JPH0635141U - 食品用包装体 - Google Patents

食品用包装体

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JPH0635141U
JPH0635141U JP071692U JP7169292U JPH0635141U JP H0635141 U JPH0635141 U JP H0635141U JP 071692 U JP071692 U JP 071692U JP 7169292 U JP7169292 U JP 7169292U JP H0635141 U JPH0635141 U JP H0635141U
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JP
Japan
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food
sheet
packaging
package
fried
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Withdrawn
Application number
JP071692U
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English (en)
Inventor
和郎 荘保
雅教 柴崎
忠義 山崎
為宇 内田
Original Assignee
冨士シール工業株式会社
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Publication date
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  • Packging For Living Organisms, Food Or Medicinal Products That Are Sensitive To Environmental Conditiond (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 店頭販売されている既に調理された揚げ物惣
菜や、生肉、鮮魚等の食品を直接包装する包装体におい
て、包装体制の物流上の問題等がなく、コスト的にも安
価で、且つ、内部食品の認識が可能で、会計処理も容易
な食品用包装体を提供することにある。 【構成】 食品1 を直接包装する食品用包装体におい
て、上面部が前記食品1 を目視可能とする上部シート2
からなり、下面部がその両側面にガゼット部3 を有する
下部シート4 から構成されている。

Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は、例えば、既に調理された天ぷら、から揚げ、あるいは餃子等の揚げ 物惣菜や、精肉、鮮魚等の包装に最適な食品用包装体に関する。
【0001】
【従来の技術】
従来、例えば、店頭販売されている調理された天ぷら、から揚げ、あるいは餃 子等の揚げ物惣菜はポリエチレン(PE)袋、若しくはPEと紙の積層袋、フー ドパック等からなる包装体で包装されていた。
【0002】 また、生肉、鮮魚等はリジットな成形トレーに別工程で盛り付け、更に別工程 でストレッチフィルムでラッピングを行っているか、或いは成形トレーのフラン ジ部のみオーバーフィルムをトリムシールして包装していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、前記包装体としてPEと紙の積層袋を使用した場合は、外方から内 部が目視できないため、内部食品の認識がうまく行えず、会計処理も困難であっ た。
【0004】 また、前記包装体として成形トレーを使用した場合は、包装される食品の種類 や大きさ、数の違いによって大きさや深さの異なる成形トレーを適宜使用しなけ ればならず、数種類の包装工程ラインが必要となり、コスト的にも大変高価なも のとなっていた。
【0005】 本考案は、上記従来の問題点に鑑みてなされたもので、特に店頭販売されてい る既に調理された揚げ物惣菜や、生肉、鮮魚等の食品を直接包装する包装体にお いて、包装体制の物流上の問題等がなく、コスト的にも安価で、且つ、内部食品 の認識が可能で、会計処理も容易な食品用包装体を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案が上記問題を解決するために講じた技術的手段は以下の通りである。
【0007】 即ち、食品1 を直接包装する食品用包装体において、上面部が前記食品1 を目 視可能とする上部シート2 からなり、下面部がその両側面にガゼット部3 を有す る下部シート4 からなることを特徴としている。
【0008】
【作用】
本考案の包装体においては、上面部を食品1 が目視できる上部シート2 で構成 しているので、食品1 を包装体の外方から確認することができ、会計処理の際の 製品の認識が容易となる。
【0009】 また、下面部を両側面にガゼット部3 を有する下部シート4 で構成しているの で、包装される食品の大小及び多寡により厚み幅を広狭自在にすることができ、 同じ包装体にてあらゆる食品の包装が可能である。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の一実施例について図面に従って説明する。
【0011】 <第一実施例> 本考案の第一実施例として、特に包装される食品が既に調理された天ぷら、か ら揚げ、あるいは餃子等の揚げ物惣菜1 を包装する揚げ物惣菜用の包装体を挙げ て説明する。
【0012】 第一実施例の包装体は、図1〜図3に示すように、一面(この面を便宜上、上 面部とする。)を、透明,或いは内部認識ができる範囲内の半透明な上部シート 2 で構成し、他面(この面を便宜上、下面部とする。)をその両側面にガゼット 部3 を有し、且つ通気性,耐水性,耐油性を有する下部シート4 で構成している 。
【0013】 図2で示すように、前記側面に設けられたガゼット部3 の両最上側片5 は、他 の蛇腹状に折り込まれた下側片6 より幅広に突設され、該両最上側片5 の端と前 記上部シート2 の両側端部(サイド側7 )で熱溶着され、また、図3で示すよう に、該側端部以外の周縁部(トップ側8 )も熱溶着されている。
【0014】 前記ガゼット部3 は、揚げ物惣菜1 の収納量を増大させると共に前記揚げ物惣 菜1 と前記上部シート2 内面とをできるだけ当接しないようにすることで、揚げ 物惣菜1 に生じるべとつきを防止している。
【0015】 また、前記ガゼット部3 は、揚げ物惣菜1 の大きさや数に適合させ、図4に示 すように、幾つかの折りを設けて蛇腹状にしたものでも勿論良い。
【0016】 前記上部シート2 としては、例えば、透明性に優れたポリ塩化ビニル(PVC )や、ポリ塩化ビニリデン(PVDC)等が挙げられるが、廃棄処理を考慮して 、透明性を有する二軸延伸ポリプロピレン(OPP)とヒートシール性に優れた PEとの二層フィルムよりなるシートや、ポリエチレンテレフタレート(PET )とPEとの二層フィルムよりなるシート等が使用されている。
【0017】 前記のような素材により構成された上部シート2 は透明性が大であるので、揚 げ物惣菜1 を該シート2 の上から目視することができ、陳列効果を大とするばか りでなく、会計処理の際の製品の認識が容易となる。
【0018】 また、前記上部シート2 としては、防曇性を有するシートを使用するのが更に 、好ましい。
【0019】 下部シート3 としては、例えば、紙,ポリオレフィン系等の樹脂フィルム(P Eなど)、或いは不織布よりなる微多孔性のシート等が使用されている。
【0020】 上記の構成からなる揚げ物惣菜用包装体においては、揚げ物惣菜1 がまだ調理 されて間もなく、温かい時に包装されたものであっても、包装体の下面部の下部 シート4 が通気性を有するものであるため、該揚げ物惣菜1 自体から発生する水 蒸気は外部に発散され、蒸発水分が包装体内で結露してべとつきが生じることが ない。
【0021】 また、前記下部シート4 が耐油性を有するものであるため、前記揚げ物惣菜1 は油性分を保持でき、乾燥状態となることもない。
【0022】 更に、前記揚げ物惣菜1 を電子レンジで再加熱調理してから食しようとした際 も、前記下部シート4 が通気性を有するものであるため、前記惣菜1 の有する水 分を充分蒸発させることができると共に、該シート3 が耐水性、且つ耐油性を有 するものであるため、惣菜1 内の水分、或いは油成分が外部ににじみでて、しっ とりべとついた状態となることもない。
【0023】 また、前記揚げ物惣菜用の包装体は、ガゼット部3 を有しているので、惣菜1 の大小及び多寡により厚み幅を広狭自在にすることができ、同じ包装体にてあら ゆる惣菜1 の包装が可能である。
【0024】 <第二実施例> 本考案の第二実施例として、生肉、鮮魚を包装するための包装体を挙げて説明 する。
【0025】 第二実施例の包装体の形状は、図1〜図3に示す第一実施例と同様であり、上 部シートと、両側面にガゼット部を有する下部シートから構成されている(図示 省略)。
【0026】 第二実施例の下部シートは、断熱性、ドリップ吸収性、加飾性等を有するシー トであり、例えば、高吸水性ポリマーを包含した吸水フィルムと白色PEフィル ムとの二層積層体フィルムを使用すれば、生肉、鮮魚などの切身からのドリップ を吸収でき、その結果、鮮度の維持、うま味の向上、冷凍時の組織破壊防止、変 色防止等の効果が得られ、商品価値の向上が可能となる。
【0027】 勿論、上記第二実施例の場合も、上部シートは、目視可能の透明、或いは半透 明シートを使用する。
【0028】 上述のように、本考案の食品用包装体は被包装体である食品の種類、用途など によって、上部シート及び下部シートをガスバリヤー性、防湿性、耐熱性、吸油 性、通気性等を考慮して、各種素材のシートより適宜選択し、下部シート側にガ ゼット部を設けて熱溶着し、成形させればよい。
【0029】 以下、その成形方法の一例として、肉9 を大量に包装する工程について説明す 。
【0030】 図5に示すように、上部シート2 及び下部シート4 を適宜箇所にセッティング し、先ず、下部シート4 にジェットプリンター10にてピッチ11のマーキングを行 う。
【0031】 次に、ガゼット成形装置12の抑えローラ12' で前記下部シート4 の両側面中央 寄り部を押し下げ、ガゼット折り本体12" にて両側面にガゼット部3 を設ける。 次に、マーキングされたピッチ11間に肉9 を盛り付け載置する。 次に、上部シート2 を上面部から覆い、ロータリーサイドシーラー13中を通過 させてサイド側7 を熱溶着させる。
【0032】 最後に、Vノッチ付きシールカット装置14にてカットすると共に、トップ側8 をシールして包装を完成させる。 尚、上記一連の工程は前記下部シート4 をバキューム搬送にて物流させるだけ の簡単なものである。
【0033】 この際、前記第一実施例及び第二実施例のように、ガゼット部3 の両最上側片 5 のみを突設させて、該両最上側片5 と前記上部シート2 のサイド側7 を熱溶着 させると溶着効率もよく、また、収納スペースの拡大にもなるので、包装される 食品の大小及び多寡により厚み幅を広狭自在にすることができ、同じ包装体にて あらゆる食品の包装が可能である。
【0034】 尚、例えば、第一実施例での揚げ物惣菜1 の中でも、特に店頭で料理し、販売 している食品を包装しなければならない場合などは、前記工程の盛り付け工程を 除き、カット工程の際に、トップ側の一方のみをシーリングし、他方を開口状態 にしたままの包装体として成形を完成させておき、包装する時に、該包装体の開 口部から揚げ物惣菜1 を収納させ、小型シーラ等で該開口部をヒートシールさせ ればよい。
【0035】
【考案の効果】
本考案の食品用包装体は、上面部を食品を目視可能とする上部シートから構成 させているので、該シートを上面側に使用すると食品を包装体の外方から確認す ることができ、会計処理の際の製品の認識が容易となると共に陳列効果も大とな る。
【0036】 また、下面部を適宜素材にて構成させた下部シート、その両側面にガゼット部 を設けさせているので、包装される食品の大小及び多寡により厚み幅を広狭自在 にすることができ、同じ包装体にてあらゆる食品の包装が可能である。特にガゼ ット部の両最上側片のみを上部シートのサイド側で熱溶着させた包装体において は溶着効率の向上及び収納スペースの拡大となる。
【0037】 更に、本考案の食品用包装体は、包装工程も簡単で、コスト的にも安価なもの となり得ると共に、食品の風味を常時保持でき、食品の商品価値を低下させる恐 れはまったくない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第一実施例を示す正面図。
【図2】同断面図。
【図3】同斜視図。
【図4】同第二実施例を示す断面図。
【図5】同包装工程を示す説明図。
【符号の説明】
1 揚げ物惣菜 2 上部シート 3 ガゼット部 4 下部シート 5 ガゼット部両最上側片 9 肉 12 ガゼット成形装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 内田 為宇 東京都千代田区外神田5丁目1番2号 株 式会社フジシール内

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 食品(1) を直接包装する食品用包装体に
    おいて、上面部が前記食品(1) を目視可能とする上部シ
    ート(2) からなり、下面部がその両側面にガゼット部
    (3) を有する下部シート(4) からなることを特徴とする
    食品用包装体。
  2. 【請求項2】 前記下部シート(4) のガゼット部(3) の
    両最上側片(5) は他の下側片(6) より幅広で、且つ前記
    上部シート(2) の両側端部(7) と溶着されてなることを
    特徴とする請求項1記載の食品用包装体。 【0001】
JP071692U 1992-10-14 1992-10-14 食品用包装体 Withdrawn JPH0635141U (ja)

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ID=13467856

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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