JPH0639256Y2 - ヘッダパイプ - Google Patents
ヘッダパイプInfo
- Publication number
- JPH0639256Y2 JPH0639256Y2 JP1989042459U JP4245989U JPH0639256Y2 JP H0639256 Y2 JPH0639256 Y2 JP H0639256Y2 JP 1989042459 U JP1989042459 U JP 1989042459U JP 4245989 U JP4245989 U JP 4245989U JP H0639256 Y2 JPH0639256 Y2 JP H0639256Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- header pipe
- header
- insertion hole
- refrigerant
- passage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Branch Pipes, Bends, And The Like (AREA)
- Details Of Heat-Exchange And Heat-Transfer (AREA)
- Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本考案は、ヘッダパイプに関する。
［従来の技術］ 従来、第４図に示すように凝縮器９は、冷媒をコルゲー
トフィン11に囲まれている偏平冷媒管10に流すヘッダパ
イプ12、12′を有する。
トフィン11に囲まれている偏平冷媒管10に流すヘッダパ
イプ12、12′を有する。
第２図（Ａ）、（Ｂ）に示すように、この種の凝縮器の
ヘッダパイプ12、12′内に設けられるそらせ体は、ヘッ
ダパイプ12、12′の内周面に密着するように形成された
円盤状を呈する仕切り板８及び膨出部９から構成されて
いる。
ヘッダパイプ12、12′内に設けられるそらせ体は、ヘッ
ダパイプ12、12′の内周面に密着するように形成された
円盤状を呈する仕切り板８及び膨出部９から構成されて
いる。
また、第３図（Ａ）に示すように、係る仕切り板８をヘ
ッダパイプ12、12′内に取付けるための挿入穴７が、ヘ
ッダパイプ12、12′の外周面に穿設されていた。
ッダパイプ12、12′内に取付けるための挿入穴７が、ヘ
ッダパイプ12、12′の外周面に穿設されていた。
そして、第５図に示すように、そらせ体をヘッダパイプ
12、12′に挿入した後、ヘッダパイプ12、12′の挿入穴
７とそらせ体の膨出部９との接合部をろう付けによって
固定していた。
12、12′に挿入した後、ヘッダパイプ12、12′の挿入穴
７とそらせ体の膨出部９との接合部をろう付けによって
固定していた。
尚、挿入穴７の開口を塞ぐために、仕切り板８に膨出部
９が設けられ、ヘッダパイプ12、12′の挿入穴７と膨出
部９とを固定すると共に、冷媒流体の仕切り漏れ等を防
止してた。
９が設けられ、ヘッダパイプ12、12′の挿入穴７と膨出
部９とを固定すると共に、冷媒流体の仕切り漏れ等を防
止してた。
［考案が解決しようとする課題］ しかしながら、従来のヘッダパイプでは、外周面に穿設
された切込部に、単に、そらせ体を挿入して、切り込み
部の縁辺に片持支持される状態でろう付け等によって固
定するに過ぎないため、そらせ体の固定性に問題があっ
た。
された切込部に、単に、そらせ体を挿入して、切り込み
部の縁辺に片持支持される状態でろう付け等によって固
定するに過ぎないため、そらせ体の固定性に問題があっ
た。
特に、例えば凝縮器の製造工程において、そらせ体はヘ
ッダパイプ外周面に穿設された切り込み部に挿入される
が、その後の取り付け工程において衝撃等を受けた際
に、そらせ体がヘッダパイプから脱落することがあり、
また片支持されたそらせ体の自由端側がずれたままろう
付けされると、そらせ体とヘッダパイプ内周面の間、ま
たはそらせ体とヘッダパイプ切り込み部に間隙が生じ、
冷媒漏れを生じてしまうという欠点があった。
ッダパイプ外周面に穿設された切り込み部に挿入される
が、その後の取り付け工程において衝撃等を受けた際
に、そらせ体がヘッダパイプから脱落することがあり、
また片支持されたそらせ体の自由端側がずれたままろう
付けされると、そらせ体とヘッダパイプ内周面の間、ま
たはそらせ体とヘッダパイプ切り込み部に間隙が生じ、
冷媒漏れを生じてしまうという欠点があった。
即ち、ヘッダパイプの外周面に挿入穴を設け、その挿入
穴にそらせ体を挿入し、そらせ体をろう付け等により固
定する従来法では、仕切り漏れを完全に回避することは
構造的に不可能であった。
穴にそらせ体を挿入し、そらせ体をろう付け等により固
定する従来法では、仕切り漏れを完全に回避することは
構造的に不可能であった。
そこで、本考案の技術的課題は、上記欠点に鑑み、そら
せ体の脱落及びぶれを防止し、冷媒流体漏れを回避で
き、ヘッダパイプとそらせ体との固定強度を増加させ
て、ヘッダパイプを用いる凝縮器の製造の不良率の低減
が図れるヘッダパイプを提供することにある。
せ体の脱落及びぶれを防止し、冷媒流体漏れを回避で
き、ヘッダパイプとそらせ体との固定強度を増加させ
て、ヘッダパイプを用いる凝縮器の製造の不良率の低減
が図れるヘッダパイプを提供することにある。
［課題を解決するための手段］ 本考案によれば、冷媒流体を流す冷媒通路と連通する周
壁により周囲されて成る貫通路と、前記冷媒流体を前記
冷媒通路にそらせるためのそらせ体を前記貫通路に挿入
するために、前記周壁に穿設された挿入穴とを有するヘ
ッダパイプにおいて、 前記挿入穴と前記そらせ体との接触部の少なくとも一部
が、かしめられていることを特徴とするヘッダパイプが
得られる。
壁により周囲されて成る貫通路と、前記冷媒流体を前記
冷媒通路にそらせるためのそらせ体を前記貫通路に挿入
するために、前記周壁に穿設された挿入穴とを有するヘ
ッダパイプにおいて、 前記挿入穴と前記そらせ体との接触部の少なくとも一部
が、かしめられていることを特徴とするヘッダパイプが
得られる。
［実施例］ 本考案の実施例を図面を用いて説明する。
第１図（Ａ）に示すように、ヘッダパイプ12、12′に挿
入穴７と対向するヘッダパイプ12、12′の内周面にそら
せ体の一部を嵌合する溝３が形成されている。そして、
挿入穴７とそらせ体との接触部の一部を、例えば、ポン
チ１で叩いてその接触部の一部をかしめる。この時、同
時にそらせ体の一部が溝３に嵌合固定（圧挿）される。
尚、直接、そらせ体を叩いて、ヘッダパイプ12、12′の
内周面を凹ませてもよい。
入穴７と対向するヘッダパイプ12、12′の内周面にそら
せ体の一部を嵌合する溝３が形成されている。そして、
挿入穴７とそらせ体との接触部の一部を、例えば、ポン
チ１で叩いてその接触部の一部をかしめる。この時、同
時にそらせ体の一部が溝３に嵌合固定（圧挿）される。
尚、直接、そらせ体を叩いて、ヘッダパイプ12、12′の
内周面を凹ませてもよい。
第１図（Ｂ）は同様にヘッダパイプ内周面に溝がない場
合の断面図である。
合の断面図である。
第１図（Ｃ）、及び（Ｄ）に示されているヘッダパイプ
12、12′は、ヘッダパイプの軸方向に平行な直線上を数
回、ポンチ１で叩き、かしめられている。
12、12′は、ヘッダパイプの軸方向に平行な直線上を数
回、ポンチ１で叩き、かしめられている。
また、第１図（Ｅ）、及び（Ｆ）のヘッダパイプは、夫
々２か所、及び４か所がポンチ１で叩かれて、かしめら
れている。
々２か所、及び４か所がポンチ１で叩かれて、かしめら
れている。
従って、ヘッダパイプは、かしめられた箇所を有してい
るから、そらせ体の脱落及びぶれを防止し、冷媒流体漏
れを回避でき、ヘッダパイプ12、12′とそらせ体との固
定強度をも増加させている。
るから、そらせ体の脱落及びぶれを防止し、冷媒流体漏
れを回避でき、ヘッダパイプ12、12′とそらせ体との固
定強度をも増加させている。
尚、挿入穴７とそらせ体との接触部に隙間がある時は、
詰め物を挿入してからポンチ１で叩いてかしめる。
詰め物を挿入してからポンチ１で叩いてかしめる。
［考案の効果］ 本考案のヘッダパイプを用いると、そらせ体の脱落及び
ぶれを防止し、冷媒流体漏れを完全に回避でき、ヘッダ
パイプとそらせ体との固定強度を増加させて、ヘッダパ
イプを用いる凝縮器製造の不良率の低減が図れるという
効果がある。
ぶれを防止し、冷媒流体漏れを完全に回避でき、ヘッダ
パイプとそらせ体との固定強度を増加させて、ヘッダパ
イプを用いる凝縮器製造の不良率の低減が図れるという
効果がある。
第１図（Ａ）及び（Ｂ）は本考案の一実施例に係るヘッ
ダパイプの断面図、 第１図（Ｃ）〜（Ｆ）は本考案の一実施例に係るヘッダ
パイプの正面図、 第２図（Ａ）はそらせ体の正面図、 第２図（Ｂ）はそらせ体の側面図、 第３図（Ａ）は従来のそらせ体挿入前のヘッダパイプの
正面図、 第３図（Ｂ）は第３図（Ａ）のＡ−Ａ断面図、 第４図は本考案のヘッダパイプに係る凝縮機器の外観
図、 第５図は従来のそらせ体挿入後のヘッダパイプの正面図
である。 図中、 １…ポンチ、２…かしめた箇所、３…溝部、７…挿入
穴、８…仕切り板、９…膨出部、10…偏平冷媒管、11…
コルゲートフィン、12、12′…ヘッダパイプ、14、14′
…サイド・プレート、15、15′…キャップ。
ダパイプの断面図、 第１図（Ｃ）〜（Ｆ）は本考案の一実施例に係るヘッダ
パイプの正面図、 第２図（Ａ）はそらせ体の正面図、 第２図（Ｂ）はそらせ体の側面図、 第３図（Ａ）は従来のそらせ体挿入前のヘッダパイプの
正面図、 第３図（Ｂ）は第３図（Ａ）のＡ−Ａ断面図、 第４図は本考案のヘッダパイプに係る凝縮機器の外観
図、 第５図は従来のそらせ体挿入後のヘッダパイプの正面図
である。 図中、 １…ポンチ、２…かしめた箇所、３…溝部、７…挿入
穴、８…仕切り板、９…膨出部、10…偏平冷媒管、11…
コルゲートフィン、12、12′…ヘッダパイプ、14、14′
…サイド・プレート、15、15′…キャップ。
Claims (1)
- 【請求項１】冷媒流体を流す冷媒通路と連通する周壁に
より周囲されて成る貫通路と、前記冷媒流体を前記冷媒
通路にそらせるためのそらせ体を前記貫通路に挿入する
ために、前記周壁に穿設された挿入穴とを有するヘッダ
パイプにおいて、 前記挿入穴と前記そらせ体との接触部の少なくとも一部
が、かしめられていることを特徴とするヘッダパイプ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989042459U JPH0639256Y2 (ja) | 1989-04-13 | 1989-04-13 | ヘッダパイプ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989042459U JPH0639256Y2 (ja) | 1989-04-13 | 1989-04-13 | ヘッダパイプ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02133585U JPH02133585U (ja) | 1990-11-06 |
| JPH0639256Y2 true JPH0639256Y2 (ja) | 1994-10-12 |
Family
ID=31554022
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1989042459U Expired - Lifetime JPH0639256Y2 (ja) | 1989-04-13 | 1989-04-13 | ヘッダパイプ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0639256Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0740864Y2 (ja) * | 1989-12-27 | 1995-09-20 | 昭和アルミニウム株式会社 | 熱交換器 |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0245667Y2 (ja) * | 1985-10-14 | 1990-12-03 | ||
| JPH0612388Y2 (ja) * | 1987-08-07 | 1994-03-30 | 昭和アルミニウム株式会社 | 熱交換器 |
| JPH0648901Y2 (ja) * | 1988-09-22 | 1994-12-12 | 日立電線株式会社 | 大電流配線板 |
| JPH0254078U (ja) * | 1988-09-26 | 1990-04-19 |
-
1989
- 1989-04-13 JP JP1989042459U patent/JPH0639256Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02133585U (ja) | 1990-11-06 |
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