打
ちして固定する。
【0021】また、図5により、二階床組部分の外装に
ついて説明する。施工された一階壁組の壁パネル1の上
に頭つなぎ27を介して床根太28と床下張り29とか
らなる二階床組30を施工してその外側部に側板31を
貼着し、この二階床組30上に、前記一階壁組の場合と
同様に、サイディング付き壁パネルBを建て込む。な
お、このサイディング付き壁パネルBの防水紙32は壁
パネル33より下方に長く延伸させてあり、また、防火
目地板34を貼着した水平な目地用胴縁35をサイディ
ング36に対して下方にずらした突出状態に固定してあ
る。サイディング付き壁パネルBの上部には、天井床組
や屋根梁等を介して、フォームコアパネルによる屋根パ
ネル37を取り付けるようにしている。
【0022】そして、一階壁組のサイディング付き壁パ
ネルAと二階壁組のサイディング付き壁パネルB間のジ
ョイント部分においては、二階壁組側の防水紙32を垂
らして二階床組30の側部を覆い、上方に延伸した一階
壁組側の防水紙8と重ね、この防水紙32を押さえる形
に縦胴縁38を二階壁組と一階壁組間にわたって釘打ち
すると共に、その表面上にジョイント用サイディング3
9を取り付け、二階壁組と一階壁組間にわたって釘打ち
固定する。ジョイント用サイディング39と二階壁組の
サイディング36間の目地用胴縁35上に形成される継
ぎ目の目地部分には左右接続壁パネル間の目地の場合と
同様にゴム質のシール性のバックアップ材40を充填す
る。コーキング材41は、全壁面の組付け施工が終了し
た後、他の壁面の目地部と共に一括的に施工され、そし
てさらに、必要に応じて、サイディングには塗装仕上げ
が行われる。
【0023】本発明における外装の目地部は、前記の目
地用縦胴縁10等におけるシール材による防水紙の押さ
えとサイディング間目地におけるシール材兼用のバック
アップ材の充填により、壁組施工後の十分な防水性が確
保でき、屋根の防水工事の終了後は、雨避け養生等を必
要とすることなく、内部工事の施工が可能となる。
【0024】隅角部を形成する壁組は二組のサイディン
グ付き壁パネルから構成される。図6は隅角部用サイデ
ィング付き壁パネルの部分平面断面図、図7は他の隅角
部用サイディング付き壁パネルの部分平面断面図、図8
は図6と図7の隅各部用サイディング付き壁パネルの接
続状況を示す部分平面断面図である。
【0025】図6に示すサイディング付き壁パネルC
は、左右の一側端部(図示左側端部)における構成は、
前記サイディング付き壁パネルAまたはBに接続できる
形状にしてあり、他側端部の構成は相違している。即
ち、この壁パネル45の一側端部においては両面板46
A,46Bに対して縦枠47Aを突出状態に嵌裝させて
あるが、他側端部は縦枠47Bを面板46A,46Bの
端面と面一状態に嵌裝させてある。外壁側となる面板4
6B上には防水紙48を貼着し、防水紙48の表面上の
所定位置には中間用縦胴縁49と目地用縦胴縁50,5
1を釘打ちにより固定してある。
【0026】また、一側端では目地用縦胴縁50を、他
端側においては目地用縦胴縁51を、それぞれ面板46
Bに対して突出状態に固定してある。目地用縦胴縁51
は前記サイディング付き壁パネルAの場合と同様内側に
シール材52を、外側に防火目地板53を貼着してあ
り、目地用縦胴縁51は内側にシール材54を貼着して
ある。サイディング55は、一側端部では面板46Bに
端部を略揃え、他側端部では面板46Bをさらに越える
長さ寸法となるようにし、前記の中間用縦胴縁49と目
地用縦胴縁50,51を介して添着させるようにしてあ
る。なお、このサイディング付き壁パネルCの上下方向
の端部については前記サイディング付き壁パネルAと同
様に形成してある。
【0027】また、隅角部を構成する他方のサイディン
グ付き壁パネルDは、図7に示すように、一側端部(図
示左側端部)は隅角部側となるが、他側端部(図示右側
端部)は、前記サイディング付き壁パネルAに接続でき
るように凹溝部56を形成させてある。 一側端部にお
いては、面板57A,57Bに対して端面と面一に縦枠
58を嵌裝させてあり、この壁パネル59の側端面上と
外壁側の面板57Bの表面上には防水紙60を貼着して
ある。
【0028】この壁パネル59の端面部と面板57B表
面上の所定位置には中間用縦胴縁61を釘打ちして固定
し、壁パネル59の端面の略中央部に目地用縦胴縁62
を固定し、面板57Bの端部にも目地用縦胴縁63を固
定してある。目地用縦胴縁62と目地用縦胴縁63に
は、それぞれ表面に防火目地板64を貼着してある。さ
らに、この壁組の隅角部となる部分には鉤型形状の隅角
用サイディング65を、その端部が前記目地用縦胴縁6
2,63に掛かるように、中間用縦胴縁61を介して釘
打ちにより添着してある。外壁側の面板57Bにはサイ
ディング66をその一端が目地用縦胴縁63に掛かり、
他端側は面板57Bとの間に空隙67を形成するように
延伸させてある。なお、サイディング付き壁パネルC,
Dの上下端は他のサイディング付き壁パネルと同様構成
である。
【0029】したがって、サイディング付き壁パネルC
とサイディング付き壁パネルDにより隅角部を形成する
には、サイディング付き壁パネルCとDの一端部をそれ
ぞれ前記のサイディング付き壁パネルAに接続して、図
8に示すように、サイディング付き壁パネルCの壁パネ
ル45の他端面をサイディング付き壁パネルDの面板5
7Aの端部に直角に突き当て、サイディング付き壁パネ
ルCの目地用縦胴縁51でサイディング付き壁パネルD
の壁パネル59の面板57A端面に係止させる状態と
し、目地用胴縁63と壁パネル59を通してサイディン
グ付き壁パネルCの壁パネル45の端面の縦枠47Bに
スクリューネイル68を螺入することにより、壁パネル
45と壁パネル59とを緊結し、また、隣り合うサイデ
ィング53と隅角用サイディング65間と隅角用サイデ
ィング65とサイディング66間の目地には、それぞれ
シール性をもつバックアップ材69を充填し、コーキン
グ材70を施すことにより、防水性をもつ壁組が施工さ
れる。
【0030】このように、本発明によれば、躯体工事の
壁組が終了した段階で、すでに事実上の外装工事が終了
するので、従来のように、躯体工事が終了してから屋根
組の防水工事が施工される迄の間において建物の雨避け
養生や乾燥養生を必要とすることがなくなり、屋根組の
防水工事が施工された時点で、内部造作工事等内部工事
を進めることができるものである。
【0031】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、防水
紙、胴縁及びサイディングを取り付けた構造用壁パネル
を、予め、設備管理の整った工場で生産できるので、現
地作業が容易で施工性が改善されると共に施工時間が短
縮され、建物躯体工事において防水性を有する壁組外装
工事を同時的に施工できるので、屋根防水工事終了後の
建物躯体の降雨養生や乾燥養生が不要となり、全体の工
期が著しく短縮される建物の外壁施工方法が得られ、さ
らに、品質や施工精度が高く、サイディング継ぎ目の処
理が容易で、且つ、納まりのよい外装仕上げを行える外
壁施工方法が得られるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明におけるサイディング付き壁パネルの部
分平面断面図である。
【図2】図1のII−II線に沿うサイディング付き壁パネ
ルの部分側面断面図である。
【図3】図1のサイディング付き壁パネル同士の接続状
況を示す部分平面断面図である。
【図4】図1のサイディング付き壁パネルの地回り部分
の外装施工状況を示す立面断面図である。
【図5】図1のサイディング付き壁パネルの二階床組部
分の外装状況を示す立面断面図である。
【図6】隅角部用サイディング付き壁パネルの平面断面
図である。
【図7】他の隅角部用サイディング付き壁パネルの平面
断面図である。
【図8】図6と図7の隅角部用サイディング付き壁パネ
ルの接続状況を示す部分平面断面図である。
【図9】従来の外壁施工方法を示す部分平面断面図であ
る。
【符号の説明】
A サイディング付き壁パネル B サイディング付き壁パネル C サイディング付き壁パネル D サイディング付き壁パネル 1 壁パネル 2 フォームコア 3A,3B 面板 4 凹溝部 5 縦枠 6 上枠 7 下枠 8 防水紙 9 中間用縦胴縁 10 目地用縦胴縁 11 シール材 12 防火目地板 13 サイディング 14 間隙 15 バックアップ材 16 コーキング材 17 基礎 18 土台 21 一階床組 23 水切り 24 防水紙 25 縦胴縁 26 サイディング 30 二階床組 32 防水紙 33 壁パネル 34 防火目地板 35 水平目地用胴縁 36 サイディング 37 屋根パネル 38 縦胴縁 39 ジョイント用サイディング 40 バックアップ材 41 コーキング材 45 壁パネル 46A,46B 面板 47A,47B 縦枠 48 防水紙 49 中間用縦胴縁 50,51 目地用縦胴縁 52 シール材 53 防火目地板 54 シール材 55 サイディング 56 凹溝部 57A,57B 面板 58 縦枠 59 壁パネル 60 防水紙 61 中間用縦胴縁 62,63 目地用縦胴縁 64 防火目地板 65 隅角用サイディング 66 サイディング 67 空隙 68 スクリューネイル 69 バックアップ材 70 コーキング材

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】予め壁パネルの外表面に同一幅の防水紙を
    貼着し、縦胴縁を介してサイディングを一体に添着して
    形成したサイディング付き壁パネルを使用する建物外壁
    の施工方法であって、前記壁パネルの端部には、ゴム質
    のシール材を貼着した縦胴縁を、前記防水紙を介して突
    出状態に固定して、サイディング付き壁パネルの左右接
    続時、前記縦胴縁でもって隣合う壁パネルの端部を防水
    紙を介して被覆可能とし、前記縦胴縁の表面からの隣合
    う前記壁パネルへの釘打ちにより、前記シール材が両壁
    パネル端部の前記防水紙を押圧して両壁パネル接続部の
    防水性を保持すると共に前記壁パネル同士を緊結してサ
    イディング付き壁パネルを左右接続することを特徴とす
    る建物外壁の施工方法。
  2. 【請求項2】サイディング付き壁パネルの左右接続時、
    隣合う両サイディングの端部を防火目地板を貼着した縦
    胴縁の表面上において所定の間隔で対向させて目地を形
    成させると共に、該目地にシール性を有するゴム質のバ
    ックアップ材を充填し且つコーキング材を施して防水性
    を保持させることを特徴とする請求項1記載の建物外壁
    の施工方法。
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