JPH06344125A - 自動注湯装置 - Google Patents

自動注湯装置

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JPH06344125A
JPH06344125A JP16744993A JP16744993A JPH06344125A JP H06344125 A JPH06344125 A JP H06344125A JP 16744993 A JP16744993 A JP 16744993A JP 16744993 A JP16744993 A JP 16744993A JP H06344125 A JPH06344125 A JP H06344125A
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JP
Japan
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pouring
value
molten metal
ladle
amount
Prior art date
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Pending
Application number
JP16744993A
Other languages
English (en)
Inventor
Jiro Sato
二朗 佐藤
Taketoshi Yoshida
健逸 吉田
Koichi Sakano
厚一 阪野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TOWA KIKO KK
Original Assignee
TOWA KIKO KK
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Publication date
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  • Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 各注湯毎の設定注湯量を、前回の注湯量の誤
差分だけ補正して設定し、これによって、制御上の困難
さを回避して、より安定した且つ確実に精度を上げるこ
とのできる自動注湯が実現できる自動注湯装置を提供す
る。 【構成】 注湯量誤差累積値演算器36を備え、この演
算器36にて、実際に行なわれた注湯量と注湯量設定器
34からの設定注湯量との差を求める。この注湯量の誤
差は、注湯量設定器34に入力し、次の注湯のための注
湯設定量とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として、鋳鉄、鋳
鋼、銅、アルミなどの溶融金属(溶湯)を取鍋から鋳型
などに注湯する際の注湯量を正確に制御することのでき
る自動注湯装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、連続鋳造作業などにおいて、鋳
鉄、鋳鋼、銅、アルミなどの溶湯を取鍋から鋳型などに
注湯する際、取鍋を傾けて出湯口から注湯する注湯装置
及びゲートの開閉で取鍋の底の出湯口から注湯する注湯
装置が知られている。
【0003】このような注湯装置では、取鍋などの出湯
口の周辺に、高粘度流体の被膜が付着したり、或は、酸
化反応などで生じて、所謂「ノロ」などが付着したり、
場合によっては、長期の使用により出湯口が損傷したり
して、当初にティーチング或は一定の速度パターンで決
めた出湯流線と異なった出湯割合となり、例えば、取鍋
を所定の速度で傾動したとしても、各注湯毎にその注湯
量に誤差を生じることがある。
【0004】このため、本特許出願人は、既に、特公昭
58−56670号公報に開示するように、注湯装置の
重量の変動値を測定することにより自動計量を行ない正
確な注湯量設定を可能として自動注湯装置を提案した。
又、本特許出願人は、特開昭62−57758号公報に
開示されるように、溶湯の流出割合の経時的変化量を、
取鍋の表面積或は重量の変化割合として求め、これによ
って、各注湯毎の取鍋の傾斜速度を制御し、取鍋の内部
形状、溶湯の体積、表面積などに左右されない自動注湯
を実現した。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記自
動注湯装置及び方法も実用に際して問題がある。即ち、
上述のような自動注湯で取扱う溶湯は、高い粘性を持つ
ため、計測時のレスポンス遅れが問題となり、計量誤差
の原因となっている。
【0006】本発明者らは、注湯を連続して行う場合、
出湯口の損傷及びノロの付着状態は、注湯作業の経過に
従って次第に進行する傾向がある点に着目し、そして、
例えば、n回目の注湯の際における設定注湯量と実際の
注湯量との誤差が、+αであったなら、次の注湯である
n+1回目の注湯のための注湯設定量を、その誤差分だ
け補正すれば、上記従来の方法に比べ、制御上の困難さ
を回避して、より安定した且つ確実に精度を上げること
ができると考えた。本発明は斯かる本発明者らの新規な
考えに基づき成されたものである。
【0007】本発明の目的は、各注湯毎の設定注湯量
を、前回の注湯量の誤差分だけ補正して設定し、これに
よって、制御上の困難さを回避して、より安定した且つ
確実に精度を上げることのできる自動注湯が実現できる
自動注湯装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
自動注湯装置にて達成される。要約すれば、本発明は、
取鍋内の溶湯或は溶湯を含んだ取鍋の総重量を検出する
荷重検出器と、取鍋からの注湯量を設定する注湯量設定
器と、前記荷重検出器により検出される実荷重値から、
前記注湯量設定器に設定されている注湯量設定量を減算
してその値を記憶する減算値記憶器と、前記荷重検出器
からの実荷重値と前記減算値記憶器からの減算値とを比
較し、実荷重値が前記減算値記憶器からの減算値と同じ
になった時点で、前記取鍋の注湯作業を停止するための
湯切り信号を出力する比較器と、取鍋から実際に注湯さ
れた注湯量と前記注湯量設定器に設定された設定注湯量
との差を計算して注湯量誤差を求め、この注湯量誤差を
前記注湯量設定器に入力して、次の注湯のための新しい
注湯量設定量とする注湯量誤差累積値演算器とを有する
ことを特徴とする自動注湯装置である。
【0009】
【実施例】以下、本発明に係る自動注湯装置を図面に則
して更に詳しく説明する。
【0010】図1は、本発明の注湯装置の一実施例を概
略例示する。取鍋1は、任意の形状とし得るが、本実施
例では、広く鋳造工場で使用されている概略円筒形状を
した、傾動自在の取鍋とされる。該取鍋1は、一般にカ
ラス口と呼ばれる注湯口2を有し、又本実施例では取鍋
1の大略中央部に形成された支持部1aに、該取鍋1か
ら垂直に外方向に突出して回転軸4が固定される。該回
転軸4は基台(図示せず)に回転自在に取付けられる。
【0011】上記説明では取鍋1と支持部1aとは一体
としたが、取鍋1と支持部1aとを別部材にて構成し、
取鍋1が支持部1aに着脱自在に取付けられる構成にし
てもよい。
【0012】回転軸4には被駆動歯車6が固着され、該
被駆動歯車6には、例えばサーボモータMのような駆動
手段の出力軸8に固定された駆動歯車10が噛合する。
駆動モータMの正逆両方向での駆動制御は、駆動制御装
置20を介して行なわれる。
【0013】又、本発明の自動注湯装置は、注湯制御装
置30を備えている。この注湯制御装置30は、図2を
参照すると理解されるように、取鍋1内の溶湯或は溶湯
を含んだ取鍋1の総重量を検出する荷重検出器31と、
取鍋1から鋳型への注湯量を設定する注湯量設定器34
と、荷重検出器31により検出される実荷重値から、注
湯量設定量を減算して記憶する減算値記憶器35と、荷
重検出器31からの実荷重値と減算値記憶器35からの
減算値とを比較する比較器33とを有する。
【0014】更に、本発明に従えば、注湯制御装置30
は、取鍋1から鋳型への実際の注湯量と注湯量設定器3
4に設定された設定注湯量との重量差、即ち、注湯量誤
差を演算する注湯量誤差累積値演算器36を有する。こ
の注湯量誤差累積値演算器36からの誤差累積値は、注
湯量設定器34に入力される。
【0015】次に、注湯制御装置30の作用について更
に説明すると、荷重検出器31からの信号は、荷重検出
増幅器32により増幅された後実荷重値として比較器3
3の一方の入力端に入力される。又、減算値記憶器35
には、各注湯毎に、注湯開始直前信号として入力される
荷重検出器31からの実荷重信号と、注湯量設定器34
からの注湯設定量とが入力され、この量信号の差が演算
され、記憶される。この減算値は、前記比較器33の他
方の入力端に入力される。比較器33は、実荷重値が減
算値記憶器35からの減算記憶値と同じ値、即ち、湯切
り開始荷重値となった時点で、湯切り信号を出力し、こ
の信号をモータ駆動制御装置20に送信する。制御装置
20は、駆動モータMに湯切りのための制御信号を送信
し、例えば取鍋1の逆方向への傾動を開始させる。取鍋
1が所定位置に傾動し、湯切りが完了すると、注湯終了
となる。注湯終了信号は、取鍋1の回転角度を直接検知
するとか、例えば駆動モータMの駆動パルス数などを検
知するなどによって得られ、この注湯終了信号は、注湯
制御装置30にも入力される。
【0016】本発明に従えば、前記注湯量誤差累積値演
算器36には、荷重検出器31からの実荷重値が入力さ
れ、注湯開始直前信号により、そのときの実荷重値が記
憶される。又、前記注湯量誤差累積値演算器36は、注
湯終了信号により、その時の実荷重値を記憶し、注湯開
始時の実荷重値と注湯終了時の実荷重値とから、各注湯
時毎の実際の注湯量を演算して求める。次いで、この実
際の注湯量と、前記注湯量設定器34に設定されている
注湯量設定値との差、即ち、誤差累積値を求め、これを
記憶する。この誤差累積値は、前記注湯量設定器34に
入力され、次回の注湯の際の新しい注湯量設定値とな
る。
【0017】つまり、本発明によると、n回目の注湯の
際における設定注湯量と実際の注湯量との誤差が、+α
であった場合には、n+1回目の注湯のための注湯設定
量がその誤差分だけ補正される。この制御方法は、従来
の方法に比べ、制御上の困難さがなく、より安定した且
つ確実なしかも高精度の制御を可能とする。
【0018】なお、本発明のように、注湯量誤差累積値
演算器36で得られた誤差累積値を、そのまま、注湯量
設定器34にフィードバックすると、自動制御理論では
発振に至ることが知られている。従って、本発明におい
ては、実際には、誤差累積値に0.5〜0.7の係数を
乗じた値を注湯設定器34に入力することにより、制御
系の安定と精度の向上を実現することができた。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る自動
注湯装置は、注湯量誤差累積値演算器を備え、n回目の
注湯の際における設定注湯量と実際の注湯量との誤差
が、+αであった場合には、この信号を注湯量設定器に
入力し、n+1回目の注湯のための注湯設定量をその誤
差分だけ補正する構成とされるので、従来の方法に比
べ、制御上の困難さがなく、より安定した且つ確実なし
かも高精度の制御が可能となり、より正確な自動注湯を
実現できるという優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動注湯装置の一実施例を示す概
略斜視図である。
【図2】注湯制御装置の構成を示す概略ブロック図であ
る。
【符号の説明】
30 注湯制御装置 31 荷重検出器 32 荷重検出増幅器 33 比較器 34 注湯量設定器 35 減算値記憶器 36 注湯量誤差累積値演算器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取鍋内の溶湯或は溶湯を含んだ取鍋の総
    重量を検出する荷重検出器と、取鍋からの注湯量を設定
    する注湯量設定器と、前記荷重検出器により検出される
    実荷重値から、前記注湯量設定器に設定されている注湯
    量設定量を減算してその値を記憶する減算値記憶器と、
    前記荷重検出器からの実荷重値と前記減算値記憶器から
    の減算値とを比較し、実荷重値が前記減算値記憶器から
    の減算値と同じになった時点で、前記取鍋の注湯作業を
    停止するための湯切り信号を出力する比較器と、取鍋か
    ら実際に注湯された注湯量と前記注湯量設定器に設定さ
    れた設定注湯量との差を計算して注湯量誤差を求め、こ
    の注湯量誤差を前記注湯量設定器に入力して、次の注湯
    のための新しい注湯量設定量とする注湯量誤差累積値演
    算器とを有することを特徴とする自動注湯装置。
JP16744993A 1993-06-13 1993-06-13 自動注湯装置 Pending JPH06344125A (ja)

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JP16744993A JPH06344125A (ja) 1993-06-13 1993-06-13 自動注湯装置

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Cited By (3)

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