JPH10115U - ヘッダパイプ - Google Patents

ヘッダパイプ

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Publication number
JPH10115U
JPH10115U JP005878U JP587897U JPH10115U JP H10115 U JPH10115 U JP H10115U JP 005878 U JP005878 U JP 005878U JP 587897 U JP587897 U JP 587897U JP H10115 U JPH10115 U JP H10115U
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JP
Japan
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header pipe
deflector
insertion hole
header
refrigerant
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Pending
Application number
JP005878U
Other languages
English (en)
Inventor
健一 田辺
Original Assignee
サンデン株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by サンデン株式会社 filed Critical サンデン株式会社
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Publication of JPH10115U publication Critical patent/JPH10115U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 そらせ体の脱落及びぶれを防止し、冷媒流体
漏れを回避でき、ヘッダパイプとそらせ体との固定強度
を増加させて、ヘッダパイプを用いる凝縮器の製造の不
良率の低減が図れるヘッダパイプを提供すること。 【解決手段】 ヘッダパイプにおいて、挿入穴とそらせ
体との接触部の少なくとも一部が、かしめられている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ヘッダパイプに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、第4図に示すように凝縮器9は、冷媒をコルゲートフィン11に囲まれ ている偏平冷媒管10に流すヘッダパイプ12、12´を有する。
【0003】 第2図(A)、(B)に示すように、この種の凝縮器のヘッダパイプ12、1 2´内に設けられるそらせ体は、ヘッダパイプ12、12´の内周面に密着する ように形成された円盤状を呈する仕切り板8及び膨出部9から構成されている。
【0004】 また、第3図(A)に示すように、係る仕切り板8をヘッダパイプ12、12 ´内に取付けるための挿入穴7が、ヘッダパイプ12、12´の外周面に穿設さ れていた。
【0005】 そして、第5図に示すように、そらせ体をヘッダパイプ12、12´に挿入し た後、ヘッダパイプ12、12´の挿入穴7とそらせ体の膨出部9との接合部を ろう付けによって固定していた。
【0006】 尚、挿入穴7の開口を塞ぐために、仕切り板8に膨出部9が設けられ、ヘッダ パイプ12、12´の挿入穴7と膨出部9とを固定すると共に、冷媒流体の仕切 り漏れ等を防止していた。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のヘッダパイプでは、外周面に穿設された切込部に、単に 、そらせ体を挿入して、切り込み部の縁辺に片持支持される状態でろう付け等に よって固定するに過ぎないため、そらせ体の固定性に問題があった。
【0008】 特に、例えば凝縮器の製造工程において、そらせ体はヘッダパイプ外周面に穿 設された切り込み部に挿入されるが、その後の取り付け工程において衝撃等を受 けた際に、そらせ体がヘッダパイプから脱落することがあり、また片支持された そらせ体の自由端側がずれたままろう付けされると、そらせ体とヘッダパイプ内 周面の間、またはそらせ体とヘッダパイプ切り込み部に間隙が生じ、冷媒洩れを 生じてしまうという欠点があった。
【0009】 即ち、ヘッダパイプの外周面に挿入穴を設け、その挿入穴にそらせ体を挿入し 、そらせ体をろう付け等により固定する従来法では、仕切り漏れを完全に回避す ることは構造的に不可能であった。
【0010】 そこで、本考案の技術的課題は、上記欠点に鑑み、そらせ体の脱落及びぶれを 防止し、冷媒流体漏れを回避でき、ヘッダパイプとそらせ体との固定強度を増加 させて、ヘッダパイプを用いる凝縮器の製造の不良率の低減が図れるヘッダパイ プを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本考案によれば、冷媒流体を流す冷媒通路と連通する周壁により周囲されて成 る貫通路と、前記冷媒流体を前記冷媒通路にそらせるためのそらせ体を前記貫通 路に挿入するために、前記周壁に穿設された挿入穴とを有するヘッダパイプにお いて、 前記挿入穴と前記そらせ体との接触部の少なくとも一部が、かしめられている ことを特徴とするヘッダパイプが得られる。
【0012】
【実施例】
本考案の実施例を図面を用いて説明する。
【0013】 第1図(A)に示すように、ヘッダパイプ12、12´に挿入穴7と対向する ヘッダパイプ12、12´の内周面にそらせ体の一部を嵌合する溝3が形成され ている。そして、挿入穴7とそらせ体との接触部の一部を、例えば、ポンチ1で 叩いてその接触部の一部をかしめる。この時、同時にそらせ体の一部が溝3に嵌 合固定(圧挿)される。尚、直接、そらせ体を叩いて、ヘッダパイプ12、12 ´の内周面を凹ませてもよい。
【0014】 第1図(B)は同様にヘッダパイプ内周面に溝がない場合の断面図である。
【0015】 第1図(C)、及び(D)に示されているヘッダパイプ12、12´は、ヘッ ダパイプの軸方向に平行な直線上を数回、ポンチ1で叩き、かしめられている。
【0016】 また、第1図(E)、及び(F)のヘッダパイプは、夫々2か所、及び4か所 がポンチ1で叩かれて、かしめられている。
【0017】 従って、ヘッダパイプは、かしめられた箇所を有しているから、そらせ体の脱 落及びぶれを防止し、冷媒流体漏れを回避でき、ヘッダパイプ12、12´とそ らせ体との固定強度をも増加させている。
【0018】 尚、挿入穴7とそらせ体との接触部に隙間がある時は、詰め物を挿入してから ポンチ1で叩いてかしめる。
【0019】
【考案の効果】
本考案のヘッダパイプを用いると、そらせ体のの脱落及びぶれを防止し、冷媒 流体漏れを完全に回避でき、ヘッダパイプとそらせ体との固定強度を増加させて 、ヘッダパイプを用いる凝縮器製造の不良率の低減が図れるという効果がある。
【0020】 また、後工程においてろう付けを行う際、ヘッダパイプの周壁面を平坦にする ように、かしめられた箇所としての凹みにろうがそれぞれ埋め込まれ、確実にろ う付けが行えるという効果を奏する。
【0021】 言い換えると、本考案では、ヘッダパイプに挿入・嵌合されたそらせ体と挿入 穴の一対の縁とが接触する一対の接触部のそれぞれが、かしめられるから、ろう 付け前の仮止めを確実に行うことで、そらせ体のズレや抜けを防止し、その結果 として、ろう付けを良好に行うことができ、この部分からの冷媒流体の漏れを防 止出来るという効果がある。
【提出日】平成9年8月4日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】
【課題を解決するための手段】
本考案によれば、冷媒流体を流す冷媒通路と連通する周壁により周囲されて成 る貫通路と、前記冷媒流体を前記冷媒通路にそらせるための厚みを持つそらせ体 を前記貫通路に挿入するために、軸方向に直交する方向に前記厚みに相当するス ロット幅だけ離間し湾曲した一対の縁を形成するように前記周壁に穿設された挿 入穴を有するヘッダパイプにおいて、 前記そらせ体は、前記挿入穴に挿入・嵌合され前記一対の縁と接触する一対の 接触部を備え、前記ヘッダパイプの周壁面における軸方向に平行な一直線上で前 記一対の縁の一方と交差する箇所と、該一直線と離間した他の直線上で前記一対 の縁の他方と交差する箇所とにおける前記接触部のそれぞれが、かしめられてい ることを特徴とするヘッダパイプが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)及び(B)は本考案の一実施例に係るヘ
ッダパイプの断面図、(C)〜(F)は本考案の一実施
例に係るヘッダパイプの正面図である。
【図2】(A)はそらせ体の正面図、(B)はそらせ体
の側面図である。
【図3】(A)は従来のそらせ体挿入前のヘッダパイプ
の正面図、(B)は(A)のA−A断面図である。
【図4】本考案のヘッダパイプに係る凝縮機器の外観で
ある。
【図5】従来のそらせ体挿入後のヘッダパイプの正面図
である。
【符号の説明】
1 ポンチ 2 かしめた箇所 3 溝部 7 挿入穴 8 仕切り板 9 膨出部 10 偏平冷媒管 11 コルゲートフィン 12、12´ ヘッダパイプ 14、14´ サイドプレート 15、15´ キャップ
【手続補正書】
【提出日】平成9年8月4日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【実用新案登録請求の範囲】

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷媒流体を流す冷媒通路と連通する周壁
    により周囲されて成る貫通路と、前記冷媒流体を前記冷
    媒通路にそらせるためのそらせ体を前記貫通路に挿入す
    るために、前記周壁に穿設された挿入穴とを有するヘッ
    ダパイプにおいて、 前記挿入穴と前記そらせ体との接触部の少なくとも一部
    が、かしめられていることを特徴とするヘッダパイプ。
JP005878U 1997-07-07 1997-07-07 ヘッダパイプ Pending JPH10115U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP005878U JPH10115U (ja) 1997-07-07 1997-07-07 ヘッダパイプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP005878U JPH10115U (ja) 1997-07-07 1997-07-07 ヘッダパイプ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10115U true JPH10115U (ja) 1998-05-06

Family

ID=18527838

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP005878U Pending JPH10115U (ja) 1997-07-07 1997-07-07 ヘッダパイプ

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JP (1) JPH10115U (ja)

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Date Code Title Description
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20000216