JPH064223Y2 - プレ−ト型熱交換器 - Google Patents
プレ−ト型熱交換器Info
- Publication number
- JPH064223Y2 JPH064223Y2 JP1308187U JP1308187U JPH064223Y2 JP H064223 Y2 JPH064223 Y2 JP H064223Y2 JP 1308187 U JP1308187 U JP 1308187U JP 1308187 U JP1308187 U JP 1308187U JP H064223 Y2 JPH064223 Y2 JP H064223Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate
- opening
- heat exchanger
- cooling water
- chamber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、たとえば内燃機関の潤滑系に装着されるプレ
ート型熱交換器に関する。
ート型熱交換器に関する。
本考案のプレート型熱交換器は、多数のプレートを積重
して形成されるものであり、特に、ハウジングレスある
いはケースレスなどと称されるタイプのものであるる。
従来のプレート型熱交換器は、実開昭61-144378号公報
の明細書に示されるように、冷却水の出入孔と潤滑油の
スロット開口とを設けたディスク状のプレートを多数積
重し、その間に冷却水流路と潤滑油流路とを液密に隔絶
させて形成させたものである。上段のプレートには、冷
却水路に連通するカバーが取付けられ、該カバーはプレ
ート上面に固着される。カバーには、冷却水の入出口パ
イプが連通される(第6図)。
して形成されるものであり、特に、ハウジングレスある
いはケースレスなどと称されるタイプのものであるる。
従来のプレート型熱交換器は、実開昭61-144378号公報
の明細書に示されるように、冷却水の出入孔と潤滑油の
スロット開口とを設けたディスク状のプレートを多数積
重し、その間に冷却水流路と潤滑油流路とを液密に隔絶
させて形成させたものである。上段のプレートには、冷
却水路に連通するカバーが取付けられ、該カバーはプレ
ート上面に固着される。カバーには、冷却水の入出口パ
イプが連通される(第6図)。
入口パイプから冷却水がカバー内に流入し、各プレート
間の冷却水路を流通してカバー内に戻り出口パイプから
流出する。潤滑油は、下段のプレートのスロット開口か
ら各プレート間の潤滑油路に流入しそのまま上段のプレ
ートのスロット開口を流出する。この間に、冷却水と潤
滑油とは、相互に熱交換する。なお、プレートの形状
は、特開昭61-223213号公報に示されるような、同心円
状に4つあるいは8つの開口を設けたディスク状のもの
を用いることもできる。
間の冷却水路を流通してカバー内に戻り出口パイプから
流出する。潤滑油は、下段のプレートのスロット開口か
ら各プレート間の潤滑油路に流入しそのまま上段のプレ
ートのスロット開口を流出する。この間に、冷却水と潤
滑油とは、相互に熱交換する。なお、プレートの形状
は、特開昭61-223213号公報に示されるような、同心円
状に4つあるいは8つの開口を設けたディスク状のもの
を用いることもできる。
このような構造の熱交換器は、各プレート間に冷却水路
と潤滑油路とが形成されので、冷却水と潤滑油とを別々
に取り出すための区画排出手段を必要とする。区画排出
手段は、省スペースの見地から上段のプレートに設けら
れる。従来例では、円環状のカバーを設け、その内部を
冷却水路に連通させるとともに外部を潤滑油路に連通さ
せ、両者を区画している。しかしながら、円環状のカバ
ーの内周底部の固着シールが不十分であると、冷却水と
潤滑油とが混合してしまうことになる。また、カバーと
プレートとの固着は、ろう付によりなされるが、カバー
内には、冷却水が流通するので、ろう材が腐蝕し、その
間に間隙を形成させ、シール不良をもたらすことがあ
る。
と潤滑油路とが形成されので、冷却水と潤滑油とを別々
に取り出すための区画排出手段を必要とする。区画排出
手段は、省スペースの見地から上段のプレートに設けら
れる。従来例では、円環状のカバーを設け、その内部を
冷却水路に連通させるとともに外部を潤滑油路に連通さ
せ、両者を区画している。しかしながら、円環状のカバ
ーの内周底部の固着シールが不十分であると、冷却水と
潤滑油とが混合してしまうことになる。また、カバーと
プレートとの固着は、ろう付によりなされるが、カバー
内には、冷却水が流通するので、ろう材が腐蝕し、その
間に間隙を形成させ、シール不良をもたらすことがあ
る。
多数のプレートを積重しその間に室A、Bを形成した熱
交換エレメントの上端面に、中央に開口を有しその周り
に3個の開口を設けた上プレートを固着し、開口のうち
の2個に連結パイプを接続し、残り開口を膨出部から成
る補強仕切板で囲った構造とした。
交換エレメントの上端面に、中央に開口を有しその周り
に3個の開口を設けた上プレートを固着し、開口のうち
の2個に連結パイプを接続し、残り開口を膨出部から成
る補強仕切板で囲った構造とした。
熱交換エレメントの上端面に出る冷却水は、直ちに連結
パイプを通って流出し、他方潤滑油は膨出部内に流出す
る。したがって、上端面に冷却水と潤滑油との室を形成
しその各々を区画して、冷却水と潤滑油を取り出すよう
にしたもののように、区画接合個所が多数とならず、シ
ールを損う機会が減少する。
パイプを通って流出し、他方潤滑油は膨出部内に流出す
る。したがって、上端面に冷却水と潤滑油との室を形成
しその各々を区画して、冷却水と潤滑油を取り出すよう
にしたもののように、区画接合個所が多数とならず、シ
ールを損う機会が減少する。
第1図〜第5図は、本考案のプレート型熱交換器10であ
り、熱交換エレメント11と補強仕切板12と連結パイプ13
が一体化されて成る。熱交換エレメント11は、中心孔14
を有しその周りに等間隔で4個の流通口15a、15b、15
c、15dを設けたディスク状のプレート16を多数積重して
成る。プレート16の中心孔14および最外周には、環状の
フランジ17、18が形成されており、また、流通口のう
ち、一対の15a、15cにも環状のフランジ19、20が設けら
れる。21は突起であり、22、23はプレート16より部厚な
上下プレートである。上プレート22には中央の開口30と
その周りに3個の開口24、24a、25が設けられ下プレー
ト23には、中央の開口の周りに、1個の開口が設けられ
ており、外周縁に環状溝29を有している。各プレート16
は、順次90゜ずつ、ずらして積層され、その間にたがい
に区画された2つの室A、Bを形成させる。
り、熱交換エレメント11と補強仕切板12と連結パイプ13
が一体化されて成る。熱交換エレメント11は、中心孔14
を有しその周りに等間隔で4個の流通口15a、15b、15
c、15dを設けたディスク状のプレート16を多数積重して
成る。プレート16の中心孔14および最外周には、環状の
フランジ17、18が形成されており、また、流通口のう
ち、一対の15a、15cにも環状のフランジ19、20が設けら
れる。21は突起であり、22、23はプレート16より部厚な
上下プレートである。上プレート22には中央の開口30と
その周りに3個の開口24、24a、25が設けられ下プレー
ト23には、中央の開口の周りに、1個の開口が設けられ
ており、外周縁に環状溝29を有している。各プレート16
は、順次90゜ずつ、ずらして積層され、その間にたがい
に区画された2つの室A、Bを形成させる。
熱交換エレメント11の上プレート22には、中央に膨出部
26から成る補強仕切板12が固着される。膨出部26には、
取付ボルトを挿着するための、通孔27が設けられる。上
プレート22の開口24、24aは最上段のプレート16の流通
口15a、15cに各々連通する。膨出部26内は、上プレート
22の残りの開口25と中央の開口30とが連通状態となる。
26から成る補強仕切板12が固着される。膨出部26には、
取付ボルトを挿着するための、通孔27が設けられる。上
プレート22の開口24、24aは最上段のプレート16の流通
口15a、15cに各々連通する。膨出部26内は、上プレート
22の残りの開口25と中央の開口30とが連通状態となる。
連結パイプ13、13は、上プレート22の開口24、24aに各
々接続される。最下段のプレート16の外周縁は、その下
に配置される下プレート23の環状溝29内に載置した状態
で組付けられる。第3図(イ)(ロ)のように、下プレ
ート23の外周を平坦とし、その上にプレート16の外周縁
を載置してもよい。このように組付けられたプレート型
熱交換器は、一体的に固着される。各接合部に、ろう材
を供給するか、あるいは各プレートに、ろう材たとえば
銅をメッキし、組付後炉中ろう付すれば、一体的なもの
が得られる。
々接続される。最下段のプレート16の外周縁は、その下
に配置される下プレート23の環状溝29内に載置した状態
で組付けられる。第3図(イ)(ロ)のように、下プレ
ート23の外周を平坦とし、その上にプレート16の外周縁
を載置してもよい。このように組付けられたプレート型
熱交換器は、一体的に固着される。各接合部に、ろう材
を供給するか、あるいは各プレートに、ろう材たとえば
銅をメッキし、組付後炉中ろう付すれば、一体的なもの
が得られる。
補強仕切板12の通孔27に取付用のボルトが挿着され、プ
レート型熱交換器が内燃機関に固着され使用に供され
る。通孔27は、ボルトの上端により密封される。
レート型熱交換器が内燃機関に固着され使用に供され
る。通孔27は、ボルトの上端により密封される。
熱交換エレメント11の室Aは、上プレート22の開口24、
24aに連通し、室Bは、下プレート23の中央の開口の周
りに設けられた前記開口と上プレート22の開口25に連通
する。
24aに連通し、室Bは、下プレート23の中央の開口の周
りに設けられた前記開口と上プレート22の開口25に連通
する。
冷却水は、連結パイプ13の一方から導入され、室A内を
流通して他方の連結パイプ13へ向け流出する。また、下
プレート23の中央の開口の周りの前記開口からは、潤滑
油が導入され、室B内を流通して、上プレート22の開
口25へ向け流れそこから膨出部27内に至り、さらに
下プレート23の中央の開口へ向け流出する。この間、
冷却水と潤滑油とは、たがいに熱交換する。
流通して他方の連結パイプ13へ向け流出する。また、下
プレート23の中央の開口の周りの前記開口からは、潤滑
油が導入され、室B内を流通して、上プレート22の開
口25へ向け流れそこから膨出部27内に至り、さらに
下プレート23の中央の開口へ向け流出する。この間、
冷却水と潤滑油とは、たがいに熱交換する。
本考案のプレート型熱交換器は、熱交換エレメントの上
端部で、潤滑油の流出路と冷却水の流出路とを区画する
のに、補強仕切板を設けるとともに上プレートの開口
に、連結パイプを固着した構造としたので、潤滑油と冷
却水とが効果的に区画され、シール性の良好なものとな
る。
端部で、潤滑油の流出路と冷却水の流出路とを区画する
のに、補強仕切板を設けるとともに上プレートの開口
に、連結パイプを固着した構造としたので、潤滑油と冷
却水とが効果的に区画され、シール性の良好なものとな
る。
第1図は、本考案の実施例の断面図、第2図は第1図の
平面図、第3図は第4図の他の例を示す一部拡大図、第
4図は熱交換エレメント断面図、第5図はプレートの平
面図である。第6図は、従来の熱交換器断面図である。 11…熱交換エレメント、12…補強仕切板 13…連結パイプ、24、24a、25…開口 26…膨出部
平面図、第3図は第4図の他の例を示す一部拡大図、第
4図は熱交換エレメント断面図、第5図はプレートの平
面図である。第6図は、従来の熱交換器断面図である。 11…熱交換エレメント、12…補強仕切板 13…連結パイプ、24、24a、25…開口 26…膨出部
Claims (1)
- 【請求項1】多数のプレートを積重しその間に室A、B
を形成させた熱交換エレメントの上端面に、中央の開口
とその周りに3個の開口を設けた上プレートを固着し、
該上プレートの開口のうち2個を室Aに連通させ残りの
開口を室Bに連通させ、室Aに連通する開口に連結パイ
プを連結するとともに室Bに連通する開口と上プレート
の中央の開口とを囲うように膨出部から成る補強仕切板
を位置させたプレート型熱交換器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1308187U JPH064223Y2 (ja) | 1987-01-30 | 1987-01-30 | プレ−ト型熱交換器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1308187U JPH064223Y2 (ja) | 1987-01-30 | 1987-01-30 | プレ−ト型熱交換器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63121270U JPS63121270U (ja) | 1988-08-05 |
JPH064223Y2 true JPH064223Y2 (ja) | 1994-02-02 |
Family
ID=30801808
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1308187U Expired - Lifetime JPH064223Y2 (ja) | 1987-01-30 | 1987-01-30 | プレ−ト型熱交換器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH064223Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2558019Y2 (ja) * | 1992-09-24 | 1997-12-17 | カルソニック株式会社 | オイルクーラ |
-
1987
- 1987-01-30 JP JP1308187U patent/JPH064223Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63121270U (ja) | 1988-08-05 |
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